私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪186(前編)~2021年のわたモテは「予行演習」にヒントが隠されているかも~
2月18日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪186(前編)に更新されました。
みなさんは
「新年最初の回はその年のわたモテを象徴するエピソードになる」
という説があることをご存じでしょうか。
これは4年前に私が唱えた説なのですが、我ながらけっこう当たってるのではないかと自負しています。
2015年の喪71「モテないし出発する」
2016年の喪90「モテないし将来について考える」
2017年の喪109「モテないし雪の日の学校」
2018年の喪128「モテないし回る」
2019年の喪148「モテないし短くする」
そして、2020年の喪171「モテないし夏合宿」。
どうでしょう、すごくないですか?
喪71はあの「修学旅行」始まりの回ですし、喪90はネモというキャラが開眼した記念すべき回であると同時に、受験と進路という問題を初めて真っ正面から描いた回でした。
喪109は叙情的な話の走りとでもいうべき回でしたし、加藤さんがもこっちと触れ合う最初のエピソードでもありました。
喪128は南さんが今の状況に陥ってしまうきっかけにもなった回でしたし、喪148ではもこっちがそれまでのロング姿をやめて、普通の制服姿に変わっていきます。
そして、喪171から始まる「夏合宿」。
ほら、なんかもう怖いくらいでしょw
昨年からはアプリとブラウザで更新が異なるため、どれが新年最初の回なのかわかりづらくなってしまってしばらく忘れていたのですが、よくよく考えてみると、今回の喪186(前編)が今年一発目の話に当たるんですよね。(アプリでの先読み更新日の1月21日が今年最初)
つまり今回は、今年のわたモテを占う意味でもすごく重要な回になるわけです。
というわけで、さっそく見ていきましょう!
最初読んだ時には、変にもったいぶらずに「映画」へと一気に突っ走るんだなと思ったのですが、実はこれ、新学期が始まってから少なくとも一週間は経っているんですよね。
間に特別編が挟まってはいましたが、新学期初日の喪184と席替えの喪185と続いてのこれでしたから、なんか新学期初日の会話のように勘違いしていました。
改めて考えてみると、逆になんだかのんびり構えてるなという印象は否めないw
ていうか、明日にはもうプレゼンというタイミングで「映画のアイデア もうあるの?」っておかしいだろw “もう”ってなんだ、“もう”って!
むしろ、まだ全然詰めてない状態で大丈夫?と心配しないといけないレベルだと思うんですけど…
そもそも、最初の打ち合わせがポシャった時点でなんか違和感があったんですよね。
「予定通り中止だね」というネモがあまりに淡泊のように感じたんです。
あれだけ「みんな巻き込んじゃおうよ」と熱心に語っていたわりにはあっさりしてるなと。
もっと悔しそうにするなり、台風一過後の夏休み最終日を予備日にできないかとみんなに掛けあったりと、それなりに悪あがきをしても別に罰は当たらないんじゃないかという気はしていました。
でもそれはもこっちも同じといえば同じかもしれません。
少なくとも新学期初日にネモに一言声かけるべきですよね。一応映画のネタを考えてきたんだけどって。
なんで本番前日なんだよw
まあそれだけ半信半疑というか、まだ実感としてピンときていなかったんでしょう。
ネモにしてももこっちにしても、熱に浮かれてただ夢を見ていたんじゃないかという感じはあります。
というわけで、今回は「モテないしプレゼンする(前編)」。
やはり(前編)というところがポイントになってきますね。
これに関しては(後編)と合わせてでないと語れないところが多分にあるのですが、「打ち合わせ」を挟まずにいきなりプレゼンに行くという点に大きな意味があるように思えてなりません。
それにしても、さっそく変なマウントをとってくるゆりちゃんが痛いw
まあ席替えで斜め前になったことをさりげなく提示する意味も兼ねているのかな。
ネモのきょとんとした顔が印象的ですね。
もこっちのいう「ネタ的なの」は、それなりにびっくりするようなアイデアのようです。
一方のもこっちはなんだか自信がなさそうですね。ネモの表情を見て「微妙そう?」と様子を窺うような素振りを見せています。
ゆりちゃんと一夜を過ごした時にはわりとフラットに語れたようでしたが、やはりあれは台風の夜の雰囲気が見せてくれた魔法だったのかもしれませんね。
ネモから「思ってたのと全然違うけどいいと思う」と言われても、「そ… そお?」とどこか半信半疑のようです。
そういえば、席替えで小宮山さんが隣になったんでしたね。
二人は今登校してきたのかな?他に席に座ってる人がいなかったところを見ると、朝早めに来て明日のプレゼンをどうするかという話をしていたのかもしれませんね。
考えてみれば本来、小宮山さんと伊藤さんは今回の「映画」にはノータッチなはずです。
でもこうして秘密会議の一端を聞いてしまった以上、無関係ではいられなくなるのでしょう。
こういうまだみんながいない教室での内緒の作戦会議みたいなのって、なんだかちょっとワクワクしますよね。
実にもこっちらしいwww
ていうか、映画のネタが下ネタ扱いになってるw
お揃いの「69」にいったいどんな意味があるんだw
美保さんを陽キャの代表としてイメージしてるところもすごくわかりやすい。
彼女みたいな何をやっても嫌みにならないタイプはもこっちにとって憧れなんでしょうね。
でもまあ言わんとすることはわからないでもないですけど、さすがにこの場合では話が違いますよね。
単に「映画」をやろうというだけではなく、「ネタ的なの」を説明しなければならないわけですから。
それはもこっちが考えた彼女だけのものであって、他の誰かが代わりにできるようなものじゃないはずです。
ぴくWWWWW
もはや「どん引き」という言葉自体に反応するのかwww
こうなってくると、どん引きそのものに興味があるということになってくるぞw
もこっちをどん引き仲間(?)として認識してたりしてw
あなたもどん引き好きなの?とかw(もはや意味不明w)
ていうかこれ、ネモがどん引きしてないか?w
いまだにこういう思考なのかと少し呆れていそうw
一方、小宮山さんは平然と受け止めてますね。
まあ彼女は長い付き合いですから、もこっちの思考パターンなどとっくにお見通しなのかもしれません。
なんか、言い方がちょっと怖いw
ネモって、こういう時はけっこう押しが強いタイプなんですよね。
表情はむしろ穏やかなだけに、芯の強さがより際立ちます。
予行演習。
これが今回「前後編」に分けた最大の理由でしょう。
打ち合わせとはまた違って、要は仲間内で前もってシミュレーションするということですよね。
ネモらしい発想と言えますが、なんだか彼女の方が楽しそうにも見えます。
ていうか、その「映画」という文字に何か意味があるのかw
単に進行役をやりたかっただけのようにも思えるんだがw
呆然として立っているもこっちとのコントラストになんかじわじわくるものがあるw
で、これが今回集まったメンバーなわけですが、一番前に陣取ってるのがなぜか別のクラスの人間というw
もうこの時点でなんかおかしいw
うっちーの後ろにいる4人が実質の「みんな」になるんでしょうね。
真子がなぜかうれしそうですが、いったい何を期待してるんでしょうかw
一方のゆりちゃんは相変わらずwまあ勉強に勤しんでいるのかもしれませんけどね。
加藤さんの髪に手をやりながらの目線は、よけいにもこっちへのプレッシャーになりそうw
岡田はあまり状況がわかっていない感じですね。なんかよくわからないけど付き合いで残ったといったところでしょうか。
この中では一番ニュートラルな立場といってもいいかも。
後ろの席の小宮山さんと伊藤さんは話を聞いてもらった手前、ネモの方から声をかけた感じかな?
他の子たちが前の方に揃ってる中で彼女たちだけ後ろなわけですが、これは別に遠慮してるわけじゃなくって本来の彼女たちの席に座ってるだけなんですよね。
言葉通り「勉強のついでに残ってる」状態といっていいでしょう。
こうして見ると、それぞれの「プレゼン」への立ち位置が見えてくるようで面白いですね。
そんな彼女たちを目の前にして、もこっちも緊張を隠せない様子。
普段から顔を合わせている仲間とはいえ、改まって一同から注目されるとやはり変に意識してしまうのでしょう。
ネモが言うほど、そう簡単にはいかないようです。
それと見ていて気になるのは、この中に吉田さんと二木さんがいないことですね。
たまたま用事があって不参加なのか、それとも何かの伏線か…
まあ練習と考えれば、多少は緊張も和らぐかもしれませんね。
今さら格好つける仲でもありませんし、率直にダメ出ししてもらって本番に臨もうというのはあながち悪くない発想だと思います。
ただ、当のもこっちはまだ戸惑い気味というか、状況についていけていないようです。
「自分のアイデア」を披露するというのは、普段の馬鹿を見せるのとはまた違うものなんですよね。
WWWWWなぜかうっちーが一番乗り気になってるというwww
ていうか、ネモもなぜいるのか知らないのかw
この時点で誰もツッコもうとしないのも面白いw
なんかもう、そういう存在だと認められてるんだなあw
言葉が固いwもうガッチガチw
フォントがそれをよく表してますよねw
今回のもこっちは終始自信なさげというか、ずっと戸惑ってる印象があったんですが、ここはその最たるところですね。
というわけで、今回の個人的ベストもこっちはここにしようと思います!
テンパりぶりがハンパないですよね。眼が二重丸になってるしw
「映画」はもうわかってるってのw ネモが後ろで板書してるんだからw
WWWWWそりゃそうなるわなw
真子の反応が特におかしいですねw
たぶんピンときてないだろうに、とりあえず笑顔で受け止めようみたいなw
腕組みしてるところに彼女なりの話を聞く姿勢が伺えますけど、なんかズレてる感が否めませんw
ここは岡田の「うん?」みたいな反応が一番まとものように思えます。
これも至って、普通の意見ですよね。
実際、もこっちも今江さんに相談した際に「やっぱ難しいですかね?」と言っていたわけですし。
ここでの岡田のポジションは一般的な立場からの意見が求められているのかもしれません。
別に水を差すつもりはなくって、単純に実現性の問題を提起しただけなのでしょう。
WWWWW
こいつ、急にまともなことを言いだしたぞw
ていうか、このポジションは本来、絵文字MK2である二木さんの役目なんじゃ…w
岡田の腑に落ちない感じはよくわかるw
先ほどのネモの天丼ではありますが、なんか読み返すたびにここで吹き出してしまいますねw
一方、加藤さんの全然気にしてない感じもなんかおかしいw
K級映画ってなんだよWWWWW
勝手に変なカテゴリー作んなw
ていうか単純に「キモ級映画」と聞くといかにもゲテモノっぽい感じですけど、たぶんそういうことでもないんだろうなあw
それはさておき、真子は真子であくまで「とりあえず話を聞こう」というスタンスのようですね。
岡田とはまたちょっと違った意味で、一般的な向きの代表のように思えます。
ゆりちゃんの目線もなんか普通の意見だなとでも言いたそうな感じw
このネモの言う「クリアしてる」という意味がずっとよくわからなかったんですけど、真子の発言からの流れを踏まえてみると、彼女への回答的な意味もあるのかなという風に思えてきました。
つまり、もこっちの「アイデア」においては「内容」云々を気にする必要はないという意味での「クリア」なのかなと。
もしくは、その「アイデア」自体が「内容」だと考えているのかもしれません。
いずれにしても、この認識の齟齬みたいなものは今後の展開においてすごく重要な意味を持ってくるように思えてなりません。
ここからついに、「ネタ的なの」の種明かしとなっていくわけですが、最初にまず小宮山さん「?」と反応するところが実に印象的ですね。
いきなり「本編」をすっ飛ばして、「前フリ映像」の話になるのですからそれも当然といえば当然ですが、この場合の「?」は単に意味がわからないというのではなくて、何か引っかかるものを感じたからだと思うんですよ。
それがこの後の問題提起の伏線にもなっていたわけです。
彼女は「みんな」として駆り出されたわけではなく、たまたまそこに居合わせたという立場だからこそ、それに気づくことができたのかなという気がします。
それはまた、もこっちのアイデアの基本構造の問題にもつながっているのかもしれません。
「内輪」の外から見た場合にどうなんだという着眼点は、小宮山さんの立ち位置だから見えたのかなと思いましたね。
なんか、やたら文字ばっかりですがw
要するにここで語られる話は、あの台風の夜にゆりちゃんと語ったことと同じなんですよね。
クライマックスでいい感じのトラブルが起こってそれをみんなで協力し合って乗り越えるみたいなのって、青春だし憧れるけど、実際にはそううまくはいかないし映画の中だけだよねということを延々と語ってるわけです。
一度語り出したら引くくらい饒舌になるところは変わってないというか、まあオタクあるあるみたいなものでしょうw
ゆりちゃんがそれをどういう気持ちで聞いてるのかも気になりますけど、ここはやっぱり、イメージとしてなぜか伊藤さんと小宮山さん?が渡り廊下で何やら話しているシーンが差し込まれているところですね。
これはもこっちが話してる時に頭の中でよぎった場面なのか、それとも来たるべき未来のワンシーンなのか……
いろんな解釈が可能なだけに、妙に気になる場面ですよね。そもそもなぜこの二人なのかが引っかかりますし。
というわけで、今回はここを個人的ベストシーンにしたいと思います。
もこっちの語りも含めて、教室内という限定された空間に何か独特な空気が生まれた印象があって、見てると不思議な感覚に陥りますね。
自作自演wwwそれは書かないでいいだろw
まあ「アニメみたいな青春映画」もどうかと思うけどw
そもそもネモは本当に理解してるのか?
ただなんとなく、進行役として黒板に要旨をまとめたいだけなのではw
てか、これだけだと意味わからんだろw
青春映画を自作自演って、自分で作って自分で演じるのが映画じゃねーかw
うん、その疑問は至極当然w
たぶんネモの板書も原因のひとつだと思うけどw
まあもこっち自身、自分の「アイデア」をまだうまく言葉で言い表せないんでしょうね。
人前に出るのを渋っていたのは、胸の内にあるものを表に出す自信がなかったからなのかもしれません。
このキャスティングはすでに決定事項なんでしょうかw
ていうか、見知らぬ場所に目隠しされて連れてこられて、って、なんか水曜日のダウンタウンを思い出すんだがw
でもまあ二木さんはともかく、ゆりちゃんに役を想定してるというところになんとなくもこっちの考えが透けて見えるようですね。
疑似的な青春の中ではなく、その外側に彼女を引っ張り出したいという思いがそこにはあるような気がします。
てか、映画本編が5分というのも決定事項なのかw
もこっちのアイデアはまあメタ的にはよくある発想だなという感想しかないんですけど、それほど悪くはないとも思うんですよ。アニメや映画の世界で描かれる「青春」に違和感を覚えてそこから先のところに行きたいという気持ちもわかりますし。
ただ、問題はここですよね。
その自作自演トラブルをどうにかする間、その場の内輪ノリでなんとかつなぐというのははっきり言ってむちゃくちゃサムイです。見ていてたぶん居たたまれない気持ちになると思います。
まあ「しーん」というイメージからして、もこっちもわかってるとは思いますが、それをなんか自虐的なノリでまあいいじゃん青春だしとごまかす感じもよけいに寒いなあという気がしてしまいますね。
逆に考えれば、ここをなんとか「クリア」すればそれなりに面白いものになるんじゃないかなという気もします。
おそらくもこっち的にも、ここがアイデアのエアポケットだったんじゃないかと思うんですよね。だからこういう苦し紛れの発想になったのかなと。
それにしても清田と鈴木の漫才コンビは本当に寒いw
もこっちのやりたいことって、実はこの無限入れ子状態なのかなという気もするんですよ。
スクリーンの中に現実が映り、また現実の世界にスクリーンが侵食してくることによって、「疑似」ではない本当の意味での自分たちの「青春」を形にしてみたいという思いが根底にあるように思えてならないんです。
ただそうなると、ここが一番のクライマックスになるんですよね。
この後に「映画」を流されても逆に白けるだけのはずなんです。
果たして「本編」なんて本当に必要なんだろうかという疑問が生まれてきてしまうんですよ。
その辺のことは、まだもこっちの中でもうまく咀嚼できていないのかなという風にも感じましたね。
恐る恐る探るように問いかけるもこっち。みんなの反応を知るのが怖いかのようです。
冒頭のネモの時もそうでしたが、なんのリアクションもないと逆に不安に感じてしまうんでしょうね。
大勢の前とは違って、一人一人の顔が見える状況ですからなおさらなのかもしれません。
実際、それぞれが見せる反応は微妙に違っていて面白いですね。
この中では岡田が一番素直な反応を見せてるような気がします。
呆気にとられたというか、思った以上のアイデアだったんでびっくりしてる感じかな?
加藤さんは底知れないというか、笑顔を張り付けてる感じがしてなんか怖いw
ゆりちゃんはまあ知ってるからいいとして、真子がなぜかうっちーを見てるようなのが面白いですね。
そのうっちーはぽかんと口を開けたままですが、これはどう解釈すべきなんだろw
後ろの二人の反応はまだ見えませんが、伊藤さんはやはり小宮山さんを注視してるようですw
うっちーwww
き…! !き…!!ってなんだよwwwショッカー戦闘員かw
もういいからそこは「きもい」って言えやw
……でもまあ、彼女なりに気を遣ってるんだと思うと、少しいじらしくもありますね。
しかし、ゆりちゃんは本当こじらせてますねえ…
加藤さんに対してもそんなマウントするかって感じです。
一週間前に知ってたからなんだってのw
真子も大変ですよ、ホント。
まあともかく、意外なほど好評のようですね。
岡田と加藤さんの賛同を得られたのは、もこっちとしても少しは心強く感じたことでしょう。
まあまた声が固くなってるようですがw
そんな中、一人の発言がこの場の空気を一変させます。
ここまで「みんな」とは一線を画して、一切口を挟んでこなかった小宮山さんがついに口を開きました。
歓迎ムードを一変する彼女の言葉にみんなが注目しているようです。
彼女を見つめるもこっちの表情がこわばっているように見えるのは私だけでしょうか。
なんだか触れてほしくないところを指摘されて思いがけず動揺しているように思えますね。
至極、正論ですね。
そう、あのアイデアのウィークポイントは「内輪ネタ」に終始してしまう点にあります。
そもそもよくわからないのは、観客はどこまでその「ネタ」を知ってるかなんですよね。
何も知らされていない中で本当にトラブルが起こったかのように思わせるのか、それとも観客も一種の共犯者として茶番劇に付き合わせるのかによって、メタ構造の意味も変わってきます。
いずれにしても、独りよがりな印象は否めないでしょう。
誰もがもこっちの意図を汲んで一緒に「青春」を楽しめるわけではないのですから。
これは小宮山さんだからこそ指摘できた問題だと思います。
ネモのいう「みんな」とは少し離れた場所にいるからこそ、そこに気づくことができたのではないでしょうか。
うまい返しのように言っていますが、詭弁に近いことはもこっち本人がわかってるように見えます。
いかにも苦し紛れというか、情けないほどに弱弱しい表情をしていますよね。
痛い所を突かれてどうにかごまかそうと言い訳を探ってる顔です。でも言った本人がそれを信じていないからこんな自信なさげな顔になってしまうんです。
たぶん、小宮山さんもそんなもこっちの胸の内に気づいてるんでしょうね。
ひるむことなく、「全員がそんな風に割り切れるのか」と畳みかけます。
そう、もこっちのアイデアには仲間内の論理しか見えないんですよ。
だから危ういと言ってるわけです。
WWWWWうっちーwww
会話のリレーをいちいち追う必要があるのかw
ていうか、なんか久々にその口見たわw
うっちーが強烈すぎて若干影が薄くなってしまってますけど、
こみもこの憎まれ口合いもむちゃくちゃ面白いですよねw
総合プロデューサーのこみさんってwww
なんかエンドロールにしれっと挟んできそうで怖いw
まあこういうじゃれ合いがまたよけいにうっちーの癪に触るんでしょうねw
こういうやり取りはやろうとしてできるもんじゃないからなあ。
ゆりちゃんが無反応でただ後ろにいる感じもなんかおかしいw
誰なの!?WWWWW
なんでいるの?WWWWW
ダメだwwwもうここは何度見ても笑ってしまうwww
わりと、じゃなくって、がっつりコミさんが言うべき言葉だろw
ていうか、ここにいる他の誰もが言いたかったセリフだと思うんだがw
というわけで、今回の一番笑ったシーンはもうここしかありませんね。
一応合宿にいたのを覚えてるところも含めてうっちーはやっぱり最高!
ここの小宮山さんは特に照れ隠しというわけでもないような気がします。
実際、彼女にとってはやさしいとか心配という意識はないんじゃないでしょうか。
もこっちが相手だから苦言を呈したというよりも、単純にその案には問題があるぞという思いからの発言だと思うんですよね。
それは確かに親切心といえばそうなのかもしれませんが、彼女の場合は相手が誰だろうと同じなんですよ。
野球の応援しに行った時もそうでしたよね。
ほとんど話したことのない風夏に対しても、臆することなく正論を述べていました。
相手に関係なく、おかしいと思ったことは空気を読まずに口にできる強さを持ってるんです。
だからこそ、加藤さんのこの言葉には戸惑いを隠せないのではないでしょうか。
友達を心配とか、そういうレベルで彼女は話してるわけじゃないんですね。
むしろ、そういう個人間の感情から離れて物事を判断できるからこそ、もこっちともうまくやっていけるのかなという気がします。
まあ、いつぞやの学食みたいなこともありますから、なんでもところかまわず噛みつくのも考えものではありますけどねw
なんかネモが急に進行役っぽく振る舞い出してきたw
ていうか、ダメ出し入れてもらえばと言ってたのはお前だろw
なんで今は出し物の出来うんぬんは別にいいみたいな話になってんだw こみさんの立場はw
でもまあ、実はこのネモの言ってることは間違ってないんですよね。
小宮山さんのように物事をそこまで詰めて考える人間なんてそうそういませんから。
中身よりまずアピールの仕方だというのは、現実問題として正しいと思います。
岡田の指摘も的を射てると思いますよ。
今回は身内だけですからいいですけど、本番ではクラス全員を前にして話すわけですからね。
しっかり内容が伝わるように声を出すというのは基本中の基本でしょう。
やはり岡田が一番、一般ピープルの代弁者的な存在になっているようです。
ゆりちゃんwww
聞くに堪えないってwww
「私はいいけど」をつければ何言ってもいいってもんじゃないぞw
ていうか、別にニヤニヤはしてないと思うんだが…むしろ終始自信がないような顔をしてたように見えましたけどね。
もしかしたらあれがゆりちゃんには媚びた笑いに見えたのかな?
まあ、早口とボソボソは陰キャあるあるなんでしかたないけどw
きっと、そんな智子を苦痛に思わないのは私だけと言いたいんだろうなあ…
加藤さんの場合は自らスキンシップで矯正するのねw
一応、岡田の指摘を踏まえてのアドバイスになるのかな。
背中とおでこの2段攻撃は効きますね。
逆にこれだと変な声が出てしまうんじゃないかなあw
キモさをもっと伝えてwwwwww
それはむしろ真逆のことなんじゃw
ていうか、うっちーにとって、”キモさ”=“気持ち”なのかw
でもまあキモさを伝えてと言われても、自分で自分のキモさはわからないよなあw
もこっちがもう察して、「キモいって言えよ」となってるのがまた笑えますねw
まさかの伊藤さんが大オチwww
大丈夫だと思うってw
もこっちの「興味ないんか」が最高ですねw なんか漫才のツッコミっぽいけどw
ていうか、もこっち!
ふまえることはあっただろw
とにかく自信もって話すことが肝心だぞw
今回が今年のワタモテを象徴するエピソードになるのはほぼ確定事項と言ってもいいでしょう。
何しろ、実質文化祭編の第一話みたいなものですからね。
今年は文化祭を中心に話が進んでいくのはまず間違いないでしょうから、今回も私の説は立証されたということでw
ただ、忘れてはいけないのは今回が前編となっていることです。
それはすなわち、単行本収録時には次の後編とひとつにまとまるということですからね。
これだけで今年はもこっちの「映画」の年だと考えるのは少し早計と言えるかもしれません。
もっとも今回の肝は、本番前に「予行演習」を挟んできたという点にあると思うんですよね。
考えようによっては、それこそが今年のわたモテを象徴している出来事だという見方もできるような気がします。
そもそも私は、その前に「打ち合わせ」を再度やるのではないかと思っていたんですよ。台風で一回中止になったからといって、それきり諦めるというのがよくわからないんです。
もこっちはともかく、ネモは一体何を考えているのでしょうか。
変に前のめりになって一人張り切ってる割には、妙なところで悠長な感じなんですよね。
でもまあそもそもの話のきっかけからすると、それも無理ないことなのかもしれません。
彼女が声優体験を通じて「なにかやろうよ」という気持ちになったのは、アドリブでみんなを巻き込んだ経験から生まれたことなのですから。
中身をどうするかということより、みんなで何かを成し遂げたという実感が欲しいだけで創造性の部分にはそれほど関心がないようにも思えます。
もこっちの「アイデア」をいいと思うと言ったのも、アドリブ的な要素に面白さを感じたのかもしれませんね。
今回の「予行演習」はそんなネモのスタンスを象徴した出来事だったようにも思えます。
「今は出し物の出来を考えるより」という言葉も彼女のそういう気持ちから出てきたのかなと感じましたね。
とにかく、案さえ通ってしまえば後はどうにでもなるみたいな。
もっとも今回最大の見せ場だったのは、なんといっても小宮山さんでしょう。
彼女はあの場にいた誰もが指摘できなかった、とても重要な問題をついてきました。
あれは外から客観的に見たからこそ気付いた問題点なんですよね。
ネモや加藤さん、ゆりちゃんでは考えもつかない視点なんです。
そう考えると、ネモの仲間内だけで「打ち合わせ」をしてから臨まないでよかったのかなとも思います。
そもそももこっちの「アイデア」は、台風の夜にゆりちゃんとふたりだけの世界にどっぷりハマったからこそ生まれたものとも言えるわけで、元々が独りよがりなものなんです。
それをみんなで楽しい思い出にしていくためには、中身云々以前にクリアしなければならないことがある。
今回のディスカッションはそれを明らかにする意味もあったのかなという気がしましたね。
なんにしても、もこっちたちの文化祭はまだ始まったばかりです。
彼女たちの映画がどんな形になるにせよ、ここで「予行演習」をしたことがいい方向に実を結ぶことを願わずにはいられません。
ネモ編、ドライブ編、台風編と、読み進めていけば、なぜ「映画」を撮る話になっているかもわかる最新19巻は絶賛発売中です!
合宿にメガネがいたことをうっちーがちゃんと覚えていたのもなんかいいですよねw
喪162でのネモとか喪166の小宮山さんとか、17巻を読み直してみても意外な発見があったりするかも。
次の後編のためにも、1年時の文化祭の雰囲気を今一度見ておくと吉!
みなさんは
「新年最初の回はその年のわたモテを象徴するエピソードになる」
という説があることをご存じでしょうか。
これは4年前に私が唱えた説なのですが、我ながらけっこう当たってるのではないかと自負しています。
2015年の喪71「モテないし出発する」
2016年の喪90「モテないし将来について考える」
2017年の喪109「モテないし雪の日の学校」
2018年の喪128「モテないし回る」
2019年の喪148「モテないし短くする」
そして、2020年の喪171「モテないし夏合宿」。
どうでしょう、すごくないですか?
喪71はあの「修学旅行」始まりの回ですし、喪90はネモというキャラが開眼した記念すべき回であると同時に、受験と進路という問題を初めて真っ正面から描いた回でした。
喪109は叙情的な話の走りとでもいうべき回でしたし、加藤さんがもこっちと触れ合う最初のエピソードでもありました。
喪128は南さんが今の状況に陥ってしまうきっかけにもなった回でしたし、喪148ではもこっちがそれまでのロング姿をやめて、普通の制服姿に変わっていきます。
そして、喪171から始まる「夏合宿」。
ほら、なんかもう怖いくらいでしょw
昨年からはアプリとブラウザで更新が異なるため、どれが新年最初の回なのかわかりづらくなってしまってしばらく忘れていたのですが、よくよく考えてみると、今回の喪186(前編)が今年一発目の話に当たるんですよね。(アプリでの先読み更新日の1月21日が今年最初)
つまり今回は、今年のわたモテを占う意味でもすごく重要な回になるわけです。
というわけで、さっそく見ていきましょう!

最初読んだ時には、変にもったいぶらずに「映画」へと一気に突っ走るんだなと思ったのですが、実はこれ、新学期が始まってから少なくとも一週間は経っているんですよね。
間に特別編が挟まってはいましたが、新学期初日の喪184と席替えの喪185と続いてのこれでしたから、なんか新学期初日の会話のように勘違いしていました。
改めて考えてみると、逆になんだかのんびり構えてるなという印象は否めないw
ていうか、明日にはもうプレゼンというタイミングで「映画のアイデア もうあるの?」っておかしいだろw “もう”ってなんだ、“もう”って!
むしろ、まだ全然詰めてない状態で大丈夫?と心配しないといけないレベルだと思うんですけど…
そもそも、最初の打ち合わせがポシャった時点でなんか違和感があったんですよね。
「予定通り中止だね」というネモがあまりに淡泊のように感じたんです。
あれだけ「みんな巻き込んじゃおうよ」と熱心に語っていたわりにはあっさりしてるなと。
もっと悔しそうにするなり、台風一過後の夏休み最終日を予備日にできないかとみんなに掛けあったりと、それなりに悪あがきをしても別に罰は当たらないんじゃないかという気はしていました。
でもそれはもこっちも同じといえば同じかもしれません。
少なくとも新学期初日にネモに一言声かけるべきですよね。一応映画のネタを考えてきたんだけどって。
なんで本番前日なんだよw
まあそれだけ半信半疑というか、まだ実感としてピンときていなかったんでしょう。
ネモにしてももこっちにしても、熱に浮かれてただ夢を見ていたんじゃないかという感じはあります。
というわけで、今回は「モテないしプレゼンする(前編)」。
やはり(前編)というところがポイントになってきますね。
これに関しては(後編)と合わせてでないと語れないところが多分にあるのですが、「打ち合わせ」を挟まずにいきなりプレゼンに行くという点に大きな意味があるように思えてなりません。
それにしても、さっそく変なマウントをとってくるゆりちゃんが痛いw
まあ席替えで斜め前になったことをさりげなく提示する意味も兼ねているのかな。

ネモのきょとんとした顔が印象的ですね。
もこっちのいう「ネタ的なの」は、それなりにびっくりするようなアイデアのようです。
一方のもこっちはなんだか自信がなさそうですね。ネモの表情を見て「微妙そう?」と様子を窺うような素振りを見せています。
ゆりちゃんと一夜を過ごした時にはわりとフラットに語れたようでしたが、やはりあれは台風の夜の雰囲気が見せてくれた魔法だったのかもしれませんね。
ネモから「思ってたのと全然違うけどいいと思う」と言われても、「そ… そお?」とどこか半信半疑のようです。

そういえば、席替えで小宮山さんが隣になったんでしたね。
二人は今登校してきたのかな?他に席に座ってる人がいなかったところを見ると、朝早めに来て明日のプレゼンをどうするかという話をしていたのかもしれませんね。
考えてみれば本来、小宮山さんと伊藤さんは今回の「映画」にはノータッチなはずです。
でもこうして秘密会議の一端を聞いてしまった以上、無関係ではいられなくなるのでしょう。
こういうまだみんながいない教室での内緒の作戦会議みたいなのって、なんだかちょっとワクワクしますよね。

実にもこっちらしいwww
ていうか、映画のネタが下ネタ扱いになってるw
お揃いの「69」にいったいどんな意味があるんだw
美保さんを陽キャの代表としてイメージしてるところもすごくわかりやすい。
彼女みたいな何をやっても嫌みにならないタイプはもこっちにとって憧れなんでしょうね。
でもまあ言わんとすることはわからないでもないですけど、さすがにこの場合では話が違いますよね。
単に「映画」をやろうというだけではなく、「ネタ的なの」を説明しなければならないわけですから。
それはもこっちが考えた彼女だけのものであって、他の誰かが代わりにできるようなものじゃないはずです。

ぴくWWWWW
もはや「どん引き」という言葉自体に反応するのかwww
こうなってくると、どん引きそのものに興味があるということになってくるぞw
もこっちをどん引き仲間(?)として認識してたりしてw
あなたもどん引き好きなの?とかw(もはや意味不明w)
ていうかこれ、ネモがどん引きしてないか?w
いまだにこういう思考なのかと少し呆れていそうw
一方、小宮山さんは平然と受け止めてますね。
まあ彼女は長い付き合いですから、もこっちの思考パターンなどとっくにお見通しなのかもしれません。

なんか、言い方がちょっと怖いw
ネモって、こういう時はけっこう押しが強いタイプなんですよね。
表情はむしろ穏やかなだけに、芯の強さがより際立ちます。

予行演習。
これが今回「前後編」に分けた最大の理由でしょう。
打ち合わせとはまた違って、要は仲間内で前もってシミュレーションするということですよね。
ネモらしい発想と言えますが、なんだか彼女の方が楽しそうにも見えます。
ていうか、その「映画」という文字に何か意味があるのかw
単に進行役をやりたかっただけのようにも思えるんだがw
呆然として立っているもこっちとのコントラストになんかじわじわくるものがあるw

で、これが今回集まったメンバーなわけですが、一番前に陣取ってるのがなぜか別のクラスの人間というw
もうこの時点でなんかおかしいw
うっちーの後ろにいる4人が実質の「みんな」になるんでしょうね。
真子がなぜかうれしそうですが、いったい何を期待してるんでしょうかw
一方のゆりちゃんは相変わらずwまあ勉強に勤しんでいるのかもしれませんけどね。
加藤さんの髪に手をやりながらの目線は、よけいにもこっちへのプレッシャーになりそうw
岡田はあまり状況がわかっていない感じですね。なんかよくわからないけど付き合いで残ったといったところでしょうか。
この中では一番ニュートラルな立場といってもいいかも。
後ろの席の小宮山さんと伊藤さんは話を聞いてもらった手前、ネモの方から声をかけた感じかな?
他の子たちが前の方に揃ってる中で彼女たちだけ後ろなわけですが、これは別に遠慮してるわけじゃなくって本来の彼女たちの席に座ってるだけなんですよね。
言葉通り「勉強のついでに残ってる」状態といっていいでしょう。
こうして見ると、それぞれの「プレゼン」への立ち位置が見えてくるようで面白いですね。
そんな彼女たちを目の前にして、もこっちも緊張を隠せない様子。
普段から顔を合わせている仲間とはいえ、改まって一同から注目されるとやはり変に意識してしまうのでしょう。
ネモが言うほど、そう簡単にはいかないようです。
それと見ていて気になるのは、この中に吉田さんと二木さんがいないことですね。
たまたま用事があって不参加なのか、それとも何かの伏線か…

まあ練習と考えれば、多少は緊張も和らぐかもしれませんね。
今さら格好つける仲でもありませんし、率直にダメ出ししてもらって本番に臨もうというのはあながち悪くない発想だと思います。
ただ、当のもこっちはまだ戸惑い気味というか、状況についていけていないようです。
「自分のアイデア」を披露するというのは、普段の馬鹿を見せるのとはまた違うものなんですよね。

WWWWWなぜかうっちーが一番乗り気になってるというwww
ていうか、ネモもなぜいるのか知らないのかw
この時点で誰もツッコもうとしないのも面白いw
なんかもう、そういう存在だと認められてるんだなあw

言葉が固いwもうガッチガチw
フォントがそれをよく表してますよねw
今回のもこっちは終始自信なさげというか、ずっと戸惑ってる印象があったんですが、ここはその最たるところですね。
というわけで、今回の個人的ベストもこっちはここにしようと思います!
テンパりぶりがハンパないですよね。眼が二重丸になってるしw
「映画」はもうわかってるってのw ネモが後ろで板書してるんだからw

WWWWWそりゃそうなるわなw
真子の反応が特におかしいですねw
たぶんピンときてないだろうに、とりあえず笑顔で受け止めようみたいなw
腕組みしてるところに彼女なりの話を聞く姿勢が伺えますけど、なんかズレてる感が否めませんw
ここは岡田の「うん?」みたいな反応が一番まとものように思えます。

これも至って、普通の意見ですよね。
実際、もこっちも今江さんに相談した際に「やっぱ難しいですかね?」と言っていたわけですし。
ここでの岡田のポジションは一般的な立場からの意見が求められているのかもしれません。
別に水を差すつもりはなくって、単純に実現性の問題を提起しただけなのでしょう。

WWWWW
こいつ、急にまともなことを言いだしたぞw
ていうか、このポジションは本来、絵文字MK2である二木さんの役目なんじゃ…w
岡田の腑に落ちない感じはよくわかるw
先ほどのネモの天丼ではありますが、なんか読み返すたびにここで吹き出してしまいますねw
一方、加藤さんの全然気にしてない感じもなんかおかしいw

K級映画ってなんだよWWWWW
勝手に変なカテゴリー作んなw
ていうか単純に「キモ級映画」と聞くといかにもゲテモノっぽい感じですけど、たぶんそういうことでもないんだろうなあw
それはさておき、真子は真子であくまで「とりあえず話を聞こう」というスタンスのようですね。
岡田とはまたちょっと違った意味で、一般的な向きの代表のように思えます。
ゆりちゃんの目線もなんか普通の意見だなとでも言いたそうな感じw

このネモの言う「クリアしてる」という意味がずっとよくわからなかったんですけど、真子の発言からの流れを踏まえてみると、彼女への回答的な意味もあるのかなという風に思えてきました。
つまり、もこっちの「アイデア」においては「内容」云々を気にする必要はないという意味での「クリア」なのかなと。
もしくは、その「アイデア」自体が「内容」だと考えているのかもしれません。
いずれにしても、この認識の齟齬みたいなものは今後の展開においてすごく重要な意味を持ってくるように思えてなりません。

ここからついに、「ネタ的なの」の種明かしとなっていくわけですが、最初にまず小宮山さん「?」と反応するところが実に印象的ですね。
いきなり「本編」をすっ飛ばして、「前フリ映像」の話になるのですからそれも当然といえば当然ですが、この場合の「?」は単に意味がわからないというのではなくて、何か引っかかるものを感じたからだと思うんですよ。
それがこの後の問題提起の伏線にもなっていたわけです。
彼女は「みんな」として駆り出されたわけではなく、たまたまそこに居合わせたという立場だからこそ、それに気づくことができたのかなという気がします。
それはまた、もこっちのアイデアの基本構造の問題にもつながっているのかもしれません。
「内輪」の外から見た場合にどうなんだという着眼点は、小宮山さんの立ち位置だから見えたのかなと思いましたね。

なんか、やたら文字ばっかりですがw
要するにここで語られる話は、あの台風の夜にゆりちゃんと語ったことと同じなんですよね。
クライマックスでいい感じのトラブルが起こってそれをみんなで協力し合って乗り越えるみたいなのって、青春だし憧れるけど、実際にはそううまくはいかないし映画の中だけだよねということを延々と語ってるわけです。
一度語り出したら引くくらい饒舌になるところは変わってないというか、まあオタクあるあるみたいなものでしょうw
ゆりちゃんがそれをどういう気持ちで聞いてるのかも気になりますけど、ここはやっぱり、イメージとしてなぜか伊藤さんと小宮山さん?が渡り廊下で何やら話しているシーンが差し込まれているところですね。
これはもこっちが話してる時に頭の中でよぎった場面なのか、それとも来たるべき未来のワンシーンなのか……
いろんな解釈が可能なだけに、妙に気になる場面ですよね。そもそもなぜこの二人なのかが引っかかりますし。
というわけで、今回はここを個人的ベストシーンにしたいと思います。
もこっちの語りも含めて、教室内という限定された空間に何か独特な空気が生まれた印象があって、見てると不思議な感覚に陥りますね。

自作自演wwwそれは書かないでいいだろw
まあ「アニメみたいな青春映画」もどうかと思うけどw
そもそもネモは本当に理解してるのか?
ただなんとなく、進行役として黒板に要旨をまとめたいだけなのではw
てか、これだけだと意味わからんだろw
青春映画を自作自演って、自分で作って自分で演じるのが映画じゃねーかw

うん、その疑問は至極当然w
たぶんネモの板書も原因のひとつだと思うけどw
まあもこっち自身、自分の「アイデア」をまだうまく言葉で言い表せないんでしょうね。
人前に出るのを渋っていたのは、胸の内にあるものを表に出す自信がなかったからなのかもしれません。

このキャスティングはすでに決定事項なんでしょうかw
ていうか、見知らぬ場所に目隠しされて連れてこられて、って、なんか水曜日のダウンタウンを思い出すんだがw
でもまあ二木さんはともかく、ゆりちゃんに役を想定してるというところになんとなくもこっちの考えが透けて見えるようですね。
疑似的な青春の中ではなく、その外側に彼女を引っ張り出したいという思いがそこにはあるような気がします。
てか、映画本編が5分というのも決定事項なのかw

もこっちのアイデアはまあメタ的にはよくある発想だなという感想しかないんですけど、それほど悪くはないとも思うんですよ。アニメや映画の世界で描かれる「青春」に違和感を覚えてそこから先のところに行きたいという気持ちもわかりますし。
ただ、問題はここですよね。
その自作自演トラブルをどうにかする間、その場の内輪ノリでなんとかつなぐというのははっきり言ってむちゃくちゃサムイです。見ていてたぶん居たたまれない気持ちになると思います。
まあ「しーん」というイメージからして、もこっちもわかってるとは思いますが、それをなんか自虐的なノリでまあいいじゃん青春だしとごまかす感じもよけいに寒いなあという気がしてしまいますね。
逆に考えれば、ここをなんとか「クリア」すればそれなりに面白いものになるんじゃないかなという気もします。
おそらくもこっち的にも、ここがアイデアのエアポケットだったんじゃないかと思うんですよね。だからこういう苦し紛れの発想になったのかなと。
それにしても清田と鈴木の漫才コンビは本当に寒いw

もこっちのやりたいことって、実はこの無限入れ子状態なのかなという気もするんですよ。
スクリーンの中に現実が映り、また現実の世界にスクリーンが侵食してくることによって、「疑似」ではない本当の意味での自分たちの「青春」を形にしてみたいという思いが根底にあるように思えてならないんです。
ただそうなると、ここが一番のクライマックスになるんですよね。
この後に「映画」を流されても逆に白けるだけのはずなんです。
果たして「本編」なんて本当に必要なんだろうかという疑問が生まれてきてしまうんですよ。
その辺のことは、まだもこっちの中でもうまく咀嚼できていないのかなという風にも感じましたね。

恐る恐る探るように問いかけるもこっち。みんなの反応を知るのが怖いかのようです。
冒頭のネモの時もそうでしたが、なんのリアクションもないと逆に不安に感じてしまうんでしょうね。
大勢の前とは違って、一人一人の顔が見える状況ですからなおさらなのかもしれません。
実際、それぞれが見せる反応は微妙に違っていて面白いですね。
この中では岡田が一番素直な反応を見せてるような気がします。
呆気にとられたというか、思った以上のアイデアだったんでびっくりしてる感じかな?
加藤さんは底知れないというか、笑顔を張り付けてる感じがしてなんか怖いw
ゆりちゃんはまあ知ってるからいいとして、真子がなぜかうっちーを見てるようなのが面白いですね。
そのうっちーはぽかんと口を開けたままですが、これはどう解釈すべきなんだろw
後ろの二人の反応はまだ見えませんが、伊藤さんはやはり小宮山さんを注視してるようですw

うっちーwww
き…! !き…!!ってなんだよwwwショッカー戦闘員かw
もういいからそこは「きもい」って言えやw
……でもまあ、彼女なりに気を遣ってるんだと思うと、少しいじらしくもありますね。
しかし、ゆりちゃんは本当こじらせてますねえ…
加藤さんに対してもそんなマウントするかって感じです。
一週間前に知ってたからなんだってのw
真子も大変ですよ、ホント。
まあともかく、意外なほど好評のようですね。
岡田と加藤さんの賛同を得られたのは、もこっちとしても少しは心強く感じたことでしょう。
まあまた声が固くなってるようですがw
そんな中、一人の発言がこの場の空気を一変させます。

ここまで「みんな」とは一線を画して、一切口を挟んでこなかった小宮山さんがついに口を開きました。
歓迎ムードを一変する彼女の言葉にみんなが注目しているようです。
彼女を見つめるもこっちの表情がこわばっているように見えるのは私だけでしょうか。
なんだか触れてほしくないところを指摘されて思いがけず動揺しているように思えますね。

至極、正論ですね。
そう、あのアイデアのウィークポイントは「内輪ネタ」に終始してしまう点にあります。
そもそもよくわからないのは、観客はどこまでその「ネタ」を知ってるかなんですよね。
何も知らされていない中で本当にトラブルが起こったかのように思わせるのか、それとも観客も一種の共犯者として茶番劇に付き合わせるのかによって、メタ構造の意味も変わってきます。
いずれにしても、独りよがりな印象は否めないでしょう。
誰もがもこっちの意図を汲んで一緒に「青春」を楽しめるわけではないのですから。
これは小宮山さんだからこそ指摘できた問題だと思います。
ネモのいう「みんな」とは少し離れた場所にいるからこそ、そこに気づくことができたのではないでしょうか。

うまい返しのように言っていますが、詭弁に近いことはもこっち本人がわかってるように見えます。
いかにも苦し紛れというか、情けないほどに弱弱しい表情をしていますよね。
痛い所を突かれてどうにかごまかそうと言い訳を探ってる顔です。でも言った本人がそれを信じていないからこんな自信なさげな顔になってしまうんです。
たぶん、小宮山さんもそんなもこっちの胸の内に気づいてるんでしょうね。
ひるむことなく、「全員がそんな風に割り切れるのか」と畳みかけます。
そう、もこっちのアイデアには仲間内の論理しか見えないんですよ。
だから危ういと言ってるわけです。

WWWWWうっちーwww
会話のリレーをいちいち追う必要があるのかw
ていうか、なんか久々にその口見たわw
うっちーが強烈すぎて若干影が薄くなってしまってますけど、
こみもこの憎まれ口合いもむちゃくちゃ面白いですよねw
総合プロデューサーのこみさんってwww
なんかエンドロールにしれっと挟んできそうで怖いw
まあこういうじゃれ合いがまたよけいにうっちーの癪に触るんでしょうねw
こういうやり取りはやろうとしてできるもんじゃないからなあ。
ゆりちゃんが無反応でただ後ろにいる感じもなんかおかしいw

誰なの!?WWWWW
なんでいるの?WWWWW
ダメだwwwもうここは何度見ても笑ってしまうwww
わりと、じゃなくって、がっつりコミさんが言うべき言葉だろw
ていうか、ここにいる他の誰もが言いたかったセリフだと思うんだがw
というわけで、今回の一番笑ったシーンはもうここしかありませんね。
一応合宿にいたのを覚えてるところも含めてうっちーはやっぱり最高!

ここの小宮山さんは特に照れ隠しというわけでもないような気がします。
実際、彼女にとってはやさしいとか心配という意識はないんじゃないでしょうか。
もこっちが相手だから苦言を呈したというよりも、単純にその案には問題があるぞという思いからの発言だと思うんですよね。
それは確かに親切心といえばそうなのかもしれませんが、彼女の場合は相手が誰だろうと同じなんですよ。
野球の応援しに行った時もそうでしたよね。
ほとんど話したことのない風夏に対しても、臆することなく正論を述べていました。
相手に関係なく、おかしいと思ったことは空気を読まずに口にできる強さを持ってるんです。
だからこそ、加藤さんのこの言葉には戸惑いを隠せないのではないでしょうか。
友達を心配とか、そういうレベルで彼女は話してるわけじゃないんですね。
むしろ、そういう個人間の感情から離れて物事を判断できるからこそ、もこっちともうまくやっていけるのかなという気がします。
まあ、いつぞやの学食みたいなこともありますから、なんでもところかまわず噛みつくのも考えものではありますけどねw

なんかネモが急に進行役っぽく振る舞い出してきたw
ていうか、ダメ出し入れてもらえばと言ってたのはお前だろw
なんで今は出し物の出来うんぬんは別にいいみたいな話になってんだw こみさんの立場はw
でもまあ、実はこのネモの言ってることは間違ってないんですよね。
小宮山さんのように物事をそこまで詰めて考える人間なんてそうそういませんから。
中身よりまずアピールの仕方だというのは、現実問題として正しいと思います。
岡田の指摘も的を射てると思いますよ。
今回は身内だけですからいいですけど、本番ではクラス全員を前にして話すわけですからね。
しっかり内容が伝わるように声を出すというのは基本中の基本でしょう。
やはり岡田が一番、一般ピープルの代弁者的な存在になっているようです。

ゆりちゃんwww
聞くに堪えないってwww
「私はいいけど」をつければ何言ってもいいってもんじゃないぞw
ていうか、別にニヤニヤはしてないと思うんだが…むしろ終始自信がないような顔をしてたように見えましたけどね。
もしかしたらあれがゆりちゃんには媚びた笑いに見えたのかな?
まあ、早口とボソボソは陰キャあるあるなんでしかたないけどw
きっと、そんな智子を苦痛に思わないのは私だけと言いたいんだろうなあ…

加藤さんの場合は自らスキンシップで矯正するのねw
一応、岡田の指摘を踏まえてのアドバイスになるのかな。
背中とおでこの2段攻撃は効きますね。
逆にこれだと変な声が出てしまうんじゃないかなあw

キモさをもっと伝えてwwwwww
それはむしろ真逆のことなんじゃw
ていうか、うっちーにとって、”キモさ”=“気持ち”なのかw
でもまあキモさを伝えてと言われても、自分で自分のキモさはわからないよなあw
もこっちがもう察して、「キモいって言えよ」となってるのがまた笑えますねw

まさかの伊藤さんが大オチwww
大丈夫だと思うってw
もこっちの「興味ないんか」が最高ですねw なんか漫才のツッコミっぽいけどw
ていうか、もこっち!
ふまえることはあっただろw
とにかく自信もって話すことが肝心だぞw
今回が今年のワタモテを象徴するエピソードになるのはほぼ確定事項と言ってもいいでしょう。
何しろ、実質文化祭編の第一話みたいなものですからね。
今年は文化祭を中心に話が進んでいくのはまず間違いないでしょうから、今回も私の説は立証されたということでw
ただ、忘れてはいけないのは今回が前編となっていることです。
それはすなわち、単行本収録時には次の後編とひとつにまとまるということですからね。
これだけで今年はもこっちの「映画」の年だと考えるのは少し早計と言えるかもしれません。
もっとも今回の肝は、本番前に「予行演習」を挟んできたという点にあると思うんですよね。
考えようによっては、それこそが今年のわたモテを象徴している出来事だという見方もできるような気がします。
そもそも私は、その前に「打ち合わせ」を再度やるのではないかと思っていたんですよ。台風で一回中止になったからといって、それきり諦めるというのがよくわからないんです。
もこっちはともかく、ネモは一体何を考えているのでしょうか。
変に前のめりになって一人張り切ってる割には、妙なところで悠長な感じなんですよね。
でもまあそもそもの話のきっかけからすると、それも無理ないことなのかもしれません。
彼女が声優体験を通じて「なにかやろうよ」という気持ちになったのは、アドリブでみんなを巻き込んだ経験から生まれたことなのですから。
中身をどうするかということより、みんなで何かを成し遂げたという実感が欲しいだけで創造性の部分にはそれほど関心がないようにも思えます。
もこっちの「アイデア」をいいと思うと言ったのも、アドリブ的な要素に面白さを感じたのかもしれませんね。
今回の「予行演習」はそんなネモのスタンスを象徴した出来事だったようにも思えます。
「今は出し物の出来を考えるより」という言葉も彼女のそういう気持ちから出てきたのかなと感じましたね。
とにかく、案さえ通ってしまえば後はどうにでもなるみたいな。
もっとも今回最大の見せ場だったのは、なんといっても小宮山さんでしょう。
彼女はあの場にいた誰もが指摘できなかった、とても重要な問題をついてきました。
あれは外から客観的に見たからこそ気付いた問題点なんですよね。
ネモや加藤さん、ゆりちゃんでは考えもつかない視点なんです。
そう考えると、ネモの仲間内だけで「打ち合わせ」をしてから臨まないでよかったのかなとも思います。
そもそももこっちの「アイデア」は、台風の夜にゆりちゃんとふたりだけの世界にどっぷりハマったからこそ生まれたものとも言えるわけで、元々が独りよがりなものなんです。
それをみんなで楽しい思い出にしていくためには、中身云々以前にクリアしなければならないことがある。
今回のディスカッションはそれを明らかにする意味もあったのかなという気がしましたね。
なんにしても、もこっちたちの文化祭はまだ始まったばかりです。
彼女たちの映画がどんな形になるにせよ、ここで「予行演習」をしたことがいい方向に実を結ぶことを願わずにはいられません。
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合宿にメガネがいたことをうっちーがちゃんと覚えていたのもなんかいいですよねw
喪162でのネモとか喪166の小宮山さんとか、17巻を読み直してみても意外な発見があったりするかも。
次の後編のためにも、1年時の文化祭の雰囲気を今一度見ておくと吉!
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