fc2ブログ

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪186(後編)簡易感想~基本ネタバレなし~

※これは正規の感想記事ではありません。あくまで“仮の”感想になります。基本ネタバレなしですが、内容についてのおおよその印象を語りますので気になる方はご注意ください。

2月4日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がアプリ版で喪186(後編)、ブラウザ版で特別編に更新されました。
今回は喪186(後編)についての「ネタバレなし」感想になります。お間違いなく。

アプリとブラウザが同日更新なのは随分久しぶりな感じがします。
去年の12月3日以来ですから、二ヶ月ぶりですね。
正直、頭の切り替えが難しいので同時更新はほどほどにしてもらいたいのが本音なんですけど、一方では楽しい気持ちもあるんです。

ネタバレなしで感想を書くのはすごく面白いのですが、面倒なのもまた確かなんですね。もどかしいというか、言いたいことをみなまで言えない焦ったさがあって、そういう場合に週末の正規感想があると気持ち的にバランスがいいんです。

また前の話をおさらいできるというのも、何だかちょうどいいサイクルのように思えてきましたね。
特にここ最近は展開がシームレスに続いているんで、アプリのネタバレなし感想を書く際にもブラウザの更新ってけっこう刺激になるんですよ。それも2話ほど前のを大きい画面で読み返すというのがいいんです。
今だと特別編の他に喪185も読めるんで、ここまでの流れを俯瞰できるのがうれしいですね。

あ、でももちろん、今のガンガンオンラインの体制がいいと言ってるわけじゃないですよ?
あくまで悪いことばかりではないなという消極的肯定ですw
それに本当だったら、毎週何かしらのわたモテ更新があった方がうれしいですし。

というわけで、以下より喪186(後編)のネタバレなし感想を綴っていきますが、ある程度は内容が推測できそうな部分もあるかと思いますので、一切の予備知識がないまま楽しみたい方は正規の感想までまでお待ちください。

なおTwitterでは簡単な「ネタバレ感想」をつぶやいていたりします↓
https://twitter.com/horobijiji/status/1357174981482827776
https://twitter.com/horobijiji/status/1357175110591864833

その他、記事の更新予定やブログで書くまでもない戯言をつぶやいていたりしますので、よかったらフォローのほうをよろしくお願いします。

それでは、さっそくいってみましょう!


(前編)のネタバレなしを見ていただければわかると思うんですけど、今回は喪185の時以上に更新が待ち遠しかったです。
何しろ前回のは「予行演習」ですからね。やはり「本番」を見てみないとトータルとして評価しづらいという面があります。

で、待ちに待った後編なんですけど、最初は拍子抜けというか、え?どういうこと?という戸惑いがまずありました。
だってまず、前半半分はまだ「本番」じゃないんですよ。前編の直後からまだ話が続いているようなものなんです。
かつてのわたモテだったらそういう「肩透かし」も別段驚くことでもなかったでしょうけど、今の王道路線を貫くわたモテでまさか、という思いでした。

そして、なんと言っても肝心の「本番」。ここでも一見すると、はぐらかされたような気持ちにさせられる結末が待っています。
それぞれのキャラのやりとりやセリフの面白さなんかは健在なだけに、ストーリーの構成に気持ちがなかなか追いつけない感じでしたね。

でも何度か読み返してわかりました。
ここには擬似的な作られた青春じゃなくって、まさにリアルな青春模様が描かれているんです。

誰かが異を唱えてそこから激しい議論が始まるとか、現実にはそうはなかなかなりません。
ましてや空気を読むことを社会的に求められる日本でのことですからね。なんとなく「流れ」で決まっていくのが普通でしょう。

「悪意」や「敵」なんて初めからいないんです。
考えてみれば、わたモテってずっとそういう世界だったじゃないですか。
もし今のもこっちに冷ややかな視線を向ける存在があるとすれば、それはもこっち本人に他ならないはずなんです。
今回の本番では、そのことを冷酷なまでに描いていました。
まるで、本当の「トラブル」って実はこうだったりするでしょ?とでもいうかのように。

今回の「決まり方」は何も前編でやったことが無駄になったというわけじゃなくって、そもそもそこまで考えるほどみんなは気にしてないよという現実を改めて突きつけられたような気がしましたね。
そしてそれは、もこっちが「ちょっと違う」と言っていた違和感の正体なのかもしれません。

そう考えると、今回の話は至極真っ当な青春ドラマだったとも言えるのではないでしょうか。

今回のこれは読んでおくといいかもは、前回とほぼ同じになりそうですね。
喪183「モテないし台風が来る(後編)」(コミックス19巻収録予定)
喪185「モテないし自由に席を選ぶ」(現時点でコミックス未収録)
とりあえず、この2つは何度読み返しても無駄にはならないはずです。
特に台風の話は今回の「結末」になった理由というか、ヒントが散りばめられているように感じますね。

あ、もちろん
喪186「モテないしプレゼンする(前編)」
も読んでおいたほうがいいですよw
当然のことながら後編に向けてのフリがあったことを今更ながら気づかされるので。
(ブラウザ版待ちの方も2週間後の更新時にその辺を念頭に置きながら読むといいかも)

そうそう、ブラウザ版で思い出しましたけど、
今回のクリスマス特別編もチェックしてみてください。
「いつかそんな時がくるのか?」みたいなセリフもあったりするので、その辺覚えておくといいと思いますよ。

それと、一年の文化祭がどうだったかを確認する意味でも
喪20「モテないし準備する」
喪21「モテないし文化祭に参加する」(共にコミックス3巻所収)
は重要。
特に今回は具体的に1年の頃がどうだったかという話も出てくるので、その辺想像しながら読むとよりベターですね。

あと意外なところでは
喪159「モテないしまだ謹慎中」(コミックス16巻所収)
かな。
意外な人と意外な人との意外な組み合わせが、なんと意外にもこの時点で接点が!(もはや自分でも何言ってるかよくわからんw)

最後に、もはや定番となっている
喪147「モテないし一人(ぼっち)で寄り道」(コミックス15巻所収)
これもあげておきましょうか。主に最初の2、3ページあたりを復習してみるといいかも?


イメソンは、
スーパーカー「Sunday People」
ですね。(オフィシャルはないようなので各自検索してください)
読み終えた瞬間、なぜかずっとこのイントロが頭の中に響いていました。(この曲はサビ以上にイントロが肝だと思う)

個人的には初期のギターロックバンド然していた頃の方が好みだったりするんですけど、この曲は後の彼らの路線を予言するかのような不思議な浮遊感と不穏な空気が漂っていて妙に好きな一曲です。
できれば歌詞にも注目してほしいですね。
作詞の石渡淳治は今ではプロデューサーとしての仕事の方が有名ですけど、彼の皮肉の効いた鋭い言葉の切れ端は今回の「結末」と通じるものがあるような気がします。


まあしかし、前編と合わせて読むとすごいですね。
「予行演習」の意味がほぼなかったというw
でも、実はその「意味がなかった」ということに意味があるんですよね。

うまく言えませんが、今回の件はもこっちのやろうとしていることに何か大きなきっかけを与えるような予感がします。

ギャグ方面は派手さはないものの、ちょっとした言葉のやりとりがツボにハマるような味のある感じが多かったですね。前編ではUさん一人が頑張っていましたけど、今回はみんな満遍なく面白かった感じ。

そんな中、Uさんが後編でも登場してくれたのは望外な喜びでしたw
しかも今回彼女はIさんとコンビ(U&I?)を組むんですけど、その時のさりげない気遣いが身に染みるんですよね。私も似たような経験があるだけになんだかすごくうれしく思えました。
やばいほうのKさんもそうですけど、ほんのちょっとの心配りがなんだか無性にうれしく感じる回でもありましたね。

あとはNさんがなんか一人で張り切ってるわりには空回りしていましたねw
まあそこがかわいくもあり、面白くもあるんですけどw
もしかしたら今回の件で一番落胆しているのは彼女だったりして。

で、彼女いわく、まだ「仮」ということなので、本当の「本番」は次回以降なのかもしれません。
前編に出てこなかったキャラが鍵を握るといった手前、できれば次こそはあのキャラやあのキャラにも活躍してもらいたいなあと思う次第でありますw


というわけで、今回はこの辺で。
正式な感想はブラウザ版更新後の週末になります。(今のところ3月7日(日)ごろになる予定)


※コメントはご自由に書いていただいて大丈夫です。ただ一応、ネタバレを嫌う方への配慮として最初に【ネタバレあり】と表記していただけると幸いです。(強制ではありません)


発売日まであと1週間!ついに19巻の表紙および各ショップの特典も公開されましたね。


もちろん18巻の方もお忘れなく!


もこっちがタコ焼きを食べていた時に彼女はあんなことをしていたのか…と、想像してみるのも楽しいw


同じヤンキーが表紙でも、19巻とは随分雰囲気が違うなw


今回の話はもしかしたら、喪147と表裏一体なのかも。

関連記事
スポンサーサイト



tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

line
line

comment

管理者にだけ表示を許可する

「CONTINUE? ▶YES NO」Ⅰ(ネタバレあり。)

動き始めた「動き」が、そのまま次に進むとこうなるのか、という回だったと思います。



「未来予想図」は…、まぁ、当たらないですよね、自分でもそう思っていましたし、「当てる」ということが目的でもないし、――とにかく映画『雨宿り』を撮る、みたいな方角には行かなそうです、残念だー。
ネモが書いた企画書の表紙の「CONTINUE? ▶YES NO」(☆)というのが企画名だとしたら、なりそこないさんが言っていたような(☆☆)、「最後に到着してメタな感じのピースを埋める映画」が構想されていそうです。もし、その映画の内容がどうでも良いのだとしたら(☆☆☆)、それはどういう形式を満たせば良いのか? が気になります。

(☆ 最後の齣で印象的に目に入る。智子が夜、自室で悩むシーンでも読める。最後の齣では、本当に印象的に目に入ってくる。)
(☆☆ >私はもっと単純にメタメタというか、映画が間に合った後の後日談みたいものを流すのかなとぼんやり考えていましたが、)
(☆☆☆ 喪186前編時点での映画の位置づけ:

智子「えーと映画の内容はまったく決まってないけど…」
ネモ「そこら辺はクリアしてるんだからちゃんと言えばいいんだよ」

という会話でのネモの言いようだと、5分くらいの映画本編の内容は「決まってないけど」大丈夫、つまり、本編の内容はどーでも良い、と言ってる感じがして、――でもこれだと、「走れ!ゆりちゃん」の方が本編だと言ってるようなもので、でもあれは、「観客をトラブルの外に置く」枠組みでやったとしても、映画、というよりはYouTuberみたいですよね。)



ただ、二木さんの動向が相変わらず伏せられていること(☆)、明らかにネモがクロを振り回していてそれをゆりちゃんが見ていること、などから、企画の磨き上げと、ネモクロの爆発(ゆりちゃんが起爆する?)は、やはり今後あるんじゃないかと思います。でも、映画『雨宿り』を撮るような方角へ進む可能性は、――いや、無数の並行宇宙のなかに一つくらいはあるんじゃないかな、わたしたちの世界ではそうならないだけで…

(☆ 真子さんの隣の吉田さん(なるほどねぇ)の隣りにいるはずですが、見切れています。)



「未来予想図」を作り込んでおいて良かったことは、そうしておくことでわたしのなかでワタモテの姿がよりくっきりしました。あれは言わば更新を受けとめるための陣地作りですからね。
考えてみればあれほど「智子の敵は智子」と言っていたのに、この展開が読めなかったとは。(☆)
クラスプレゼンで智子に立ちふさがる敵は、急遽用意された「高沢」とか「三島」じゃなくて、…智子自身でした。

「つーかやれる流れを作れないネモが無能というか…」というクズッチぶりが素晴らしい。でも、ネモが一方的に振り回しているというのも事実ではあるんですよね。

(☆ さっき見たら同じ事をなりそこないさんが呟いていて共感しました。思うに物事を言語で考えると、「いまやもこっちの方が同調圧力の主側になっているのではないか」という想定される批判を意識しすぎてしまったのではないか、と感じます。)



小ネタ。「二年の時は黒木達と同じクラスだったから実質私も3-5だからよろしく」という言い回しが、「智貴くんは私の親友の弟でだからそれってもう私の弟みたいなもので」と似ていて面白い。あと個人的には「嘘!?考えるの!?田村さんが考えるの?」というセリフがかなり好き。オギーの「黒木!」の「!」にはみんな注目するでしょう、うんうん。最後のこみさんの発言は印象的ですね、「失敗も青春なんだろ?」 前編後編でこみさんの株は爆上がりですね。



さて、ここまで露骨に選挙が出てきたらキチッと票読みをしてから次回に臨みますよね。誰だってそーする、わたしもそうする。



【票読み】
読後すぐに票読みをしましたが、アプリの応援コメントや、どこぞの掲示板(ふだん見ませんし書き込んだこともありませんが)でも、みんなやっているようです。

3年5組は、ざーっと数えて32名♪(チュルリラチュルリラだっだっだ♪)
各企画の得票は:

_ ミュージカル
_ カレー
_ 焼きそば
_ ジェットコースター
8 【タピオカ】
0 たこ焼き
3 メロンパン
1 チュロスドーナッツ
3 迷路
7 【脱出ゲーム】
9 【映画】

(空白4箇所合計して1票以下。棄権ということもありうるんでしょうか?)

発案者も投票しているはずなので、映画9票のうち8票は会議に出ていた次のみなさんでしょう:

1黒木智子 2根元陽菜 3岡田茜 4加藤明日香 5田村ゆり 6田中真子 7伊藤光 8小宮山琴美 (うっちーは有権者では無い…)

ポイントが三つ:

① 「黒木組」以外からの賛同が無い。
② 9人目は誰なのか。

9人目候補として思い浮かぶのが、吉田さん、二木四季、清田くん、和田くん、だとして、誰が9人目だとしてもそれ以外の人たちは賛成してくれなかったことになります。とくに、

③ 吉田さんと二木四季のうち、どちらかあるいは両方が、智子にご祝儀票もくれなかったということが確定。(あるいは、会議の8人のなかに「裏切り者(?)」がいる。)

この③から見て、投票はペーパーによる秘密投票でしょう。挙手だったら、身近な人が賛成してくれなかったことへのショックと、でも、手を上げるべきだという考えは同調圧力そのものだ、という議論で、マンガの最後の方がもっとお通夜状態のはずだから。

とにかく、「プレ-プレゼン」で詳しく話を聞いた親しい人たち以外の賛同者は、まぁ、ゼロと言って良いので、智子が落ち込むのももっともでしょう。「プレ-プレゼン」をやっていなかったら、企画内容がつかめないまま投票となったわけで、その場合、「黒木智子というだけで投票してくれる人」ということになり、少なくとも伊藤光さんの貴重な一票は脱落したと思われます。
「プレ-プレゼン」は、ネモの意図としては「クロに試錬のプレゼント」だったのでしょうが、結果的には「根回し・票固めとして重要」だったわけです。



(いま思いつきましたが、最後の方の見下ろすゆりちゃん、「裏切り者」はゆりちゃんかも知れませんね。吉田さんと二木四季は映画に入れていて、ゆりちゃんが入れなかった。これで、プラス2マイナス1で数が合います。ゆりちゃんにしてみれば智子と一緒に文化祭が出来れば良いので、なんなら映画じゃない方がネモの影響力が減って嬉しいわけです。――こんなドロドロ展開やるかなぁ…? でも、ネズミーでは智子の外側の人たちはドロドロだったし、いよいよ智子を中心にドロドロ…?)

(時間が経つほどこれで合ってる気がします。吉田さんは「映画頑張ろーぜ」と軽く言ってくるのが似合いそうだし、二木四季ちゃんがクレームをつけてくるとしても、企画が映画となった上でのことだという気がする。海辺では「カメラならスマホでだいたいなんとかなる」と既に技術指導をしてくれていますし、智子のイメージのなかで撮影監督は四季ちゃんだし。――そして、最後の方の齣の智子を見下ろすゆりちゃんの表情は、ちょっとただごとではありません。)

(ゆりちゃん「裏切り」説の場合、それに気づくのは誰か? こんな細かいことを考えるのは…、明日香ちゃんだと思うんだけど、その後の展開については時間とともに思案したいと思います。)



ネモの「やったねクロの案通ったよ、まだ仮だけど」という言葉の解釈が、このあとプレゼンをし直して上位3企画で決選投票をする、ということなら、

迷路+脱出ゲーム=10
食べ物系合計=8+3+1=12

なので、結構厳しい情勢です。
ネモの言葉の解釈が別なら… ここで、感想を二つに分けます。



ところで、最後に現在進行形の青春を。

新型コロナで外部非公開を余儀なくされた渋谷学園幕張校の槐(えんじゅ)祭では、ジェットコースターをやったみたいですよ!

https://enju2020.shibumaku.jp/2-f/6107/

凄すぎる。

No title

更新お疲れ様です。
久しぶりにもこっちがへこむ話が見られてよかったです。
へにょ顔もこっちが昔と違ってかわいかったですけどw

「CONTINUE? ▶YES NO」Ⅱ(ネタバレあり。)

ネモの「やったねクロの案通ったよ、まだ仮だけど」という言葉の解釈を、

「「走れ!ゆりちゃん」からの→5分間の映画」という企画は通った、でも、「5分間の映画」の内容はこのあと公募するから、そこで智子の脚本が通るかは未定である

としてみます(この解釈案は某掲示板で拾いました。)。



この解釈は、喪186前編時点での映画の位置づけと整合させることが出来るんです。

智子「えーと映画の内容はまったく決まってないけど…」
ネモ「そこら辺はクリアしてるんだからちゃんと言えばいいんだよ」

という会話でのネモの言いようですが、映画の脚本が決まって無くても、大枠での企画の体(てい)は「クリアしている」から、まず、「「走れ!ゆりちゃん」からの→5分間の映画」という企画を通して、「5分間の映画」の脚本はそのあとだ、と解釈します。(「映画の内容はどうでも良い」ではなく、そもそも企画が通っていないいまの時点では「まだどうでも良い」と素直に解釈します。)

(うーん、「まだ仮だけど」を自然に読めば「3企画決戦プレゼン合戦」を意味しているかなぁ でもその場合は他の2企画にも支持者集団とリーダーがいなければならないわけだけど、秘密投票だったわけだし、そもそも「食べ物系」の半数は浮動票みたいなものじゃないかと思うし… 智子たちの会話が「映画という企画自体は確定した」みたいな感じで、「さぁ、決戦プレゼンに備えるよ」という感じでも無いし…)



そこで、次は「5分間の映画」の脚本公募がある、とします。すると、――映画『雨宿り』への道がまだ続くんですよ! 妄想を始めます。



智子の部屋で脚本のアイディア出し会議。

智子がゲスな目的もかねて、「みんなの初体験とか聞けたら参考になるかも…」とほざく。(喪184後編での、平沢雫ちゃんとのエピソードはここへの伏線になっている。)
ネモとかが顔を赤らめている時、ゆりちゃんが「私の初めての体験は…」と話し始める。一同、驚く。

思い返すと17巻喪163。智子、ゆり、真子の三人で下校している時、小坂君と再会したわけですが、ここでの

智子「色々あって高一の夏休みに初めてをあげた人かな…」
真子「え!?」
ゆり「初めての何?」
智子「……初めての土下座……」
ゆり「なんで?」

という会話、ゆりはもこっちのなんたるかをよくつかんでいるから「初めての何?」になった、といままでは解釈していたわけですが、――ゆりちゃんは「頭、吉田さん」なので、「初めてをあげた」という言い回しを理解していなかった、「初体験」という単語の独特な意味もよく理解していない、と仮定します。

だからゆりちゃんは「私の初めての体験は…」と話し始め、初めてラップを聴いたときみたいなクソくだらない話をして智子にあきれられます。なんなら、智子か真子さんから「初体験」という語の説明があり、智子がゆりドンを食らうまであるでしょう。しかも、経緯をすべて見ているので明日香ちゃんも全然智子をいたわってくれないというスラプスティック…

それでも智子が懲りずに明日香ちゃんの初体験を聞き出したい感じにもぞもぞしていると、ゆりから、「初めての土下座でも脚本にすれば良い」みたいな断罪を下されます。

――で、智子がアイディアをつかむのです! そうか、『雨宿り』を映画にすれば良い… というか、『雨宿り』を映画にしたい、と。



そもそもわたしが映画『雨宿り』を思いついた最初の切っ掛けが、(遠く1巻のイメージのなかであの東屋の情景がくっきり浮かび上がってくるということもありますが)、喪163で小坂君と再会したのは何かの伏線なんじゃないか、と感じていたからです。

以上のような流れで智子が最初のインスピレーションを得て、でも書けなくて、とても激しい特異点(ネモクロ決裂withゆり)を経て、追い込まれ、泣きながら楽しそうに創作を始める。

いかがでしょう?



とりあえず、第一感をだーっと書きました。(ⅠとⅡは事前に書いておいて、他の方の書き込みを読まずに書き込んでいるので、サイトをあたまから読んでいると妙な箇所があるかも知れませんがご容赦下さい。)

続き(があるとしたら)はちょっと落ち着いて、ワタモテ全体を俯瞰しながら思案したいと思います。

喪186後編感想(ネタバレあり)

更新お疲れ様です。
今回は予想通りなのと意外なのが入り混じったまたも複雑な気分ですね
なりそこないの日ごろ言われているように「肩透かしの谷川先生」というのが思い出しました

 まずプレゼン練習の帰りに、またもうっちーの奇行かと思いきや、話す相手がいなくて持て余している伊藤さんを相手にしている気遣いをしているのが、なりそこないさんの言われるようにいい心意気だなと思いました。まあメガネことコミさんのことを探りたいのも多少あるのでしょうけど(伊藤さんの情報話は無駄に長いのをうっちーが察したかはこの際置いておくw)修学旅行のときにクラスのはぐれ者のもこっちたちとなるべく関わらないでおこうと行動していた彼女とずいぶん変わったなと思います。「私も実質3-5だから」という迷セリフも加えてwゆりちゃんの考えておく発言にびっくりするネモ、まあ彼女は全部否定から入っていましたしね、もこっちの練習を見て色々心境の変化が起きたのでしょう。

 自宅に帰って不安になるもこっち、そしてラインからゆりちゃんに連絡して文化祭のことを聞きますけど、店番の回想の中で、サチノリたちと一緒にキバ子がすごい明るい笑顔で現在の不安な顔との落差が感じられます。対してゆりちゃんは無愛想極まる態度でまこっちが愛想全開なのはまあ予想通りだなと思ったり。こういうのを積み重ねた結果が修学旅行での裏切りなのかもと憶測してみたり。「それよりどう楽しかった?」や「今回は楽しければいいね」とのやり取りはいつも通りよかったです。もこゆりは自然思いあえているなと。
 加藤さんに連絡するもこっち、相手が風呂だとわかるといったん断るもののビデオ通話にしたいとかいう、もこっちの相変わらずの変態っぷりは健在、なんちゅう目をしてるんだ、応援コメントにはナルトの大蛇丸かとか書かれていて爆笑。加藤さんもわざと応じているんじゃないかと、会話のなかで「映画楽しみかも、ちょっと怖いけど」というセリフに何か心刺さるもこっち、怖いというのは単純に出し物が映画じゃない場合か
それともなんらかのトラブルか、不安が沸き起こる重要なセリフに見えます。

 でついに当日ですが文化祭実行委員はスムーズに決まりました、荻野は相変わらずもこっちを注視しているようです、キバ子もちゃんと見ていてほしいものですが、余計こじらさせるだけなので田中がいれば大丈夫と勘違いを続けていてほしいですね。で文化祭実行委員は、もこっち・ゆり・ネモ・清田・和田・あーちゃんとなりました。ここで和田くんがもこっちとどう絡んでいくのか注目ですが、清田があーちゃんを誘うのにうるさかった、というのは18巻のオムニバス回でのフラグみたいに思えますね。で清田の司会進行で出し物決めが始まるのですが、案の定というかただただみんなの意見を求める感じになってしまいました。これは予想されていたことですが、高校生の文化祭の出し物決めで挙手して自分のやりたい出しものをプレゼンをみんなで拝聴していくって、あまり出てこないシュチュっぽいでしたね。やれるとしたらそれこそクラスのリーダー的な人がいきなり挙手してプレゼンするとかそういう流れになるでしょう。案の定もこっちは言い出せない状態に、そのうえ流れを作れないネモを無能とまで非難する始末。そこでネモは強引にもこっちに意見を言わせる場を作るのですが、彼女は当然上がりに上がってしまって練習のときよりひどい醜態をさらすはめに、まこっちの心配そうな顔を見ると相当よくないっぽい、コミさんは真顔で何を考えているのやら。自分の席にはかつての自分を幻視してつまんなそうな顔をして見えたということは、プレゼンは失敗したといっても過言ではないでしょう。喪185の席決めはクラスの俯瞰だけじゃなくて、かつての自分との対峙も含んでいたのは結構な伏線です。

 で結果は映画9票・タピオカ8票・脱出ゲーム7票というもの、ネモはよかったと汗をかきながらいいますが
(仮とわざわざ書いたのは、クラスの過半数もとっていないうえに僅差だったので後日決選投票でもするのでしょうか?チュロスドーナツはキバ子が投票したのじゃないかと勝手に憶測しますw)、もこっちは組織票で決まったとへこんでいました。まああのプレゼン練習のときのメンツ(もこっち・ネモ・ゆり・加藤・まこ・伊藤・コミ・あーですでに8名、あとは二木さんか吉田さんか清田か和田くんのうち1人が入れたのか?という感じ)で暫定1位になれたような感じ、もこっちのへたくそなプレゼンに惹かれたその他クラスメイトはほぼいなかったわけですから。でもプレゼン練習自体はあーちゃんや加藤さんの賛意を得るのに十分だったから無意味とは思いませんけど。「最近みんなといて調子こいていたけど」にじっと見るゆりちゃんは何を思うのか。そこでコミさんが「失敗も青春なんだろ、気にすんなよ、これからもっと失敗すっかもしれないし」と煽るような励ましですが、ネモの暖かい励ましよりももこっちにとってよいものだったはずです。「大失敗も青春の一言」はもこっちが言い出したことですし、肝心の本番でミスするというのは青春にとってつきものですから。だからといって映画案の取り下げはやっちゃいかんですけど。

 今回はもこっちの失態も注目すべきなんですけど、ネモもフォローに失敗していた感じがかなりしました。ネモはどうも前編でもこっちのアイディアを聞く前の、声優専門学校のときから浮かれていたように思えます。プレゼンに気を取られて実際司会進行がどうなるのやらをお留守にしていて、ただもこっちのいったアイディアでみんなを巻き込むだけを考えていたように思えます、目的と手段は両方大事なものですから。まあネモに頼り切りになろうとしていたもこっちもどうかとは思いますけど。
 そして仮決まりからのほかの対抗馬なのですが、タピオカはさておき脱出ゲームに関しては今回姿を現さなかった二木さんがこっちを推しているのじゃないかと憶測したくなりました。彼女は動画配信者ですから、脱出ゲームといってもスマホや映像機器を使うこともできるようにも思えます、彼女自身にも男子の友人がいますしね。案外二木さんともこっちとの対決になりえるかもしれません。キバ子は何かしてくるのかもしれませんし、彼女の性分ならタピオカを推すでしょう。なんというか今後の予想がまったくできない状況ですね、二週間後も期待大です。

 19巻の表紙と各店舗の特典が出ましたけど、19巻のヤンキーたちともこっちがすごい楽しそうな表紙で今まで一番好きかもと思いました。特典もとらのあなのみんなでドライブが推しですね。では今週末のクリスマス特別編の感想も期待して待っております。

No title

更新お疲れさまです。
私も事前に予想していたものとは違って肩透かし感というか面食らいましたが、面白く読めたと同時に、
口の中に苦味が広がるようななんとも言えない感じもあり。
結局のところ、もこっちの身内だけが映画案に賛成しただけであり、 クラスの半分は現時点では乗り気ではない。
数で押し切るのは予想されていましたが、ここまで極端な結果になるとも思ってなかったですね。
これは今後もいろいろとありそうで、ちょっと不穏要素ではあります。
ネモが一生懸命もこっちの背を押してたのに、今回もこみさんがかっ攫っていった感がw
同じ台詞をネモに言わしてもいいですが、こみさんが言うとまた違った味わいになるのがいいですね。

それではイメソンです。
「ウェザーリポート」BUMP OF CHICKEN
https://j-lyric.net/artist/a000673/l02397c.html
https://www.nicovideo.jp/watch/sm27040431
まこっち。メジャー4枚目(通算6枚目)アルバム『COSMONAUT』(コスモノート)収録曲。
イントロのメロディは、小学校のチャイムの音を入れ替えて作られた。フジテレビ系列の情報番組『直撃LIVE グッディ!』の天気コーナーでこの曲が使われていたことがある。
「花に亡霊」ヨルシカ
https://j-lyric.net/artist/a05cf40/l050436.html
https://youtu.be/9lVPAWLWtWc
もこっち。3作目のデジタル配信限定シングル、3rdアルバム(メジャーでは2枚目)「盗作」収録曲。
長編アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』主題歌。
MVには同作品の本編の映像が使用されている。
「ゆうこ」村下孝蔵
https://j-lyric.net/artist/a00282f/l005d79.html
https://www.nicovideo.jp/watch/sm7318610
加藤さん。4枚目のシングル。
タイトルの「ゆうこ」は、当時婚約中であった副島優子の名前からとられた。副島優子は画家の船田玉樹の娘で、アコーディオン奏者として活動している。村下とはその後まもなく結婚し、娘(シンガーソングライターの露菜)をもうけたが、1985年に離婚。村下はその後、別の女性と再婚している。
おまけ
「この国に生まれてよかった」村下孝蔵 https://j-lyric.net/artist/a00282f/l006e28.html
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9388532
19枚目のシングル。
ハウス食品「特選生わさび」CMソング。

No title

その2
「柊」Do As Infinity
https://j-lyric.net/artist/a0007b6/l002255.html
https://youtu.be/g87zI1OJdt8
ゆりもこ。17枚目のシングル。
TBS系ドラマ『恋文 〜私たちが愛した男〜』主題歌。
MVの撮影場所は北海道。当初は快晴だったが、映像は全てモノクロに編集されている。
「Wait & See~リスク~ 」宇多田ヒカル
https://j-lyric.net/artist/a001c7c/l0009bc.html
https://youtu.be/zIEf-xJ8VE4
二木さん。5枚目のシングル。
発売初日までの出荷枚数は102万枚、さらに初日だけで発売元の東芝EMIに寄せられた追加注文が約30万枚に達した。累計出荷枚数は165万枚以上。
MVは渋谷の路上をマシンを操って駆け巡る宇多田ヒカルがCG合成されたものとなっている。
東京急行(現在は東急電鉄表示で統一)、新玉川線(現在は田園都市線)の案内表示など、1999年後半から2000年初期における渋谷の街並みが随所に確認できる。

【ネタバレあり】感想とか

更新お疲れさまです!

今回の喪186、後編がどんな感じで描かれるかは予想できませんでしたが、映画に賛成するのが黒木軍団だけになるのでは…というのは個人的に予想の範囲内でした。

というのも、メタ的視点だと3-5クラス全体で32人(座席表より)いる中で、これまでちゃんと描写されているキャラクターって男子入れてもその半数くらいなんですよね。そんな状態なのにもう高校生活も残り少なくなってきた段階で、クラスの出し物を決めようって話に"まだ顔や名前も出ていない生徒"まで巻き込んで賛同を得たり、あるいは議論したりする展開はまずやらないだろうなと。前編の「予行演習」が物語的にはもう本番だった感じですね。(キバ子が反対するのでは…的な予想もありましたが、そもそもキバ子は3-5では孤立してるので転がしようが…)

ただ、こう書くと作劇上の都合に合わせた展開に思えますが、実際は現実でも同じようなもんなんですよね。高校生位になるとクラス単位の行事も一部のやる気のある人達が中心になってほとんどを進めて、それ以外の生徒はただ流されるだけという。それに高校のクラスメイト全員の名前なんて私も当時覚えていませんでしたよ。笑

それと、わたモテでは「もこっちの交友関係が広がると"モブキャラ"が主要人物に昇格していく」様子が他の漫画にないリアリティにもなっていますし、「登場人物の数=もこっち主観での世界の解像度」という感じに受け取れるので、今回の展開も違和感は感じません。少し練習した程度では本番で真っ白になるもこっちも含めて「そんなもんだよな」と素直に思えますね。
前編に続きイケメン度の高いフォローをしてくれるこみさんにはフィクション味を感じますが。笑

追記:加藤さんは天然ではなく養殖のエロということを思わせる描写が最近増えてきた感じが…

さらに追記:これまたメタ的視点ですが、ネモのやることってネモの思惑通りにはまず進まない…というお約束があるっぽいので、ネモの逆張りすると結構予想が当たるかもしれません。笑

当日更新お疲れ様です。

そして、このコメント、【ネタバレあり】です。ガンオン更新で内容を確認する方は読まない方が良いかと。



今回は肩透かしだった。

管理人さんのおっしゃる通りとしか言いようがありません。私もなんか違うと思いました。

しかし、よくよく考えれば、無理もないことなのかもしれませんね。

管理人さんの言う通り、そうなる方がリアルですし。わたモテの作風とも合致している。



それに、ああいうオチにしないと、黒木グループがクラスメイトに同調圧力をかけていたことが既定の事実として定着されてしまいます。

一度そうなってしまうと、物語の雰囲気がガチで悪くなるので。これから、いろいろと笑い辛くなる。そんなの日常ギャグコメ漫画では致命的です。

(某スケットダンスみたいなシリアスパートやその解決編も有りな漫画ならともかく、わたモテで物語の雰囲気がガチで悪くなるのはまずいです)



それならば、黒木グループはまだ同調圧力をかけていないことにするしかない。

そうしたメタ事情もあって、ああいう肩透かしなオチになったのかもしれません。



それと多分ですが、次回以降の「本番」でも、悪意や同調圧力云々の話はやらないような気がしてきました。

これはわたモテの作風だけでなく、そもそも3-5では、智子に悪意を抱いたり、黒木グループの同調圧力に嫌々従うような人物が希薄だからです。

普通、現在の智子のような人間がいれば、強い悪意を抱く者が現れます。嫉妬とか、そういうのですね。

また、黒木グループ全体に媚びを売る者も出てくるでしょう。嫌々でも媚びを売っておけば、そのグループに加えて貰える可能性だってゼロではありませんから。

しかし、3-5でそういうことをしそうな人物はいません。

(南さんは性格に難はあれど、智子個人に嫉妬して強い悪意を抱くようなタイプではありませんし、今さら黒木グループに媚びを売るために智子達に嫌々同調したりもしないでしょう)

(田中さんの手伝いだったらやるかもしれませんが、それは黒木グループに加えて貰うために媚びを売るのとはまた別のことですからね)

サチやノリといった子達ならば智子に嫉妬したり、保身のために黒木グループの同調圧力に嫌々従うかもしれませんが、彼女達は別クラス。3-5にはいません。

そんな感じで、3-5では、智子に悪意を抱いたり、黒木グループの同調圧力に嫌々従うような人物が希薄。

以上のことから、次回以降の「本番」でも、悪意や同調圧力云々の話はやらないような気がしてなりません。



それにしても、こうしてみると、智子は非常に運が良いことが分かります。

運が良いからこそ、3-5には智子の友人が集まり、サチやノリのような人間が排除され、悪意や同調圧力の心配が無くなったのですから。

(前の記事のコメントでも智子の運の良さを指摘している方がいましたが、本当に同感)



ただ、ここまで運の良さが強調されると、智子が『本当に何も持ってない人』を見かけたら、どんなアドバイスを送るのか気になるところでもあります。

『方向性はともかく自分なりに頑張っていればそのうち運が向いてくる』なんて言うだけじゃ、言われた側も納得できないでしょうし。

(これだと、『運が向いてこなかったら、お前の頑張りが足りなかったせいだ』って言い訳できてしまうし、智子の印象が悪くなる)

やっぱり下手なアドバイスはやめて、智子やその仲間達が定期的に話し相手になってあげるか、ヤンキーグループなど別のコミュニティを紹介してあげるしかないかな……

(智子だって、仮に自分に運が向いてこなかった場合、そのぐらいの恩恵を預かって、心の支えにしないとやっていけなかったでしょうし)



ところで話は変わりますが、Kさんの心配りは、私も本当に光っていたと思います。智子と親しいKさんだからこそ、容赦がなく、それでいて心に響く言葉でもあります。

これなら、読者の智子への印象も今以上に良くなります。

管理人さんも察しているとは思いますが、読者の智子への印象って、必ずしも笑えるものばかりじゃなかったりします。

ほら、智子は普段Kさんを見下したような態度を取るじゃないですか。

ぼっち時代だったら智子の余裕の無さが強調されて笑えたのですが、完全リア充と化した智子がKさんを見下すと、すごい感じ悪く見えてしまいます。

(Kさんは学内だとIさん以外に友人が無さそうなのに、智子は友人いっぱいいるから、余計に感じ悪く見える)

ニコ先生方は、そうした意見に応えて、Kさんの心配りが光る話を作ったのだと思われます。それも、遠慮がなく、智子の心に届くような言葉を言わせるような話を。

智子がKさんに容赦が無い様に、Kさんも智子に容赦が無い。それでありながら、時に心に届く言葉を放つことができる。

それを描けば、智子とこみさんは対等な関係で、親友のようなものと、読者に印象付けることができます。

そうして、読者の智子への印象をよくすることが先生方の目的だったのでしょうね。

やはり、先生方はとても気を遣って描いていると再認識させられました。



Nさんに関しては、やっぱりアニメみたいな作り物染みた展開を望んでいたのだと思われます。

やはり、あの子はアニメの世界に入ってみたいんだな、と。

(そういう業界に入りたいとかではなく、本気でアニメの世界に住んで、そこのキャラと交流したいと思ってる)

そんな子だからこそ、アニメみたいに変わった女の子(智子や田村さん)に執着する。

あの子の抱える夢も、アニメの世界に少しでも近づきたいが故なのでしょう。

それほどまでにアニメの世界が好きで好きでたまらない。それ故に、現実でアニメのような出来事が起きることを強く望むのだと。

これはある意味で現実逃避でもあり、普通ならば糾弾されるような話でもあります。現実を見ろ、と。

しかし、根元さんは現実面での能力に優れているため、多少の現実逃避ならば許される。大した問題にはなりません。

(というか、根元さんのそれが問題視されて糾弾されるような展開にしたら雰囲気が悪くなりますし、それを考慮しても糾弾されることはないはず)

先生方は本当によくキャラクターを練っていると思いました。

(そうでなければ、ここまでヒットしなかったでしょうが)



思ったことは以上になります。また長文になってしまいましたが、どうかご勘弁を。

【ネタバレあり】

No title

そろそろアプリ更新でネタバレ感想を出してもいいんじゃないかなとコメント欄を見て思いました。

コメント返信その1

みなさん、コメントありがとうございます。
まとめての返信にて失礼いたします。
(ネタバレへの返信もありますのでご注意ください)


>Mさん(CONTINUE?1)

うーん、確かにこの流れでは映画『雨宿り』の線は望み薄そうですね…

>ネモが書いた企画書の表紙の「CONTINUE? ▶YES NO」(☆)というのが企画名だとしたら、
そうそう、あれもすごく気になっていたんですよね。PSっぽいコントローラーもイラストもありましたし、全体としてゲームっぽい企画を想定しているのかなと思いました。
ラストのあれは喪182の「END」を彷彿とさせましたね。あれを意識してるとするなら、やはり最初からメタなものを用意しているのかもしれません。

こうなっていると、ネモの「クリアしてる」の意味がポイントになってきますね。
あの企画書を作ったのがネモとするなら(まあ「クロ原案」とあるんですからたぶんそうなんでしょうけど)、最初から映画そのものは度外視していると考えたほうがよさそうです。

今回のもうひとつのポイントとして、二木さんの姿を描いていない点が挙げられますね。彼女が異議を唱えるかどうかは置いとくとしても、なんらかのアクションはあるものと考えていたのでこれは予想外でした。
もう一人のキーパーソンである吉田さんは一コマとはいえ、ちゃんと描かれていただけにかなり気になります。
でもそうか、てっきり真子が二木さんから吉田さんを奪った(笑)のかと思ってたのですが、考えてみれば右隣もあるんでしたねw あそこに二木さんが座っていたわけですか。

いずれにしてもこれらは意図的にしていることでしょうから、まだ一波乱二波乱あることでしょう。

「未来予想図」は陣地作りですか。相変わらず例えが絶妙だなあw
でも、前回の時にあれだけもこっちの敵はもこっち自身だと言っておきながら、この展開を読めなかったのは痛恨の極みですね。確かに「もこっち委員長化」の批判に引っ張られたきらいはあったかもしれません。
まあ考えてみれば、今更「高沢」「三島」が突然重要キャラとして君臨するとはとても思えませんよねw

今回は台詞回しの妙が目立ちましたね。もこっちのクズ発言も笑いましたw あのノリはなんだか往年の香りがしましたね。
ネモは一人で振り回してるように見えて実は空回りしてる感じが面白かったです。むしろ彼女の方がなんか前のめりなんですよね。

>小ネタ。
今回は派手さがない分、いつまでも噛んでいられるような味のあるネタが多く見られました。うっちーネタもいつものような力技ではなく、小さくてもきらりと光るみたいな感じでよかったです。うっちーが知らず知らずにこみさんとかぶってる感じも面白かったw
最後のこみさんは前編に引き続きかっこよかったですね。喪186の裏テーマとして小宮山さん好感度爆上げ計画でもあったんでしょうかw
その小宮山さんを引いた感じで見ているネモもおかしいw

>【票読み】
これはやっぱり、みんなやりたくなりますよね。

クラス人数が33名って、どこかで確定してたんでしたっけ?
喪185の後ろに貼ってある座席表を見ると、6×5+2=32名かと考えていたのですが。

>発案者も投票しているはずなので、
これですけど、アプリの応援コメントを見るとタコ焼きが0なので、発案者は投票できないシステムなんじゃね?という声がありましたよ。
ただ、それだけでは根拠にするのはちょっと弱い気もしますけど。あの発案者は「タコ焼き…」と消え入りそうな感じで言ってたんで、本人的にもあまり本気じゃなかった可能性もありますし。
(呟きでは吉田さんかな?とも思ったんですけどねw)

ちなみに発案者は投票できない説だと7人+吉田さん・二木さんで9人になるので、順当な結果となりますね。

>この③から見て、投票はペーパーによる秘密投票でしょう。
投票システムについてはあまり深く考えていませんでしたけど、確かに挙手だと遺恨が残りそうですね。
でもそうか、自分の頃は文化祭の出し物なんて普通に手を挙げて決めていたような気がしますけど、今は逆にそういう同調圧力とかを気にするのかもしれません。

>結果的には「根回し・票固めとして重要」だったわけです。
なるほどそう考えると、予行演習の意味は普通にあったんですね。

ていうか、あんな企画案を作る暇があるならあれをコピーしてみんなに配ればよかったんじゃないかという気もしますけど。
もちろんしっかり目を通す人間なんてそうはいないでしょうけど、少なくともきちんと考えられた案なんだということは伝わるでしょう。
「意図が全く伝わってなかった」と落ち込むくらいなら、あれでハッタリをかますくらいやってもよかったんじゃないかと今思いましたw

>「裏切り者」はゆりちゃんかも知れませんね。
いやあ、私はそれはないと思いますけどね。普通に8人は演習参加者で、あと一人は二木さんのような気がします。吉田さんは喪182のイメージからすると(現時点では)映画案を鬱陶しく思ってるんじゃないかと。

最後のゆりちゃんの表情も私には平常運転のように思えましたよw
ていうか、あれは単に「私こんなもんだったわ」と卑下するもこっちを見下してる意味なんじゃないかと。
もしあれが影で裏切ってる顔だとすると、ちょっと洒落にならないくらいのサイコキャラになってしまいますね。
まあ例のクリスマス特別編の席の件もあるので、あながち否定できないのが苦しいところなんですが。

でもそれだけドロドロの世界を文化祭でやって、さらにクリスマスでもあれでは、ゆりちゃんのキャラ完全崩壊しかねませんよね。
もこっちとのWヒロインであるゆりちゃんをそこまで落とす意義があるとはちょっと思えないかなあ。

たしかに3案で決選投票となると、勝ち目が薄いですね。
ていうか、それだとこのままではまず通らないわけで、ネモの「やったね」に違和感が出てきます。
うーん、私も最初はこの解釈だったんですけど、なんか違うような気がしてきました…

>ジェットコースター
おお、話からして元ネタがあるとは思ってましたが、これはすごい。そうか、幕張のモデル高で実際にやったんですね。
コロナで非公開だったのがつくづく残念ですが、それでもこれは一生忘れられない青春の1ページとなるに違いありません!


>AEGさん
あのへにょ顔はかわいかったですねw
今から宣言しておきますが、たぶん正規感想ではあれを「個人的ベストもこっち」にすると思いますw


>Mさん(CONTINUE?2)

なるほど、企画そのものは通ったけど「映画」の中身はまた別に公募するという解釈ですか。
確かにそれなら「クリアしてる」の意味もぐっとわかりやすくなりますし、辻褄が合いますね。

>うーん、「まだ仮だけど」を自然に読めば「3企画決戦プレゼン合戦」を意味しているかなぁ
私も言葉の印象からするとそう思うんですけど、気になるのはもこっちが最後で「今からタピオカ屋に変えられるかな…?」と言ってることなんですよね。
この「変えられる」というのは、決まった案を変えるということなのか、それとも決選投票で自らの投票先を変えていいのかでまったく違った意味になりますから。

ただ、その後のネモの発言も踏まえると、どうも「映画案」自体は決まったかのようにも受け取れるんですよ。
というのも、「この先」みんなの前では、と言ってるじゃないですか。
これって、決選投票があると考えるとなんか不自然に感じるんですよね。
「この先」というからにはそれなりの期間を想定してるように思えるんです。つまり、案はすでに通っていて、これから「映画」に向かってみんなで一致団結しなければならないのに、言い出しっぺがそんなことでは困るみたいな意味を込めての言葉なんじゃないかなと。

うーん、最後のページを何度も読み返すうちにどうも決選投票ではないんじゃないかという気がしてきました…

そもそも私がなんで3案で決戦かと思ったのかといえば、あの黒板の表記なんですよね。
どの案かに決まったのなら、いちいち2位、3位とか書くかな?という疑問から始まっているんです。
逆にいえば、それさえ度外視すれば「映画」自体は決まりというのはごく自然な気もするんですよ。
2位、3位とあったのは、万が一映画がポシャった時のための保険の意味でああ書いたと考えれば一応おかしくはないですしね。

>そこで、次は「5分間の映画」の脚本公募がある、とします。すると、――映画『雨宿り』への道がまだ続くんですよ!
www申し訳ないですけど、ここで笑ってしまったwまだ諦めてなかったんですねw
いや、よほど思い入れがあるんだなと感心しましたよ。

でも、ドタバタ初体験ネタからの『雨宿り』はなんだか説得力がありますね。喪163が実はさりげない伏線だったのというのも、ロングパス伏線が多いわたモテならあり得そう。

うん、これは前回の「未来予想図」よりも可能性としては高いんじゃないでしょうか。
今回「昔の私」が出てきたのも、そこにつながると考えればなんだかきれいにまとまりそうな予感…

もし、その某掲示板説が正しいとするなら、十分にあり得る展開だと思いますよ。
いずれにしても「仮」がどういう意味なのかによって、今後の予想が左右されそうですね。


>かわずやさん

複雑というか、読むたびに感想が微妙に変化しそうなんですよね。実際、ツイッターでの時と今回の簡易感想でも微妙に受け取り方が違っていますし。
たぶん、正規感想を書く頃にはまた変わってくるような気がします。

冒頭のうっちーはもう本当最高でしたよ。
もちろん、こみさんの情報を探るためという面もあったでしょうけど、絶対にそれだけじゃないんですよね。
ちゃんと伊藤さんの立ち位置を踏まえた上で声をかけているんです。GW明け(喪144)のゆりちゃんとのツーショットを思い出しましたよ。
伊藤さんが何かを察して情報提供をしようとするのもいいですけど、それをさらりとかわすうっちーのコミュ力w

さりげなく「いと」と呼ぶところもいいですよね。
伊藤さんは小宮山さんのことを「こと」と呼んでるのに、小宮山さんはずっと「伊藤さん」なことを心の中ではどこか寂しい思いがあったと思うんですよ。顔には出てないけど、きっとあれはうれしかったと思うなあ。

縁日の回想では、なにげに重要な情報が出てきましたよね。少なくともキバ子サチたちとゆりちゃんらは同じクラスだったということで、過去編にますます期待がかかりますw
キバ子のあんな笑顔はここ最近まったく見せてないですからね。意図的に挿入したと考えるのが自然でしょう。
ゆりちゃんのあのセリフはなんだか意味深にも感じられました。ひょっとすると、あれが実行委員への立候補につながったのかもしれませんね。

ああ、あれはナルトの大蛇丸なんですかw 唐突にもこっちが変な表情をする時は必ず何か元ネタがあるはずだとは思っていましたがそれは気づかなかった。ていうか、なんでこのタイミングでw
加藤さんの「ちょっと怖いけど」は、映画がちゃんと成功するかどうかという風にとらえてました。一年の時はとりあえずできそうなものをということだったので、それに対してはたして今回はどうなんだろうという意味なのでは。

荻野は南さん問題にはまったく気付いていないんじゃないでしょうか。彼女の中では二年生の時のイメージのままな気がしますね。友達のいる子がなにかのきっかけで没落するというのが想像できないんじゃないかなあ。
そういえば、今回決まった6人で文化祭の出し物は進めていくんですよね。和田くんと清田は今後出番が増えそうで楽しみです。あーきよのフラグもありそうで、ちょっとワクワクしますね。卒業までになんとかくっついてくれればうれしいかもw

まあ、文化祭の出し物なんて普通はあんな感じですよね。私もすっかり忘れていましたが、自分の頃もあんな雰囲気だったような気がしますよw
ていうか、ああなる前にネモが「みんなちょっといい?」と一言宣言してから場の空気を支配しなければいけない場面でした。最初に清田たちに根回しをするべきでしたね。もこっちが無能呼ばわりするのもわかるw
一度ああいう流れが出来上がった中でのプレゼンになったことで、予行演習で培った気持ちの持ちようが一旦ゼロになってしまったのが大きかったと思いますよ。

喪185は本当ここへの伏線でもあったんですよね。ちゃんと前もって提示されていたのに気づかなかったとは…

「仮」問題は、今後の展開を読むにあたっての一番の悩みどころですね。Mさんとのコメントでもああでもないこうでもないとなりましたが、どうも決定打に欠けます。
決選投票なら「やったね」と喜ぶのはまだ早いような気がするんですよね。Mさんの票読みから考えると、楽観できるような状況じゃないんじゃないかなあ…

チュロスはキバ子ですかw まあ彼女はそういうの好きそうではありますが。
でもそうなると、やはり挙手ではなく紙による匿名投票なんでしょうね。今の彼女が一人目立つようなことをするとはとても思えませんから。

映画に投票した9人は意図的に8+1にしてるような気がしてきました。個人的には清田や和田くんは違うと思うんですよね。やはりここは二木さんなんじゃないかと。今回彼女がいなかったのもそこへの伏線だったりするのかなと考えています。

ネモが小宮山さんを変な目で見るところが面白かったですw こいつ、煽るようなことを言って…みたいな顔をしていましたよねw
でも、昔からの腐れ縁だからこそこういう率直な励まし方もできるのかという気持ちも見え隠れしてる感じで、一筋縄ではいかない感情の現れかなとも思いました。わたモテって、言葉だけじゃなくこういうちょっとした表情からキャラの心情を想像できる面白さがありますよね。

ネモは本当に一人浮かれていましたよね。あの企画書も彼女の前のめり感の現れなのかなという気がしました。
声優専門学校からというより、それこそ夏休み前にもこっちを誘う時からかな(喪164)。…いや、もっと前、七夕の時からかも。もこっちの半ば無理やりにお願い事を書かせたときから彼女は浮かれていたのかもしれません。
いずれにしても、ちょっと空回りしてる感じは否めませんよね。何をそんなに焦っているのかという気もしないでもないです。

ああ、脱出ゲームですか。あれは確かにちょっと手の込んだというか、他とちょっと毛色が違いましたね。なんか(謎解き)なんて注釈もついていましたし。
>彼女自身にも男子の友人がいますしね。
ああそうか。もしかしたら、彼女のゲーム仲間が提案したのかもしれませんね。なるほど、二木さんが今回いなかったのはもこっち案との決選投票という線もあり得るわけですか。それはちょっと面白くなりそうですね。

キバ子は最終的には「多数派」に身を寄せると睨んでいます。それがタピオカか脱出ゲームかはわかりませんけど、寄らば大樹の陰とばかりに日和そうな気がしますね。

19巻の表紙はなかなか楽しいものになりましたね。もこっちが集団の一員みたいな感じになってるのは今までにない感じで、なんだか新鮮に感じました。
私も今回の特典の中ではドライブが一推しですね。問題はあと一つをどれにするか…

クリスマス特別編の感想を書くのlは随分久しぶりなんで、なんか妙な緊張感がありますw
でもまあ期待に応えられるよう頑張ります!


すみません、ここでいったん区切りますね。続きは明日ということで。

「CONTINUE? ▶YES NO」Ⅲ(ネタバレあり。)

>なりそこないさん
更新や返信、お疲れ様です。続きは「落ち着いて書く」と言った舌の根も乾かないうちから、考えながら文字にしてゆきます。すみません。

たしかに3年5組は「喪185の後ろに貼ってある座席表」によると32名のようです。「私モテWiki」で3年5組の項目に33名とあったので油断しました。これについては異説・研究があるみたいです。Ⅰの数字は訂正してしまいますね。

さて、黒板に見えている数字を合計しただけで31なので、「発案者は投票できない説」だとおかしいんです。だから0票の案は、発案者が「こっちのがよくね?」と、無責任に自案を捨ててるんだと思います。投票は挙手ではなく、ペーパーによる秘密投票なんでしょう。



ゆりちゃんが映画に入れなかった説が正しかった場合、ワタモテ的にどう収拾をつけるのかは難しいところですが、ゆりちゃんの行動としては充分ありうると思います。

ゆりちゃんは、「映画」に投票しなかっただけで、智子を「裏切った」わけではないんです。
ゆりちゃんから見ていると、映画というのは智子がネモに振り回されているようにしか見えなくて、「映画」つまりネモクロに一票を入れるのはイヤだった、だからもしかしたら白紙で棄権したのかも知れませんが、「映画」には入れなかった、これは充分自然な感情の動きだと思います。

この説に一つ腑に落ちないところがあるとすれば、あの企画案はゆりちゃんと智子が台風の夜にふたりで過ごした時に胚胎したものなので、それを潰すのか?という点ですが、クラスプレゼンでボロボロになっている智子を見て、真底ネモに振り回されている! ネモクロに一票だけはイヤだ、と感じたのかも知れない。
ゆりちゃんはゆりドンでもわかるように、瞬間的に感情的に動くことがあります。
ゆりちゃん的には文化祭委員を智子と一緒にやることに決まっただけで、もう充分だと感じたのかも。いや、というよりもやっぱり、ネモクロへの瞬間的な極めて強い拒否感かな。
(最後の頁の齣は、<他の女>に振り回されてボロボロになっている<意中の男>に対する複雑な感情を表している。)

見切れている黒板の右の方にまだ4案あるはずなので、不定性は残りますが、「見えている数字の合計が31」というのにも意味があるのかも知れません。つまり、合計31票というのは、「一票は無効票」という表現なんです。

(クラス人数が32名だとするとこの説が浮上してきます。)
(右の4案がすべて0票じゃないと成り立たない説ですが、席決めの時も、最後から2ページ目の「教室後ろの席の表」が変だったり、まぁ谷川先生、わりといい加減なところがあるじゃないですか。事実の記録を作っているわけではなく、谷川先生の「表現」なので、表現したいところだけ鋭ければ良いわけで、合計をわざわざ31にしてあるのは「一票は無効票」の表現、と見ることは可能だと思います。)

以上のように考えると、9=8-1+2 というのは、かなり自然な物語でしょう?

吉田さんがわざわざ「黒木智子以外の案」に投票するとは思えない。吉田さんこそ、黒木智子だというだけで企画内容関係無しに一票をくれると思います。別に映画に魅力を感じたわけではありません。それこそ、「たりー」から、別にどれもやりたくないんだから、黒木智子で良いわけです。
(仮に「たこ焼き」の発案者が吉田さんだとしたら、それこそ吉田さんが「映画」というか「黒木智子」に変えたから、「たこ焼き」は0票になったんです。)

二木四季さんが「脱出ゲーム」か「迷路」をやりたいと思った、というのは考え得る線ですが、――海辺では「カメラならスマホでだいたいなんとかなる」と既に技術指導をしてくれていますし、智子のイメージのなかで撮影監督は四季ちゃんだし、映画に投票してくれるという線も自然です。
智子の企画案が生まれたのは海辺のあとの台風回でですが、ネモに映画を焚きつけられたのは海辺の前だし、実際海辺で映画をやりたいかも知れない話はしているわけだから、別に同調圧力云々言わなくても、じゃ一緒に映画をやろうかな、となるのは自然だと思う… (撮影監督を頼むかも、みたいな話も海辺で済んでいるのかも知れません。)



二木さんの動向が伏せられているのは、メタ的にはそうしないと「容疑者」が不足するから。会議にいなかったのは用事があったとか、どうにでもなる。

次回以後、二木さんがどう見ても最初から映画を撮る気満々で、吉田さんも「たこ焼きから映画に票を変えたこと」を会話のなかで自然に表したら(☆)、

(☆ もこっちが「さらしまいた吉田さんも見たかった」とか言って殴られる、みたいなギャグにまぶして情報をさしこむ。)

…どうなるんだろう、メタ的にはあちこちで票読みがやり直され、一票おかしいぞ、となった時、――どうなるんだろう、作中でも誰かがこのことに気づくのか、こんな細かいことに気づくのはおそらく黒木組のなかで最も几帳面な明日香ちゃんな気がするけど、、、とある夜、明日香ちゃんがノートに名前を書き並べて、ん? 一票おかしいと気づく?



作中の妙に鋭い数字の作り方と、ゆりちゃんの心情から考えると、「ゆりちゃんは白紙で投票した」という説は、わたしのなかではもう定説になってしまっていますが、だとしても、作中でどう収拾をつけるのかはまったく見当がつきません。

ネモクロ決裂と、ゆり白紙暴露が同時に起こって、ゆりが白紙を投じた心情が智子にも読者にも充分共感できる描かれ方をして、――智子が覚悟完了することで、一切が解決するのかも。ゆり白紙問題とは、つまり、なりそこないさんが「ある意味わたモテ最大のタブー」と言った、「智子自身はそもそも映画がやりたいのか(ネモに振り回されているだけじゃなくて)」問題そのものですからね。

ネズミーのドロドロを明瞭に描き切り、かつ、「ひなー」という解決に運んだ谷川先生の力量に期待します。(キバコ問題はあれ以後悪化の一途ですが…)



(※ いまⅣを書きながら前編を眺めていたら、ゆりちゃんは最初っから言ってますよね、「私はやりたくないけど」って。だから白紙投票暴露も、断崖絶壁に追い詰められた犯人が「だからやったの!」と叫ぶみたいなドロドロした感じではなくて、いつものゆりちゃんのポーカーフェイスで、「私は最初からやりたくないと言ってる。投票も白紙で出した。」みたいに淡々と言うのかも知れません。で、ネモがびっくり顔。)



ネモについても書きたかったんですが、また今度にします。

>何をそんなに焦っているのか

ネモは、クロと一緒に高校生として過ごせる残りわずかな時間がいとおしいんだと思います。
「何をそんなに焦っているのか」なんて、明らかじゃないですか? 残りわずかな時間を惜しむ、智子と同じ気持ちなんだと思いますよ。

                 追伸。

>かわずやさん

>加藤さんに連絡するもこっち、相手が風呂だとわかるといったん断るもののビデオ通話にしたいとかいう、もこっちの相変わらずの変態っぷりは健在

ここは、

明日香「いいよ動画観てただけだから」「ビデオ通話に変えていい?」
智子 「へ?」

なんじゃないかと思います。
明日香ちゃんはきっと「へ?」なんて言わないし、ビデオ通話になったあと、明日香ちゃんの方が「どう?」という顔をしていて、智子の方が不意打ちされていると思うので。いや、ビデオ通話になって以後の智子の「変態っぷりは健在」なんですが。

(でも、ちょっと面白いのは、椅子から躰を傾けて画面に食い入る智子のその姿態の描かれ方が、妙に女性らしく色っぽいんですよね。)

「CONTINUE? ▶YES NO」Ⅳ(ネタバレあり。)

ひらめいた!



自分で書いた文:

>ネモが書いた企画書の表紙の「CONTINUE? ▶YES NO」というのが企画名だとしたら、なりそこないさんが言っていたような「最後に到着してメタな感じのピースを埋める映画」が構想されていそうです。もし、その映画の内容がどうでも良いのだとしたら、それはどういう形式を満たせば良いのか? が気になります。

>なりそこないさん

>PSっぽいコントローラーもイラストもありましたし、全体としてゲームっぽい企画を想定しているのかなと思いました。



「走れ!ゆりちゃん」企画が、会場のコントローラーでゆりちゃんを操作するような感じになっていて(「そこの歩道橋を渡って下さい」「3番線の電車に乗って下さい」みたいな)、ゆりちゃんと二木さんが会場に到着したら「WIN」であり、その場合、「最後に到着してメタな感じのピースを埋める映画」は、そうか、



ゲームのエンディング動画、か。「ゲームのエンディング動画」を思わせる形式を満たせば良いのか!



――映画『雨宿り』が遠のいた… そしてもしこの考えが正しかったら、黒木智子さん、この企画は「映画」…ではないんじゃないかな? 「映画」というからわかりにくいんで、

「いやちょっとびっくりして」「思ってたのと全然違うけどいいと思う」



【メモ】
もしこれが「正解」なら、「5分間の映画」の脚本の重要度は下がるので、脚本公募でもこっちが頑張るとか、覚醒するとか、そんな感じではなくなる…?

コメント返信その2

返信2回目になります。


>ひろさん

確かに極端な結果でしたね。そもそもほとんどのクラスメイトがあまり真剣に考えていなかったという…
変に誰かと衝突するよりもビターな結末だったかもしれません。
そういった意味でも、みんなが乗り気だった前編との対比がより深く感じられたような気がします。

でもまあ、このくらいあった方が今後の波乱万丈な展開に胸が躍るてなものですよw
やはり、青春にはトラブルがつきものですからw

喪186はこみさん好感度爆上げ計画の一環でもありましたからねw
それに、あの台詞をネモがいうと、単に煽ってるようにしか聞こえないような気がします。
ネモがこみさんに対してああいう表情をしていたのは、なんでこんなことを嫌味なく言えるんだろうというニュアンスも含まれているように見えましたよ。


イメソン、いつもありがとうございます。

> 「ウェザーリポート」BUMP OF CHICKEN
うん、これは真子のイメージにぴったり。
詞もメロディーも直球ど真ん中のバンプという感じですね。
確かにお天気コーナーには使いたくなるよなあw

> 「花に亡霊」ヨルシカ
YOASOBIとずっと真夜中でいいのに。と合わせて3大夜ユニットとして語られることも多いようですが、それぞれ違う良さがありますね。個人的にはヨルシカが自分の中で一番フィットする感じかも。元々、n-bunaさんはボカロPとしても一時期よく聴いていたので親近感があるんですよね。
(最初はずっと真夜中でいいのに。とごっちゃになっていたけどw)

しかし、アニメ綺麗だなあ…

> 「ゆうこ」村下孝蔵
ゆうこというからには、ゆうちゃんのイメソンかと思ったw
ピアノが印象的な曲ですけど、やっぱり何より言葉がきれいですよね。
言い出せない愛は海鳴りに似ている、なんてどうやったら浮かんでくるのか本当に不思議です。

> おまけ
> 「この国に生まれてよかった」村下孝蔵
どこかで聴いたなと思ったら、そうだ生わさびのCMでよく聴いてたんだった。
普段は忘れがちですけど、こんなに美しい国に私たちは生きているんですね。

> その2
> 「柊」Do As Infinity
これ、本当は快晴なんだ。映像って面白いなあ。全然印象が違う。
なんか、サビよりAメロのほうが好きなんですよね、歌詞も含めて。
すごく不思議な曲だと思います。可能なら快晴バージョンも見てみたい。

> 「Wait & See~リスク~ 」宇多田ヒカル
これはよく覚えています。最初聴いたときぶっ飛びましたからね。
First Loveの衝撃を軽く超えてきましたから。

どこか遠くへ
逃げたら楽になるのかな
そんなわけないよね
どこにいたって私は私なんだから

こんな歌詞を書ける17歳って、マジでどんな人生送ってんだと思いましたよ。
私なんていまだにこの境地に到底追いつけないというのに…
(今聴くとこれがエヴァの主題歌を歌う伏線になってたのか?)

MVも超絶かっこいい!


>いつも名無しさん

まあその予想はわかります。台風の時にもこっちが言っていたのもそんな感じですよね。
それこそがリアルな青春なんだと思います。

ただ、前編の「予行演習」に引っ張られたんですよw
あれで本番は逆に異議が噴出するんじゃないかと思い込んでしまったんです。
今思うと、変に熱い青春像を意識し過ぎていました。

そう、そもそも意見の対立とか、そこで普段は隠れていた人間関係の確執が浮き彫りになるとか、それこそドラマの世界にしかありませんよね。私の場合も思い返してみると、なんかいつの間に決まってていつの間に終わってた感じですよw誰が先頭に立っていたのかも思い出せんw(ていうか、高校くらいだとクラスよりも部活の出し物のほうに付きっ切りでしたね)

キバ子に反対するような気概があればむしろいいですけどね。
今の彼女にそんな目立つ真似はできないでしょう。
でも、この文化祭編では何かしら関わってくるとは思うので、今後の彼女にはちょっと期待しているところはあります。

こみさんよりもむしろ加藤さんの方がフィクション味がありますよw
あんなシチュエーションあってたまるかw

ネモの思惑ってそうですかね?すんなりは進まないかもしれませんが、まったくうまくいかないというほどのこともないような気がするのですが…
ただまあ、今回は確かに先行き不安ですね。
そもそもどう決まったのかもよくわからないというw


>ランダーマンさん

全体的にけっこうメタ目線で考察されるんですね。
私もけっこう作者目線でその意図を推測することはありますが、そこまで読者にどう思われるかという視点から考えることはないので、なかなか新鮮な意見でした。

3-5にもこっちをねたむ人間や同調圧力に不満を持つ者がいないのは、いつも名無しさんが言っていた「もこっち主観での世界の解像度」の問題なんじゃないでしょうか。
いないというより、作品の構造上見えなくなってるというほうが正しいような気がします。

なので、今後もこっちの世界がさらに広がれば「悪意」や「同調圧力」も見えてくるのではと、私は考えています。その辺はちょっと視点が異なりますね。

確かに今のクラスにはそういう雰囲気はありませんけど、まだわかりませんよ。この文化祭の話でこれまでモブだったキャラにも「顔」が見えてくるかもしれません。
それは別に新キャラがさらに増えるとかそういうこととはまた違って、もこっちの視野の問題です。
喪185のラストはそう言うことを暗示していたような気がしてならないんですよね。

それに文化祭では3-5以外にも話は広がっていくと思うんですよね。実行委員ともなれば、各クラスとの会合もあるでしょうし。そこで別クラスとの衝突などは十分にあり得ると思っています。(委員長がちょこちょこ出ていたのもそこへの伏線?)

もこっちの運の良さの問題は確かに難しいですね。
喪149の雫ちゃんとのやり取りをちょっと思い出しました。「自然と……かな」ってやつ。
まあ仮にアドバイスするにしても、全然見当違いなことを言ってよけいに落ち込ませるみたいな失敗を繰り返していくんじゃないでしょうか。
その方がむしろもこっちらしいと思いますけど。
彼女が見せる気持ちと実際の行動との空回りみたいなものに、その「本当に何も持ってない人」が何を感じるかですね。

今のもこっちとKさんの“格差”問題というのは以前から言われていましたね。
これは確かに谷川さんにとってもある種のジレンマだったと思います。
かといって、もこっちがKさんに気を遣ったり優しくなったりするのもなんか違うんですよね。
それは彼女たちの関係性とはまったく別のものなんです。

まあ今回はその辺をうまくバランスを取ったということなんでしょう。
印象を良くするというより、谷川さんがよく言ってる「クズネタの後は女の子ぽい話を」みたいなことじゃないですかね?
元々全体のバランスをすごく意識してる作家さんなんですよ。
小説アンソロジーでもKさんとの話を書いてましたし、二人の関係性は谷川さんにとっても重要なテーマなんだと思います。

Nさんもその辺の「バランス」をよく考えたキャラですよね。
見ていて少し危なっかしくはあるけど、持ち前のバイタリティで帳消しにしてしまうという。

まあともかく、私はその谷川さんのバランスのうまさに心底感銘を受けているファンなので、これからもその絶妙なさじ加減を堪能させていただければ文句はないですw
ひたすら我が道を行くみたいな破天荒な作風が魅力的な作家さんもいますけど、谷川さんはそういうタイプではないですからね。
読者の印象を気にしてるというより、元々の気質がそういう人なんだと思います。


>下阪神がかりさん

>cf.
>じじいにも 需要があるよ!良かったね!(フレンズ川柳)
WWW需要といえるかどうかはよくわかりませんが、とりあえず爆笑したw

テーマソング
>動
コータローかw
なんか懐かしい名前も聞けてよかったw(サイレンススズカはちょっと泣ける…)

>静
確かに静かではあるw

>映画を一部で話題にしたワンシーン
あーこれね。まあ確かにこれこそがリアルなのかもしれないw
>気付いた人
この目はそれだったのかw
で、気づかれたとw ゆりドンどころじゃないw

>>票読み
まあ地方選ならばですよね。でも36中25というのはけっこう立派な結果。
ていうか、政策は意外とまともなんだな…

>>今回のクリスマス特別編もチェックしてみてください。
タイトルから想像したのと全然違ってたけど、面白かったw
冒頭の小ネタからもう笑うw
ていうか、もう一つの方も最初からクリ◯ネタかよw

>cf.
これも思ってたのとちょっと違って、なんだかほんわかする話だった…


>AEGさん

ご意見ありがとうございます。
いや言わんとすることはよくわかりますよ。このコメント欄を見れば誰でも「もういいんじゃね?」となりますよね。

ただ自分が感想書く上で今のこのサイクルというか、スタイルがやりやすいんですよ。
感想の冒頭でも言いましたが、これが一番バランスがいいんです。
それにツイッターでもネタバレ感想をつぶやいていますからね。
今さらここでネタバレを書こうと思ってもたぶんうまく書けないと思います。身体がもうそういう風になってるんですね。

なので、おっしゃりたいことはわかりますし、本当に申し訳ないんですけど、今はこの形を貫かせてください。
その代わり、コメント欄ではもうネタバレ完全オープンで行こうかなと思っています。(まあいまさらですけど)


>Mさん(CONTINUE?3)

いえいえ。私も考えながら返信していきますね。全部の件についてレスはできないかもしれませんが、ご了承を。

ああ、「私モテWiki」からだったんですね。まあこれに関してはまだはっきりとは確定していないようです。あの座席表と実際の席とでも矛盾があるっぽいですし。

まあ私も発案者は投票できない説はちょっと根拠に欠けるかなとは思ってるんですけどね。
言ってはみたものの、他の案を見たらやっぱりこっちの方がいいかもとなるのは別によくあることですし。
実際、タコ焼き…と言った人はちょっと自信なさげでしたよね。あれば0であることへの布石だったんじゃ…

ああなるほど、他の案に投票したのではなく、棄権をしたということですか。それならまあわからないでもないかな。
彼女的には「裏切り」という意識はなさそうです。
32-1=31というのもその説を補強していますね。

吉田さんと二木さんの件もまあわかりました。
ただ、票読みのやり直しの中でだれかがその一票に気付くというのはさすがにないと思います。
ていうか、加藤さんにしても、そんな犯人捜しみたいな真似をするかなあ。
事実はそうであったとしても、それを誰かが暴くというのは個人的にはあまり見たくない展開ですね。
(仮にそこから雨降って地固まるみたいな展開があったとしても)

>ネモは、クロと一緒に高校生として過ごせる残りわずかな時間がいとおしいんだと思います。
ネモに関しては理屈はまあわかるんですけど、なんか見ていて共感よりも「おいおいちょっと落ち着けや」という気持ちのほうが先立ってしまうんですよね。
これはコミケ編の頃からなんとなく感じていたことですけど、自分の夢をもこっちに投影しているだけなんじゃないかなあ。


>Mさん(CONTINUE?4)

なんか、こっちの方が正解のような気もしてきましたw
というか、あまりもこっちが自分の夢に覚醒するという展開はピンとこないんですよねえ。

…まあそれとは別に、『雨宿り』は見てみたいですけど。

追加のコメント(ネタバレあり)

皆さんのコメントを見ていて色々と思いついたもしくは考え直したところがありましたので、また書きます

ビデオ通話の件ですがMさんの言われるように、加藤さんから言い出していますね、指摘ありがとうございます。しかし加藤さんの裸が見えたとたん明日香呼びが流ちょうになったり、色々角度を変えているのはガキかと笑えます。

 ネモの「やったねクロの案通ったよ、まだ仮だけど」発言で、もこっち映画が出し物として決まったかどうかですが、私は学年の文化祭実行委員会で提出する案をとりあえず三つ決めたのじゃないかなと思いなおしました。映画ができるかどうかの是非みたいなのがあるかもしれないので、映画・タピオカ・脱出ゲームの三つは実行委員会でプレゼンするのかもしれません。ここら辺で委員長が登場するかもしれませんけど、その場合言い出しっぺのもこっちにさらなる試練が待ち受けています。

 次にネモについてなのですが、なりそこないさんの言われる通りかなり舞い上がっている感じが強くなりました。2年のときのネモってアニメの話題ももこっち以外はしないくらい慎重だったのに、遠足でゆりちゃんに突っかかっていく宣言したあたりから始まって、専門学校回で歯止めが効かなくなった感じがします。本来ネモが文化祭実行委員に入るであろう清田・和田との司会進行をどうすべきか事前に話し合っておくべきであるし、そういうのがすっかり抜けてしまったのはネモの変化なのでしょうけど、それが今回もろに失敗にでてしまったわけです。今後のクラスの反応も気になりますし、ネモがまた以前みたいに臆病になるかもしれません。

 コミさんについてですが、彼女が一人でラノベ読んでいたところ伊藤さんと出会ったのが始まりでしたので、もこっちのようにモテたい友達を作りたいが先走っていないという違いはあります(まあコミさんも2年のときドン引き案件をやらかしたそうですし、野球が話題になると空気読めない発言連発するし、智貴がかかわると狂人レベルの行動をするという、もこっちに負けないくらいの欠点がある陰キャですが)もこっちは幸運で今の地位にはありますけど、修学旅行でゆりちゃんと吉田さんと友人になれたのは運も含みますが彼女が班長として努力してつかみ取ったものだと思えます。ネモも向こうから興味がありましたけど、自分の失言からでた声優志望を自分で打ち消す心遣いとかで信頼を得たとか色々ありますね、加藤さんに関してはほぼ運だと思いますけど(あーちゃんにエロマウントした結果ですのでw)ただもこっち今や3-5のトップカーストにいる状態だとしても、中学時代からのゆうちゃんとコミさんは別格に見えるんですよね。プレゼンの中身を指摘したのもコミさんだけでしたし、遠慮なく言える関係というのは食堂回のあーちゃんの言うようにいいものですね。コミさんが隣ですのでそこそこ今後も関わっていく展開が見えると思います。

 二木さんが全くでなかった理由ですが、案外次のプレゼンの練習前に悩むもこっちに対していきなり接近してきてこれこれこうと改善を指摘してくれる役かもしれません。二木さんはコミさん以上に大概マジレスの人ですし、以前映像どうこう言っているのですぐに協力してくれるのかも。自分で以前書いた脱出ゲームどうこうですが、またクラスで決戦投票するのはなんか展開にもたつきそうですので、映画が通ったと考えるほうが自然かなと 

最後にアプリ簡易感想とWEB版感想ですけど、私としてはこのままでいいと思います。わたモテの感想って読んでから時間が経つとだいぶ変わる場合がありますし、以前のコメを比較してみるのも面白いですし、なりそこないさんの負担は気になりますけど、そのままでお願いしたいです。。



長文失礼いたしました。

返信ありがとうございます。


なるほど。解像度ですか。

言われてみれば、小説版にも同じような話がありました。

それなら、3-5のモブキャラや他クラスのキャラと衝突することもあるかもしれませんね。これは、盲点でした。


そうなると、智子達はいずれ、向き合う日が来てしまう。

自分達に向けられる悪意、自分達の発生させる同調圧力、それらと向き合う日が来てしまう。


その時、それ以降、智子達がどんな風に対処するかが気になりますね。


これは、智子達や物語全体にずっと付き纏う問題です。なにせ、智子自身が、リア充に悪意を抱き、同調圧力を嫌っていた人間だったのですから。

それを今や智子達が悪意を向けられ、同調圧力をかけかねない存在となり果てている。

そんなことを一度問題として取り上げてしまえば、その問題に智子達はずっと縛られ続けることになる。

いわば、物語の自由度が下がってしまうのです。

かといって、一度問題にして反省し、それっきりにするというわけにはいきません。

それっきりにして、これまでと同じような雰囲気の物語を展開するというわけにもいきません。

そんなことをすれば、悪意を抱いたり、同調圧力に苦しめられる者の気持ちを蔑ろにするような物語になってしまいますから。

(悪意や同調圧力は、個人の喧嘩と違って、人間社会全体の問題。完全に解決することは不可能なので、ずっと気をつけなくてはならない)

(例えば、修学旅行の際に同調圧力に屈してしまった田中さんはのちの話でもそれに苦しめられています。今は落ち着いていますが、あの一件を決して忘れてはいないはずです)

(田中さんがそれを忘れて無意識の同調圧力に屈しているのであれば、智子や田村さんの『ヒロインがいじめっ子と仲良くなる展開嫌い』に屈して、南さん・サチ・ノリとの関係を蔑ろにしていたでしょうから)

もし、智子達が誰かに悪意を抱かせてしまったり、同調圧力をかけてしまった場合、田中さんのように反省し続けなくてはならない。

(仮に、智子やその友人が、悪意や同調圧力の問題を忘れたかのように見える話があったらハッキリ言って笑えないです)

(これは、智子やその友人が、かつての智子のような人間を蔑ろにするようなものなので)

(他の作品ならともかく、わたモテという作品においては、とてつもない罪業となってしまう)

しかし、そういったことをいつまでも意識し続けていると、物語の雰囲気が悪くなり、笑いづらくなりかねません。

そのため、智子達への悪意、智子達による同調圧力を問題とした話を描くのは、ちょっと難しい気がします。

(田中さんが同調圧力に屈した問題は、それを気に病んでいるのが田中さんだけなので、物語に別段悪影響はありませんでした)

(ですが、智子とその周囲全体が、自分達への悪意や、自分達による同調圧力を気をつけないといけなくなると、物語にかなりの影響が出てくることが懸念されます)




でもまぁ一応解決法が無いわけではないんですけどね。

それは、この文化祭で生じる悪意や同調圧力の問題を、誰もが大きく感動できるような展開で緩和することです。

そうすれば、『智子達は大きな問題に直面した時、覚醒し、より良い結果に導ける人達なんだ』『そんな智子達ならば、普段は間が抜けてても、また問題に直面した時、覚醒し、より良い結果に導いてくれるだろう』と読者に印象づけることができます。

それなら、智子達が文化祭以前と同じような雰囲気の物語を展開していても、問題にはなりません。

普段は間が抜けていても、有事の際には、納得のいく対処できるとわかっていれば、安心できます。これまで同様、笑って見ていられるのです。

(銀魂の主人公とかまさにそれですね)




ただ、わたモテという作品でこれが可能かは怪しいところです。

大きな感動を得るためには、ある程度の描写の蓄積が必要になってきます。

今回の場合、智子達への悪意や、智子達による同調圧力の描写の蓄積が必要になる。

ですが残念なことに、智子の解像度の関係で、ほとんど描写されていません。

(というか、描写されていたら、日常描写を純粋に楽しめなかったと思います)

したがって、描写するとしたら、文化祭の準備中に改めてやるしかありません。

しかし、わたモテはご存知の通り、アッサリとした肩透かしな展開も多い作品。

シリアスパートやその解決編をやるような漫画とは性質が大きく異なります。

(だからこそ、わたモテは、ある意味でとっつきやすく、読みやすい作品に仕上がっているわけで)

そうした作品で、智子達への悪意や、智子達による同調圧力の描写の蓄積が十分にできるかどうかは怪しいところだと思います。



描写の蓄積が不十分だと、その分、感動も減ってしまう。

智子達が信頼に足る存在だと、読者に印象付けることが難しくなる。

如何ともし難い。ジレンマってやつですね。



もっとも、これは私個人の視野と思考で打ち出された計算結果でしかありません。

ニコ先生方、そして管理人さんには、また違ったものが思い描けるのかもしれません。

ニコ先生はもちろんのこと、管理人さんも「バランス」というものを、私よりも理解しているようなので。

その辺りが、私個人の計算結果では推し量れないような展開へと進ませていくのかもしれませんね。



智子達の物語が、これからどのような展開へと進んでいくのか、楽しみです。

ここまでとなります。失礼しました。

Re: 追加のコメント(ネタバレあり)

>かわずやさん

>しかし加藤さんの裸が見えたとたん明日香呼びが流ちょうになったり、
wwwなるほど、これがきっかけでクリスマスでは自然と呼べるようになってたのかw

>映画ができるかどうかの是非みたいなのがあるかもしれないので、映画・タピオカ・脱出ゲームの三つは実行委員会でプレゼンするのかもしれません。
ああ、そうか。クラス全体でまた決選投票するわけじゃなくって、そもそも映画を上映できるかどうかも含めて実行委員会で協議するということですね。うん、これはかなり可能性ありそう。
それなら「仮」の意味も「やったね」の意味も矛盾しませんしね。

ネモがまあもこっちに期待するのはいいんですけど、なんか抜け落ちてる感じがあるんですよね。
今回のプレゼンも、普段のネモだったら根回しを怠らなかったように思えるんですよ。つまり、浮かれていてそこまで頭が回ってなかったんじゃないかとw
この辺のもこっちとの熱量の差は、そのうち表面化していくような気がして少し怖いですね。

こみさんは昔からある意味「孤高の存在」でしたね。ある条件下では狂人になってしまいますが、それでも他人と比べて卑下したりねたんだりしないかっこよさがあります。
もこっちのかっこよさはまた別ですよね。それこそ人と自分を比べまくって「なめんな!」の精神でここまでやってきたのです。
そんな二人だからこそ、遠慮せずに悪態をつき合える仲になれたのでしょう。
ゆりちゃんともまた違った絆みたいなものを谷川さんも意識して描いていると思います。

二木さんはやはりそういう役回りですかね。こみさんとはまた違った角度で苦言というか、的を射た発言をする役割になるのかもしれません。
まあいずれにしても、普通に考えれば「撮影係」になるのは必然でしょうね。

>最後にアプリ簡易感想とWEB版感想ですけど、私としてはこのままでいいと思います。
ありがとうございます!そういっていただけると、なんだか勇気が湧いてきますw

Re: タイトルなし

>ランダーマンさん

>小説版にも同じような話がありました。
まああれは谷川さんの話じゃないんで、イマイチ根拠になりませんけどねw
でも、あの説はなかなか説得力があったと思いますよ。

確かに同調圧力などの問題をわたモテにおいてどう描いていくかというのは、すごく難しい問題だと思います。
というか、谷川さんがどう「バランス」をとるかなんて私にも見当もつきませんよ。
私は単に自分では到底計り知れないその技にひたすらひれ伏しているだけですからw

まあとにかく、基本はギャグマンガだということは忘れてはいけないと思います。
(3年生編になってから「コメディ」色がより強まっていることはさて置きます)
なので、笑えるかどうかがポイントになってくるでしょうね。

で、困ったことに、谷川さんは時々「笑えない」ネタをぶっこんでくるんですよねw
どうも彼は私たちとちょっと違う倫理観があるようなんです。
まあ天才というのは得てしてそういうものなんでしょうけど、こればかりは大衆とのズレをどこまで調整できるかということにかかってくると思います。

ダウンタウンの昔のコントとかも今となっては笑えないというか、かなりひどいブラックジョークみたいなのがあるじゃないですか。
そういうのはもう、わかる人にはわかるし、ダメな人はどうやっても駄目なんですよね。
私なんかは「リアルポンキッキ」とかはやっぱりちょっと引いてしまうんですけど、でもあれを持ってダウンタウンは人の心を持ってないひとでなしだ!とは思わないんですよ。
もうそこは、自分とは縁がなかったんだなと割り切るしかないんだと思うんです。
笑いというのはそういう残酷な一面を持っているものだと私は考えています。

そして、笑いじゃなくって感動させる方向でも、わたモテにおいてはそれは同じことだと思うんですね。
つまり、我々凡人とは違った感覚を持っていて、そこで描かれる「解決方法」が自分の考えとまったく違うものだったとしても、それはもう縁がなかったと考えるしかないんです。

まあ正直言って、たぶんそこまで突っ込んだ話はやらないと私は思います。
たとえ今後、悪意や同調圧力が表面化してきても、根本的な解決まではいかないでしょう。
だって、現実の世界だって全然解決できてないんですから。
問題意識は持ちつつも、そこはうまいとこすり抜けながら進んでいくしかないでしょう。
我々の世界だってその辺なあなあで済ましている中で、わたモテだけ綺麗に収まるとは思えません。

ただ、これは凡人の私だからそう思うんですよ?
谷川さんなら、私なんかはとても思いつけないとんでもない展開とその先の世界を見せてくれるかもしれません。
また、そうであることを心から願いたいですね。

読み手である人間にできるのはそこまででしょう。
それで仮に裏切られても、もうそこまでだったと思うしかないんじゃないでしょうか。

でも、もし、想像もできなかった素晴らしい世界を見せてくれた時には……
その時は、我々も惜しみない賛美の声で応えてあげましょう。

【ネタバレなし】

>>じじいにも 需要があるよ!良かったね!(フレンズ川柳)
https://togetter.com/li/1665268
ガキ需要
https://togetter.com/li/1664654
希心難民救済かな?

>今回のクリスマス特別編もチェックしてみてください。
マスター、いつもの。
https://twitter.com/rundoll2/status/1342100258281508868

>これも思ってたのとちょっと違って、なんだかほんわかする話だった…
もうちっとだけ続くんじゃ
https://twitter.com/Ruo30579925/status/1360540930227359745
https://twitter.com/mimi__yoshi/status/1358330555486543873

「CONTINUE? ▶YES NO」Ⅴ(ネタバレあり。)

特別編の正規版更新、お疲れ様です。19巻も来るし、リアルでもお忙しそうですし、返信は後回しでだいじょうぶですよ…?

いまいちニュアンスが伝わってない感じがする点について、Ⅲの説明を付け足しておきます。順番に行きます。
https://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-386.html#comment4270



>ていうか、加藤さんにしても、そんな犯人捜しみたいな真似をするかなあ。
>事実はそうであったとしても、それを誰かが暴くというのは個人的にはあまり見たくない展開ですね。
>(仮にそこから雨降って地固まるみたいな展開があったとしても)

わたしもそう思います。明日香ちゃんは別に「犯人捜し」をしようとしたのではなく、几帳面なので偶然見つける、と言っていたのですが、――そもそも作品内で誰も発見しなくてよかったかも知れません。
「誰かが発見する」というストーリー進行は、「暴く」というドラマ展開のためではなく、状況を読者に解説するために作品内の誰かが発見した方が良いのかな、と思っていたんです。ですが、ワタモテはわりと解説無しで事態が進行し、その意味は読者に委ねる事があると思うので、――そもそも作品内で誰かが発見する必要はなかったかも知れません。
明日香ちゃんが人数を数えて「ん?」 ――煽り文が「その一人は誰だ? 来週号に続く」、みたいな連載では無いですしね。



>アプリの応援コメントを見るとタコ焼きが0なので、発案者は投票できないシステムなんじゃね?という声がありましたよ。ただ、それだけでは根拠にするのはちょっと弱い気もしますけど。

>まあ私も発案者は投票できない説はちょっと根拠に欠けるかなとは思ってるんですけどね。

いや、「発案者は投票できない説」ははっきりありえないので、なぜかというと、黒板で見えている得票数の合計が既に31だからです。
もし、「発案者は投票できない」なら、得票数の合計は;
32-(案の数)=32-10=22 以下じゃないとおかしいんです。証明終わり!



映画が獲得した9票の分析について。

① 会議に出席していた8名は映画に投票しただろう。発案者も投票できるからここで8票。
② 吉田さんは映画に投票しただろう。
③ 二木四季さんは映画に投票しただろう。

②と③のわたしが思う根拠はⅢで詳しく書きましたが、

【②の根拠】吉田さんこそ、黒木智子だというだけで企画内容関係無しに一票をくれるはず。別に映画に魅力を感じたわけではなく、それこそ「たりー」から、別にどれもやりたくないんだから、黒木智子で良いわけです。
(仮に「たこ焼き」の発案者が吉田さんだとしたら、それこそ吉田さんが「黒木智子」に変えたから、「たこ焼き」は0票になったんです。)

これはたぶん動かないとわたしは思います。吉田さんにしてみれば文化祭の出し物なんてそれこそどーでも良いことなので、ダチの黒木が何かやりたいというなら(めんどくさくない範囲で)応援するでしょう。

【③の根拠】Ⅲで書いたのとすこし違う書き方をすると、――喪182「モテないし夏果と海」を読み返してみてください… ここでああいう雰囲気で映画の話をしているのだから、映画に乗ってくる流れが自然だと、わたしには感じられます。智子の脳内イメージで撮影監督は四季ちゃんなので、「もしやるなら撮影を頼むかも。」くらいの会話が既に海辺であったとしても不思議ではないです。四季ちゃんが「プレ-プレゼン」会議にいなかったのは単に用事があったからじゃないでしょうか。



さて、①②③がすべて成立すると、映画の得票は 8+1+1=10 となり、9票と矛盾するわけです。だから、①②③のどれかが成立していない。
でも、①が不成立なんてあり得るのか? ――「ゆりちゃんが白紙票を投じた」と考えるとあり得るんです。

ひとつには、黒板で見えている得票数の合計がわざわざ31なのは「1票は無効票」という暗示ではないか。見切れている右に4案あるので、「リアリティ」を出すなら合計をもう少し小さな数字にしても良さそうなものです。

ゆりちゃんの心情的にも、「映画=ネモクロ」はイヤ、というのは自然にありうると思います。ゆりちゃんはきっと「ネモクロに一票を入れたくない」と衝動的に感じたんでしょう。この辺はⅢで詳しく書きました。

結局わたしのなかで、ありそうな順に書くと、

「ゆりちゃんが白紙票を投じた」>>「四季ちゃんが別の企画をやりたがっている」>>>>>>>>>>「吉田さんがわざわざ智子以外に投票する」

となります。あくまで、わたし個人の感じ方ですよ…?



このことが作品内で表面化するのも、じくじくと湿った感じではなくて、――企画が難しいところに差し掛かり、ネモクロに亀裂が入って、誘爆したゆりちゃんが淡々と「私は最初からやりたくないと言ってる。投票も白紙で出した。」と言う、で、ネモがびっくり顔、程度の感じ。

まぁ、ネモの言う「仮」の意味も確定していないし、妄想も良いところですが…



【ネモについて】
ネモについてちょっと思いついたことがあるので、書きます。

まず、「プレ-プレゼン」の日を「今日」とします。2学期が始まってから今日まで、ネモは何をしていたんでしょう…?

言っている意味は通じているでしょうか、わたしも気づいた時「あっ」と思ったのですが、今日までネモは何もしていないみたいです。つまりネモは、「映画やろうよという企画は、あのミーティングが台風で流れたあと、自然消滅している」と思っていたんじゃないか。

お泊まりデート(秋葉原)からの帰り、一時の高揚感とともに「今日みたいなのやってみんな巻きこんじゃおうよ」と浮かれていましたが、――ミーティングが「予定通り」台風で中止になり、「じゃあ次会う時は学校だね」 …そのあとは夏休み末です、提出物の整理とかで忙しいでしょ?きっと …で、新学期、席決め、で、

気がつくと今日。オギーが明日のLHRで文化祭の企画を決めるからねー と言いました(わたしの妄想です)。
だからきっと、喪186前編が始まる直前の場面は、こんな感じだったはずです…

ネモ「映画やりたかったね。打ち合わせが台風で流れなかったら…」
智子とゆり ?
ネモ ?
智子「案、考えたよ。」
ネモ「え? 映画のアイディアもうあるの?」
智子「一応……」
ゆり「私はもう聞いた」

ネモが何が何でも映画をやろうと考えていたなら、今日までのどこかで、もう一度ミーティングを開こうとするなり、少なくとも智子と話すなりしていたはずです。おそらく、ミーティングが台風で流れ、その後も色々忙しくて、ネモのなかでは(残念だけどあの企画は自然消滅だな)となっていたのではないでしょうか。(☆)

ところが、クロは映画のアイディアをもう考えていた! これはもう、嬉しい。舞い上がるのも無理はない。(というか、こう考えてくると、もっと目に見えて舞い上がっていても良い気がする。むしろ足りない。)

で、ネモはもとから「クロの凄さを世に出したい」とたくらんでいるので(2年時の自己紹介でもそうでした)、自分がうまくやって企画を通すことよりも、クロが自分でプレゼンをすることに意味があると思った。

(☆ ちなみに智子のほうから「映画の話だけどさ…」みたいに積極的にいく玉でないことは言うまでもありません。)



以上のように、自然消滅か… と思っていた話が不意に燃え上がったので、男子組に根回し、みたいな余裕はなかったんでしょう。

                 追伸。

そうだ、もう一個思いついたことがありました。

智子は文化祭実行委員になったので、あの風船配りの着ぐるみを着るんじゃないでしょうか。

着ぐるみの智子の前を、ぼっちの小陽ちゃんが通る… という場面は、もこっち的なドタバタをどんなに混ぜてもワタモテらしくない「くさみ」が残りそうだから、無い、のかも知れませんが、もしかしたら、智子が小陽ちゃんを、、、

コメント返信その3

返信が大変遅くなってすみません!まとめての返信にて失礼しますね。

>下阪神がかりさん

>>>じじいにも 需要があるよ!良かったね!(フレンズ川柳)
ごめんなさい、あまりに遅くなり過ぎてすでに無料公開作品が入れ替わってました…(みどりの守り神もむちゃくちゃ好きな話なんでよかったですけど)
でも「ノスタル爺」は中学生くらいの時に読んで、そのあまりに衝撃的かつ切なすぎる話でよく覚えています。
ていうか、フレンズ川柳でこれを貼るって、あんた鬼ですかw

>ガキ需要
まさに「そういうのもあるのか」

>マスター、いつもの。
www何度見てもくだらなくて好きw

>もうちっとだけ続くんじゃ
あ、やっぱりw
でも最後のオチは「実は私は」っぽいw


>Mさん(CONTINUE?5)

>明日香ちゃんは別に「犯人捜し」をしようとしたのではなく、几帳面なので偶然見つける、と言っていたのですが、
なるほど、意図せずに偶然ということなんですね。
ただ、どちらにせよ結果的に犯人を暴くことになるような気がしますけど。加藤さんが見て見ぬふりをするとは思えませんし、知ってしまったら問い詰める展開になるでしょう。
それだったら、Mさんも後から気付いたように「読者だけに」その事実を見せる形の方がいいかと思います。

>もし、「発案者は投票できない」なら、得票数の合計は;
>32-(案の数)=32-10=22 以下じゃないとおかしいんです。証明終わり!
いや、私が想定していたのは「発案者は自分の案以外の案に投票しなければならない」というルールなんです。
タコ焼き0もそういう理由であり得るかなと思ったんですけどね。ただまあ、普通はそんなルールにする必要はないですよね。
まあいずれにせよ、ペーパーでの投票なら意味ないことなので、この件は忘れてくださいw

映画が獲得した9票の分析について、詳しい説明をありがとうございます。
なんか論理的に詰めていくのが得意なんですね。思わず納得してしまいそうになりますw
ただこれはもう理屈じゃなくて、なんか引っかかる、みたいな感じなんですよね。
二木さんが会議にいかなったのは確かに単に用事があるからだけなのかもしれませんが、どうにも私は気になるんです。
あと、見切れてる4案というのも引っかかりますね。4つとも0というのはそれこそ違和感があります。
まあそのうち2つは「カレー」に「焼きそば」ですからタコ焼きと同じ扱いなのかもしれませんがw

とはいえ、読み返していくうちに私もゆりちゃん白票説もあながちなくはないかなという気持ちに傾きつつあります。
それは理屈とはまた別なんですけど、もこっちの電話での「今回は楽しければいいね」が妙に気になり出したんですよね。あの表情には何か含みがあるように思えてならないんです。

白票がばれるとか、ネモクロに反発して爆発するとかまではいかないまでも、なんかしらの思いの発露はあるような気がしますね。

…なんか気がするばかりですみませんw
基本、ロジックでなく感覚で物事を考えるタイプなんで、どうしてもこういう予想になってしまいます。

ネモについての考察は面白いですね。
確かに私も「じゃあ次会う時は学校だね」は少し気になってはいたんです。なんか妙に淡泊だなと。
ただ、その「今日」が例えば席替えの次の日くらいならまあ許容範囲(?)かなという気もします。
つまり、新学期初日が1日で席替えが2日で映画の話になったのが3日なら、その日にミーティングの代わりをやろうとしていた可能性もなくはないかなと。

まあしかし、そのような会話がなされていたとするなら、おっしゃる通り逆に冷めてる感じすら受けます。
いったん諦めたものがつながったとするならもっと喜べよとw

>追伸。
その思いつきはむちゃくちゃ「くさみ」がありますねw
うーん、正直キバ子との直接的な絡みはないと思いますが、着ぐるみ自体は何らかの形で再登場する可能性は十分にありそうです。
ていうか、たぶん当日には今江さんも遊びに来るでしょうし、そこで思い出話をする過程でそういえば…みたいな展開はいかにもですね。いかにも過ぎて逆にないかもしれませんがw
line
line

line
プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

なりそこない

Author:なりそこない
FC2ブログへようこそ!

line
Twitterフォロー
line
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
カウンター
line
表現規制問題について
line
Amazon人気商品










line
My Favorite商品
line
検索フォーム
line
読んでいます
line
リンク
line
RSSリンクの表示
line
QRコード
QR
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
sub_line