私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪197~この3人がいるなら不穏な空気さえも楽しいのだ~
10月21日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪197に更新されました。
前回でやっと映画の話が本格的に始まったと思いきや、当初プレゼンで話していた内容とはかなり食い違っていて戸惑いも否めなかったわけですが、それは今回を読めばある程度解消される形になっています。
もちろんすべてが諒解できるかといえばそうでもない部分もあるわけですが、展開の流れとしては割とわかりやすいものになっていたのではないでしょうか。
ていうか、むしろ前回と今回でセットというか、それこそ前編後編かなという印象を受けたんですよね。いわば喪196は「フリ」の回だったのではないかと。タイトルも含めて話自体はつながっているように感じられました。
そう考えると、ストンと落ちるものがあるんですよ。むしろ2話合わせて「次のステージ」にいくまでの前置きといってもいいかもしれません。とにかく、全体を通してみれば納得の話でしたね。
ただ、まだ今ひとつ全貌が見えないというか、不穏な空気が感じられるのも事実です。
そして、映画編とはまったく無関係かのように描かれていた南さん編(&サチ編)のことも気になります。この二つの物語がそのまま交わらずに終わるとは思えないのですが……
いずれにしても、この文化祭はわたモテ最後のビッグイベントといっても過言ではありません。
この後はせいぜいクリスマスと正月の合格祈願くらいで、それ以外は受験と卒業の話になっていくことでしょう。
私たちが普通にわたモテの世界を楽しめるのも、そう長くはないはずなのです。だからこそ、よけいにわずかな空気の違いを感じ取ってしまうのかもしれませんね。
逆に終わってほしくないという思いがありもしない「不穏さ」を生み出している可能性もあったりしてw
やっぱり、話はまだまだこじれてほしいですからね。その分わたモテも続いていくわけですし。
もこっちたち同様、「はじまらなきゃ終わらない」ことをどこかで願っているのかもしれません。
まあ何はともあれ、まずはひとつひとつ見ていくことにいたしましょう!
「表紙」はけっこう久しぶりです。喪192以来ですね。
あの時はオムニバス回でもあったので、まあ基本表紙があるのが当たり前だったのですが、今回の表紙は意味があってのことのように思えます。
というのも、この間ずっと映画とは直接関係のない話が続いていたじゃないですか。それがようやく前回で始まったと思いきや、「映画作りは進まない」ですからねw
つまり今回からちゃんと進んでいくよという意味を込めての表紙のような気がするんです。
喪192のタイトルは「モテないし文化祭までの毎日」でした。あの時以来の表紙を飾ることで、再び文化祭への毎日が始まったことを暗にほのめかしていると言えるのではないでしょうか。
3-5の様子ではなく、うっちーのクラスである3-4の光景なのも意図があってのことでしょう。
つまり、前回いっしょにだらだら打ち合わせに参加していたうっちーも、本来の場所であるクラスの出し物へ戻っていったという描写でもあるわけです。それはすなわち、本格的に文化祭モードに学校全体が移行したことに他なりません。
読者にフェーズが変わったことをさりげなく伝える効果があるわけですね。
というわけで、今回は「モテないし少し進行する」。
明らかに前回のタイトルを受けてのものですよね。
“少し”という言い回しにちょっと笑ってしまいます。実際、本当にほんの少しだったしw
まあそれはさておき、3-4の出し物はどうやら凪さん中心に推していた「コーヒーカップ」に決まったようですね。
なんでも最近の文化祭でも流行ってきているようで、けっこう本格的なものになっているようです。
(喪192後編のコメントでひろさんが紹介してくださったこちらのサイトもご参考までに→https://cocoiro.me/article/69056)
彼女たちも見たところ、それなりに完成度の高いものを目指しているようですが、果たして設計班3人でうまく回していけるのだろうか…コーヒーカップだけに気になりますねw
凪さんが進行役なのは当然として、筆記係に楓、そして助手になつという構成が目を引きますね。
普段雌猫グループでもあまり目立たない二人だけに、せめてこういう場だけでもという谷川さんの親心でしょうかw
そして、うっちーの笑顔で掌を合わせている姿がなんとも印象的です。
彼女にとっても高校生活最後のビッグイベントということで、文化祭にかける思いはそれなりに強いのかもしれません。
さて、肝心の3-5の方ですが、どうやらメインをどうするかは置いといて前回話に出ていた「5分映画ヘビロテ」を「ショートフィルム集」という形に変えて上映することになったようです。
もっとも「上映も」と言っているからには、完全にそれだけに決まったというわけではなさそうですね。
1時間から1時間半もそれだけで回せるとも思えませんし、これはあくまでサブ的な余興という意味合いが強いのでしょう。それとは別に、“ちゃんとした”映画もやるつもりであることは変わりないように思えます。
ただ、このネモの司会ぶりからすると、以前彼女が言っていた「仮だけど」の意味がなんとなく見えてきたような気がします。
おそらくプレゼンでは「映画」をやるということだけが決まって、具体的な中身については改めて…みたいな感じだったのではないでしょうか。
何しろもこっち本人が「私の意図全く伝わってなかった」と認めているくらいにグダグダなプレゼンでしたし、その内容が正しくクラスのみんなに理解されたとは到底思えません。
何だかよくわからんけど、とりあえず「映画」を撮るっていうのは面白いんじゃない?みたいなノリで決まったような気がするんですよね。
凪さんが仕切る3-4のコーヒーカップが具体的な内容に沿って展開されていたのに比べ、こちらは単に「3-5映画制作について」だけですしw
中身についての手順とか進め方が一切話し合われていないところからしても、もこっちのあのアイデアは一旦棚上げになったのではないでしょうか。
没とまではいかないまでも、もうちょっとブラッシュアップしないとみんなも協力しようがないということになったんだと思います。
そういうわけでとりあえず、いくつかの候補の内から「バカッコイイ」動画の制作が決定したわけですが、もちろんそんな陽キャご用達のジャンルなんてもこっちやゆりちゃんが知る由もありませんw
当然知っているであろう、
この方にご教示いただくわけですねw
ネモに聞くんじゃなく、岡田にというのがなんかいいなあと感じます。もはや、完全に「仲間」なんですよね。
まあしかし、私もその手の動画は目にしたことはありましたが、あれを「バカッコイイ」というんだというのは知りませんでしたよ。誰が最初に言い始めたのかわかりませんけど、なんか微妙なネーミングセンスだなと思いますw
まあもう普及してるんですから、それが正解なんでしょうけど。
定義からすると必ずしも「ノールック」でなくてもいいような気がしますけど、やっぱり一番映えるというか盛り上がるんでしょうかね。
どうやら岡田は、もこっちの最初の案のことが気になっているようです。
彼女はあのアイデアを「結構凄くない?面白そうだと思うけど」と褒めていましたし、もしかすると“疑似的な青春”というテーマに何か共感するところがあるのかもしれませんね。
ネモがそんなあーちゃんを優しい微笑みで見ているのが印象的です。
一方のもこっちは、ちょっとバツが悪そうw
前回では本人的にもうどうでもよくなっているかのようでしたが、やはり岡田の気遣いの前ではやめたとは言いづらいのかもw
もう少し練り直すと言ってますが、その一言が新たな呪縛とならなきゃいいですけど…
まるで岡田の機嫌を窺うかのように、恐る恐るといった感じで申し立てるもこっちw
この辺はまだ陽キャに対する引いた感じが出てしまいますね。いつの間にか、岡田の承諾を得て事を進めるみたいな雰囲気になっているようです。
当の岡田の物言いも、リーダーとしての貫禄がありますよね。
これはもう彼女を中心にして進めていったほうがいいのではw
ここでも、もこっちたちのことを気遣うあーちゃん。
やっぱりどこかで、本当の主導者は黒木であるべきだと思っているのかもしれませんね。
普段はなかなかクラスの中心になれない彼女が脚光を浴びるせっかくの機会を、私たちが奪ってしまっていいのかという逡巡がそこにはあるのかもしれません。
そう考えると、なんだか切なくなってしまうシーンでもあります。
なるほどw つまりは男子との交渉役を買って出てほしいということなのねw
まあ友達にも恵まれすっかりリア充ぽくなったとはいえ、男子との絡みとなるとまだまだキョドってしまう感じですからね。岡田に頼りたくなる気持ちはわかります。
しかし、女チー牛とネクラ内弁慶ってw
相変わらずネットミームをすぐ使いたがるんだからw意味わかってんのか?w(正直私もチー牛のニュアンスがイマイチよくわからんのだが)
ていうか、ゆりちゃん巻き添え食ってんじゃねーかw
でもまあ本人は特になんとも思ってないようだから別にいいのかw むしろ「私達」扱いされたことで内心喜んでいたりしてw
というわけで、さっそく男子たちと話を進めていく岡田。
普段から気心の知れた仲とはいえ、こういうときはさすがですよね。てきぱきと段取りを決めていってるようです。
ていうか、なんでそれを3人揃って遠巻きで見てるんだよw
同じ教室にいるのに、なんだろこの感じw
あと、鈴木は実行委員やるのを拒否したくせにこういうときにはいるのねw
ミュージカル、人気だったのかw
まさか前回の「HA LA LAND」みたいなことにはならないだろうなw
そんなネモに対して、もこっちは何か言いたそうな感じ。
これまでなんとなく腑に落ちなかったものが溜まってきているのでしょうか。
なんか話のアイデアある?と軽い気持ちで聞くネモに対して、彼女は意を決したかのようにこう言います。
これは私も前から感じていたことではありましたが、ここでもこっちがはっきり不満をぶつけるとは思いませんでしたね。
ネモもいきなりの不満の発露に面を喰っているようです。
でもまあ、こうしてはっきり意志を表明するのは大事なことだと思いますよ。
変に遠慮してずるずる行ってしまうと、ずっとわだかまりを抱えたままで最後を迎えることになるわけで、そうなるともはや収拾不可能になりかねませんから。
この段階でお互いの腹の内をさらけ出しておくのは、彼女たちにとってもいいことだと思います。
なるほど「ショートフィルム集」のアイデアはもこっち本人が出したものだったんですね。おそらく、「5分映画ヘビロテ」からひらめいたのでしょう。
でも、さすがに「何もやってない」まで言われてしまうと、ちょっとネモが可哀想に思えてきますね。
一応プレゼンへの予行演習とか打ち合わせのセッティングとか、はたまた教室での司会とか、そういう実務的な役割はそれなりにこなしていたとは思うのですが。
ていうか、ここで岡田を引き合いに出すのはちょっとどうなのかw
撮れ高とか言われてもねえw なんとなく業界用語っぽい言葉を口にしたかっただけなんじゃw
ゆりちゃんwwwww
ここぞとばかりに、乗っかってくるなw
うん、うんじゃねーってのw
もこっちのツッコミがまた振るってますねw
「置物」のほうがマシってwww
同じでもないのかよw
なんか、どっちもどっちですね。
出来ると思ったからにしても、あの空気味わったらブレるわにしても、言い訳じみた開き直りにしか聞こえません。
まあそれはさておき、ゆりちゃんwww
置物というワードに引っかかったと思ったら、それかよw
しかも連想するブツが渋いw
鮭を咥えたクマの置物とかむちゃくちゃ懐かしいw
ていうか、これはどういう心境の発露なんでしょうね?
ああいうのと仲間なんだと言われてうれしいんだかムカつくんだかどっちだw
このもこっちはいいですね。
言葉の節々にちょっと拗ねたような甘えた感じが出ていて、なんだかかわいいなあと思ってしまいます。(今回の個人的ベストもこっち!)
「一緒に考えてくれてもいいだろ」という言い回しに、逆に揺るぎない信頼の思いを感じますね。
それはそうと、ゆりちゃんwww
私も考えるの?じゃねーってw
何他人事にみたいな顔してんだw
お前こそネモ以上の「役立たず」じゃねーかw
ていうか、もこっちも“ついでに”とか言っちゃってるんですねw
はなから戦力としてあまり考えていないというw
なんだかんだ言っても、一緒に考え始める二人w
授業中にどうなんだという気もしないでもないですけど、やっぱりなんだか和みますね。
まったく素直じゃないんだからw
ゆりちゃんのペンを指先でくるっとやる仕草が意外というかむしろらしいというか、なんか不思議な印象を受けますね。でもやっぱりゆりちゃんらしいかな。少し眠たそうな感じで無意識に回してる姿は様になってるなと思います。
逆にネモはいつも通りというか、頬杖ついて頭を悩ましている光景はいかにも彼女らしいですね。
まあなんにせよ、お互い真剣に取り組んでいるのがよくわかるシーンではないでしょうか。
今回の個人的ベストシーンははここを選びたいと思います。
これ自体はなんてことのない「場面転換」シーンですが、このモブ二人の子はどこかで見たことがありますよね。
そう、あれは一年時の文化祭準備中、
もこっちが勇気を振り絞ってチラシのコピーを切る仕事を申し出た時の相手が
この二人だったんです。(コミックス3巻所収;喪20「モテないし準備する」より)
声を掛ける直前まではこんな悪態をついていたんですねw
この後、むちゃくちゃドモリながら「や やりょうか き き 切るの…それ…」となるわけですがw
今ならすんなり「それ切るの、私がやろうか?」と言えそうですけど、こういうかつてのもこっちの残り香みたいなものを思い出させるシーンがちょっと挿入されるだけでなんだか感慨深いものがあります。
ていうかこの二人、3年になってもずっと一緒なんですね。
どんだけ仲がいいのかw
さっそく放課後に3人で残って報告会と相成ったわけですが、ネモが持ち寄った案がこれw
思いっきり、ネタをパクってきてるしw
…でもまあ、もこっちも「パクリつつオリジナルも考えようか」と言っていたわけですし、方向性としては悪くないんじゃないでしょうか。
ただ、黒板アニメだけならまだしも、それを「実写化」するというのはかなりハードルが高いように思えるんですけどどうなんでしょうね。
前回の「HA LA LAND」でも“場面変わる時の間”という問題が指摘されていましたし、技術的にも相当難しいんじゃないでしょうか。「バカッコイイ」がきれいに決まる中で、ここでグダグダになるとそれはそれですごくかっこ悪いことになるかと思うんですけどw
あと、学校内だけで上映するなら大丈夫かもしれませんけど、後日ネットに上げるとかになると著作権的に面倒くさいことになるような気がします。
まあそれはさておき、ネモのアイデアノートがファンシーでかわいいw
WWW満面の笑みのネモと二人の温度差がエグイwww
もはや白けてるわけでもないんですよね。完全に無色というか、ニュートラルというかw
ゆりちゃんなんか、一瞬時が止まってるのかと思うくらいに固まってるしw
もこっちはもこっちでなんつー顔をしているんだw
WWWWWひどいwww
ていうか、これ自体が絶妙な煽りですよねw
単に「面白くない」じゃなくって照れちゃうまで言っちゃうところが、それも含めてじゃれ合いなんだろうなあと思ってしまいます。
まだ照れてるもこっちw
こうして見ると、なんだかネモとお見合いしてるみたいw
そんな中、謙遜を装って「根元さんと同じで」とか言っちゃうゆりちゃんw
こっちはこっちでまた絶妙ないじり方ですよね。もう二人ともネモのことが好きすぎるんだからw
初読時はそれほどでもなかったのですが、見れば見るほどじわじわこみ上げてくるシーンですね。
なるほど、台風の日に一緒に観た、「ダンサーインザダーク」と「リンダリンダリンダ」を足して二で割ったようなイメージでしょうか。やはり彼女の中であの時話した「ネタ的なの」に対するこだわりはいまだ強いようです。
さりげなく「真似」を「パロディ」だと窘めているもこっちが面白いですねw こちらにも彼女なりのこだわりがあるようでw
律儀に設定やストーリーの概要を書き留めているところがいかにもゆりちゃんらしいなと思うわけですが、左ページの下の方になんか不穏な文字があるんですけど気のせいかな?
「田中真子 キーボード」「(智子の窃盗を学校に報告)」とあるような…
なんかどこかで見たことのあるようなシチュエーションですが、まあこういうベタな導入はむしろよけいな説明なしでやれるので文化祭レベルの映画ならかえっていいかもしれません。
あくまでパロディという体でなぞりながらオリジナリティを出していけばいいわけですから。
鉛筆描きかのような淡いタッチが雰囲気を醸し出していますね。
WWWWW急展開すぎるわwww
もこっちの目も急に邪悪になりすぎだろw
これじゃニセウルトラマンじゃねーかw
ていうか、ギターを上着の下に隠すの、さすがに無理があり過ぎるwww
いや、そもそも隠れてないしw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
実はアプリで読んだ際には別のところだったりしたんですけど、今回改めて読むとなぜかここが一番刺さりましたね。
もこっちのニセウルトラマンみが妙にツボに入ってしまいましたw
これ、本家もこっちとニセもこっちの対決みたいな感じに持っていけば、すごく面白いものになるんじゃないかw
WWWWW処刑www
そこはせめて自●にしておけよwリアリティのためにもw
万引きで裁判もかけずにいきなり公然処刑とか、独裁国家でもなかなかないぞw
楽しい文化祭に出かけていきなりこんな場面を見せられるとか、お客さんが可哀想w
ていうか、ラストはどうしても「ダンサーインザダーク」で締めたいのねw
ここはちょっと「メタ」っぽいというか、もこっちの当初のアイデアを盛り込んだ感じがありますね。
映画を見ている観客を観客が見ている、みたいな多重構造を見せたかったのかなという気もします。
先ほどのネモのアニメの実写化もそうですけど、二人とも無意識ながらどこかもこっちの「疑似青春」というテーマを内包しているようにも思えてそこがちょっと面白いなと感じましたね。
WWWWWさきほどとはまた違った沈黙の時間www
ネモなんかレ●プ目になってるしw
もこっちも心なしか険しい顔になってますよねw
まあ案を口に出しただけとはいえ、自分を殺されているんだから当然と言えば当然かw
WWWWWかわいいw
…いや、そうじゃなくて怖いわw
この辺はもはやコントですよねw シュールな会話劇を見ているかのようw
ホント、照れる意味が分からないw
ウケると思ったんかい!www
本気で恥ずかしがってる風なのが笑えますねw
ていうか、ここでも「根元さん」を引き合いに出すかw
一体何を競い合ってるんだw 当のネモも田村さん何を言ってるの?みたいな顔をしてるw
もこっちのツッコミがまたいいですね。
本当、ウケるとかすべるとかそういう問題じゃないw
WWWWW不幸になった方が光るwww
完全に危ないファン感情じゃねーかw
まあ正直、気持ちはわからんでもないところがよけいに怖いw
単に二人の会話を描くのではなく、
まるで魚眼レンズで覗いたかのように湾曲した黒板がより怖さと笑いを増幅させますよね。
こういう演出は本当に上手い。ギャグにこんな高度な見せ方を普通するか?w
気遣いで殺すwww
なんかサイコミステリーでありそうなタイトルw
ギター弾くの無理だから殺してあげようという発想がもうサイコじみてますよね。
なんか心理テストでありそうな質問ですよw
今回のゆりちゃんはうっちーがいない分、よりきつめのボケに徹してるのかな?w
一方のあーちゃんたちは、さっそく外で撮影を始めたようです。
もこっちたちが3人教室に籠って漫才やっていたのとはえらい違いw
本当、岡田や清田の行動力というかフットワークの軽さは見事です。
ていうか、ここに二木さんがいることにまったく違和感がないw
動画のチェックも岡田と二人でやっていましたし、意外とこの二人、相性がいいのかもしれませんね。
それにしても二木さんw その恰好はいいのかw
あと、岡田の「よしー」って、「ヨシ!」のよしじゃなくって、清田のよっちゃんに対する「よしー」だったのねw
そんな彼らの姿を何やらシリアスな表情で見つめるネモ。
ある意味、今回のハイライトはここかもしれません。
そこに本来、自分が追い求めていた「青春」の一ページを見てしまった彼女は今、一体何を思うのでしょうか。
まあそうだよねw
誰が見ても実に楽しそうですもん、そりゃそう思いますw
やっぱり「バカッコイイ」みたいなノリは、普段あまり乗り気じゃない人間でもテンションがあがるものなんですね。
成功の形がすごくわかりやすいですし、しかもすぐに結果が出ますから。
このイージー&クイックリーな感じは、その他大勢をやる気にさせるマジックが隠されているのかもしれません。
ここは構図の妙が光りますね。
白い画面の中にうっすら影の差している二人がぽっかり浮き上がっていることで、お互いの歩み寄ることのできない距離をどうしても感じてしまいます。
ゆりちゃんともこっちもなんとも絶妙な表情を浮かべていますよね。
寂しいとも哀しいとも少し違う、達観にも似た不思議な感情がそこにはあるような気がします。
二人でずっと打ち合わせwww
もはや何のための打ち合わせなのかもわからないw
ネモの「それはどうなの?」というツッコミがむしろ優しく聞こえますねw
もっと強めに行ってもいいんじゃないかw
でもこのボケ自体、ひょっとするとゆりちゃんなりの照れ隠しなのかなという気もしました。
直前のあの表情を見てると……ね。
ここで突然「次のステージに行く時間」だとばかり、一枚の招待券を取りだすもこっち。
「ぴっ」という効果音が妙に決まっていて、逆におかしいですねw
でも、「ネモの気持ちはわかる」と言って他校の文化祭の券を取り出したわけですが、当然前もって行くことを予定していたんですよね。まさかこの期に及んで、そういえば招待券もらってたわ忘れてた、みたいなことはないでしょうしw
もしかしたら、二人を誘うタイミングを計っていたのかもしれませんね。
ネモの気持ちが陽キャたちのキラキラした「青春」のほうに向かったこの瞬間を狙って、招待券を取り出したとするならなかなかの策士だなという気がしますw
こういう演出じみたのも「疑似的な青春」の一部なのでしょうかw
唯一www
その言い方だと自分も友達じゃなくなっちゃうだろw
まあたぶん、学外でという条件を省略してるんだろうけどw
ていうか、以前みんなで学食で食べたときに成瀬さんの話をしたと思うんですけど…(コミックス14巻所収;喪133「モテないしつながっていく」参照)
まあお互いもう忘れているのかもしれませんがw
このオチは卓球特訓のためにアクレシオに行った回(コミックス16巻所収;喪151「モテないし勝利する」)のオチを少し彷彿とさせるものがありますが、あの頃とはもうネモとゆりちゃんの関係性も微妙に変わってきてるのでいまいちマウント合戦になってないのが面白いですね。
もこっちに速攻突っ込まれてるしw
ネモも軽くいなしてるしw(ふーんてw)
でもネモの言う通り、確かに映画制作自体は進んでいないんですけど、なぜかタイトル通りに「少し進行した」なという印象を受けるんですよね。
まああーちゃんが先導役となってショートフィルムの方をきちんと進めているということもあるでしょうけど、彼らともこっちら3人との陽と陰のコントラストというか、向かうべき方向性の違いがはっきり見えてきたという点も大きいのではないかと思います。
その中でネモの思いが揺らいでいるのも今後の伏線として気になるところですよね。
いずれにしても、ようやく「次のステージ」が見えてきたのは間違いないのではないでしょうか。
今回はなんだかコメントしていて楽しかったですね。いつもより割とサクサクと書けたような気がします。
思うに、もこっちとゆりネモの3人の関係性がここにきてくっきりと見えてきたことが影響しているのかもしれません。
前回ではうっちーがいたことでまだゆりちゃんのボケもオーソドックスというか、比較的抑えめな印象でしたが、今回はかなりリミッターを外してきましたからねw
一歩間違えば笑うに笑えない際どいネタだったのにもかかわらず素直に笑えたのは、3人の間に確かな信頼関係があったからなのでしょう。あくまでボケとツッコミありきの漫才的なやり取りだという安心感がそこにはありました。
ネモが「陽」の方に心が揺らいでるような不穏な感じも、3人の結びつきがあってこそのことだと思うんですよね。
今後、文化祭の話はこの3人を中心に描かれていくのではないでしょうか。
逆に岡田がいい重しというか、より3人の関係性を読者に印象付ける役割もあったのかなという気がします。
二木さんが岡田のパートナーみたいな位置に収まっているのも面白いですよね。もこっちたちとの対比構造としても効果的だったと思います。
「次のステージ」といえば、次回は当然ゆうちゃんの学校である「幕張本郷高校」の文化祭が舞台になるわけですが、なぜもこっちはそこに「次のステージ」があると思ったんでしょうね?
その答えはまだ見つかっていないのですが、彼女としてはそこに何かしらがあると踏んだからこそネモたちを誘ったわけで、そのことへのワクワク感も加味されたおかげでより楽しく読めたのかもしれません。
なぜかわからないけど、ゆうちゃんの学校に行けば突破口が見えてくるかもしれない。
もこっちがそう考えたこと自体がなんだかすごく大きな意味を持ってくるような気がするんですよ。
ところで、招待券は一枚で4名まで入場できるようです。
そうなるとあと1人参加できるわけで、それは誰になるんだろうという楽しみもありますが、そもそもゆうちゃんの学校から招待券を貰える可能性のある子は他にもいるんですよね。
まず小宮山さんは当然ゆうちゃんからもらえるでしょうし(こみちゃんと一緒に来てねという意味で、もこっちに1枚だけ渡している可能性もありますがw)、加藤さんも中学時代の友達である砂羽と芽生って子がいますからね。
そうなると最大12名まで参加できるわけで、ますます次回以降への期待が高まります。(まあ実際は誰が参加するのかはもうわかってるわけですがw)
ただ、誰と誰が行くとしても、最終的には今回の3人が中心となって「映画」を作っていくことになるでしょう。
またそうであることを願わずにはいられません。
不穏な匂いにさえワクワクさせられる。心が躍る。
そんなことが可能なのは、もこっち、ネモ、そしてゆりちゃんの3人が揃っているからに他ならないのですから。
プレゼンで映画と決まってからなかなか進まなかった日々も今となれば懐かしいと感じられる20巻特装版は絶賛発売中です!
ゆりちゃん的にはやっぱりあの台風の夜に語った言葉を形にしてもらいたい気持ちがあるのかな。
あの時の二人は今は違うクラスなんでしょうね…何やら大きな袋を持っていましたが、彼女たちのクラスはいったい何をやるんでしょう。
前回でやっと映画の話が本格的に始まったと思いきや、当初プレゼンで話していた内容とはかなり食い違っていて戸惑いも否めなかったわけですが、それは今回を読めばある程度解消される形になっています。
もちろんすべてが諒解できるかといえばそうでもない部分もあるわけですが、展開の流れとしては割とわかりやすいものになっていたのではないでしょうか。
ていうか、むしろ前回と今回でセットというか、それこそ前編後編かなという印象を受けたんですよね。いわば喪196は「フリ」の回だったのではないかと。タイトルも含めて話自体はつながっているように感じられました。
そう考えると、ストンと落ちるものがあるんですよ。むしろ2話合わせて「次のステージ」にいくまでの前置きといってもいいかもしれません。とにかく、全体を通してみれば納得の話でしたね。
ただ、まだ今ひとつ全貌が見えないというか、不穏な空気が感じられるのも事実です。
そして、映画編とはまったく無関係かのように描かれていた南さん編(&サチ編)のことも気になります。この二つの物語がそのまま交わらずに終わるとは思えないのですが……
いずれにしても、この文化祭はわたモテ最後のビッグイベントといっても過言ではありません。
この後はせいぜいクリスマスと正月の合格祈願くらいで、それ以外は受験と卒業の話になっていくことでしょう。
私たちが普通にわたモテの世界を楽しめるのも、そう長くはないはずなのです。だからこそ、よけいにわずかな空気の違いを感じ取ってしまうのかもしれませんね。
逆に終わってほしくないという思いがありもしない「不穏さ」を生み出している可能性もあったりしてw
やっぱり、話はまだまだこじれてほしいですからね。その分わたモテも続いていくわけですし。
もこっちたち同様、「はじまらなきゃ終わらない」ことをどこかで願っているのかもしれません。
まあ何はともあれ、まずはひとつひとつ見ていくことにいたしましょう!

「表紙」はけっこう久しぶりです。喪192以来ですね。
あの時はオムニバス回でもあったので、まあ基本表紙があるのが当たり前だったのですが、今回の表紙は意味があってのことのように思えます。
というのも、この間ずっと映画とは直接関係のない話が続いていたじゃないですか。それがようやく前回で始まったと思いきや、「映画作りは進まない」ですからねw
つまり今回からちゃんと進んでいくよという意味を込めての表紙のような気がするんです。
喪192のタイトルは「モテないし文化祭までの毎日」でした。あの時以来の表紙を飾ることで、再び文化祭への毎日が始まったことを暗にほのめかしていると言えるのではないでしょうか。
3-5の様子ではなく、うっちーのクラスである3-4の光景なのも意図があってのことでしょう。
つまり、前回いっしょにだらだら打ち合わせに参加していたうっちーも、本来の場所であるクラスの出し物へ戻っていったという描写でもあるわけです。それはすなわち、本格的に文化祭モードに学校全体が移行したことに他なりません。
読者にフェーズが変わったことをさりげなく伝える効果があるわけですね。
というわけで、今回は「モテないし少し進行する」。
明らかに前回のタイトルを受けてのものですよね。
“少し”という言い回しにちょっと笑ってしまいます。実際、本当にほんの少しだったしw
まあそれはさておき、3-4の出し物はどうやら凪さん中心に推していた「コーヒーカップ」に決まったようですね。
なんでも最近の文化祭でも流行ってきているようで、けっこう本格的なものになっているようです。
(喪192後編のコメントでひろさんが紹介してくださったこちらのサイトもご参考までに→https://cocoiro.me/article/69056)
彼女たちも見たところ、それなりに完成度の高いものを目指しているようですが、果たして設計班3人でうまく回していけるのだろうか…コーヒーカップだけに気になりますねw
凪さんが進行役なのは当然として、筆記係に楓、そして助手になつという構成が目を引きますね。
普段雌猫グループでもあまり目立たない二人だけに、せめてこういう場だけでもという谷川さんの親心でしょうかw
そして、うっちーの笑顔で掌を合わせている姿がなんとも印象的です。
彼女にとっても高校生活最後のビッグイベントということで、文化祭にかける思いはそれなりに強いのかもしれません。

さて、肝心の3-5の方ですが、どうやらメインをどうするかは置いといて前回話に出ていた「5分映画ヘビロテ」を「ショートフィルム集」という形に変えて上映することになったようです。
もっとも「上映も」と言っているからには、完全にそれだけに決まったというわけではなさそうですね。
1時間から1時間半もそれだけで回せるとも思えませんし、これはあくまでサブ的な余興という意味合いが強いのでしょう。それとは別に、“ちゃんとした”映画もやるつもりであることは変わりないように思えます。
ただ、このネモの司会ぶりからすると、以前彼女が言っていた「仮だけど」の意味がなんとなく見えてきたような気がします。
おそらくプレゼンでは「映画」をやるということだけが決まって、具体的な中身については改めて…みたいな感じだったのではないでしょうか。
何しろもこっち本人が「私の意図全く伝わってなかった」と認めているくらいにグダグダなプレゼンでしたし、その内容が正しくクラスのみんなに理解されたとは到底思えません。
何だかよくわからんけど、とりあえず「映画」を撮るっていうのは面白いんじゃない?みたいなノリで決まったような気がするんですよね。
凪さんが仕切る3-4のコーヒーカップが具体的な内容に沿って展開されていたのに比べ、こちらは単に「3-5映画制作について」だけですしw
中身についての手順とか進め方が一切話し合われていないところからしても、もこっちのあのアイデアは一旦棚上げになったのではないでしょうか。
没とまではいかないまでも、もうちょっとブラッシュアップしないとみんなも協力しようがないということになったんだと思います。
そういうわけでとりあえず、いくつかの候補の内から「バカッコイイ」動画の制作が決定したわけですが、もちろんそんな陽キャご用達のジャンルなんてもこっちやゆりちゃんが知る由もありませんw
当然知っているであろう、

この方にご教示いただくわけですねw
ネモに聞くんじゃなく、岡田にというのがなんかいいなあと感じます。もはや、完全に「仲間」なんですよね。
まあしかし、私もその手の動画は目にしたことはありましたが、あれを「バカッコイイ」というんだというのは知りませんでしたよ。誰が最初に言い始めたのかわかりませんけど、なんか微妙なネーミングセンスだなと思いますw
まあもう普及してるんですから、それが正解なんでしょうけど。
定義からすると必ずしも「ノールック」でなくてもいいような気がしますけど、やっぱり一番映えるというか盛り上がるんでしょうかね。

どうやら岡田は、もこっちの最初の案のことが気になっているようです。
彼女はあのアイデアを「結構凄くない?面白そうだと思うけど」と褒めていましたし、もしかすると“疑似的な青春”というテーマに何か共感するところがあるのかもしれませんね。
ネモがそんなあーちゃんを優しい微笑みで見ているのが印象的です。
一方のもこっちは、ちょっとバツが悪そうw
前回では本人的にもうどうでもよくなっているかのようでしたが、やはり岡田の気遣いの前ではやめたとは言いづらいのかもw
もう少し練り直すと言ってますが、その一言が新たな呪縛とならなきゃいいですけど…

まるで岡田の機嫌を窺うかのように、恐る恐るといった感じで申し立てるもこっちw
この辺はまだ陽キャに対する引いた感じが出てしまいますね。いつの間にか、岡田の承諾を得て事を進めるみたいな雰囲気になっているようです。
当の岡田の物言いも、リーダーとしての貫禄がありますよね。
これはもう彼女を中心にして進めていったほうがいいのではw

ここでも、もこっちたちのことを気遣うあーちゃん。
やっぱりどこかで、本当の主導者は黒木であるべきだと思っているのかもしれませんね。
普段はなかなかクラスの中心になれない彼女が脚光を浴びるせっかくの機会を、私たちが奪ってしまっていいのかという逡巡がそこにはあるのかもしれません。
そう考えると、なんだか切なくなってしまうシーンでもあります。

なるほどw つまりは男子との交渉役を買って出てほしいということなのねw
まあ友達にも恵まれすっかりリア充ぽくなったとはいえ、男子との絡みとなるとまだまだキョドってしまう感じですからね。岡田に頼りたくなる気持ちはわかります。
しかし、女チー牛とネクラ内弁慶ってw
相変わらずネットミームをすぐ使いたがるんだからw意味わかってんのか?w(正直私もチー牛のニュアンスがイマイチよくわからんのだが)
ていうか、ゆりちゃん巻き添え食ってんじゃねーかw
でもまあ本人は特になんとも思ってないようだから別にいいのかw むしろ「私達」扱いされたことで内心喜んでいたりしてw

というわけで、さっそく男子たちと話を進めていく岡田。
普段から気心の知れた仲とはいえ、こういうときはさすがですよね。てきぱきと段取りを決めていってるようです。
ていうか、なんでそれを3人揃って遠巻きで見てるんだよw
同じ教室にいるのに、なんだろこの感じw
あと、鈴木は実行委員やるのを拒否したくせにこういうときにはいるのねw

ミュージカル、人気だったのかw
まさか前回の「HA LA LAND」みたいなことにはならないだろうなw
そんなネモに対して、もこっちは何か言いたそうな感じ。
これまでなんとなく腑に落ちなかったものが溜まってきているのでしょうか。
なんか話のアイデアある?と軽い気持ちで聞くネモに対して、彼女は意を決したかのようにこう言います。

これは私も前から感じていたことではありましたが、ここでもこっちがはっきり不満をぶつけるとは思いませんでしたね。
ネモもいきなりの不満の発露に面を喰っているようです。
でもまあ、こうしてはっきり意志を表明するのは大事なことだと思いますよ。
変に遠慮してずるずる行ってしまうと、ずっとわだかまりを抱えたままで最後を迎えることになるわけで、そうなるともはや収拾不可能になりかねませんから。
この段階でお互いの腹の内をさらけ出しておくのは、彼女たちにとってもいいことだと思います。

なるほど「ショートフィルム集」のアイデアはもこっち本人が出したものだったんですね。おそらく、「5分映画ヘビロテ」からひらめいたのでしょう。
でも、さすがに「何もやってない」まで言われてしまうと、ちょっとネモが可哀想に思えてきますね。
一応プレゼンへの予行演習とか打ち合わせのセッティングとか、はたまた教室での司会とか、そういう実務的な役割はそれなりにこなしていたとは思うのですが。
ていうか、ここで岡田を引き合いに出すのはちょっとどうなのかw
撮れ高とか言われてもねえw なんとなく業界用語っぽい言葉を口にしたかっただけなんじゃw

ゆりちゃんwwwww
ここぞとばかりに、乗っかってくるなw
うん、うんじゃねーってのw
もこっちのツッコミがまた振るってますねw
「置物」のほうがマシってwww
同じでもないのかよw

なんか、どっちもどっちですね。
出来ると思ったからにしても、あの空気味わったらブレるわにしても、言い訳じみた開き直りにしか聞こえません。
まあそれはさておき、ゆりちゃんwww
置物というワードに引っかかったと思ったら、それかよw
しかも連想するブツが渋いw
鮭を咥えたクマの置物とかむちゃくちゃ懐かしいw
ていうか、これはどういう心境の発露なんでしょうね?
ああいうのと仲間なんだと言われてうれしいんだかムカつくんだかどっちだw

このもこっちはいいですね。
言葉の節々にちょっと拗ねたような甘えた感じが出ていて、なんだかかわいいなあと思ってしまいます。(今回の個人的ベストもこっち!)
「一緒に考えてくれてもいいだろ」という言い回しに、逆に揺るぎない信頼の思いを感じますね。
それはそうと、ゆりちゃんwww
私も考えるの?じゃねーってw
何他人事にみたいな顔してんだw
お前こそネモ以上の「役立たず」じゃねーかw
ていうか、もこっちも“ついでに”とか言っちゃってるんですねw
はなから戦力としてあまり考えていないというw

なんだかんだ言っても、一緒に考え始める二人w
授業中にどうなんだという気もしないでもないですけど、やっぱりなんだか和みますね。
まったく素直じゃないんだからw
ゆりちゃんのペンを指先でくるっとやる仕草が意外というかむしろらしいというか、なんか不思議な印象を受けますね。でもやっぱりゆりちゃんらしいかな。少し眠たそうな感じで無意識に回してる姿は様になってるなと思います。
逆にネモはいつも通りというか、頬杖ついて頭を悩ましている光景はいかにも彼女らしいですね。
まあなんにせよ、お互い真剣に取り組んでいるのがよくわかるシーンではないでしょうか。
今回の個人的ベストシーンははここを選びたいと思います。

これ自体はなんてことのない「場面転換」シーンですが、このモブ二人の子はどこかで見たことがありますよね。
そう、あれは一年時の文化祭準備中、
もこっちが勇気を振り絞ってチラシのコピーを切る仕事を申し出た時の相手が

この二人だったんです。(コミックス3巻所収;喪20「モテないし準備する」より)
声を掛ける直前まではこんな悪態をついていたんですねw
この後、むちゃくちゃドモリながら「や やりょうか き き 切るの…それ…」となるわけですがw
今ならすんなり「それ切るの、私がやろうか?」と言えそうですけど、こういうかつてのもこっちの残り香みたいなものを思い出させるシーンがちょっと挿入されるだけでなんだか感慨深いものがあります。
ていうかこの二人、3年になってもずっと一緒なんですね。
どんだけ仲がいいのかw

さっそく放課後に3人で残って報告会と相成ったわけですが、ネモが持ち寄った案がこれw
思いっきり、ネタをパクってきてるしw
…でもまあ、もこっちも「パクリつつオリジナルも考えようか」と言っていたわけですし、方向性としては悪くないんじゃないでしょうか。
ただ、黒板アニメだけならまだしも、それを「実写化」するというのはかなりハードルが高いように思えるんですけどどうなんでしょうね。
前回の「HA LA LAND」でも“場面変わる時の間”という問題が指摘されていましたし、技術的にも相当難しいんじゃないでしょうか。「バカッコイイ」がきれいに決まる中で、ここでグダグダになるとそれはそれですごくかっこ悪いことになるかと思うんですけどw
あと、学校内だけで上映するなら大丈夫かもしれませんけど、後日ネットに上げるとかになると著作権的に面倒くさいことになるような気がします。
まあそれはさておき、ネモのアイデアノートがファンシーでかわいいw

WWW満面の笑みのネモと二人の温度差がエグイwww
もはや白けてるわけでもないんですよね。完全に無色というか、ニュートラルというかw
ゆりちゃんなんか、一瞬時が止まってるのかと思うくらいに固まってるしw
もこっちはもこっちでなんつー顔をしているんだw

WWWWWひどいwww
ていうか、これ自体が絶妙な煽りですよねw
単に「面白くない」じゃなくって照れちゃうまで言っちゃうところが、それも含めてじゃれ合いなんだろうなあと思ってしまいます。

まだ照れてるもこっちw
こうして見ると、なんだかネモとお見合いしてるみたいw
そんな中、謙遜を装って「根元さんと同じで」とか言っちゃうゆりちゃんw
こっちはこっちでまた絶妙ないじり方ですよね。もう二人ともネモのことが好きすぎるんだからw
初読時はそれほどでもなかったのですが、見れば見るほどじわじわこみ上げてくるシーンですね。

なるほど、台風の日に一緒に観た、「ダンサーインザダーク」と「リンダリンダリンダ」を足して二で割ったようなイメージでしょうか。やはり彼女の中であの時話した「ネタ的なの」に対するこだわりはいまだ強いようです。
さりげなく「真似」を「パロディ」だと窘めているもこっちが面白いですねw こちらにも彼女なりのこだわりがあるようでw
律儀に設定やストーリーの概要を書き留めているところがいかにもゆりちゃんらしいなと思うわけですが、左ページの下の方になんか不穏な文字があるんですけど気のせいかな?
「田中真子 キーボード」「(智子の窃盗を学校に報告)」とあるような…

なんかどこかで見たことのあるようなシチュエーションですが、まあこういうベタな導入はむしろよけいな説明なしでやれるので文化祭レベルの映画ならかえっていいかもしれません。
あくまでパロディという体でなぞりながらオリジナリティを出していけばいいわけですから。
鉛筆描きかのような淡いタッチが雰囲気を醸し出していますね。

WWWWW急展開すぎるわwww
もこっちの目も急に邪悪になりすぎだろw
これじゃニセウルトラマンじゃねーかw
ていうか、ギターを上着の下に隠すの、さすがに無理があり過ぎるwww
いや、そもそも隠れてないしw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
実はアプリで読んだ際には別のところだったりしたんですけど、今回改めて読むとなぜかここが一番刺さりましたね。
もこっちのニセウルトラマンみが妙にツボに入ってしまいましたw
これ、本家もこっちとニセもこっちの対決みたいな感じに持っていけば、すごく面白いものになるんじゃないかw

WWWWW処刑www
そこはせめて自●にしておけよwリアリティのためにもw
万引きで裁判もかけずにいきなり公然処刑とか、独裁国家でもなかなかないぞw
楽しい文化祭に出かけていきなりこんな場面を見せられるとか、お客さんが可哀想w
ていうか、ラストはどうしても「ダンサーインザダーク」で締めたいのねw

ここはちょっと「メタ」っぽいというか、もこっちの当初のアイデアを盛り込んだ感じがありますね。
映画を見ている観客を観客が見ている、みたいな多重構造を見せたかったのかなという気もします。
先ほどのネモのアニメの実写化もそうですけど、二人とも無意識ながらどこかもこっちの「疑似青春」というテーマを内包しているようにも思えてそこがちょっと面白いなと感じましたね。

WWWWWさきほどとはまた違った沈黙の時間www
ネモなんかレ●プ目になってるしw
もこっちも心なしか険しい顔になってますよねw
まあ案を口に出しただけとはいえ、自分を殺されているんだから当然と言えば当然かw

WWWWWかわいいw
…いや、そうじゃなくて怖いわw
この辺はもはやコントですよねw シュールな会話劇を見ているかのようw
ホント、照れる意味が分からないw

ウケると思ったんかい!www
本気で恥ずかしがってる風なのが笑えますねw
ていうか、ここでも「根元さん」を引き合いに出すかw
一体何を競い合ってるんだw 当のネモも田村さん何を言ってるの?みたいな顔をしてるw
もこっちのツッコミがまたいいですね。
本当、ウケるとかすべるとかそういう問題じゃないw

WWWWW不幸になった方が光るwww
完全に危ないファン感情じゃねーかw
まあ正直、気持ちはわからんでもないところがよけいに怖いw
単に二人の会話を描くのではなく、
まるで魚眼レンズで覗いたかのように湾曲した黒板がより怖さと笑いを増幅させますよね。
こういう演出は本当に上手い。ギャグにこんな高度な見せ方を普通するか?w

気遣いで殺すwww
なんかサイコミステリーでありそうなタイトルw
ギター弾くの無理だから殺してあげようという発想がもうサイコじみてますよね。
なんか心理テストでありそうな質問ですよw
今回のゆりちゃんはうっちーがいない分、よりきつめのボケに徹してるのかな?w

一方のあーちゃんたちは、さっそく外で撮影を始めたようです。
もこっちたちが3人教室に籠って漫才やっていたのとはえらい違いw
本当、岡田や清田の行動力というかフットワークの軽さは見事です。
ていうか、ここに二木さんがいることにまったく違和感がないw
動画のチェックも岡田と二人でやっていましたし、意外とこの二人、相性がいいのかもしれませんね。
それにしても二木さんw その恰好はいいのかw
あと、岡田の「よしー」って、「ヨシ!」のよしじゃなくって、清田のよっちゃんに対する「よしー」だったのねw

そんな彼らの姿を何やらシリアスな表情で見つめるネモ。
ある意味、今回のハイライトはここかもしれません。
そこに本来、自分が追い求めていた「青春」の一ページを見てしまった彼女は今、一体何を思うのでしょうか。

まあそうだよねw
誰が見ても実に楽しそうですもん、そりゃそう思いますw
やっぱり「バカッコイイ」みたいなノリは、普段あまり乗り気じゃない人間でもテンションがあがるものなんですね。
成功の形がすごくわかりやすいですし、しかもすぐに結果が出ますから。
このイージー&クイックリーな感じは、その他大勢をやる気にさせるマジックが隠されているのかもしれません。

ここは構図の妙が光りますね。
白い画面の中にうっすら影の差している二人がぽっかり浮き上がっていることで、お互いの歩み寄ることのできない距離をどうしても感じてしまいます。
ゆりちゃんともこっちもなんとも絶妙な表情を浮かべていますよね。
寂しいとも哀しいとも少し違う、達観にも似た不思議な感情がそこにはあるような気がします。

二人でずっと打ち合わせwww
もはや何のための打ち合わせなのかもわからないw
ネモの「それはどうなの?」というツッコミがむしろ優しく聞こえますねw
もっと強めに行ってもいいんじゃないかw
でもこのボケ自体、ひょっとするとゆりちゃんなりの照れ隠しなのかなという気もしました。
直前のあの表情を見てると……ね。

ここで突然「次のステージに行く時間」だとばかり、一枚の招待券を取りだすもこっち。
「ぴっ」という効果音が妙に決まっていて、逆におかしいですねw
でも、「ネモの気持ちはわかる」と言って他校の文化祭の券を取り出したわけですが、当然前もって行くことを予定していたんですよね。まさかこの期に及んで、そういえば招待券もらってたわ忘れてた、みたいなことはないでしょうしw
もしかしたら、二人を誘うタイミングを計っていたのかもしれませんね。
ネモの気持ちが陽キャたちのキラキラした「青春」のほうに向かったこの瞬間を狙って、招待券を取り出したとするならなかなかの策士だなという気がしますw
こういう演出じみたのも「疑似的な青春」の一部なのでしょうかw

唯一www
その言い方だと自分も友達じゃなくなっちゃうだろw
まあたぶん、学外でという条件を省略してるんだろうけどw
ていうか、以前みんなで学食で食べたときに成瀬さんの話をしたと思うんですけど…(コミックス14巻所収;喪133「モテないしつながっていく」参照)
まあお互いもう忘れているのかもしれませんがw
このオチは卓球特訓のためにアクレシオに行った回(コミックス16巻所収;喪151「モテないし勝利する」)のオチを少し彷彿とさせるものがありますが、あの頃とはもうネモとゆりちゃんの関係性も微妙に変わってきてるのでいまいちマウント合戦になってないのが面白いですね。
もこっちに速攻突っ込まれてるしw
ネモも軽くいなしてるしw(ふーんてw)
でもネモの言う通り、確かに映画制作自体は進んでいないんですけど、なぜかタイトル通りに「少し進行した」なという印象を受けるんですよね。
まああーちゃんが先導役となってショートフィルムの方をきちんと進めているということもあるでしょうけど、彼らともこっちら3人との陽と陰のコントラストというか、向かうべき方向性の違いがはっきり見えてきたという点も大きいのではないかと思います。
その中でネモの思いが揺らいでいるのも今後の伏線として気になるところですよね。
いずれにしても、ようやく「次のステージ」が見えてきたのは間違いないのではないでしょうか。
今回はなんだかコメントしていて楽しかったですね。いつもより割とサクサクと書けたような気がします。
思うに、もこっちとゆりネモの3人の関係性がここにきてくっきりと見えてきたことが影響しているのかもしれません。
前回ではうっちーがいたことでまだゆりちゃんのボケもオーソドックスというか、比較的抑えめな印象でしたが、今回はかなりリミッターを外してきましたからねw
一歩間違えば笑うに笑えない際どいネタだったのにもかかわらず素直に笑えたのは、3人の間に確かな信頼関係があったからなのでしょう。あくまでボケとツッコミありきの漫才的なやり取りだという安心感がそこにはありました。
ネモが「陽」の方に心が揺らいでるような不穏な感じも、3人の結びつきがあってこそのことだと思うんですよね。
今後、文化祭の話はこの3人を中心に描かれていくのではないでしょうか。
逆に岡田がいい重しというか、より3人の関係性を読者に印象付ける役割もあったのかなという気がします。
二木さんが岡田のパートナーみたいな位置に収まっているのも面白いですよね。もこっちたちとの対比構造としても効果的だったと思います。
「次のステージ」といえば、次回は当然ゆうちゃんの学校である「幕張本郷高校」の文化祭が舞台になるわけですが、なぜもこっちはそこに「次のステージ」があると思ったんでしょうね?
その答えはまだ見つかっていないのですが、彼女としてはそこに何かしらがあると踏んだからこそネモたちを誘ったわけで、そのことへのワクワク感も加味されたおかげでより楽しく読めたのかもしれません。
なぜかわからないけど、ゆうちゃんの学校に行けば突破口が見えてくるかもしれない。
もこっちがそう考えたこと自体がなんだかすごく大きな意味を持ってくるような気がするんですよ。
ところで、招待券は一枚で4名まで入場できるようです。
そうなるとあと1人参加できるわけで、それは誰になるんだろうという楽しみもありますが、そもそもゆうちゃんの学校から招待券を貰える可能性のある子は他にもいるんですよね。
まず小宮山さんは当然ゆうちゃんからもらえるでしょうし(こみちゃんと一緒に来てねという意味で、もこっちに1枚だけ渡している可能性もありますがw)、加藤さんも中学時代の友達である砂羽と芽生って子がいますからね。
そうなると最大12名まで参加できるわけで、ますます次回以降への期待が高まります。(まあ実際は誰が参加するのかはもうわかってるわけですがw)
ただ、誰と誰が行くとしても、最終的には今回の3人が中心となって「映画」を作っていくことになるでしょう。
またそうであることを願わずにはいられません。
不穏な匂いにさえワクワクさせられる。心が躍る。
そんなことが可能なのは、もこっち、ネモ、そしてゆりちゃんの3人が揃っているからに他ならないのですから。
プレゼンで映画と決まってからなかなか進まなかった日々も今となれば懐かしいと感じられる20巻特装版は絶賛発売中です!
ゆりちゃん的にはやっぱりあの台風の夜に語った言葉を形にしてもらいたい気持ちがあるのかな。
あの時の二人は今は違うクラスなんでしょうね…何やら大きな袋を持っていましたが、彼女たちのクラスはいったい何をやるんでしょう。
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