私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪216(前編)~マンガの枠は越えられないけれども、あいまいにすることはできる~
9月14日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪216(前編)に更新されました。
途中でおかしな入れ替えがあったせいで、なんだかわかりづらい感じになってしまいましたが、
今回は喪215の
このシーンからの続きになります。
つまり、今回はまるごと「上映」の話ということです。まずはそこを踏まえておきましょうw
いやあ、最初に読んだときは大胆なことをするなあと思いましたよ。
作中作というのはミステリなどで今では割と見るギミックですけど、その分リスクも多い手法ですから。
場合によっては混乱を招いたり構成として破綻するケースもあるので、かなり勇気のいる方法だと思うんですよね。
映画の話が出た当初から今回のことを想定していたかはわかりませんが、なんとなくもこっちの言っていた「疑似的青春」の問題が形を変えてこうなったんじゃないかという気がします。
ただ、単純にメタ構造だとは言い難い感じがあります。
それよりは映画シミュレーションというか、体験型アトラクション的な趣向の方が強いのではないでしょうか。
まるで映画のスクリーンを模しているかのように、全ページにわたって均等な四段組みにしているのもそういう意図があるように感じます。
今回はいわば、「わたモテであってわたモテでない」回です。
ここで繰り広げられる話は、あくまで「もこっちが書いた台本」の世界ということを毛頭に置いておいたほうがいいかもしれませんね。
それでは、さっそく見てまいりましょう!
けっきょく会場内に戻るのはいたたまれなくて、体育館の外でたそがれるもこっちw
自分の作品が上映されるというのに、その場にもいないというのは相当落ち込んでいますね。
喪152「モテないし(・_・)と」(コミックス16巻)のうっちーをちょっと思い出しました。
そんな彼女をだた黙って見守るネモがいいですね。まあさすがに一人残して会場に戻るわけにもいかないでしょうけどw
というわけで、今回は「モテないし映画を上映する(前編)」。
ずいぶんストレートなタイトルですが、それはつまり、前回(喪215)のもこっちの「自作自演」計画が完全になくなったことを意味します。
体育館の裏でしょげているもこっちとタイトルが重なるのがなんだか皮肉でもありますね。
今回で一番謎なシーン。
なぜここにきーちゃんが座っているのかまったくもってわかりませんw
というか、なんでこの場にいられるのかw
蛍輝祭は二日間にわたって開かれますが、一日目は生徒のみで一般客は二日目から入場可能なはずなんですよ。(コミックス3巻;喪21「モテないし文化祭に参加する」参照)
まだ中学生であるきーちゃんは、一日目には入れないはずなんです。
制服はおそらく雫ちゃんに借りたんでしょうが(喪192で雫ちゃんが電話の相手から「お願い」されていたのは、このことなのかもしれない)、それにしてもそれだけでこうも簡単に潜り込めるものでしょうか。この学校のセキュリティはいったいどうなっているんだw
てか、周りの子たちも気づかないんでしょうかね? もしかしたらクラス全体にも話をつけているとか?
それとも自分の仲間以外はまったく興味がない子たちなんでしょうか。
きーちゃんの前の子以外はみんなメイド服のような恰好をしているので、おそらく同じクラスの激辛メイド喫茶の子たちなはずですが……
平沢と隣にいるあの子誰?と普通はなるかと思うんですけどねえ。
さすがにこれは今後の伏線でしょう。そうでないと怒りますよw
なぜ一般入場の2日目ではなく、1日目に潜入しないといけなかったのか。その理由が明らかになる日を心待ちにしたいと思います!
個人的ベストシーン。
変にアバンなどを入れずに最初にずばっとタイトルがくるあたりは、なんだかいさぎよい感じがします。
また、黒板に白チョークというのがいいじゃないですかw
鼻の奥がつーんとなるような粉くさい青春像がよみがえってくるかのようです。
ところどころ、うっすら汚れているところがまたリアルですよね。チョークの匂いまで漂ってきそうです。
そして「こういう青春」というタイトル。
すっごく素人が考えに考えた末の感じがするんですよ。けっしておざなりではなく、最終的にここにたどり着いたというニュアンスがあって、それがまたリアルというかもこっちらしいなあと思うんですね。
誇るのでもなく、かといって卑下するわけでもなく、ただそのままポーンと投げかけるような。
これは商業映画では出てこないでしょう。学園祭の自主映画ならではの肌触りがあるんです。
また、筆致もなんとも言えない味わいがありますね。上手過ぎず下手過ぎず、本当絶妙なところに収まっている感じがいいなあと思うわけです。
「こういう」と「青春」の間がすこし空いているのがまたいいじゃないですか。そこに躊躇いとか屈託とか、青春ならではの葛藤が感じられるんです。青春という言葉を書く時の気恥ずかしさみたいなものがそこにはあるんですよね。
ここは、喪202「モテないし映画を撮り始める。(後編)」の
この場面とそれぞれの座る位置が変わっています。
考えてみれば、あの時は「本番じゃなかった」んですよね。
ただ、本番のつもりで撮っていくはずだった喪204「モテないし文化祭までもう少し(後編)」の
ここでも、ネモと加藤さんが向い合せになっていて、小宮山さんだけが単独の机になっているところからすると、後から撮り直したのかもしれません。
ネモの死亡エンドから逆算して最終的にネモが外れるこの配置になったんでしょうか。
喪210「モテないし文化祭準備(中編)」であとから追加で(?)撮影した
このシーンでは映画の通りの配置になっているので、この時全体的に撮り直した可能性もあるかも。
今回は撮影風景と見比べると面白いと思いますね。
あの時撮っていたあのシーンは映画だとこうなるのかとか、ある意味「答え合わせ」をする趣があって楽しいですよ。
ここでは、小見川さんのセリフが微妙に変わっています。(喪202「モテないし映画を撮り始める。(後編)」のこのシーンを参照)
なんの養成所だよ…キモチ悪いな…
↓
なんの養成してんだよ 気持ち悪いな
になっています。
元より、歯切れがよくなっていますね。
ツッコミをもっと強めようという意図があったのでしょうか。
しかしFA●ZAは音声ではどう再現されているんだろ…ピー音とか入るんか?w
加藤さんのセリフが若干ぎこちないw
たぶんセリフのネタの意味もよくわからないまま言ってますよねこれw(ちなみに私もよくわからん)
今回の個人的ベストもこっち(偽)はここにしようかな。
正確にはもこっちじゃないんですけど、今回もこっちは出演していないんでw
代わりにこの少しキョドっている加藤智香さんが往年のもこっちっぽい気がしたんで、今回は彼女にあげようと思います!
ここは当初の「仮撮影」ではなかったシーンですね。
時間稼ぎのために追加されたんでしょうかw
はっきり言って、小見川さんのツッコミの意味も全然わかりませんw
なんで鉤爪のやつだと嬉しくないのかもw
ただまあ、知らんけどと言いつつ妙に詳しい小見川さんのツッコミこそがここの笑いどころなんでしょうね。たぶん見ているほとんどの人はぽかんとしていると思いますがw
おお!ゆりちゃんの笑顔がだいぶ自然になってる!これも真子さんの特訓のおかげでしょうかw
なにしろ最初は
でしたからねw
それから
この不敵な笑いを経て、よくもまあここまで成長したものです。
長セリフもしっかり混乱せずに言えていますし、だいぶ主演女優(?)らしくなったのではないでしょうか。
(てか、この映画って、誰が主人公なのかよくわかんないんだよな…)
怪盗ロ●イヤルw
だからその伏字は音声的にはどうなってんだw
「仮撮影」ではデイリークエストがどうとか言ってましたが、ここは固有名詞を出すことで小さな笑いが欲しかったのでしょうか。
ていうか、「それももうサービス終わってんだろ」というツッコミがやりたかっただけなのかもw

唐突な「腹へったな」発言w
なるほど、これが
喪210「モテないし文化祭準備(中編)」の未公開シーン(?)につながるのかw
一応あの「間」はそのまま使うことにしたんですねw
このシーンもそのまんまw
これがそのままOKになったようですw
たっぷり「間」を取っての「カツ丼」もそのままですが、心なしか加藤さんの表情はちょっと変わっている気がしますね。
さらに、このタイミングでは小見川さんのツッコミは入らないようで…
なんだ、その微笑み返しはw
ていうか、さらにこのシーンを引き延ばすつもりなのかよw
WWWWWなるほど、この天丼ネタがやりたかったわけかw
小見川さんのツッコミが、コントめいた冷めた感じになっているのがわかりやすいですね。ある意味機械音声的なニュアンスすらあるw
こちらはスカシネタw
割と笑いのバリエーションを考えているあたりは、もこっちらしい気がします。
ツッコミが少し説明っぽくなってるのがちょっとアレかな。まあそれも含めてらしいんですけどw
たぶんこの辺は、わかってくれる人がいることを期待しているもこっちの気持ちがにじみ出てちゃっているような気がします。ちょっと前のめり的なw
またしても、少しぎこちない加藤さんのセリフw
でもここは逆にそれがリアルだったりするかも。心にもない言葉を口にしている感じがよく出ていたりしてw
小見川さんのツッコミは、もはや役なのか素なのか判断できんw
そこがまた面白かったりしてw
ここは
この仮撮影の時とまったく同じセリフですね。
ただ、机の位置は変わっています。ゆりちゃんと小宮山さんの机が隣り合わせでネモの机だけ仲間外れになっていますね。やっぱり後から撮り直したようです。
それぞれの髪型もしっかりスタイリストがついた形になっていますが、なぜか小宮山さんだけは普段のままw
これはけっきょく採用されなかったんでしょうかw
ツッコミメガネが美少女だとおかしいとか?…うーん、ちょっと小宮山さんが不憫w
なるほど、例のシーンはここでつながるのかw
なんで生徒会の話からチュパ音になるのか、意味がまったくわかりませんがw
ていうか、本当に「別になくてもいいシーン」じゃねーかw
いや、むしろ「あってはいけないシーン」だわw
WWWWW
これが二木さんの編集の成果かwww
けっきょく、ネモが言っていた「しばらくお待ちください」的な画像に差し替えただけで、音声そのまんまじゃねーかw
逆に都会地方に限らず、あらゆるところで卑猥な音が鳴り響いている構図になっているぞw まさに地獄のような光景w
ていうか、修正するならむしろ「音声」の方な気がするんですけど…
これならネモの行為はそのままで、音だけ消しておいた方がよかったんじゃないのw
死ねよってw
元のツッコミではそんなセリフなかったけどw
「なんのオーディションだよ」としか言ってないぞw
何罵詈雑言の解像度を上げているんだw
さらに追い打ちをかけるなw 「本当に」とか念押しする必要ないだろw
ていうか、なんで二人ともむしろ爽やかな笑顔なんだw
このあと、「あの時冗談とはいえ根元に心ない言葉をかけたことを」「のちに根元の死によって後悔することになった」なんてナレーションが入るんですよね。
完全にあのラストシーンからの後付けのようですw
まったく「冗談とはいえ」とか「心ない言葉」とかよく言うよw
WWW
生徒会の話はわかるけど、根元の変態行為が文芸部廃部とどうつながるんだよw
ここもたっぷり「間」を使ってのこのセリフなんですよね。
もこっち的には面白がっているのが目に浮かびますが、実際映像で見るとすっごくサムい感じになっていると思いますw
でも、こうやってマンガとして見ると面白く感じるんです。
観客としての自分と読者としての自分が同時に存在するというか、面白いんだけどサムいみたいな不思議な感覚に陥るシーンでもありましたね。
この後の廃部の理由ネタもひどかったw
「根元は18禁行為してるし田中は普通でメガネはツッコミしかしないし私は暗いから」ってw
ていうか、「田中は普通で」は別にいいだろw たぶんそれは廃部とは関係ないと思うぞw
この辺のネタも、たぶん映画のセリフとして聞くと流れて行ってしまうと思うんですよね。文字として読むからその面白さがじんわりにじむわけで。
逆説的に映画は微妙に滑っている感じが伺えるのが、逆に面白く感じられましたね。
ここでも再び「スカシネタ」w
こういうちょっとずらす笑いはもこっちが好きそうですよね。
相変わらず、小見川さんのツッコミが説明口調過ぎるw
たぶんその辺もあえて狙っているんでしょうけど、どこか既存のネタの剽窃ぽく聞こえてしまうのは私だけでしょうか。
廊下で待機w
この場面、いるかあ?w
もこっちの演出の意図はわかりませんけど、この辺にも「疑似的な青春」の匂いを感じますね。
これはそういう“お芝居”なんだよと、暗に示しているような気がします。
もっとも、それが成功しているかどうかはまた別問題ですがw
これまた説明っぽいセリフw
佐々山を強調するのは何か意味があるんだろうかw
てか、二人とも「山」を付けただけかよw 安易なw
二人が入ってくるタイミングが良すぎるところも含めて、たぶんそこを笑ってほしいところなのかなという気がしますね。
要するに「都合のよい」疑似的な青春を戯画化したい思惑がなんとなく透けて見えるわけです。
ここも、小見川さんのツッコミがあってのネタですね。
ドラマの定番を崩すことで起こる不協和音的な笑いを狙っているわけですが、もこっちの自信のなさが彼女を過剰なツッコミに走らせているように思えます。
ただ、やっぱりここはツッコミがないとよくわかりませんからね。ただ感情の見えない変な人たちが意味不明の会話を繰り広げているようにしか思えませんからw
結果的に小宮山さんの存在が、かろうじて作品として観賞できるレベルに押し上げているんじゃないかと感じます。
WWWここの風夏の演技は好きw
人差し指を立ててコツコツ歩くさまが、芝居がかっているのを越えて逆にうまいじゃないかと思わせますw
ここはむしろ小見川さんのツッコミは無粋なんじゃないかという気もしますね。
この辺はもう、分かってくれる人だけわかってくれればいいと開き直った方がよかったのでは。
ここのツッコミはなぜか加藤さんなのがおかしいw
まあでも、部員集めはこの手の話の定番ですよね。
部活の存続をかけて生徒会と戦うというのも、どこかで何度もみたような設定w
このあたりは、あえて「そういう青春」像をなぞって見せているのかもしれません。
ここの成山さんのセリフも
この時と変わっていませんね。
もしかすると、ここは一発どりだったのかも。
てか、今度はネモがツッコむのかw
WWW
このいかにも後から付け足しましたみたいなしょうもない感じが結構好きだったりするw
ていうか、こういうスカシネタ、本当に好きなんだなw
WWWWW
ネモは本当に汚れ役なんだなあw
これぞ内輪受け!という見本みたいなネタですよね。
実際映像で見ると、たぶん恥ずかしくて見てられないと思うw
完全スルーwwwww
挙手したままの左手が空しいw
これはもう空気感の笑いなので、映画ではどうなっているかですね。
マンガの流れで読むと面白いのですがw
とことん天丼を繰り返す「スカシネタ」w
小見川さんの説明ツッコミも板についてきていますw
そんな小見川さんも、ネモに対しては一切ノーリアクションというw
でもここは、田中まりさんの「文芸部の為になんとかしないと」が一番面白いw
何、唐突に愛部精神に目覚めているんだw
そんなまりちゃんの意見がすんなり通って、一行はラーメンストアにw
お店に彼女たち以外いないようですけど、ひょっとして貸切状態で撮影したのでしょうか。
左上に映っている自撮り棒はいったい誰が持っているのでしょうか。
ていうか、これはわざと入るように撮影しているのかな?
もし、うっかり入ってしまったのなら、二木さんが編集する際にカットできるはずですよね。
そう考えると、メタっぽい感じを出したかったのかなという気がします。
誰の手なのかも含めて留意しておいた方がいいかもしれませんね。
で、こっから怒涛の長回しが始まりますw
なぜか2ページ8コマに渡ってラーメンシーンが延々続きますからねw テレビなら完全に事故映像ですよw(エヴァンゲリオンのレイとアスカのエレベーターシーンをちょっと思い出しました)
この映像は俯瞰になっていますから、おそらく先ほどの自撮り棒の映像なのでしょう。
逆にさっきの自撮り棒がちらっと映っていたのは、カウンター席にいるもこっちが撮っているシーンだったのではないでしょうか。
こういう二重のメタ構造も、その意図はよくわかりませんが狙っている感じはありますね。
もこっちの隣にいる伊藤さんは一応エキストラ扱いなんでしょうかw
あ、伊藤さんゲップしたw
もこっちは足を伸ばしていますね。ちょっと疲れたのかなw
ここでは会話もほとんどなく、ひたすらラーメンをすするシーンが続くので、たぶん見ている生徒たちも退屈していると思うw
で、次の日から4人は5人目の部員を探すために奔走するわけですが……
真子さんw
ある意味友情出演でしょうかw
ここでも優等生的な役なのが彼女らしいですね。もこっちも真子さんに忖度したのかもw
図書室をバックにしているところなんかは割と演出を考えているなという気がします。
WWWWWうっちーwwwww
これまたすごいイメチェンをしてきたなw
ていうか、いつも聞こえるのかよw
あいつは普段からチュパ音の練習をしているのかw
そりゃキモいっていうか、むしろ怖いわw
伊藤さんwww
メガネの人がツッコんでくるのをなんで知ってるんだw
ていうか、さきほどラーメン屋にいた彼女とは別人なんだろうかw
あの時顔が見切れていたのは、ここで顔出しするためだったりしてw
WWWWWうっちーwwwww
何一人二役やってんだw
髪型変えてもバレバレだろうがw(一応ベストを脱いでネクタイも若干緩めているのがまた笑えるw)
これはまさにわかる人だけがわかる小ネタといっていいでしょうw
と同時に、わたモテファンだからこそニンマリしてしまうネタといってもよさそうです。
ていうか、まさに「どこにでも馴染む顔(エキストラ)」だしw
ぼっちっぽくってカリスマないから嫌というのは三段オチ的な感じを狙っていたのかな?
もこっちらしいといえばらしいですけど、これはマンガのテンポでないと笑えないような気がするなあ…
てか、バックが急になくなるのは単なる手抜きか、それともこれもネタの一部なのかw
しかし、前回特別編の「うっちー結構出てて笑う」はこれがあってのネタなんですよね。
先にああいうセリフがあると、ネタが台無しなんですけど…
田中まりちゃんwww
そういえば彼女だけ言及がなかったかw
仮に言われるなら「普通の人がいるので嫌です」ってなるんだろうかw
なるほど、ここで雫ちゃんを勧誘する流れになるのですね。
ていうか、数学天才少女だったのかw
今明かされる意外な事実w
この数学大会ってのが、田中まりさんによると、「めっちゃ走ってめっちゃ暗算解いて総合1位を決める大会」らしいんですよねw なんだそのトライアスロン的な大会w
いやいや、もうネタ自体が古いわw
こみさんのツッコミも含めてやってることがなんか古いw
それでもここは、小見川さんのツッコミがないときついところですね。
一応あえてベタなネタをやっているんだよというエクスキューズがないと、見ている方が恥ずかしくなるやつw(本当はまだ恥ずかしいけどw)
どっかの独裁者www
けっこうやば目のネタを突如ぶっこんでくるから油断できんw(ピンとこない人は「ポルポト メガネ」で検索してみよう!)
でもなるほど、数学大会がトライアスロン的なアレなのも、スポーツができるという伏線になっていたんですね。
あと、見た目だけ頭の良さそうな小見川さんって、暗にお前は戦力にならんと言わんばかりだなw
メガネの人はちょっとwwwwww
ひょっとして、もこっちが「メガネの人間が必要」と言っていたのはこのネタのためだったのかw
いやでも、ここは笑いましたね。
雫ちゃんが顔も上げずに無下に言うところが最高に面白いwww
ここは映画で見ても大爆笑する自信がありますw
ここは喪202のこのシーンと同じですね。
ただ、二人とも夏服から冬服に変わっています。
月が変わってから改めて本番を撮ったのでしょうか。
映画的には、ここが最初の見せどころになるのかなといったところですが…
ドンWWWWW
まさかの「休憩(5分間)」www
暗転してからのこのタイミングは完全に意表を突かれたw
どうやらこれは「七人の侍」のパロらしいのですが、あれは3時間以上ある映画だから休憩があるわけでw
15分あるかないかのものに入れたら、下手すると本編と休憩がほぼ同じ時間になってしまうだろうがw
5分(前半)+休憩(5分)+5分(後半)みたいなw
今回の一番笑ったシーンは文句なしにここですねw
(5分間)と時間表記があるのがまた面白いw
これは、もこっち的には元ネタ含めてわかってもらいたかったところなのかもしれないw
休んでいいの?www
うん、そりゃまあ戸惑うよなw
やばい、やっぱこっちが一番笑ったかもw
ここはもうセットで考えたいですね。さざ波のようにザワザワしている感じも最高に面白いですw
で、リアルこみさんのツッコミw
もはや、どこまでが映画なんだかよくわからないw
このこみさんも込みで「映画」なんじゃないのかw
できれば「休憩」ネタにも小見川さんのツッコミがあればと思いますけど、さすがにそれは無粋というものなのかもしれません。
ここは、伊藤さんが満足してくれればそれでいいのかもw
あと、加藤さんは満足しているようなのでまあいいかw
すごく「面白かった」ですね。
簡易感想の時も思いましたが、本当予想以上に楽しめました。
ただ「マンガ」として面白かったのか、それとも「映画」が面白かったのか、時々よくわからない感じにはなりましたがw
やっぱり、1ページにつき四段組みに固定した構成が印象的でしたね。
実は前回(喪215)でも、ダンスチームが登場するシーンと最後のもこっちとネモが壇上に上がるシーンでこのスタイルは使われていたんですけど、つまりこの構図は舞台上のスクリーンを見ている観客の視点そのものなんですよ。
それが今回は全ページでそれを通しているために、マンガを読む視点であると同時に映画を見ている視点も重なるんですね。
しかも冒頭と最後の「映画外」の光景でも、その形式で描かれているじゃないですか。
だからこそ、映画を見ているかのようでもあり、またマンガを読んでいるかのようでもあったのかなあという気がします。
実際読んでいて、映画そのものの「絵」なのかそれともわたモテ読者に対しての「絵」なのか、その辺の境界があいまいに感じることがあったんですよ。
たとえば佐々山と成山が廊下で待機しているシーンなんて、はたして「映画」としての場面なのかよくわからなくなっているんですね。
ラーメンのシーンもそうですけど、視点が誰目線なのか少し混乱させる意図があったようにも感じました。
私自身、ツッコミのコメントも「マンガ」に対してなのか「映画」に対してなのか、自分でもよくわからない瞬間がたびたびあったりしてw
ネタに対するダメ出しは果たしてどっちに言ってるんだろうと、本当混乱しつつ書いていましたw
あと、これまでの「撮影」シーンがどう「映画」になっているのか、その答え合わせをする面白さがありましたね。これはわたモテ読者としての特権というか、ただの観客には味わえない面白さだとは思いますがw
だからやっぱり、いつものわたモテとはちょっと違う楽しみ方にはなっていたと思います。そこをどう考えるかですね。
私は手放しに今回は絶賛するんですけど、人によっては邪道だという見方があってもおかしくはないとは思います。
今回はすごくギミックがあったんですよ。22ページというボリュームもたぶんそうだと思うんです。1ページ4段組固定だからこそ、それだけの長さになるんですよね。でも実質はたぶん10ページくらいなんですw
もこっちが水増ししているのを、そのままマンガ上でも再現しているんですよ。そういう仕組みだということを前提にして読んだ方がいいでしょうね。
だからこそ、「休憩(5分間)」を先に公開してしまったのは残念でした。
次回(後編)も含めて、映画そのものをシミュレートする形になっているのに、編集部側がそれを台無しにしてしまってどうするんだと言いたいですね。さすがに単行本では(前編)と(後編)の間に挟まるとは思いますけど。
今回はいわゆる作中作とはちょっと違うような気がします。作品が入れ子状態になっているのではなくて、もっと多重的に重なり合っているように感じるんです。
「映画」という枠を飛び越え、「マンガ」という枠を飛び越え、さらにはフィクションとしての世界を飛び越えて、もこっちのいう“疑似的青春”の限界に挑もうとしているのではないでしょうか。
そういう意欲的というか実験的な内容を目指そうとしているように私は感じました。
それははっきりいって無謀だとは思います。だって、どこまで行ってもマンガはマンガですしw
キャラが枠の外に飛び出して嘘のない青春を謳歌するなんてそれこそ絵空事でしょう。
彼女たちはあくまでマンガの中に描かれた「キャラ」なんです。
でも、「マンガ」だという意識を薄めることはできます。彼女たちがそこで確かに息づいているんだと、読み手に思わせることはできるんです。
「マンガ」と「映画」の間を行ったり来たりしているうちに、次第に自分の境界線もあやふやになっていったことを私はここに告白しましょう。
それはまるで、私たちが生きているこの世界の「枠」を越えたかのような甘美な感覚でもありました。
読めば読むほどにトリップできる、ちょっと危険な回なのかもしれませんw
24巻は11月10日発売予定!今回の「上映」編もおそらく収録されるはずです。
(後編)の野球編は、最新23巻に収録されている喪209「モテないし野球回」と見比べてみましょう!
喪202「モテないし映画を撮り始める。」とか喪204「モテないし文化祭までもう少し」での撮影風景が、今回でどうなっているのか確認してみるのも楽しい♪
きーちゃんはいったい何を企んでいるんでしょうねえ…
途中でおかしな入れ替えがあったせいで、なんだかわかりづらい感じになってしまいましたが、
今回は喪215の

このシーンからの続きになります。
つまり、今回はまるごと「上映」の話ということです。まずはそこを踏まえておきましょうw
いやあ、最初に読んだときは大胆なことをするなあと思いましたよ。
作中作というのはミステリなどで今では割と見るギミックですけど、その分リスクも多い手法ですから。
場合によっては混乱を招いたり構成として破綻するケースもあるので、かなり勇気のいる方法だと思うんですよね。
映画の話が出た当初から今回のことを想定していたかはわかりませんが、なんとなくもこっちの言っていた「疑似的青春」の問題が形を変えてこうなったんじゃないかという気がします。
ただ、単純にメタ構造だとは言い難い感じがあります。
それよりは映画シミュレーションというか、体験型アトラクション的な趣向の方が強いのではないでしょうか。
まるで映画のスクリーンを模しているかのように、全ページにわたって均等な四段組みにしているのもそういう意図があるように感じます。
今回はいわば、「わたモテであってわたモテでない」回です。
ここで繰り広げられる話は、あくまで「もこっちが書いた台本」の世界ということを毛頭に置いておいたほうがいいかもしれませんね。
それでは、さっそく見てまいりましょう!

けっきょく会場内に戻るのはいたたまれなくて、体育館の外でたそがれるもこっちw
自分の作品が上映されるというのに、その場にもいないというのは相当落ち込んでいますね。
喪152「モテないし(・_・)と」(コミックス16巻)のうっちーをちょっと思い出しました。
そんな彼女をだた黙って見守るネモがいいですね。まあさすがに一人残して会場に戻るわけにもいかないでしょうけどw
というわけで、今回は「モテないし映画を上映する(前編)」。
ずいぶんストレートなタイトルですが、それはつまり、前回(喪215)のもこっちの「自作自演」計画が完全になくなったことを意味します。
体育館の裏でしょげているもこっちとタイトルが重なるのがなんだか皮肉でもありますね。

今回で一番謎なシーン。
なぜここにきーちゃんが座っているのかまったくもってわかりませんw
というか、なんでこの場にいられるのかw
蛍輝祭は二日間にわたって開かれますが、一日目は生徒のみで一般客は二日目から入場可能なはずなんですよ。(コミックス3巻;喪21「モテないし文化祭に参加する」参照)
まだ中学生であるきーちゃんは、一日目には入れないはずなんです。
制服はおそらく雫ちゃんに借りたんでしょうが(喪192で雫ちゃんが電話の相手から「お願い」されていたのは、このことなのかもしれない)、それにしてもそれだけでこうも簡単に潜り込めるものでしょうか。この学校のセキュリティはいったいどうなっているんだw
てか、周りの子たちも気づかないんでしょうかね? もしかしたらクラス全体にも話をつけているとか?
それとも自分の仲間以外はまったく興味がない子たちなんでしょうか。
きーちゃんの前の子以外はみんなメイド服のような恰好をしているので、おそらく同じクラスの激辛メイド喫茶の子たちなはずですが……
平沢と隣にいるあの子誰?と普通はなるかと思うんですけどねえ。
さすがにこれは今後の伏線でしょう。そうでないと怒りますよw
なぜ一般入場の2日目ではなく、1日目に潜入しないといけなかったのか。その理由が明らかになる日を心待ちにしたいと思います!

個人的ベストシーン。
変にアバンなどを入れずに最初にずばっとタイトルがくるあたりは、なんだかいさぎよい感じがします。
また、黒板に白チョークというのがいいじゃないですかw
鼻の奥がつーんとなるような粉くさい青春像がよみがえってくるかのようです。
ところどころ、うっすら汚れているところがまたリアルですよね。チョークの匂いまで漂ってきそうです。
そして「こういう青春」というタイトル。
すっごく素人が考えに考えた末の感じがするんですよ。けっしておざなりではなく、最終的にここにたどり着いたというニュアンスがあって、それがまたリアルというかもこっちらしいなあと思うんですね。
誇るのでもなく、かといって卑下するわけでもなく、ただそのままポーンと投げかけるような。
これは商業映画では出てこないでしょう。学園祭の自主映画ならではの肌触りがあるんです。
また、筆致もなんとも言えない味わいがありますね。上手過ぎず下手過ぎず、本当絶妙なところに収まっている感じがいいなあと思うわけです。
「こういう」と「青春」の間がすこし空いているのがまたいいじゃないですか。そこに躊躇いとか屈託とか、青春ならではの葛藤が感じられるんです。青春という言葉を書く時の気恥ずかしさみたいなものがそこにはあるんですよね。

ここは、喪202「モテないし映画を撮り始める。(後編)」の

この場面とそれぞれの座る位置が変わっています。
考えてみれば、あの時は「本番じゃなかった」んですよね。
ただ、本番のつもりで撮っていくはずだった喪204「モテないし文化祭までもう少し(後編)」の

ここでも、ネモと加藤さんが向い合せになっていて、小宮山さんだけが単独の机になっているところからすると、後から撮り直したのかもしれません。
ネモの死亡エンドから逆算して最終的にネモが外れるこの配置になったんでしょうか。
喪210「モテないし文化祭準備(中編)」であとから追加で(?)撮影した

このシーンでは映画の通りの配置になっているので、この時全体的に撮り直した可能性もあるかも。
今回は撮影風景と見比べると面白いと思いますね。
あの時撮っていたあのシーンは映画だとこうなるのかとか、ある意味「答え合わせ」をする趣があって楽しいですよ。

ここでは、小見川さんのセリフが微妙に変わっています。(喪202「モテないし映画を撮り始める。(後編)」のこのシーンを参照)
なんの養成所だよ…キモチ悪いな…
↓
なんの養成してんだよ 気持ち悪いな
になっています。
元より、歯切れがよくなっていますね。
ツッコミをもっと強めようという意図があったのでしょうか。
しかしFA●ZAは音声ではどう再現されているんだろ…ピー音とか入るんか?w

加藤さんのセリフが若干ぎこちないw
たぶんセリフのネタの意味もよくわからないまま言ってますよねこれw(ちなみに私もよくわからん)
今回の個人的ベストもこっち(偽)はここにしようかな。
正確にはもこっちじゃないんですけど、今回もこっちは出演していないんでw
代わりにこの少しキョドっている加藤智香さんが往年のもこっちっぽい気がしたんで、今回は彼女にあげようと思います!
ここは当初の「仮撮影」ではなかったシーンですね。
時間稼ぎのために追加されたんでしょうかw
はっきり言って、小見川さんのツッコミの意味も全然わかりませんw
なんで鉤爪のやつだと嬉しくないのかもw
ただまあ、知らんけどと言いつつ妙に詳しい小見川さんのツッコミこそがここの笑いどころなんでしょうね。たぶん見ているほとんどの人はぽかんとしていると思いますがw

おお!ゆりちゃんの笑顔がだいぶ自然になってる!これも真子さんの特訓のおかげでしょうかw
なにしろ最初は

でしたからねw
それから

この不敵な笑いを経て、よくもまあここまで成長したものです。
長セリフもしっかり混乱せずに言えていますし、だいぶ主演女優(?)らしくなったのではないでしょうか。
(てか、この映画って、誰が主人公なのかよくわかんないんだよな…)

怪盗ロ●イヤルw
だからその伏字は音声的にはどうなってんだw
「仮撮影」ではデイリークエストがどうとか言ってましたが、ここは固有名詞を出すことで小さな笑いが欲しかったのでしょうか。
ていうか、「それももうサービス終わってんだろ」というツッコミがやりたかっただけなのかもw

唐突な「腹へったな」発言w
なるほど、これが
喪210「モテないし文化祭準備(中編)」の未公開シーン(?)につながるのかw
一応あの「間」はそのまま使うことにしたんですねw

このシーンもそのまんまw

これがそのままOKになったようですw

たっぷり「間」を取っての「カツ丼」もそのままですが、心なしか加藤さんの表情はちょっと変わっている気がしますね。

さらに、このタイミングでは小見川さんのツッコミは入らないようで…

なんだ、その微笑み返しはw
ていうか、さらにこのシーンを引き延ばすつもりなのかよw

WWWWWなるほど、この天丼ネタがやりたかったわけかw
小見川さんのツッコミが、コントめいた冷めた感じになっているのがわかりやすいですね。ある意味機械音声的なニュアンスすらあるw

こちらはスカシネタw
割と笑いのバリエーションを考えているあたりは、もこっちらしい気がします。
ツッコミが少し説明っぽくなってるのがちょっとアレかな。まあそれも含めてらしいんですけどw
たぶんこの辺は、わかってくれる人がいることを期待しているもこっちの気持ちがにじみ出てちゃっているような気がします。ちょっと前のめり的なw

またしても、少しぎこちない加藤さんのセリフw
でもここは逆にそれがリアルだったりするかも。心にもない言葉を口にしている感じがよく出ていたりしてw
小見川さんのツッコミは、もはや役なのか素なのか判断できんw
そこがまた面白かったりしてw

ここは

この仮撮影の時とまったく同じセリフですね。
ただ、机の位置は変わっています。ゆりちゃんと小宮山さんの机が隣り合わせでネモの机だけ仲間外れになっていますね。やっぱり後から撮り直したようです。
それぞれの髪型もしっかりスタイリストがついた形になっていますが、なぜか小宮山さんだけは普段のままw

これはけっきょく採用されなかったんでしょうかw
ツッコミメガネが美少女だとおかしいとか?…うーん、ちょっと小宮山さんが不憫w

なるほど、例のシーンはここでつながるのかw
なんで生徒会の話からチュパ音になるのか、意味がまったくわかりませんがw
ていうか、本当に「別になくてもいいシーン」じゃねーかw
いや、むしろ「あってはいけないシーン」だわw

WWWWW
これが二木さんの編集の成果かwww
けっきょく、ネモが言っていた「しばらくお待ちください」的な画像に差し替えただけで、音声そのまんまじゃねーかw
逆に都会地方に限らず、あらゆるところで卑猥な音が鳴り響いている構図になっているぞw まさに地獄のような光景w
ていうか、修正するならむしろ「音声」の方な気がするんですけど…
これならネモの行為はそのままで、音だけ消しておいた方がよかったんじゃないのw

死ねよってw
元のツッコミではそんなセリフなかったけどw
「なんのオーディションだよ」としか言ってないぞw
何罵詈雑言の解像度を上げているんだw

さらに追い打ちをかけるなw 「本当に」とか念押しする必要ないだろw
ていうか、なんで二人ともむしろ爽やかな笑顔なんだw
このあと、「あの時冗談とはいえ根元に心ない言葉をかけたことを」「のちに根元の死によって後悔することになった」なんてナレーションが入るんですよね。
完全にあのラストシーンからの後付けのようですw
まったく「冗談とはいえ」とか「心ない言葉」とかよく言うよw

WWW
生徒会の話はわかるけど、根元の変態行為が文芸部廃部とどうつながるんだよw
ここもたっぷり「間」を使ってのこのセリフなんですよね。
もこっち的には面白がっているのが目に浮かびますが、実際映像で見るとすっごくサムい感じになっていると思いますw
でも、こうやってマンガとして見ると面白く感じるんです。
観客としての自分と読者としての自分が同時に存在するというか、面白いんだけどサムいみたいな不思議な感覚に陥るシーンでもありましたね。
この後の廃部の理由ネタもひどかったw
「根元は18禁行為してるし田中は普通でメガネはツッコミしかしないし私は暗いから」ってw
ていうか、「田中は普通で」は別にいいだろw たぶんそれは廃部とは関係ないと思うぞw
この辺のネタも、たぶん映画のセリフとして聞くと流れて行ってしまうと思うんですよね。文字として読むからその面白さがじんわりにじむわけで。
逆説的に映画は微妙に滑っている感じが伺えるのが、逆に面白く感じられましたね。

ここでも再び「スカシネタ」w
こういうちょっとずらす笑いはもこっちが好きそうですよね。
相変わらず、小見川さんのツッコミが説明口調過ぎるw
たぶんその辺もあえて狙っているんでしょうけど、どこか既存のネタの剽窃ぽく聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

廊下で待機w
この場面、いるかあ?w
もこっちの演出の意図はわかりませんけど、この辺にも「疑似的な青春」の匂いを感じますね。
これはそういう“お芝居”なんだよと、暗に示しているような気がします。
もっとも、それが成功しているかどうかはまた別問題ですがw

これまた説明っぽいセリフw
佐々山を強調するのは何か意味があるんだろうかw
てか、二人とも「山」を付けただけかよw 安易なw
二人が入ってくるタイミングが良すぎるところも含めて、たぶんそこを笑ってほしいところなのかなという気がしますね。
要するに「都合のよい」疑似的な青春を戯画化したい思惑がなんとなく透けて見えるわけです。

ここも、小見川さんのツッコミがあってのネタですね。
ドラマの定番を崩すことで起こる不協和音的な笑いを狙っているわけですが、もこっちの自信のなさが彼女を過剰なツッコミに走らせているように思えます。
ただ、やっぱりここはツッコミがないとよくわかりませんからね。ただ感情の見えない変な人たちが意味不明の会話を繰り広げているようにしか思えませんからw
結果的に小宮山さんの存在が、かろうじて作品として観賞できるレベルに押し上げているんじゃないかと感じます。

WWWここの風夏の演技は好きw
人差し指を立ててコツコツ歩くさまが、芝居がかっているのを越えて逆にうまいじゃないかと思わせますw
ここはむしろ小見川さんのツッコミは無粋なんじゃないかという気もしますね。
この辺はもう、分かってくれる人だけわかってくれればいいと開き直った方がよかったのでは。

ここのツッコミはなぜか加藤さんなのがおかしいw
まあでも、部員集めはこの手の話の定番ですよね。
部活の存続をかけて生徒会と戦うというのも、どこかで何度もみたような設定w
このあたりは、あえて「そういう青春」像をなぞって見せているのかもしれません。

ここの成山さんのセリフも

この時と変わっていませんね。
もしかすると、ここは一発どりだったのかも。
てか、今度はネモがツッコむのかw

WWW
このいかにも後から付け足しましたみたいなしょうもない感じが結構好きだったりするw
ていうか、こういうスカシネタ、本当に好きなんだなw

WWWWW
ネモは本当に汚れ役なんだなあw
これぞ内輪受け!という見本みたいなネタですよね。
実際映像で見ると、たぶん恥ずかしくて見てられないと思うw

完全スルーwwwww
挙手したままの左手が空しいw
これはもう空気感の笑いなので、映画ではどうなっているかですね。
マンガの流れで読むと面白いのですがw

とことん天丼を繰り返す「スカシネタ」w
小見川さんの説明ツッコミも板についてきていますw

そんな小見川さんも、ネモに対しては一切ノーリアクションというw
でもここは、田中まりさんの「文芸部の為になんとかしないと」が一番面白いw
何、唐突に愛部精神に目覚めているんだw

そんなまりちゃんの意見がすんなり通って、一行はラーメンストアにw
お店に彼女たち以外いないようですけど、ひょっとして貸切状態で撮影したのでしょうか。
左上に映っている自撮り棒はいったい誰が持っているのでしょうか。
ていうか、これはわざと入るように撮影しているのかな?
もし、うっかり入ってしまったのなら、二木さんが編集する際にカットできるはずですよね。
そう考えると、メタっぽい感じを出したかったのかなという気がします。
誰の手なのかも含めて留意しておいた方がいいかもしれませんね。

で、こっから怒涛の長回しが始まりますw
なぜか2ページ8コマに渡ってラーメンシーンが延々続きますからねw テレビなら完全に事故映像ですよw(エヴァンゲリオンのレイとアスカのエレベーターシーンをちょっと思い出しました)
この映像は俯瞰になっていますから、おそらく先ほどの自撮り棒の映像なのでしょう。
逆にさっきの自撮り棒がちらっと映っていたのは、カウンター席にいるもこっちが撮っているシーンだったのではないでしょうか。
こういう二重のメタ構造も、その意図はよくわかりませんが狙っている感じはありますね。
もこっちの隣にいる伊藤さんは一応エキストラ扱いなんでしょうかw

あ、伊藤さんゲップしたw
もこっちは足を伸ばしていますね。ちょっと疲れたのかなw
ここでは会話もほとんどなく、ひたすらラーメンをすするシーンが続くので、たぶん見ている生徒たちも退屈していると思うw
で、次の日から4人は5人目の部員を探すために奔走するわけですが……

真子さんw
ある意味友情出演でしょうかw
ここでも優等生的な役なのが彼女らしいですね。もこっちも真子さんに忖度したのかもw
図書室をバックにしているところなんかは割と演出を考えているなという気がします。

WWWWWうっちーwwwww
これまたすごいイメチェンをしてきたなw
ていうか、いつも聞こえるのかよw
あいつは普段からチュパ音の練習をしているのかw
そりゃキモいっていうか、むしろ怖いわw

伊藤さんwww
メガネの人がツッコんでくるのをなんで知ってるんだw
ていうか、さきほどラーメン屋にいた彼女とは別人なんだろうかw
あの時顔が見切れていたのは、ここで顔出しするためだったりしてw

WWWWWうっちーwwwww
何一人二役やってんだw
髪型変えてもバレバレだろうがw(一応ベストを脱いでネクタイも若干緩めているのがまた笑えるw)
これはまさにわかる人だけがわかる小ネタといっていいでしょうw
と同時に、わたモテファンだからこそニンマリしてしまうネタといってもよさそうです。
ていうか、まさに「どこにでも馴染む顔(エキストラ)」だしw
ぼっちっぽくってカリスマないから嫌というのは三段オチ的な感じを狙っていたのかな?
もこっちらしいといえばらしいですけど、これはマンガのテンポでないと笑えないような気がするなあ…
てか、バックが急になくなるのは単なる手抜きか、それともこれもネタの一部なのかw
しかし、前回特別編の「うっちー結構出てて笑う」はこれがあってのネタなんですよね。
先にああいうセリフがあると、ネタが台無しなんですけど…

田中まりちゃんwww
そういえば彼女だけ言及がなかったかw
仮に言われるなら「普通の人がいるので嫌です」ってなるんだろうかw

なるほど、ここで雫ちゃんを勧誘する流れになるのですね。
ていうか、数学天才少女だったのかw
今明かされる意外な事実w
この数学大会ってのが、田中まりさんによると、「めっちゃ走ってめっちゃ暗算解いて総合1位を決める大会」らしいんですよねw なんだそのトライアスロン的な大会w

いやいや、もうネタ自体が古いわw
こみさんのツッコミも含めてやってることがなんか古いw
それでもここは、小見川さんのツッコミがないときついところですね。
一応あえてベタなネタをやっているんだよというエクスキューズがないと、見ている方が恥ずかしくなるやつw(本当はまだ恥ずかしいけどw)

どっかの独裁者www
けっこうやば目のネタを突如ぶっこんでくるから油断できんw(ピンとこない人は「ポルポト メガネ」で検索してみよう!)
でもなるほど、数学大会がトライアスロン的なアレなのも、スポーツができるという伏線になっていたんですね。
あと、見た目だけ頭の良さそうな小見川さんって、暗にお前は戦力にならんと言わんばかりだなw

メガネの人はちょっとwwwwww
ひょっとして、もこっちが「メガネの人間が必要」と言っていたのはこのネタのためだったのかw
いやでも、ここは笑いましたね。
雫ちゃんが顔も上げずに無下に言うところが最高に面白いwww
ここは映画で見ても大爆笑する自信がありますw

ここは喪202のこのシーンと同じですね。
ただ、二人とも夏服から冬服に変わっています。
月が変わってから改めて本番を撮ったのでしょうか。
映画的には、ここが最初の見せどころになるのかなといったところですが…

ドンWWWWW
まさかの「休憩(5分間)」www
暗転してからのこのタイミングは完全に意表を突かれたw
どうやらこれは「七人の侍」のパロらしいのですが、あれは3時間以上ある映画だから休憩があるわけでw
15分あるかないかのものに入れたら、下手すると本編と休憩がほぼ同じ時間になってしまうだろうがw
5分(前半)+休憩(5分)+5分(後半)みたいなw
今回の一番笑ったシーンは文句なしにここですねw
(5分間)と時間表記があるのがまた面白いw
これは、もこっち的には元ネタ含めてわかってもらいたかったところなのかもしれないw

休んでいいの?www
うん、そりゃまあ戸惑うよなw
やばい、やっぱこっちが一番笑ったかもw
ここはもうセットで考えたいですね。さざ波のようにザワザワしている感じも最高に面白いですw

で、リアルこみさんのツッコミw
もはや、どこまでが映画なんだかよくわからないw
このこみさんも込みで「映画」なんじゃないのかw
できれば「休憩」ネタにも小見川さんのツッコミがあればと思いますけど、さすがにそれは無粋というものなのかもしれません。
ここは、伊藤さんが満足してくれればそれでいいのかもw
あと、加藤さんは満足しているようなのでまあいいかw
すごく「面白かった」ですね。
簡易感想の時も思いましたが、本当予想以上に楽しめました。
ただ「マンガ」として面白かったのか、それとも「映画」が面白かったのか、時々よくわからない感じにはなりましたがw
やっぱり、1ページにつき四段組みに固定した構成が印象的でしたね。
実は前回(喪215)でも、ダンスチームが登場するシーンと最後のもこっちとネモが壇上に上がるシーンでこのスタイルは使われていたんですけど、つまりこの構図は舞台上のスクリーンを見ている観客の視点そのものなんですよ。
それが今回は全ページでそれを通しているために、マンガを読む視点であると同時に映画を見ている視点も重なるんですね。
しかも冒頭と最後の「映画外」の光景でも、その形式で描かれているじゃないですか。
だからこそ、映画を見ているかのようでもあり、またマンガを読んでいるかのようでもあったのかなあという気がします。
実際読んでいて、映画そのものの「絵」なのかそれともわたモテ読者に対しての「絵」なのか、その辺の境界があいまいに感じることがあったんですよ。
たとえば佐々山と成山が廊下で待機しているシーンなんて、はたして「映画」としての場面なのかよくわからなくなっているんですね。
ラーメンのシーンもそうですけど、視点が誰目線なのか少し混乱させる意図があったようにも感じました。
私自身、ツッコミのコメントも「マンガ」に対してなのか「映画」に対してなのか、自分でもよくわからない瞬間がたびたびあったりしてw
ネタに対するダメ出しは果たしてどっちに言ってるんだろうと、本当混乱しつつ書いていましたw
あと、これまでの「撮影」シーンがどう「映画」になっているのか、その答え合わせをする面白さがありましたね。これはわたモテ読者としての特権というか、ただの観客には味わえない面白さだとは思いますがw
だからやっぱり、いつものわたモテとはちょっと違う楽しみ方にはなっていたと思います。そこをどう考えるかですね。
私は手放しに今回は絶賛するんですけど、人によっては邪道だという見方があってもおかしくはないとは思います。
今回はすごくギミックがあったんですよ。22ページというボリュームもたぶんそうだと思うんです。1ページ4段組固定だからこそ、それだけの長さになるんですよね。でも実質はたぶん10ページくらいなんですw
もこっちが水増ししているのを、そのままマンガ上でも再現しているんですよ。そういう仕組みだということを前提にして読んだ方がいいでしょうね。
だからこそ、「休憩(5分間)」を先に公開してしまったのは残念でした。
次回(後編)も含めて、映画そのものをシミュレートする形になっているのに、編集部側がそれを台無しにしてしまってどうするんだと言いたいですね。さすがに単行本では(前編)と(後編)の間に挟まるとは思いますけど。
今回はいわゆる作中作とはちょっと違うような気がします。作品が入れ子状態になっているのではなくて、もっと多重的に重なり合っているように感じるんです。
「映画」という枠を飛び越え、「マンガ」という枠を飛び越え、さらにはフィクションとしての世界を飛び越えて、もこっちのいう“疑似的青春”の限界に挑もうとしているのではないでしょうか。
そういう意欲的というか実験的な内容を目指そうとしているように私は感じました。
それははっきりいって無謀だとは思います。だって、どこまで行ってもマンガはマンガですしw
キャラが枠の外に飛び出して嘘のない青春を謳歌するなんてそれこそ絵空事でしょう。
彼女たちはあくまでマンガの中に描かれた「キャラ」なんです。
でも、「マンガ」だという意識を薄めることはできます。彼女たちがそこで確かに息づいているんだと、読み手に思わせることはできるんです。
「マンガ」と「映画」の間を行ったり来たりしているうちに、次第に自分の境界線もあやふやになっていったことを私はここに告白しましょう。
それはまるで、私たちが生きているこの世界の「枠」を越えたかのような甘美な感覚でもありました。
読めば読むほどにトリップできる、ちょっと危険な回なのかもしれませんw
24巻は11月10日発売予定!今回の「上映」編もおそらく収録されるはずです。
(後編)の野球編は、最新23巻に収録されている喪209「モテないし野球回」と見比べてみましょう!
喪202「モテないし映画を撮り始める。」とか喪204「モテないし文化祭までもう少し」での撮影風景が、今回でどうなっているのか確認してみるのも楽しい♪
きーちゃんはいったい何を企んでいるんでしょうねえ…
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