私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪213(中編)~はたして、いちばんヤベー奴は誰だったのか~
3月30日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪213(前編)に更新されました。
なんだかわたモテの記事を書くのも、随分久しぶりな気がします。
それもそのはず、前回の(前編)の更新が3月2日だったんですね。ほぼ一か月ぶりになるんです。
その間、一応アプリの更新はあったものの、やっぱりネタバレなしの簡易感想とはわけが違いますからね。
そういうわけで、久々にわたモテの感想を書くんだと思うと、なんだか緊張しますよw
果たしてうまく書けるだろうか…
まあそれにしても、すさまじかったですね。今回改めて読み直してしみじみ感じましたよ。
ここ最近の話の中でも、間違いなくベストと言える内容だったと思います。
前回のあのヒキから一か月ものお預けを喰らったブラウザ組のみなさんも、待った甲斐があったというものではないでしょうか。
なんかもう、今持ち得る力をすべてここに集中させたんじゃないかと思うくらいの面白さでしたよね。
まさかとは思いますが、その代償として作画さんはヘルニアになってしまったんじゃないかと心配になってしまうほどです。
面白い作品を描くために力を注いでくれるのはうれしいのですが、あまり無理はしないでほしいものですね。
今も、そのヘルニアが完治してるとは思えない中で単行本作業も並行して進めているようですし…
まあとにかく、最高でした。アプリで読んだのはもう1か月半も前になりますが、今もって新鮮な気持ちで笑えます。
しかも登場するキャラ全員が笑かしに来ますからねw
普通、6人もいたら1人くらい背景と化すやつがいてもおかしくないと思うのですが、わたモテに限っては全員が主役を張れる逸材ですから始末が悪いw
結果、ほぼすべてのコマが笑いどころという、それはそれはすさまじいことになるわけですw
まったく引用するシーンを選ぶにも一苦労でしたよ。
でも、こういう回は逆に感想が書きづらいんですよね。ただただ笑うばかりで、気に利いた言葉なんて出て来やしないw
一か月というブランクもありますし、今のところまったくのノープランですね。今回ばかりは、いったいどんな感想になるか見当もつきません。
まあとにかく、まずは見ていくしかありませんね。
皆さんと一緒に、果たしてどんな感想が出てくるか楽しみにしましょうw
やばい、もう1コマ目からして面白いw
なんでしょう、各キャラの位置関係をただ描写しただけなんですけど、なんかおかしいですよねw
まあ、伊藤さんのおあずけポーズを背後から見るという視点そのものが面白いというのもあるでしょうけど、それ以上にこの場所を支配している空気感みたいなものが笑いを誘うんだと思います。
だってこれ、何も知らない人が見たらどういう状況かわかります?
ある意味、シュールだとすら思いますよ。
そうでなくても、なんか距離感が変だしw
一応前回のオチを踏まえての一コマなんでしょうけど、ここで状況説明が入ること自体がもう面白いw
くるんw
いやそうはならんやろw
しかし紗弥加は、もうヤバさの次元が違いますね。
得体のしれないというか、完全に人間の理解の範疇を超えてますよw
あの伊藤さんの渾身のステイすらまったく効かないとなると、もはや手の打ちようがないw
ていうかこれ、伊藤さんの存在自体頭に入ってない可能性がありますね。目の前の状況しか考えられないのかもしれません。それ以外は単なる障害物としか認識できないとかw
まあとにかく、本人を目の前にして「あれ」と指さすようなようなやつですから、まともに考えるのも馬鹿らしいw
一応この後、井口さんも注意してましたけどまったく聞いてませんでしたからね…
ちなみに紗弥加が言っている「私に似てる智貴くんとイチャイチャしてた人」というのは、
この時のことですね。(コミックス20巻所収:喪192「モテないし文化祭までの毎日」参照)
イチャイチャしてたとは言いますが、実は二人ともあの時が初対面でした。
…まあそんなことは紗弥加に関係ないかw
WWWまた変な奴増えたw
いや、そんなレベルじゃないんだけどねw
隣の智貴の表情を見ればわかるでしょw
小宮山さんが現れたときとは明らかに反応が違いますしw
その小宮山さんも紗弥加に対しては冷ややかな視線を送ってますよね。
同じ「やべー奴」でも、ベクトルの違いがわかるのでしょう。
そんな中でもサチはしっかり「私に似てる」には反応してましたね。
いわく、「つーか似てねぇよブス」とかw
その後、「髪型だけだろ」と付け加えてたのが笑えるw
言われなくても一応「髪型」は似てるってのはわかってるんだw
WWWWW
もはや笑みすら浮かべてるぞこいつwww
どうやって殺(や)ってやろうか、ワクワクしてるんじゃないだろうなw
もっとも、サチにはただ「睨んでる」としか見えてなかったようです。
その裏にある真意にも気づけませんでしたね。
まあそれも当然とも言えますがw
まさか同級生に…ねえ?
WWWWWサチ、かわいいw
あえて軽口を叩くことで、何でもないように振る舞っているんでしょうね。
と同時に、自分に対しての言い訳でもあるのでしょう。私はこのくらい何とも思っていないのだと。
WWWWWこいつはこいつでやばいwww
なんで最近知り合った上級生がお前の殺意を見抜いてくるんだよw
てか、仮に見抜いたとしてもいきなり「何?あの子を殺りたいんだって?」なんて聞いてくるわけないだろw殺人請負人じゃねーんだからw
ていうか、お前にとって「やりたい」=「殺(や)りたい」はもはや言わずもがななのかw
こんなん、すれ違いコントにもならんわw
サチもサチだw
仮にHしたいと思ってたとしても、正直に答えるわけないだろw
百歩譲ってきわどいエロネタを言うにしたって、もっと軽い感じで「まあいつかはやりたいですねw」となるわw(それはそれでやばいけど…)
こんな風に切羽づまった手負いの獣みたいな眼光で言うことじゃないw それこそどんだけ飢えてんだって話だしw
まったく、お前らがどんだけだよw
話がまったくかみ合ってないwww
てか、智貴は本気でばれない殺人方法をアドバイスされてるつもりだったのかw
「事故に見せかけて」じゃねーってのw
サチの「仲良くなれば」と、紗弥加の「仲良さそう」がかかっているのが地味に面白いですねw
相変わらず指をさしてくる彼女を軽く押さえている井口さんが哀れ…
ここはサチ、思い切ってぶっこんできましたね。
前回の「私と一緒に乗る?」とは、また違った意味で勝負に出た感があります。
相手の出方を試すような、もしくは自分の退路を断つ意味がそこにはあったのかもしれません。
彼女は普段から、こういうかまをかけて相手の出方を見るみたいな駆け引きを得意としてきたのでしょう。
それが誰にでも、どんな状況でも通じると思っているところが彼女の浅はかなところですがw
WWWWW殺すなwww
かつてもこっちがゆうちゃんに「ぶち殺すぞ」と言い放ったことを思い出しますねw(コミックス10巻所収:喪93「モテないしプレゼントを渡す」参照)
やはり黒木家の血を引く者同士だわw 血は争えんw
まあある意味、そのくらい打ち解けてきたと言えるのかもしれません。それにしたって上級生に言う言葉とは思えませんがw
この後、正気に戻ったのか、「殺すほうの殺(や)りたいですよ……」と敬語に戻るのはいいんですけど、肝心の中身は一切変わってないというねw
お前もだWWW
無表情で目つき悪くて何考えてるか分からない奴って、それってお前じゃねーかw
てか、「同級生殺そうとしてるとかヤバ」じゃねーわw
そんな軽い調子で言うレベルの話かw
ポイント高いのかよwwwww
どういう思考回路をしているんだw
「私以外の女に殺意を持ってる」というワードも強烈w
普段生きていて、こんなワードを思い浮かべる瞬間が果たしてあるだろうかw
小宮山さんWWWWW
珍しく沈黙を保ってると思ったら、そんなことかよwww
まあ確かに自分も紗弥加のヤバさばかりに意識が飛んでいて、こみさんのことを少し忘れていたけれどもw
でも、彼女は一応状況が見えているというか、考えることはできるんですよね。
この場合でも、「言うほど智貴くんも困ってないし ここに立ってる意味がなくなっている」と、的確な状況判断ができる冷静さは持っているんです。
しかもその判断力は決して的外れというわけでもないんですよね。
自分が感情に任せてプランなしで突入してしまったことにも気づいていましたし、自己分析もしっかりできているんです。
そういうところを踏まえると、単なる「狂人」ではないんだなと改めて感心しますね。少なくとも、紗弥加のようなヤバさと一緒にしては可哀想だなと思います。
もっとも彼女の場合、その思考回路よりもそこから導かれる「結論」が問題なわけで…
WWWWWだからなんでそうなるwww
この期に及んで、「何事もなかったように」なんてできるわけないだろw
ていうか、自然な形ってなんだよw
この場合、もっとも自然なのは自分の非を素直に認めてこの場から速やかに立ち去るくらいしかないわw
これ、私たちは彼女の「モノローグ」を見ているからまだ理解できますけど、サチや智貴から見たら完全に意味不明ですからね。
さっきまで攻撃態勢だったやべー女がいきなり黙ったかと思うと、突然「隣いいですか」とばかりに手刀を切り出すんですからw
そりゃ、サチも身を引くわw
ふーー……wwwww
なんのため息だよそれw
サウナじゃねーんだからw
サチがいかにも嫌そうに避けてる感じがまた笑えますねw
表情がなくてもわかるw
逆に智貴は慣れたものなのか、至って冷静w
隣に置いてあった衣装を手に持つくらいの気遣いすら見せるんですから、さすがですよね。一応、スペースを空けてあげようとしたんでしょうか。
WWWWWWWWWW
なんだよそれwww
こんなところでタイトルの回収なんてしなくてもw
お前に言われなくても今日が「文化祭前日」なんてみんな知ってるわw
まあきっと、彼女にとってはこれが「自然な会話」の糸口だったんでしょうねw
とりあえずは天気の話題が一番無難みたいなノリでこれにしたんでしょうw
一応理屈としてはわかってしまうのがよけいに怖いw
というわけで、ここが今回一番笑ったシーンになります!
今回はほぼ全部が笑いどころだったんで、いつも以上に一番を決めるのに悩んだんですけど、結局はここに落ち着きましたね。
前後のコマでもよかったんですけど、やっぱりこみさんのセリフが直接出てきたこのシーンこそが一番面白さを象徴しているように感じて選びました。
それにしても、前回の「一人スタンディングオベーション」を早くも超えてくるとはさすが小宮山さんw
これ、サチと智貴はたぶん同じ表情をしていますねw
あまりのことに頭がついていけてない感じw
ぞっwww
そりゃ、背筋も冷たくなるわなw
まったく脈略がないし、しかも隣に座ってきたやつがいきなりだしw
智貴はあまり動揺していないのがまた笑えるw
良くも悪くも、小宮山さんのことをわかってきてる感じがありますよねw
自然(ナチュラル)な異常www
なんだろう、具体的な理屈はよくわからないけどなんかわかるぞw
本当、自然な不自然さというのがしっくりきます。
私たちは小宮山さんの思考回路を覗いているからそれもわかるんですけど、伊藤さんは彼女の行動を見ただけで見抜いているんですからね。
しかもその理由まで見事いい当てているわけです。さも当たり前のように「存在感を取り戻した」と言ってますけど、要はそういうことですよね。うーん、さすがコミマニアw
あと、電車で隣に来たヤバい奴という例えが秀逸過ぎるw
それにしても、紗弥加はなんなんだ…
この流れを見て「ほら朱里もとなりいこ」って……
よくもまあ、あれを見習えみたいなことが言えるなと思いますよ。
その発想は一体どこから来るんだと言いたくなりますけど、たぶん発想とかそういうレベルでもないんでしょうね。
何も考えてないからこそ、こんなことが言えるんだと思います。
こみさんは笑えるけど、さすがに紗弥加はちょっと怖すぎるw
少しイメージを良くしとくかwww
今さら手遅れすぎるwww
ていうかむしろ逆効果だろw 絶対さらにドツボにハマるぞw
いつぞの学食事件の時も
良いイメージを与えたいとか言って自爆してるだろーがw
まあでも、自覚があるだけマシですよね。こういうところが地味に小宮山さんのいい所なんだと思います。全然発揮できてないけどw
サチの言いぐさが辛辣w
まあその通りなんだけど、お前だってそう褒められたもんじゃないだろw
自分の狭い「理屈」で何でも理解した気になっているのは、小宮山さんとそう大差ないと思うぞw
L●NE(ライン)教えてwww
イメージを良くしようと考えた結果がこれかw
やっぱり逆効果だったw
てか、百歩譲って仮にこのフレンドリー作戦が有効だとしても、
「明日は文化祭」からの「ラ●ン教えて」じゃ、あまりに飛躍し過ぎですよねw
会話の流れというか、キャッチボールになってないw
WWWWW
さすがのサチも言葉濁しとるwww
いつものように悪態ついたらヤバい相手かもと警戒してるんでしょうねw
うん、危機管理としてその判断は間違ってないw
で、この後対応に困ったサチは智貴に振るんですよね。
「二人は交換してるんでしょ?」とw
第三者を巻き込むのはこういう場合の常套手段とはいえ、智貴にしてみればとばっちりもいいところですw
おお、今回の「困らせんなよ」は合ってるぞw
一応本当に困ってる時もわかるんだなw 感心感心w
サチは前回の「ベッドにも入ったことある」をまだ素直に信じているんですね…
意外と人を疑うということをあまり知らないタイプなんだろうかw
ていうか、いつの間にか「ステイ」が井口さんに変わってるw
うーん、言ってることは間違ってないんだがなんか違うw
そりゃ、額面通り受け取れば「ストーカー」告白かと思うのも当然なんですけどw
まあしかし、小宮山さんがこうもあっさり事の真相を白状するとは思いませんでしたね。
でも、そこが彼女のいいところでもあるのかもしれません。
以前、井口さんに智貴くんのお姉さんだと偽っていたことがありましたけど、けっきょくあの時も隠し通せませんでしたからね。平然と嘘を貫けるようなタイプじゃないんです。
そこはサチとは違う部分なのかなという気がしますね。
なんだ、この地獄のようなハーレムはwww
てか、小宮山さんは遠目から見てるだけじゃねーかw
あと、殺そうとしている奴まで勘定に入れるなw
ゆりちゃんの寄り添い方も謎ですよねw
こいつの考える陰キャってそういうことなのかよw
なぜか急にシリアスな話になってるwww
そうは言うけど、「すべての女を受け入れる」ってそういうことだったのかよw
てか、一人は殺そうとしてるんだぞw
そもそも智貴は、そんな博愛主義的なところから周りと付き合ってきたわけじゃないですけどね。
ただ、なるべく軋轢は避けたいという思いでこれまでやってきた結果が今の現状なだけでw
でもまあ、サチの想像が当たっているかは別として、自分のやってきたことを省みるようになったのは重要なポイントかなとは感じます。
ここから彼女が何を考え、どう変わっていくのか注目していきたいですね。
ここでいう「さっきの返事」とは当然、前回の「私と一緒に乗る?」のことですよね。
あえて表情を見せずに、下半身にズームする演出が見事です。
ここでさりげなく、サチは足を組んでいるんですよね。
しかも左足を彼の方向に向けているわけです。
本来右利きである彼女が左足を組む意味は明らかでしょう。
そして、ここしかないという絶妙なタイミングで彼女の「黒木くん」という呼びかけが響くわけです。
どちらが先にというわけではなく、たぶん自然に二人の視線が交わったんでしょうね。
強烈な笑いばかりの今回の中で、唯一シリアスな緊張が走った瞬間でもあります。
たぶん、井口さんがあのタイミングで智貴に声を掛けた意味をサチは正しく理解したのでしょう。
それは彼女の中ではちゃんと理解できる「行動」だったからです。
また井口さんも先ほどのサチの「行動」の意味がわかったからこそ、あのタイミングだったわけです。
この二人のアイコンタクトはそれを確認する意味もあったのでしょう。
恋の駆け引き以上に、ようやく同じフィールドに立てる相手を見つけたという安心感もそこにはあったのかもしれません。
今回の個人的ベストシーン。
この言葉自体は「社交辞令」でしょうけど、彼がこの場面でそれを口にしたというのがすごく重要なポイントな気がしてなりません。
井口さんがある意味助け船を出してくれたわけですし、そのうやむやな空気のままそのまま立ち去ってもおかしくはない場面だと思うんですよ。そうでなくても、「いや、まあそれは…」とか言ってなんとなくごまかすのがこれまでの彼だった気がするんです。
先ほどまで「殺すぞ」とかなんとか言っていた人間が、最後に「社交辞令」だろうが、ちゃんと敬語を交えて常識的な受け答えをする。
彼もまた、この騒動を通じて何か変わっていくのかもしれません。
井口さんが目を逸らしているのがまた印象的ですよね。
果たして彼女がその眼に映したくなかったものはなんだったのでしょうか。
再び、二人の思惑が交わる瞬間。
「社交辞令」そのままな会話ですが、お互いのモノローグでは相手を見定めようとしているのがよくわかります。
これまで「理解不能」なヤベー奴ばかりだっただけに(笑)ようやく仲間を見つけたという気持ちもあるでしょうが、やっぱりそれはそれとして恋のライバルになる相手をけん制する意味のほうが強いような気がしますね。
伊藤さんはけっきょく小宮山さんの解説だけで終わったような…w
まあ彼女の想定していたような「暴走」が起こらなくてよかったです。
伊藤さんにとっては、少し残念だったかもしれませんがw
小宮山さんは先ほどの二人のやり取りの意味がわかってるんでしょうか。
サチの意味ありげな笑みを睨むかのような視線が少し気になります。
おいブタおい!!の語呂の良さよw
なんだか、かつての「オイオイオイそしてなんだ隣のメスブタオイ!!」を思い出させますねw
てか、けっきょく最後はやっぱりブタかw
さっきまでのL●NE教えてはなんだったんだw
まあしかし、このサチのセリフはなかなか意味深ではあります。
ここでいう「あいつん家」はもちろん智貴の家のことを指しているんでしょうけど、いったい誰が誰と会うと言ってるのでしょう。
直前の流れからすると、個人的には自分と井口さんが智貴の家で鉢合わせするかもという意味のような気がするんですけどね。
それを小宮山さんに言うあたりがいかにもサチらしいじゃないですかw
私の相手は彼女であって、あんたなんか眼中にないんだよというマウント取りだとすれば、なんだかすごく納得してしまいます。
いやあもう言葉になりませんね。あれこれ御託を並べるより、読めばわかるだろうが一番的確なんじゃないかw
もう何を書いても陳腐な感想にしかならないような気がしますよ。
何がすごいって、今回は会話劇なんですよね。それも単なる会話劇じゃなくって、限定された舞台での高度な心理戦なんです。それが抱腹絶倒なギャグの応酬になっているんですから、面白くならないわけがないw
しかも、前回からのキャラだけで話を回しているわけですよ。その分、非常に濃度の高い笑いになっているんですね。
なんていうか、久々に「ギャグマンガ」としてのわたモテを堪能させてもらった気がしました。
それにしても、今回はどのキャラも見どころがありましたよね。みんなそれぞれ「ヤベー奴」っぷりを発揮してくれましたw
果たして誰が一番「ヤベー奴」だったのかは意見が分かれるところでしょうけど、私的には紗弥加か、もしくは智貴かなという感じがしましたね。
というのも、この二人だけモノローグがないんですよ。何を考えているのか見えないヤバさがあるんです。
智貴とサチのすれ違いコントも元はと言えば、彼が必要最小限のことしか語らないことから始まってますからね。
家にどうのこうのというのも姉のことを一言言えば済む話ですし、殺意(笑)に関してもまずは紗弥加にどれだけ迷惑を被られたかをちゃんと説明しておかないとただの危険人物でしょうw
サチは常に相手の考えていることを想定しながら行動を決めている節があるんですよね。おそらくそうやって周りの空気を読みながらそこから浮かないように生きていたからそういう癖がついているんでしょうけど、それは相手が普通の「常識」内で収まる相手じゃないと通用しないんです。
つまり、智貴はサチにとって「ヤベー奴」だから、彼女の想定した思考パターンがあてはまらないんですよねw
小宮山さんはサチとは真逆で、常に自分の事だけを考えているようです。今回も「私の存在が」とか「少しイメージを良くしとくか」とか、まず自分ありきなんですよね。相手がどうだとかはほとんど興味がないようです。
一方の紗弥加はもう思考回路自体が見えないじゃないですかw
相手がどうとか自分がどうとかもまったくわからないw
行動だけ見れば明らかに小宮山さんが一番ヤベー奴なんですけど、彼女はちゃんと考えた上での結果というのが読者側からは見えてますからね。アウトプットされる結果が狂ってるだけで、その過程はまだ理解できるんです。
そう考えると、智貴か紗弥加のどちらかかなと。
とにかく、思考が見えてこないのが一番ヤベー気がしますねw
サチと小宮山さんは向いているベクトルが違うだけで、意外と似た者同士なのかなという感じがしました。
どちらも自分の思い込みで自家中毒を起こしているようなものですからねw
ある意味、わかりやすいヤバさなのかもしれません。
伊藤さんはもっとわかりやすいかも。彼女のヤバさの先には常に「琴」がいますからねw
問題は井口さんでしょうか。一見すると今回一番大人しく思えた彼女ですが、実はここぞという時に一番おいしいところを持っていったのも彼女なんですよね。あのタイミングでの「黒木くん」は、ただ者じゃないですよ。
というか、普段は「智貴くん」と呼ぶはずの彼女があの瞬間だけ「黒木くん」と呼んだわけです。そこに意味がないはずがありません。
そしてあの場にいた人間でそれに気付いたのは、おそらく智貴と小宮山さんだけなんですよね。サチは彼女が普段彼をどう呼んでいるかは知らないわけですから。(え?紗弥加?はは、いやだなあ、彼女にそんな頭があるわけないじゃないですかw)
ということは逆に、あの「黒木くん」はサチに向けて放たれた言葉なんだと考えることが出来るでしょう。
つまりある種のブラフなんですね。
いやあ、なかなかの玉ですよ彼女は。
それでいて、最後には思いっきり「社交辞令」な笑顔を張り付けたまま「久しぶりに話が通じそうな人なんだけどなぁ……」なんて心底残念そうに思えたりできるんですから!
いやあ、女って怖いw
普通の意味で考えたら、いちばんヤベー奴は紗弥加ということになるでしょう。
でも、別の視点から見てみると、本当にヤベー奴ははたして誰だったのかなと考えてしまう自分がいます。
ヤベー男を巡っての、ヤベー女同士の戦いはまだ始まったばかりです!
(…なんか、自分でも思ってもみなかったところに着地したw)
23巻は(今のところ)5月初めの発売予定のようですね。それまでは22巻が最新刊です!
サチと智貴が初めて出会った話は20巻で!
小宮山さんが言っていた「勝手にベッド」事件の全貌は10巻を読めばわかります!
本当、反省はできるんだけど、そこから導きだす結論が狂ってるんだよなあ…
なんだかわたモテの記事を書くのも、随分久しぶりな気がします。
それもそのはず、前回の(前編)の更新が3月2日だったんですね。ほぼ一か月ぶりになるんです。
その間、一応アプリの更新はあったものの、やっぱりネタバレなしの簡易感想とはわけが違いますからね。
そういうわけで、久々にわたモテの感想を書くんだと思うと、なんだか緊張しますよw
果たしてうまく書けるだろうか…
まあそれにしても、すさまじかったですね。今回改めて読み直してしみじみ感じましたよ。
ここ最近の話の中でも、間違いなくベストと言える内容だったと思います。
前回のあのヒキから一か月ものお預けを喰らったブラウザ組のみなさんも、待った甲斐があったというものではないでしょうか。
なんかもう、今持ち得る力をすべてここに集中させたんじゃないかと思うくらいの面白さでしたよね。
まさかとは思いますが、その代償として作画さんはヘルニアになってしまったんじゃないかと心配になってしまうほどです。
面白い作品を描くために力を注いでくれるのはうれしいのですが、あまり無理はしないでほしいものですね。
今も、そのヘルニアが完治してるとは思えない中で単行本作業も並行して進めているようですし…
まあとにかく、最高でした。アプリで読んだのはもう1か月半も前になりますが、今もって新鮮な気持ちで笑えます。
しかも登場するキャラ全員が笑かしに来ますからねw
普通、6人もいたら1人くらい背景と化すやつがいてもおかしくないと思うのですが、わたモテに限っては全員が主役を張れる逸材ですから始末が悪いw
結果、ほぼすべてのコマが笑いどころという、それはそれはすさまじいことになるわけですw
まったく引用するシーンを選ぶにも一苦労でしたよ。
でも、こういう回は逆に感想が書きづらいんですよね。ただただ笑うばかりで、気に利いた言葉なんて出て来やしないw
一か月というブランクもありますし、今のところまったくのノープランですね。今回ばかりは、いったいどんな感想になるか見当もつきません。
まあとにかく、まずは見ていくしかありませんね。
皆さんと一緒に、果たしてどんな感想が出てくるか楽しみにしましょうw

やばい、もう1コマ目からして面白いw
なんでしょう、各キャラの位置関係をただ描写しただけなんですけど、なんかおかしいですよねw
まあ、伊藤さんのおあずけポーズを背後から見るという視点そのものが面白いというのもあるでしょうけど、それ以上にこの場所を支配している空気感みたいなものが笑いを誘うんだと思います。
だってこれ、何も知らない人が見たらどういう状況かわかります?
ある意味、シュールだとすら思いますよ。
そうでなくても、なんか距離感が変だしw
一応前回のオチを踏まえての一コマなんでしょうけど、ここで状況説明が入ること自体がもう面白いw

くるんw
いやそうはならんやろw
しかし紗弥加は、もうヤバさの次元が違いますね。
得体のしれないというか、完全に人間の理解の範疇を超えてますよw
あの伊藤さんの渾身のステイすらまったく効かないとなると、もはや手の打ちようがないw
ていうかこれ、伊藤さんの存在自体頭に入ってない可能性がありますね。目の前の状況しか考えられないのかもしれません。それ以外は単なる障害物としか認識できないとかw
まあとにかく、本人を目の前にして「あれ」と指さすようなようなやつですから、まともに考えるのも馬鹿らしいw
一応この後、井口さんも注意してましたけどまったく聞いてませんでしたからね…
ちなみに紗弥加が言っている「私に似てる智貴くんとイチャイチャしてた人」というのは、

この時のことですね。(コミックス20巻所収:喪192「モテないし文化祭までの毎日」参照)
イチャイチャしてたとは言いますが、実は二人ともあの時が初対面でした。
…まあそんなことは紗弥加に関係ないかw

WWWまた変な奴増えたw
いや、そんなレベルじゃないんだけどねw
隣の智貴の表情を見ればわかるでしょw
小宮山さんが現れたときとは明らかに反応が違いますしw
その小宮山さんも紗弥加に対しては冷ややかな視線を送ってますよね。
同じ「やべー奴」でも、ベクトルの違いがわかるのでしょう。
そんな中でもサチはしっかり「私に似てる」には反応してましたね。
いわく、「つーか似てねぇよブス」とかw
その後、「髪型だけだろ」と付け加えてたのが笑えるw
言われなくても一応「髪型」は似てるってのはわかってるんだw

WWWWW
もはや笑みすら浮かべてるぞこいつwww
どうやって殺(や)ってやろうか、ワクワクしてるんじゃないだろうなw
もっとも、サチにはただ「睨んでる」としか見えてなかったようです。
その裏にある真意にも気づけませんでしたね。
まあそれも当然とも言えますがw
まさか同級生に…ねえ?

WWWWWサチ、かわいいw
あえて軽口を叩くことで、何でもないように振る舞っているんでしょうね。
と同時に、自分に対しての言い訳でもあるのでしょう。私はこのくらい何とも思っていないのだと。

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なんで最近知り合った上級生がお前の殺意を見抜いてくるんだよw
てか、仮に見抜いたとしてもいきなり「何?あの子を殺りたいんだって?」なんて聞いてくるわけないだろw殺人請負人じゃねーんだからw
ていうか、お前にとって「やりたい」=「殺(や)りたい」はもはや言わずもがななのかw
こんなん、すれ違いコントにもならんわw
サチもサチだw
仮にHしたいと思ってたとしても、正直に答えるわけないだろw
百歩譲ってきわどいエロネタを言うにしたって、もっと軽い感じで「まあいつかはやりたいですねw」となるわw(それはそれでやばいけど…)
こんな風に切羽づまった手負いの獣みたいな眼光で言うことじゃないw それこそどんだけ飢えてんだって話だしw
まったく、お前らがどんだけだよw

話がまったくかみ合ってないwww
てか、智貴は本気でばれない殺人方法をアドバイスされてるつもりだったのかw
「事故に見せかけて」じゃねーってのw
サチの「仲良くなれば」と、紗弥加の「仲良さそう」がかかっているのが地味に面白いですねw
相変わらず指をさしてくる彼女を軽く押さえている井口さんが哀れ…

ここはサチ、思い切ってぶっこんできましたね。
前回の「私と一緒に乗る?」とは、また違った意味で勝負に出た感があります。
相手の出方を試すような、もしくは自分の退路を断つ意味がそこにはあったのかもしれません。
彼女は普段から、こういうかまをかけて相手の出方を見るみたいな駆け引きを得意としてきたのでしょう。
それが誰にでも、どんな状況でも通じると思っているところが彼女の浅はかなところですがw

WWWWW殺すなwww
かつてもこっちがゆうちゃんに「ぶち殺すぞ」と言い放ったことを思い出しますねw(コミックス10巻所収:喪93「モテないしプレゼントを渡す」参照)
やはり黒木家の血を引く者同士だわw 血は争えんw
まあある意味、そのくらい打ち解けてきたと言えるのかもしれません。それにしたって上級生に言う言葉とは思えませんがw
この後、正気に戻ったのか、「殺すほうの殺(や)りたいですよ……」と敬語に戻るのはいいんですけど、肝心の中身は一切変わってないというねw

お前もだWWW
無表情で目つき悪くて何考えてるか分からない奴って、それってお前じゃねーかw
てか、「同級生殺そうとしてるとかヤバ」じゃねーわw
そんな軽い調子で言うレベルの話かw

ポイント高いのかよwwwww
どういう思考回路をしているんだw
「私以外の女に殺意を持ってる」というワードも強烈w
普段生きていて、こんなワードを思い浮かべる瞬間が果たしてあるだろうかw

小宮山さんWWWWW
珍しく沈黙を保ってると思ったら、そんなことかよwww
まあ確かに自分も紗弥加のヤバさばかりに意識が飛んでいて、こみさんのことを少し忘れていたけれどもw
でも、彼女は一応状況が見えているというか、考えることはできるんですよね。
この場合でも、「言うほど智貴くんも困ってないし ここに立ってる意味がなくなっている」と、的確な状況判断ができる冷静さは持っているんです。
しかもその判断力は決して的外れというわけでもないんですよね。
自分が感情に任せてプランなしで突入してしまったことにも気づいていましたし、自己分析もしっかりできているんです。
そういうところを踏まえると、単なる「狂人」ではないんだなと改めて感心しますね。少なくとも、紗弥加のようなヤバさと一緒にしては可哀想だなと思います。
もっとも彼女の場合、その思考回路よりもそこから導かれる「結論」が問題なわけで…

WWWWWだからなんでそうなるwww
この期に及んで、「何事もなかったように」なんてできるわけないだろw
ていうか、自然な形ってなんだよw
この場合、もっとも自然なのは自分の非を素直に認めてこの場から速やかに立ち去るくらいしかないわw
これ、私たちは彼女の「モノローグ」を見ているからまだ理解できますけど、サチや智貴から見たら完全に意味不明ですからね。
さっきまで攻撃態勢だったやべー女がいきなり黙ったかと思うと、突然「隣いいですか」とばかりに手刀を切り出すんですからw
そりゃ、サチも身を引くわw

ふーー……wwwww
なんのため息だよそれw
サウナじゃねーんだからw
サチがいかにも嫌そうに避けてる感じがまた笑えますねw
表情がなくてもわかるw
逆に智貴は慣れたものなのか、至って冷静w
隣に置いてあった衣装を手に持つくらいの気遣いすら見せるんですから、さすがですよね。一応、スペースを空けてあげようとしたんでしょうか。

WWWWWWWWWW
なんだよそれwww
こんなところでタイトルの回収なんてしなくてもw
お前に言われなくても今日が「文化祭前日」なんてみんな知ってるわw
まあきっと、彼女にとってはこれが「自然な会話」の糸口だったんでしょうねw
とりあえずは天気の話題が一番無難みたいなノリでこれにしたんでしょうw
一応理屈としてはわかってしまうのがよけいに怖いw
というわけで、ここが今回一番笑ったシーンになります!
今回はほぼ全部が笑いどころだったんで、いつも以上に一番を決めるのに悩んだんですけど、結局はここに落ち着きましたね。
前後のコマでもよかったんですけど、やっぱりこみさんのセリフが直接出てきたこのシーンこそが一番面白さを象徴しているように感じて選びました。
それにしても、前回の「一人スタンディングオベーション」を早くも超えてくるとはさすが小宮山さんw
これ、サチと智貴はたぶん同じ表情をしていますねw
あまりのことに頭がついていけてない感じw

ぞっwww
そりゃ、背筋も冷たくなるわなw
まったく脈略がないし、しかも隣に座ってきたやつがいきなりだしw
智貴はあまり動揺していないのがまた笑えるw
良くも悪くも、小宮山さんのことをわかってきてる感じがありますよねw

自然(ナチュラル)な異常www
なんだろう、具体的な理屈はよくわからないけどなんかわかるぞw
本当、自然な不自然さというのがしっくりきます。
私たちは小宮山さんの思考回路を覗いているからそれもわかるんですけど、伊藤さんは彼女の行動を見ただけで見抜いているんですからね。
しかもその理由まで見事いい当てているわけです。さも当たり前のように「存在感を取り戻した」と言ってますけど、要はそういうことですよね。うーん、さすがコミマニアw
あと、電車で隣に来たヤバい奴という例えが秀逸過ぎるw
それにしても、紗弥加はなんなんだ…
この流れを見て「ほら朱里もとなりいこ」って……
よくもまあ、あれを見習えみたいなことが言えるなと思いますよ。
その発想は一体どこから来るんだと言いたくなりますけど、たぶん発想とかそういうレベルでもないんでしょうね。
何も考えてないからこそ、こんなことが言えるんだと思います。
こみさんは笑えるけど、さすがに紗弥加はちょっと怖すぎるw

少しイメージを良くしとくかwww
今さら手遅れすぎるwww
ていうかむしろ逆効果だろw 絶対さらにドツボにハマるぞw
いつぞの学食事件の時も

良いイメージを与えたいとか言って自爆してるだろーがw
まあでも、自覚があるだけマシですよね。こういうところが地味に小宮山さんのいい所なんだと思います。全然発揮できてないけどw
サチの言いぐさが辛辣w
まあその通りなんだけど、お前だってそう褒められたもんじゃないだろw
自分の狭い「理屈」で何でも理解した気になっているのは、小宮山さんとそう大差ないと思うぞw

L●NE(ライン)教えてwww
イメージを良くしようと考えた結果がこれかw
やっぱり逆効果だったw
てか、百歩譲って仮にこのフレンドリー作戦が有効だとしても、
「明日は文化祭」からの「ラ●ン教えて」じゃ、あまりに飛躍し過ぎですよねw
会話の流れというか、キャッチボールになってないw

WWWWW
さすがのサチも言葉濁しとるwww
いつものように悪態ついたらヤバい相手かもと警戒してるんでしょうねw
うん、危機管理としてその判断は間違ってないw
で、この後対応に困ったサチは智貴に振るんですよね。
「二人は交換してるんでしょ?」とw
第三者を巻き込むのはこういう場合の常套手段とはいえ、智貴にしてみればとばっちりもいいところですw

おお、今回の「困らせんなよ」は合ってるぞw
一応本当に困ってる時もわかるんだなw 感心感心w
サチは前回の「ベッドにも入ったことある」をまだ素直に信じているんですね…
意外と人を疑うということをあまり知らないタイプなんだろうかw
ていうか、いつの間にか「ステイ」が井口さんに変わってるw

うーん、言ってることは間違ってないんだがなんか違うw
そりゃ、額面通り受け取れば「ストーカー」告白かと思うのも当然なんですけどw
まあしかし、小宮山さんがこうもあっさり事の真相を白状するとは思いませんでしたね。
でも、そこが彼女のいいところでもあるのかもしれません。
以前、井口さんに智貴くんのお姉さんだと偽っていたことがありましたけど、けっきょくあの時も隠し通せませんでしたからね。平然と嘘を貫けるようなタイプじゃないんです。
そこはサチとは違う部分なのかなという気がしますね。

なんだ、この地獄のようなハーレムはwww
てか、小宮山さんは遠目から見てるだけじゃねーかw
あと、殺そうとしている奴まで勘定に入れるなw
ゆりちゃんの寄り添い方も謎ですよねw
こいつの考える陰キャってそういうことなのかよw

なぜか急にシリアスな話になってるwww
そうは言うけど、「すべての女を受け入れる」ってそういうことだったのかよw
てか、一人は殺そうとしてるんだぞw
そもそも智貴は、そんな博愛主義的なところから周りと付き合ってきたわけじゃないですけどね。
ただ、なるべく軋轢は避けたいという思いでこれまでやってきた結果が今の現状なだけでw
でもまあ、サチの想像が当たっているかは別として、自分のやってきたことを省みるようになったのは重要なポイントかなとは感じます。
ここから彼女が何を考え、どう変わっていくのか注目していきたいですね。

ここでいう「さっきの返事」とは当然、前回の「私と一緒に乗る?」のことですよね。
あえて表情を見せずに、下半身にズームする演出が見事です。
ここでさりげなく、サチは足を組んでいるんですよね。
しかも左足を彼の方向に向けているわけです。
本来右利きである彼女が左足を組む意味は明らかでしょう。
そして、ここしかないという絶妙なタイミングで彼女の「黒木くん」という呼びかけが響くわけです。

どちらが先にというわけではなく、たぶん自然に二人の視線が交わったんでしょうね。
強烈な笑いばかりの今回の中で、唯一シリアスな緊張が走った瞬間でもあります。
たぶん、井口さんがあのタイミングで智貴に声を掛けた意味をサチは正しく理解したのでしょう。
それは彼女の中ではちゃんと理解できる「行動」だったからです。
また井口さんも先ほどのサチの「行動」の意味がわかったからこそ、あのタイミングだったわけです。
この二人のアイコンタクトはそれを確認する意味もあったのでしょう。
恋の駆け引き以上に、ようやく同じフィールドに立てる相手を見つけたという安心感もそこにはあったのかもしれません。

今回の個人的ベストシーン。
この言葉自体は「社交辞令」でしょうけど、彼がこの場面でそれを口にしたというのがすごく重要なポイントな気がしてなりません。
井口さんがある意味助け船を出してくれたわけですし、そのうやむやな空気のままそのまま立ち去ってもおかしくはない場面だと思うんですよ。そうでなくても、「いや、まあそれは…」とか言ってなんとなくごまかすのがこれまでの彼だった気がするんです。
先ほどまで「殺すぞ」とかなんとか言っていた人間が、最後に「社交辞令」だろうが、ちゃんと敬語を交えて常識的な受け答えをする。
彼もまた、この騒動を通じて何か変わっていくのかもしれません。
井口さんが目を逸らしているのがまた印象的ですよね。
果たして彼女がその眼に映したくなかったものはなんだったのでしょうか。

再び、二人の思惑が交わる瞬間。
「社交辞令」そのままな会話ですが、お互いのモノローグでは相手を見定めようとしているのがよくわかります。
これまで「理解不能」なヤベー奴ばかりだっただけに(笑)ようやく仲間を見つけたという気持ちもあるでしょうが、やっぱりそれはそれとして恋のライバルになる相手をけん制する意味のほうが強いような気がしますね。

伊藤さんはけっきょく小宮山さんの解説だけで終わったような…w
まあ彼女の想定していたような「暴走」が起こらなくてよかったです。
伊藤さんにとっては、少し残念だったかもしれませんがw
小宮山さんは先ほどの二人のやり取りの意味がわかってるんでしょうか。
サチの意味ありげな笑みを睨むかのような視線が少し気になります。

おいブタおい!!の語呂の良さよw
なんだか、かつての「オイオイオイそしてなんだ隣のメスブタオイ!!」を思い出させますねw
てか、けっきょく最後はやっぱりブタかw
さっきまでのL●NE教えてはなんだったんだw
まあしかし、このサチのセリフはなかなか意味深ではあります。
ここでいう「あいつん家」はもちろん智貴の家のことを指しているんでしょうけど、いったい誰が誰と会うと言ってるのでしょう。
直前の流れからすると、個人的には自分と井口さんが智貴の家で鉢合わせするかもという意味のような気がするんですけどね。
それを小宮山さんに言うあたりがいかにもサチらしいじゃないですかw
私の相手は彼女であって、あんたなんか眼中にないんだよというマウント取りだとすれば、なんだかすごく納得してしまいます。
いやあもう言葉になりませんね。あれこれ御託を並べるより、読めばわかるだろうが一番的確なんじゃないかw
もう何を書いても陳腐な感想にしかならないような気がしますよ。
何がすごいって、今回は会話劇なんですよね。それも単なる会話劇じゃなくって、限定された舞台での高度な心理戦なんです。それが抱腹絶倒なギャグの応酬になっているんですから、面白くならないわけがないw
しかも、前回からのキャラだけで話を回しているわけですよ。その分、非常に濃度の高い笑いになっているんですね。
なんていうか、久々に「ギャグマンガ」としてのわたモテを堪能させてもらった気がしました。
それにしても、今回はどのキャラも見どころがありましたよね。みんなそれぞれ「ヤベー奴」っぷりを発揮してくれましたw
果たして誰が一番「ヤベー奴」だったのかは意見が分かれるところでしょうけど、私的には紗弥加か、もしくは智貴かなという感じがしましたね。
というのも、この二人だけモノローグがないんですよ。何を考えているのか見えないヤバさがあるんです。
智貴とサチのすれ違いコントも元はと言えば、彼が必要最小限のことしか語らないことから始まってますからね。
家にどうのこうのというのも姉のことを一言言えば済む話ですし、殺意(笑)に関してもまずは紗弥加にどれだけ迷惑を被られたかをちゃんと説明しておかないとただの危険人物でしょうw
サチは常に相手の考えていることを想定しながら行動を決めている節があるんですよね。おそらくそうやって周りの空気を読みながらそこから浮かないように生きていたからそういう癖がついているんでしょうけど、それは相手が普通の「常識」内で収まる相手じゃないと通用しないんです。
つまり、智貴はサチにとって「ヤベー奴」だから、彼女の想定した思考パターンがあてはまらないんですよねw
小宮山さんはサチとは真逆で、常に自分の事だけを考えているようです。今回も「私の存在が」とか「少しイメージを良くしとくか」とか、まず自分ありきなんですよね。相手がどうだとかはほとんど興味がないようです。
一方の紗弥加はもう思考回路自体が見えないじゃないですかw
相手がどうとか自分がどうとかもまったくわからないw
行動だけ見れば明らかに小宮山さんが一番ヤベー奴なんですけど、彼女はちゃんと考えた上での結果というのが読者側からは見えてますからね。アウトプットされる結果が狂ってるだけで、その過程はまだ理解できるんです。
そう考えると、智貴か紗弥加のどちらかかなと。
とにかく、思考が見えてこないのが一番ヤベー気がしますねw
サチと小宮山さんは向いているベクトルが違うだけで、意外と似た者同士なのかなという感じがしました。
どちらも自分の思い込みで自家中毒を起こしているようなものですからねw
ある意味、わかりやすいヤバさなのかもしれません。
伊藤さんはもっとわかりやすいかも。彼女のヤバさの先には常に「琴」がいますからねw
問題は井口さんでしょうか。一見すると今回一番大人しく思えた彼女ですが、実はここぞという時に一番おいしいところを持っていったのも彼女なんですよね。あのタイミングでの「黒木くん」は、ただ者じゃないですよ。
というか、普段は「智貴くん」と呼ぶはずの彼女があの瞬間だけ「黒木くん」と呼んだわけです。そこに意味がないはずがありません。
そしてあの場にいた人間でそれに気付いたのは、おそらく智貴と小宮山さんだけなんですよね。サチは彼女が普段彼をどう呼んでいるかは知らないわけですから。(え?紗弥加?はは、いやだなあ、彼女にそんな頭があるわけないじゃないですかw)
ということは逆に、あの「黒木くん」はサチに向けて放たれた言葉なんだと考えることが出来るでしょう。
つまりある種のブラフなんですね。
いやあ、なかなかの玉ですよ彼女は。
それでいて、最後には思いっきり「社交辞令」な笑顔を張り付けたまま「久しぶりに話が通じそうな人なんだけどなぁ……」なんて心底残念そうに思えたりできるんですから!
いやあ、女って怖いw
普通の意味で考えたら、いちばんヤベー奴は紗弥加ということになるでしょう。
でも、別の視点から見てみると、本当にヤベー奴ははたして誰だったのかなと考えてしまう自分がいます。
ヤベー男を巡っての、ヤベー女同士の戦いはまだ始まったばかりです!
(…なんか、自分でも思ってもみなかったところに着地したw)
23巻は(今のところ)5月初めの発売予定のようですね。それまでは22巻が最新刊です!
サチと智貴が初めて出会った話は20巻で!
小宮山さんが言っていた「勝手にベッド」事件の全貌は10巻を読めばわかります!
本当、反省はできるんだけど、そこから導きだす結論が狂ってるんだよなあ…
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