私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪190~誰かの目線(メタ)の先に見つけた自分~
5月20日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪190に更新されました。
トップのこのサムネですけど、改めてブラウザの大きな画面で見るとなんかメタっぽいですねw
南さん編がずっと続いていることへのセルフツッコミっぽくって笑えますw
まあそんなわけで、当初はこのネモのこともあってここでいったん「本編」に戻ったんだと誤認したんですよね。
担当者もその辺を狙ってのこのチョイスだったんじゃないでしょうか。まあ見事に騙されましたよw
でも実際は、南さん編はまだ続きます。
…いや、今回を「南さん編」と言い切ってしまうのはちょっと違うかもしれませんね。
どちらかというと、「ふたキバ編」と言ったほうがいいかも。
少なくとも今回に限って言えば、二木さんがもう一人の主人公だったような気がしました。
前回で終わったのは、あくまでサチノリマキキバの4人の関係です。
むしろ、本当の物語は終わった後から始まるのかもしれません。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
なんと、4回続けての表紙。
でも、これまでの表紙とは少し毛色が違いますよね。
一見すると、再び「本編」に戻ったかのような構図になっています。
まあ、だからこそこの時点でもまだ私は「安心」していたのですが。
喪187の表紙が「未来」で、前回の表紙が「過去」を表していたとするなら、今回は「現在」でしょうか。
「●録画中」というコピーがまさにリアルタイムな“今”を意識させます。
で、パッと見は映画の話に戻ったような感じを受けるんですけど、よく見ると中央奥に南さんの横顔が写っているんですよね。
つまり、本当の主役はいまだ彼女だということです。
ただ興味深いのは、それをもこっちがカメラ越しに写しているという構図になっていること。
二重のメタ構造になっているというか、ここまでの南さん編が実はもこっちの映画内での話だったとも受け取れるし、逆にそれを撮っているもこっちの方が狂言回しのようにも受け取れるわけです。
果たして本当の主人公はどっちなんだみたいな感じじゃないですか。
ある種の自己批評にもなっているようですごく面白いですね。
というわけで、今回は「モテないし仲良し?」。
タイトルに“?”って、なんだか変な感じがしますよね。その言葉の裏にあるものをどうしても意識させます。
これまでわたモテのタイトルで疑問形になっているのは、たった1回。
そう、コミックス11巻収録の喪100「モテないし変わらない?」だけです。
あの時の“?”には二つの意味があったと考えています。
すなわち、「変わらない」でもあるし、「変わっていく」でもある。
どちらの意味も含んでいるからこその問いかけだったんだと思うんですよね。
今回も同じことが言えるのではないでしょうか。
つまり、仲良しでもあるし、仲良しでもないという意味がここには隠されているんじゃないかと。
そしてそれは、誰かの自分自身への問いかけでもあったような気がします。
一番最初に見た時には、マジでまた2学期初日に戻ったのかと思いましたw まさかのループものでもやるのかとw
でも、よく見ると座ってる順番が変わってるんですよね。
あの時は夏帆が南さんの前だったわけですが(お年寄りに席を譲っていましたよね)、今回は委員長が前に来ています。
まあおそらく、並びが前と同じだと時系列がわかりづらいということでこの並びになったんでしょうけど、必ず南さんが真ん中に来るというところが面白いですね。
もちろん絵的にその方がバランスがいいからなんでしょうけど、この構図はバス通学ならばのことかなという気がします。
これが電車だったらすごく不自然だと思うんですよ。
そもそも通勤電車だと、座席はだいたい横並びですからね。こんな風に一列に並んでいたらおかしいでしょう。
そういったこともあってのバス通学だったのかなと。
まあそうでなくても、なんとなく南さんってバス通学っぽいイメージがありますがw(この感じ、わかるかなあ…)
いずれにしても、自然に一列の真ん中に来てしまう南さんというのが、何かを象徴しているような気がしてなりません。
で、この後南さんは「学校……休めばよかった」とつぶやくんですよね。
これまで「今日から学校かー……」とため息をつくことはあっても、決して「行きたくない」とは言わなかった彼女が、です。
それでもバスに乗ってしまったのは習慣になってしまっているからか、それとも……
そんな中、一番会いたくなかった相手の姿を目にしてしまいます。
どうやら、二木さんが乗車する停留所は他の3人よりも学校寄りなようですね。だから前回も立っていたのでしょうか。
ていうか、いつも同じ路線に乗ってるんだからわかりそうなものだが……
今までまったく気にもしてなかったから気づかなったんでしょうね。
WWWWW
なんだろう、切ないはずなのに、なんかかわいいと思ってしまったw
どうせ二木さんはゲームをしてるんですから、普通にしてても気づかれないだろうにw
(ていうか、委員長もスマホやってるのに、南さんはやらないんですね。この辺も彼女のキャラがにじみ出ているようで面白い)
二木さんと一緒に乗ってきたメガネくんがまたいい味出してるw
WWWWW気づくの遅すぎwww
ていうか、それ以前に同じクラスだろうがw
真子がキバ子の様子を見て「?」となってるのもなんかじわじわ来るw
キバ子の出してる禍々しいオーラを彼女も察知したんだろうかw(遠足の時のオーラを薄くしたみたいw)
そんな南さんの目に入ってくるのは二木さんの後ろ姿だけ。
今の彼女の心の距離を象徴しているかのようですね。
隣でも後ろでもない、手を伸ばせばすぐに届きそうな距離なのに届かない席。
すごく近くにいるのに声を掛けなければ振り向かせることができない席。
でもだからこそ、相手の頭の中をあれこれ想像してしまう距離でもあるわけです。
今彼女は二木さんの頭の中を通して自分の罪悪感と向き合っているんですよね。
相手のことを思ってるようで実は自分のことについて考えようとしているんです。
だからこの後「サチ ノリ マキも多分もう……」となるわけです。
まあそれはそうと、この回想シーンの南さんがなんか笑えるくらい情けない顔をしてるんだがw
実際はもっとこんな、↓
緊張感のある表情をしていたと思うんですけど、南さんの中では今にも泣きそうな感じだったのかもしれませんね。
そんな風に自分の中に入り込んでしまった南さんに対して、真子は思わず声を掛けようとしますが、それより先に二木さんが後ろを振り向きます。
そう、南さんの勝手な想像とは別に、二木さんもあれからずっと気にしていたんです。それはおそらく真子が気づくよりもずっと早く。
そうでなきゃデイリーが終わった途端、こんな即座に振り向くわけがありませんw
きっとやりながらも、ずっと後ろのことを気にしていたんだろうなあw
なんともかわいらしい話ですが、逆にまこっちがかわいそうな気もしますね。
彼女だって南さんのことを心配していたのに、なんか二木さんの引き立て役みたいになってるw
二木さんの顔www
こいつ、鼻があったんかw
なんか、スネ夫の正面顔みたいな違和感w
南さんも実はそれに対しての「え!?」だったりしてw
お互いの「あの後」を聞いたものの、その後が続きません。
本当はもっと違うことが知りたかったのに、どちらもなかなかその言葉が出てこないようですね。
まこっちの表情がこの上なく優しくて、それがまたなんだか切なくなります。
なんか、お互い言葉が固いですね。
「それについて」とか、「特には」とかw
二人ともどうも素直じゃないというか、まだ自分が抱いているモヤモヤについてうまく咀嚼できてない感じがありますね。
そんな中、ためらいながらも「私の…友達」と口にする南さんには少し胸がキュっとなりました。
いろんな思いが去来する中、なんとか心の整理をしようと彼女なりに足掻いているんですよね。
本当に聞きたかったことはこれだったんでしょう。
いつになく真剣な眼差しがそれを表しています。
そしてそれは同時に、今までの自分の行いが相手にどう映っていたのかを確認する作業でもあったような気がします。
玉ついてんのかWWWWW
はなからそんなもん、ついてーねーよってねw
まあこういう煽りは逆になんか冷めるかもしれませんね。
あまりに的外れだと、ダメージを受けようがないというか…
ていうか、そういう問題かよw
なんでもゲームに置き換えてからじゃないと物事を考えられないのかw
ある意味、かなり重症なゲームジャンキーなんじゃ…
返ってきた答えがあまりに的外れだと冷めるのは、こちらも同じ。
むしろ自分は一体どんな答えを望んでいたんだろうと、冷静に考えてみたくなりますよね。
この二人、やっぱりどこか似ているのかもしれません。
相手を見ながら、実は自分の事を見つめ直しているのかもしれませんね。
ほら、こうして見ると、なんだか二木さんのモノローグみたいw
まあ冗談はさておき(冗談だったのかよ)、
相手の気持ちがわからないように、自分の気持ちもなかなかわからないものですよね。
こういうきっかけでもないと、深く思いを馳せることもそうそうないでしょう。
こいつは何も思ってない。
それは要するに、他人に興味がないだけなんじゃないか。
だから他人にどう思われようとどう言われようと平気。
他人なんかどうでもいいから一人でいられて。
その思いは、裏返せば「自分に興味を持ってくれない」ことにイライラしているわけです。
凄いんじゃない、違うだけだ。
誰からか教えられるんじゃなくって、南さん自身がここにたどり着いたということに大きな意味があるんだと思います。
二人が対峙する光景はまるで鏡に向き合っているかのよう。
彼女たちは今、相手を通して自分との対話を試みているのかもしれません。
虚をつかれたかのような二木さんの突然の問いに、動揺を隠せない南さん。
他人に興味がない人間に、元気ないように見えたり仲良く見えなかったりするでしょうか。
だからこそ、彼女は二木さんにあたるしかありません。
そんなことわかるはずがない、あんたはゲームしかしていないんだから、と。
それは、まるで昨日のサチのよう。
今度はサチを通して、自分のイライラに向き合うことになります。
なんであんなことをしたんだろうという疑問は、そのまま自分への疑問にもなるんですよね。
自分はなんでこんなにイライラしているんだろうと。
まこっちを連れ立ってトイレに行く途中、ノリとばったり出くわす二人。
お互い気づいているでしょうに、ノリは当たり前のようにまこっちだけに挨拶を交わします。
事情を知る由もない真子の無邪気な呼びかけがなんだか切ないですね。
(ていうか、まこっちはノリちゃんって呼ぶんだ…)
ところで、ノリと一緒にいる男子はやっぱり、喪184で風夏のことを噂していた奴らなんじゃないかと思うんですけど……
決定的な決別じゃなく、なんてことない日常風景だからこそよけいにその違いが際立ってしまうということはありますよね。
なんでもない風に装っていますけど、やっぱり心の中では傷ついているんだと思います。
でも、そのことにちゃんと気づいてくれる人が隣にいることを南さんは知っているのでしょうか。
真子の表情が限りなく優しいですね。
その憂いを帯びた表情にそっと落ちた影の色が彼女の思いを象徴しているかのようです。
仲直り できたらいいね
そう語りかけるまこっちに、南さんはそっけなくこう答えます。
無理じゃない?元から仲良くないんだし。
それはたぶん、強がりなんかじゃなく本心からの言葉だったんでしょう。
これまでの自分たちのことをふり返れば、それは決して「仲良し」なんてものではなかったはずです。
だからこそ、「元から」なんて言葉を口にするんでしょう。
でも、本当にそれだけなんでしょうか。
心の底からそう思っているなら、「無理じゃない?」なんて言わないで「何言ってるの、元々仲良くないんだから仲直りも何もないよ」と返すのではないでしょうか。
今、南さんの胸中には今回のタイトルである「仲良し?」という問いかけがぐるぐる回っているのかもしれません。
ここでサチの言葉を引用するところに、彼女の迷いが表れているような気がします。
「サチはなんであんなことをしたんだろう」
そのことがずっと頭の中に残っているんでしょうね。
まるで自分に言い聞かせるかのように、「今さら仲良くする必要もない」と繰り返します。
でもその表情は下を向いて沈んだまま。
ここに彼女の逡巡が見え隠れしているような気がします。
私は以前、真子にはけっきょく仲を取り持つことはできなかったとTwitterでつぶやいたことがありました。
でもそんなことはなかったですね。
このやり取りがあったからこそ、南さんは再び前を向くことができたんだと思います。
まこっちに南さんはずっと支えられていたんだということに今更ながら気づきました。
たった1ページ半ほどですが、すごく重要なシーンだったのではないでしょうか。
場面は変わって、「映画班」の面々。
一瞬、表紙からの続きかと思ったのですが、どうやらお昼休みのようですね。
岡田や加藤さんはいないようですし、シチュエーション的には違うのでしょう。
カメラの中で上目遣いのゆりちゃんが映えますね。
もう、これを上映しちゃえばいいのにw
「隠れた美少女・田村ゆり、密着24時」とかでw
まあ本人的には絶対NGでしょうけどw
隣で微笑むネモもいいですね。よしよしちゃんとやれよ、みたいなw
いきなりのムチャ振りw
素人相手に突然「演技して」はないですよね。
せめて設定とか台詞とか、そっちで用意してくれないとこんなの対処できませんよ。
フレームの中と外で、ゆりちゃんが少しズレているのが面白いですね。
なんとなく、今回のテーマにもつながっているような気がします。
WWWWW高●健wwwww
ていうか、そっぽ向いただけなんじゃないのwww
まあしかし、思いのほか似合ってますねw
後ろ髪の分け目とか、なんかぞくっとくるものがあります。(いつもの病気なのでツッコミは不要)
やっぱり、これをそのまま上映した方がウケもいいような気がするw
ちょwwwゆりちゃんwwwww
いつまで背中で演技してるつもりだwww
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
背中で演技だけだったらまだしも、このシュールさには耐え切れなかったw
二人がゆりちゃんをほったらしにして話を続けてる感じがまたおかしいw
まあ確かにゆりちゃんはもうダメかw
普通のインタビュー、ねえ…
まあいいけどw
少し画質が荒い感じが生々しいw
こいつ、なんでこんな言い方知ってんだw
「今回初撮影ですが」とか、完全に「新人なんとかデビュー」みたいなノリだぞw
でも、ネモはネモでなんかそれっぽい感じになってますよね。
両手をスカートの中に入れてるところなんか、こいつわかってやってるんじゃ…と思わせるものがありますw
はい、ダメーw
これは調子乗り過ぎw
まあ、いかにも女子高校生同士の悪ふざけっぽい感じはありますけど、
さすがにネモもそこまでノリはよくないですよねw
現実と正論www
この感じ自体がなんかメタっぽくっていいですねw
カメラ越しで言われると、虚実の境があいまいな面白さがあります。
ていうか、素人女子高生役だったんだw
新人デビューものかと思いきや、素人企画ものだったのねw(そこはどうでもいい)
うわあ、もこっちのこの言葉にはなんだか身につまされるものがありますね。
わかっちゃいるけどやめられないってやつですかw
これは誰にでも身に覚えがあるんじゃないでしょうか。
ていうか、ゆりちゃんw
ようやく背中で演技をやめたかと思いきや、まだその腕持ってんのかw
まあしかし、ネモももこっちばかりに任せてないで、少しは自分でも何かアイデア出せよとは思いますけどね。
そもそも、言い出しっぺはネモの方だろってw
ひょっとして、それすらももう忘れてるんじゃないかと思ってしまうほどの理不尽さです。
まあ、もこっち自体がやる気になっているわけですから、いいのかもしれませんが…
Mk2www
だから普段から脳内でそう呼んでると、いつかぼろが出るから気を付けろってw
ネモの時だってそうだったろw
そもそも、それは昼休みじゃないとダメなのか?
別に朝HRが始まる前でもいいし、休み時間でもいいし、放課後でもいいだろw
ていうか、ネモはネモでどうかと思いますよ。
へーそうなんだってw
なんか、どっちも悠長に構え過ぎだろという感がどうしても否めませんw
二木さんの居場所を聞く相手は真子なんですね。目の前に南さんがいるのにもかかわらず。
真子も若干戸惑ってる感じがあります。
ここ最近、南さんが二木さんと一緒にいたことはネモに限らず他の子たちもわかっていただろうに、誰も当の南さんには声を掛けることができなかった。
そんな微妙な空気がクラス全体を覆っていたのでしょうか。
南さんの後ろ姿がなんだか浮いているようにも見えます。
結果的に、真子を媒体として南さんに聞くことになりますが、南さんは食べる口を休めることなく「知らない」とそっけなく答えます。
ていうか、真子と南さんは随分遅いお昼だったんですね。
他の皆はもう食べ終わっているようですが、なるべくゆっくりゆっくりと食べていたかったのかもしれません。
さっきまで席にいたんなら、まずもこっちたちが気づけよという気もしないでもないですがw
真子の問いに意を介した風でもない南さんでしたが、実はちゃんとわかっていたんですね。
でも教えてあげる義理もないし、何より彼女と「仲良し」であることをまだ認めたくない気持ちがあったんでしょう。
特に朝、あんなことがあったばかりですからね。いまだ「仲良し?」という言葉が彼女の頭の中をぐるぐる巡っているのかもしれません。
一方の二木さん。
彼女もいつも通りの日常の中に何か違和感を抱いているようです。
表情が変わらないのでわかりづらいですが、そこにいるはずの彼女のことを考えているのでしょう。
彼女もまた、「仲良し?」という問いかけに返す言葉を探しているのではないでしょうか。
かつてのもこっちの思い出の場所。
どうやら、この目立たない通り道は一部の人に「近道」として知られているようですね。
そして、そこで彼女は昨日ゲーセンにやってきた子を見かけるのですが……
何ごともなかったかのように通り過ぎる二木さん。
サチの方はもちろん覚えているでしょうから、ちょっと拍子抜けというか、何だよシカトかよという気持ちも少しあったかもしれません。
でもどこかホッとしている感じも見受けられますね。
こんなところで一人でいる所を誰かに見られたくなかったでしょうから。
向こうが気づかないのなら、それはそれでよかったという気持ちもあったのではないでしょうか。
二木さんがサチに気付けなかったのは、理由がありました。
そう、「のっぺらぼう」に戻っていたからあの時の彼女の姿と一致していなかったんですね。
それはあまりに別人に見えたから。たぶんそういうことなのでしょう。
でも、彼女は気づくことができました。
もし、二木さんが本当に他人なんかどうでもいいと思っていたなら、決してそれに気づくことはなかったでしょう。
南さんがいろんな人の目を通して自分のことをふり返るようになったのと同様、きっと彼女も南さんを通して何か思うことがあったのではないでしょうか。
今回はここを個人的ベストシーンに選びたいと思います。
そして帰りのバスの中。
一人窓の外を何とはなしに眺めている南さんの隣に、二木さんはただ黙って座ります。
本当に家で実況配信する日だったかどうかはわかりませんが、きっとそうでなくても彼女はここに座ったことでしょう。
そして、ためらいながらも、自分の中にある“違和感”について語ったんだろうと思います。
ツッコミを入れる南さんがうれしそうですねw
若干眉をあげての少し意地の悪い笑みが、なぜか彼女らしいなと思ってしまいます。
二木さんもこの言葉にきっと嘘はないんだと思いますよ。
まだ自分の気持ちがよくわかっていないんです。
でも、わからないなりに彼女はなんとかそれを南さんに伝えようとした。
その気持ちがうれしいんだと思います。
二木さんの言葉を聞いて、彼女も自分の気持ちに素直になりました。
本当はイライラしていたのは自分自身にだったということにようやく気が付いたのでしょう。
もしかすると、それは生まれて初めての「ごめん」だったのかもしれません。(喪188のゴメンとは明らかに違いますよね)
そして、二木さんも自分の言葉があまりに表面的なものだったと気づいたのかもしれませんね。
どちらも相手を見てではなく、正面を向いたままで謝っているのが実に印象的です。
まるで、自分に言い聞かせているかのように見えるのは私だけでしょうか。
二木さんのこの顔!
あくまで「絵文字Mk2」なのに、なぜかすごくさわやかでかつ不敵な表情に見えますよね。
ある種、南さんへの挑発という感じもあって、人間的な感情に溢れている表情だなと感じます。
そして、それに負けじと不敵な笑みを返す南さんw(今回の個人的ベストキバ子!)
ここで二人の視線が合うことで、はじめてお互いを認めたことになるのかもしれませんね。
口の形までが対照的になっているのが面白いw
「今度はこっちがバカにしてくる」という返しが、ようやく南さんが本来の自分を取り戻したことを実感させます。
それは“成長”とは言えるようなものではないでしょうけど、それでも彼女にとって新たな一歩でもあったんだと確信しますね。
妙に感心する二木さんwww
なんとも微笑ましいというか、なぜかほんわかしてしまうのは私だけでしょうかw
また、キバ子の憎たらしい顔に不思議と安心感を抱いてしまうんだ、これがw
「仲直りしないの?」という二木さんに対して、生きる為のパーティーだと答える彼女はなんかかっこいいなと思ってしまいました。
仲良しかそうではないかではなくって、自分の気持ちはどうなのか。
きっとそこに気付いたからこそ、こんなにもふてぶてしい(笑)のに魅力的に見えるんじゃないでしょうか。
WWWこいつ、本当にゲームを例えに出されるとすぐに納得するんだなw
南さんが妙にさわやかに「でしょ」と返すのもなんか面白いw
ていうか、何度見ても変なオチですねw
アプリの時は単ページなので次をスライドした時に、は?と思ってしまったのですが、ブラウザで左ページに広告があると逆に何だかシュールですw
実は「南さん編」は次回までまだ続くのですが、個人的には今回の話が一番好きですね。
他の回に比べると地味というか、笑いも大人しい印象が否めないとは思うんですけど、なんだかすごく好きです。
この説明できない感じは、喪149の時に近いかもしれません。まさに主観100%というか。
笑いの数も、大きさも間違いなく南さん編の中で最小でしょう。
ゆりちゃんが背中を見せてくれなかったら、今回の一番笑ったシーンはなしということになっていたかもしれませんw
ストーリー的にもかなり地味な話で、盛り上がるところはこれと言ってありません。前回や前々回のインパクトに比べてもそれは明らかですよね。
でも、なんていうか、全体を通して「うんうん」と頷きたくなるようなそんな気持ちにさせられるんですよ。
最初から最後までずっとニコニコしてられるような、そんな安息の場所がここにはあったんです。
冷静に考えると決して状況はよくなっていないんですよね。
ノリとは挨拶も交わせないほどに気まずいままですし、サチは一人、あの場所で誰を待つこともなくただ暇を弄んでいるだけ。
そして、南さんも改心したわけではなく、むしろ開き直っているのかもしれません。
でも、そこに至るまでに彼女は一所懸命に自分と向き合いました。二木さんや真子を通して自分と対話しようと試みました。
その姿勢に嘘はなかったと思います。
…だからなんだか一緒にうんうんと頷きたくなったのかもw
今回は、カメラのフレームが何か象徴的でもありました。
自分のフレームの中の感情。フレームの外にある感情。
どちらも同じ自分なのに、フレームの外のことは自分にはわからない。
だから、時にはカメラという目線から離れて少し「メタ」なところから俯瞰してみたくもなる。
それは、誰かを通して自分を見つめようとする行為とも少し似ているのではないでしょうか。
対象物をフレームの中で見ている自分。そんな自分を誰かの目を通して外から見てみる。
南さんや二木さんが試みたのはそんな「メタ」なことだったのかもしれません。
そうすることで、客観的に自分を見つめ直すことができたんですね。
たぶん、内側も外側も同じことなんですよ。
でも明らかに違っているんです。あるところから見たら「仲良し」でも、別の場所から見たら違って見える。そういうことなんです。
その相反する状態にどう折り合いをつけるか。
きっと、彼女たちはそこに一つの答えを見いだしたんだと思います。
それを踏まえての「仲良し?」だったのではないでしょうか。
先にも言いましたが、「南さん編」はもう少し続きます。
でも、私には今回でひとつの区切りがついたような気がしました。
最後の彼女の「でしょ」を見ていると、そう思えてならないのです。
喪184は南さん編のプロローグともいえるのかも?
今考えると、二木さんの喪176から特別編10につながる流れも伏線だったのかなと思ってしまう…
喪67の時点では、もこっちもよく足を運んでいたはずですが……
あの場所は喪45からずっと変わらないまま、今もあそこで誰かを待っているのかもしれません。

トップのこのサムネですけど、改めてブラウザの大きな画面で見るとなんかメタっぽいですねw
南さん編がずっと続いていることへのセルフツッコミっぽくって笑えますw
まあそんなわけで、当初はこのネモのこともあってここでいったん「本編」に戻ったんだと誤認したんですよね。
担当者もその辺を狙ってのこのチョイスだったんじゃないでしょうか。まあ見事に騙されましたよw
でも実際は、南さん編はまだ続きます。
…いや、今回を「南さん編」と言い切ってしまうのはちょっと違うかもしれませんね。
どちらかというと、「ふたキバ編」と言ったほうがいいかも。
少なくとも今回に限って言えば、二木さんがもう一人の主人公だったような気がしました。
前回で終わったのは、あくまでサチノリマキキバの4人の関係です。
むしろ、本当の物語は終わった後から始まるのかもしれません。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

なんと、4回続けての表紙。
でも、これまでの表紙とは少し毛色が違いますよね。
一見すると、再び「本編」に戻ったかのような構図になっています。
まあ、だからこそこの時点でもまだ私は「安心」していたのですが。
喪187の表紙が「未来」で、前回の表紙が「過去」を表していたとするなら、今回は「現在」でしょうか。
「●録画中」というコピーがまさにリアルタイムな“今”を意識させます。
で、パッと見は映画の話に戻ったような感じを受けるんですけど、よく見ると中央奥に南さんの横顔が写っているんですよね。
つまり、本当の主役はいまだ彼女だということです。
ただ興味深いのは、それをもこっちがカメラ越しに写しているという構図になっていること。
二重のメタ構造になっているというか、ここまでの南さん編が実はもこっちの映画内での話だったとも受け取れるし、逆にそれを撮っているもこっちの方が狂言回しのようにも受け取れるわけです。
果たして本当の主人公はどっちなんだみたいな感じじゃないですか。
ある種の自己批評にもなっているようですごく面白いですね。
というわけで、今回は「モテないし仲良し?」。
タイトルに“?”って、なんだか変な感じがしますよね。その言葉の裏にあるものをどうしても意識させます。
これまでわたモテのタイトルで疑問形になっているのは、たった1回。
そう、コミックス11巻収録の喪100「モテないし変わらない?」だけです。
あの時の“?”には二つの意味があったと考えています。
すなわち、「変わらない」でもあるし、「変わっていく」でもある。
どちらの意味も含んでいるからこその問いかけだったんだと思うんですよね。
今回も同じことが言えるのではないでしょうか。
つまり、仲良しでもあるし、仲良しでもないという意味がここには隠されているんじゃないかと。
そしてそれは、誰かの自分自身への問いかけでもあったような気がします。

一番最初に見た時には、マジでまた2学期初日に戻ったのかと思いましたw まさかのループものでもやるのかとw
でも、よく見ると座ってる順番が変わってるんですよね。
あの時は夏帆が南さんの前だったわけですが(お年寄りに席を譲っていましたよね)、今回は委員長が前に来ています。
まあおそらく、並びが前と同じだと時系列がわかりづらいということでこの並びになったんでしょうけど、必ず南さんが真ん中に来るというところが面白いですね。
もちろん絵的にその方がバランスがいいからなんでしょうけど、この構図はバス通学ならばのことかなという気がします。
これが電車だったらすごく不自然だと思うんですよ。
そもそも通勤電車だと、座席はだいたい横並びですからね。こんな風に一列に並んでいたらおかしいでしょう。
そういったこともあってのバス通学だったのかなと。
まあそうでなくても、なんとなく南さんってバス通学っぽいイメージがありますがw(この感じ、わかるかなあ…)
いずれにしても、自然に一列の真ん中に来てしまう南さんというのが、何かを象徴しているような気がしてなりません。
で、この後南さんは「学校……休めばよかった」とつぶやくんですよね。
これまで「今日から学校かー……」とため息をつくことはあっても、決して「行きたくない」とは言わなかった彼女が、です。
それでもバスに乗ってしまったのは習慣になってしまっているからか、それとも……

そんな中、一番会いたくなかった相手の姿を目にしてしまいます。
どうやら、二木さんが乗車する停留所は他の3人よりも学校寄りなようですね。だから前回も立っていたのでしょうか。
ていうか、いつも同じ路線に乗ってるんだからわかりそうなものだが……
今までまったく気にもしてなかったから気づかなったんでしょうね。

WWWWW
なんだろう、切ないはずなのに、なんかかわいいと思ってしまったw
どうせ二木さんはゲームをしてるんですから、普通にしてても気づかれないだろうにw
(ていうか、委員長もスマホやってるのに、南さんはやらないんですね。この辺も彼女のキャラがにじみ出ているようで面白い)
二木さんと一緒に乗ってきたメガネくんがまたいい味出してるw

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ていうか、それ以前に同じクラスだろうがw
真子がキバ子の様子を見て「?」となってるのもなんかじわじわ来るw
キバ子の出してる禍々しいオーラを彼女も察知したんだろうかw(遠足の時のオーラを薄くしたみたいw)

そんな南さんの目に入ってくるのは二木さんの後ろ姿だけ。
今の彼女の心の距離を象徴しているかのようですね。
隣でも後ろでもない、手を伸ばせばすぐに届きそうな距離なのに届かない席。
すごく近くにいるのに声を掛けなければ振り向かせることができない席。
でもだからこそ、相手の頭の中をあれこれ想像してしまう距離でもあるわけです。

今彼女は二木さんの頭の中を通して自分の罪悪感と向き合っているんですよね。
相手のことを思ってるようで実は自分のことについて考えようとしているんです。
だからこの後「サチ ノリ マキも多分もう……」となるわけです。
まあそれはそうと、この回想シーンの南さんがなんか笑えるくらい情けない顔をしてるんだがw
実際はもっとこんな、↓

緊張感のある表情をしていたと思うんですけど、南さんの中では今にも泣きそうな感じだったのかもしれませんね。

そんな風に自分の中に入り込んでしまった南さんに対して、真子は思わず声を掛けようとしますが、それより先に二木さんが後ろを振り向きます。
そう、南さんの勝手な想像とは別に、二木さんもあれからずっと気にしていたんです。それはおそらく真子が気づくよりもずっと早く。
そうでなきゃデイリーが終わった途端、こんな即座に振り向くわけがありませんw
きっとやりながらも、ずっと後ろのことを気にしていたんだろうなあw
なんともかわいらしい話ですが、逆にまこっちがかわいそうな気もしますね。
彼女だって南さんのことを心配していたのに、なんか二木さんの引き立て役みたいになってるw

二木さんの顔www
こいつ、鼻があったんかw
なんか、スネ夫の正面顔みたいな違和感w
南さんも実はそれに対しての「え!?」だったりしてw

お互いの「あの後」を聞いたものの、その後が続きません。
本当はもっと違うことが知りたかったのに、どちらもなかなかその言葉が出てこないようですね。
まこっちの表情がこの上なく優しくて、それがまたなんだか切なくなります。

なんか、お互い言葉が固いですね。
「それについて」とか、「特には」とかw
二人ともどうも素直じゃないというか、まだ自分が抱いているモヤモヤについてうまく咀嚼できてない感じがありますね。
そんな中、ためらいながらも「私の…友達」と口にする南さんには少し胸がキュっとなりました。
いろんな思いが去来する中、なんとか心の整理をしようと彼女なりに足掻いているんですよね。

本当に聞きたかったことはこれだったんでしょう。
いつになく真剣な眼差しがそれを表しています。
そしてそれは同時に、今までの自分の行いが相手にどう映っていたのかを確認する作業でもあったような気がします。

玉ついてんのかWWWWW
はなからそんなもん、ついてーねーよってねw
まあこういう煽りは逆になんか冷めるかもしれませんね。
あまりに的外れだと、ダメージを受けようがないというか…
ていうか、そういう問題かよw
なんでもゲームに置き換えてからじゃないと物事を考えられないのかw
ある意味、かなり重症なゲームジャンキーなんじゃ…

返ってきた答えがあまりに的外れだと冷めるのは、こちらも同じ。
むしろ自分は一体どんな答えを望んでいたんだろうと、冷静に考えてみたくなりますよね。
この二人、やっぱりどこか似ているのかもしれません。
相手を見ながら、実は自分の事を見つめ直しているのかもしれませんね。

ほら、こうして見ると、なんだか二木さんのモノローグみたいw
まあ冗談はさておき(冗談だったのかよ)、
相手の気持ちがわからないように、自分の気持ちもなかなかわからないものですよね。
こういうきっかけでもないと、深く思いを馳せることもそうそうないでしょう。
こいつは何も思ってない。
それは要するに、他人に興味がないだけなんじゃないか。
だから他人にどう思われようとどう言われようと平気。
他人なんかどうでもいいから一人でいられて。
その思いは、裏返せば「自分に興味を持ってくれない」ことにイライラしているわけです。

凄いんじゃない、違うだけだ。
誰からか教えられるんじゃなくって、南さん自身がここにたどり着いたということに大きな意味があるんだと思います。
二人が対峙する光景はまるで鏡に向き合っているかのよう。
彼女たちは今、相手を通して自分との対話を試みているのかもしれません。

虚をつかれたかのような二木さんの突然の問いに、動揺を隠せない南さん。
他人に興味がない人間に、元気ないように見えたり仲良く見えなかったりするでしょうか。
だからこそ、彼女は二木さんにあたるしかありません。
そんなことわかるはずがない、あんたはゲームしかしていないんだから、と。

それは、まるで昨日のサチのよう。
今度はサチを通して、自分のイライラに向き合うことになります。
なんであんなことをしたんだろうという疑問は、そのまま自分への疑問にもなるんですよね。
自分はなんでこんなにイライラしているんだろうと。

まこっちを連れ立ってトイレに行く途中、ノリとばったり出くわす二人。
お互い気づいているでしょうに、ノリは当たり前のようにまこっちだけに挨拶を交わします。
事情を知る由もない真子の無邪気な呼びかけがなんだか切ないですね。
(ていうか、まこっちはノリちゃんって呼ぶんだ…)
ところで、ノリと一緒にいる男子はやっぱり、喪184で風夏のことを噂していた奴らなんじゃないかと思うんですけど……

決定的な決別じゃなく、なんてことない日常風景だからこそよけいにその違いが際立ってしまうということはありますよね。
なんでもない風に装っていますけど、やっぱり心の中では傷ついているんだと思います。
でも、そのことにちゃんと気づいてくれる人が隣にいることを南さんは知っているのでしょうか。

真子の表情が限りなく優しいですね。
その憂いを帯びた表情にそっと落ちた影の色が彼女の思いを象徴しているかのようです。
仲直り できたらいいね
そう語りかけるまこっちに、南さんはそっけなくこう答えます。
無理じゃない?元から仲良くないんだし。
それはたぶん、強がりなんかじゃなく本心からの言葉だったんでしょう。
これまでの自分たちのことをふり返れば、それは決して「仲良し」なんてものではなかったはずです。
だからこそ、「元から」なんて言葉を口にするんでしょう。
でも、本当にそれだけなんでしょうか。
心の底からそう思っているなら、「無理じゃない?」なんて言わないで「何言ってるの、元々仲良くないんだから仲直りも何もないよ」と返すのではないでしょうか。
今、南さんの胸中には今回のタイトルである「仲良し?」という問いかけがぐるぐる回っているのかもしれません。

ここでサチの言葉を引用するところに、彼女の迷いが表れているような気がします。
「サチはなんであんなことをしたんだろう」
そのことがずっと頭の中に残っているんでしょうね。
まるで自分に言い聞かせるかのように、「今さら仲良くする必要もない」と繰り返します。
でもその表情は下を向いて沈んだまま。
ここに彼女の逡巡が見え隠れしているような気がします。
私は以前、真子にはけっきょく仲を取り持つことはできなかったとTwitterでつぶやいたことがありました。
でもそんなことはなかったですね。
このやり取りがあったからこそ、南さんは再び前を向くことができたんだと思います。
まこっちに南さんはずっと支えられていたんだということに今更ながら気づきました。
たった1ページ半ほどですが、すごく重要なシーンだったのではないでしょうか。

場面は変わって、「映画班」の面々。
一瞬、表紙からの続きかと思ったのですが、どうやらお昼休みのようですね。
岡田や加藤さんはいないようですし、シチュエーション的には違うのでしょう。
カメラの中で上目遣いのゆりちゃんが映えますね。
もう、これを上映しちゃえばいいのにw
「隠れた美少女・田村ゆり、密着24時」とかでw
まあ本人的には絶対NGでしょうけどw
隣で微笑むネモもいいですね。よしよしちゃんとやれよ、みたいなw

いきなりのムチャ振りw
素人相手に突然「演技して」はないですよね。
せめて設定とか台詞とか、そっちで用意してくれないとこんなの対処できませんよ。
フレームの中と外で、ゆりちゃんが少しズレているのが面白いですね。
なんとなく、今回のテーマにもつながっているような気がします。

WWWWW高●健wwwww
ていうか、そっぽ向いただけなんじゃないのwww
まあしかし、思いのほか似合ってますねw
後ろ髪の分け目とか、なんかぞくっとくるものがあります。(いつもの病気なのでツッコミは不要)
やっぱり、これをそのまま上映した方がウケもいいような気がするw

ちょwwwゆりちゃんwwwww
いつまで背中で演技してるつもりだwww
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
背中で演技だけだったらまだしも、このシュールさには耐え切れなかったw
二人がゆりちゃんをほったらしにして話を続けてる感じがまたおかしいw
まあ確かにゆりちゃんはもうダメかw

普通のインタビュー、ねえ…
まあいいけどw
少し画質が荒い感じが生々しいw

こいつ、なんでこんな言い方知ってんだw
「今回初撮影ですが」とか、完全に「新人なんとかデビュー」みたいなノリだぞw
でも、ネモはネモでなんかそれっぽい感じになってますよね。
両手をスカートの中に入れてるところなんか、こいつわかってやってるんじゃ…と思わせるものがありますw

はい、ダメーw
これは調子乗り過ぎw
まあ、いかにも女子高校生同士の悪ふざけっぽい感じはありますけど、
さすがにネモもそこまでノリはよくないですよねw

現実と正論www
この感じ自体がなんかメタっぽくっていいですねw
カメラ越しで言われると、虚実の境があいまいな面白さがあります。
ていうか、素人女子高生役だったんだw
新人デビューものかと思いきや、素人企画ものだったのねw(そこはどうでもいい)

うわあ、もこっちのこの言葉にはなんだか身につまされるものがありますね。
わかっちゃいるけどやめられないってやつですかw
これは誰にでも身に覚えがあるんじゃないでしょうか。
ていうか、ゆりちゃんw
ようやく背中で演技をやめたかと思いきや、まだその腕持ってんのかw
まあしかし、ネモももこっちばかりに任せてないで、少しは自分でも何かアイデア出せよとは思いますけどね。
そもそも、言い出しっぺはネモの方だろってw
ひょっとして、それすらももう忘れてるんじゃないかと思ってしまうほどの理不尽さです。
まあ、もこっち自体がやる気になっているわけですから、いいのかもしれませんが…

Mk2www
だから普段から脳内でそう呼んでると、いつかぼろが出るから気を付けろってw
ネモの時だってそうだったろw
そもそも、それは昼休みじゃないとダメなのか?
別に朝HRが始まる前でもいいし、休み時間でもいいし、放課後でもいいだろw
ていうか、ネモはネモでどうかと思いますよ。
へーそうなんだってw
なんか、どっちも悠長に構え過ぎだろという感がどうしても否めませんw

二木さんの居場所を聞く相手は真子なんですね。目の前に南さんがいるのにもかかわらず。
真子も若干戸惑ってる感じがあります。
ここ最近、南さんが二木さんと一緒にいたことはネモに限らず他の子たちもわかっていただろうに、誰も当の南さんには声を掛けることができなかった。
そんな微妙な空気がクラス全体を覆っていたのでしょうか。
南さんの後ろ姿がなんだか浮いているようにも見えます。
結果的に、真子を媒体として南さんに聞くことになりますが、南さんは食べる口を休めることなく「知らない」とそっけなく答えます。
ていうか、真子と南さんは随分遅いお昼だったんですね。
他の皆はもう食べ終わっているようですが、なるべくゆっくりゆっくりと食べていたかったのかもしれません。

さっきまで席にいたんなら、まずもこっちたちが気づけよという気もしないでもないですがw
真子の問いに意を介した風でもない南さんでしたが、実はちゃんとわかっていたんですね。
でも教えてあげる義理もないし、何より彼女と「仲良し」であることをまだ認めたくない気持ちがあったんでしょう。
特に朝、あんなことがあったばかりですからね。いまだ「仲良し?」という言葉が彼女の頭の中をぐるぐる巡っているのかもしれません。

一方の二木さん。
彼女もいつも通りの日常の中に何か違和感を抱いているようです。
表情が変わらないのでわかりづらいですが、そこにいるはずの彼女のことを考えているのでしょう。
彼女もまた、「仲良し?」という問いかけに返す言葉を探しているのではないでしょうか。

かつてのもこっちの思い出の場所。
どうやら、この目立たない通り道は一部の人に「近道」として知られているようですね。
そして、そこで彼女は昨日ゲーセンにやってきた子を見かけるのですが……

何ごともなかったかのように通り過ぎる二木さん。
サチの方はもちろん覚えているでしょうから、ちょっと拍子抜けというか、何だよシカトかよという気持ちも少しあったかもしれません。
でもどこかホッとしている感じも見受けられますね。
こんなところで一人でいる所を誰かに見られたくなかったでしょうから。
向こうが気づかないのなら、それはそれでよかったという気持ちもあったのではないでしょうか。

二木さんがサチに気付けなかったのは、理由がありました。
そう、「のっぺらぼう」に戻っていたからあの時の彼女の姿と一致していなかったんですね。
それはあまりに別人に見えたから。たぶんそういうことなのでしょう。
でも、彼女は気づくことができました。
もし、二木さんが本当に他人なんかどうでもいいと思っていたなら、決してそれに気づくことはなかったでしょう。
南さんがいろんな人の目を通して自分のことをふり返るようになったのと同様、きっと彼女も南さんを通して何か思うことがあったのではないでしょうか。
今回はここを個人的ベストシーンに選びたいと思います。

そして帰りのバスの中。
一人窓の外を何とはなしに眺めている南さんの隣に、二木さんはただ黙って座ります。
本当に家で実況配信する日だったかどうかはわかりませんが、きっとそうでなくても彼女はここに座ったことでしょう。
そして、ためらいながらも、自分の中にある“違和感”について語ったんだろうと思います。

ツッコミを入れる南さんがうれしそうですねw
若干眉をあげての少し意地の悪い笑みが、なぜか彼女らしいなと思ってしまいます。
二木さんもこの言葉にきっと嘘はないんだと思いますよ。
まだ自分の気持ちがよくわかっていないんです。
でも、わからないなりに彼女はなんとかそれを南さんに伝えようとした。
その気持ちがうれしいんだと思います。

二木さんの言葉を聞いて、彼女も自分の気持ちに素直になりました。
本当はイライラしていたのは自分自身にだったということにようやく気が付いたのでしょう。
もしかすると、それは生まれて初めての「ごめん」だったのかもしれません。(喪188のゴメンとは明らかに違いますよね)
そして、二木さんも自分の言葉があまりに表面的なものだったと気づいたのかもしれませんね。
どちらも相手を見てではなく、正面を向いたままで謝っているのが実に印象的です。
まるで、自分に言い聞かせているかのように見えるのは私だけでしょうか。

二木さんのこの顔!
あくまで「絵文字Mk2」なのに、なぜかすごくさわやかでかつ不敵な表情に見えますよね。
ある種、南さんへの挑発という感じもあって、人間的な感情に溢れている表情だなと感じます。

そして、それに負けじと不敵な笑みを返す南さんw(今回の個人的ベストキバ子!)
ここで二人の視線が合うことで、はじめてお互いを認めたことになるのかもしれませんね。
口の形までが対照的になっているのが面白いw
「今度はこっちがバカにしてくる」という返しが、ようやく南さんが本来の自分を取り戻したことを実感させます。
それは“成長”とは言えるようなものではないでしょうけど、それでも彼女にとって新たな一歩でもあったんだと確信しますね。

妙に感心する二木さんwww
なんとも微笑ましいというか、なぜかほんわかしてしまうのは私だけでしょうかw
また、キバ子の憎たらしい顔に不思議と安心感を抱いてしまうんだ、これがw
「仲直りしないの?」という二木さんに対して、生きる為のパーティーだと答える彼女はなんかかっこいいなと思ってしまいました。
仲良しかそうではないかではなくって、自分の気持ちはどうなのか。
きっとそこに気付いたからこそ、こんなにもふてぶてしい(笑)のに魅力的に見えるんじゃないでしょうか。

WWWこいつ、本当にゲームを例えに出されるとすぐに納得するんだなw
南さんが妙にさわやかに「でしょ」と返すのもなんか面白いw
ていうか、何度見ても変なオチですねw
アプリの時は単ページなので次をスライドした時に、は?と思ってしまったのですが、ブラウザで左ページに広告があると逆に何だかシュールですw
実は「南さん編」は次回までまだ続くのですが、個人的には今回の話が一番好きですね。
他の回に比べると地味というか、笑いも大人しい印象が否めないとは思うんですけど、なんだかすごく好きです。
この説明できない感じは、喪149の時に近いかもしれません。まさに主観100%というか。
笑いの数も、大きさも間違いなく南さん編の中で最小でしょう。
ゆりちゃんが背中を見せてくれなかったら、今回の一番笑ったシーンはなしということになっていたかもしれませんw
ストーリー的にもかなり地味な話で、盛り上がるところはこれと言ってありません。前回や前々回のインパクトに比べてもそれは明らかですよね。
でも、なんていうか、全体を通して「うんうん」と頷きたくなるようなそんな気持ちにさせられるんですよ。
最初から最後までずっとニコニコしてられるような、そんな安息の場所がここにはあったんです。
冷静に考えると決して状況はよくなっていないんですよね。
ノリとは挨拶も交わせないほどに気まずいままですし、サチは一人、あの場所で誰を待つこともなくただ暇を弄んでいるだけ。
そして、南さんも改心したわけではなく、むしろ開き直っているのかもしれません。
でも、そこに至るまでに彼女は一所懸命に自分と向き合いました。二木さんや真子を通して自分と対話しようと試みました。
その姿勢に嘘はなかったと思います。
…だからなんだか一緒にうんうんと頷きたくなったのかもw
今回は、カメラのフレームが何か象徴的でもありました。
自分のフレームの中の感情。フレームの外にある感情。
どちらも同じ自分なのに、フレームの外のことは自分にはわからない。
だから、時にはカメラという目線から離れて少し「メタ」なところから俯瞰してみたくもなる。
それは、誰かを通して自分を見つめようとする行為とも少し似ているのではないでしょうか。
対象物をフレームの中で見ている自分。そんな自分を誰かの目を通して外から見てみる。
南さんや二木さんが試みたのはそんな「メタ」なことだったのかもしれません。
そうすることで、客観的に自分を見つめ直すことができたんですね。
たぶん、内側も外側も同じことなんですよ。
でも明らかに違っているんです。あるところから見たら「仲良し」でも、別の場所から見たら違って見える。そういうことなんです。
その相反する状態にどう折り合いをつけるか。
きっと、彼女たちはそこに一つの答えを見いだしたんだと思います。
それを踏まえての「仲良し?」だったのではないでしょうか。
先にも言いましたが、「南さん編」はもう少し続きます。
でも、私には今回でひとつの区切りがついたような気がしました。
最後の彼女の「でしょ」を見ていると、そう思えてならないのです。
喪184は南さん編のプロローグともいえるのかも?
今考えると、二木さんの喪176から特別編10につながる流れも伏線だったのかなと思ってしまう…
喪67の時点では、もこっちもよく足を運んでいたはずですが……
あの場所は喪45からずっと変わらないまま、今もあそこで誰かを待っているのかもしれません。
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