私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪216(前編)簡易感想~基本ネタバレなし~
※これは正規の感想記事ではありません。あくまで“仮の”感想になります。基本ネタバレなしですが、内容についてのおおよその印象を語りますので気になる方はご注意ください。
7月27日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がアプリ版で喪216(前編)に更新されました。
今回は喪216(前編)についての「ネタバレなし」感想になります。お間違いなく。
今回はすごい問題作だぞ!…とけっこう気を張りながら他の感想などを見て回ったんですけど、意外と好評だったようですね。もっと賛否両論になるかと思っていたので、少し拍子抜けしてしまいました。
「俺は好きだけど、これは好き嫌いが分かれるやつだな〜」なんてしたり顔してた自分が恥ずかしいw
でも、かなり攻めた内容だったのは間違いないと思いますよ。こういう話がすんなり受け入れられるのは、それだけわたモテファンの感度が高いからでしょう。まあそれだけ鍛えられてきたとも言えるかもしれませんがw
あそうそう、前回で谷川先生の「ページ数の関係で更新期間が空きます」という呟きを引用して、次は前編後編と分けずに一気に読ませてくるんじゃないかと書きましたが、結局のところ(前編)となっていました。
でも、決して途中で力尽きて中途半端な終わり方になってるわけじゃないんですよ。
何しろトータル22ページですからね。本来なら前編となるようなページ数じゃないだろうというw
実はこれには仕掛けがあるんです。ページ構成自体がネタになっているというか、一見するとわからないような形でかなり凝った作りになっているんですね。個人的にはかなり面白いなと感じましたよ。
というわけで、以下より喪216(前編)のネタバレなし感想を綴っていきますが、ある程度は内容が推測できそうな部分もあるかと思いますので、一切の予備知識がないまま楽しみたい方は正規の感想までまでお待ちください。
なお元Twitter(現Xだそうなw)では簡単な「ネタバレ感想」をつぶやいていたりします↓
https://twitter.com/horobijiji/status/1684410416431255552
https://twitter.com/horobijiji/status/1684410451864752129
その他、記事の更新予定やブログで書くまでもない戯言をつぶやいていたりしますので、よかったらフォローのほうをよろしくお願いします。
それでは、さっそくいってみましょう!
前回では「初期のわたモテ」らしさはあまり感じなかったと言いましたが、むしろ今回の方が「初期」ぽかったんじゃないかと思いましたね。
なんていうか、自分の黒歴史を一緒に追体験させられているような気分w
かつてのわたモテで時々あった、あの「痛さ」が蘇ってくるようでしたよ。それは暗幕の中でスクリーンの映像を見せられているように感じてしまうからの痛みなんですよね。
主観と客観の視点がぐちゃぐちゃになっている感覚とでもいうのでしょうか。マンガを読んでいる感覚が時々飛んでしまう瞬間があるんです。そこが前回とは違うところなのかなという気がしましたね。
とにかくシンプルなのに凝っているんです。コマ割りもページ数もすべてそれ自体が構造の一環になっている感じ。
それゆえに、自然とその仕掛けに読み手も組み込まれてしまうんですよね。知らず知らずのうちに観客の一人になっているんです。
しかも一方では「読者」としての自分もいるわけですよ。同じネタでも複眼的な面白さが味わえるのがなんだか新鮮な体験でもありました。
今回はこれは読んでおくといいかもは、「映画編」総ざらいですねw
いやマジでこれまでの「撮影」シーンなどは全部見直しておいたほうがいいです。その方がより深く味わえること請け合い!
喪202「モテないし映画を撮り始める。」(コミックス22巻所収)
(前編と後編共に)
とかは、特に見直したいというか「見比べたい」感じですねw
ある種のタネ明かしなんかもあって、また違った面白さに出会えると思いますよ。
それと、
喪204「モテないし文化祭までもう少し」(コミックス22巻所収)
(前編、中編、後編共に)
こちらのオムニバスもチェックしておいた方がいいですね。特に「スタイリスト」や「何 笑とんねん」、「生徒会役員」あたりを読み直しておくことをお勧めします。
それから、
喪210「モテないし文化祭準備」(コミックス23巻所収)
こっちのオムニバスも見ておきたい。
特に中編、ついでに後編もチェックしておきたいですね。ここでは「間」と「喪失感」かな。「喪失感」と合わせて
喪192「モテないし文化祭までの毎日」(コミックス20巻所収)
(特に前編)
の「先輩」も見ておくといいかも。
続いて
喪211「モテないし裏切り」(コミックス23巻所収)
と、
喪212「モテないしラストシーン」(コミックス23巻所収)
の2話も見ておきましょう。
ここでは二木さんの仕事ぶり、それと結局どういう「終わり」を迎えたのかを確認しておくといいんじゃないかなw
イメソンは
「恋のミクル伝説」 朝比奈みくる(後藤邑子)
かな。もしくは
「冒険でしょでしょ?」 平野綾
でもいいかw(どちらもオフィシャルな動画は無いようなので各自検索してみてください。まあ有名な曲ですし、すぐに見ることができると思います)
自主「映画」ということもありますが、なんとなく「エンドレスエイト」も思い出したんですよね。あ、あんな構成にはなってないので安心してくださいw
ただ、同じことを繰り返しているようで少しずつ違っている感じが通じるところがあるかなと。
いやでも、意外と言っちゃあアレですけど、思った以上に「面白かった」ですよ。
それはまあ裏側を私たちが知ってるからというのもあるとは思いますけどね。でもその構造自体がある種ミソなわけで、二重三重の楽しみ方ができる内容になっていました。
単純にメタだと言い切っちゃうのも少し違うような気がするんですよね。もう一歩先を行っているというか、後からさらにとんでもない仕掛けが姿を表すんじゃないかという予感がするんです。というか、そう思わせるようになっている時点でなんかすごいんですよw(なんじゃそりゃ)
とにかく、目に見えるところ以外にも何かが進行しているような感覚があったとだけ言っておきましょう。
とはいえ、難しいことを考えずとも普通に楽しめますよ。
あの時のYちゃんへの演技指導はこんな感じになっていたんだとか、リハーサルとはセリフが少し変わっていたりとか、NGだったアレはこんな処理でいいんだとかw
あの「間」はこういうことだったのねwともなりますし、あのシーンとあのシーンはここでつながるんだとか、ラストを知っているからこそ笑えるネタとか、数え上げればキリがないほどに細かいネタが詰まっています。
それと、予想以上にK川さんが大活躍w 実質彼女が主役じゃねーかと突っ込みたくなりましたw
他にもUの一人二役とかMの人とか小ネタも楽しい。
そしてまさかの!笑…いや、これはあえて言及しないでおきましょう。とにかく次回への引きも見事決まってましたね。オチとしても作用していたと思います。
というか、元々は前後編のつもりじゃなかったのかも。今回本編のタイトルには(前編)文字はないんですよね、サムネの方にはあるんですけど。
その他色々気になるところが目白押しです。特に冒頭のあの子には「?(はてなマーク)」ばかりが頭に浮かびますね。なぜ彼女があの場にいられるのか、謎は深まるばかりです。
あともう一つ、あっちの方の「動画」はどうなっているのかというのも気になりますね。この辺は前回のやらかしが関係しているのかもしれませんが…
待ちぼうけを食らっているあの二人のことも気になりますし、次回も目が離せません!
というわけで、今回はこの辺で。
正式な感想はブラウザ版更新後の週末になります。(8月末頃ですかね?これだけボリューミーなものを出してきた後なだけに、次回がどうなるかも油断を許しません!)
※コメントはご自由に書いていただいて大丈夫です。ただ一応、ネタバレを嫌う方への配慮として最初に【ネタバレあり】と表記していただけると幸いです。(強制ではありません)
次回は野球編の答え合わせかな?と思わせる最新23巻は絶賛発売中です!
“どこにでも馴染む顔(エキストラ)”がまさか伏線だったとは……w
彼女が「お願い」したこととはいったい……
7月27日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がアプリ版で喪216(前編)に更新されました。
今回は喪216(前編)についての「ネタバレなし」感想になります。お間違いなく。
今回はすごい問題作だぞ!…とけっこう気を張りながら他の感想などを見て回ったんですけど、意外と好評だったようですね。もっと賛否両論になるかと思っていたので、少し拍子抜けしてしまいました。
「俺は好きだけど、これは好き嫌いが分かれるやつだな〜」なんてしたり顔してた自分が恥ずかしいw
でも、かなり攻めた内容だったのは間違いないと思いますよ。こういう話がすんなり受け入れられるのは、それだけわたモテファンの感度が高いからでしょう。まあそれだけ鍛えられてきたとも言えるかもしれませんがw
あそうそう、前回で谷川先生の「ページ数の関係で更新期間が空きます」という呟きを引用して、次は前編後編と分けずに一気に読ませてくるんじゃないかと書きましたが、結局のところ(前編)となっていました。
でも、決して途中で力尽きて中途半端な終わり方になってるわけじゃないんですよ。
何しろトータル22ページですからね。本来なら前編となるようなページ数じゃないだろうというw
実はこれには仕掛けがあるんです。ページ構成自体がネタになっているというか、一見するとわからないような形でかなり凝った作りになっているんですね。個人的にはかなり面白いなと感じましたよ。
というわけで、以下より喪216(前編)のネタバレなし感想を綴っていきますが、ある程度は内容が推測できそうな部分もあるかと思いますので、一切の予備知識がないまま楽しみたい方は正規の感想までまでお待ちください。
なお元Twitter(現Xだそうなw)では簡単な「ネタバレ感想」をつぶやいていたりします↓
https://twitter.com/horobijiji/status/1684410416431255552
https://twitter.com/horobijiji/status/1684410451864752129
その他、記事の更新予定やブログで書くまでもない戯言をつぶやいていたりしますので、よかったらフォローのほうをよろしくお願いします。
それでは、さっそくいってみましょう!
前回では「初期のわたモテ」らしさはあまり感じなかったと言いましたが、むしろ今回の方が「初期」ぽかったんじゃないかと思いましたね。
なんていうか、自分の黒歴史を一緒に追体験させられているような気分w
かつてのわたモテで時々あった、あの「痛さ」が蘇ってくるようでしたよ。それは暗幕の中でスクリーンの映像を見せられているように感じてしまうからの痛みなんですよね。
主観と客観の視点がぐちゃぐちゃになっている感覚とでもいうのでしょうか。マンガを読んでいる感覚が時々飛んでしまう瞬間があるんです。そこが前回とは違うところなのかなという気がしましたね。
とにかくシンプルなのに凝っているんです。コマ割りもページ数もすべてそれ自体が構造の一環になっている感じ。
それゆえに、自然とその仕掛けに読み手も組み込まれてしまうんですよね。知らず知らずのうちに観客の一人になっているんです。
しかも一方では「読者」としての自分もいるわけですよ。同じネタでも複眼的な面白さが味わえるのがなんだか新鮮な体験でもありました。
今回はこれは読んでおくといいかもは、「映画編」総ざらいですねw
いやマジでこれまでの「撮影」シーンなどは全部見直しておいたほうがいいです。その方がより深く味わえること請け合い!
喪202「モテないし映画を撮り始める。」(コミックス22巻所収)
(前編と後編共に)
とかは、特に見直したいというか「見比べたい」感じですねw
ある種のタネ明かしなんかもあって、また違った面白さに出会えると思いますよ。
それと、
喪204「モテないし文化祭までもう少し」(コミックス22巻所収)
(前編、中編、後編共に)
こちらのオムニバスもチェックしておいた方がいいですね。特に「スタイリスト」や「何 笑とんねん」、「生徒会役員」あたりを読み直しておくことをお勧めします。
それから、
喪210「モテないし文化祭準備」(コミックス23巻所収)
こっちのオムニバスも見ておきたい。
特に中編、ついでに後編もチェックしておきたいですね。ここでは「間」と「喪失感」かな。「喪失感」と合わせて
喪192「モテないし文化祭までの毎日」(コミックス20巻所収)
(特に前編)
の「先輩」も見ておくといいかも。
続いて
喪211「モテないし裏切り」(コミックス23巻所収)
と、
喪212「モテないしラストシーン」(コミックス23巻所収)
の2話も見ておきましょう。
ここでは二木さんの仕事ぶり、それと結局どういう「終わり」を迎えたのかを確認しておくといいんじゃないかなw
イメソンは
「恋のミクル伝説」 朝比奈みくる(後藤邑子)
かな。もしくは
「冒険でしょでしょ?」 平野綾
でもいいかw(どちらもオフィシャルな動画は無いようなので各自検索してみてください。まあ有名な曲ですし、すぐに見ることができると思います)
自主「映画」ということもありますが、なんとなく「エンドレスエイト」も思い出したんですよね。あ、あんな構成にはなってないので安心してくださいw
ただ、同じことを繰り返しているようで少しずつ違っている感じが通じるところがあるかなと。
いやでも、意外と言っちゃあアレですけど、思った以上に「面白かった」ですよ。
それはまあ裏側を私たちが知ってるからというのもあるとは思いますけどね。でもその構造自体がある種ミソなわけで、二重三重の楽しみ方ができる内容になっていました。
単純にメタだと言い切っちゃうのも少し違うような気がするんですよね。もう一歩先を行っているというか、後からさらにとんでもない仕掛けが姿を表すんじゃないかという予感がするんです。というか、そう思わせるようになっている時点でなんかすごいんですよw(なんじゃそりゃ)
とにかく、目に見えるところ以外にも何かが進行しているような感覚があったとだけ言っておきましょう。
とはいえ、難しいことを考えずとも普通に楽しめますよ。
あの時のYちゃんへの演技指導はこんな感じになっていたんだとか、リハーサルとはセリフが少し変わっていたりとか、NGだったアレはこんな処理でいいんだとかw
あの「間」はこういうことだったのねwともなりますし、あのシーンとあのシーンはここでつながるんだとか、ラストを知っているからこそ笑えるネタとか、数え上げればキリがないほどに細かいネタが詰まっています。
それと、予想以上にK川さんが大活躍w 実質彼女が主役じゃねーかと突っ込みたくなりましたw
他にもUの一人二役とかMの人とか小ネタも楽しい。
そしてまさかの!笑…いや、これはあえて言及しないでおきましょう。とにかく次回への引きも見事決まってましたね。オチとしても作用していたと思います。
というか、元々は前後編のつもりじゃなかったのかも。今回本編のタイトルには(前編)文字はないんですよね、サムネの方にはあるんですけど。
その他色々気になるところが目白押しです。特に冒頭のあの子には「?(はてなマーク)」ばかりが頭に浮かびますね。なぜ彼女があの場にいられるのか、謎は深まるばかりです。
あともう一つ、あっちの方の「動画」はどうなっているのかというのも気になりますね。この辺は前回のやらかしが関係しているのかもしれませんが…
待ちぼうけを食らっているあの二人のことも気になりますし、次回も目が離せません!
というわけで、今回はこの辺で。
正式な感想はブラウザ版更新後の週末になります。(8月末頃ですかね?これだけボリューミーなものを出してきた後なだけに、次回がどうなるかも油断を許しません!)
※コメントはご自由に書いていただいて大丈夫です。ただ一応、ネタバレを嫌う方への配慮として最初に【ネタバレあり】と表記していただけると幸いです。(強制ではありません)
次回は野球編の答え合わせかな?と思わせる最新23巻は絶賛発売中です!
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