私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪204(後編)~むしろビッグバンを予感させる新章の始まり~
7月21日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪204(後編)に更新されました。
(後編)……。
なんか改めて読み返してみると、あまりそんな印象を受けませんでしたね。
話的にも区切りがついた感じはありませんでしたし、文化祭までまだ時間がありそうとか思ってしまいましたw
「後編」って普通は物語の終章にあたるわけで、いわゆる「締め」みたいな雰囲気が必要だと思うんですよ。それはオムニバスといえども同じなはずなんですね。
もこっちと風夏のシゴキ対決()で締めた喪184、いつもとは違う景色に気付いたサチで締めた喪192(朱里と紗弥加の話はあくまでおまけのようなものだと思っています)、徐々に文化祭が近づいてることを示唆して幕を下ろす喪199。
どれも一つの話としてまとめるのにふさわしい「後編」になっています。
ところが、今回はそうじゃないんですよ。締めるどころか、むしろ新章が始まったかのような気持ちにさせられるんです。後編というより、ここまでが「前編」だったんじゃないかと思うくらいw
実際、大きな目で見れば、喪204全体が「前編」なのかもしれませんね。当然文化祭本番が「後編」になるわけです。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
「生音」
あれ、まだ本番撮ってなかったんだっけw
(前編)の始めで「今日から本番撮ってくね」と言ってたはずですけど、けっきょくここまでほとんど進められなかったんですね。できたのは髪型だけかw
ていうか、最終的に採用されたのは加藤さんとゆりちゃんだけで、ネモと小宮山さんはいつも通りでいくことにしたんですね。なんだろう、キャラ的に合わないということになったのかな。
まあ小宮山さんはあまり美少女すぎると、ツッコミの切れ味が鈍りそうですものね。ただ、ネモはネコミミだとよけいに痛いキャラが際立って逆に面白いんじゃないかという気もしないでもないですがw
小宮山さんが小道具の文庫をスタンバイしてる感じがいいですね。なんか女優っぽいw
ネモはなんでこんなノリノリなんだw
WWWWWあのシーンかw
なんかむちゃくちゃハードというか、下品な感じにアップグレードされてるんですけど…
ていうか、”ダメ出し”くらったんじゃなかったっけw
なんでやることになってんだよw
さっき、ネモがノリノリだったところをみると、実は本人が「本気を出しますからやらせてください!」と直談判したとか?w
現場見学をしている2人の反応が面白いですね。
風夏は真剣に感心してるというか、これが本気の演技なのか…とか思っていそうw
美保は笑うしかないって感じですよねw 糸目スマイルがかわいいw
あと、なぜか伊藤さんが助監督みたいな感じになってるw
これはもこっちがお願いしたのか、伊藤さんの方から申し出たのかどちらなんでしょうね?
このあとの「カット」というタイミングも慣れた感じでしたし、実は現場の裏方みたいなものに憧れがあったりするんでしょうか。ぜひスタッフロールにも「撮影監督:伊藤光」として名を連ねてほしいw
ふうネモ初絡み!
ネモは夏合宿に参加していませんでしたし、ラーメン食べに行った時も会話を交わすことはなかっただけに、すごく新鮮ですね。
風夏としては特に他意はなく、単純にほめたたえるつもりで声を掛けたんでしょう。
でも何しろバカですからw
「何度もやった経験者にしかできない演技だ」とか言ってしまうわけですw
(いちいち“何度もやった”とか付け加えてしまうところがバカなんだよなあ…)
そんなことないよWWWWW
まるでAIのような回答w もはやバグってエラーが発生してるようですねw
普通は呆れて「は?バカ?」とかまともに相手にしないのが正解だと思うんですがw
もこっちのような煽ってくるタイプでもないんで、どう対応していいかわからないんでしょうね。
風夏のような純度の高いバカには免疫がないのかもしれませんw
本物の音wwwww
ちょっと何言ってるかわからないw ていうか、聞いたことないなら本物かどうかもわからないと思うんだがw
謙遜という言葉の使い方もおかしいですよねw
別に自分の演技をへりくだったわけじゃないw
他の子が一切無反応なのがよけいに笑えますねw
こみさんもさすがに他人のふりをしてる感じw
どんな生き方www
そこまで言うかw ていうか、なんでキレ気味なんだw
想像だけで出せるなら、よけいにすごいなでいいじゃねーかw
ついにカミングアウトwww
果たして経験者だというのと、どっちがマシなんだろうw
ネモってホント、追い詰められるとパワーで押しきろうとしますよねw もこっちもそんなことを以前言ってましたけどw
普段周りに気を遣ってるというか明るく振る舞っているだけに、何かのきっかけで爆発してしまうのかもしれませんね。
風夏とネモの組み合わせにはまだまだ可能性を感じますし、これを機会にもっとぶつかって欲しいなと思います!
「生徒会役員」
やっぱりこの二人は「生徒会」側でしたね。どうやら「部活VS生徒会」という構図が話の中心になるようです。
この辺ももこっちの「ハルヒ」へのこだわりが見え隠れしますね。(アニメにはなっていませんが、原作のハルヒではSOS団と生徒会との対決の話があったりします)
部の存続を掛けての野球対決というのも、どこかで見たような設定w
メガネの人のツッコミにも年季が入ってますねw
でも一見すると、風夏が生徒会長で美保が副生徒会長っぽいですけど、セリフにもあるように風夏が「副生徒会長」なんですね。
もこっちはどちらも会長感があると言ってましたけど、この構図こそがこの映画の肝でもあるのかなという気がしました。
副会長が全体を仕切っていて、会長自身は表に出ないというか、ひょうひょうとしてる感じがいかにもって感じがするじゃないですか。悪い教頭と理解のある校長パターンというかw
まあ今時そんな昭和感のある学園ものって逆に滅多にないと思いますが、あえて陳腐な枠組みに入れ込むところに、もこっちなりの「疑似としての青春」像があるのかなと思いましたね。
美女ゴリラwwwww
「ちょっと美人なゴリラ」から大分キャッチーになったなw
まあ、美女なゴリラとゴリラな美女とどう違うのか微妙なところですけどw
それでも、一応口にしないだけ気を遣ってるとも言えるかな?w
ていうか、今江さんへの思いをさりげなく口にしてますけど、まったく感動的じゃないというねw
そもそも肩書を変えただけで、実質は風夏がその立場になってるだろw そのあおりで肝心の会長の役割が中途半端な形になってるけど、それは冒とくじゃないのかw
でも、この上目遣いのもこっちはちょっといいですね。今回のもこっちはずっと眠そうな目でだるそうな雰囲気でしたけど、唯一ここだけは少し熱を帯びているような感じがします。
今回はここを個人的ベストもこっちに選んでおきましょう!
「風夏さん」と、“さん”付けなのも興味深いですね。
直前のコマでは「ふ 風夏」とどもってましたし、まだちょっと呼び方に戸惑いがあるのかもしれません。
エキストラwww
わざわざ3つも例を挙げなくてもわかるわw
ていうか、モブの前にいるやつ誰だよw
このヒロイン?のことを言ってるのかと勘違いしちゃうだろw
まあ実際、うっちーはモブキャラから生まれたキャラですしね。
間違ってはいない気もしますが、でももう今更そんなレベルどうこうというキャラでもなくなってるような気もするw
書記ってw
それだと、まんま監獄学園の花ちゃんになってしまうw
ていうか、うっちーの想像図はどういう状況なんだw
思ったことは口にせず、必ず板書する書記というキャラならけっこう斬新な設定かもw
「それぞれの想い」
こいつは相変わらず2年の劇を覗いてるのかw
あれから日課になっていたとしたら、怖いw
ていうか、もう完全に不審者なので誰か注意した方がいいのでは……
本来なら後見人の伊藤さんが注意すべきなんでしょうけど、「見」に入っていて頼りにならないしw
優しきモンスターwww
ある意味、適任かもw
いっそのこと題目を「美女と野獣」に変えたらいいんじゃないのw
ていうか、今さらという気もしますけどね。
普段の智貴からして、そんな気持ちのこもった演技ができるはずがありません。
その辺も織り込み済みで決まったんじゃないかと思うのですが、ひょっとしたら彼女も雇われ監督みたいな感じで勝手に決められたのかもしれませんね。
またこいつかよw
もはや、監督さんもどう対処していいか戸惑ってんじゃねーかw
でも、そういえば前編でも
同じことを言ってましたねw もう面倒くさいから、紗弥加に全部ぶん投げちゃえばいいのにw
井口さんの注意の言い方がまたふるっています。
「私以外の人に」ってw
もはや、自分に対してはあきらめの境地に達してるのでしょうかw
「あっちに行ってなさい」って、犬じゃないんだからw
(ある意味、犬の方がよっぽど扱いやすいと言えるかも)
ここで唐突に登場した、この「ジト目ジャージ」ちゃんが瞬く間に大人気になったのも記憶に新しいところです。
一時はツイッターでも彼女の二次創作イラストが波のように流れてきたものでしたが、実は彼女の登場シーンってこの1コマだけなんですよね今のところ。
それなのになんかもうキャラが出来上がっていて、なおかつ違和感がないってすごくないですか?
自信に満ち溢れたジトっとした流し目、つややかなツインテール、その場を仕切る存在感にふさわしい手の置き方、そして何より制服の上からジャージw
どれをとっても素晴らしい強キャラぶり!彼女の前ではメガネ監督さんも若干影が薄くなりがちw
ていうかこの二人、いいコンビになりそうですよね。
おそらく脚本担当なんだと思いますけど、全体の統括役としても有能な感じがします。
監督さんが人にあまり強く当たれないタイプなんで、逆にバランスがいいんじゃないでしょうか。
そういったバディ感に想像が広がりやすいのも、彼女の人気の秘密なのかなという気がしますね。
そして、何気に紗弥加の苗字がここで判明!
「与田」っていうんですね。与田紗弥加。
与田って選手、ロッテにいたっけとも思ったんですけど、かつて中日で活躍した与田投手がロッテに交換トレードという形で移籍してるんですね。もっとも在籍は1年半ほどで一軍の試合には一試合も出場していないようですが。
それも25年以上前の話ですし、なんで今さらこの名前を持ってきたのが謎ですね…
紗弥加というキャラには何か秘密でもあるのでしょうか。
ていうか、紗弥加www
一応井口さんの言葉には素直に従うんだw まさに飼い犬w
表情を一切出さずに大人しく待ってる様は、なんか逆に怖いですねw 彼女こそ感情といったものを喪失してるんじゃなかろうか…
井口さんも扱い方に慣れたものですw
今回はここを個人的ベストシーンにしようかな。1コマだけでわたモテ二次創作勢の心をわしづかみにしたその存在の大きさに敬意を払おうと思います!
うまいなw なかなか板についてるw
そういえばこいつ、ヒロインをいじめる役をもらったんだっけw(コミックス21巻;喪199「モテないし3年秋」参照)
そこにいるだけでムカつく感じですから、ある意味得な役どころですよねw
WWWWWぶち殺すwww
完全に役忘れてるだろw
いや、もしくは役にかこつけて本音をぶつけたかw
でもこんな王子やだわw
今回の一番笑ったシーンはここですね。
おもわず監督さんが止める感じも面白いw
変に焦ってあわてて止めるより、「やっぱりストップ」の一言の方がよりおかしさを際立たせますよね。
輩www
ていうか、あれが台本通りの台詞だったらよけいに怖いわw
完全にバイオレンスギャグコメディになってしまうw(逆にその路線の方が面白そうな気もしますが)
まあもちろん、監督さんにはあれが「素」だということはわかっていたようでしたけど。
しかし、本来の台詞はどんなんだったんでしょうね。
多少は智貴に合わせてアドリブ入れてもいいような気はしますが……
WWWWW
あ、やっぱダメだわw
いくらか強めに拒否するとかならまだしも、ローキックてw
ていうか、「したい」ってはっきり言っちゃってるしw
それは「提案」じゃなくて「願望」だろw
そんなことは露知らず、能天気に「私演技うまくない?」とかほざいてる紗弥加がまたムカつくw
ていうか、その肩に乗せた手をどけろw
井口さんももはや疲れて流してるかんじですよね。
王子はローキックしないw
何当たり前のことをw
智貴もやっぱりどこか変w
新しい王子像じゃねーよw
監督さんは「みんな好き勝手言って 意外と大変だな」とぼやいてましたけど、けっこう軽い気持ちで受け持ってしまったのかもしれませんね。
地味なタイプのようですし、これまであまりクラスメイトと積極的に関わってこなかったのかもしれません。
普段真面目で目立たないタイプの黒木くんさえもおかしなことを言いだしてきて、改めてみんなをまとめることの難しさを再認識したんでしょう。
WWW一番好き勝手言うやつが来たwwwww
ピッチリしてるからって、それが何なんだw
ローキックしやすいようにってかw
ていうか、野球全然関係ないだろw どんな王子様だよw
まあしかし、そりゃ監督さんに言わせれば「え?誰?」ですよねw
まったく知らない相手が突然現れていきなり提案があると言われたら、恐怖を覚えるのが普通でしょうw
むしろよく冷静に対応してるなあと思いますよ。しかもその提案もまったく意味不明だしw
「演技論」
無事に今日のノルマを達成したようですね。
本来ならこの雰囲気のまま「締め」に入るのが(後編)だったのですが……
まあそれはさておき、確かに風夏の演技もなかなか様になっていましたよね。唯我独尊的な感じがちょっとハルヒぽい気もしましたw
美保のことを言及しないのは、別に意外ではなかったからかな?
彼女もいい感じでしたよね。一癖ありそうなキャラでw
勉強もやればできるwww
じゃあやれよw
やればできるけどやらないだけっていうなら、けっきょくできないのと同じだろーがw
さて、そんな二人のじゃれあいを見て、何か思うことがあるような感じのゆりちゃんですが……
まこっちは何か気づいた様ですね。
演技の本に手を伸ばそうとしてお互いの指がふれそうになる2人。
なんともベタな出会いですが、ちゃんとこれまでの伏線があってのふれあいなんですよね。
無表情のまま「オマタセ」としか言えなかったゆりちゃんと、優しきモンスターのようにしかふるまえない智貴。
どちらも本人的には普通にやっているつもりでも、監督や周りはそうは見てくれない。
気にしてないように見えて実は内心悩んでいて、なんとか期待に応えようと考えていたわけです。
それがこういった形で結びつくとは、ちょっと感動してしまいましたよ。
ここ最近のオムニバスで、もこっち班と共に2-4の劇の様子を描いていたのはこういうことだったんですね。
というわけで、なりゆきでお茶することになった3人。
なんか不思議な組み合わせだなw
しかし、真子はまだ智貴のことを知らなかったんですね。
例の学食事件の時に一部始終を見てるはずなのですが…
あの時、ネモですらちゃんともこっちの弟ということにわかっていたのに、意外と真子も察しが悪いですね。
ていうか、目元を見れば言われなくてもすぐにわかるだろうにw
遺伝子レベルで言い当てるうっちーを少しは見習えw
WWWまあこれはしかたないwww
あのサチも「どんな状況!?」となってましたからねw
あれはその場にいた人間ですらよくわからない状況だったんで、疑心暗鬼になるのも無理はないかなとw
ていうか、こうなるともう直接もこっちに聞いてみたほうがいいんじゃないのw
お宅の家で吉田さんが裸になったそうだけど、それってホント?ってw
WWWまこっち、けっこう図々しいなw
「吉田さんとどういう関係か」はまだしも、「裸の吉田さんと何してたか」は聞けるわけないだろw
ていうか、ゆりちゃんはまったく無関係だぞw なんでそんなことを知ってるんですかと不審に思うわw
まったくヒソヒソじゃねーよw
そもそも本人目の前にして相談持ちかけるような話でもないw
さすがにここは、まったくもって正しい「嫌だけど」ですねw
一応、わがままという自覚はあるんだw
まあ正直、わがままというより非常識に近いですけどw
そんなまこっちの苛立ちなど気に留めてないかのように平然と構えてるゆりちゃんがいいですねw
さて、そんな3人の真後ろになんと…
まさかのサチw
まこっちやゆりちゃんよりも先に、智貴(あいつ)に気付く辺りが恋する乙女ですよねw
マジで3年の知り合い多すぎ、には笑うw
一応2年にもそれなりに知り合い多いんですけど、黒木智子の弟という属性を知らないとまあそういう印象にどうしてもなってしまいますよね。
自分が思い描く演技www
そんな大層なことで悩んでいたのかw
とてもそうとは思えませんでしたけど、まあ本人が言うからにはそうなんでしょうw
でも、ん?ゆり?には笑うw
まこっちの目がやばくなってるしw
いきなり演技論を語り出したwww
ていうか、むちゃくちゃ多弁なんだがw
普段もこのくらい流暢にしゃべってくれればいいのにw
でもなるほど。
台風の日に彼女が「ダンサーインザダーク」を薦めてきたのはこういうことだったんですね。
ゆりちゃんはこう見えて、かなりの映画マニアだったようです。
しかもどうやら洋画専門のようで。日本の学芸会みたいなアイドル映画なんて見てられないってかw
いわゆる海外出羽守ってやつでしょうか。
熱く語るのはいいんですけど、たかが高校の文化祭の映画でいきなり海外ではとぶちかまされてもwww
WWWWW急に私とみんなの批判をwww
まあ確かに、本人が横にいるのに最初に名前をあげることもないよなw
ていうか、別にみんなもアイドルみたいな演技を求めてるわけでもないと思いますけどw
ただ、普通にやってくれというだけでw
そもそもゆりちゃんは、あれを「自然で現実感がある」演技だと思ってやっていたのかw
そのことにびっくりだわw
私達が思う演技www私達の仕事www
なんだよ「私達」ってw
なんか勝手に智貴を同志扱いし始めたぞw
ていうか、レベルに合わせてとか、随分尊大な言い方ですよね。
こんな話を聞かされてる智貴の心のうちはいかにw
笑顔という仮面www
こいつ、自分に少し酔ってるだろw
誰も知らないとか、それこそ舞台がかってるw
さっきからずっとまこっちが笑顔のままでツッコミを入れてるのがまたw
彼女の方がよっぽど、「笑顔の仮面の下を誰も知らない」ですよねw
「皮肉と牽制」
智貴がいなくなったとたん、先ほどの雄弁さが嘘のように黙ってしまうゆりちゃんw
まあそれがまこっちの言う通り「内弁慶」なんでしょうけど、こうしてみるとなんだかかわいくも見えますよね。
しかし、そんな様子に真子は内心たまったものがあるようで……
これまでずっと脳内ツッコミに徹していたまこっちが、ここで初めて皮肉めいたことを口にするというのがうまいなあと思います。
しかも笑顔の仮面のままチクリと刺すんですよね。
それが一番の「牽制」にもなることを彼女は知っているわけです。
こうしてみると、彼女の方がはるかに演技力がありますよね。
口ではもっともらしいことを言っていても所詮机上の空論、実技を伴った彼女にゆりちゃんが敵うはずもないのですw
口あんぐりwww
そして当のまこっちは素知らぬ顔w
いやあ見事なひと幕ですね。
先ほどのゆりちゃんのポーズをしれっと見せるあたり、まこっちもなかなか役者ですw
で、ついにここで真打が立ち上がるわけです。
WWWWW
さすがこのひとの「皮肉」と「牽制」は格が違うw
挨拶もなしに、しかも盗み聞きしていたことも隠さずに堂々と言ってのけるあたりさすがですねw
ていうか、何気にサチとゆりちゃんの絡みもこれが初めてなんじゃないでしょうか。
1年の頃にはつるんでいたんでしょうけど、これまでの回想シーンでもこの二人が会話を交わす場面なんて皆無でしたからね。
そもそもお互いのことを意識するところすら今までなかったですよね。せいぜいサチが南さんに「田村さんは……まあいいか」と意味ありげに言っていたくらいですか。(コミックス20巻;喪191「モテないし繰り返す」参照)
まあしかし、やっぱりこれが「オチ」だとは思えませんよねw
むしろここから話が始まるというか、物語の導入部分と言っても過言ではないw
やっぱり、どう考えても(後編)じゃないでしょw
締めどころか、ようやく話が動きだしたって感じじゃないですか。最後のシーンなんて「つづく」の文字が抜けてるとしか思えませんよw(注:簡易感想でのことは一切棚に上げて述べています)
ていうか、これはもう次回のサムネを見ればわかることなんで言ってしまいますが、次の喪205は最後の場面から直接話が続くんですよね。
喪205というより、もう「喪204・5」と呼んだ方がいいくらいw
逆に、今回が喪204・5なのかもしれませんけどw
そうじゃなくても、今回は新たな情報や展開が目白押しでしたよね。
風夏とネモの初絡みから始まって、キャラとしてのポテンシャルを感じさせるジト目ジャージちゃんの初登場、紗弥加のフルネーム判明、智貴とゆりちゃんのドラマチックな再会、まこゆりの熾烈な(笑)心理戦、そしてついにもこっち組の「表わたモテ」とサチキバ組の「裏わたモテ」の邂逅と、まさにここから新展開を迎えんばかりの流れになっていました。
ある意味、喪204(後編)は「それぞれの思い」までだったような気がします。
演技について悩んでいる二人の指が触れあった時からは、すでに「喪205」は始まっていたのかもしれません。
少なくとも、「演技論」からは次の予告も兼ねている部分はあったのではないでしょうか。
何しろここから話がもっと広がっていく感じがするじゃないですか。
智貴を介してサチが小宮山さんと絡んでいくかもしれませんし、もしくは井口さんたちとも何かしら揉めたりするかもしれません。そこに吉田さんや真子がさらに加わるかもしれない。そうなると当然もこっちも黙っていられないでしょうし、ますます騒動が拡大していく予感がしますね。
いずれにしても、その中心には智貴がいるという構図が面白いなあと思います。
やはり黒木姉弟こそが、わたモテの「核」ですからね。
そういった意味では、原点回帰の足掛かりにもなる一遍だったのかもしれません。
それはすなわち、わたモテという世界を総括する意味でもあるわけですが。
今回の喪204は前中後編通して、ずっと話が繋がっていました。
結果論にはなりますが、智貴を通してサチとゆりちゃんを向き合わせるための話だったような気がするんですよね。
これまで、もこっちたちの「陽」とサチキバたちの「陰」が交わることはありませんでした。
どちらも同じわたモテなのに、どちらもすごく面白いのに、お互いまったく別々なのって何だかもったいないじゃないですか。その二つが組み合わされれば、さらにとんでもない世界が広がっていくと思うんですよ。
そのビッグバンを誘発させるのはやっぱり、「黒木姉弟」の他にないように思えます。
喪199の時点ではサチ、ゆり、智貴は、まったく交わることはなかったんですよね。そういった意味でも今回のオムニバスは今までにないものだったのではないでしょうか。
もこっちが生徒会長に思い入れがあるのは3巻を読めばわかります。
ましてや卒業式は涙なしでは読めません。
通して読んでも、黒木さんの家で裸になる状況の説明は難しいw
ゆりちゃんが映画オタクだった片鱗は台風の日でもすでに伺うことができますね。
紗弥加とサチが似てる(髪型が)って話はいつか回収されるんだろうかw
(後編)……。
なんか改めて読み返してみると、あまりそんな印象を受けませんでしたね。
話的にも区切りがついた感じはありませんでしたし、文化祭までまだ時間がありそうとか思ってしまいましたw
「後編」って普通は物語の終章にあたるわけで、いわゆる「締め」みたいな雰囲気が必要だと思うんですよ。それはオムニバスといえども同じなはずなんですね。
もこっちと風夏のシゴキ対決()で締めた喪184、いつもとは違う景色に気付いたサチで締めた喪192(朱里と紗弥加の話はあくまでおまけのようなものだと思っています)、徐々に文化祭が近づいてることを示唆して幕を下ろす喪199。
どれも一つの話としてまとめるのにふさわしい「後編」になっています。
ところが、今回はそうじゃないんですよ。締めるどころか、むしろ新章が始まったかのような気持ちにさせられるんです。後編というより、ここまでが「前編」だったんじゃないかと思うくらいw
実際、大きな目で見れば、喪204全体が「前編」なのかもしれませんね。当然文化祭本番が「後編」になるわけです。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
「生音」

あれ、まだ本番撮ってなかったんだっけw
(前編)の始めで「今日から本番撮ってくね」と言ってたはずですけど、けっきょくここまでほとんど進められなかったんですね。できたのは髪型だけかw
ていうか、最終的に採用されたのは加藤さんとゆりちゃんだけで、ネモと小宮山さんはいつも通りでいくことにしたんですね。なんだろう、キャラ的に合わないということになったのかな。
まあ小宮山さんはあまり美少女すぎると、ツッコミの切れ味が鈍りそうですものね。ただ、ネモはネコミミだとよけいに痛いキャラが際立って逆に面白いんじゃないかという気もしないでもないですがw
小宮山さんが小道具の文庫をスタンバイしてる感じがいいですね。なんか女優っぽいw
ネモはなんでこんなノリノリなんだw

WWWWWあのシーンかw
なんかむちゃくちゃハードというか、下品な感じにアップグレードされてるんですけど…
ていうか、”ダメ出し”くらったんじゃなかったっけw
なんでやることになってんだよw
さっき、ネモがノリノリだったところをみると、実は本人が「本気を出しますからやらせてください!」と直談判したとか?w
現場見学をしている2人の反応が面白いですね。
風夏は真剣に感心してるというか、これが本気の演技なのか…とか思っていそうw
美保は笑うしかないって感じですよねw 糸目スマイルがかわいいw
あと、なぜか伊藤さんが助監督みたいな感じになってるw
これはもこっちがお願いしたのか、伊藤さんの方から申し出たのかどちらなんでしょうね?
このあとの「カット」というタイミングも慣れた感じでしたし、実は現場の裏方みたいなものに憧れがあったりするんでしょうか。ぜひスタッフロールにも「撮影監督:伊藤光」として名を連ねてほしいw

ふうネモ初絡み!
ネモは夏合宿に参加していませんでしたし、ラーメン食べに行った時も会話を交わすことはなかっただけに、すごく新鮮ですね。
風夏としては特に他意はなく、単純にほめたたえるつもりで声を掛けたんでしょう。
でも何しろバカですからw
「何度もやった経験者にしかできない演技だ」とか言ってしまうわけですw
(いちいち“何度もやった”とか付け加えてしまうところがバカなんだよなあ…)

そんなことないよWWWWW
まるでAIのような回答w もはやバグってエラーが発生してるようですねw
普通は呆れて「は?バカ?」とかまともに相手にしないのが正解だと思うんですがw
もこっちのような煽ってくるタイプでもないんで、どう対応していいかわからないんでしょうね。
風夏のような純度の高いバカには免疫がないのかもしれませんw

本物の音wwwww
ちょっと何言ってるかわからないw ていうか、聞いたことないなら本物かどうかもわからないと思うんだがw
謙遜という言葉の使い方もおかしいですよねw
別に自分の演技をへりくだったわけじゃないw
他の子が一切無反応なのがよけいに笑えますねw
こみさんもさすがに他人のふりをしてる感じw

どんな生き方www
そこまで言うかw ていうか、なんでキレ気味なんだw
想像だけで出せるなら、よけいにすごいなでいいじゃねーかw

ついにカミングアウトwww
果たして経験者だというのと、どっちがマシなんだろうw
ネモってホント、追い詰められるとパワーで押しきろうとしますよねw もこっちもそんなことを以前言ってましたけどw
普段周りに気を遣ってるというか明るく振る舞っているだけに、何かのきっかけで爆発してしまうのかもしれませんね。
風夏とネモの組み合わせにはまだまだ可能性を感じますし、これを機会にもっとぶつかって欲しいなと思います!
「生徒会役員」

やっぱりこの二人は「生徒会」側でしたね。どうやら「部活VS生徒会」という構図が話の中心になるようです。
この辺ももこっちの「ハルヒ」へのこだわりが見え隠れしますね。(アニメにはなっていませんが、原作のハルヒではSOS団と生徒会との対決の話があったりします)
部の存続を掛けての野球対決というのも、どこかで見たような設定w
メガネの人のツッコミにも年季が入ってますねw
でも一見すると、風夏が生徒会長で美保が副生徒会長っぽいですけど、セリフにもあるように風夏が「副生徒会長」なんですね。
もこっちはどちらも会長感があると言ってましたけど、この構図こそがこの映画の肝でもあるのかなという気がしました。
副会長が全体を仕切っていて、会長自身は表に出ないというか、ひょうひょうとしてる感じがいかにもって感じがするじゃないですか。悪い教頭と理解のある校長パターンというかw
まあ今時そんな昭和感のある学園ものって逆に滅多にないと思いますが、あえて陳腐な枠組みに入れ込むところに、もこっちなりの「疑似としての青春」像があるのかなと思いましたね。

美女ゴリラwwwww
「ちょっと美人なゴリラ」から大分キャッチーになったなw
まあ、美女なゴリラとゴリラな美女とどう違うのか微妙なところですけどw
それでも、一応口にしないだけ気を遣ってるとも言えるかな?w
ていうか、今江さんへの思いをさりげなく口にしてますけど、まったく感動的じゃないというねw
そもそも肩書を変えただけで、実質は風夏がその立場になってるだろw そのあおりで肝心の会長の役割が中途半端な形になってるけど、それは冒とくじゃないのかw
でも、この上目遣いのもこっちはちょっといいですね。今回のもこっちはずっと眠そうな目でだるそうな雰囲気でしたけど、唯一ここだけは少し熱を帯びているような感じがします。
今回はここを個人的ベストもこっちに選んでおきましょう!
「風夏さん」と、“さん”付けなのも興味深いですね。
直前のコマでは「ふ 風夏」とどもってましたし、まだちょっと呼び方に戸惑いがあるのかもしれません。

エキストラwww
わざわざ3つも例を挙げなくてもわかるわw
ていうか、モブの前にいるやつ誰だよw
このヒロイン?のことを言ってるのかと勘違いしちゃうだろw
まあ実際、うっちーはモブキャラから生まれたキャラですしね。
間違ってはいない気もしますが、でももう今更そんなレベルどうこうというキャラでもなくなってるような気もするw

書記ってw
それだと、まんま監獄学園の花ちゃんになってしまうw
ていうか、うっちーの想像図はどういう状況なんだw
思ったことは口にせず、必ず板書する書記というキャラならけっこう斬新な設定かもw
「それぞれの想い」

こいつは相変わらず2年の劇を覗いてるのかw
あれから日課になっていたとしたら、怖いw
ていうか、もう完全に不審者なので誰か注意した方がいいのでは……
本来なら後見人の伊藤さんが注意すべきなんでしょうけど、「見」に入っていて頼りにならないしw

優しきモンスターwww
ある意味、適任かもw
いっそのこと題目を「美女と野獣」に変えたらいいんじゃないのw
ていうか、今さらという気もしますけどね。
普段の智貴からして、そんな気持ちのこもった演技ができるはずがありません。
その辺も織り込み済みで決まったんじゃないかと思うのですが、ひょっとしたら彼女も雇われ監督みたいな感じで勝手に決められたのかもしれませんね。

またこいつかよw
もはや、監督さんもどう対処していいか戸惑ってんじゃねーかw
でも、そういえば前編でも

同じことを言ってましたねw もう面倒くさいから、紗弥加に全部ぶん投げちゃえばいいのにw
井口さんの注意の言い方がまたふるっています。
「私以外の人に」ってw
もはや、自分に対してはあきらめの境地に達してるのでしょうかw
「あっちに行ってなさい」って、犬じゃないんだからw
(ある意味、犬の方がよっぽど扱いやすいと言えるかも)

ここで唐突に登場した、この「ジト目ジャージ」ちゃんが瞬く間に大人気になったのも記憶に新しいところです。
一時はツイッターでも彼女の二次創作イラストが波のように流れてきたものでしたが、実は彼女の登場シーンってこの1コマだけなんですよね今のところ。
それなのになんかもうキャラが出来上がっていて、なおかつ違和感がないってすごくないですか?
自信に満ち溢れたジトっとした流し目、つややかなツインテール、その場を仕切る存在感にふさわしい手の置き方、そして何より制服の上からジャージw
どれをとっても素晴らしい強キャラぶり!彼女の前ではメガネ監督さんも若干影が薄くなりがちw
ていうかこの二人、いいコンビになりそうですよね。
おそらく脚本担当なんだと思いますけど、全体の統括役としても有能な感じがします。
監督さんが人にあまり強く当たれないタイプなんで、逆にバランスがいいんじゃないでしょうか。
そういったバディ感に想像が広がりやすいのも、彼女の人気の秘密なのかなという気がしますね。
そして、何気に紗弥加の苗字がここで判明!
「与田」っていうんですね。与田紗弥加。
与田って選手、ロッテにいたっけとも思ったんですけど、かつて中日で活躍した与田投手がロッテに交換トレードという形で移籍してるんですね。もっとも在籍は1年半ほどで一軍の試合には一試合も出場していないようですが。
それも25年以上前の話ですし、なんで今さらこの名前を持ってきたのが謎ですね…
紗弥加というキャラには何か秘密でもあるのでしょうか。
ていうか、紗弥加www
一応井口さんの言葉には素直に従うんだw まさに飼い犬w
表情を一切出さずに大人しく待ってる様は、なんか逆に怖いですねw 彼女こそ感情といったものを喪失してるんじゃなかろうか…
井口さんも扱い方に慣れたものですw
今回はここを個人的ベストシーンにしようかな。1コマだけでわたモテ二次創作勢の心をわしづかみにしたその存在の大きさに敬意を払おうと思います!

うまいなw なかなか板についてるw
そういえばこいつ、ヒロインをいじめる役をもらったんだっけw(コミックス21巻;喪199「モテないし3年秋」参照)
そこにいるだけでムカつく感じですから、ある意味得な役どころですよねw

WWWWWぶち殺すwww
完全に役忘れてるだろw
いや、もしくは役にかこつけて本音をぶつけたかw
でもこんな王子やだわw
今回の一番笑ったシーンはここですね。
おもわず監督さんが止める感じも面白いw
変に焦ってあわてて止めるより、「やっぱりストップ」の一言の方がよりおかしさを際立たせますよね。

輩www
ていうか、あれが台本通りの台詞だったらよけいに怖いわw
完全にバイオレンスギャグコメディになってしまうw(逆にその路線の方が面白そうな気もしますが)
まあもちろん、監督さんにはあれが「素」だということはわかっていたようでしたけど。
しかし、本来の台詞はどんなんだったんでしょうね。
多少は智貴に合わせてアドリブ入れてもいいような気はしますが……

WWWWW
あ、やっぱダメだわw
いくらか強めに拒否するとかならまだしも、ローキックてw
ていうか、「したい」ってはっきり言っちゃってるしw
それは「提案」じゃなくて「願望」だろw
そんなことは露知らず、能天気に「私演技うまくない?」とかほざいてる紗弥加がまたムカつくw
ていうか、その肩に乗せた手をどけろw
井口さんももはや疲れて流してるかんじですよね。

王子はローキックしないw
何当たり前のことをw
智貴もやっぱりどこか変w
新しい王子像じゃねーよw
監督さんは「みんな好き勝手言って 意外と大変だな」とぼやいてましたけど、けっこう軽い気持ちで受け持ってしまったのかもしれませんね。
地味なタイプのようですし、これまであまりクラスメイトと積極的に関わってこなかったのかもしれません。
普段真面目で目立たないタイプの黒木くんさえもおかしなことを言いだしてきて、改めてみんなをまとめることの難しさを再認識したんでしょう。

WWW一番好き勝手言うやつが来たwwwww
ピッチリしてるからって、それが何なんだw
ローキックしやすいようにってかw
ていうか、野球全然関係ないだろw どんな王子様だよw
まあしかし、そりゃ監督さんに言わせれば「え?誰?」ですよねw
まったく知らない相手が突然現れていきなり提案があると言われたら、恐怖を覚えるのが普通でしょうw
むしろよく冷静に対応してるなあと思いますよ。しかもその提案もまったく意味不明だしw
「演技論」

無事に今日のノルマを達成したようですね。
本来ならこの雰囲気のまま「締め」に入るのが(後編)だったのですが……
まあそれはさておき、確かに風夏の演技もなかなか様になっていましたよね。唯我独尊的な感じがちょっとハルヒぽい気もしましたw
美保のことを言及しないのは、別に意外ではなかったからかな?
彼女もいい感じでしたよね。一癖ありそうなキャラでw

勉強もやればできるwww
じゃあやれよw
やればできるけどやらないだけっていうなら、けっきょくできないのと同じだろーがw
さて、そんな二人のじゃれあいを見て、何か思うことがあるような感じのゆりちゃんですが……
まこっちは何か気づいた様ですね。

演技の本に手を伸ばそうとしてお互いの指がふれそうになる2人。
なんともベタな出会いですが、ちゃんとこれまでの伏線があってのふれあいなんですよね。
無表情のまま「オマタセ」としか言えなかったゆりちゃんと、優しきモンスターのようにしかふるまえない智貴。
どちらも本人的には普通にやっているつもりでも、監督や周りはそうは見てくれない。
気にしてないように見えて実は内心悩んでいて、なんとか期待に応えようと考えていたわけです。
それがこういった形で結びつくとは、ちょっと感動してしまいましたよ。
ここ最近のオムニバスで、もこっち班と共に2-4の劇の様子を描いていたのはこういうことだったんですね。

というわけで、なりゆきでお茶することになった3人。
なんか不思議な組み合わせだなw
しかし、真子はまだ智貴のことを知らなかったんですね。
例の学食事件の時に一部始終を見てるはずなのですが…
あの時、ネモですらちゃんともこっちの弟ということにわかっていたのに、意外と真子も察しが悪いですね。
ていうか、目元を見れば言われなくてもすぐにわかるだろうにw
遺伝子レベルで言い当てるうっちーを少しは見習えw

WWWまあこれはしかたないwww
あのサチも「どんな状況!?」となってましたからねw
あれはその場にいた人間ですらよくわからない状況だったんで、疑心暗鬼になるのも無理はないかなとw
ていうか、こうなるともう直接もこっちに聞いてみたほうがいいんじゃないのw
お宅の家で吉田さんが裸になったそうだけど、それってホント?ってw

WWWまこっち、けっこう図々しいなw
「吉田さんとどういう関係か」はまだしも、「裸の吉田さんと何してたか」は聞けるわけないだろw
ていうか、ゆりちゃんはまったく無関係だぞw なんでそんなことを知ってるんですかと不審に思うわw
まったくヒソヒソじゃねーよw
そもそも本人目の前にして相談持ちかけるような話でもないw
さすがにここは、まったくもって正しい「嫌だけど」ですねw

一応、わがままという自覚はあるんだw
まあ正直、わがままというより非常識に近いですけどw
そんなまこっちの苛立ちなど気に留めてないかのように平然と構えてるゆりちゃんがいいですねw
さて、そんな3人の真後ろになんと…

まさかのサチw
まこっちやゆりちゃんよりも先に、智貴(あいつ)に気付く辺りが恋する乙女ですよねw
マジで3年の知り合い多すぎ、には笑うw
一応2年にもそれなりに知り合い多いんですけど、黒木智子の弟という属性を知らないとまあそういう印象にどうしてもなってしまいますよね。

自分が思い描く演技www
そんな大層なことで悩んでいたのかw
とてもそうとは思えませんでしたけど、まあ本人が言うからにはそうなんでしょうw
でも、ん?ゆり?には笑うw
まこっちの目がやばくなってるしw

いきなり演技論を語り出したwww
ていうか、むちゃくちゃ多弁なんだがw
普段もこのくらい流暢にしゃべってくれればいいのにw
でもなるほど。
台風の日に彼女が「ダンサーインザダーク」を薦めてきたのはこういうことだったんですね。
ゆりちゃんはこう見えて、かなりの映画マニアだったようです。
しかもどうやら洋画専門のようで。日本の学芸会みたいなアイドル映画なんて見てられないってかw
いわゆる海外出羽守ってやつでしょうか。
熱く語るのはいいんですけど、たかが高校の文化祭の映画でいきなり海外ではとぶちかまされてもwww

WWWWW急に私とみんなの批判をwww
まあ確かに、本人が横にいるのに最初に名前をあげることもないよなw
ていうか、別にみんなもアイドルみたいな演技を求めてるわけでもないと思いますけどw
ただ、普通にやってくれというだけでw
そもそもゆりちゃんは、あれを「自然で現実感がある」演技だと思ってやっていたのかw
そのことにびっくりだわw

私達が思う演技www私達の仕事www
なんだよ「私達」ってw
なんか勝手に智貴を同志扱いし始めたぞw
ていうか、レベルに合わせてとか、随分尊大な言い方ですよね。
こんな話を聞かされてる智貴の心のうちはいかにw

笑顔という仮面www
こいつ、自分に少し酔ってるだろw
誰も知らないとか、それこそ舞台がかってるw
さっきからずっとまこっちが笑顔のままでツッコミを入れてるのがまたw
彼女の方がよっぽど、「笑顔の仮面の下を誰も知らない」ですよねw
「皮肉と牽制」

智貴がいなくなったとたん、先ほどの雄弁さが嘘のように黙ってしまうゆりちゃんw
まあそれがまこっちの言う通り「内弁慶」なんでしょうけど、こうしてみるとなんだかかわいくも見えますよね。
しかし、そんな様子に真子は内心たまったものがあるようで……

これまでずっと脳内ツッコミに徹していたまこっちが、ここで初めて皮肉めいたことを口にするというのがうまいなあと思います。
しかも笑顔の仮面のままチクリと刺すんですよね。
それが一番の「牽制」にもなることを彼女は知っているわけです。
こうしてみると、彼女の方がはるかに演技力がありますよね。
口ではもっともらしいことを言っていても所詮机上の空論、実技を伴った彼女にゆりちゃんが敵うはずもないのですw

口あんぐりwww
そして当のまこっちは素知らぬ顔w
いやあ見事なひと幕ですね。
先ほどのゆりちゃんのポーズをしれっと見せるあたり、まこっちもなかなか役者ですw
で、ついにここで真打が立ち上がるわけです。

WWWWW
さすがこのひとの「皮肉」と「牽制」は格が違うw
挨拶もなしに、しかも盗み聞きしていたことも隠さずに堂々と言ってのけるあたりさすがですねw
ていうか、何気にサチとゆりちゃんの絡みもこれが初めてなんじゃないでしょうか。
1年の頃にはつるんでいたんでしょうけど、これまでの回想シーンでもこの二人が会話を交わす場面なんて皆無でしたからね。
そもそもお互いのことを意識するところすら今までなかったですよね。せいぜいサチが南さんに「田村さんは……まあいいか」と意味ありげに言っていたくらいですか。(コミックス20巻;喪191「モテないし繰り返す」参照)
まあしかし、やっぱりこれが「オチ」だとは思えませんよねw
むしろここから話が始まるというか、物語の導入部分と言っても過言ではないw
やっぱり、どう考えても(後編)じゃないでしょw
締めどころか、ようやく話が動きだしたって感じじゃないですか。最後のシーンなんて「つづく」の文字が抜けてるとしか思えませんよw(注:簡易感想でのことは一切棚に上げて述べています)
ていうか、これはもう次回のサムネを見ればわかることなんで言ってしまいますが、次の喪205は最後の場面から直接話が続くんですよね。
喪205というより、もう「喪204・5」と呼んだ方がいいくらいw
逆に、今回が喪204・5なのかもしれませんけどw
そうじゃなくても、今回は新たな情報や展開が目白押しでしたよね。
風夏とネモの初絡みから始まって、キャラとしてのポテンシャルを感じさせるジト目ジャージちゃんの初登場、紗弥加のフルネーム判明、智貴とゆりちゃんのドラマチックな再会、まこゆりの熾烈な(笑)心理戦、そしてついにもこっち組の「表わたモテ」とサチキバ組の「裏わたモテ」の邂逅と、まさにここから新展開を迎えんばかりの流れになっていました。
ある意味、喪204(後編)は「それぞれの思い」までだったような気がします。
演技について悩んでいる二人の指が触れあった時からは、すでに「喪205」は始まっていたのかもしれません。
少なくとも、「演技論」からは次の予告も兼ねている部分はあったのではないでしょうか。
何しろここから話がもっと広がっていく感じがするじゃないですか。
智貴を介してサチが小宮山さんと絡んでいくかもしれませんし、もしくは井口さんたちとも何かしら揉めたりするかもしれません。そこに吉田さんや真子がさらに加わるかもしれない。そうなると当然もこっちも黙っていられないでしょうし、ますます騒動が拡大していく予感がしますね。
いずれにしても、その中心には智貴がいるという構図が面白いなあと思います。
やはり黒木姉弟こそが、わたモテの「核」ですからね。
そういった意味では、原点回帰の足掛かりにもなる一遍だったのかもしれません。
それはすなわち、わたモテという世界を総括する意味でもあるわけですが。
今回の喪204は前中後編通して、ずっと話が繋がっていました。
結果論にはなりますが、智貴を通してサチとゆりちゃんを向き合わせるための話だったような気がするんですよね。
これまで、もこっちたちの「陽」とサチキバたちの「陰」が交わることはありませんでした。
どちらも同じわたモテなのに、どちらもすごく面白いのに、お互いまったく別々なのって何だかもったいないじゃないですか。その二つが組み合わされれば、さらにとんでもない世界が広がっていくと思うんですよ。
そのビッグバンを誘発させるのはやっぱり、「黒木姉弟」の他にないように思えます。
喪199の時点ではサチ、ゆり、智貴は、まったく交わることはなかったんですよね。そういった意味でも今回のオムニバスは今までにないものだったのではないでしょうか。
もこっちが生徒会長に思い入れがあるのは3巻を読めばわかります。
ましてや卒業式は涙なしでは読めません。
通して読んでも、黒木さんの家で裸になる状況の説明は難しいw
ゆりちゃんが映画オタクだった片鱗は台風の日でもすでに伺うことができますね。
紗弥加とサチが似てる(髪型が)って話はいつか回収されるんだろうかw
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