【なりそこないの四方山うる星ばなし02】新TVアニメ「うる星やつら」 Blu-ray Disc&DVD BOX01発売記念イベントレポ
※【なりそこないの四方山うる星ばなし】とは……
令和の時代に新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、2024年から始まる第2期までの間、「うる星やつら」についてざっくばらんに語っていく企画です。
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらとこちらで。)
はい、というわけで、
前回でちらっと触れましたが、さる5月20日に開催されましたTVアニメ「うる星やつら」Blu-ray Disc&DVD BOX Vol.01発売記念イベントに参加してまいりました。今回はそのレポートをしたいと思います。
本当はオフレコ扱いのヤバ目の暴露話とか解禁前の最新情報が飛び出るかと、ほんのちょっぴり期待していたんですけどねw もし内容的に外に漏らしてはいけないものが含まれるなら、記事にするのは控えようかと思っていたんです。
でもそんなことは一切なく、令和うる星の第一期をただみんなで振り返るだけという、実に和気あいあいとした楽しいイベントになっていました。
すでに公式のTwitterでも報告があがっていますし、参加された方々の投稿も多々あるようなので、特に隠す内容もないでしょう。
というわけですので、皆さんもぜひ肩の力を抜いて軽い気持ちで楽しんでくれたらうれしいです。
ただ撮影・録音はもちろん、メモ書きもその場で取ることはできないので、後から記憶を辿りつつの内容になります。一応、他にTwitterなどレポをあげている人の書き込みと照らし合わせたりして、明らかな間違いなどは正してはいますが、それでも若干の記憶違いがあったりするかもしれません。その辺の事情は汲んでいただけると幸いです。
それでは行ってみましょう!
会場は秋葉原UDXシアターで行われました。
公式ページを見ると、キャパは約170名ほど。雰囲気としてはミニシアターみたいな感じかな。
ステージと客席がすごく近いのでアットホームな感じがありましたよ。
変に大規模なイベントよりも、このほうが手作り感やスタッフの思いみたいなものも伝わってよかったなと思いましたね。なんか選ばれしファンだけが集う秘密の会合みたいでw
公演が始まる前の会場前の撮影はOKとのことなので、
とりあえずこんな感じで。
受付の際にアンケートを渡されました。
BDBOXの特典でよかったものは?とか、今後特典でつけて欲しいものは?などの設問がありましたね。
一応私は、オーディオコメンタリと特製ブックレットの座談会が最高でしたと答えておきました。
3巻や4巻の特典でもその辺をお願いしたいところですね。できればオーディオコメンタリは全話やってくれとも書きましたw
あとは今後に期待することや要望については、「今からでもせめて6クールに延長してくれ!」と書いたんですけど、まあ無理だろうなあw
でも、「4クール終わった後も、まだアニメ化されていない原作をファン投票などで選んで、今のスタッフキャストでアニメ化してほしい」はぜひ本気で検討してほしいですね。
なお、私は1回目(13時)からの部でした。
前回、身バレがどうのとか書きましたけど、けっこう年配の男性も多かったので、まあ大丈夫でしょうw
ていうか、中には明らかに私よりもお年を召された方もいらっしゃいました。原作が始まった当時は高校生か大学生かと見受けられましたよ。だとしたら、私のはるか先輩に当たるわけで、一言挨拶すればよかったのかもw
でも、ああいう方が今も同志でいらっしゃるのはなんだか嬉しくなりますね。
ただ、前回半ば冗談のつもりで「よぼよぼのじじいが~」とか書いたので、もしかしたらあの方を私と勘違いした人もいたかもしれない…だとしたら悪いことしたなあ。1回目に参加された皆さん、あの方は「なりそこない」じゃないですからね!(かえって逆効果かw)
でも反面、若い男性や女性も目立ちましたよ。3割くらいは女性だったかもしれませんね(まあ私と同年代っぽい方もちらほら見受けられましたがw)。
1回目の参加された方のTwitterに「男女比は85%対15%ぐらい」で「平均年齢40ぐらい」と報告もあがっていたのですが、私の主観だとそこまでではなかったはずです。
他の方のつぶやきでは「ほんとに客層がバラバラで、すみぺファンなんだろうなという同志もいれば神谷さんのファンな女子もいれば往年のうる星やつらファンというような大先輩も大勢いてこのコンテンツの懐の深さを肌で感じられた」というのもありましたしね。
ていうか、2回目(16時)に参加された方のレポだと、「会場は老若男女、男女比もほぼ半々で小学生の男の子もいた」らしいんですよね…
ひょっとすると、1回目だけに往年の男性ファンばかり集めたのかもしれませんw(いやいや、まさかそんな)
でも、これは余談ですが、今の令和うる星って、女性ファンが多いような気がしますね。
この間アニメイトに行ったんですけど、「うる星やつら」グッズがどこにも見当たらなくて探していたら、なんと「女性向けアニメ」コーナーにあったんですよw
そういえば、ガチャポンとかでも若い女性がやっているのをよく見るんですよね。まあそのせいで、むちゃくちゃ居心地が悪くて私はやれなかったりするわけですがw
昭和の時代から考えるとなんだか隔世の感がありますね。
あとそうそう、公演前にアナウンスが入るんですけど、そこで「なお、このイベントは録音録画する場合がございます。お客様の顔などが映り込む場合がございますのであらかじめご了承ください」みたいなことを言っていたんですw
マジか…ついに「なりこそない」の全貌が全国に晒される時がやってきたのか…とまあ、それは冗談ですけど、ひょっとしたら今回のイベントの映像なり記事なりが次回の特典などになるかもしれません。期待しない程度に楽しみにしていましょう!
司会はよっぴーこと、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんでした。
彼は神谷浩史さんと同い年で、どちらかというと原作勢というより押井うる星勢ぽかったですねw
でも、今は高校生の娘さんと一緒に令和うる星を楽しんでいるそうです。
開口一番、こんなにすごくクオリティが高いアニメなんだからもっとみなさん盛り上げてくださいと言われましたよw
ここにきている方は高いBOXを買ってしかもイベントに応募して抽選に受かるようなコアユーザーなのだから、周りにもっと勧めてくださいとw
ゲストを呼ぶ前からやたら力説していて、もっと盛り上がっていいはずだというもどかしさを感じているようでしたね。
あと、「こういうイベントは昭和にもほとんど開催されたことがない」ともおっしゃってました。そんなことはないとTwitterのレポで思いっきり突っ込まれていましたがw(レポ内の[4/10]を参照)
http://luminet.jp/evt/index.html
(証拠?のイベント史)
ただ、よっぴー氏が言いたかったのは、今回のような比較的小規模なアットホームなものはないという意味だったんじゃないかなと推測するんですけどね。公会堂とかを借りてのファンイベントとは違う雰囲気がありましたから。
ちなみに、私は昭和時代では「うる星やつら劇場版 オンリー・ユー」の完成試写会にのみ参加しています。
司会がみのもんただったことを妙に覚えていますね。あの頃はまだ駆け出しのアナウンサーで、それこそ珍プレー好プレーの人という印象しかなかったw
今では考えられないことですが、監督の押井守と原作者の高橋留美子が同席していたのを思い出します。何かと不仲が噂される二人ですけど、あの頃は特に確執もなく、普通に会話を交わしていましたね。ていうか、高橋先生はオンリー・ユーを絶賛されてましたから。
と、すみません、話がズレましたね。
で、いよいよ諸星あたる役の神谷浩史さんとラム役の上坂すみれさんが登場!
公式のTwitterに当日の衣装の画像が載っていますのでそちらもご覧いただけたらと思うのですが、上坂さんはロリータ衣装というのでしょうか、それこそランちゃんが着ていそうなフリフリのドレスでしたw
でもカラーは黄色で、一応ラムちゃんのイメージに合わせたのだとか。とにかくむちゃくちゃ可愛くてびっくりしました。ステージもかなり近いので本当やばいw
神谷さんもあたるをイメージしているのか、ブルゾンとジーパンでした。一応80年代を意識しているそうw
ジーパンなんて何年振りかに履いたんで変な感じがするとか言ってましたね。
最初はオーディションにまつわる話だったかな。なんでも初めはスタジオじゃなくてテープオーディションというやつで、原作のコピーだけを渡されてその中のセリフをテープに録って送るかたちだったそうです。
内容は「かけめぐる青春」と「君去りし後」だったとか。
オーディション受かった際にはまず事務所の先輩でもあった古川登志夫さんに報告したそうですよ。古川さんから全面的にバックアップするからと言われてすごくうれしかったとおっしゃってましたね。
上坂さんはBD特典の「オーディオコメンタリ」の話をされてましたね。
神谷&上坂と古川&平野で別室撮りをされていたらしいんですけど、ヘッドフォンから時々平野さんの「このラムちゃんかわいいー」なんて声が聞こえていたりしたそうw
ここからは神谷&上坂の「こだわりシーン振り返りエピソード各3(合計6)」。
なお、13時からの部では「1話から11話の1クール目」からだったんですけど、16時からの部ではどうやら「12話から23話までの2クール目」からだったようですね。正直、そっちの方が聞きたかった…
神谷さんがまず選んだ一つ目は
「第1話Bパート「絶体絶命」の電話のシーン」。
ほら、電話機のコードがストレートだったじゃないですか。当時ネットで、なんで「カール」してないんだと騒がれたことがあったんですね。作画の手抜きなんじゃないかと。
神谷さんも最初は手抜きじゃないかと疑っていたらしいんですけど、実はそうでないんだと力説されていましたw
なんでもストレートタイプはカールよりもさらに古いタイプだけど、当時の電話機は20年30年もったので、1970年代くらいまでは古い電話をそのまま使っていた家も多かったそうなんです。あたるの家はきっと古いんだとw
その後、あの電話機は買い取りだったかレンタルだったかで少し議論(笑)になったんですけど、いずれにしても昔の電話は10年20年と長持ちしたよねという話でした。ちなみにしのぶの家も同じ電話機でしたねw うん、しのぶの家も古いんだw
いずれにせよ、1話でちゃんと細い250mlジュース缶を描いていたこだわりのあるスタッフが、そんな手を抜くことはないんだよという実にありがたいお話でしたw
神谷さんの二つ目は
「第2話Bパート「幸せの黄色いリボン」のメガネ訪問シーン」。
いきなりメガネ問題に言及w
その前に、スクリーンが見える程度に照明を明るくとお願いして、客層を確認してから「ああ…w これなら話しても大丈夫だな」と確認していたw なんの確認だよw
なんでも神谷さんのおっしゃるには、
今回の新アニメでは原作準拠が基本コンセプトなので、「メガネというキャラはいない」というのがまず前提だったそうです。つまりあれは「サトシ」というキャラであってメガネだと思うな!とw
当初の演技指導でも、「優等生のクラスメイトがあたるを心配してやってくる」という体(てい)でやってくれという話だったそうです。その時点でもう違うってわかりますよね。てか優等生ってw
つまり、お見舞いにかこつけてラムちゃんに会いにきたんじゃないんだというのが本来の意味するシーンだったらしいんです。
ところが、サトシ役の佐藤せつじさんの千葉繁カンコピがあまりにすごすぎてそのまま通ったというんですねw
何度かリテイクしていたらしいんですけど、佐藤さんは頑なにメガネカンコピをやめようとしなかったらしいです。さとうせつじやべーなwと神谷さんは嬉しそうに語ってましたね。
その話を聞いて上坂さんも、「そういえば、一時期メガネがTwitterのトレンドに上がってましたよねw」とおっしゃってましたw
神谷さんの三つ目は
「第10話Bパート「君去りし後」のラムが盗聴器(笑)を抱いて「だめだっちゃ」というシーン」。
感動的なシーンだけど、盗聴器だよねwというw
でも、それこそがうる星の面白さなんだと力説されてましたよ。感動的な場面と犯罪が同居している狂った世界なんだとw
あの熱量は私も敵いませんw 本当、この辺は神谷浩史独演会といった感じでした。
ちなみにこの時、司会のよっぴー氏が「君去りし“あと”」と紹介していたんですけど、そこでは神谷さんは突っ込まずに、自分が話をする際にさりげなく「君去りし“のち”が〜」とおっしゃっていたのがむちゃくちゃスマートでかっこよかったです。
(たぶんよっぴーさんは、原作よりも押井うる星派なんだと思うw)
上坂さんが選んだ一つ目は
「第2話Bパート「幸せの黄色いリボン」のリボンをつけてもらってはしゃぐラムが窓からおちるシーン」。
痛いっちゃじゃなくて「いて~」がかわいいwとおっしゃってましたね。初期の乱暴なラムがまたかわいいんだと。
さすが上坂さん、わかってるう!
上坂さんの二つ目は
「第5話Aパート「愛と闘魂のグローブ」の自分をかばったあたるに対してのラムの「じ~ん」」。
すごくラムらしいなと感じたそうです。そこは「ダーリン大丈夫?」じゃなくて「うちをかばってくれたっちゃ」なのねwというw
で、すかさず神谷さんがうる星はみんな狂ってるからwと付け加えるわけですよw
いやはや、なんなんでしょうねこの人たちはw
私がこのブログで常日頃指摘しているようなことじゃないですか。なんだか笑いながらも泣きそうになりましたよ。なんてうる星愛にあふれた人たちによって作られているんだろうと。本当に恵まれた作品なんだなとつくづく感じましたね。
あと上坂さんは、あたるのことを「バカツンデレ」とも言ってたなw
上坂さんの三つ目は
「第10話Aパート「戦慄の参観日」のラム母登場シーン」。
ラムママの髪の色に、旧アニメへのリスペクトを感じたそうです。
それと、ラム自身も鬼族語をしゃべるシーンがあるんですけど、あれの録音は本当大変だったそうですね。
つまり、ある文章にあいうえおを当てはめているので同じ音が別の言葉で出てくる場合があるわけですよ。それが難しかったと。
でも、間違えても誰もそのことがわからないので自己宣告形式だったそうw「あ、今間違えました」と挙手するとかw
あと神谷さんは最初に台本を見た際、まったく意味がない出鱈目なカタカナだと思っていたらしいです。
実はこうこうこうですごいんですよと聞かされた時にはヨーロッパの上田がよけいなことをやりやがってwと思ったそうw(もちろんそれはシャレで、あれはすごすぎると絶賛していました)
次のコーナーは「監督、シリーズ構成、キャラデザイン、色彩設計、音楽を担当された方のそれぞれのこだわり」
神谷さんと上坂さんがそれぞれ聞きたい方を選んで、そのコメントがスクリーンに流れるスタイルでした。
音楽:横山克氏
ラムのテーマはスタイリッシュでかっこよくを心掛け、あたるはいいかげんでふらふらしている感じ、面堂は男性アイドルのようなイメージで作曲されたそうです。
色彩設計:中村絢郁氏
うる星やつらのイメージカラーはピンクと紫が基盤になっているそう。2種類のアイキャッチを見てみると確かに背景が最初のはピンク、次のは青紫ぽい感じになっていますね。
キャラクターデザイン:浅野直之氏
「女の子はとにかくかわいく、エロすぎないように」
「男の子は面白ければなんでもいい」
だそうですw
シリーズディレクター:亀井隆広氏
第1クールED「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は本編を引きずらない感じを意識したそう。それと昭和アニメへのリスペクトですね。
あと途中から横スクロールで出てくるさまざまなラムの髪の色は、色指定した時に没になったバージョンだそうです。ちゃんと供養することができてよかったとかw
監督:木村泰大氏
とにかくうるさく賑やかに、を意識した…だったかな?w すみません、ここはちょっと忘れましたw
この後は、神谷さんと上坂さんがあらかじめスタッフさんへ質問を出していたものに対する「Q&A」。
神谷さんからの監督さんへの質問
最初うる星やつらを再アニメすると聞いた時どう思った?
高橋秀弥監督
「そっち?」
なんでも当初高橋留美子作品をアニメ化するという話しか聞いておらず、最初は「MAO」のことだと思ってずっと原作からイメージをふくらませていたそうなw
で、最初の打ち合わせの時、なかなか名前が出ないままに話が進んでいって、その間、「高橋留美子劇場」?「1ポンドの福音」?「炎トリッパー」?と何度も頭の中でシミュレーションが変わっていったそうw
そして最後に、「うる星やつら」だと明かされて思わず「そっちかあ」となったというw
今の10代や20代はラムというキャラは知っていてもうる星やつらという作品がどういう話か知らない、しのぶも面堂も知らない、それって寂しいよねというところから始まったらしいです。
それを受けて神谷さんの話によると、かなり前からアニメ化の話は業界で噂になっていたらしいです。
その際は原作と旧作への愛が強すぎるため「やめろやめろ!」と思っていたのですが、いざオーディションの話がきたらぜひやらせてくださいとw
その変わり身の速さはあたるみたいだと、よっぴーさんと上坂さんからつっこまれていたw
あと、最初は「うる星やつら」という言葉も伏せてあって、コードネーム「UY」で話が進んでいたそう。やべえ、ちょっとかっこいいw
上坂さんからのキャラクターデザイン浅野さんへの質問
作中で最も思い入れがあるシーンやキャラは?
浅野直之氏
好きなキャラはランちゃん!特に悪巧みをしている顔を描くのは楽しかったそう。
もっとも気をつけたラムの表情では、第一話Aパート「かけめぐる青春」ラストの「よろしくだっちゃ、ダーリン」をあげていました。
ここからうる星は始まるんだという気概を持って臨んだという話には、神谷さんがすごくすごく同調していていましたね。
ラムというのは男からすると、何を考えているかわからないところがある、かわいいだけではない、でもそこが魅力なんだとおっしゃっていました。このラムにはそれが全て詰まっていると。
よっぴー氏もここぞとばかりに、押井守さんの言葉で「ラムの考えていることがわかったことは一度もない」というのを引用していましたw(ほら、やっぱり押井マニアだw)
「ラムは未知の存在」というところを、スタッフもキャストもしっかり理解しているところに頼もしさを感じましたよ。
最後は上坂すみれさんのラムのラブソングMV本邦初公開(BDBOXVol2に収録)と、そこから上坂さんのミニライブ。
黄色のロリータ衣装にツノをつけて歌う姿がむちゃくちゃかわいかったです。
終わった後、神谷さんにかわいいかわいいと連発されて、恥ずかしさのあまりに後ろを向いてしまう上坂さんもかわいかったなあ。「もう、わざとやってるでしょ!」と怒って見せるところなんて、思わずごちそうさまと言いそうになりましたよw
上坂さんが最後に、「うる星やつらは50年100年でも残る作品」だとおっしゃってました。
そこは感動的だったんですけど、例えになぜか「忠臣蔵」を持ち出してきたので笑ってしまいましたw
よっぴーさんからも、思わず「いろんな演目があるけど、それ?」とつっこまれてたw
でも、うる星やつらは「忠臣蔵」という言葉は、なぜかすごく心に残りましたね。
彼女は世代こそ神谷さんとは違いますが、本当にうる星に対する想いはすごいんです。
本人は夜叉世代とおっしゃってましたが、高校生の時にCSでアニメうる星を朝にやっていて、それを見てから登校していたそうw
そこから原作も赤い表紙の文庫版を全部揃えたそうです。版が小さいので、目を近づけないと細かいところが見えなかったと少しぼやいていましたがw(まだ新装版コミックスが発売になる前だったんだなあ…)
よっぴーさんは上坂さんが世代的に下なので、うる星やつらがどういうイメージだったのか気にされていたようですが、むしろよっぴーさんより遥かに原作愛の強い方でしたよw
若い彼女があそこまで原作のうる星やつらをわかっているというのは、本当にすごくうれしいですね。
あ、でも、神谷さんは本当に本当に原作ガチ勢過ぎて、私もちょっと気負けするほどでしたw
ラムもしのぶもみんなアホなんだという言葉はむちゃくちゃ感銘を受けましたよ(その場にいないと、このニュアンスはわからないかも)。
後、第2期もただいま絶賛アフレコ中とのこと。
来週も録りに行くんだとおっしゃってましたw
いやあ楽しみですね。どんなシーンを録ってるのか聞きたかったw
14時10分ごろにイベントは終了。
アンケート回収の引き換えに
こんなステッカーをいただきました。
いかがだったでしょうか。
拙いレポートでしたが、少しでもイベントの楽しさが伝わってくれたらうれしいです。
…いろんな方のレポートをTwitter上で見ていくと、2回目(16時)の方にも参加したかったなあとも思うんですけどねw
1回目では神谷さんの熱弁ぶりに若干遠慮気味だった上坂さんも、2回目では慣れてきたのか、かなりノリノリでツッコんでいたそうですしw
こちらの
https://twitter.com/ai_kkk91/status/1659848522701881346
あい@ai_kkk91さんからの引用になりますが、
なんでも気になるシーン振り返りで23話の映像が流れた際に、
神谷さんが「白状しますが初めて観た」と言ったそうですw
上坂「え⁉︎」
神谷「だって終わっちゃう…(ションボリ」
上坂「難しいオタク…!今2期録ってるじゃないですか!」
神谷「すみぺごめん気を遣わせて…」
上坂「ややこいオタク…!」
ああああ、このやりとり聞きたかったよーーー!
2回目のレポートはその他、
ざっきー@dr_on3104さんの
https://twitter.com/dr_on3104/status/1659941436647968769
これとか、
すぽんじちゃん@hanatuse123さんの
https://twitter.com/hanatuse123/status/1659850735557943296
に詳しいレポートがありますので、興味のある方はぜひどうぞ。
今のところ、次のイベントの企画などはないようですが、ぜひまた催してもらいたいものです。
その際には、東京だけではなく地方へも回ってほしいですね。
多くのうる星ファンにこの楽しさを味わってもらえることを願ってやみません!
豪華特典満載の第1巻は絶賛発売中!
12話から23話分収録の第2巻は6月28日発売予定です!こちらも豪華特典付き!
令和の時代に新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、2024年から始まる第2期までの間、「うる星やつら」についてざっくばらんに語っていく企画です。
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらとこちらで。)
はい、というわけで、
前回でちらっと触れましたが、さる5月20日に開催されましたTVアニメ「うる星やつら」Blu-ray Disc&DVD BOX Vol.01発売記念イベントに参加してまいりました。今回はそのレポートをしたいと思います。
本当はオフレコ扱いのヤバ目の暴露話とか解禁前の最新情報が飛び出るかと、ほんのちょっぴり期待していたんですけどねw もし内容的に外に漏らしてはいけないものが含まれるなら、記事にするのは控えようかと思っていたんです。
でもそんなことは一切なく、令和うる星の第一期をただみんなで振り返るだけという、実に和気あいあいとした楽しいイベントになっていました。
すでに公式のTwitterでも報告があがっていますし、参加された方々の投稿も多々あるようなので、特に隠す内容もないでしょう。
というわけですので、皆さんもぜひ肩の力を抜いて軽い気持ちで楽しんでくれたらうれしいです。
ただ撮影・録音はもちろん、メモ書きもその場で取ることはできないので、後から記憶を辿りつつの内容になります。一応、他にTwitterなどレポをあげている人の書き込みと照らし合わせたりして、明らかな間違いなどは正してはいますが、それでも若干の記憶違いがあったりするかもしれません。その辺の事情は汲んでいただけると幸いです。
それでは行ってみましょう!
会場は秋葉原UDXシアターで行われました。

公式ページを見ると、キャパは約170名ほど。雰囲気としてはミニシアターみたいな感じかな。
ステージと客席がすごく近いのでアットホームな感じがありましたよ。
変に大規模なイベントよりも、このほうが手作り感やスタッフの思いみたいなものも伝わってよかったなと思いましたね。なんか選ばれしファンだけが集う秘密の会合みたいでw
公演が始まる前の会場前の撮影はOKとのことなので、



とりあえずこんな感じで。
受付の際にアンケートを渡されました。
BDBOXの特典でよかったものは?とか、今後特典でつけて欲しいものは?などの設問がありましたね。
一応私は、オーディオコメンタリと特製ブックレットの座談会が最高でしたと答えておきました。
3巻や4巻の特典でもその辺をお願いしたいところですね。できればオーディオコメンタリは全話やってくれとも書きましたw
あとは今後に期待することや要望については、「今からでもせめて6クールに延長してくれ!」と書いたんですけど、まあ無理だろうなあw
でも、「4クール終わった後も、まだアニメ化されていない原作をファン投票などで選んで、今のスタッフキャストでアニメ化してほしい」はぜひ本気で検討してほしいですね。
なお、私は1回目(13時)からの部でした。
前回、身バレがどうのとか書きましたけど、けっこう年配の男性も多かったので、まあ大丈夫でしょうw
ていうか、中には明らかに私よりもお年を召された方もいらっしゃいました。原作が始まった当時は高校生か大学生かと見受けられましたよ。だとしたら、私のはるか先輩に当たるわけで、一言挨拶すればよかったのかもw
でも、ああいう方が今も同志でいらっしゃるのはなんだか嬉しくなりますね。
ただ、前回半ば冗談のつもりで「よぼよぼのじじいが~」とか書いたので、もしかしたらあの方を私と勘違いした人もいたかもしれない…だとしたら悪いことしたなあ。1回目に参加された皆さん、あの方は「なりそこない」じゃないですからね!(かえって逆効果かw)
でも反面、若い男性や女性も目立ちましたよ。3割くらいは女性だったかもしれませんね(まあ私と同年代っぽい方もちらほら見受けられましたがw)。
1回目の参加された方のTwitterに「男女比は85%対15%ぐらい」で「平均年齢40ぐらい」と報告もあがっていたのですが、私の主観だとそこまでではなかったはずです。
他の方のつぶやきでは「ほんとに客層がバラバラで、すみぺファンなんだろうなという同志もいれば神谷さんのファンな女子もいれば往年のうる星やつらファンというような大先輩も大勢いてこのコンテンツの懐の深さを肌で感じられた」というのもありましたしね。
ていうか、2回目(16時)に参加された方のレポだと、「会場は老若男女、男女比もほぼ半々で小学生の男の子もいた」らしいんですよね…
ひょっとすると、1回目だけに往年の男性ファンばかり集めたのかもしれませんw(いやいや、まさかそんな)
でも、これは余談ですが、今の令和うる星って、女性ファンが多いような気がしますね。
この間アニメイトに行ったんですけど、「うる星やつら」グッズがどこにも見当たらなくて探していたら、なんと「女性向けアニメ」コーナーにあったんですよw
そういえば、ガチャポンとかでも若い女性がやっているのをよく見るんですよね。まあそのせいで、むちゃくちゃ居心地が悪くて私はやれなかったりするわけですがw
昭和の時代から考えるとなんだか隔世の感がありますね。
あとそうそう、公演前にアナウンスが入るんですけど、そこで「なお、このイベントは録音録画する場合がございます。お客様の顔などが映り込む場合がございますのであらかじめご了承ください」みたいなことを言っていたんですw
マジか…ついに「なりこそない」の全貌が全国に晒される時がやってきたのか…とまあ、それは冗談ですけど、ひょっとしたら今回のイベントの映像なり記事なりが次回の特典などになるかもしれません。期待しない程度に楽しみにしていましょう!
司会はよっぴーこと、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんでした。
彼は神谷浩史さんと同い年で、どちらかというと原作勢というより押井うる星勢ぽかったですねw
でも、今は高校生の娘さんと一緒に令和うる星を楽しんでいるそうです。
開口一番、こんなにすごくクオリティが高いアニメなんだからもっとみなさん盛り上げてくださいと言われましたよw
ここにきている方は高いBOXを買ってしかもイベントに応募して抽選に受かるようなコアユーザーなのだから、周りにもっと勧めてくださいとw
ゲストを呼ぶ前からやたら力説していて、もっと盛り上がっていいはずだというもどかしさを感じているようでしたね。
あと、「こういうイベントは昭和にもほとんど開催されたことがない」ともおっしゃってました。そんなことはないとTwitterのレポで思いっきり突っ込まれていましたがw(レポ内の[4/10]を参照)
http://luminet.jp/evt/index.html
(証拠?のイベント史)
ただ、よっぴー氏が言いたかったのは、今回のような比較的小規模なアットホームなものはないという意味だったんじゃないかなと推測するんですけどね。公会堂とかを借りてのファンイベントとは違う雰囲気がありましたから。
ちなみに、私は昭和時代では「うる星やつら劇場版 オンリー・ユー」の完成試写会にのみ参加しています。
司会がみのもんただったことを妙に覚えていますね。あの頃はまだ駆け出しのアナウンサーで、それこそ珍プレー好プレーの人という印象しかなかったw
今では考えられないことですが、監督の押井守と原作者の高橋留美子が同席していたのを思い出します。何かと不仲が噂される二人ですけど、あの頃は特に確執もなく、普通に会話を交わしていましたね。ていうか、高橋先生はオンリー・ユーを絶賛されてましたから。
と、すみません、話がズレましたね。
で、いよいよ諸星あたる役の神谷浩史さんとラム役の上坂すみれさんが登場!
公式のTwitterに当日の衣装の画像が載っていますのでそちらもご覧いただけたらと思うのですが、上坂さんはロリータ衣装というのでしょうか、それこそランちゃんが着ていそうなフリフリのドレスでしたw
でもカラーは黄色で、一応ラムちゃんのイメージに合わせたのだとか。とにかくむちゃくちゃ可愛くてびっくりしました。ステージもかなり近いので本当やばいw
神谷さんもあたるをイメージしているのか、ブルゾンとジーパンでした。一応80年代を意識しているそうw
ジーパンなんて何年振りかに履いたんで変な感じがするとか言ってましたね。
最初はオーディションにまつわる話だったかな。なんでも初めはスタジオじゃなくてテープオーディションというやつで、原作のコピーだけを渡されてその中のセリフをテープに録って送るかたちだったそうです。
内容は「かけめぐる青春」と「君去りし後」だったとか。
オーディション受かった際にはまず事務所の先輩でもあった古川登志夫さんに報告したそうですよ。古川さんから全面的にバックアップするからと言われてすごくうれしかったとおっしゃってましたね。
上坂さんはBD特典の「オーディオコメンタリ」の話をされてましたね。
神谷&上坂と古川&平野で別室撮りをされていたらしいんですけど、ヘッドフォンから時々平野さんの「このラムちゃんかわいいー」なんて声が聞こえていたりしたそうw
ここからは神谷&上坂の「こだわりシーン振り返りエピソード各3(合計6)」。
なお、13時からの部では「1話から11話の1クール目」からだったんですけど、16時からの部ではどうやら「12話から23話までの2クール目」からだったようですね。正直、そっちの方が聞きたかった…
神谷さんがまず選んだ一つ目は
「第1話Bパート「絶体絶命」の電話のシーン」。
ほら、電話機のコードがストレートだったじゃないですか。当時ネットで、なんで「カール」してないんだと騒がれたことがあったんですね。作画の手抜きなんじゃないかと。
神谷さんも最初は手抜きじゃないかと疑っていたらしいんですけど、実はそうでないんだと力説されていましたw
なんでもストレートタイプはカールよりもさらに古いタイプだけど、当時の電話機は20年30年もったので、1970年代くらいまでは古い電話をそのまま使っていた家も多かったそうなんです。あたるの家はきっと古いんだとw
その後、あの電話機は買い取りだったかレンタルだったかで少し議論(笑)になったんですけど、いずれにしても昔の電話は10年20年と長持ちしたよねという話でした。ちなみにしのぶの家も同じ電話機でしたねw うん、しのぶの家も古いんだw
いずれにせよ、1話でちゃんと細い250mlジュース缶を描いていたこだわりのあるスタッフが、そんな手を抜くことはないんだよという実にありがたいお話でしたw
神谷さんの二つ目は
「第2話Bパート「幸せの黄色いリボン」のメガネ訪問シーン」。
いきなりメガネ問題に言及w
その前に、スクリーンが見える程度に照明を明るくとお願いして、客層を確認してから「ああ…w これなら話しても大丈夫だな」と確認していたw なんの確認だよw
なんでも神谷さんのおっしゃるには、
今回の新アニメでは原作準拠が基本コンセプトなので、「メガネというキャラはいない」というのがまず前提だったそうです。つまりあれは「サトシ」というキャラであってメガネだと思うな!とw
当初の演技指導でも、「優等生のクラスメイトがあたるを心配してやってくる」という体(てい)でやってくれという話だったそうです。その時点でもう違うってわかりますよね。てか優等生ってw
つまり、お見舞いにかこつけてラムちゃんに会いにきたんじゃないんだというのが本来の意味するシーンだったらしいんです。
ところが、サトシ役の佐藤せつじさんの千葉繁カンコピがあまりにすごすぎてそのまま通ったというんですねw
何度かリテイクしていたらしいんですけど、佐藤さんは頑なにメガネカンコピをやめようとしなかったらしいです。さとうせつじやべーなwと神谷さんは嬉しそうに語ってましたね。
その話を聞いて上坂さんも、「そういえば、一時期メガネがTwitterのトレンドに上がってましたよねw」とおっしゃってましたw
神谷さんの三つ目は
「第10話Bパート「君去りし後」のラムが盗聴器(笑)を抱いて「だめだっちゃ」というシーン」。
感動的なシーンだけど、盗聴器だよねwというw
でも、それこそがうる星の面白さなんだと力説されてましたよ。感動的な場面と犯罪が同居している狂った世界なんだとw
あの熱量は私も敵いませんw 本当、この辺は神谷浩史独演会といった感じでした。
ちなみにこの時、司会のよっぴー氏が「君去りし“あと”」と紹介していたんですけど、そこでは神谷さんは突っ込まずに、自分が話をする際にさりげなく「君去りし“のち”が〜」とおっしゃっていたのがむちゃくちゃスマートでかっこよかったです。
(たぶんよっぴーさんは、原作よりも押井うる星派なんだと思うw)
上坂さんが選んだ一つ目は
「第2話Bパート「幸せの黄色いリボン」のリボンをつけてもらってはしゃぐラムが窓からおちるシーン」。
痛いっちゃじゃなくて「いて~」がかわいいwとおっしゃってましたね。初期の乱暴なラムがまたかわいいんだと。
さすが上坂さん、わかってるう!
上坂さんの二つ目は
「第5話Aパート「愛と闘魂のグローブ」の自分をかばったあたるに対してのラムの「じ~ん」」。
すごくラムらしいなと感じたそうです。そこは「ダーリン大丈夫?」じゃなくて「うちをかばってくれたっちゃ」なのねwというw
で、すかさず神谷さんがうる星はみんな狂ってるからwと付け加えるわけですよw
いやはや、なんなんでしょうねこの人たちはw
私がこのブログで常日頃指摘しているようなことじゃないですか。なんだか笑いながらも泣きそうになりましたよ。なんてうる星愛にあふれた人たちによって作られているんだろうと。本当に恵まれた作品なんだなとつくづく感じましたね。
あと上坂さんは、あたるのことを「バカツンデレ」とも言ってたなw
上坂さんの三つ目は
「第10話Aパート「戦慄の参観日」のラム母登場シーン」。
ラムママの髪の色に、旧アニメへのリスペクトを感じたそうです。
それと、ラム自身も鬼族語をしゃべるシーンがあるんですけど、あれの録音は本当大変だったそうですね。
つまり、ある文章にあいうえおを当てはめているので同じ音が別の言葉で出てくる場合があるわけですよ。それが難しかったと。
でも、間違えても誰もそのことがわからないので自己宣告形式だったそうw「あ、今間違えました」と挙手するとかw
あと神谷さんは最初に台本を見た際、まったく意味がない出鱈目なカタカナだと思っていたらしいです。
実はこうこうこうですごいんですよと聞かされた時にはヨーロッパの上田がよけいなことをやりやがってwと思ったそうw(もちろんそれはシャレで、あれはすごすぎると絶賛していました)
次のコーナーは「監督、シリーズ構成、キャラデザイン、色彩設計、音楽を担当された方のそれぞれのこだわり」
神谷さんと上坂さんがそれぞれ聞きたい方を選んで、そのコメントがスクリーンに流れるスタイルでした。
音楽:横山克氏
ラムのテーマはスタイリッシュでかっこよくを心掛け、あたるはいいかげんでふらふらしている感じ、面堂は男性アイドルのようなイメージで作曲されたそうです。
色彩設計:中村絢郁氏
うる星やつらのイメージカラーはピンクと紫が基盤になっているそう。2種類のアイキャッチを見てみると確かに背景が最初のはピンク、次のは青紫ぽい感じになっていますね。
キャラクターデザイン:浅野直之氏
「女の子はとにかくかわいく、エロすぎないように」
「男の子は面白ければなんでもいい」
だそうですw
シリーズディレクター:亀井隆広氏
第1クールED「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は本編を引きずらない感じを意識したそう。それと昭和アニメへのリスペクトですね。
あと途中から横スクロールで出てくるさまざまなラムの髪の色は、色指定した時に没になったバージョンだそうです。ちゃんと供養することができてよかったとかw
監督:木村泰大氏
とにかくうるさく賑やかに、を意識した…だったかな?w すみません、ここはちょっと忘れましたw
この後は、神谷さんと上坂さんがあらかじめスタッフさんへ質問を出していたものに対する「Q&A」。
神谷さんからの監督さんへの質問
最初うる星やつらを再アニメすると聞いた時どう思った?
高橋秀弥監督
「そっち?」
なんでも当初高橋留美子作品をアニメ化するという話しか聞いておらず、最初は「MAO」のことだと思ってずっと原作からイメージをふくらませていたそうなw
で、最初の打ち合わせの時、なかなか名前が出ないままに話が進んでいって、その間、「高橋留美子劇場」?「1ポンドの福音」?「炎トリッパー」?と何度も頭の中でシミュレーションが変わっていったそうw
そして最後に、「うる星やつら」だと明かされて思わず「そっちかあ」となったというw
今の10代や20代はラムというキャラは知っていてもうる星やつらという作品がどういう話か知らない、しのぶも面堂も知らない、それって寂しいよねというところから始まったらしいです。
それを受けて神谷さんの話によると、かなり前からアニメ化の話は業界で噂になっていたらしいです。
その際は原作と旧作への愛が強すぎるため「やめろやめろ!」と思っていたのですが、いざオーディションの話がきたらぜひやらせてくださいとw
その変わり身の速さはあたるみたいだと、よっぴーさんと上坂さんからつっこまれていたw
あと、最初は「うる星やつら」という言葉も伏せてあって、コードネーム「UY」で話が進んでいたそう。やべえ、ちょっとかっこいいw
上坂さんからのキャラクターデザイン浅野さんへの質問
作中で最も思い入れがあるシーンやキャラは?
浅野直之氏
好きなキャラはランちゃん!特に悪巧みをしている顔を描くのは楽しかったそう。
もっとも気をつけたラムの表情では、第一話Aパート「かけめぐる青春」ラストの「よろしくだっちゃ、ダーリン」をあげていました。
ここからうる星は始まるんだという気概を持って臨んだという話には、神谷さんがすごくすごく同調していていましたね。
ラムというのは男からすると、何を考えているかわからないところがある、かわいいだけではない、でもそこが魅力なんだとおっしゃっていました。このラムにはそれが全て詰まっていると。
よっぴー氏もここぞとばかりに、押井守さんの言葉で「ラムの考えていることがわかったことは一度もない」というのを引用していましたw(ほら、やっぱり押井マニアだw)
「ラムは未知の存在」というところを、スタッフもキャストもしっかり理解しているところに頼もしさを感じましたよ。
最後は上坂すみれさんのラムのラブソングMV本邦初公開(BDBOXVol2に収録)と、そこから上坂さんのミニライブ。
黄色のロリータ衣装にツノをつけて歌う姿がむちゃくちゃかわいかったです。
終わった後、神谷さんにかわいいかわいいと連発されて、恥ずかしさのあまりに後ろを向いてしまう上坂さんもかわいかったなあ。「もう、わざとやってるでしょ!」と怒って見せるところなんて、思わずごちそうさまと言いそうになりましたよw
上坂さんが最後に、「うる星やつらは50年100年でも残る作品」だとおっしゃってました。
そこは感動的だったんですけど、例えになぜか「忠臣蔵」を持ち出してきたので笑ってしまいましたw
よっぴーさんからも、思わず「いろんな演目があるけど、それ?」とつっこまれてたw
でも、うる星やつらは「忠臣蔵」という言葉は、なぜかすごく心に残りましたね。
彼女は世代こそ神谷さんとは違いますが、本当にうる星に対する想いはすごいんです。
本人は夜叉世代とおっしゃってましたが、高校生の時にCSでアニメうる星を朝にやっていて、それを見てから登校していたそうw
そこから原作も赤い表紙の文庫版を全部揃えたそうです。版が小さいので、目を近づけないと細かいところが見えなかったと少しぼやいていましたがw(まだ新装版コミックスが発売になる前だったんだなあ…)
よっぴーさんは上坂さんが世代的に下なので、うる星やつらがどういうイメージだったのか気にされていたようですが、むしろよっぴーさんより遥かに原作愛の強い方でしたよw
若い彼女があそこまで原作のうる星やつらをわかっているというのは、本当にすごくうれしいですね。
あ、でも、神谷さんは本当に本当に原作ガチ勢過ぎて、私もちょっと気負けするほどでしたw
ラムもしのぶもみんなアホなんだという言葉はむちゃくちゃ感銘を受けましたよ(その場にいないと、このニュアンスはわからないかも)。
後、第2期もただいま絶賛アフレコ中とのこと。
来週も録りに行くんだとおっしゃってましたw
いやあ楽しみですね。どんなシーンを録ってるのか聞きたかったw
14時10分ごろにイベントは終了。
アンケート回収の引き換えに

こんなステッカーをいただきました。
いかがだったでしょうか。
拙いレポートでしたが、少しでもイベントの楽しさが伝わってくれたらうれしいです。
…いろんな方のレポートをTwitter上で見ていくと、2回目(16時)の方にも参加したかったなあとも思うんですけどねw
1回目では神谷さんの熱弁ぶりに若干遠慮気味だった上坂さんも、2回目では慣れてきたのか、かなりノリノリでツッコんでいたそうですしw
こちらの
https://twitter.com/ai_kkk91/status/1659848522701881346
あい@ai_kkk91さんからの引用になりますが、
なんでも気になるシーン振り返りで23話の映像が流れた際に、
神谷さんが「白状しますが初めて観た」と言ったそうですw
上坂「え⁉︎」
神谷「だって終わっちゃう…(ションボリ」
上坂「難しいオタク…!今2期録ってるじゃないですか!」
神谷「すみぺごめん気を遣わせて…」
上坂「ややこいオタク…!」
ああああ、このやりとり聞きたかったよーーー!
2回目のレポートはその他、
ざっきー@dr_on3104さんの
https://twitter.com/dr_on3104/status/1659941436647968769
これとか、
すぽんじちゃん@hanatuse123さんの
https://twitter.com/hanatuse123/status/1659850735557943296
に詳しいレポートがありますので、興味のある方はぜひどうぞ。
今のところ、次のイベントの企画などはないようですが、ぜひまた催してもらいたいものです。
その際には、東京だけではなく地方へも回ってほしいですね。
多くのうる星ファンにこの楽しさを味わってもらえることを願ってやみません!
豪華特典満載の第1巻は絶賛発売中!
12話から23話分収録の第2巻は6月28日発売予定です!こちらも豪華特典付き!
スポンサーサイト