私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪212~ラストシーンはまだ始まってはいない~
2月16日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪212に更新されました。
今回は喪211からの続きになりますね。
まさかの「ラスト決まってない」発言から、はたしてどう事態は動いていくのか気になるところです。
普通だったらここから起死回生の一発というか、土壇場で熱くなる展開が待っているところなんでしょうけど、わたモテに限ってはそんなはずもありません。この期に及んでも、行きつけのカフェでひたすら駄弁るだけの話でしたw
実は簡易感想の時、私はわりと「シリアスな回」という印象を持っていたんですよ。一つ一つのネタは笑えるにしても、重いテーマがそこには横たわっているように感じたんですね。
何を持って物語は「終わり」を迎えるのか、またどうすれば「終わらせる」ことができるのか、それを描いていたように思えたんです。この場合の物語というのは、彼女たちの青春の日々にもリンクしていくわけですが。
ただねー。今回改めて読んでみると、そこまでいうほどのことでもないなと思っちゃったんですよね。
初読の時はなんか雰囲気に流されてそう感じちゃったのかなとw
いよいよもう後が無いという状況下、みんなでアイデアを出し合う時の独特な雰囲気ってあるじゃないですか。
時々冗談が挟まることはあっても、誰もが重苦しい空気の圧を感じながらそれに抗う形で無理やり活気があるように見せている感じ?
ああいう空気感に飲まれる形で錯覚してしまったのかもしれないと、ちょっと思ったりもしました。
ただ、やっぱり感傷的な気持ちになるのは確かです。
それは映画編がこれで終わると感じるからか、それとも空気に惑わされているのかはわかりませんけど。
いずれにしても、夜のカフェでみんなで駄弁るというそのシチュエーション自体、なんだか胸がきゅんとなるものはあります。それを噛み締めながら味わいたい回ですね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
表紙は喪210(前編)以来になりますが、間に挟まるのは喪211だけですから話数的には割と頻繁にある印象ですね。その前も喪209(前編)でしたし。
文化祭に向けて表紙の頻度も上がっているのかもしれません。
それにしてもこんな感じで、表紙が直接的に話の導入部分になっているのはけっこう久しぶりですよね。
しかも、喪183の台風回のように作中内に扉がくるパターンならともかく、話の冒頭から場面が始まるケースはほとんどなかったように思います。せいぜい喪158「モテないし謹慎する」(コミックス16巻)くらいでしょうか。
いわゆる「イメージ表紙」とは違う、なんとも不思議な印象を与えますよね。
まるで映画の冒頭シーンを見ているかのようです。物語への没入感を深めるには効果的な方法なんだと思います。
というわけで、今回は「モテないしラストシーン」。
上下きれいに二分割されているような構図が面白いですよね。煽りの「間もなく 偶然の出会い。」がなければ、普通に加藤さん達と待ち合わせしているのかと思ってしまいそうです。
ていうか、単行本だと煽りがなくなるのでまた印象が変わるかも…?
このお店は見たところ、コミックス21巻の「特別編11」(特別編(クリスマス3年目))に出てきたスタータリーズっぽい気がしますけど、どうでしょうかね。テーブルやイスも同じのように見えるのですが。
飛び散る汗だけですぐにゆうちゃんだとわかるのはさすがですねw
彼女が加藤さんに勉強を見てもらう時はいつもここなんでしょうか。
それにしても、「間もなく 偶然の出会い。」とは考えれば考えるほど意味深な気がします。
間もなくという響きからすでに用意されている感が滲みますし、それが偶然という言葉とセットになることでなんとも不思議な印象になるじゃないですか。まるで「偶然」をあらかじめ用意する存在がいるかのように。
それは擬似的な青春というテーマとも、どこかつながっているような気がするんですよね。
計算上wwwww
いったいどんな計算をしたんだw 年号の計算でもしたんかw
美保のツッコミがあまりに的確というか、完全に漫才の台本みたいになってますねw
こうしてみると、ゆうちゃんがましに見えてくるから不思議ですw
そこに映画班の3人が上がってきます。
ちょうど階段の向かいに陣取っていたので、ゆうちゃんもすぐにわかりましたね。
ネモはラテなので手で持てるようですが、ゆりちゃんともこっちはホットコーヒーなのでプレートに乗せてきている感じでしょうか。
ていうか、もこっちはなんでゆりちゃんに自分のも持たせているんだw
誰のせいでこんなことになってるのかわかってないだろ…
というわけで、緊急の会議(?)が開かれたわけですが、隣の加藤さんはその動向が気になるようです。
すごくシリアスな表情を浮かべていますよね。隣の美保とは対照的です。
しかし、なんでネモがこの場を仕切っているんだ…
本来なら、責任者であるもこっちが平謝りしながら頭を下げてお願いする立場なんじゃないですかね。
なんか、ネモが二人を諭しているかのような構図なんだが…
なんやかんやあってwww
いや、だからそのなんやかんやを見せろやw そのための映画だろうがw
ていうか、ゆりちゃんはこれを「ラスト」だと思っていたのか…
こんなん、適当以前の問題だろw
前の3年生が撮ったというミュージカルの終わらせ方とそう変わらんぞw(コミックス21巻;喪196「モテないし映画作りは進まない」参照)
なんか本当に漠然としているな……
実際にそんなラストがあったのか疑わしいですけど、もしあるのならネモのいう通りそれでいけばいいんじゃないかと思いますけどね。
でも、「その面白くないので」という言い方はちょっと面白いw
ていうか、面白いか面白くないかはこっちで決めるから、まずはその面白くないというやつを聞かせろと言いたいw
ネモとしてはもうすぐにでも撮影に取り掛かりたいんでしょうね。
ゆりちゃんは「一応今日だけ考える時間あるけど」と言っていましたが、彼女はもう今さら思いつかないことを前提に話を進めるつもりのようです。
ここで加藤さんが動きます。
彼女も映画に出演していたわけですし、本音としては自分も一緒に話し合いに参加したかったのかもしれません。
でもこの提案は悪くないですよね。
せっかくこうして席を並べたわけですし、限られた人間であれこれ悩むよりはよっぼど建設的な提案なのではないでしょうか。
ただ、ここに集まっている人間はいっても素人です。物語の締め方と言われてもそう簡単にアイデアが出てくるものでもないしょう。ましてや、わけのわからない映画もどきですからねw
出演している本人たちにさえいったいどんな話なのかもわからないのに、いきなりその終わらせ方を考えてと言われても無茶というものです。
そこで、加藤さんの発案で「みんなの好きな話の終わり方」を聞いてみることになったのですが……
速攻で謝ってしまう加藤さんwww
なんでだよ、風夏は別にボケてもいないぞw
単に「自分の好きな話の終わり方」を普通に述べてるだけだろw
実際すごく風夏らしい、いい回答だと思いますけどね。鉄腕アトムの時代からの王道じゃないですか。
もこっちの映画はとりあえず度外視して自分の好みを挙げてくれと言われただけなのに、この「本当に参考にならない」はひどいw
まあコントのオチだと思えばいいのかもしれませんがw
いや本当、ここは風夏じゃなくて加藤さんのボケのシーンだと思いますw
そんな加藤さんとは別に、もこっちはこの答えに興味を示します。
いわく「学校とか常識のせまい考えだったから面白くなかったのかも」と。
えーと、そういう問題じゃない気がしますけど、まあ本人が参考にするというならまあいいかw(あの野球対決とか、果たして常識のせまい考えだったのだろうか…)
妊娠エンドw
もこっち、それは違うぞw
子供が生まれないハッピーエンドも普通にあるからw
ていうか、本当「いわゆる」ってなんだよw
ここは普通に「結婚エンド」だろーがw
本当、答える方はみんなボケていないのに、なぜか受け取る側がボケと捉えちゃうんですよね。
自分は思いつかないのに、風夏にはダメだししていたのか…
好きな話でいいなら参考もくそもないだろw
ダーク●イト批判してる漫画というのは「東京タラレバ娘」のことらしいですね。
なんでも映画ファンの間では「ダーク●イト問題」として有名なんだとか。
それに関してはどちらも知らないのでコメントは控えますが、返す刀で「S●XandTHECITY」を腐すようならけっきょく同じムジナな気がしますw(といっても「S●XandTHECITY」はもっと知らない)
ていうか、「恋愛や友情や仕事を通じて成長していく話」ってむちゃくちゃ該当作多すぎません?
そんなん、普通の話だろうがw
けっきょく「なんやかんやあってHAPPY END」で終わるような気がするぞw
美保が好きだという映画はけっこう渋い内容ですね。見たことがないので実際どうなのかはわかりませんが、いかにも映画マニアが好きそうな感じだなあとは思います。特にオチの「普通にやめて」というところに玄人好みな匂いがするw
ここは、それを「夏帆が持ってきた」というのがポイントですね。
これまであまりその人となりがわからなかった彼女ですが、これでなんとなく見えてきたような気がします。
たぶん、いわゆる映画オタクとはちょっと違うと思うんです。
うんちくをあれこれ人に語りたいタイプではなく、静かに自分の「好き」を抱きしめていたい子なんじゃないでしょうか。
この回想シーンでも、好きな映画を見ている幸せが伝わってきますよね。
…ていうか、風夏はちゃんと見てろw
早速ゆりちゃんが反応w
ざっくりとしたあらすじを聞いただけで、すぐに「バッファ●ー66!!」と出てくるところがさすがですね。
彼女のこの顔だけで、ああ映画ファンの間では一般常識レベルのカルト映画なんだろうなというのがわかりますw
「俺たちの戦いはこれからだ!」…とはちょっと違うかw
いわゆる「日常エンド」ってやつでしょうか。はっきり決着をつけたくない場合に便利な終わらせ方ですよね。
なんだかネモらしい答えだなと思います。
アレはアレでちょっと悲しいという気持ちはわかりますね。
要するに「終わってほしくない」んでしょう。でもそれだと埒があかないからこその「続いてく」エンドなわけで、そのアンビバレンツな感じがまた少し切なく感じるんです。
どうせ最後死ぬやつw
人に聞いておいてなんて言い草だw
でもここは怒ったりせず、極めて冷静に答えるゆりちゃんがいいですね。
本当に誠実に答えようとしている姿勢が伺えます。
なるほど、あくまで傾向であって、それ自体が目的ではないということですか。
そういうケースってけっこうあるような気がしますね。
でもって、それゆえに誤解も招きやすくなってるのかもしれません。
風夏は入ってくんなw
お前が入ってくると話がややこしくなるw
ていうか、全然違うわw
それにしても、ゆりちゃんと風夏の会話ってなかなかレアですよね。
ゆりちゃんがちゃんと順序立てて否定してるところがいいw
でも、たぶん風夏には理解できていないと思うw
うわあ…
なんだか自分を見ているようでいたたまれないぞw
ごめんなさい、たぶんわたモテやうる星やつらについてあれこれ書いている私も、たぶんこう見えてますよね…
でも、彼女の言っていることはなかなか興味深いですね。
ある意味、すっごい純粋な芸術至上主義なのかなとも感じました。
あくまでその人の中にあるものをそのまま出しているものが好きで、そこに「誰か」の意志や思惑が入るのが嫌なんですね。
だから「無駄に難解」はもっと嫌いなわけです。それはけっきょくその人が持っている本当のものではなくて、ただ「難解」に見せようとしているだけだから。それも一つの「迎合」なんですよね。
…やばい、なんだか共感してしまったw
ただ、やっぱりちょっと潔癖すぎるかなとは思いますね。
もっと肩の力を抜いて楽しんでもいいんじゃないという気はします。
迎合したオチに作者の思惑を超えた新たな面白さが宿るケースもあったりしますし。
もこっち、うるせーwww
ていうか、煽るような誘い質問してきたのはお前だろうがw
でも、ここはなんといっても加藤さんと美保との表情の違いが印象的ですよね。
加藤さんはただ単に微笑ましく感じている様子ですが、美保は「ふーん、なるほどね…」みたいな顔をしているじゃないですか。この時点でゆりちゃんという子をある程度見抜いている感があるんですよ。
もしかしたら、これまでも彼女のようなタイプの子を見てきたことがあるのではないでしょうか。
一見すると享楽主義者みたいな印象もある美保さんですが、実は人間観察においてはもこっち以上に長けている子なのかもしれません。
ゆりちゃん、かわいいなw
ここぞとばかりに「バッファ●ー66」を押してくる感じが浮かれたオタクっぽくて、恥ずかしいんだけどなんだか共感してしまうw
それに対して、美保の「映画詳しいんだねー」。
これはゆりちゃんの映画オタ体質をわかった上での言葉ですよね。あえて「詳しい」と言うことで彼女の自尊心をくすぐっているわけです。
やっぱりすごく「わかってる」子なんだと思いますね。
ドヤ顔すんなWWWWW
見てるこっちの方が恥ずかしいわw
ていうか、なんでキラキラしているんだw
いや〜、もこっちが共感性羞恥を覚えるのもすっごくわかりますね。
(今回の個人的ベストもこっち!)
今回彼女はずっと表情に乏しい感じがあったんですが、唯一崩れたのがここだというw
さすがゆりちゃん、もこっちの素の顔を出すのはお手の物ですねw
うーん、果たして参考になったのかどうか…w
ていうかこれって単に、みんなで映画をネタに駄弁ってるだけなんじゃないかという気がするw
ただ、アイデアなんて意外とそういう無駄話から生まれたりもするんで、けっきょくは考える人次第というところでしょうか。
まあ、もこっちが言うからには、きっとヒントくらいは見つかったのでしょうね。
…なんだか、せっかくの加藤さんの提案が意味なかったとは言えずに、取り繕っているようにも見えますけどw
あと、ゆりちゃんがまだほくそ笑んだままになっているのが地味に面白いw
なんで帰る気まんまんなんだw
ていうか、終わらせないまま済むと思ってんのかw
いやもう本当、どの口が言ってるんだという話ですよね。
もこっち以外の子が言うならわかりますけど、お前だけは絶対言っちゃダメなセリフだってのw
時間の経過を示唆するコマですね。
いったん、ネモが席を外してるのが印象的です。
で、ゆりちゃんも加藤さんも美保もそれぞれ動きが変わっているのに、もこっちだけはまったく微塵も動いていないというw
WWW
随分、タメの長いツッコミだことw
でも、考えてるのはいいですけど、ただ腕組みしてじっとしてるだけで考えなんてまとまりますかね?
別に考えてるように見せろとは言いませんけど、みんなの答えを紙に書き出してみるとか、気になるワードを組み合わせてみるとか、手を動かすことも必要なんじゃないかと思うんですけど。
何も考えてないように見えるというネモに対してもこっちは「顔で判断すんな」と反論していましたけど、そういうことじゃなくて、姿勢の問題を言ってるんじゃないかなあ。
なるとを飛ばすなwww
ていうか、フル回転というよりバカボンのほっぺみたいじゃねーかw
ただ、もこっちに言わせれば「本気で考えてる顔なんてこんなもん」だそうです。
なんだかはぐらかされている感じもありますが、試しにゆりちゃんに「世界平和について」真剣に考えてもらうと……
WWWWW
ほらってなんだよw
確かに何も考えてないようにしか見えないけどw
ていうか、これは無茶振りですよね。いきなり世界平和について考えろと言われてもどんな顔をしていいのかわからんわw
何も考えてないんじゃ……と思うネモの気持ちもわかるw
ネモに反論するゆりちゃんw
ていうか、本当に考えていたのかよw
いやでもホント、いったい何の時間なんでしょうねこれw
ネットのフリー素材かよWWWWW
まさに「演技(やっ)てる顔」そのものw
でも、ゆりちゃんの「ダメなアイドル演技」はちょっと言い過ぎw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
ネモには申し訳ないですけど、二人から集中攻撃を受けてる様がむちゃくちゃ面白いw
日本映画が悪くなってるwww
一気に話がでかくなったな、おいw
さらっと「顔だけの俳優」とか言うなw
ていうか、別に俳優じゃないしw
なんで、「根元さんみたいな」とまで言われなきゃならないのかw
もはやネモも疲れたのか、ツッコミも淡々としたものですw
はたしてそうかなあw
なんかフリーズしているように見えるんですけどw
ていうか、「ろん」で止まってるしw
でもまあ、もこっちの言うことも確かにわかるんですよね。
頭の中で考えれば考えるほど内側にこもるわけで、外側まで考えが及ばないということはあるでしょう。
それこそあのネモのポーズなんて、「考える」ってこういう感じだよねという余計な要素が入っている証拠ですから。自然を装っているようで結果的にすごく不自然になっているわけです。
この辺はさきほどのゆりちゃんの「映画論」と通じるところがありますね。
…それはさておき、もこっちはさっさと書けw
考え顔大会www
何それ、ちょっと楽しそうw
ここで美保本人が参戦するのではなく、風夏を推薦(?)するのがいいですよね。
うちの風夏を忘れちゃ困るぜ!みたいなノリを感じるw
WWWWW
でも確かに、いわゆる「演技(やっ)てる」感はないですね。
まあ彼女にウケを狙うという発想があるとも思えませんがw
ある意味すごく純粋な子ではありますが、この場合はちょっと特殊すぎてあまり参考にはならないような気がするw
WWWそんなことだろうと思ったw
ていうか、これはもう完全にバトル漫画のそれだろw
主人公がふとしたことで打開策を思いついたシーンw
でも夜食なら、むしろラーメンなんじゃないかという気もしますけどね。
あ、でも、値段的にはうどんの方がはるかにリーズナブルか。(そういう問題か)
まあとにかく、本能に基づいてだと必然的に自然に見えるのかもしれませんw
さて、そして時は静かに過ぎていくわけですが……
あっさりw
ていうか、ルーズリーフとかペンはなんのために出していたんだよw
頭の中だけでいいなら、筆記用具も何もいらなかったじゃねーかw
まあ、みんながアイデア(?)を出し合ってくれたおかげではあるんでしょうけど、せめて走り書き程度でもいいから書き留めて欲しかったw
ネモらしいw
どこまでも「青春」ぽさを求めるのが彼女なんですね。
ある意味、ゆりちゃんとは真逆の方向性と言えるでしょう。
でも、それこそ「擬似的に作った青春」なんじゃないかという気もします。
「映画」へのアンチテーゼとして「リアル」を追求するなら、一度その「終わったーー!」」な感じを見せておくのもアリだとは思いますね。そこで初めてメタ的構図が生きてくるのではないでしょうか。
このゆりちゃんのモノローグはすごく印象的でした。
正直、ここで終わってもおかしくないんじゃないかという気もしました。
彼女はここで、もこっちの「終わり」とネモの「終わり」を思い返しているんですよね。
それを踏まえて彼女は「明日で終わるんだ 映画…」と噛み締めているわけです。
まさに今回のテーマそのものを自問自答しているように思えたんですよ。すなわち「何が終わりなのか」ということを。
そしてたぶん、自分の高校生活とも重ねていたのではないでしょうか。
今回の個人的ベストシーンはここですね。
やっぱりここが、本当の「ラストシーン」なんじゃないかという気がしてなりません。
そして日付は変わって、いよいよ本番まであと2日。
どうやら本当に出来上がっていたようで、これからラストシーンの撮影となるようです。
真子がタブレットのようなものを持っていますけど、助監督的な立場なんでしょうか。
伊藤さんはまあ、いかにもマネージャー然した感じですけどw
ていうか、隣にネモがいるのはいったい…彼女は一応メインキャストのはずなのですが。(次の“オチ”を見れば理由はすぐにわかりますけどw)
二木さんは編集を頼まれているだけに、現場に立ち会う必要があるのかもしれませんね。
なるほどw
一応、みんなのアイデアをすべて採用したってわけねw
田中真子がボテ腹になってるのは、「妊娠エンド」(ゆうちゃん)でしょうかw
根元陽菜が遺影になってるのは、「死亡エンド」(ゆりちゃん)かなw
で、「そのままこれからも日常が続いてくエンド」とw(ネモ)
…あれ?風夏の「自分を犠牲に世界を救うエンド」はどこだろw
まあ、ここでは語られていませんけど、根元陽菜が犠牲になったことで世界は救われたのかもしれませんねw
ただ正直、このオチは少し蛇足な気がしないでもなかったですね。
簡易感想でも言いましたが、笑えるというより納得させられる感じでしたし。
いわゆる「説明エンド」っぽい印象もあって、どこか取ってつけたような終わり方に思えてなりませんでした。
コミさんのツッコミだけが、かろうじてオチをつけていた印象です。
シリアスというより、わかりづらいなという感じでしょうか。
テーマらしきものは提起されていましたし、それについて色々語られもしましたが、けっきょくはっきりしないまま終わってしまった印象です。
いうなれば、「なんやかんやあって とりあえずHAPPY END」でしょうかw
どこかすっきりしないのは、たぶんもこっちの態度に起因しているような気がします。
今回彼女はつかみどころがないというか、ずっとはぐかしているように感じたんですよね。はっきり言うと、何を考えているのかわからなかったんです。
最初から最後までずっと表情が抜け落ちている感じでしたし、当事者意識に欠けているように見えました。
だから、最後のオチもどこまで本気なのか首をかしげてしまうんですよ。理屈としてはつながっているけど、それって本当にもこっちが面白いと思うものだったの?という。
笑えないけど、納得はさせられたというのはそういうことなんですね。
それならやっぱり、ゆりちゃんの「明日で終わるんだ 映画…」こそが本当の「ラストシーン」なんじゃないでしょうか。
少なくともあの言葉は、彼女自身の心の奥底から出てきた思いのはずですから。
ただ、私はゆりちゃんのように、「誰かに迎合したオチならいらない」とは思いません。
どういう物語を作ってどう終わらせるかはそれこそいろんなやり方があっていいと思いますし、こうだと決めつけるのはかえって作品の幅を狭めるような気がするからです。
あえて自分を押し殺して、いろんな人の意見を取り入れて作るのも一つの方法でしょう。そこから本人も思いもしなかった新しい面白さが発見できるかもしれません。
だからこそ、今回の「オチ」を「ラストシーン」とは思いたくないんですよね。
むしろここから何かを見つけて欲しいんです。そして、本当にもこっちが面白いと思ったものと出会ってほしい。
だって、「ラストシーン撮影始めるよ」と言ったもこっちの顔を見ました?
なんだか諦めているかのような表情をしてたじゃないですか。あれはようやくこれで映画が完成するんだと思う人間が浮かべる顔じゃありませんよ。
「迎合」はよくても、不本意な「妥協」はして欲しくありません。
どうせなら、開き直って面白おかしく「迎合」したラストを見せてほしいじゃないですか。
それでこそ、もこっちだと思うんですよね。
私はまだ諦めていません。たとえ「撮影」は終わったとしても、まだ「ラストシーン」は見ていませんから。
今回はあくまで「ラストシーン」を撮るまでのいきさつを描いただけで、実際の「ラストシーン」はこれからなんだと信じています。
喪202の時に書き上げた脚本の最後には「なんやかんやあってとりあえずHAPPY END」とあったのだろうかと、少し疑問に思う最新22巻は絶賛発売中です!
クリスマス特別編本番もいいですけど、そのまえの特別編11も得も言われぬ味わいがありますね。
今こそ、台風の夜に語ったあの「疑似的な青春」の時に立ち返る必要があるような気がしてなりません。
今回は喪211からの続きになりますね。
まさかの「ラスト決まってない」発言から、はたしてどう事態は動いていくのか気になるところです。
普通だったらここから起死回生の一発というか、土壇場で熱くなる展開が待っているところなんでしょうけど、わたモテに限ってはそんなはずもありません。この期に及んでも、行きつけのカフェでひたすら駄弁るだけの話でしたw
実は簡易感想の時、私はわりと「シリアスな回」という印象を持っていたんですよ。一つ一つのネタは笑えるにしても、重いテーマがそこには横たわっているように感じたんですね。
何を持って物語は「終わり」を迎えるのか、またどうすれば「終わらせる」ことができるのか、それを描いていたように思えたんです。この場合の物語というのは、彼女たちの青春の日々にもリンクしていくわけですが。
ただねー。今回改めて読んでみると、そこまでいうほどのことでもないなと思っちゃったんですよね。
初読の時はなんか雰囲気に流されてそう感じちゃったのかなとw
いよいよもう後が無いという状況下、みんなでアイデアを出し合う時の独特な雰囲気ってあるじゃないですか。
時々冗談が挟まることはあっても、誰もが重苦しい空気の圧を感じながらそれに抗う形で無理やり活気があるように見せている感じ?
ああいう空気感に飲まれる形で錯覚してしまったのかもしれないと、ちょっと思ったりもしました。
ただ、やっぱり感傷的な気持ちになるのは確かです。
それは映画編がこれで終わると感じるからか、それとも空気に惑わされているのかはわかりませんけど。
いずれにしても、夜のカフェでみんなで駄弁るというそのシチュエーション自体、なんだか胸がきゅんとなるものはあります。それを噛み締めながら味わいたい回ですね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

表紙は喪210(前編)以来になりますが、間に挟まるのは喪211だけですから話数的には割と頻繁にある印象ですね。その前も喪209(前編)でしたし。
文化祭に向けて表紙の頻度も上がっているのかもしれません。
それにしてもこんな感じで、表紙が直接的に話の導入部分になっているのはけっこう久しぶりですよね。
しかも、喪183の台風回のように作中内に扉がくるパターンならともかく、話の冒頭から場面が始まるケースはほとんどなかったように思います。せいぜい喪158「モテないし謹慎する」(コミックス16巻)くらいでしょうか。
いわゆる「イメージ表紙」とは違う、なんとも不思議な印象を与えますよね。
まるで映画の冒頭シーンを見ているかのようです。物語への没入感を深めるには効果的な方法なんだと思います。
というわけで、今回は「モテないしラストシーン」。
上下きれいに二分割されているような構図が面白いですよね。煽りの「間もなく 偶然の出会い。」がなければ、普通に加藤さん達と待ち合わせしているのかと思ってしまいそうです。
ていうか、単行本だと煽りがなくなるのでまた印象が変わるかも…?
このお店は見たところ、コミックス21巻の「特別編11」(特別編(クリスマス3年目))に出てきたスタータリーズっぽい気がしますけど、どうでしょうかね。テーブルやイスも同じのように見えるのですが。
飛び散る汗だけですぐにゆうちゃんだとわかるのはさすがですねw
彼女が加藤さんに勉強を見てもらう時はいつもここなんでしょうか。
それにしても、「間もなく 偶然の出会い。」とは考えれば考えるほど意味深な気がします。
間もなくという響きからすでに用意されている感が滲みますし、それが偶然という言葉とセットになることでなんとも不思議な印象になるじゃないですか。まるで「偶然」をあらかじめ用意する存在がいるかのように。
それは擬似的な青春というテーマとも、どこかつながっているような気がするんですよね。

計算上wwwww
いったいどんな計算をしたんだw 年号の計算でもしたんかw
美保のツッコミがあまりに的確というか、完全に漫才の台本みたいになってますねw
こうしてみると、ゆうちゃんがましに見えてくるから不思議ですw

そこに映画班の3人が上がってきます。
ちょうど階段の向かいに陣取っていたので、ゆうちゃんもすぐにわかりましたね。
ネモはラテなので手で持てるようですが、ゆりちゃんともこっちはホットコーヒーなのでプレートに乗せてきている感じでしょうか。
ていうか、もこっちはなんでゆりちゃんに自分のも持たせているんだw
誰のせいでこんなことになってるのかわかってないだろ…

というわけで、緊急の会議(?)が開かれたわけですが、隣の加藤さんはその動向が気になるようです。
すごくシリアスな表情を浮かべていますよね。隣の美保とは対照的です。
しかし、なんでネモがこの場を仕切っているんだ…
本来なら、責任者であるもこっちが平謝りしながら頭を下げてお願いする立場なんじゃないですかね。
なんか、ネモが二人を諭しているかのような構図なんだが…

なんやかんやあってwww
いや、だからそのなんやかんやを見せろやw そのための映画だろうがw
ていうか、ゆりちゃんはこれを「ラスト」だと思っていたのか…
こんなん、適当以前の問題だろw
前の3年生が撮ったというミュージカルの終わらせ方とそう変わらんぞw(コミックス21巻;喪196「モテないし映画作りは進まない」参照)

なんか本当に漠然としているな……
実際にそんなラストがあったのか疑わしいですけど、もしあるのならネモのいう通りそれでいけばいいんじゃないかと思いますけどね。
でも、「その面白くないので」という言い方はちょっと面白いw
ていうか、面白いか面白くないかはこっちで決めるから、まずはその面白くないというやつを聞かせろと言いたいw
ネモとしてはもうすぐにでも撮影に取り掛かりたいんでしょうね。
ゆりちゃんは「一応今日だけ考える時間あるけど」と言っていましたが、彼女はもう今さら思いつかないことを前提に話を進めるつもりのようです。

ここで加藤さんが動きます。
彼女も映画に出演していたわけですし、本音としては自分も一緒に話し合いに参加したかったのかもしれません。
でもこの提案は悪くないですよね。
せっかくこうして席を並べたわけですし、限られた人間であれこれ悩むよりはよっぼど建設的な提案なのではないでしょうか。
ただ、ここに集まっている人間はいっても素人です。物語の締め方と言われてもそう簡単にアイデアが出てくるものでもないしょう。ましてや、わけのわからない映画もどきですからねw
出演している本人たちにさえいったいどんな話なのかもわからないのに、いきなりその終わらせ方を考えてと言われても無茶というものです。
そこで、加藤さんの発案で「みんなの好きな話の終わり方」を聞いてみることになったのですが……

速攻で謝ってしまう加藤さんwww
なんでだよ、風夏は別にボケてもいないぞw
単に「自分の好きな話の終わり方」を普通に述べてるだけだろw
実際すごく風夏らしい、いい回答だと思いますけどね。鉄腕アトムの時代からの王道じゃないですか。
もこっちの映画はとりあえず度外視して自分の好みを挙げてくれと言われただけなのに、この「本当に参考にならない」はひどいw
まあコントのオチだと思えばいいのかもしれませんがw
いや本当、ここは風夏じゃなくて加藤さんのボケのシーンだと思いますw
そんな加藤さんとは別に、もこっちはこの答えに興味を示します。
いわく「学校とか常識のせまい考えだったから面白くなかったのかも」と。
えーと、そういう問題じゃない気がしますけど、まあ本人が参考にするというならまあいいかw(あの野球対決とか、果たして常識のせまい考えだったのだろうか…)

妊娠エンドw
もこっち、それは違うぞw
子供が生まれないハッピーエンドも普通にあるからw
ていうか、本当「いわゆる」ってなんだよw
ここは普通に「結婚エンド」だろーがw
本当、答える方はみんなボケていないのに、なぜか受け取る側がボケと捉えちゃうんですよね。

自分は思いつかないのに、風夏にはダメだししていたのか…
好きな話でいいなら参考もくそもないだろw
ダーク●イト批判してる漫画というのは「東京タラレバ娘」のことらしいですね。
なんでも映画ファンの間では「ダーク●イト問題」として有名なんだとか。
それに関してはどちらも知らないのでコメントは控えますが、返す刀で「S●XandTHECITY」を腐すようならけっきょく同じムジナな気がしますw(といっても「S●XandTHECITY」はもっと知らない)
ていうか、「恋愛や友情や仕事を通じて成長していく話」ってむちゃくちゃ該当作多すぎません?
そんなん、普通の話だろうがw
けっきょく「なんやかんやあってHAPPY END」で終わるような気がするぞw

美保が好きだという映画はけっこう渋い内容ですね。見たことがないので実際どうなのかはわかりませんが、いかにも映画マニアが好きそうな感じだなあとは思います。特にオチの「普通にやめて」というところに玄人好みな匂いがするw
ここは、それを「夏帆が持ってきた」というのがポイントですね。
これまであまりその人となりがわからなかった彼女ですが、これでなんとなく見えてきたような気がします。
たぶん、いわゆる映画オタクとはちょっと違うと思うんです。
うんちくをあれこれ人に語りたいタイプではなく、静かに自分の「好き」を抱きしめていたい子なんじゃないでしょうか。
この回想シーンでも、好きな映画を見ている幸せが伝わってきますよね。
…ていうか、風夏はちゃんと見てろw

早速ゆりちゃんが反応w
ざっくりとしたあらすじを聞いただけで、すぐに「バッファ●ー66!!」と出てくるところがさすがですね。
彼女のこの顔だけで、ああ映画ファンの間では一般常識レベルのカルト映画なんだろうなというのがわかりますw

「俺たちの戦いはこれからだ!」…とはちょっと違うかw
いわゆる「日常エンド」ってやつでしょうか。はっきり決着をつけたくない場合に便利な終わらせ方ですよね。
なんだかネモらしい答えだなと思います。
アレはアレでちょっと悲しいという気持ちはわかりますね。
要するに「終わってほしくない」んでしょう。でもそれだと埒があかないからこその「続いてく」エンドなわけで、そのアンビバレンツな感じがまた少し切なく感じるんです。

どうせ最後死ぬやつw
人に聞いておいてなんて言い草だw
でもここは怒ったりせず、極めて冷静に答えるゆりちゃんがいいですね。
本当に誠実に答えようとしている姿勢が伺えます。
なるほど、あくまで傾向であって、それ自体が目的ではないということですか。
そういうケースってけっこうあるような気がしますね。
でもって、それゆえに誤解も招きやすくなってるのかもしれません。

風夏は入ってくんなw
お前が入ってくると話がややこしくなるw
ていうか、全然違うわw
それにしても、ゆりちゃんと風夏の会話ってなかなかレアですよね。
ゆりちゃんがちゃんと順序立てて否定してるところがいいw
でも、たぶん風夏には理解できていないと思うw

うわあ…
なんだか自分を見ているようでいたたまれないぞw
ごめんなさい、たぶんわたモテやうる星やつらについてあれこれ書いている私も、たぶんこう見えてますよね…
でも、彼女の言っていることはなかなか興味深いですね。
ある意味、すっごい純粋な芸術至上主義なのかなとも感じました。
あくまでその人の中にあるものをそのまま出しているものが好きで、そこに「誰か」の意志や思惑が入るのが嫌なんですね。
だから「無駄に難解」はもっと嫌いなわけです。それはけっきょくその人が持っている本当のものではなくて、ただ「難解」に見せようとしているだけだから。それも一つの「迎合」なんですよね。
…やばい、なんだか共感してしまったw
ただ、やっぱりちょっと潔癖すぎるかなとは思いますね。
もっと肩の力を抜いて楽しんでもいいんじゃないという気はします。
迎合したオチに作者の思惑を超えた新たな面白さが宿るケースもあったりしますし。

もこっち、うるせーwww
ていうか、煽るような誘い質問してきたのはお前だろうがw
でも、ここはなんといっても加藤さんと美保との表情の違いが印象的ですよね。
加藤さんはただ単に微笑ましく感じている様子ですが、美保は「ふーん、なるほどね…」みたいな顔をしているじゃないですか。この時点でゆりちゃんという子をある程度見抜いている感があるんですよ。
もしかしたら、これまでも彼女のようなタイプの子を見てきたことがあるのではないでしょうか。
一見すると享楽主義者みたいな印象もある美保さんですが、実は人間観察においてはもこっち以上に長けている子なのかもしれません。

ゆりちゃん、かわいいなw
ここぞとばかりに「バッファ●ー66」を押してくる感じが浮かれたオタクっぽくて、恥ずかしいんだけどなんだか共感してしまうw
それに対して、美保の「映画詳しいんだねー」。
これはゆりちゃんの映画オタ体質をわかった上での言葉ですよね。あえて「詳しい」と言うことで彼女の自尊心をくすぐっているわけです。
やっぱりすごく「わかってる」子なんだと思いますね。

ドヤ顔すんなWWWWW
見てるこっちの方が恥ずかしいわw
ていうか、なんでキラキラしているんだw
いや〜、もこっちが共感性羞恥を覚えるのもすっごくわかりますね。
(今回の個人的ベストもこっち!)
今回彼女はずっと表情に乏しい感じがあったんですが、唯一崩れたのがここだというw
さすがゆりちゃん、もこっちの素の顔を出すのはお手の物ですねw

うーん、果たして参考になったのかどうか…w
ていうかこれって単に、みんなで映画をネタに駄弁ってるだけなんじゃないかという気がするw
ただ、アイデアなんて意外とそういう無駄話から生まれたりもするんで、けっきょくは考える人次第というところでしょうか。
まあ、もこっちが言うからには、きっとヒントくらいは見つかったのでしょうね。
…なんだか、せっかくの加藤さんの提案が意味なかったとは言えずに、取り繕っているようにも見えますけどw
あと、ゆりちゃんがまだほくそ笑んだままになっているのが地味に面白いw

なんで帰る気まんまんなんだw
ていうか、終わらせないまま済むと思ってんのかw
いやもう本当、どの口が言ってるんだという話ですよね。
もこっち以外の子が言うならわかりますけど、お前だけは絶対言っちゃダメなセリフだってのw

時間の経過を示唆するコマですね。
いったん、ネモが席を外してるのが印象的です。
で、ゆりちゃんも加藤さんも美保もそれぞれ動きが変わっているのに、もこっちだけはまったく微塵も動いていないというw

WWW
随分、タメの長いツッコミだことw
でも、考えてるのはいいですけど、ただ腕組みしてじっとしてるだけで考えなんてまとまりますかね?
別に考えてるように見せろとは言いませんけど、みんなの答えを紙に書き出してみるとか、気になるワードを組み合わせてみるとか、手を動かすことも必要なんじゃないかと思うんですけど。
何も考えてないように見えるというネモに対してもこっちは「顔で判断すんな」と反論していましたけど、そういうことじゃなくて、姿勢の問題を言ってるんじゃないかなあ。

なるとを飛ばすなwww
ていうか、フル回転というよりバカボンのほっぺみたいじゃねーかw
ただ、もこっちに言わせれば「本気で考えてる顔なんてこんなもん」だそうです。
なんだかはぐらかされている感じもありますが、試しにゆりちゃんに「世界平和について」真剣に考えてもらうと……

WWWWW
ほらってなんだよw
確かに何も考えてないようにしか見えないけどw
ていうか、これは無茶振りですよね。いきなり世界平和について考えろと言われてもどんな顔をしていいのかわからんわw
何も考えてないんじゃ……と思うネモの気持ちもわかるw

ネモに反論するゆりちゃんw
ていうか、本当に考えていたのかよw
いやでもホント、いったい何の時間なんでしょうねこれw

ネットのフリー素材かよWWWWW
まさに「演技(やっ)てる顔」そのものw
でも、ゆりちゃんの「ダメなアイドル演技」はちょっと言い過ぎw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
ネモには申し訳ないですけど、二人から集中攻撃を受けてる様がむちゃくちゃ面白いw

日本映画が悪くなってるwww
一気に話がでかくなったな、おいw
さらっと「顔だけの俳優」とか言うなw
ていうか、別に俳優じゃないしw
なんで、「根元さんみたいな」とまで言われなきゃならないのかw
もはやネモも疲れたのか、ツッコミも淡々としたものですw

はたしてそうかなあw
なんかフリーズしているように見えるんですけどw
ていうか、「ろん」で止まってるしw
でもまあ、もこっちの言うことも確かにわかるんですよね。
頭の中で考えれば考えるほど内側にこもるわけで、外側まで考えが及ばないということはあるでしょう。
それこそあのネモのポーズなんて、「考える」ってこういう感じだよねという余計な要素が入っている証拠ですから。自然を装っているようで結果的にすごく不自然になっているわけです。
この辺はさきほどのゆりちゃんの「映画論」と通じるところがありますね。
…それはさておき、もこっちはさっさと書けw

考え顔大会www
何それ、ちょっと楽しそうw
ここで美保本人が参戦するのではなく、風夏を推薦(?)するのがいいですよね。
うちの風夏を忘れちゃ困るぜ!みたいなノリを感じるw

WWWWW
でも確かに、いわゆる「演技(やっ)てる」感はないですね。
まあ彼女にウケを狙うという発想があるとも思えませんがw
ある意味すごく純粋な子ではありますが、この場合はちょっと特殊すぎてあまり参考にはならないような気がするw

WWWそんなことだろうと思ったw
ていうか、これはもう完全にバトル漫画のそれだろw
主人公がふとしたことで打開策を思いついたシーンw
でも夜食なら、むしろラーメンなんじゃないかという気もしますけどね。
あ、でも、値段的にはうどんの方がはるかにリーズナブルか。(そういう問題か)
まあとにかく、本能に基づいてだと必然的に自然に見えるのかもしれませんw
さて、そして時は静かに過ぎていくわけですが……

あっさりw
ていうか、ルーズリーフとかペンはなんのために出していたんだよw
頭の中だけでいいなら、筆記用具も何もいらなかったじゃねーかw
まあ、みんながアイデア(?)を出し合ってくれたおかげではあるんでしょうけど、せめて走り書き程度でもいいから書き留めて欲しかったw

ネモらしいw
どこまでも「青春」ぽさを求めるのが彼女なんですね。
ある意味、ゆりちゃんとは真逆の方向性と言えるでしょう。
でも、それこそ「擬似的に作った青春」なんじゃないかという気もします。
「映画」へのアンチテーゼとして「リアル」を追求するなら、一度その「終わったーー!」」な感じを見せておくのもアリだとは思いますね。そこで初めてメタ的構図が生きてくるのではないでしょうか。

このゆりちゃんのモノローグはすごく印象的でした。
正直、ここで終わってもおかしくないんじゃないかという気もしました。
彼女はここで、もこっちの「終わり」とネモの「終わり」を思い返しているんですよね。
それを踏まえて彼女は「明日で終わるんだ 映画…」と噛み締めているわけです。
まさに今回のテーマそのものを自問自答しているように思えたんですよ。すなわち「何が終わりなのか」ということを。
そしてたぶん、自分の高校生活とも重ねていたのではないでしょうか。
今回の個人的ベストシーンはここですね。
やっぱりここが、本当の「ラストシーン」なんじゃないかという気がしてなりません。

そして日付は変わって、いよいよ本番まであと2日。
どうやら本当に出来上がっていたようで、これからラストシーンの撮影となるようです。
真子がタブレットのようなものを持っていますけど、助監督的な立場なんでしょうか。
伊藤さんはまあ、いかにもマネージャー然した感じですけどw
ていうか、隣にネモがいるのはいったい…彼女は一応メインキャストのはずなのですが。(次の“オチ”を見れば理由はすぐにわかりますけどw)
二木さんは編集を頼まれているだけに、現場に立ち会う必要があるのかもしれませんね。

なるほどw
一応、みんなのアイデアをすべて採用したってわけねw
田中真子がボテ腹になってるのは、「妊娠エンド」(ゆうちゃん)でしょうかw
根元陽菜が遺影になってるのは、「死亡エンド」(ゆりちゃん)かなw
で、「そのままこれからも日常が続いてくエンド」とw(ネモ)
…あれ?風夏の「自分を犠牲に世界を救うエンド」はどこだろw
まあ、ここでは語られていませんけど、根元陽菜が犠牲になったことで世界は救われたのかもしれませんねw
ただ正直、このオチは少し蛇足な気がしないでもなかったですね。
簡易感想でも言いましたが、笑えるというより納得させられる感じでしたし。
いわゆる「説明エンド」っぽい印象もあって、どこか取ってつけたような終わり方に思えてなりませんでした。
コミさんのツッコミだけが、かろうじてオチをつけていた印象です。
シリアスというより、わかりづらいなという感じでしょうか。
テーマらしきものは提起されていましたし、それについて色々語られもしましたが、けっきょくはっきりしないまま終わってしまった印象です。
いうなれば、「なんやかんやあって とりあえずHAPPY END」でしょうかw
どこかすっきりしないのは、たぶんもこっちの態度に起因しているような気がします。
今回彼女はつかみどころがないというか、ずっとはぐかしているように感じたんですよね。はっきり言うと、何を考えているのかわからなかったんです。
最初から最後までずっと表情が抜け落ちている感じでしたし、当事者意識に欠けているように見えました。
だから、最後のオチもどこまで本気なのか首をかしげてしまうんですよ。理屈としてはつながっているけど、それって本当にもこっちが面白いと思うものだったの?という。
笑えないけど、納得はさせられたというのはそういうことなんですね。
それならやっぱり、ゆりちゃんの「明日で終わるんだ 映画…」こそが本当の「ラストシーン」なんじゃないでしょうか。
少なくともあの言葉は、彼女自身の心の奥底から出てきた思いのはずですから。
ただ、私はゆりちゃんのように、「誰かに迎合したオチならいらない」とは思いません。
どういう物語を作ってどう終わらせるかはそれこそいろんなやり方があっていいと思いますし、こうだと決めつけるのはかえって作品の幅を狭めるような気がするからです。
あえて自分を押し殺して、いろんな人の意見を取り入れて作るのも一つの方法でしょう。そこから本人も思いもしなかった新しい面白さが発見できるかもしれません。
だからこそ、今回の「オチ」を「ラストシーン」とは思いたくないんですよね。
むしろここから何かを見つけて欲しいんです。そして、本当にもこっちが面白いと思ったものと出会ってほしい。
だって、「ラストシーン撮影始めるよ」と言ったもこっちの顔を見ました?
なんだか諦めているかのような表情をしてたじゃないですか。あれはようやくこれで映画が完成するんだと思う人間が浮かべる顔じゃありませんよ。
「迎合」はよくても、不本意な「妥協」はして欲しくありません。
どうせなら、開き直って面白おかしく「迎合」したラストを見せてほしいじゃないですか。
それでこそ、もこっちだと思うんですよね。
私はまだ諦めていません。たとえ「撮影」は終わったとしても、まだ「ラストシーン」は見ていませんから。
今回はあくまで「ラストシーン」を撮るまでのいきさつを描いただけで、実際の「ラストシーン」はこれからなんだと信じています。
喪202の時に書き上げた脚本の最後には「なんやかんやあってとりあえずHAPPY END」とあったのだろうかと、少し疑問に思う最新22巻は絶賛発売中です!
クリスマス特別編本番もいいですけど、そのまえの特別編11も得も言われぬ味わいがありますね。
今こそ、台風の夜に語ったあの「疑似的な青春」の時に立ち返る必要があるような気がしてなりません。
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