私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪192(前編)~オムニバスは「ばら売り」してはいけない~
6月17日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪192(前編)に更新されました。
喪187からずっと続いていた「南さん編」も、前回でようやくひと区切りがつきました。
というわけで、今回から通常(?)の形に戻るわけですが、その一発目はまずオムニバスであろうというのはおそらく多くの人が予想できたのではないでしょうか。
というのも、わたモテにおける「オムニバス回」というのは元々そういう性格のものだからです。
そう、これは前のオムニバスの時にも言及しましたが、要はオムニバスって「展開の節目」にやってくるものなんですね。
ローテーションがどうとか、必ず単行本1巻につきオムニバスが入るとか、そういうサイクル的なこととは別に、イベントが終わった直後や季節の変わり目にはほぼ必ずと言っていいほどオムニバスが入るんです。
「南さん編」が終わり、次の「文化祭」に話が移っていくこのタイミングで、オムニバスがない方がむしろ考えづらいでしょう。
逆にいえば、もしオムニバスがこなかったら、それはもう「わたモテ」はまったく別のマンガになったということだとまで考えていましたね。正直半ば覚悟していたところもありました。
かくして、オムニバスはいつものようにやってきました。かつてと変わらない姿で。
そう、わたモテはいまだ持って、もこっちを中心としたギャグ漫画としてあり続けていたのです。
今回は内容云々以前に、まずそのこと自体がうれしくてたまらなかったですね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
なんと、6回連続の表紙!
……と言いたいところですが、実はこれはある意味当たり前なんです。
というのも、「オムニバス回」において「表紙」というものはほぼ付き物なんですよ。
数少ない例外も「遠足編」の途中だった喪128と通常回とオムニバスのハイブリッドだった喪141と喪142、それと「夏合宿編」の途中かつ“特別編”でもあった「特別編9」だけです。
つまり、本来の物語の節目としてやってくるオムニバスに関しては間違いなく「表紙」はついてくるものなんですね。
これはオムニバスというものを考える上で大きなポイントだと思います。小さいエピソードをいくつか束ねた形になる回において、全体のトーンやイメージを集約する「表紙」の役割は他の回に比べてもより重要だといえるでしょう。
それに加えて、ここ最近の表紙の特長として「構図などに隠れた意味を持たせる」傾向が高まっています。
今回の表紙なんかもまさにそんな感じですよね。具体的な暗喩の意味はわからなくても一目で何かあるぞと思わせるものがあります。
というわけで、今回は「モテないし文化祭までの毎日(前編)」。
その名の通り、もこっちは文化祭の「映画」のアイデアを練っているところのようですね。
女の子にあるまじき(笑)恰好をしてはいますが、ペンを持つ手と思いを巡らす視線は至って真剣そのもの、ようやく本格的に始動した様子が伺えますね。
それはそうと、この机と椅子が積み重なっている光景に見覚えがありませんか?
そう、あれは1年の2学期が始まったあの日、もこっちが弁当スポットを求めて見つけた「屋上への扉手前の踊り場」なんです。(コミックス3巻;喪19「モテないし二学期が始まる」参照)
あの時は、文化祭の準備のためにもこっちの「居場所」は無残にも奪われてしまったわけですが、今回はその「居場所」で文化祭の案を練っているという構図が面白いですね。どこか幻想的というか、ひょっとするとこれはもこっちの心象風景なのかもしれないと思わせます。
幻想的といえば、全体の構図自体にもいえます。
上下と左右、それぞれが対照的になっているせいで、まるでそこに仕切りがあるかのよう。階段や手すりがそのまま境界線にも見えますね。
それは現在と過去もしくは未来との境界線かもしれませんし、リアルと幻想とのそれなのかもしれません。もしくは両方か。
左側が過去で右側が未来、そして上が現実で下が幻想の世界とも考えられるわけですよ。(いや、むしろ下が現実で上が幻想かも?)
「髪のびたねー」と言っている女の子はもちろんあの「野球部マネージャー」でしょう。
そう、彼女は名前もない完全たるモブにもかかわらず、喪7「モテないし何気ない日常生活を送る」(コミックス1巻)、喪59「モテないし応援する」(コミックス7巻)、そして喪166「モテないしまた応援に行く」(コミックス17巻)と、1年・2年・3年に渡ってわたモテに出演してきたわけです。
この高校生活を思い返す中で、彼女の姿が頭に浮かんでもなんら不思議ではないのではないでしょうか。
左(過去)を思いながら構想を練るもこっち、右(未来)に向かいながら「髪がのびた」時の流れの速さに思いを馳せる野球部員たち。
見れば見るほど興味は尽きないですね。
まさに「文化祭までの毎日」を図式化したような印象があって、ここ最近の「表紙」の集大成という感じもします。
「なんでもいい」
この3人だけの話って、かなり久しぶりじゃないですか?
ゆりもことか、+まこっちとか、はたまた吉田さんと仲間たちとか、そういう組み合わせはちょくちょくありますが、修学旅行4班(実質3人w)だけのエピソードというのは、意外なほどないんですよ。
振り返ってみると、なんと喪95「モテないし秋の終わり」(コミックス10巻)までさかのぼるんです。
そう考えると本当に貴重なエピソードといえるでしょう。
それと、面白いのはこれは「映画プレゼン翌日」でのお話なんですよね。
つまり時系列的には、喪191の続きではなくって喪190とほぼ同時進行ということになります。
具体的には
これを踏まえての二木さん捜索中での出来事といったところでしょうか。
「南さん編」と「文化祭」、分かれているようでつながっているというか、やはり「大きな物語」を意識せざるを得ない構成になっていることを再認識させられます。実際のところは色んな小さいな物語が同時多発的に動いていて、最終的にはどこかで集約していくような気がします。
まあそれはそれとして、これだけみると本当に「日常の一コマ」といった感じがしますね。
ゆりちゃんが「他の二人」のことを聞いているのが印象的です。
吉田さんはお昼になると、いつもこのあたりで仲間と駄弁っていたりしているのを知ってのことなのでしょうか。
なんだか私たちが知らないところでもちゃんと“日常”はあるんだという気がしてほんわかしてしまいます。
あと、もこっちの取ってつけたかのような「映画のアイデア探して」がじわじわくるw
そんな言い訳いらんねんw
何も言わずにジュースを買ったかと思いきや、いきなりそばで座り込むもこっちw
もはや本来の目的なんかほっぽいて、駄弁る気満々ですねw
でもまあ、先ほども触れましたが、この三人だけが揃うって本当に久しぶりですから、もこっちとしてもこの機会を失いたくないという気持ちがあったのかもしれません。
そんな彼女をただ黙って見つめる二人の佇まいもいいですね。
言葉はなくてもなんとなくその辺の阿吽の感じはわかっているんじゃないでしょうか。
このゆりちゃんを見上げるもこっちの表情がまた最高ですね。
促すわけでもなく、ただ「どう?」とでも言いたげな感じが彼女たちの関係性を象徴しているかのようにも思えます。
そして、少し躊躇うゆりちゃんw
吉田さんのさもなんでもないかのように座る感じもいいw
もこっちの方をあえて見ずに、なぜか正面を向きながら座るんですよねw
で、ゆりちゃんの座り方w
コマ送りのように、徐々に腰を下ろすのは吉田さんと一緒ですが、さすがにうんこ座りには抵抗があるようで、そのまま膝を曲げる姿勢といいうw
両腕の手持ち無沙汰っぽい感じがかわいいですね。
吉田さんとは真逆に、ずっともこっちの方を見つめながら座るのも面白いw
あんたが座るから私も座るんだからね、みたいな言い訳っぽさがにじみ出ていますw
完全にヤンキー3人組www
吉田さんの視線を知ってか知らずか、左に掃けようとしている彼も見て見ぬふりをしてそうw
もこっちなんて、何見てんだコラ?みたいな目をしてますしねw
対してゆりちゃんは少し恥ずかしいというか居たたまれない感じw
膝を抱える仕草が子どもっぽいせいか、どこにも行く当てのない家出少女みたいですね。
ここでようやく口を開いたかと思いきや、いきなり「何?」w
この間(ま)というか、テンポがもはやトリオ漫才がコントのようにも思えてしまいます。
ていうか、座ってから聞くなよw
もこっちが吉田さんをダシにしてるのも面白いし、それに乗っかるようにツッコむ吉田さんも面白いというかむしろかわいいw
「たむろするチャンス」ってなんだよって感じですよねw
このゆる~い笑いがなんとも心地いいなあとしみじみ思ってしまいます。
このシーンもなんだか面白い。
まるで、二人の買った缶同士が会話をしているかのようですよね。
細いほう(250ml?)がもこっちで、太いほう(350ml?)が吉田さんという構図も相まって、シュールな印象すら受けます。
まあそれにしても、「当たりめーだろ」と断言する吉田さんの気っ風の良さよw
ヤンキーだから酒タバコではなく、飲みたいとも吸いたいとも思わなければ周りがどうだろうと自分を貫く。
こういう姿勢こそが本来の「不良」なんだとと思いますね。
ありましたねーw
「やはり大学生はタバコか……」とか言っちゃって、吉田さんとは真逆な幼稚さを露呈した時がw
寝耳に水とばかりに「私もなの?」と聞いてくるゆりちゃんも笑えるw
ていうか、あの中で君が一番似合ってましたからw(コミックス14巻;喪139「モテないし大学に行く理由」参照)
でも、ここでさりげなく大学の話が出てくるのはちょっと意味深な気もしますね。
WWWありそうありそうwww
なんなんだろう、むちゃくちゃ似合ってますよねw
もうこの絵だけで「けだるい昼下がり」みたいなイメージが湧いてくるw
これでモノローグでもつけば、立派なダウナー系マンガの始まりって感じw
そしてひさびさに出る、ゆりちゃんの「なんで?」w
いわゆる「シガーキス」というやつですかw
もう、本当にいつまでも中二というか、その手への憧れが強いんですね、もこっちは。
逆に吉田さんはそういうオタっぽいプロセスは履修してきていないようで、なんでそんなに吸いたいのかわからないようです。
吸いたいんじゃなくって、そういうシチュエーションへの憧れなんですよね。この辺はオタとヤンキーの資質の違いみたいなものも感じられて面白いです。(まあ吉田さん的なヤンキーはむしろファンタジーに近い存在といってもいいかもしれませんが)
20歳まで待ってわざわざ集まってタバコとかださいという吉田さんと、
未成年でイキって吸うより20こえの女子で始める方がアウトローだというもこっち。
私に言わせればどちらも限りなくダサイとしかいいようがないですけど、一方、二人の言い分それぞれどちらも少しはわかる面もあります。
けっきょく、二人とも同じようなことを言っているような気もしますし、タバコ云々はともかくとして、自分の「居場所」を見つけたい気持ちは一緒なのかなとも感じましたね。
WWWなんでそうなるんだwww
ホント、なんで「いつの間に」ですよねw 先まで「私もなの?」「なんで?」とか言ってただろうがw
久々の3人水入らずが嬉しくてしょうがないのかもしれないけど、ちょっと主体性なさすぎw
つーか、「吉田さんがそう言うなら」という時点で話がわかってませんよね。
吉田さんは何も、20歳を待たずに今から吸おうぜと言ってるわけじゃないってのw
大二郎WWW
いくらなんでもデカすぎだろうwwwドラム缶サイズかよw
酒の大きさに対して水割のバランスもなんかおかしいし、いかにイメージだけの「飲み会」かがよくわかりますねw
AVのセリフは元ネタがあるようですが、これもネットからの情報かな?w
ていうか、「いくよ?」って何回確認してんだw
修学旅行の話が出てきましたが、これは
喪77「モテないし二日目の夜を迎える」(コミックス8巻)での“有料チャンネル未遂事件”のことでしょうね。
いまだにあのことを引きずっているんだw
でも、もこっちの本当の願いはそんなところにあるんじゃないんですよね。
そう、AVとかお酒とかタバコとかはどうでもいいんです。
ただ、3人で何かをしたかった。それだけがもこっちのしたいことだったんです。
3人で初めて青春っぽいことをしてワクワクドキドキしたあの日。
きっと彼女の中でそれは、これからもずっと心の中で輝き続けていくことでしょう。
この3人というのはそれだけ特別な存在なんでしょうね。
というわけで、実に喪186以来(まあ正確には間に特別編があったりはしましたが)になる久々の個人的ベストもこっち。
今回は、このなんとも悪そうな(笑)顔をした彼女にしたいと思います。
ここでもはっきり言える吉田さんがかっこいいですね。
これにはもこっちもゆりちゃんも声を合わさずにはいられませんw 語尾はちょっと濁さずにはいられないけどw
というわけで、今回の個人的ベストシーンはこの吉田さんですね。
そう言いつつ、手に持つのはピーチジュースというギャップもいいw
彼女の魅力が詰まっている名シーンだと思います。
オチまでダラダラした感じがまたいいw
ある意味、このエピソードにもっともふさわしい締めという気がしますね。
行きかう人々も「見て見ぬふり見て見ぬふり」と心の中で唱えていそうな感じw
つーか、本当にそんな理由なんだろうか…w
吉田さんが今一つ腑に落ちてない感じがいいなあ。
ダベる理由に意味なんてあるかよとでも言いたげなところ自体に、その答えがあるような気もするんですよね。
もこっちの話を間に受けてか、私も飲み物と言ってるゆりちゃんがまたかわいいw
ていうか、さすがに手元が寂しくなったかw
「油断」
ちょっwwwもこっちwwwいきなりなんの話題だwww
これにはこっちが「油断」してましたねw
前の話で少しほんわかした気分のままページをめくったらこれだったんでw
いやでも、ゆりちゃんじゃないですけど、ホント「知らないけど」ですよw
私ももう50年以上生きてますけど、リアルでそんな呼び方をしてる人間には今まで出会ったことがありませんw
ていうか、もこっちがいう「漫画アニメ」ですら今時ほとんどありませんよ。
あったとしても、ネタとしての代物でしょうね。それこそ、今回のわたモテのようにw
なお余談ですけど、昔の官能小説とかではむしろ「愚息」という言い方の方が多かったような気がしますね。
一般的にはカタカナで「ムスコ」と表記するものが多かったように記憶しています。
まあホントどうでもいいですけどw
なんでゆりちゃんを例にしたwwwwww
ていうか、ゆりちゃんじゃなくても誰だって正気を疑うわw
しかも「反抗期(セイリ)」とか、さらっと別ネタを潜り込ませてんじゃねーw
うまいとでも思ってんのかw(いや正直、ちょっとうまいと思っちゃったけどもw)
そもそも、生理の時にこんなネタめいたことを言ってくるやつなんて信用されないような気がするんだがw
しかし、「生理ネタ」を続けてくるなあ。
南さん編で味を占めたのか、谷川さんの中で今熱いネタのようですねw
マイ娘(ダァータ)wwwww
ゆりもこに嫉妬したんだか知らんが急に話に入り込んできたかと思ったら、いきなりそんなネタかよw
けっこう似ていたんだかわかりませんが、ゆりちゃんともこっちのツボにハマったようですね。
ゆりちゃんなんかは久々の「ピク」がでてますしw(喪148の時といい、意外とネモネタに弱いのかも?)
もこっちなんかはあまりの衝撃に思わず目が点になっちゃってるしw
ネモ、満面の笑顔w
二人に受けたのがよっぽどうれしかったのかw
(声優を目指してる身として声色が似てたと思われたのもうれしかったのかも)
実際、もこっちが悔しがるくらいには面白かったんでしょうねw
ゆりちゃんなんかは吹き出しそうなのを必死でこらえてるくらいだしw
これはきっと、後ろから忍び寄る影に気付いたからというのもあるんだろうなあw
WWWWWネモの顔www
さすがに、これはちょっと調子に乗り過ぎましたねw
ていうか、そもそも廊下で話すようなネタじゃないですしw せめて教室の片隅でやれってのw
というわけで、もちろんここが今回の一番笑ったシーンになります!
「ネモかと」は個人的に推してるコンビなので、もっと出番が欲しいところですね。
加藤さんをおいしくネタにできる役は彼女が最適だと思っているので。
しかし実際のところ、そんなに加藤さんの発音ってネイティブ顔負けだったりするんですかね?
ネモも喪145の時の「ヴァギナ」がよほどインパクトがあったのかw
まあ、もこっちも「ポルノスター」とか称していたくらいだからなあ…(コミックス16巻;喪155「モテないしもむ」参照)
「先輩」

さて、ここからが今回の肝になりますでしょうか。
次への伏線っぽい感じがプンプンしてきます。
雫ちゃんが電話をしている相手は一体誰かということなんですけど、普通に考えたらやっぱり「きーちゃん」ということになるかと思いますね。
二人はGWの時に出会っていますし、雫ちゃんの「先輩」についてすぐに察しがつくのは彼女くらいなものでしょう。
一瞬、今江さんかなとも思ったんですけど、それなら「敬語」というのもおかしいですしね。まあそういう特殊な関係なのかもしれませんし絶対ないとは言いませんけど、九分九厘違うんじゃないかと。
それにしても彼女の「お願い」とはいったいなんなんでしょうね?
「先輩とお昼」ということを知っていて、「だから」電話かけたということからして、おそらくもこっち絡みだろうとは思いますが……
若干、もこっちに雫ちゃん補正かかってるようなw
ていうか、逆に彼女が生み出した幻影なんじゃないかという気もしないでもないw
むしろ「AR」なんじゃないかとw
このシーンも少し気になりますよね。
「別の学校の友達というか…」という微妙な言い回しもそうですけど、何より彼女の脇に置かれたスマホが気になります。
ひょっとすると、いまだ通話状態のままだったりして……
信じられないというなら、今のもこっちの方がよっぽど信じられない感じもありますけどねw
かつての彼女をずっと見てきた身としては、この姿の方がなんだかしっくりきますw
何より、こういうことをなんの躊躇いもなく後輩にすんなり語れてしまうのがいまだに信じられないというか、なんだかグッときてしまいますね。
そして、「前の生徒会長」のことをふと思い出したもこっちは、雫ちゃんにこんな言葉を投げかけるのです。
そういえば、もこっちも文化祭当日前に体育館の設置作業を手伝っていたりしていましたよね。(コミックス3巻;喪20「モテないし準備する」参照)
あれは特に誰に言われたわけでもなく、「やることない」から彼女自身が率先してやったことでしたが、今思うとあの自主的な行動が後の彼女の運命を大きく変えたきっかけだったような気がします。
もこっちにもそんな思いがどこかにあったのではないでしょうか。
なんでもいいから、何かをきっかけにして道を切り開いて欲しいという思いでこの言葉を口にしたのかなと感じましたね。
そう、本来ならそれが一番いいはずです。
最終的には雫ちゃんももこっちたちの「映画班」に加わるのかもしれませんが、まずは自分の足元を地ならしすることこそが大事でしょう。
球技大会が始まる時には、雫ちゃんも自分の方からなんとかしようとしていたわけですし、そのくらいのことはできるはずです。
もこっちもあの時のことが頭にあって、少しじれったい思いもあるのかもしれませんね。
これまた意外な答えが返ってきたなw
でももこっちのクラスが昔メイド喫茶をやったからではなく、自分が着てみたいというのはいい傾向かもしれません。
まあもこっちの言うように、いまさらという感じは否めませんけどねw
(たった2年でそんなに変わるかとも思いますが、それはあくまで作中での話であって、実際にはもう10年近く前のネタですしw)
普通に「メイド喫茶」なんて言ったら失笑ものでしょうけど、そこはさすがもこっち、何か秘策(?)があるようで……
WWWWW偏見がひどいwww
とはいえ、あながち間違ってもいないところがなんともw
ていうか、JKに対してのDKってなんだよw 間取りじゃないんだからw
そんな言い方初めて聞いたわw
まあしかし、どちらも基本バカというのは否定したいけどできないw
特に「エロ・下ネタ・肉」は返す言葉もございませんw
JKのそれはちょっとどうかなとは思いますけど、まあ趣旨というか、おおよそのことは合ってるんだよなあw
激辛はスイーツとかかわいいとかその手のことに差し替え可能だとは思いますがw
で、最終的に雫ちゃんが出した案がこれwwwww
なんかもう、どうツッコんでいいやら……
出だしの感じとかやたら長いタイトルなんかは、なんだか企画ものAVみたいですよねw
ていうか、「肉欲」にいちいち“ムチムチ”とかルビを振るなw
あと、TikTak見てねってなんだよw もはや、SNSマーケティングじゃねーかw
このネタを雫ちゃんともこっち、どちらが主として考え出したのかが気になりますけど、
もこっちの本来言いたかったことからすれば、雫ちゃん自ら生み出したアイデアだと考えたいところです。
もこっちはあくまでそのワードを引き出すきっかけを与えただけだと。(その結果がこれかよ…という気もしますがw)
そうでなければ、「自分の案」を出したことにはなりませんからね。
ていうか、一字一句間違えずにこれを黒板に書く羽目になった係の人に同情したいわw
わざわざ“ムチムチ”とルビまで振ってるのが泣けるw あと、TikTakのマークとかw
まあしかし、この会話だけでもバカDKにバカJKばっかりなんだなというのがわかりますねw
やっぱり、もこっちの言ってることは間違ってなかったw
他がダンスカバーとかタコヤキとかワタアメとかどうにもならないものばかりですし、この中では比較的ましなのかもしれません?
WWWまあ確かにすごいけれどもw
ていうか、「ちょっと変える」だけでいけそうなのか…
確かにうけるかもしれませんが、その前に学校側からストップがかかるんじゃないかなあw
けっきょくは無難な言葉だけ残して、
「インスタ映え確実激辛メイド喫茶」に落ち着くんじゃないでしょうかw
(つーか、激辛メイドってなんだよ…)
というわけで、本当に久しぶりのオムニバスだったわけですが、やっぱりまずなんだか懐かしい感じはありましたね。
ある意味後ろ向きというか、ノスタルジックな気持ちもあったかと思うのですが、特に最初の「なんでもない」はただただ3人のやり取りが微笑ましいというか、「あの頃」を思い出してしまいました。
本当にあの3人だけの話というのは修学旅行時か、その後の何回かの登校シーンくらいしかないわけで、そういった意味でもよけいになんだか心地よかったですね。どこかのフレーズじゃないですけど、まさに「安心安全」といった感じw
一方、「過去」だけにとどまらない「現在」そして「未来」を感じさせるところもありました。
20(ハタチ)こえの話もそれを彷彿とさせるものがありましたし、ネモの加藤さんいじりも「現在(今)」ならばの関係性から生まれたものといっていいでしょうが、なんといっても最後の「先輩」には今後への展開を占う上で重要なポイントがいくつか出てきてましたよね。
その中でも気になるのはやはり雫ちゃんの電話の相手。
仮にあれが「きーちゃん」だとして、そして彼女の「お願い」が「先輩との会話を聞けるように通話状態をONのままにしておいて」だとして、一体彼女は何を目的にそんなことをしようとしてるかですよね。
単なる身辺調査に過ぎないのか(それもおかしいけどw)、文化祭に向けて何か企んでいるのか気になるところです。
(ていうか、「インスタ映え確実うんちゃら」のところまで聞いていたんだろうか……)
全体的には比較的おとなしかったというか、ほんわかした雰囲気が心に残った回だったと思うんですけど、それでもやっぱり「文化祭までの毎日」を描いた話ではあったんですよね。
懐かしさもありつつ、実際のところは時は容赦なく進んでいるんです。
今回の最後のエピソードなんかはまさにそれを象徴していたのではないでしょうか。
そう考えると、過去を振り返る話も「映画」のエッセンスの一つなんじゃないかという気もしてきます。
そう、表紙のもこっちが構想を練っている“青春っぽいもの”の一環として、それぞれのエピソードもあったのかなと。
わたモテがこれまで歩んできた“青春”をどう「未来」へとつなげていくか、そういうコンセプトが全体として流れていたように感じました。
まあ実際のところ、今回の(前編)は前フリみたいなものなんですけどねw
本当の本番は(後編)なんです。
次回と合わせて見れば、より「過去」「現在」そして「未来」というテーマが明確になると思いますよ。
今のオムニバスはかつての“もこっちの日常密着24時”みたいなものと違って、全方位的に各キャラのエピソードを見せていかないといけなくなっています。
前回に引き続き今回も前後編形式になったというのは、もはやそのくらいのボリュームがないとキャラたちを描ききれないということもあるかと思います。
そう考えると、やっぱり分割して20巻21巻収録というのはまずないでしょうね。
オムニバスを形成する話の一つ一つは独立したものですが、トータル的なテーマがそこにある以上、「ばら売り」をしてはいけないんです。
今回の「表紙」が何よりそれを象徴しているかのように思えてなりません。
前回のオムニバスも前後編に分かれた大作でしたが、これからはこのくらいのボリュームがデフォになるのかもしれませんね。
これからいったい、何度1年の文化祭を読み返すことになるだろう…
ゆりもこよし揃い踏みはなんと、喪95以来!オムニバスの醍醐味はこういうところにもありますよね。
大学の話やきーちゃんと雫ちゃんとか、14巻は今回のマストといってもいいかも。
やっぱり、4班の3人は特別だよなあ。
喪149の頃のしずもこの感じがもはや懐かしく感じてしまうのは私だけだろうか…
喪187からずっと続いていた「南さん編」も、前回でようやくひと区切りがつきました。
というわけで、今回から通常(?)の形に戻るわけですが、その一発目はまずオムニバスであろうというのはおそらく多くの人が予想できたのではないでしょうか。
というのも、わたモテにおける「オムニバス回」というのは元々そういう性格のものだからです。
そう、これは前のオムニバスの時にも言及しましたが、要はオムニバスって「展開の節目」にやってくるものなんですね。
ローテーションがどうとか、必ず単行本1巻につきオムニバスが入るとか、そういうサイクル的なこととは別に、イベントが終わった直後や季節の変わり目にはほぼ必ずと言っていいほどオムニバスが入るんです。
「南さん編」が終わり、次の「文化祭」に話が移っていくこのタイミングで、オムニバスがない方がむしろ考えづらいでしょう。
逆にいえば、もしオムニバスがこなかったら、それはもう「わたモテ」はまったく別のマンガになったということだとまで考えていましたね。正直半ば覚悟していたところもありました。
かくして、オムニバスはいつものようにやってきました。かつてと変わらない姿で。
そう、わたモテはいまだ持って、もこっちを中心としたギャグ漫画としてあり続けていたのです。
今回は内容云々以前に、まずそのこと自体がうれしくてたまらなかったですね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

なんと、6回連続の表紙!
……と言いたいところですが、実はこれはある意味当たり前なんです。
というのも、「オムニバス回」において「表紙」というものはほぼ付き物なんですよ。
数少ない例外も「遠足編」の途中だった喪128と通常回とオムニバスのハイブリッドだった喪141と喪142、それと「夏合宿編」の途中かつ“特別編”でもあった「特別編9」だけです。
つまり、本来の物語の節目としてやってくるオムニバスに関しては間違いなく「表紙」はついてくるものなんですね。
これはオムニバスというものを考える上で大きなポイントだと思います。小さいエピソードをいくつか束ねた形になる回において、全体のトーンやイメージを集約する「表紙」の役割は他の回に比べてもより重要だといえるでしょう。
それに加えて、ここ最近の表紙の特長として「構図などに隠れた意味を持たせる」傾向が高まっています。
今回の表紙なんかもまさにそんな感じですよね。具体的な暗喩の意味はわからなくても一目で何かあるぞと思わせるものがあります。
というわけで、今回は「モテないし文化祭までの毎日(前編)」。
その名の通り、もこっちは文化祭の「映画」のアイデアを練っているところのようですね。
女の子にあるまじき(笑)恰好をしてはいますが、ペンを持つ手と思いを巡らす視線は至って真剣そのもの、ようやく本格的に始動した様子が伺えますね。
それはそうと、この机と椅子が積み重なっている光景に見覚えがありませんか?
そう、あれは1年の2学期が始まったあの日、もこっちが弁当スポットを求めて見つけた「屋上への扉手前の踊り場」なんです。(コミックス3巻;喪19「モテないし二学期が始まる」参照)
あの時は、文化祭の準備のためにもこっちの「居場所」は無残にも奪われてしまったわけですが、今回はその「居場所」で文化祭の案を練っているという構図が面白いですね。どこか幻想的というか、ひょっとするとこれはもこっちの心象風景なのかもしれないと思わせます。
幻想的といえば、全体の構図自体にもいえます。
上下と左右、それぞれが対照的になっているせいで、まるでそこに仕切りがあるかのよう。階段や手すりがそのまま境界線にも見えますね。
それは現在と過去もしくは未来との境界線かもしれませんし、リアルと幻想とのそれなのかもしれません。もしくは両方か。
左側が過去で右側が未来、そして上が現実で下が幻想の世界とも考えられるわけですよ。(いや、むしろ下が現実で上が幻想かも?)
「髪のびたねー」と言っている女の子はもちろんあの「野球部マネージャー」でしょう。
そう、彼女は名前もない完全たるモブにもかかわらず、喪7「モテないし何気ない日常生活を送る」(コミックス1巻)、喪59「モテないし応援する」(コミックス7巻)、そして喪166「モテないしまた応援に行く」(コミックス17巻)と、1年・2年・3年に渡ってわたモテに出演してきたわけです。
この高校生活を思い返す中で、彼女の姿が頭に浮かんでもなんら不思議ではないのではないでしょうか。
左(過去)を思いながら構想を練るもこっち、右(未来)に向かいながら「髪がのびた」時の流れの速さに思いを馳せる野球部員たち。
見れば見るほど興味は尽きないですね。
まさに「文化祭までの毎日」を図式化したような印象があって、ここ最近の「表紙」の集大成という感じもします。
「なんでもいい」

この3人だけの話って、かなり久しぶりじゃないですか?
ゆりもことか、+まこっちとか、はたまた吉田さんと仲間たちとか、そういう組み合わせはちょくちょくありますが、修学旅行4班(実質3人w)だけのエピソードというのは、意外なほどないんですよ。
振り返ってみると、なんと喪95「モテないし秋の終わり」(コミックス10巻)までさかのぼるんです。
そう考えると本当に貴重なエピソードといえるでしょう。
それと、面白いのはこれは「映画プレゼン翌日」でのお話なんですよね。
つまり時系列的には、喪191の続きではなくって喪190とほぼ同時進行ということになります。
具体的には

これを踏まえての二木さん捜索中での出来事といったところでしょうか。
「南さん編」と「文化祭」、分かれているようでつながっているというか、やはり「大きな物語」を意識せざるを得ない構成になっていることを再認識させられます。実際のところは色んな小さいな物語が同時多発的に動いていて、最終的にはどこかで集約していくような気がします。
まあそれはそれとして、これだけみると本当に「日常の一コマ」といった感じがしますね。
ゆりちゃんが「他の二人」のことを聞いているのが印象的です。
吉田さんはお昼になると、いつもこのあたりで仲間と駄弁っていたりしているのを知ってのことなのでしょうか。
なんだか私たちが知らないところでもちゃんと“日常”はあるんだという気がしてほんわかしてしまいます。
あと、もこっちの取ってつけたかのような「映画のアイデア探して」がじわじわくるw
そんな言い訳いらんねんw

何も言わずにジュースを買ったかと思いきや、いきなりそばで座り込むもこっちw
もはや本来の目的なんかほっぽいて、駄弁る気満々ですねw
でもまあ、先ほども触れましたが、この三人だけが揃うって本当に久しぶりですから、もこっちとしてもこの機会を失いたくないという気持ちがあったのかもしれません。
そんな彼女をただ黙って見つめる二人の佇まいもいいですね。
言葉はなくてもなんとなくその辺の阿吽の感じはわかっているんじゃないでしょうか。

このゆりちゃんを見上げるもこっちの表情がまた最高ですね。
促すわけでもなく、ただ「どう?」とでも言いたげな感じが彼女たちの関係性を象徴しているかのようにも思えます。
そして、少し躊躇うゆりちゃんw
吉田さんのさもなんでもないかのように座る感じもいいw
もこっちの方をあえて見ずに、なぜか正面を向きながら座るんですよねw

で、ゆりちゃんの座り方w
コマ送りのように、徐々に腰を下ろすのは吉田さんと一緒ですが、さすがにうんこ座りには抵抗があるようで、そのまま膝を曲げる姿勢といいうw
両腕の手持ち無沙汰っぽい感じがかわいいですね。
吉田さんとは真逆に、ずっともこっちの方を見つめながら座るのも面白いw
あんたが座るから私も座るんだからね、みたいな言い訳っぽさがにじみ出ていますw

完全にヤンキー3人組www
吉田さんの視線を知ってか知らずか、左に掃けようとしている彼も見て見ぬふりをしてそうw
もこっちなんて、何見てんだコラ?みたいな目をしてますしねw
対してゆりちゃんは少し恥ずかしいというか居たたまれない感じw
膝を抱える仕草が子どもっぽいせいか、どこにも行く当てのない家出少女みたいですね。

ここでようやく口を開いたかと思いきや、いきなり「何?」w
この間(ま)というか、テンポがもはやトリオ漫才がコントのようにも思えてしまいます。
ていうか、座ってから聞くなよw
もこっちが吉田さんをダシにしてるのも面白いし、それに乗っかるようにツッコむ吉田さんも面白いというかむしろかわいいw
「たむろするチャンス」ってなんだよって感じですよねw
このゆる~い笑いがなんとも心地いいなあとしみじみ思ってしまいます。

このシーンもなんだか面白い。
まるで、二人の買った缶同士が会話をしているかのようですよね。
細いほう(250ml?)がもこっちで、太いほう(350ml?)が吉田さんという構図も相まって、シュールな印象すら受けます。
まあそれにしても、「当たりめーだろ」と断言する吉田さんの気っ風の良さよw
ヤンキーだから酒タバコではなく、飲みたいとも吸いたいとも思わなければ周りがどうだろうと自分を貫く。
こういう姿勢こそが本来の「不良」なんだとと思いますね。

ありましたねーw
「やはり大学生はタバコか……」とか言っちゃって、吉田さんとは真逆な幼稚さを露呈した時がw
寝耳に水とばかりに「私もなの?」と聞いてくるゆりちゃんも笑えるw
ていうか、あの中で君が一番似合ってましたからw(コミックス14巻;喪139「モテないし大学に行く理由」参照)
でも、ここでさりげなく大学の話が出てくるのはちょっと意味深な気もしますね。

WWWありそうありそうwww
なんなんだろう、むちゃくちゃ似合ってますよねw
もうこの絵だけで「けだるい昼下がり」みたいなイメージが湧いてくるw
これでモノローグでもつけば、立派なダウナー系マンガの始まりって感じw
そしてひさびさに出る、ゆりちゃんの「なんで?」w

いわゆる「シガーキス」というやつですかw
もう、本当にいつまでも中二というか、その手への憧れが強いんですね、もこっちは。
逆に吉田さんはそういうオタっぽいプロセスは履修してきていないようで、なんでそんなに吸いたいのかわからないようです。
吸いたいんじゃなくって、そういうシチュエーションへの憧れなんですよね。この辺はオタとヤンキーの資質の違いみたいなものも感じられて面白いです。(まあ吉田さん的なヤンキーはむしろファンタジーに近い存在といってもいいかもしれませんが)
20歳まで待ってわざわざ集まってタバコとかださいという吉田さんと、
未成年でイキって吸うより20こえの女子で始める方がアウトローだというもこっち。
私に言わせればどちらも限りなくダサイとしかいいようがないですけど、一方、二人の言い分それぞれどちらも少しはわかる面もあります。
けっきょく、二人とも同じようなことを言っているような気もしますし、タバコ云々はともかくとして、自分の「居場所」を見つけたい気持ちは一緒なのかなとも感じましたね。

WWWなんでそうなるんだwww
ホント、なんで「いつの間に」ですよねw 先まで「私もなの?」「なんで?」とか言ってただろうがw
久々の3人水入らずが嬉しくてしょうがないのかもしれないけど、ちょっと主体性なさすぎw
つーか、「吉田さんがそう言うなら」という時点で話がわかってませんよね。
吉田さんは何も、20歳を待たずに今から吸おうぜと言ってるわけじゃないってのw

大二郎WWW
いくらなんでもデカすぎだろうwwwドラム缶サイズかよw
酒の大きさに対して水割のバランスもなんかおかしいし、いかにイメージだけの「飲み会」かがよくわかりますねw
AVのセリフは元ネタがあるようですが、これもネットからの情報かな?w
ていうか、「いくよ?」って何回確認してんだw
修学旅行の話が出てきましたが、これは
喪77「モテないし二日目の夜を迎える」(コミックス8巻)での“有料チャンネル未遂事件”のことでしょうね。
いまだにあのことを引きずっているんだw
でも、もこっちの本当の願いはそんなところにあるんじゃないんですよね。

そう、AVとかお酒とかタバコとかはどうでもいいんです。
ただ、3人で何かをしたかった。それだけがもこっちのしたいことだったんです。
3人で初めて青春っぽいことをしてワクワクドキドキしたあの日。
きっと彼女の中でそれは、これからもずっと心の中で輝き続けていくことでしょう。
この3人というのはそれだけ特別な存在なんでしょうね。
というわけで、実に喪186以来(まあ正確には間に特別編があったりはしましたが)になる久々の個人的ベストもこっち。
今回は、このなんとも悪そうな(笑)顔をした彼女にしたいと思います。

ここでもはっきり言える吉田さんがかっこいいですね。
これにはもこっちもゆりちゃんも声を合わさずにはいられませんw 語尾はちょっと濁さずにはいられないけどw
というわけで、今回の個人的ベストシーンはこの吉田さんですね。
そう言いつつ、手に持つのはピーチジュースというギャップもいいw
彼女の魅力が詰まっている名シーンだと思います。

オチまでダラダラした感じがまたいいw
ある意味、このエピソードにもっともふさわしい締めという気がしますね。
行きかう人々も「見て見ぬふり見て見ぬふり」と心の中で唱えていそうな感じw
つーか、本当にそんな理由なんだろうか…w
吉田さんが今一つ腑に落ちてない感じがいいなあ。
ダベる理由に意味なんてあるかよとでも言いたげなところ自体に、その答えがあるような気もするんですよね。
もこっちの話を間に受けてか、私も飲み物と言ってるゆりちゃんがまたかわいいw
ていうか、さすがに手元が寂しくなったかw
「油断」

ちょっwwwもこっちwwwいきなりなんの話題だwww
これにはこっちが「油断」してましたねw
前の話で少しほんわかした気分のままページをめくったらこれだったんでw
いやでも、ゆりちゃんじゃないですけど、ホント「知らないけど」ですよw
私ももう50年以上生きてますけど、リアルでそんな呼び方をしてる人間には今まで出会ったことがありませんw
ていうか、もこっちがいう「漫画アニメ」ですら今時ほとんどありませんよ。
あったとしても、ネタとしての代物でしょうね。それこそ、今回のわたモテのようにw
なお余談ですけど、昔の官能小説とかではむしろ「愚息」という言い方の方が多かったような気がしますね。
一般的にはカタカナで「ムスコ」と表記するものが多かったように記憶しています。
まあホントどうでもいいですけどw

なんでゆりちゃんを例にしたwwwwww
ていうか、ゆりちゃんじゃなくても誰だって正気を疑うわw
しかも「反抗期(セイリ)」とか、さらっと別ネタを潜り込ませてんじゃねーw
うまいとでも思ってんのかw(いや正直、ちょっとうまいと思っちゃったけどもw)
そもそも、生理の時にこんなネタめいたことを言ってくるやつなんて信用されないような気がするんだがw
しかし、「生理ネタ」を続けてくるなあ。
南さん編で味を占めたのか、谷川さんの中で今熱いネタのようですねw

マイ娘(ダァータ)wwwww
ゆりもこに嫉妬したんだか知らんが急に話に入り込んできたかと思ったら、いきなりそんなネタかよw
けっこう似ていたんだかわかりませんが、ゆりちゃんともこっちのツボにハマったようですね。
ゆりちゃんなんかは久々の「ピク」がでてますしw(喪148の時といい、意外とネモネタに弱いのかも?)
もこっちなんかはあまりの衝撃に思わず目が点になっちゃってるしw

ネモ、満面の笑顔w
二人に受けたのがよっぽどうれしかったのかw
(声優を目指してる身として声色が似てたと思われたのもうれしかったのかも)
実際、もこっちが悔しがるくらいには面白かったんでしょうねw
ゆりちゃんなんかは吹き出しそうなのを必死でこらえてるくらいだしw
これはきっと、後ろから忍び寄る影に気付いたからというのもあるんだろうなあw

WWWWWネモの顔www
さすがに、これはちょっと調子に乗り過ぎましたねw
ていうか、そもそも廊下で話すようなネタじゃないですしw せめて教室の片隅でやれってのw
というわけで、もちろんここが今回の一番笑ったシーンになります!
「ネモかと」は個人的に推してるコンビなので、もっと出番が欲しいところですね。
加藤さんをおいしくネタにできる役は彼女が最適だと思っているので。
しかし実際のところ、そんなに加藤さんの発音ってネイティブ顔負けだったりするんですかね?
ネモも喪145の時の「ヴァギナ」がよほどインパクトがあったのかw
まあ、もこっちも「ポルノスター」とか称していたくらいだからなあ…(コミックス16巻;喪155「モテないしもむ」参照)
「先輩」

さて、ここからが今回の肝になりますでしょうか。
次への伏線っぽい感じがプンプンしてきます。
雫ちゃんが電話をしている相手は一体誰かということなんですけど、普通に考えたらやっぱり「きーちゃん」ということになるかと思いますね。
二人はGWの時に出会っていますし、雫ちゃんの「先輩」についてすぐに察しがつくのは彼女くらいなものでしょう。
一瞬、今江さんかなとも思ったんですけど、それなら「敬語」というのもおかしいですしね。まあそういう特殊な関係なのかもしれませんし絶対ないとは言いませんけど、九分九厘違うんじゃないかと。
それにしても彼女の「お願い」とはいったいなんなんでしょうね?
「先輩とお昼」ということを知っていて、「だから」電話かけたということからして、おそらくもこっち絡みだろうとは思いますが……

若干、もこっちに雫ちゃん補正かかってるようなw
ていうか、逆に彼女が生み出した幻影なんじゃないかという気もしないでもないw
むしろ「AR」なんじゃないかとw

このシーンも少し気になりますよね。
「別の学校の友達というか…」という微妙な言い回しもそうですけど、何より彼女の脇に置かれたスマホが気になります。
ひょっとすると、いまだ通話状態のままだったりして……

信じられないというなら、今のもこっちの方がよっぽど信じられない感じもありますけどねw
かつての彼女をずっと見てきた身としては、この姿の方がなんだかしっくりきますw
何より、こういうことをなんの躊躇いもなく後輩にすんなり語れてしまうのがいまだに信じられないというか、なんだかグッときてしまいますね。
そして、「前の生徒会長」のことをふと思い出したもこっちは、雫ちゃんにこんな言葉を投げかけるのです。

そういえば、もこっちも文化祭当日前に体育館の設置作業を手伝っていたりしていましたよね。(コミックス3巻;喪20「モテないし準備する」参照)
あれは特に誰に言われたわけでもなく、「やることない」から彼女自身が率先してやったことでしたが、今思うとあの自主的な行動が後の彼女の運命を大きく変えたきっかけだったような気がします。
もこっちにもそんな思いがどこかにあったのではないでしょうか。
なんでもいいから、何かをきっかけにして道を切り開いて欲しいという思いでこの言葉を口にしたのかなと感じましたね。

そう、本来ならそれが一番いいはずです。
最終的には雫ちゃんももこっちたちの「映画班」に加わるのかもしれませんが、まずは自分の足元を地ならしすることこそが大事でしょう。
球技大会が始まる時には、雫ちゃんも自分の方からなんとかしようとしていたわけですし、そのくらいのことはできるはずです。
もこっちもあの時のことが頭にあって、少しじれったい思いもあるのかもしれませんね。

これまた意外な答えが返ってきたなw
でももこっちのクラスが昔メイド喫茶をやったからではなく、自分が着てみたいというのはいい傾向かもしれません。
まあもこっちの言うように、いまさらという感じは否めませんけどねw
(たった2年でそんなに変わるかとも思いますが、それはあくまで作中での話であって、実際にはもう10年近く前のネタですしw)
普通に「メイド喫茶」なんて言ったら失笑ものでしょうけど、そこはさすがもこっち、何か秘策(?)があるようで……

WWWWW偏見がひどいwww
とはいえ、あながち間違ってもいないところがなんともw
ていうか、JKに対してのDKってなんだよw 間取りじゃないんだからw
そんな言い方初めて聞いたわw
まあしかし、どちらも基本バカというのは否定したいけどできないw
特に「エロ・下ネタ・肉」は返す言葉もございませんw
JKのそれはちょっとどうかなとは思いますけど、まあ趣旨というか、おおよそのことは合ってるんだよなあw
激辛はスイーツとかかわいいとかその手のことに差し替え可能だとは思いますがw

で、最終的に雫ちゃんが出した案がこれwwwww
なんかもう、どうツッコんでいいやら……
出だしの感じとかやたら長いタイトルなんかは、なんだか企画ものAVみたいですよねw
ていうか、「肉欲」にいちいち“ムチムチ”とかルビを振るなw
あと、TikTak見てねってなんだよw もはや、SNSマーケティングじゃねーかw
このネタを雫ちゃんともこっち、どちらが主として考え出したのかが気になりますけど、
もこっちの本来言いたかったことからすれば、雫ちゃん自ら生み出したアイデアだと考えたいところです。
もこっちはあくまでそのワードを引き出すきっかけを与えただけだと。(その結果がこれかよ…という気もしますがw)
そうでなければ、「自分の案」を出したことにはなりませんからね。

ていうか、一字一句間違えずにこれを黒板に書く羽目になった係の人に同情したいわw
わざわざ“ムチムチ”とルビまで振ってるのが泣けるw あと、TikTakのマークとかw
まあしかし、この会話だけでもバカDKにバカJKばっかりなんだなというのがわかりますねw
やっぱり、もこっちの言ってることは間違ってなかったw
他がダンスカバーとかタコヤキとかワタアメとかどうにもならないものばかりですし、この中では比較的ましなのかもしれません?

WWWまあ確かにすごいけれどもw
ていうか、「ちょっと変える」だけでいけそうなのか…
確かにうけるかもしれませんが、その前に学校側からストップがかかるんじゃないかなあw
けっきょくは無難な言葉だけ残して、
「インスタ映え確実激辛メイド喫茶」に落ち着くんじゃないでしょうかw
(つーか、激辛メイドってなんだよ…)
というわけで、本当に久しぶりのオムニバスだったわけですが、やっぱりまずなんだか懐かしい感じはありましたね。
ある意味後ろ向きというか、ノスタルジックな気持ちもあったかと思うのですが、特に最初の「なんでもない」はただただ3人のやり取りが微笑ましいというか、「あの頃」を思い出してしまいました。
本当にあの3人だけの話というのは修学旅行時か、その後の何回かの登校シーンくらいしかないわけで、そういった意味でもよけいになんだか心地よかったですね。どこかのフレーズじゃないですけど、まさに「安心安全」といった感じw
一方、「過去」だけにとどまらない「現在」そして「未来」を感じさせるところもありました。
20(ハタチ)こえの話もそれを彷彿とさせるものがありましたし、ネモの加藤さんいじりも「現在(今)」ならばの関係性から生まれたものといっていいでしょうが、なんといっても最後の「先輩」には今後への展開を占う上で重要なポイントがいくつか出てきてましたよね。
その中でも気になるのはやはり雫ちゃんの電話の相手。
仮にあれが「きーちゃん」だとして、そして彼女の「お願い」が「先輩との会話を聞けるように通話状態をONのままにしておいて」だとして、一体彼女は何を目的にそんなことをしようとしてるかですよね。
単なる身辺調査に過ぎないのか(それもおかしいけどw)、文化祭に向けて何か企んでいるのか気になるところです。
(ていうか、「インスタ映え確実うんちゃら」のところまで聞いていたんだろうか……)
全体的には比較的おとなしかったというか、ほんわかした雰囲気が心に残った回だったと思うんですけど、それでもやっぱり「文化祭までの毎日」を描いた話ではあったんですよね。
懐かしさもありつつ、実際のところは時は容赦なく進んでいるんです。
今回の最後のエピソードなんかはまさにそれを象徴していたのではないでしょうか。
そう考えると、過去を振り返る話も「映画」のエッセンスの一つなんじゃないかという気もしてきます。
そう、表紙のもこっちが構想を練っている“青春っぽいもの”の一環として、それぞれのエピソードもあったのかなと。
わたモテがこれまで歩んできた“青春”をどう「未来」へとつなげていくか、そういうコンセプトが全体として流れていたように感じました。
まあ実際のところ、今回の(前編)は前フリみたいなものなんですけどねw
本当の本番は(後編)なんです。
次回と合わせて見れば、より「過去」「現在」そして「未来」というテーマが明確になると思いますよ。
今のオムニバスはかつての“もこっちの日常密着24時”みたいなものと違って、全方位的に各キャラのエピソードを見せていかないといけなくなっています。
前回に引き続き今回も前後編形式になったというのは、もはやそのくらいのボリュームがないとキャラたちを描ききれないということもあるかと思います。
そう考えると、やっぱり分割して20巻21巻収録というのはまずないでしょうね。
オムニバスを形成する話の一つ一つは独立したものですが、トータル的なテーマがそこにある以上、「ばら売り」をしてはいけないんです。
今回の「表紙」が何よりそれを象徴しているかのように思えてなりません。
前回のオムニバスも前後編に分かれた大作でしたが、これからはこのくらいのボリュームがデフォになるのかもしれませんね。
これからいったい、何度1年の文化祭を読み返すことになるだろう…
ゆりもこよし揃い踏みはなんと、喪95以来!オムニバスの醍醐味はこういうところにもありますよね。
大学の話やきーちゃんと雫ちゃんとか、14巻は今回のマストといってもいいかも。
やっぱり、4班の3人は特別だよなあ。
喪149の頃のしずもこの感じがもはや懐かしく感じてしまうのは私だけだろうか…
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