私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!特別編(会話と話題)~もう二度と取り戻せないその笑いに~
4月8日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で特別編に更新されました。
おわびとお知らせ
すみません。喪189は来週になります。
今回は描いたけど掲載する
タイミングがなかった話を少しだけ(1コマ)
描き直して載せていただきました。
よろしくお願いします。
こちらはアプリで更新されたときの谷川ニコ先生からのメッセージを引用したものです。(実際は手書きの言葉とお二人の自画像イラストが載っていました)
内容が今とは食い違ってしまったせいか、ブラウザ版ではカットされてしまいましたが、この情報を知ってるか知ってないかで今回の「特別編」はかなり印象が変わるかと思います。
まず念頭に置いておかないといけないのは、これは以前に描かれたものだということ。つまり「お蔵出し」ですね。
それともうひとつ押さえておきたいのが、「1コマだけ描き直した」ということ。
掲載するタイミングがなかったともおっしゃっていますが、逆に言えば、描き直したことで今出せるタイミングになったということですよね。
そのタイミングとは、もちろん前回の喪188のことを指しているわけです。
まあ、あれだけの反響を呼んだ回の後ですから、当然プレッシャーもあるでしょう。喪189が延期になったのもわかります。
ただ、延期の報告にとどまらず、あえてボツ(?)作を引っ張り出してまで発表したかったその意図はいったいどこにあるのでしょう?
今回はその辺を踏まえながら、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
「会話と話題」
サブタイトルがあるということは、オムニバスの一遍ということでしょうか。
着ている制服からすると、まだ夏前のようですね。少なくとも喪148「モテないし短くする」(コミックス15巻所収)以前でしょう。
時期的に考えると、喪145「モテないし3年のある日」(同じくコミックス15巻所収)で没となったものというのが有力候補になりそうです。あの回も最後3ページはゆりちゃんともこっちの会話でしたしね。
話のまとめとして、こっちよりもマンガアプリネタのほうが締まりとしてよいという判断になったのかもしれません。
まあそれはともかく、いきなり話題の振り方が意味不明過ぎるw
そりゃ、ゆりちゃんも「え?何?」と聞き返すわw
ていうか、これですんなり「あーなんだろうね」と返せるやつがこの世にいるとは思えないw
でも、これはもこっちのゆりちゃんへの信頼の証でもあるんですよね。
おそらく、こんな会話は他の子にはできないでしょう。ネモにしても加藤さんにしても。
共感を求めてるとか同じ価値観だからというわけでもなく、ただ自分の普段考えることをそのままパッと差し出せる関係性がこの二人のいいところかなあと思います。
それはそうと、後ろに誰か座ってますよね?
ゆりちゃんともこっちの足の間にぶらりと宙に浮かした足元がなんとも意味深です。
WWWよくわからんが、そう言われるとなんか気になってきたwww
なんかエッセイとかでありそうなネタですよね。やっぱりもこっち文才あるわw
しかし、なんとも微妙というか、考え出すとどうにもモニョってしまう話題でもあります。
そもそも本当に人気がないのかどうかもよくわかりませんし。
後マッチョのレベルにもよるし、「人気」の定義というか度合いにもよりますよね。
最初からさも共通認識を前提として聞かれるので、どうにも答えづらいものがあります。
ゆりちゃんもそれは同じなようで、「……ダイエットしてガリガリの女の子とか」とまあ、割と無難な答えを口にするわけですが……
いきなりダメ出しwww
ていうか、お前がけっこうガリガリ系だからそう言ってるんじゃないだろうなw
でもまあ、これも程度問題ですよ。
それこそ、骨が浮き出てるようなガリガリな子もいるじゃないですか。
個人的にはああいうのはちょっと引いてしまいますし。
おっさんだからなのかもしれませんが、女の子はやっぱり健康的な感じであって欲しいですね。
ただ、もこっちも「ガリガリ具合にもよる」と言ってますし、その辺のことはわかってるんでしょう。
要は大喜利みたいなもので、「正しい答え」を求めてるわけじゃないんですよね。
この場が盛り上がるような、できればそこからさらに話が弾むような、そんな絶妙な返しを期待してるわけです。
つまり、ゆりちゃんは試されてるんですねw
出た、もこっちの芸能界建て前批判w
こういう斜の構え方はまさに彼女の本質ともいえるものですよね。
ていうか、これは実例多そうだなw きっと、谷川さんの本音も隠れているに違いないw
一方のゆりちゃんはまだなんとなくしっくりきていない様子。
そもそもの前提として、
「マッチョってモテないの?」という疑問を投げかけるのですが、
それに対しての
「ゆりちゃん好きなの?」「別に好きではないけど」
にはちょっと笑いましたw
好きじゃないんかい!w
(かといって「けっこう好きだけど」と答えられたら、もっと笑うけどw)
まあそうだわなWWW
ある意味、珍獣扱いみたいなものだしw
つーか、本人的にもそういういじりを期待してますからね。
あれはそういうバラエティ上のお約束なわけで、それをそのまま一般論に当てはめるのはちょっと違うと思うw
WWWWWクソコラかよwwwww
おはよーじゃねーってw
つーか、軽くホラーだろw なんだそのドアをこじ開けるかのような手はw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
と同時に、個人的ベストもこっちもここにしようかな。ある意味、かなり貴重なカットだしw
地味に、ゆりちゃんの「うん」もすっげえおかしいw
この後、「女でいうボディビル(自分磨き)」は何かという話になるわけですが、どれもしっくりこない感じでしたね。
ゆりちゃんもあれこれ頑張って絞り出すんですけど、ことごとくダメ出しされるというw
ゆりちゃんWWWWW
真顔でこういう返しができるのが彼女の良さというか、面白い所ですよねw
ていうか、それって「主義」なのか?w
「宿題」というのはもこっちなりの戯れというか、バカ話を切り上げる際の決まり文句みたいなものですよね。決して本気じゃないはずです。
ゆりちゃんもその辺は当然わかってるでしょう。いっても、付き合いは長いんですし。
わかっていて、あえてこういう返しをしてるわけです。
つまり、彼女なりの「乗っかり」というか、ジョークのつもりなんですよきっと。
そう考えると、よけいになんだかニヤケてしまう自分がいますねw
後ろのベンチで二人の会話を聞いていたのは、なんとサチでした。
しかも、それだけならまだしも、なんと「開眼」後の彼女じゃないですか!
ここで思い出すのが冒頭の谷川さんの言葉です。
少しだけ(1コマだけ)描き直して
どう考えてもここですよね?もう作者自らここだよって宣言してるようなものです。
だって、本来なら別に「描き直した」なんて言う必要はないじゃないですか。
普通に昔の未発表作を特別に掲載しますでいいはずです。
それをわざわざ「タイミング」を合わすために描き直したというのですから、喪188でのあの「開眼」を念頭に入れているのは明らかでしょう。
それにしても、このサチのシーンを描き直したことに果たしてどういう意味があるのでしょう?
あえて作者自ら明かすくらいなのですから、そこにはくみ取って欲しい理由があるはずです。
…実は次の喪189を読むと、なんとなくその意図がわかってくるんですけどね。
でもこれをアプリで読んだときにはまだイマイチピンときていなかったなあ。
まあいずれにしても、悔しいですけどここを今回の個人的ベストシーンにするしかないでしょうね。
ゆりちゃんがそっとイヤホンをつける仕草もなんかエモいですし、一番心に残った場面であることに違いありません。
サチwww意外とかわいいところあるなWWW
ゆりちゃんたちのバカ話に、これは使える…!と思ったのかw
意外ともこっちと話が合うのかもしれないw
南さんがなんかゆりちゃんみたいなことを言おうとしてるのがまた笑えるwwwていうか、お前はもう少しダイエットしろw
あと、ノリは細マッチョ好きという無駄情報wうん、心底どうでもいいw
あ、そういえばこのころのマキはまだ彼氏とは付き合ってない頃なのか……そう考えるとちょっと切ないかも。
ていうか、うっちーwww
ひょっとして「キモがられる」というワードにセンサーが働いたのかw
(南さんがいることに何の反応も示していないということは、まだ出禁前の時期なのは確定ですね)
いやあ馬鹿馬鹿しくも、なんだか微笑ましくも感じてしまうオチでしたね。
特に、サチにこんなかわいい面があるとは思いませんでしたよw
……でも正直、喪188の後そして喪189の直前にこういう話を挟まれると、なんだかイマイチ笑えなくなってしまう自分もいます。
どうしても、この光景はもう二度と見ることができないのかなという思いが先に立ってしまうんですよ。
その変な感傷が、このオチを面白さを半減してしまうような気がしてしまうんです。
できればもっと前、サチの目が描かれなくてもいい頃に読みたかったなあとも感じましたね。
いつもだったら、何も考えずにただ笑えた話だったと思います。
でも喪188を読んだ後だと、なんか素直に笑えないところがあるんですよね。
なんで、わざわざ過去の平和だった時代の話を引っ張ってきて、しかもサチの目だけはアップデートした形で私たちの前に差し出すのかという疑問がむくむくと頭をもたげるわけです。
しかも、最後のオチはそのままなんですよね。
つまり、このコマは描き直す必要がないと判断したわけです。
まあここは「オチ」なわけですから単純に笑えるようにしたのかもしれませんが、かえって直前との落差が気になってしまいました。
ただ実際、あのサチが普段通りの「のっぺらぼう」だったら笑えたかと言われると、これまたちょっと自信がないわけです。
時系列的に過去の話だったとはいえ、話の順番として喪188の次になるわけですから。
しかも描き下ろしではなく、一度お蔵入りした作品をあえてこのタイミングで差し出されるのですからね。
今回のオチに、なんとも形容しがたい感傷めいた気持ちが湧き上がってくるのを抑えることができません。
ていうか、次の喪189があれですからね……
今思うと、あれの前にこの話をどうしても挟みたかったとしか思えないんです。
つまり、次の喪189のプロローグとしての意味がそこにはあるんじゃないかと。
ラストで目が入ったサチと入っていないサチが並んだのもそういうことだったのかと、穿った見方をしてしまいますね。(すみません、ここは若干喪189のネタバレになるかも)
そうだとするなら、非常に良く出来た構成だとは思いますが、正直あまり好きではありません。
こういう小話は気持ちよく笑って終わりたいじゃないですか。
変に笑い以外の要素は入れないでほしいなというのが本音ですね。
(まあこれは単に私の考えすぎというかメンタルが弱いだけで、谷川さん的にはそんなつもりはさらさらなかったのかもしれませんが)
ただ、「未発表作」というのは今までなかったので、そこはなんだか新鮮でした。
もし他にもこういうストックがあるなら、是非これからも何かの折にはお願いしたいですね。
というか、どういう理由で「お蔵入り」になったのかにも興味があります。
少なくとも、今回の話はクオリティ的な意味でボツになったわけじゃないですよね?手直ししたといっても目だけですし。
このレベルの話がまだ奥で眠ってるとするなら、あまりにももったいなさ過ぎます。
1年の時や2年の時の頃の「没ネタ」なんかもあったら是非読みたいですね。
20巻の特装版で企画してくれないかなあ…
ていうか、いっそのこと、「わたモテお蔵出し巻」として単独で出してほしいかも。
まあしかし、本当に「お蔵出し」だったのかなという気もしないでもありません。
いや、疑うわけじゃないんですけど、たまたま発表する機会のなかったものがサチの話だったなんて、偶然にしては出来過ぎじゃないですか。
喪145頃に描かれたのは本当だとしても、実はその時から発表できる機会をうかがっていたんじゃないかという邪推をしてしまいますね。
喪187から続く南さん編が時系列を戻す形になっていたのも、この特別編とリンクしていたのかもしれません。
今回のオチは私にとって、二度と取り戻せない甘酸っぱい思い出と化してしまいました。
もう以前のように笑うことはできません。
今はただ、センチメンタルな気持ちとともに「ああこの頃は彼女たちもこんなだったんだ」と少し苦い笑みを浮かべるだけです。
ゆりもこをもっと堪能したいなら19巻の台風回がオススメ。
駅のベンチで電車を待ってる姿はなんとなく打ち上げ会の夜を彷彿とさせるものがありましたね。
おそらく、喪145「モテないし3年のある日」あたりの未発表作だと思うのですが……
いよいよ明日12日発売!「海浜秀学院のシロイハル」はkindle版もあります!
おわびとお知らせ
すみません。喪189は来週になります。
今回は描いたけど掲載する
タイミングがなかった話を少しだけ(1コマ)
描き直して載せていただきました。
よろしくお願いします。
こちらはアプリで更新されたときの谷川ニコ先生からのメッセージを引用したものです。(実際は手書きの言葉とお二人の自画像イラストが載っていました)
内容が今とは食い違ってしまったせいか、ブラウザ版ではカットされてしまいましたが、この情報を知ってるか知ってないかで今回の「特別編」はかなり印象が変わるかと思います。
まず念頭に置いておかないといけないのは、これは以前に描かれたものだということ。つまり「お蔵出し」ですね。
それともうひとつ押さえておきたいのが、「1コマだけ描き直した」ということ。
掲載するタイミングがなかったともおっしゃっていますが、逆に言えば、描き直したことで今出せるタイミングになったということですよね。
そのタイミングとは、もちろん前回の喪188のことを指しているわけです。
まあ、あれだけの反響を呼んだ回の後ですから、当然プレッシャーもあるでしょう。喪189が延期になったのもわかります。
ただ、延期の報告にとどまらず、あえてボツ(?)作を引っ張り出してまで発表したかったその意図はいったいどこにあるのでしょう?
今回はその辺を踏まえながら、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
「会話と話題」

サブタイトルがあるということは、オムニバスの一遍ということでしょうか。
着ている制服からすると、まだ夏前のようですね。少なくとも喪148「モテないし短くする」(コミックス15巻所収)以前でしょう。
時期的に考えると、喪145「モテないし3年のある日」(同じくコミックス15巻所収)で没となったものというのが有力候補になりそうです。あの回も最後3ページはゆりちゃんともこっちの会話でしたしね。
話のまとめとして、こっちよりもマンガアプリネタのほうが締まりとしてよいという判断になったのかもしれません。
まあそれはともかく、いきなり話題の振り方が意味不明過ぎるw
そりゃ、ゆりちゃんも「え?何?」と聞き返すわw
ていうか、これですんなり「あーなんだろうね」と返せるやつがこの世にいるとは思えないw
でも、これはもこっちのゆりちゃんへの信頼の証でもあるんですよね。
おそらく、こんな会話は他の子にはできないでしょう。ネモにしても加藤さんにしても。
共感を求めてるとか同じ価値観だからというわけでもなく、ただ自分の普段考えることをそのままパッと差し出せる関係性がこの二人のいいところかなあと思います。
それはそうと、後ろに誰か座ってますよね?
ゆりちゃんともこっちの足の間にぶらりと宙に浮かした足元がなんとも意味深です。

WWWよくわからんが、そう言われるとなんか気になってきたwww
なんかエッセイとかでありそうなネタですよね。やっぱりもこっち文才あるわw
しかし、なんとも微妙というか、考え出すとどうにもモニョってしまう話題でもあります。
そもそも本当に人気がないのかどうかもよくわかりませんし。
後マッチョのレベルにもよるし、「人気」の定義というか度合いにもよりますよね。
最初からさも共通認識を前提として聞かれるので、どうにも答えづらいものがあります。
ゆりちゃんもそれは同じなようで、「……ダイエットしてガリガリの女の子とか」とまあ、割と無難な答えを口にするわけですが……

いきなりダメ出しwww
ていうか、お前がけっこうガリガリ系だからそう言ってるんじゃないだろうなw
でもまあ、これも程度問題ですよ。
それこそ、骨が浮き出てるようなガリガリな子もいるじゃないですか。
個人的にはああいうのはちょっと引いてしまいますし。
おっさんだからなのかもしれませんが、女の子はやっぱり健康的な感じであって欲しいですね。
ただ、もこっちも「ガリガリ具合にもよる」と言ってますし、その辺のことはわかってるんでしょう。
要は大喜利みたいなもので、「正しい答え」を求めてるわけじゃないんですよね。
この場が盛り上がるような、できればそこからさらに話が弾むような、そんな絶妙な返しを期待してるわけです。
つまり、ゆりちゃんは試されてるんですねw

出た、もこっちの芸能界建て前批判w
こういう斜の構え方はまさに彼女の本質ともいえるものですよね。
ていうか、これは実例多そうだなw きっと、谷川さんの本音も隠れているに違いないw
一方のゆりちゃんはまだなんとなくしっくりきていない様子。
そもそもの前提として、
「マッチョってモテないの?」という疑問を投げかけるのですが、
それに対しての
「ゆりちゃん好きなの?」「別に好きではないけど」
にはちょっと笑いましたw
好きじゃないんかい!w
(かといって「けっこう好きだけど」と答えられたら、もっと笑うけどw)

まあそうだわなWWW
ある意味、珍獣扱いみたいなものだしw
つーか、本人的にもそういういじりを期待してますからね。
あれはそういうバラエティ上のお約束なわけで、それをそのまま一般論に当てはめるのはちょっと違うと思うw

WWWWWクソコラかよwwwww
おはよーじゃねーってw
つーか、軽くホラーだろw なんだそのドアをこじ開けるかのような手はw
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
と同時に、個人的ベストもこっちもここにしようかな。ある意味、かなり貴重なカットだしw
地味に、ゆりちゃんの「うん」もすっげえおかしいw
この後、「女でいうボディビル(自分磨き)」は何かという話になるわけですが、どれもしっくりこない感じでしたね。
ゆりちゃんもあれこれ頑張って絞り出すんですけど、ことごとくダメ出しされるというw

ゆりちゃんWWWWW
真顔でこういう返しができるのが彼女の良さというか、面白い所ですよねw
ていうか、それって「主義」なのか?w
「宿題」というのはもこっちなりの戯れというか、バカ話を切り上げる際の決まり文句みたいなものですよね。決して本気じゃないはずです。
ゆりちゃんもその辺は当然わかってるでしょう。いっても、付き合いは長いんですし。
わかっていて、あえてこういう返しをしてるわけです。
つまり、彼女なりの「乗っかり」というか、ジョークのつもりなんですよきっと。
そう考えると、よけいになんだかニヤケてしまう自分がいますねw

後ろのベンチで二人の会話を聞いていたのは、なんとサチでした。
しかも、それだけならまだしも、なんと「開眼」後の彼女じゃないですか!
ここで思い出すのが冒頭の谷川さんの言葉です。
少しだけ(1コマだけ)描き直して
どう考えてもここですよね?もう作者自らここだよって宣言してるようなものです。
だって、本来なら別に「描き直した」なんて言う必要はないじゃないですか。
普通に昔の未発表作を特別に掲載しますでいいはずです。
それをわざわざ「タイミング」を合わすために描き直したというのですから、喪188でのあの「開眼」を念頭に入れているのは明らかでしょう。
それにしても、このサチのシーンを描き直したことに果たしてどういう意味があるのでしょう?
あえて作者自ら明かすくらいなのですから、そこにはくみ取って欲しい理由があるはずです。
…実は次の喪189を読むと、なんとなくその意図がわかってくるんですけどね。
でもこれをアプリで読んだときにはまだイマイチピンときていなかったなあ。
まあいずれにしても、悔しいですけどここを今回の個人的ベストシーンにするしかないでしょうね。
ゆりちゃんがそっとイヤホンをつける仕草もなんかエモいですし、一番心に残った場面であることに違いありません。

サチwww意外とかわいいところあるなWWW
ゆりちゃんたちのバカ話に、これは使える…!と思ったのかw
意外ともこっちと話が合うのかもしれないw
南さんがなんかゆりちゃんみたいなことを言おうとしてるのがまた笑えるwwwていうか、お前はもう少しダイエットしろw
あと、ノリは細マッチョ好きという無駄情報wうん、心底どうでもいいw
あ、そういえばこのころのマキはまだ彼氏とは付き合ってない頃なのか……そう考えるとちょっと切ないかも。
ていうか、うっちーwww
ひょっとして「キモがられる」というワードにセンサーが働いたのかw
(南さんがいることに何の反応も示していないということは、まだ出禁前の時期なのは確定ですね)
いやあ馬鹿馬鹿しくも、なんだか微笑ましくも感じてしまうオチでしたね。
特に、サチにこんなかわいい面があるとは思いませんでしたよw
……でも正直、喪188の後そして喪189の直前にこういう話を挟まれると、なんだかイマイチ笑えなくなってしまう自分もいます。
どうしても、この光景はもう二度と見ることができないのかなという思いが先に立ってしまうんですよ。
その変な感傷が、このオチを面白さを半減してしまうような気がしてしまうんです。
できればもっと前、サチの目が描かれなくてもいい頃に読みたかったなあとも感じましたね。
いつもだったら、何も考えずにただ笑えた話だったと思います。
でも喪188を読んだ後だと、なんか素直に笑えないところがあるんですよね。
なんで、わざわざ過去の平和だった時代の話を引っ張ってきて、しかもサチの目だけはアップデートした形で私たちの前に差し出すのかという疑問がむくむくと頭をもたげるわけです。
しかも、最後のオチはそのままなんですよね。
つまり、このコマは描き直す必要がないと判断したわけです。
まあここは「オチ」なわけですから単純に笑えるようにしたのかもしれませんが、かえって直前との落差が気になってしまいました。
ただ実際、あのサチが普段通りの「のっぺらぼう」だったら笑えたかと言われると、これまたちょっと自信がないわけです。
時系列的に過去の話だったとはいえ、話の順番として喪188の次になるわけですから。
しかも描き下ろしではなく、一度お蔵入りした作品をあえてこのタイミングで差し出されるのですからね。
今回のオチに、なんとも形容しがたい感傷めいた気持ちが湧き上がってくるのを抑えることができません。
ていうか、次の喪189があれですからね……
今思うと、あれの前にこの話をどうしても挟みたかったとしか思えないんです。
つまり、次の喪189のプロローグとしての意味がそこにはあるんじゃないかと。
ラストで目が入ったサチと入っていないサチが並んだのもそういうことだったのかと、穿った見方をしてしまいますね。(すみません、ここは若干喪189のネタバレになるかも)
そうだとするなら、非常に良く出来た構成だとは思いますが、正直あまり好きではありません。
こういう小話は気持ちよく笑って終わりたいじゃないですか。
変に笑い以外の要素は入れないでほしいなというのが本音ですね。
(まあこれは単に私の考えすぎというかメンタルが弱いだけで、谷川さん的にはそんなつもりはさらさらなかったのかもしれませんが)
ただ、「未発表作」というのは今までなかったので、そこはなんだか新鮮でした。
もし他にもこういうストックがあるなら、是非これからも何かの折にはお願いしたいですね。
というか、どういう理由で「お蔵入り」になったのかにも興味があります。
少なくとも、今回の話はクオリティ的な意味でボツになったわけじゃないですよね?手直ししたといっても目だけですし。
このレベルの話がまだ奥で眠ってるとするなら、あまりにももったいなさ過ぎます。
1年の時や2年の時の頃の「没ネタ」なんかもあったら是非読みたいですね。
20巻の特装版で企画してくれないかなあ…
ていうか、いっそのこと、「わたモテお蔵出し巻」として単独で出してほしいかも。
まあしかし、本当に「お蔵出し」だったのかなという気もしないでもありません。
いや、疑うわけじゃないんですけど、たまたま発表する機会のなかったものがサチの話だったなんて、偶然にしては出来過ぎじゃないですか。
喪145頃に描かれたのは本当だとしても、実はその時から発表できる機会をうかがっていたんじゃないかという邪推をしてしまいますね。
喪187から続く南さん編が時系列を戻す形になっていたのも、この特別編とリンクしていたのかもしれません。
今回のオチは私にとって、二度と取り戻せない甘酸っぱい思い出と化してしまいました。
もう以前のように笑うことはできません。
今はただ、センチメンタルな気持ちとともに「ああこの頃は彼女たちもこんなだったんだ」と少し苦い笑みを浮かべるだけです。
ゆりもこをもっと堪能したいなら19巻の台風回がオススメ。
駅のベンチで電車を待ってる姿はなんとなく打ち上げ会の夜を彷彿とさせるものがありましたね。
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