※これは正規の感想記事ではありません。あくまで“仮の”感想になります。基本ネタバレなしですが、内容についてのおおよその印象を語りますので気になる方はご注意ください。
3月4日に「
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がアプリ版で
喪188、ブラウザ版で
喪186(後編)に更新されました。
今回は
喪188についての「ネタバレなし」感想になります。お間違いなく。
今回は普通に考えれば「喪187後編」といってもいい内容だったと思います。
ただそうしなかったのは、単行本でひとつの話にまとめたくなかったからでしょう。
話的にはつながっていたとしても、あえて独立したものとして見せることにこだわったわけです。
そういった意味では、喪186とは逆ですね。あれも別の話として分けようと思えばできたはずですが、意図的に単行本で一つの話になるように構成したんだと思います。
実際、喪186前編・後編と喪187・喪188の関係性はどこか似ているような気がします。
そしてその二つの関係性もどこかでリンクしているんです。喪186前編が喪187、喪186後編が喪188につながっているように。
今回の更新はブラウザ版とアプリ版とで合わせて読むと、より理解が深まるような気がしますね。
というわけで、以下より喪188のネタバレなし感想を綴っていきますが、ある程度は内容が推測できそうな部分もあるかと思いますので、一切の予備知識がないまま楽しみたい方は正規の感想までまでお待ちください。
なおTwitterでは簡単な「ネタバレ感想」をつぶやいていたりします↓
https://twitter.com/horobijiji/status/1367322279986663425https://twitter.com/horobijiji/status/1367322432311226373その他、記事の更新予定やブログで書くまでもない戯言をつぶやいていたりしますので、よかったらフォローのほうをよろしくお願いします。
それでは、さっそくいってみましょう!
19巻の感想時に
いわば、私たちが知っている「わたモテ」はここまでとも言えます。
ここからは、まったく未知なるわたモテへと突き進んでいくことでしょう。と書きましたが、いよいよ始まりましたね。
いまだかつてないわたモテ感が半端ないです。
ただ、いきなり方向転換したとか新展開とかそういうことじゃないんですよね。
今回滲み出てきた感情のもつれや悪意の発露、それぞれの認識のズレからくる関係性のひずみみたいなものは、「以前のわたモテ」でもずっと水面下でうごめいてはいたんです。少しずつ大きくなりながら様子をうかがっていた感じですね。
それがようやくここにきて顔を出してきたというところでしょうか。
なので、見たことのないわたモテなのに違和感はありませんでした。
初めて会ったはずなのにずっと昔から知っていたような、なんとも言えない摩訶不思議な感覚に陥りましたよ。
それと、全体を通してなんだかピンと張り詰めた緊張感があるんですよね。それは前回もありましたけど、今回はその比じゃないくらいに徹底しています。
セリフのひとつひとつが読者に何かしらの傷を残していくというか、すべてにおいてピリピリした感触があるんです。読み終えた時には体中から血が流れてる感じw
特にラスト2ページは圧巻!
変に凝った演出に頼らず淡々としたコマ割りだからこそ、よけいに「来る」ものがあります。
激しさはない分、いつまでも体に残っていく感じでしょうか。なんとも言えない不気味さにぞくぞくすることうけあいです。
今回のこれは読んでおくといいかもは、
喪187で挙げた回全部ですねw
いや冗談じゃなく、何度でも復習して損はないかと。
話は引き続き前回とつながっていますしね。
…それに加えて、冒頭でも触れましたが
喪186「モテないしプレゼンする(前編)」喪186「モテないしプレゼンする(後編)」(現時点で共にコミックス未収録)
も合わせて読んでおくと面白いですよ。ちょうどブラウザ版の更新でこれら前後編が読めるのでいいタイミングかも。
あと、少し主題からは外れますが余裕があれば
喪172「モテないし夏合宿初日の夜」(コミックス18巻所収)
喪158「モテないし謹慎する」(コミックス16巻所収)
あたりも是非。
喪172は意外なグループ間の思惑に関するヒントが隠されていますし、喪158ではまさかのあの先生が再登場?だったりして。
それと、意外なところでは
喪67「モテないし姫になる」(コミックス8巻所収)
でしょうか。
まさか彼らに再び脚光を浴びる時がくるとは……
そうだ、「読んでおくといいかも」とはちょっと違いますが、
喪97「モテないし学食で食べる」(コミックス10巻所収)
もあげておこうかな。
なんか読んでいてふと思い出したんですよね。
きっと彼女も何かに気付いたのかなという気がしました。それは共感とはまた違うものでしょう。ただ彼らには彼らの世界がちゃんとあるんだということを認識したはずです。そして今はそれでいいんだと思います。
イメソンは
廊下を走るな 日食なつこ こちらで。
今回はなぜかすんなり出てきましたね。特にどこがどうというより、歌全体が話を象徴しているように思えてなりません。
落書きだらけの机の上で覚えたはずの「答え」は、大人になった今でも時に見失ってしまうものです。
ましてや、彼女たちにそれを問いただすというのは酷というものなのでしょう。
まあしかし、やっぱり驚きましたよ。前回以上に衝撃でしたね。
何より間に何も挟まずに、ストレートに出てきたことにびっくりしました。
言ってもこんなイレギュラーな話をまさか連続で持ってくるとは!
本当に先を急いでるというか、すでにもう「大きな物語」は動き始めていて、終わりが見えてくるまでそれは止まることすら許されない段階に来ているんだなと実感せざるを得ません。
今はもう、単純な「箸休め」回を期待するのも難しいのかもしれませんね。
そうそう
前回のネタバレなし感想でタイトルが深いと言いましたが、今回もすごいですよ。
というか、前回と今回のタイトルはセットになってるんですね。
おそらく20巻の目次で並ぶことも想定しているのでしょう。だからこそ、あえて前後編にせずに喪187と188に分けたのかなとも感じましたね。
今回の話を一言で表すなら月並みですけど「怖い話」ですね。
「痛い」でも「切ない」でもなく「怖い」。
そしてそれは、未知なる世界と出会ったからこそ見えてきた「怖さ」なんだと思います。
うまく言葉が見つかりませんが、
とにかく今はこの「怖さ」をリアルタイムで味わえた幸運を心から喜びたいですね。
というわけで、今回はこの辺で。
正式な感想はブラウザ版更新後の週末になります。(今のところ4月4日(日)ごろになる予定)
※コメントはご自由に書いていただいて大丈夫です。ただ一応、ネタバレを嫌う方への配慮として最初に【ネタバレあり】と表記していただけると幸いです。(強制ではありません)
思えば、19巻の頃は平和だった……
意外と合宿編からつながる伏線も多い気がする。
球技大会も今考えると重要ですよね。凪さんたちとかFさんとか。
修学旅行が始まる前のなんとも言えない独特の空気感って、今の雰囲気にちょっとだけ似ているような気もします。
今回は
喪97の時の衝撃も遥かに超えたな…
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tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
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更新お疲れ様です。今回は反響がすさまじいですね、ツイッターに一時期トレンドにわたモテがでるくらいだったとか。ピクシブやツイ絵でもサチの例のあれから二次絵が次々に生まれているみたいです。なんというか3年編開始以来の転換期に入った感じですね。喪187と喪188は前編後編に見えるのはおっしゃる通りです、でも187はキバ子中心で188はサチ中心の話のようにタイトルからも感じるから(『他人のことは知らないの』はキバ子で、『あいつのこと』はのあいつはキバ子でかつ視点はサチに)あえて分けたと私は思いました。でも読み返すなら187・188と一気読みするほうがわかりやすい構造ですから、タイトルのために分けたというのは大いに同意します。ではまた長文になりますが、順を追ってみていきます
二回連続表紙ありですが前回と違って、見下していたもこっち・ゆりのほうが自分より上になったなとキバ子が思い知っているのを表現している残酷な場面だと思います、前回はただ憂鬱だったのが今回はどこか羨むとアオリにも出ています。で本編なのですが、まこっちが完全にゆりとキバ子を同列に見下しているのがわかります。まこっちのなかじゃゆりに後光がさしていますが、なかなか失礼極まります。まあゆりが遠慮したというよりもこっちが一番後ろの窓際を選択したので、より近い方向に行こうってだけなのでしょうけど。次のページのキバ子の我がままに対して「ゆりですら遠慮したんだよ!」ともこっち・ゆりの二人に聞こえるくらいで怒る始末。この辺はちょっと笑いを通り越してあきれるというか、一応ゆりを褒めているのに言い方がおかしいせいか、ゆりキバへのまこっち見下しが表に出始めている危うい場面です。キバ子の身勝手な怒りはさておき、まこっちが隣になった吉田さんへ気遣いしていますけど、吉田さんはこういう点数稼ぎ的な世話焼きじゃさほど親密度が上がらないを、まこっちが理解できていないのがもどかしいです。遠足以降に出てきた二木さんのほうが仲がいい状態になっているのに、キバ子もいつの間にか二木さんを気になるようになっています。
一方3-4ですけど、サチノリマキがまたキバ子で遊ぼうとするのを凪かよが聞いていました。うっちーが率先して出ようとするところは、みんなのためもあるのでしょうけど、まあ3-5の様子を伺いたいのが主でしょうねwかよが気遣って(というより飽きれて)凪と一緒に出掛けます。「あんなに性格悪かったっけ?」は2年のときはあそこまであからさまじゃなかったのでしょうし、凪の情報だとキバ子中心のグループだったぽいです。まあ修学旅行のときゆり孤立をやらかそうとしていたのですけど、3年のときほど外への会話があからさまじゃなかったのでしょうけど、まあ性格の悪さ云々は16巻オムニバスの出禁で知れ渡っています。でキバ子と二木さんが一緒にいるところをみて、鼻で笑う二人。サチのクラスに知り合いいなくて動揺するキバ子が見れなくて楽しむ目論見がつぶれて喜んでいるのでしょう。そしてラインで(明らかにキバ子が入っていない)マキのやる気のない報告を見て、がっかりするサチと鼻で笑うノリ。サチノリと雌猫のいい対比になっています。前者はグループだけでなく外部の人も思いやっているのに、後者はグループ内でも笑いの肴にしようとしたりお互い見下したりと。
そしてキバサチノリのギスギスした下校が始まって、喪186前編の時空とキバ子が遭遇。でゲーセンではヤンキーたちと二木さんの麻雀が見えて、キバ子サチが気付くと。で吉田さんからみからもこっちが話題に出ますが、サチノリの情報はすでに間違っているのをキバ子は知っていますが(というかキバ子自身もこっちが自分よりリア充でカーストも上なのに自覚している)、こいつらに教えてもとだんまりを決め込みます。もこっちと吉田さんがちゃんと仲がいいのに自分はどうなんだと、自問しているのもあるようにも見えます、「余計にむかつくし」と思っているところから。でもこっちのプレゼンですが見事に真っ白に、キバ子の視点がかつてのボッチ時代のもこっちの位置にあるのもなりそこないさんの言われるように喪186後編の答え合わせのようです。清田の発言を見るに挙手で決めたみたいですので、私のキバ子チュロス票やMさんのゆりちゃんの裏切りはないと思えますが、二木さんもキバ子も何に投票したかも不明ですね。採決中に二木さんに今日の予定を聞き出すキバ子、そしてサチに二木さんのほうを優先するようにラインします、それを読むサチの無表情が大変に怖い。
二木さんが会っていたのはゲーセン仲間だという、2年のときのもこっちのクラスにいたオタ集団でした。キバ子はついに二木さんへのアポなしで街中で呼びかけるまでになるうえに、オタへの陰口を言うのを引っ込めますが(あーちゃんやうっちーに対して陰口やって裏目に出たのを学習し始めている?)二木さんはゲーマーなら悪口は慣れているという謎の理屈でキバ子を引き留めます(まあ悪口が飛び交うけどネットとリアルでは)二木さんへのオタのリアクションに容赦なく陰口ではない悪口を浴びせるキバ子。オタのリアクションが自分にも経験があるあるだなとリアルティを感じるのと同時に、キバ子の悪口もさほど腹が立たないのが不思議です。いつもの中身のない陰口と違って現実に刺さる部分があるゆえでしょうか。むしろ二木さんの「伸びしろがないだけ」のほうがオーバーキルなのかも?キバ子が久々に満面の笑みを出していますが
そこにじっと見開く目のコマが登場、次のコマでサチノリマキだと判明するのですが、サチがノリとマキを強引に連れ出したみたいですね、二人は軽く煽っていますが、次のページであの目がサチの目だと判明、ついにモブ顔からの脱却を果たしたのです。「小陽ちゃん 私達は行くけどついてくる?そのキモい奴らと一緒にいたかったら別にいいけど」はもう有無を言わさぬ感じがしてメチャクチャ怖い。ボソっとノリマキに「うるせぇな」も加えて。「早くして」も「ここで断れば絶好だよ」みたく。キバ子は後ろ髪引かれながら行くしかありませんでした。最後のコマは二木さんも思うところがあるのか柿沼に問いていますが、柿沼がナイスフォローをして終わります。
サチというキャラクターの誕生の過程がですが、最初はただのモブで、遠足回じゃ上から目線で全く誘う気がない嫌な奴で、次の16巻オムニバスじゃキバ子の現状を笑いに来ようとして、18巻特別編じゃグループ内を見下していて自分の思い通りの反応するキバ子に喜んで、前回でキバ子が自分たち以外の友人を見つけようとしていて、そして今回は執着やら嫉妬やらでついにキバ子を見つけるために動き出したと。なりそこないさんの言われようにのっぺらのままでいてほしかったけど、漫画の中の状況が許さなかったと。サチが開眼したときは、ネットじゃ「うしおととらの白面の者」だの「ハンタのイルミ(キルアに対する執着や拘束っぷりは確かに連想されますが)」だの「物語シリーズの忍野扇」だの散々な意見が出ていましたがw私は彼女が表舞台に絡んでいくという意味では、画竜点睛を欠く状態なモブじゃなく、睨みつけるような目が必要なんだなと思いました。黒目の瞳孔がない恐ろしい目が。なんか目ができた瞬間、トリックとかいうミステリドラマのOPの卵がパカッと割れてドロっとして塊が出てくるのがイメージに感じましたね、得体のしれないものが生まれたイメージ、それくらい怖い。サチの変化は大きかったですが、他にもまこっちの見下しと吉田さんへの執着があらわになったり、雌猫グループとの対比とかほかの要素も大きい、かなりの名作回だと思います。
今後はどうなるとのか全くわかりません、19巻感想でわたモテは未知なるわたモテへ突き進んでいくと書かれた通りになりましたね。ただキバ子の主人公にした回は今後も出るでしょうし、二木さんやサチのメインキャラ感が半端ないです。次回は智貴関連で朱里・紗弥加とかの軽いギャグ回なんかやってほしいのが希望ですけど、まあ私の予想なんか当たらないでしょう。しかしこのごろはページ数が割と多くて20巻のうち半分は消化してしまいました、9月までまだまだあるのに楽しみですね。ではまた
更新お疲れさまです。
今回のわたモテ、何回も読み直してしまいました。
今まで目元すら出なかったサチが、その本性を表し開眼!
顔が無いキャラのそれが露になるのは、周囲の人間に無関心だったキャラがその人たちと打ち解け合う等の、主にプラスな表現が多いように感じてましたが、こんなに背筋が凍る素顔表現はなかなかお目に掛かれませんよね。
サチはネズミーの時はそこまで執着した様子は感じられませんでしたが、そこは無関心が関心に、関心が執着に変わっていく描写の積み重ねに定評があるわたモテ。
ただ、キバ子ルートの終着点は全く読めなくなりましたね。
今さらもこっちたちと仲良くなれそうにはない、二木ルートはサチ達との断絶。
サチ達を悪として排除してしまうのもなんか違うなと思えてしまいます。サチにビビりつつも距離を置くにはいたらなくて、このままいつまでも変わらないキバ子のまま卒業を迎えるというオチもあり得るか。
それではイメソンです。
「君の唄(キミノウタ)」阿部真央
https://j-lyric.net/artist/a04f581/l04ba75.html https://youtu.be/GbgekwgY3XQ
二木さん。17枚目のシングル。
映画『チア男子!!』主題歌。
10周年イヤー最初のシングル。
この曲の制作に際して阿部真央は、小説家・朝井リョウの原作小説を読み、チアリーディングの練習、撮影現場を見学。
「出演者のみなさんはすごく真剣に練習していたし、“絶対にできるようになりたい”という熱さがあって。その様子を見させてもらって“私も本気でやらなくちゃいけない”という刺激を受け取りました。原作を読んだときは“ひとりひとりの成長”に焦点を当てていると感じたんですけど、風間太樹監督と話したときは“みんなで成し遂げることの大切さを描こうとしているんだな”と思って。その両方を網羅した曲にしたかったんですよね」
発売当時のインタビューで語っている。
「ハルカ」YOASOBI
https://j-lyric.net/artist/a061652/l0531ef.html
https://youtu.be/vd3IlOjSUGQ
もこっち。6作目のデジタル配信限定シングル。
放送作家として数々の作品を手がける鈴木おさむとコラボレーションした作品。
鈴木おさむがパーソナリティを務める音楽ランキング番組、TOKYO FM『JUMP UP MELODIES TOP20』にYOASOBIがゲスト出演したことをきっかけに、彼が小説を執筆。
完成した作品『月王子』を原作として「ハルカ」を書き上げた。
イメソンイメージとしては元曲に倣いもこっちのぬいぐるみ視点。
おまけ
YOASOBI最新曲「ハルカ」、MVの物語の裏に潜むエピソードとは? おまもりにしたい! 原作イラスト小説 | ダ・ヴィンチニュース -
https://ddnavi.com/review/742752/a/
「三文小説」King Gnu
https://j-lyric.net/artist/a05d6d3/l0525e5.html
https://youtu.be/Y8HeOA95UzQ
ネモクロ。6作目のシングル。
日本テレビ系 土曜ドラマ『35歳の少女』主題歌。c/wの「千両役者」はNTTドコモ「5G」のCMソング。King Gnu初となる両A面シングル。
その2
「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」あいみょん
https://j-lyric.net/artist/a05996f/l034f7c.html https://youtu.be/IL35V9wYr-Uサチキバ。デビューシングル。
タワーレコード限定のワンコインシングルとして発売されたインディーズシングル。その過激な歌詞からテレビ・ラジオ各局では放送自粛となるもオリコン週間インディーズチャートで10位にランクインした。
あいみょんが音楽活動を本格的にスタートするにあたって、とりあえず50曲くらい作った中の1曲で、「10分くらいで結構スラっとできてしまった」という。
あいみょん自身は曲の主人公の狂気的な女性について「たまに共感しますね。昔付き合ってた人のこと思い出すと、こうしてやればよかったなじゃないですけど(笑)」「(両目をくり抜くなどの歌詞は)比喩表現的な意味ですから(笑)」と語っている。曲を聴いた祖母から精神面がおかしいと思われて、心配の電話がかかってきたという。
「メトロノーム」米津玄師
https://j-lyric.net/artist/a0579b7/l037d16.htmlhttps://youtu.be/Qa9PkDZkyHgゆりもこ。3rdアルバム「Bremen」(ブレーメン)収録曲。
米津はこの曲について「どんなに歩調があう人とも、必ずどこかでズレる。そんな様子をメトロノームと重ねた。」と語っている。
MVがYouTubeにて公開されており、実際に本人が描いた約200枚の絵を使用し、ディレクションまで本人が担当した作品となっている。
お久しぶりです。
わたモテはガンガンONLINE以外にも、マンガUP!というスクエニ公式アプリでも毎週水曜日に遅れ連載されているんですが、
実は先日の水曜日は喪97の更新日だったんですよ……。
その翌日にこの喪188が来たので、余計に驚いたというか、運命的なものを感じてしまいました。
まあ、こういう偶然はよくあることなのかもしれませんが。
最近だと喪68と喪180がリンクしてましたし。
【ネタバレあり】
今回の話は本当に衝撃でした。
まさか、わたモテ世界で、あのような存在が表面化するとは。
智子はぼっち時代、いじめを受けていなかった。少なくとも、サチが今回の南さんにやろうとしていたような行為をされることはなかった。
故に、わたモテはそういう世界なのだと。比較的優しい世界なのだと。
でも、それは違った。
智子がいじめに遭わなかったのは、ただただ運が良かっただけだった。
世の中に蔓延る不幸な出来事、それを耐えて乗り越えるには、相応の運が必要となる。運が無ければ、ただただ歯車に轢き潰されるだけ。
心に消えない傷をつけられて、その痛みに震え、それでも無理やり生きていかなくてはならない。歪んだ心を抱えながら。
そうした、先生方のメッセージが伝わってくるようでした。
(南さんも、田中さんや二木さんと出会えている時点で幸運な部類と言える)
(出会えなきゃ、サチ達みたいな人間しか周囲にいないことになりますからね。そんなの生き地獄も良いところ)
でも今回こういう展開になって良かったです。
なぜなら、サチのような悪役がいた方が、智子達が輝いて見えるからです。
智子達の魅力、それは簡単に言えば、良い子なところです。癒されるくらいに。
それ故に、智子達だけで物語を回し続けていると、智子達の魅力が読者に伝わりづらくなる。
智子達の魅力が『慣れ』によって当たり前になってしまい、飽きてしまう。魅力で無くなってしまう。
そんな中、サチのような悪役が登場すれば、それによって智子達の魅力が引き立つ。
サチのような悪役の存在によって、智子達が輝くことができる。
やはり、物語には、正義の味方ばかりではなく悪役も必要なのだと。悪役が登場する展開になってよかったと。
そう、痛感させられました。
(やられ役ではなく、悪役である事が重要。陰口多用でハブられた南さんがやられ役だとするなら、今回のサチはまさに悪そのもの)
(やられ役ばかりの世界だと緊張感が無くてドキドキしないけど、悪役がいると緊張感が一気に増す。ドッキドキです)
ただ懸念事項として、この絶妙な空気を今後どうやって維持するかが気になりますね。
この漫画の主人公は黒木智子なので、南さんや二木さんやサチ達の問題をあんまりに長くクローズアップするわけにはいきませんし。
(物語の本筋から外れた問題を長く引きづるわけにはいかない)
サチ達の問題を智子にまで波及させたとしても、智子軍団の前では、サチ達なんて大した存在ではない。
智子軍団が本気になれば、サチ達を蹴散らすなんて簡単。風香が粘土をへし折るくらい楽勝です。
完膚なきまでに敗北感を味わせ、戦意喪失させ、その果てに南さんと二木さんの友情を守るくらい造作もない事でしょう。
それらを考えると、この絶妙な空気を維持するのは難しいと言わざるを得ません。
かといって、南さんと二木さんですぐに解決してしまっては、悪役がいなくなってしまい、智子達の魅力を引き立たせる事ができなくなる。困りました。
考えられることとしては、これを機に悪役のポジションになるキャラが何度か登場するようになる、ってところでしょうか。
これは別に新キャラに限った話ではなく、既存のキャラが悪役に変質することもあり得ます。
(サチがこんなにも大化けしたのなら、他のキャラも同じように化けるかもしれない)
ひょっとしたら、田中さんがそんな感じになるかもしれません。
どうも彼女は、その面倒見の良い性格から、問題児を押し付けられてしまっているように見えます。
少なくとも、私だったら悪口言って盛り上がるような子達とは関わりたくありません。
そうした考えをいろんな生徒や教師が持っており、南さんやサチ達とは関わりたくなかった。
(オギーですらサチ達とは関わりたくなかったのかもしれない。南さんはギリOKだから受け入れた可能性も)
何はともあれ、その結果、面倒見の良い田中さんのもとに問題児が押し付けられて集まるようになった。
ただ、そんな人達と関わり続けていれば、田中さんといえど知らず知らず影響されて、いつのまにか歪んでしまうこともあり得る。
(悪口陰口を仕方のないこととして聞き流して注意もしない、など)
今までは田中さんの持ち前の善性もあって、その歪みが表面化することはなかった。上手いことバランスが保たれていた。
しかし、吉田さんという存在と出会うことで変わってしまった。
吉田さんは決して陰湿な人間ではない。それでいて大人しい優等生を気取ることもしない。可愛いもの好きであることを隠そうともしない。いやらしさ、いかがわしさとも無縁。
何より、大きな不満がある時は、小賢しい陰口による口喧嘩などではなく、己が拳で語ろうとする。
それこそが、ありのままの吉田さん。そこに取り繕いは一切ない。
これまでの人生において、田中さんの周囲にいなかった人種であろうことは、想像に難くありません。
そんな人間と出会い、惹かれ、憧れ、執着することにより、田中さんは変わってしまった。
いまや、田中さんの心の大部分は吉田さんで占められている。
そうした中で、仮に吉田さんから『うぜえ』『気持ち悪い』とでも言われたらどうなるか。
サチ達がいつも言っているような言葉を、吉田さんから田中さんへと向けられたらどうなるか。
構い過ぎた結果反発され、そうした暴言を引き出してしまったらどうなるか。
(吉田さんは今のところ言葉を選んでいるけど、うっかり酷い言葉を使ってしまう可能性もゼロではない)
やはり、田中さんの精神のバランスは大きく崩れてしまうことになる。
その衝撃が、サチ達との関わりで蓄積された歪みを表面化させ、エゴを肥大化させる。
そうして、田中さんが悪役のような存在に変わってしまうかもしれない。
(吉田さんのためと称して、ヤンキー仲間や二木さんをそれとなく引き剥がそうとする、など)
(自分が悪とは自覚してない感じ。言うならば毒親?)
本当に田中さんが悪役と化せば、大変なことになります。
サチ達が相手なら蹴散らせば済む話ですが、田中さんが相手ではそうはいかない。蹴散らしてしまったが最後、胸糞悪い結果にしかなりません。
また、田中さんはサチ達よりも智子軍団の内情に詳しいため、智子軍団にも対抗しやすい。なんと恐ろしいことか。
いやまあ、もちろん、本当にこんな展開になる可能性は限りなく低いでしょうけどね。
田中さんは非常に善性の強い人間で、ゆりを裏切ったことを後悔していますし、そんな人が悪役になるなんて、しっくりこない。
(実際はどんなに良い人でも、歪みが蓄積された状態で、ショッキングな出来事と遭遇すれば悪い方向に変わってしまうケースも往々にしてある)
(だけど、そんなケースはあって欲しくないのが普通。それを考えれば、田中さんが悪役になるなんてしっくりこないと考えるのが自然)
何より、悪役登場は、智子達の魅力(良い子な点)を引き立たせるためものであるはず。
それを、田中さんを良い子から悪役に変えてしまったら、本末転倒。
なので、田中さん悪役ルートは私の足りない頭で絞り出した拙い妄想で終わりそうです。
もっとも、私は物語上意味のある悪役であればなんでも良いので、その条件さえ満たしてくれれば、特にこだわりはありませんけどね。
何にせよ、魅力的な悪役を描いて、智子達の魅力を引き立たせて欲しいなぁと思いました。
(これからの展開に期待)
更新お疲れ様です。
まさかこんなな流れになるとは思ってませんでした。
彼女の更生?のためには避けて通れない道なのでしょうかw
みなさん、コメントありがとうございます。
まとめての返信にて失礼いたします。
(ネタバレへの返信もありますのでご注意ください)
>かわずやさん
やはりそうですか。私はツイッター上の動向くらいしかチェックしていませんが、それでもいつもとは違う熱量は感じられました。サチ関係の二次創作もすごい勢いですよね。なんだか久しぶりに大盛り上がりムードで見てるだけでもテンションがあがりますw
それにしても、みんな意外と暗黒面に飢えていたんだなあ…
ああ、視点の切り替えは私も気になっていました。喪187はほぼ100%キバ子目線でしたが、今回はサチ目線もメインの一つとなっていましたからね。ものすごく大雑把に言えば、187がキバ子編で188がサチ編とも言えるかも。そういった意味でも、タイトルの付け方はかなり重要だったんだと思います。
表紙が両方ついているのも、それぞれ独立した話にするための演出のひとつと言えるのかもしれません。
アオリも含めて連続ものになっている感じもしますね。どちらもキバ子の目線の先がポイントなのかなと。
まあしかし、やはり前回の表紙は今回への動線となっていましたね。少し先の光景を表紙として見せるというのはここ最近のわたモテで目立ってきていますが、これも何か意図があってのことのように思えてなりません。
まこっちは、187の冒頭でも闇を放出していましたからねw
キバサチの話が進む中で、実はまこっちの闇化も少しずつ進んでいるような気がします。
吉田さんの少し鬱陶しそうでしたよね。ナチュラル見下しも含めて、本人がまったく無自覚なのが気がかりです。
一方のキバ子はこれまた少しずつですけど、真子への依存度が変わりつつあるような気配がしますね。
凪さんとかよは教室では話せないからこそ、お使いを買って出た感じがしました。宮崎さんや楓じゃなくって、かよというところがポイントですね。凪さんよりもむしろかよの方がサチグループの件で話がしたいようでした。
凪さんが「さっちゃん」と呼び、かよが「南ちゃん」と呼んでいたのも印象的でしたね。てか、南ちゃんって朝倉南(Byタッチ)かよw
ちゃん付けなのに、「あんま話さなかった」というところに彼女たちのグループ間の距離感がうかがえますね。
でも確かに2年時は本当南さん中心のグループという感じでした。その辺の力関係もクラスが別々になることで微妙に変化したのかもしれませんね。
かよたちの「ふっ…!」は、サチたちへのざまあみろと南さんも他に友達いるじゃんというほんわかした気持ちとほぼ半々な感じがしました。ノリの「ださ」も含めて、けっこう複雑な感情ですよね。単純な悪意や善意とも違う微妙な揺らぎが感じられます。
ラインの件は気づきませんでした。そうか、あれはサチノリマキだけのグループなんですね。うーん、底意地が悪いなあ…
キバ子がもこっちと吉田さんの関係をちゃんとわかっているところは少しびっくりしました。なんだかんだ言っても少しは成長しているんだなとw かつての彼女ならノリと同じような認識だったと思うんですよね。今の立場になって、多少は人を見る目がついてきたような気がします。
あえてもこっちたちの関係性を説明しないのもいいですよね。なんていうか、逆に大人になってきたなと思いましたよ。おっしゃる通り、自分のことについて考えるようになった証なんでしょう。
昔のもこっちの影と今のキバ子が重なるところはぞくっとしましたね。ちょうどブラウザ版の更新も一緒にチェックしていたので、思わずあっと声をあげそうになりましたよw
> 清田の発言を見るに挙手で決めたみたいですので、
うっかり見逃していましたが、まさにそうですね!そうなると、いずれにせよ「裏切り」云々というのはなかったということになりそうです。数字的な謎(9だと二木さんか吉田さんのどちらかが他に回ったことになる)は残りますが……つーか、ミュージカルけっこう入ってるじゃんw(この時点でそもそも矛盾してるのであまり深く考えない方がいいかも)
ゲーセン仲間は187の男子とはまた別なんですね。同じゲーマーなのに、なぜかイケてる方とイケてない方に分かれてるというw
あそこでキバ子が口にするのは「悪口」なんですよね。決して「陰口」ではないんです。これはかなり大きなポイントだと思います。私は常々ネズミーでの爆発をもう一度と言ってましたからよけいに嬉しくもありました。
彼らとて、それなりにムカっとはしてると思いますよ。ただ、もう慣れっこなんですよたぶんw
それに面と向かって言われる分にはまだ反論できますしね。ていうか、女の子と言い争いができるだけもちょっとうれしいのでは?(単にMなだけという説もあるw)
サチとノリマキとの温度差みたいなものも気になりましたね。
むしろ私はサチの行先が少し心配になりましたよ。マキなんかは少しキレてましたし。あれは逆にグループ内で孤立化する前兆な気もするんですよね。
思えば、サチがここまでくる道のりも長かったですね。のっぺらぼうから出世したキャラといえばそれこそかよがいるわけですが、サチが費やした歴史は彼女の比どころじゃないですから。
さらには開眼するにあたって、ここまでの舞台を用意してもらえるとはまさに破格の扱いw
応援コメントでも「白面の者」という声はありましたね。うまいこと言うなあと感心しきりでしたがw
物語シリーズは恥ずかしながらよく知らないのですが、イルミはわかります。キャラ的にも少し通じるものがありますね。
> トリックとかいうミステリドラマのOPの卵がパカッと割れてドロっとして塊が出てくるのがイメージに感じましたね、
ああなるほど、わかります。ていうか、卵自体が見えない恐怖を象徴してる部分もありますから。なんていうか、底知れない感じだからこそ「怖い」んですよね。
今後の展開は本当に読めないですね。まさに未知なる世界へと突き進んでいく感じがします。
> 朱里・紗弥加とかの軽いギャグ回
確かに今のところ望み薄ですけど、例えばオムニバスのイチエピソードとかなら可能性はあると思いますよ。
文化祭は各学年ごともフィーチャーするでしょうし、どこかでそういう群像劇的な話は入れてくるのではないでしょうか。
> 20巻
考えてみれば、特別編を含めてもう6話分あるんですよね。186は前後編ですから実質5話ですけど、それでも半分は溜まったといえそうです。
この分だと、5月更新分くらいまで収録されるのかな?
今回は特装版の小冊子もありますから、少し余裕を持って設定されているのかもしれませんね。
>ひろさん
確かに「顔」が見えるというのは、普通はプラスの意味合いのほうが強いですよね。見えないから不気味なわけなんですから。逆に顔が見えた方が怖いって、いったいなんなんだこいつw
サチの執着はクラスが別々になってから少しずつ育ってきた感じでしょうか。球技大会が終わったあたり、喪156くらいから変わってきたように思えます。
終着点は本当にわからないですね。これまでの経過から、何らかの形でもこっちたちの「文化祭」とリンクしてくるかとは思いますが、それがどういう形になるのかはまったく見えてきません。
わたモテに限って「めでたしめでたし」的なハッピーエンドはないと思いますが、かといって投げっぱなしというのもどうかという気がするんですよね。
映画プレゼン回とリンクさせた187・188の構成からして、何かしらの構想があるのは確かだと思うのですが……
イメソン、いつもありがとうございます。
> 「君の唄(キミノウタ)」阿部真央
朝井リョウ原作の主題歌だったんですね。なるほど、なんとなく雰囲気があります。
彼女の歌う「Oh Oh~」がなんかかわいくて好きですw
> 「ハルカ」YOASOBI
アニメがいいなあ。少しボカロっぽい感じもありますね。
なるほど、もこっちのぬいぐるみ視点ですか。そう思って聴くとまた感動もひとしおですね。
> おまけ
> YOASOBI最新曲「ハルカ」、MVの物語の裏に潜むエピソードとは? おまもりにしたい! 原作イラスト小説 | ダ・ヴィンチニュース -
原作もなかなか面白そう。鈴木おさむはともかく(笑)、イラストがかなり好みです。ていうか、YOASOBIってある意味メディアミックスユニットで、小説と一緒に聴かないとその魅力も半減してしまうんですよねえ。
> 「三文小説」King Gnu
この声はすごい。本当に圧倒されますね。歌詞の美しさと相まって荘厳な雰囲気すら感じさせます。
このMVも強烈なインパクトがありますね。とにかくすごい!
> その2
> 「貴方解剖純愛歌 ~死ね~」あいみょん
おお、このMVは初めて見た。公式なのねw
LINEだとなぜか少し滑稽に思えるところが逆にこの曲の怖さを際立たせてる感じで面白い。
でも、あいみょんのボーカルだとなぜかすごくポップで懐かしい感じになるんだよなあ…サチの曲というにはちょっと爽快すぎるかもw
彼女の歌詞はいたって健全だと思いますよ。本当の狂気はこんなもんじゃないw
> 「メトロノーム」米津玄師
この曲もどこかボカロっぽい切なさを感じるんですよね。まあ元ボカロPなんですから当然なのかもしれませんが。
でも彼はやっぱり自分で歌った方がいい。この音に彼のボーカルが乗ることで絶対無比な輝きになる。
>ぞひさん
お久しぶりです。
> 実は先日の水曜日は喪97の更新日だったんですよ……。
へぇ~(×7)
貴重な情報ありがとうございます!
いや、わたしもマンガUP!は入れてはいるんですけど、ほぼ1年くらい立ちあげてなかったんで知りませんでした。
さすがに谷川さんもそこまで計算してるわけはないでしょうから単なる偶然なんでしょうけど、そう片づけるにはあまりに符合しすぎてますね。作者の思惑すら超えた何かが働いているとしか思えません。
すみません、ここでいったん区切りますね。
まとめての返信2回目です。
>ランダーマンさん
確かに衝撃的でしたけど、まったく異質な存在が突然現れたというわけではないので、個人的にはすんなり受け止められました。
サチのような存在は別に珍しくはないんですよね。どこにでも誰にでもあり得る存在なんです。ただ、わたモテの世界が広がっていく中で、今まで見えてこなかったものが見えてきたということなんでしょう。あの「目」はそういうことも象徴していたような気がします。
サチは確かに(今のところ)「悪役」ではありますが、決して「悪人」ではありません。誰もが彼女のようになってしまう可能性は持っていると思います。まあだからこそ“怖い”のですが。
彼女の存在が物語に緊張感を与えているのは確かでしょうね。ついに「爆弾」は落とされたのでしょう。これも「大きな物語」に必要不可欠な手順をただ押さえているのに過ぎないんだと思いますよ。
自分的にはむしろノリマキが気になるんですよね。ある意味、サチよりも怖い存在のように思えてならないんです。
既存のキャラが変質するよりも、彼女たちの関係性をもっと掘り下げる方向に進むような気がしますね。
そしてそれは、決して本筋から離れた問題ではなく、むしろもこっちの「映画」の件と大きく関わってくるのではないでしょうか。ここ2回ほどの話が単なる発火材で終わるとは思えません。もうひとつの“物語”としてこれから大きくなっていく予感がしますね。
真子が大きな鍵を握ってくるというのは私も同意です。特にここ最近の南さん編での彼女の描写はなんとも意味深な場面が多いですからね。まあそれも夏休み前からくすぶっていたことではありますけど、南さんの問題と合わせて爆発しそうな気配を感じます。二木さんとヤンキーグループの仲の良さなんかはそこへの伏線ともなりそうな感じですね。
お昼にもこっちと吉田さんが会っているのも妙に気になりますし…
もちろん彼女を「悪役」にするつもりはないでしょうけど、彼女の吉田さんへの執着心みたいなものはどこかサチと重なる気もするんですよね。サチの南さんへの感情もどこか歪な執着心のように思えますし。
「悪役」ではないにしても、どこかでその歪さは表面化せざるを得ないでしょう。それがどういう形になるかはわかりませんが、結果的により面白くなれば読者としては文句はないですねw
本当、今後の展開に期待するしかないでしょう!
>AEGさん
彼女が更生するかどうかはともかく(笑)、必要な流れだったとは思いますよ。
まあ私もこんなことになるとはまったく思いもしませんでしたが、特に突拍子もないことをやってるわけでもなく、ちゃんと段取りを踏まえた構成をしているなと感じました。
>いとー用ことーさん
> どう見ても希心難民救済です。
なるほどw 確かに最近サイコ色に欠けていましたからねw
加藤さんも意外と収まるところに収まった感がありますし、そっち方面の需要にこたえたという面もなきにしもあらずかも。
それにしても、みんなうまいなあ。ホント、一気にサチ絵があふれましたよね。個人的には2のサチが狂おしい感じで好きw
> テーマソングも喪141と同じこの曲。
イントロかっこいいなあ。
最後のフレーズにはやっぱりしびれる。ある意味小話っぽいけどw
> 何故か毎回わたモテと内容がリンクするこの作品。
ホントだw
ていうか、先日2巻が出たばっかりなんですね。これまた絶妙なタイミングでのご紹介w
> ふむ、荻野四季さんは割と美人なのだな。
本当にこのくらい美人さんだといいなあ…
> cf.喪188逆バージョン
うわあ…これはマジで背筋が寒くなる…
何より真子のコメントが一番怖い。
返答ありがとうございます。
サチ達の関係を掘り下げる方向で進む、ですか。
しかし、それでどうやって、彼女達の悪役としての『格』を保つのかが気になりますね。
サチ達を掘り下げた後に智子の映画と関わるとありますが、サチ達が智子達の案件と関わったが最後、サチ達が『悪役』から『やられ役』になる事は目に見えています。
(サチ達が現在悪役として機能しているのは、南さんと二木さんとオタチームが相手だからかと。智子軍団のパワーの前では、サチ達などまるで相手にされないか、やられ役になるかが関の山では)
(事実、智子や加藤さんなどに同調できなかった南さんは、しばらくの間、一部以外からは相手にされないかやられ役に貶められるかのどちらかでしたし)
(それを現在、ようやく本格的な情けをかけられている状況)
少なくとも、サチ達の関係をこれ以上掘り下げたところで、智子軍団に対抗できるだけの『格』を持てるとは思えません。
そんな中で智子軍団のやる事に巻き込まれたところで、まるで相手にされないか、やられ役になるかのどちらかで、最終的に情けをかけられて終わるのが目に見えるようです。
要するに、智子軍団のやる事に関わったが最後、サチ達はかつての南さんのように造作もなく蹴散らされ、悪役ですら無くなってしまうわけで。
これは、ちょっとまずい気がします。
抽象的な言い回しになりますが、悪役とは、言わば闇なんです。
そして、闇は広大でなくてはならない。それ故に、闇の中でも良い子でいられる子達、その魅力が星のごとく輝き、読者に伝わるのではないかと。
しかし、悪役がやられ役に貶められてしまうと、その闇は読者から見て矮小なものに変わる。作者にそのつもりが無くても、そう見えてしまう事は往々にしてある。
闇が矮小と化せば、いずれ闇と星のサイズが逆転する。闇の色が星の重みで潰されてしまい、星以外はほとんど見えなくなる。
それでは、闇の中でも良い子でいられる子達の魅力が、その輝きが読者に伝わりづらくなってしまう。明るい朝に星が見えづらいように。
これははっきり言って問題なのではないでしょうか。
良い子なのがスタンダードでそれ以外は全て矮小と扱われるような物語では、読者は良い子達の魅力を感じ取れずに飽きてしまい、智子達が良い子である事のありがたみがわからなくなってしまうかもしれません。
以上の事から、サチ達を掘り下げた後に智子の映画と関わらせるとは正直思えませんでした。南さんや二木さんなどで解決し、智子軍団はせいぜい助言する程度だとばかり。
まあ、先生方なら私の想像も及ばないような展開に昇華してくれる可能性は高いですし、管理人さんもそれを期待しているって事なのかもしれませんね。
それなら、私も先生方の展開に期待させて頂く事にします。
抽象的な内容で申し訳ありません。ひょっとしたら私のコメントの方がわかりづらかったかもしれません。
それにも関わらず、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。
>ランダーマンさん
すみません、私の場合はそこまで深く考えたわけではありません。
ただ、これだけ大きな反響を呼ぶほどの話が単に「引き立て役」に終わったらもったいないなあと感じただけです。
確かにおっしゃる通りかなり難しい道のりだとは思いますが、読者としては無責任に期待してしまいます。
それと、私の書き方が悪かったと思いますが、「関わる」というのは直接的に協力するとか敵対するとかそういう意味ではありません。もっとテーマ的にリンクするような感じですね。
もこっちの出してきた“アイデア”は、サチキバの問題と通じるものがあるような気がするんですよ。
またそうでないと、彼女があの「映画」を創る意味がないと思うんですね。
逆に言えば、もしもこっちたちがサチたちと一切関わらないとするなら、そんな「映画」に何の意味があるのかとも思ってしまうわけです。
あの「映画」を貫徹するつもりならば、仮に失敗に終わろうともサチキバの件は決して避けては通れない道だと私は考えます。
ランダーマンさんとなりそこないさんとのやり取りでふと思ったことがあったので、もう一度今回のコメントをさせていただきます。
まずもこっちのプレゼンを見たキバ子なんですけど、今さらながらこれって体育祭のときの委員長ともこっちの立ち位置そっくりだなと思いました。現在のキバ子の立ち位置=もこっちなのは前のコメントで書きましたけど、もこっちのやっている立ち位置は委員長だなと。でしょうもなそうに見るキバ子は以前のもこっちで、まあここの漂白されているもこっちは委員長と違って注意なんかする気力はなかったですけど。
あとゲーセンでの二木さんの「下手じゃなくて伸びしろがないだけ」はオーバーキルだと思っていましたが、某匿名掲示板では「二木さんがあえて悪口に乗っかるようなことをしたから、キバ子の悪口が軽口程度で済ませて場を和ませた気遣いだったのでは?」と書かれて、確かにと思いました。思えば二木さんはヤンキーグループとかなり交流を重ねているのも加えて、ゲーマーどうこうで場が荒れることもあるので、コミュ能力は存外高いのかもしれません。
でここからがメインなのですけど、これからサチはどうするのかというものですが、サチの憎悪や妄執みたいなのはあくまでもキバ子周辺でしかないので、もこっちとは無関係だと思われます。むろんキバ子周辺には二木さんがかかわってくるのでしょうけど、いかんせん彼女との関係はもこっちとは友達の友達に近いゆえ、なかなか直接対決にならないでしょうし、サチの影響力はたかが知れています。3-4ですらノリ・マキ以外友人がいるのかさえ不明の状態。
ただこの喪188で闇を放っていたのはサチだけじゃなくて、まこっちもそうなのです。吉田さんに向ける執着はなりそこないさんの言われるように、サチがキバ子に向けるのとどこかに通っているのですね。吉田さんを好いた理由はランダーマンさんが言われるところも大きいですが、私はもう一点「キバゆりみたいに依存してこない、わがまま言わない」もあるように思います。ただここで問題なのですが、依存してこないのが好きになる理由なのに、進路の相談や夏のドライブや席替えとか吉田さんがサバサバしていることに大いに不満を持っていたり、世話焼きの仕方がキバゆりに対してやるのとあまり変わらないという、大きい矛盾があります。依存しないし世話を焼かなくていい友人なのに、必要とされないと怒ってしまうという矛盾がまこっちというキャラの象徴なのかも。そのうえゆりキバが今の時点で依存が薄くなってきているのは喜んで、吉田さんには執着するという、友人のランク付けみたいなのも無意識でしているのもあります。
サチの今回の変化はキバ子への妄執ですが、その理由で大きいのは自分だけの玩具が勝手に離れるのは許さないというわかりやすい歪みでした。でもまこっちもそろそろ似たような歪みが出てくるのかもしれません。両者が組むというのはあり得ないことはないですが、しかしなんかそれは私の想像の先走りすぎるというか、ちょっと昔の少女漫画みたいなグループ動向みたいでないように思えます。でも組まないにしろ、サチまこの歪みは、キバ子・吉田さんを描くのに欠かせなくなると思います、そしてその間にいる二木さんがどう行動するのかが注目だと思います。映画に関してはこの問題がどうでるのは予測がつかないですね、なんかこの問題はもこっち不在で進行するように思えるんですよ。
乱文失礼しました。ではまた。
>かわずやさん
キバ子がかつてのもこっち、今のもこっちが委員長という構図は象徴的ですよね。
おそらく喪185からここへの道筋みたいなものは示されていたのでしょう。
問題はそこからどう物語が動いてくるかなのですが、今のところそれ以上がまだ見えてこない感じです。
二木さんにおける考察は興味深いものがありますね。
ヤンキーともゲーマーともうまくやっていけているようですし、実はすごい社交的な面を持っているのかもしれません。
ゲーム動画でも炎上せずに着実に再生回数を伸ばしているようですが、それもトーク力あってのことでしょうしね。
サチの件。
まあどう関わってくるかについては私も何も考えていないというか、単にそんな気がするみたいなレベルなので何とも言えませんw
ただやっぱり、真子がカギを握ってくるでしょうね。どちらにも接点があるのは彼女ですから。
大きな矛盾を抱えるというのは本当ですね。そこから亀裂が徐々に広がってくる可能性はありそうです。
それと二木さんにせよ吉田さんにせよ、どう思っているか見えない部分がありますからね。本当予測がつきません。
しかも二人とも「映画」への関わり度もまったく未定ときています。
これは単なる偶然でしょうか?私にはそうは思えません。
もこっちが直接かかわるとは私もあまり考えていないんですけど、彼女の「アイデア」自体はサチキバとリンクしてきそうな予感がするんですけどね。まあ単に予感だけで終わるかもしれませんがw
いや、本当ここから先は何が出てくるかまったくわかりませんよ。最後の最後まで目が離せませんね。
>いとー用ことーさん
> トピマス殿が数多の二次創作者の中で唯一その名を呼ぶ木戸クラッチ氏も量産体制に入ったね。
意識はしてなかったですけど、言われてみるとそうですね…
まあそれだけ木戸さんのタッチは私の柔らかい部分を刺激するんですよ。
> 二次創作だけで1ストーリーできるかな?
すごい!本当に物語として成立してますね。結末がむちゃくちゃ切ない…
> サイドストーリー。
…やっぱり、木戸さんは別格だわ…
>まあそれだけ木戸さんのタッチは私の柔らかい部分を刺激するんですよ。
トピマス殿もコメント欄を利用して官能小説を書くことにしたんだね!
木戸さん以外のタッチ
https://twitter.com/takabard_taka/status/1369216945199849475
>いとー用ことーさん
いや?私は単に素直な感想を述べただけですけど?
> 木戸さん以外のタッチ
どちらかというと、官能というよりサイコホラーなんですけど…
>いとー用ことーさん
> 原作の原作
ええ、2年前ですか!これは確かに原作の原作なのかも…
> 次回
なるほど、なくはないなw
> モテないしプレゼントする
おおこれはありがとうございます!
知らない作品も多くて重宝しそうです。
> トピマス殿も官能小説おすきなんですね
こわっ。なんというオチ…
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