私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪184(前編)~変わらない中での小さな変化~
12月3日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪184(前編)に更新されました。
今回は久々のオムニバス回。
ネタバレなし感想で臆面もなく予想が当たったことを自慢した時にはローテーションがどうのとか言ってましたが、本当はそれよりもタイミング的に近いなという予感もあってのことだったんですよね。むしろそっちのほうが大きかったかもしれません。
というのも実はオムニバス回って、展開の節目に来るパターンが多いんですよ。大きなイベントが終わった後とか、季節の変わり目だったりするケースが目立つんです。
学期末試験が終わって夏休みを迎える直前だった喪163。
球技大会が終わり、中間試験の結果が出た直後だった喪156。(しかもこの後、あの「謹慎編」が始まります)
GW明けの席替えが済んでからの喪145。
直近の例をあげてみても、これだけあります。前回で夏休みがほぼ終わった今、このタイミングでオムニバスが来るのではと考えるのはむしろ当然の帰結と言えるでしょう。
それに何より、19巻収録予定の話で今のところオムニバスは1回もなかったですからね。これまで1巻につき必ず1話はオムニバスが入っていたことを考えると、このまま20巻目に突入することは考えづらかったわけです。
そんなこんなで、なんだか懐かしくも感じたオムニバス。
さっそく見てまいりましょう!
表紙のキャッチコピーでも「懐かしさを感じる夏休み明け。」とありますが、確かに制服姿を見るのも随分久しぶりな感じがしますよね。校舎の脇にある植え込みとか中庭のベンチなどにも、なんだかノスタルジックな気持ちにさせられます。
それもそのはず、学校の場面自体、実に喪165「モテないし今日から高校最後の夏休み」(コミックス17巻所収)以来だったりするんですよ。そりゃ懐かしいわけですw どれだけ長い夏休みだったんだw
ていうか、表紙から始まるというのもけっこう久しぶりなんですよね。喪181とか喪183の(前編)(後編)とか、表紙が途中に入るパターンが続いてましたから。そういった意味でもなんだか懐かしい匂いがした「表紙」でしたね。
というわけで、今回は「モテないし学校が始まった(前編)」。
タイトルからしていかにもオムニバスっぽいわけですが、注目すべきはお尻に付いている(前編)でしょう。
なんと前回に続いての前後編!いくら喪183がイレギュラー的な分割だったとはいえ、立て続けにというのは今までありませんでした。
しかも今回はオムニバスですからね。基本独立した短いエピソードを並べていくスタイルにおいて、わざわざ前編後編と分ける意味はどこにあるのでしょう?
そこで思い出されるのが、喪141と喪142のGWきーちゃん編。前編後編とこそ銘打ってはいないものの、あれは確かに変則的なオムニバスでした。
今回も同じような形になるかどうかはあえて伏せておきますが、この「分割」には大きな意味があるとだけ付け加えておきましょう。
それにしても、改めて表紙を見てみると、なんだか意外な組み合わせですよね。まあだからこそ、逆にオムニバスっぽい表紙だとも言えるわけですが。
というか、センターに風夏がいて何やら思案中というこの構図は、同じオムニバスだった喪156「モテないし噂になる」の表紙をどこか彷彿とさせます。また、各キャラの立ち位置や目線もなんだか意味深で気になるところですよね。
かつてはもこっちの「何気ない日常」を断片的に見せていくスタイルだったオムニバスですが、いつからかそこには収まり切れない多彩なキャラたちの人間模様を拾い上げていく形に変わってきています。
その傾向は特に3年生編になってから顕著で、例えば喪145の表紙はそれをよく表していた一例といえるのではないでしょうか。
もこっちではなく、風夏が中心にいるこの構図がいまやオムニバスらしさを象徴しているというのもなんだか面白いですよね。
「偶像」
表紙が指し示す通り、さっそく、今回のテーマである「意外な組み合わせ」から話は始まります。
今までまったく接点がなかったかのように思われたこの二人ですけど、そういえば「夏合宿」で一緒だったんですよね。そうでなくっても学生の頃って、夏休み中に交友関係が広がることはよくあります。ふたたび「日常」が戻ってきたと同時に微妙な変化も生まれている2学期初日の雰囲気を表すのに、これほどふさわしい始まり方もないでしょう。
それにしても、風夏はまったく物怖じしないタイプなんですね。合宿で一緒といっても最終日に顔を合わせたくらいで、まったく会話も交わしていなかったと思うのですが……うーん、私には到底無理だw
一方、声をかけられた宮崎さんは若干戸惑いがあるようです。彼女は今までグループ内だけの付き合いに終始していて、積極的に交友関係を広げるということにあまり興味がなかったのかもしれません。そういえば、夏合宿で凪さんも「昔は別グループと話すのとかちょっと抵抗があった」と言っていましたよね。(コミックス18巻所収;喪172参照)
宮崎さんは、すでに風夏のことを知っていたようです。どうやら彼女は学校内でも有名な存在のようですね。
といっても、バカで有名(笑)とかそういうネガティブな方向ではないようです。どちらかというと、憧れ的な存在でしょうか。宮崎さんが彼女を見つめる目からもそんな感じが見受けられますよね。
先ほどの戸惑いぶりは、そんな高嶺の花に声を掛けられた緊張感からだったのかもしれません。決して「うわゴリラに挨拶された」ではなかったんですねw
この二人は逆に、いまやもう友達といってもいいかもしれません。何しろ一緒にドライブしに行くような仲ですしw
でもまあこの三人が揃うと、どうしても喪156の時を思い出してしまいますね。
ていうか、もうこの時点で今回の方向性が丸わかりというw
WWWWW低能ゲスブタゴリラwwwww
なんかどんどん長くなってきてるんだがwww最初はゲス程度だったはずなのにw
低能とかゴリラはまだいいとして(いいのか)、ブタはさすがに言い過ぎだろw
表向きは普通に挨拶してるだけなのに、目だけで伝わってしまうというのもすごいw
ていうか、わかる風夏がすごいのかwこれも動物的な勘がなせる技だったりしてw
圧倒的弱者を見る目とか、完全に野性の掟の中で生きてる感じだしw
WWW
たしかにすごい組み合わせw
ていうか、その中に君も含まれてはいるんだけどねw
今まで何度か同じ電車で通学していることは示唆されてきましたけど、こうして一同に会する日がくるとは!
麗奈ひとり、背を向けて座席にもたれかかっているのもなんからしくていいですよね。ていうか、さすがにバイク通学はやめたのかw
でも風夏も初対面の時のことをちゃんと覚えていたんですね。
確かにあの時はむちゃくちゃキョドっていたからなあ。まああれが普段のもこっちでもあるわけですけど、いったん関係を築いてしまうととたんにマウンティングしてくるのもまたもこっちなんですよね。
もっとも、それに乗っかってしまう風夏も似たようなものだと思いますがw
本人的には自覚がないんですね。まあ周りの評価というのはそういうものなのかもしれません。
有名というのはもちろん悪い意味ではありません。ていうか、仮にそうなら宮崎さんも本人を前にして言わないでしょうしw
でも「美人でスポーツ出来て男子と女子にも人気あるし」ときたら、逆になんだかむず痒いというか褒め殺しかと思ってしまいますよね。
おまけに「バスケ部のキャプテンと付き合ってたってうわさになってた」とまでくると、むしろ眉唾っぽくなってきますw
だいたいこういううわさって、あとから根も葉も周りが付けたした話になりがちなんですよね。
もっとも、風夏は「そんなことか」と素直に受け入れてましたけどw ある意味、純粋な心の持主なのかもしれませんね。
み……
うーん、なんだか気になりますね。キャプテンと付き合っていたのは一体誰なんでしょう。
まあ普通に考えれば、成田美保さんでしょうか。風夏とはいつも一緒にいますし、普段「みほ」と呼んでますしね。ただ、まだ確定とは言いきれません。
七夕の時に一緒にいた凸糸目さんかもしれませんし、それこそ喪4で出てきた“みきてぃ”かもしれませんしw
たぶんこれは「裏設定」のままで、今後作品上で明らかになることはないでしょうけど、そのうちまた何かヒント的な話は出てくるかもしれませんし、ちょっと気に留めて置きたいところではありますね。
WWWWW悔しさを表に出すのもほどがあるだろwww
下唇を噛み切らんばかりじゃないかw
ていうか、反応が変わり過ぎw さっきまで優越感むき出しでおはようとか言ってたくせにw
というわけで、今回の個人的ベストもこっちはこれになります!
いや~、なんか久々に負の感情を前面に出す姿を見たような気がします。つーか、キリキリってw
そんなもこっちを見て、はっとする風夏さんも風夏さんですけどw
これが噂に聞く「嫉妬する女」というやつか!みたいなことを、さも発見したかのように言われてもねえw
WWWWWこいつ、バカだwww
うわさ話を受けて「私はモテる」というのも馬鹿丸出しだけど、それを事欠いて隣の関係ない人間に向かって言うとかw
まあ、それを真に受けて「こいつ…!」とかなっちゃう方もどうかとは思いますけどw
いやあ今回はどれを一番笑ったシーンにしようかけっこう悩んだんですけど、けっきょくはここですかね。
ていうか、ここからはもうこの二人のバカラリーが続くだけなんで、どれでもいいんですけどw
ここは最初の言い出しっぺに敬意(?)を示しておきましょうw
WWWWWこいつ、本当にバカだろwww
苦汁をなめられてどうするwお前の汁かよw
一矢やってやったwwwwwwていうか、モノローグの中でイチイチ言い直すなwしかも全然間違ってるしwむくみでも何でももうどうでもいいわw
夏合宿では美保さんが「勉強はまあまあできるけど」とか言ってましたけど、それも疑わしくなってきましたねw
ちょっと美人なゴリラというもこっちの例えも、風夏さんのこの天然を超えたボケの前ではさすがに影が薄い感じですw
おお、さすがはもこっち。
普段から人をよく観察している経験がこういうところで活きてくるんですね。
これ見よがしにどや顔している風夏が間抜けに見えてしょうがないw
なぜ知っているwwwww
図星だったのかよwww
ていうか、そんなことで加藤さんは認めてくれるのかよw
もこっちの煽り方も唐突ですけど、この反応を見ているともうそんなこともどうでもよくなりますよねw
お前らもう勝手にやってろw
いや、もうすでに君はもこっちのペースに乗せられているからw
こんなの、話に乗っかる段階で負けでしょw
そもそも処女云々ていう話でもないしw
(ていうか、この時点で宮崎さんの存在が忘れられているwww)
で、思い切りペースにはめられて「私は処女じゃないぞ」とか聞いてもないカミングアウトをしちゃうしw
しかも、それをもこっちも真に受けるんですよねw「!!?」じゃねってw先ほどの鋭い人間観察力はどこに行ったんだw
まあなんだ、やはり争いは同じレベルの者同士でしか発生しないんですねw
思いっきり動揺してるしWWWWW
ていうか、もうお互いハイハイ非処女非処女でいいだろw
なんでどちらも聞き流すということができないんだw
でもって、風夏さんがまた何やらとんでもないことを言おうとしてるしw
うっわWWWWW
まさに「きいた風なこと」をw
ていうか、2回目からいきなり「すごく」気持ちよくなったのかw落差が激しいなおいw
言ってることもおかしいですけど、この言ってやったみたいなどや顔がまたむちゃくちゃおかしいですよねw
セリフさえなければかっこいい場面にも見えるだけに、よけいに笑いがこみあげてきますw
ていうか、この段階での宮崎さんの様子が知りたいw
WWWWW逆に本当(リアル)wwwww
それはさすがに裏の裏を読み過ぎw
普通にこんな浅いことを自信満々で言えるようなちょっと美人なゴリラなだけだぞw
そんなあっけにとられたもこっちを「生々しい話に驚いてる」と解釈する風夏www
彼女はある意味、もこっち以上に耳年増なのかもしれませんね。もこっちはネットに偏っていますけど、彼女はなまじっか友達が多いだけに、よけいにあることないこと聞かされてしまうのかもしれません。たぶん美保さんみたいな子がいろいろ吹き込んでいそうw
根が素直なのか、何でもすぐに信じそうなのでからかい甲斐がありそうですしね。
ザワwwwwww
そりゃざわつくわなw
ていうか、イキすぎて死ぬところからなんでいきなりアゴの話になるんだw 順序がおかしいだろw
まあ言ってる本人がよくわからないんだからしかたないけどw
もっとも意味がわかっても真に受ける方もどうかと思いますけどねw
「ぐっ!!?」じゃねーよ、まったくw
何、本気でショックを受けてるんだw
さすがに他人のふりをする宮崎さんwwwww
いまさら距離を置こうとするのもちょっと遅すぎる気もするけどw
ていうか、もはやCクラス云々の次元じゃないぞw
どう考えても学力とは別の問題だろw
それにしても麗奈も人のことを言えるかという気もしますけどねw
ちょっと前までは君がもこっちと一緒に「ク●ニ」だの「バター犬」だの言っていて、風夏に呆れられていたことは忘れていないぞw
「環境」
南さんは合宿には参加していなかったので、風夏たち以上に久しぶりな気がします。夏休み始めの特別編以来ですか。バス通学とはちょっと意外でしたけど、他にも意外なメンバーが乗っていますね。
委員長は時々姿を見せてくるくせに、一向に話に加わってこない感じがなんかイラッとさせますw もしかしたら、このままモブ以上レギュラー未満で終わってしまうのでしょうか。
二木さんはスマホゲームに夢中のようですね。南さんとは席も隣だったわけですし、南さんを気遣う様子を見せたこともあった彼女ですから、なんらかの交流があってもいいような気がしますが、基本的に他人に積極的に絡んでいくタイプではないので、なかなか難しいのかもしれません。南さんも陰キャだからと仲良くなるつもりもないようですし。
それにしても新学期初日からこんな表情を浮かべている彼女を見ていると、さすがになんだか切なくなってきますね。あのキバ子が、学校に対して憂鬱な思いを抱くなんてらしくありません。やっぱり彼女にはあの憎たらしい笑顔が似合います。もう今さら改心するとかは望まないので、今のままでふてぶてしいまでの姿を再び見せてほしいものです。
WWWWW
やっぱりキバ子はキバ子だわwwwまさに「偽善」を絵に描いたような構図だw
まあ何とも感じないよりはマシかもしれないけどw
それにしても確か真子もバス通学なはずですが、なんで一緒じゃないんでしょう?路線が違うとか?
「まこっちがいたら」という意味がちょっと気になるところではありますね。
あ、前の席は夏帆さんだったんですね。
彼女は誰に褒められるからとか、そういうことは一切考えてなさそうです。
南さんが反応するのは当然として、委員長がちょっと気にしてる風なのが印象的ですね。
まあ誰かが席を譲っていれば自然に目が行くものかもしれませんが、今回のテーマが「意外な組み合わせ」っぽいところからすると、ひょっとすると何かの伏線にもなり得るのかなとひそかに期待していますw
WWWWWこいつ、ホントかわんねーなw
逆に何だかすがすがしいわw
つーか、「偽善」言うなら、さっきのお前の発想がそれだろw
なるほど、夏休みにまこっちが言っていた“環境”というのは、こういうことだったんですね。まあ言わんとしてることはわかるw
でも、今回のサブタイトルの「環境」はそれだけじゃないような気がします。
冒頭の「今日から学校かー……」からすると、南さんをとりまく環境も少しずつ変わってきているようにも感じるんですよね。真子がいないというのもなんだか引っかかりますし。
変わらない中でも何かほんの少し変わりつつある。
そんな微妙な空気が新学期らしさをより感じさせるものになっていましたね。
「2学期デビュー」
この二人も今までありそうでなかった組み合わせですよね。
そして風夏と宮崎さん同様、「夏合宿」がきっかけになっているわけです。
こういうところにも、「変わらない」けど「変わりつつある」感じを受けます。
伊藤さんのぎこちない「おはよ…」がそれを象徴しているかのようですね。
加藤さんの日傘も懐かしいようなそれでいて新鮮なような、なんだか不思議な気持ちにさせられます。(コミックス17巻所収;喪163「モテないし夏」参照)
伊藤さんですら緊張するとは……
どんだけ見えない圧があるんだw
まあ「さすがに」というのもなんか変だけどw
一応、ラウンジでマッサージチェアーを同伴していましたが、あの時話はしてなかったんですね。
それでも、こうして登校時に一緒になれば声を掛けられるとはさすがリア充というか、やっぱり風夏たちの仲間なんだなと改めて認識させられます。
これも、変わらない中での変化ですよね。
世界が一変するようなものではないですけど、以前とは違うほんの小さな変化。
やはり新学期ともなれば、何か新しい風を感じたりするものです。
さて、加藤さんが何やら伊藤さんをじっと見ていますね。
ひょっとして顔に何かついているのでしょうか。
これもほんの少しですけど、確かに変わったもの。
伊藤さんはあの時の「アイプチ」をずっとやりつづけているんですね。
きっと、アイプチ以上に彼女の心の中にもほんの少しの変化が生まれたからなんでしょう。
その変化をちゃんと見抜く加藤さんもさすがですね。まあメイクアーティストを目指しているならその辺は嫌でも目が行くところなのかもしれませんけど。
伊藤さんが楠さんに教えてもらったと言った時に、彼女は「夏帆が?」と驚いていましたが、そこには「あの夏帆が?」というニュアンスが隠れているような気がしました。
もしかすると、夏帆の微妙な変化にも加藤さんは気が付いたのかもしれませんね。
WWWWW
加藤さんのメイクセンスも変わってないなwwww
…いや、少しは変わってはいるかな?↓
うん、こうして見ると、多少の進歩が見受けられるかもw
ていうか、なんか微妙なリアリティがありますよね。なんとなく、こういう女子高校生はどっかにいそうw
まあとにかく、今回はこのギャル風伊藤さんを個人的ベストシーンとしたいと思います!
なんだろう、ビジュアル的なインパクトはもこっちに負けているはずなのに妙に笑えるんだよなあw
WWWWWそれで2学期デビューかw
まあ1年2年ならまだしも、高校3年の夏でこの振り切り方は思わず二度見してしまうレベルかもw
岡田と伊藤さんは球技大会でちょっと話したくらいでしたけど、さすがにこれは何があったんだと思うのもしかたないでしょうw
やっぱりいきなり大きく変わるより、変わらない生活の中で少しずつ変わっていくのがいいんじゃないでしょうか。(そんな結論!?)
やっぱりオムニバスは安心感がありますね。笑いの種類がいくつかあるので、飽きさせない面白さがあります。
それと、とにかく「日常!」という感じがすごくあるんですよね。1年2年のころとは多少スタイルは変わったものの、やっぱり「何気ない日常」を描くのがオムニバス回なんです。
夏休みに入ってからというものの、けっこう非日常的というかイベント系の話が続いたせいか、なんだか普段の生活が戻っていたという感覚が強くありました。前回で台風も過ぎ去って「世界」が再び動き出したというのも大きかったのかもしれません。
まあ実際、こういうオーソドックスなオムニバスは久しぶりなんですよね。前回のオムニバスは夏合宿中における「他の奴は」という、ある種の番外編みたいなものでしたから。
もこっちもちゃんといての普段の日常を描いたものは喪163「モテないし夏」以来ともいえるんです。
だから、よけいになんかテンションがあがるものがありましたよ。やっぱ、これがわたモテだよな!みたいなw
今回の全体を通してのテーマは、何度か触れてきたように「意外な組み合わせ」でしょう。
特に1話目と3話目は「夏合宿」を通して新たな関係性が少し見えた感じがありましたね。
2話目の南さんは一見なんの意外性もないようでしたが、それでも委員長や二木さん、そして夏帆と一緒のバスで通学していることがわかりました。また、「◯◯がいたらなー」という脳内妄想がなんとも切なくもありましたよね。南さん自身は変わっていなくても、周りの環境が少しずつ変わってきているのです。
そう考えてみると、「変わらない」中にも「変わった」ことが感じられる回でもあったような気がします。それもほんの少しなんですよね。気づくか気づかないかくらいの本当に微妙な変化なんです。
それが2学期の始まりというこれまた微妙な時期と重なることで、彼女たちをとりまく人間模様をうまく描いていたなという印象につながったように感じましたね。
さて、今回のオムニバスで最も気になるのはやっぱり(前編)という文字ですよね。
そう、オムニバスにもかかわらず、あえて話を分割しているんです。
まあ普通に考えたら次回はメインキャラたちの登場を期待しちゃうところですけど、必ずしもそうはならないんですよねこれが。
実は今回の「表紙」にそのヒントが隠されていたわけなんですけど、さすがにこの時点でわかった人はいなかったんじゃないでしょうか。
ていうか、彼女たちの目線や立ち位置の意味もイマイチよくわかってなかったからなあ。普通に、もこっちへの関心度の高さを表しているのかと思ってたしw
とにかく、今回のオムニバスはまだ終わりません。というか、ある意味次回が本番と言ってもいいかもしれません。
まさに「お楽しみはこれからだ」ですよ!
夏合宿がもたらした影響って、けっこう大きかったような気がしますね。
喪156は今回の予告編的な意味合いもあったのかもしれない…
3年生編になってから“初”の「日常系オムニバス」は喪145で!
今回は久々のオムニバス回。
ネタバレなし感想で臆面もなく予想が当たったことを自慢した時にはローテーションがどうのとか言ってましたが、本当はそれよりもタイミング的に近いなという予感もあってのことだったんですよね。むしろそっちのほうが大きかったかもしれません。
というのも実はオムニバス回って、展開の節目に来るパターンが多いんですよ。大きなイベントが終わった後とか、季節の変わり目だったりするケースが目立つんです。
学期末試験が終わって夏休みを迎える直前だった喪163。
球技大会が終わり、中間試験の結果が出た直後だった喪156。(しかもこの後、あの「謹慎編」が始まります)
GW明けの席替えが済んでからの喪145。
直近の例をあげてみても、これだけあります。前回で夏休みがほぼ終わった今、このタイミングでオムニバスが来るのではと考えるのはむしろ当然の帰結と言えるでしょう。
それに何より、19巻収録予定の話で今のところオムニバスは1回もなかったですからね。これまで1巻につき必ず1話はオムニバスが入っていたことを考えると、このまま20巻目に突入することは考えづらかったわけです。
そんなこんなで、なんだか懐かしくも感じたオムニバス。
さっそく見てまいりましょう!

表紙のキャッチコピーでも「懐かしさを感じる夏休み明け。」とありますが、確かに制服姿を見るのも随分久しぶりな感じがしますよね。校舎の脇にある植え込みとか中庭のベンチなどにも、なんだかノスタルジックな気持ちにさせられます。
それもそのはず、学校の場面自体、実に喪165「モテないし今日から高校最後の夏休み」(コミックス17巻所収)以来だったりするんですよ。そりゃ懐かしいわけですw どれだけ長い夏休みだったんだw
ていうか、表紙から始まるというのもけっこう久しぶりなんですよね。喪181とか喪183の(前編)(後編)とか、表紙が途中に入るパターンが続いてましたから。そういった意味でもなんだか懐かしい匂いがした「表紙」でしたね。
というわけで、今回は「モテないし学校が始まった(前編)」。
タイトルからしていかにもオムニバスっぽいわけですが、注目すべきはお尻に付いている(前編)でしょう。
なんと前回に続いての前後編!いくら喪183がイレギュラー的な分割だったとはいえ、立て続けにというのは今までありませんでした。
しかも今回はオムニバスですからね。基本独立した短いエピソードを並べていくスタイルにおいて、わざわざ前編後編と分ける意味はどこにあるのでしょう?
そこで思い出されるのが、喪141と喪142のGWきーちゃん編。前編後編とこそ銘打ってはいないものの、あれは確かに変則的なオムニバスでした。
今回も同じような形になるかどうかはあえて伏せておきますが、この「分割」には大きな意味があるとだけ付け加えておきましょう。
それにしても、改めて表紙を見てみると、なんだか意外な組み合わせですよね。まあだからこそ、逆にオムニバスっぽい表紙だとも言えるわけですが。
というか、センターに風夏がいて何やら思案中というこの構図は、同じオムニバスだった喪156「モテないし噂になる」の表紙をどこか彷彿とさせます。また、各キャラの立ち位置や目線もなんだか意味深で気になるところですよね。
かつてはもこっちの「何気ない日常」を断片的に見せていくスタイルだったオムニバスですが、いつからかそこには収まり切れない多彩なキャラたちの人間模様を拾い上げていく形に変わってきています。
その傾向は特に3年生編になってから顕著で、例えば喪145の表紙はそれをよく表していた一例といえるのではないでしょうか。
もこっちではなく、風夏が中心にいるこの構図がいまやオムニバスらしさを象徴しているというのもなんだか面白いですよね。
「偶像」

表紙が指し示す通り、さっそく、今回のテーマである「意外な組み合わせ」から話は始まります。
今までまったく接点がなかったかのように思われたこの二人ですけど、そういえば「夏合宿」で一緒だったんですよね。そうでなくっても学生の頃って、夏休み中に交友関係が広がることはよくあります。ふたたび「日常」が戻ってきたと同時に微妙な変化も生まれている2学期初日の雰囲気を表すのに、これほどふさわしい始まり方もないでしょう。
それにしても、風夏はまったく物怖じしないタイプなんですね。合宿で一緒といっても最終日に顔を合わせたくらいで、まったく会話も交わしていなかったと思うのですが……うーん、私には到底無理だw
一方、声をかけられた宮崎さんは若干戸惑いがあるようです。彼女は今までグループ内だけの付き合いに終始していて、積極的に交友関係を広げるということにあまり興味がなかったのかもしれません。そういえば、夏合宿で凪さんも「昔は別グループと話すのとかちょっと抵抗があった」と言っていましたよね。(コミックス18巻所収;喪172参照)

宮崎さんは、すでに風夏のことを知っていたようです。どうやら彼女は学校内でも有名な存在のようですね。
といっても、バカで有名(笑)とかそういうネガティブな方向ではないようです。どちらかというと、憧れ的な存在でしょうか。宮崎さんが彼女を見つめる目からもそんな感じが見受けられますよね。
先ほどの戸惑いぶりは、そんな高嶺の花に声を掛けられた緊張感からだったのかもしれません。決して「うわゴリラに挨拶された」ではなかったんですねw

この二人は逆に、いまやもう友達といってもいいかもしれません。何しろ一緒にドライブしに行くような仲ですしw
でもまあこの三人が揃うと、どうしても喪156の時を思い出してしまいますね。
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圧倒的弱者を見る目とか、完全に野性の掟の中で生きてる感じだしw

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たしかにすごい組み合わせw
ていうか、その中に君も含まれてはいるんだけどねw
今まで何度か同じ電車で通学していることは示唆されてきましたけど、こうして一同に会する日がくるとは!
麗奈ひとり、背を向けて座席にもたれかかっているのもなんからしくていいですよね。ていうか、さすがにバイク通学はやめたのかw
でも風夏も初対面の時のことをちゃんと覚えていたんですね。
確かにあの時はむちゃくちゃキョドっていたからなあ。まああれが普段のもこっちでもあるわけですけど、いったん関係を築いてしまうととたんにマウンティングしてくるのもまたもこっちなんですよね。
もっとも、それに乗っかってしまう風夏も似たようなものだと思いますがw

本人的には自覚がないんですね。まあ周りの評価というのはそういうものなのかもしれません。
有名というのはもちろん悪い意味ではありません。ていうか、仮にそうなら宮崎さんも本人を前にして言わないでしょうしw
でも「美人でスポーツ出来て男子と女子にも人気あるし」ときたら、逆になんだかむず痒いというか褒め殺しかと思ってしまいますよね。
おまけに「バスケ部のキャプテンと付き合ってたってうわさになってた」とまでくると、むしろ眉唾っぽくなってきますw
だいたいこういううわさって、あとから根も葉も周りが付けたした話になりがちなんですよね。
もっとも、風夏は「そんなことか」と素直に受け入れてましたけどw ある意味、純粋な心の持主なのかもしれませんね。

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うーん、なんだか気になりますね。キャプテンと付き合っていたのは一体誰なんでしょう。
まあ普通に考えれば、成田美保さんでしょうか。風夏とはいつも一緒にいますし、普段「みほ」と呼んでますしね。ただ、まだ確定とは言いきれません。
七夕の時に一緒にいた凸糸目さんかもしれませんし、それこそ喪4で出てきた“みきてぃ”かもしれませんしw
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まあ、それを真に受けて「こいつ…!」とかなっちゃう方もどうかとは思いますけどw
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おお、さすがはもこっち。
普段から人をよく観察している経験がこういうところで活きてくるんですね。
これ見よがしにどや顔している風夏が間抜けに見えてしょうがないw

なぜ知っているwwwww
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ていうか、そんなことで加藤さんは認めてくれるのかよw
もこっちの煽り方も唐突ですけど、この反応を見ているともうそんなこともどうでもよくなりますよねw
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いや、もうすでに君はもこっちのペースに乗せられているからw
こんなの、話に乗っかる段階で負けでしょw
そもそも処女云々ていう話でもないしw
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そんなあっけにとられたもこっちを「生々しい話に驚いてる」と解釈する風夏www
彼女はある意味、もこっち以上に耳年増なのかもしれませんね。もこっちはネットに偏っていますけど、彼女はなまじっか友達が多いだけに、よけいにあることないこと聞かされてしまうのかもしれません。たぶん美保さんみたいな子がいろいろ吹き込んでいそうw
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まあ言ってる本人がよくわからないんだからしかたないけどw
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「ぐっ!!?」じゃねーよ、まったくw
何、本気でショックを受けてるんだw

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ちょっと前までは君がもこっちと一緒に「ク●ニ」だの「バター犬」だの言っていて、風夏に呆れられていたことは忘れていないぞw
「環境」

南さんは合宿には参加していなかったので、風夏たち以上に久しぶりな気がします。夏休み始めの特別編以来ですか。バス通学とはちょっと意外でしたけど、他にも意外なメンバーが乗っていますね。
委員長は時々姿を見せてくるくせに、一向に話に加わってこない感じがなんかイラッとさせますw もしかしたら、このままモブ以上レギュラー未満で終わってしまうのでしょうか。
二木さんはスマホゲームに夢中のようですね。南さんとは席も隣だったわけですし、南さんを気遣う様子を見せたこともあった彼女ですから、なんらかの交流があってもいいような気がしますが、基本的に他人に積極的に絡んでいくタイプではないので、なかなか難しいのかもしれません。南さんも陰キャだからと仲良くなるつもりもないようですし。
それにしても新学期初日からこんな表情を浮かべている彼女を見ていると、さすがになんだか切なくなってきますね。あのキバ子が、学校に対して憂鬱な思いを抱くなんてらしくありません。やっぱり彼女にはあの憎たらしい笑顔が似合います。もう今さら改心するとかは望まないので、今のままでふてぶてしいまでの姿を再び見せてほしいものです。

WWWWW
やっぱりキバ子はキバ子だわwwwまさに「偽善」を絵に描いたような構図だw
まあ何とも感じないよりはマシかもしれないけどw
それにしても確か真子もバス通学なはずですが、なんで一緒じゃないんでしょう?路線が違うとか?
「まこっちがいたら」という意味がちょっと気になるところではありますね。

あ、前の席は夏帆さんだったんですね。
彼女は誰に褒められるからとか、そういうことは一切考えてなさそうです。
南さんが反応するのは当然として、委員長がちょっと気にしてる風なのが印象的ですね。
まあ誰かが席を譲っていれば自然に目が行くものかもしれませんが、今回のテーマが「意外な組み合わせ」っぽいところからすると、ひょっとすると何かの伏線にもなり得るのかなとひそかに期待していますw

WWWWWこいつ、ホントかわんねーなw
逆に何だかすがすがしいわw
つーか、「偽善」言うなら、さっきのお前の発想がそれだろw
なるほど、夏休みにまこっちが言っていた“環境”というのは、こういうことだったんですね。まあ言わんとしてることはわかるw
でも、今回のサブタイトルの「環境」はそれだけじゃないような気がします。
冒頭の「今日から学校かー……」からすると、南さんをとりまく環境も少しずつ変わってきているようにも感じるんですよね。真子がいないというのもなんだか引っかかりますし。
変わらない中でも何かほんの少し変わりつつある。
そんな微妙な空気が新学期らしさをより感じさせるものになっていましたね。
「2学期デビュー」

この二人も今までありそうでなかった組み合わせですよね。
そして風夏と宮崎さん同様、「夏合宿」がきっかけになっているわけです。
こういうところにも、「変わらない」けど「変わりつつある」感じを受けます。
伊藤さんのぎこちない「おはよ…」がそれを象徴しているかのようですね。
加藤さんの日傘も懐かしいようなそれでいて新鮮なような、なんだか不思議な気持ちにさせられます。(コミックス17巻所収;喪163「モテないし夏」参照)

伊藤さんですら緊張するとは……
どんだけ見えない圧があるんだw
まあ「さすがに」というのもなんか変だけどw
一応、ラウンジでマッサージチェアーを同伴していましたが、あの時話はしてなかったんですね。
それでも、こうして登校時に一緒になれば声を掛けられるとはさすがリア充というか、やっぱり風夏たちの仲間なんだなと改めて認識させられます。

これも、変わらない中での変化ですよね。
世界が一変するようなものではないですけど、以前とは違うほんの小さな変化。
やはり新学期ともなれば、何か新しい風を感じたりするものです。
さて、加藤さんが何やら伊藤さんをじっと見ていますね。
ひょっとして顔に何かついているのでしょうか。

これもほんの少しですけど、確かに変わったもの。
伊藤さんはあの時の「アイプチ」をずっとやりつづけているんですね。
きっと、アイプチ以上に彼女の心の中にもほんの少しの変化が生まれたからなんでしょう。
その変化をちゃんと見抜く加藤さんもさすがですね。まあメイクアーティストを目指しているならその辺は嫌でも目が行くところなのかもしれませんけど。
伊藤さんが楠さんに教えてもらったと言った時に、彼女は「夏帆が?」と驚いていましたが、そこには「あの夏帆が?」というニュアンスが隠れているような気がしました。
もしかすると、夏帆の微妙な変化にも加藤さんは気が付いたのかもしれませんね。

WWWWW
加藤さんのメイクセンスも変わってないなwwww
…いや、少しは変わってはいるかな?↓

うん、こうして見ると、多少の進歩が見受けられるかもw
ていうか、なんか微妙なリアリティがありますよね。なんとなく、こういう女子高校生はどっかにいそうw
まあとにかく、今回はこのギャル風伊藤さんを個人的ベストシーンとしたいと思います!
なんだろう、ビジュアル的なインパクトはもこっちに負けているはずなのに妙に笑えるんだよなあw

WWWWWそれで2学期デビューかw
まあ1年2年ならまだしも、高校3年の夏でこの振り切り方は思わず二度見してしまうレベルかもw
岡田と伊藤さんは球技大会でちょっと話したくらいでしたけど、さすがにこれは何があったんだと思うのもしかたないでしょうw
やっぱりいきなり大きく変わるより、変わらない生活の中で少しずつ変わっていくのがいいんじゃないでしょうか。(そんな結論!?)
やっぱりオムニバスは安心感がありますね。笑いの種類がいくつかあるので、飽きさせない面白さがあります。
それと、とにかく「日常!」という感じがすごくあるんですよね。1年2年のころとは多少スタイルは変わったものの、やっぱり「何気ない日常」を描くのがオムニバス回なんです。
夏休みに入ってからというものの、けっこう非日常的というかイベント系の話が続いたせいか、なんだか普段の生活が戻っていたという感覚が強くありました。前回で台風も過ぎ去って「世界」が再び動き出したというのも大きかったのかもしれません。
まあ実際、こういうオーソドックスなオムニバスは久しぶりなんですよね。前回のオムニバスは夏合宿中における「他の奴は」という、ある種の番外編みたいなものでしたから。
もこっちもちゃんといての普段の日常を描いたものは喪163「モテないし夏」以来ともいえるんです。
だから、よけいになんかテンションがあがるものがありましたよ。やっぱ、これがわたモテだよな!みたいなw
今回の全体を通してのテーマは、何度か触れてきたように「意外な組み合わせ」でしょう。
特に1話目と3話目は「夏合宿」を通して新たな関係性が少し見えた感じがありましたね。
2話目の南さんは一見なんの意外性もないようでしたが、それでも委員長や二木さん、そして夏帆と一緒のバスで通学していることがわかりました。また、「◯◯がいたらなー」という脳内妄想がなんとも切なくもありましたよね。南さん自身は変わっていなくても、周りの環境が少しずつ変わってきているのです。
そう考えてみると、「変わらない」中にも「変わった」ことが感じられる回でもあったような気がします。それもほんの少しなんですよね。気づくか気づかないかくらいの本当に微妙な変化なんです。
それが2学期の始まりというこれまた微妙な時期と重なることで、彼女たちをとりまく人間模様をうまく描いていたなという印象につながったように感じましたね。
さて、今回のオムニバスで最も気になるのはやっぱり(前編)という文字ですよね。
そう、オムニバスにもかかわらず、あえて話を分割しているんです。
まあ普通に考えたら次回はメインキャラたちの登場を期待しちゃうところですけど、必ずしもそうはならないんですよねこれが。
実は今回の「表紙」にそのヒントが隠されていたわけなんですけど、さすがにこの時点でわかった人はいなかったんじゃないでしょうか。
ていうか、彼女たちの目線や立ち位置の意味もイマイチよくわかってなかったからなあ。普通に、もこっちへの関心度の高さを表しているのかと思ってたしw
とにかく、今回のオムニバスはまだ終わりません。というか、ある意味次回が本番と言ってもいいかもしれません。
まさに「お楽しみはこれからだ」ですよ!
夏合宿がもたらした影響って、けっこう大きかったような気がしますね。
喪156は今回の予告編的な意味合いもあったのかもしれない…
3年生編になってから“初”の「日常系オムニバス」は喪145で!
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