【海浜秀学院のシロイハル】突然の終了について
2ヶ月ぶりの更新に胸を躍らせながらアプリを開くとそこには無情な「最終章」の文字。
最初見たときはピンときませんでした。
心の中に鉛が抱えたような気分のまま本編を読み終えた後、最後に「お知らせ」というそっけない言葉を見ても、それを自分の中で咀嚼することすら難しかったです。
正直、なんでこんなに落ち込むのか、なんでここまで引きずるのかもよくわからない状態のまま、今に至っています。
でも、いつまでもこんな気持ちのままだといいかげん生活にも支障が出かねませんからね。けじめをつけるためにも、なんとか無理やりに文章を綴っているような状態です。
はっきり言うと、あまり気が乗らないんですよね。どうやっても楽しいものにはなり得ませんから。
特に「シロイハル」のような作品は、できればあまり真面目なことを書きたくないんですよ。それこそ、WWWWWの連投でツッコミを入れるだけに終始したいんです。それがこの作品に対する最大の敬意だとも思うので。
でもさすがに、今はそんな気分にはなれません。もちろん「最終章」も最高の内容だったんですけど、読みながらもどうしても「最終章」という言葉がちらついて素直に楽しむこともなかなかできませんでしたから。もう少し時が経てばそれこそ「笑い話」として受け入れられるかもしれませんけど、今は無理ですね。
というわけで、何を書こうかと考えたんですけど、やっぱり「なんで?」「何があったの?」という思いばかりなんですよ。それを押しとどめながら体のいいことを述べていくよりは、心の思うがままにグチグチ言うほうが精神衛生的にいいかなという判断になりました。まったく生産性のない内容になりますが、どうかご容赦いただけると幸いです。
まずは今回の「お知らせ」全文を以下に引用してみます。
お知らせ
本作品は諸般の事情により、今回で連載を終了いたします。
ご愛読いただいていた皆さまにはご迷惑をおかけいたします。
谷川ニコ先生のさらなるご活躍をご期待ください。
マンガワンの掲載は12月31日までです。
※作品公開終了後の読み返しはできませんのでご注意ください。
これだけでは何があったのかまったくわかりませんよね。しかも文章からは、これ以上触れてくれるなという雰囲気がビンビン伝わってきます。大人の事情か何かは知りませんけど、なんとも嫌な感じです。
まあ連載当初からそう長くは続かないだろうとは正直思ってましたよ。あまりにニッチな題材ですし、ネタも相当に人を選びます。この内容で何年も続けられると思える方がおかしいでしょう。
しかも谷川さんはこれまでも打ち切りを何度か喰らってますからね。
「クズとメガネと文学少女(偽)」と「ライト姉妹 ~ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹~」は明らかに打ち切りでしたから。
でも、これらの作品はちゃんと単行本を出してくれたんですよね。
ていうか、「通常」の打ち切りだったら、10回程度、コミックスがまとまるくらいまではやってもらえるのが普通じゃないですか。ジャンプだって10週は続くんだし。
要は「諸般の事情」というからには、単なる打ち切りじゃないんですよね。何か大きな問題が生じたと考えるのが自然でしょう。
では、いったい何があったのかという話なんですけど、まあはっきり言ってそれはもうわからないと思います。編集部側が明かさない以上、部外者が何をいっても邪推の域を出ないでしょう。
しかも谷川さん自身もこれについては一切言及していませんからね。口外しないという了解の元、こういう措置に至っているわけです。なら、単なる読者が何を言っても真相は闇の中でしょう。
なので、以下より私があれこれ推測はしますけど、結論はあえて出しません。あくまで単なる愚痴の一環だと考えてください。そこに「答え」があってもなくてももはや私にとってはどうでもいいことです。ただ、こうしないと気が済まないというか、気持ちに区切りがつかないというだけです。
さて、ネットでもいろんな噂が飛び交っていました。
大きく分けるとだいたい以下の5つでしょうか。
1.どこか圧力団体からのクレーム。
2.モデル校からのクレーム。
3.編集内部で何か問題になった。
4.内容を巡っての原作と原画の仲間割れ
5.単なるネタ切れによるギブアップ。
このうち、4と5はあり得ないと私は考えます。4に関していえばまさに今更で、そんなことで揉めるならそもそも最初から連載を始めていないでしょう。
5は正直、あってもおかしくはありませんが、それなら谷川さん自身がネタにするはずです。
ていうか4もそうですけど、作者側の問題だったら黙っている必要がないんですよね。自虐ネタなんてかっこうのおいしいネタなんですから。あんな「お知らせ」なんてやらずに、本人の言葉で「ごめんなさい」でいいはずなんですよ。
となると、どこからかのクレームということになるわけなんですけど、これも考えづらいところがあるんですよね。
だってそれなら、「最終章」が普通に公開されるのも変じゃないですか。しかも年内までは掲載を続けるわけですからね。もし、あの2か月の期間にその苦情側への対応を審議していたのなら、こんな落としどころはあまりにゆる過ぎます。それで納得するような相手って何なんだという感じですよね。普通なら、「最終章」もなしにいきなり掲載終了ですよ。
ていうか団体でも個人でもいいですけど、問題化した側の「声」が一切表に出ないという時点でそもそもおかしいんです。彼らは事を大きくしたいわけですから、編集部がいかになあなあで済まそうとしても絶対に騒ぐはずなんですよ。少なくとも、何らかの声明は発表するでしょう。それでもって、「連載中止」に追い込んだ“成果”を誇るはずです。でもそんな話は一切聞きません。ネットニュースでもそんなことを騒いでいるのは見たことがありません。
そう考えると、1や2のような外部からのクレームというのもまずあり得ないと思ってしまうんですね。
だとすれば、残るのは「内部」からのクレームしかないんです。
ただ、少なくともマンガワン編集部はこのあまりに攻めた連載に対して一度ゴーサインを出しているわけですよね。
それを今になって、やっぱり駄目というのはどうも腑に落ちないものがあります。
となると編集部サイドではなく、元締めである「小学館」の意向が関わっているのではないかという考えに行きつくわけです。
つまり、どこからも何も言われてもいないのに親会社が勝手に「自主規制」を強制してきたのではと、邪推してしまうわけですね。
はっきり言って、あまり考えたくない結論です。できればハズレであって欲しい。私自身、この結論に納得いってませんし。
ていうかこれがアウトなら、他にいくらでもあるだろうと思ってしまうんですよ。けっこう過激なエログロもありますからね。(誤解ないように言っておきますが、それらを規制するべきだとはまったく思っていません)
シロイハルなんて、至って平和で心温まる(?)ネタだろうが!と。
でも、何かはあったはずなんですよね。何も問題ないのに、こんな結末になるというのは考えられないんです。そうなると……なんていうか、ジレンマですね。
まあ今更どうこういってもどうしようもないことはわかっています。
これまでも不当な扱いを受けて終了を余儀なくされた作品なんて山ほどありますし、運悪くシロイハルもその一員になってしまったに過ぎません。
ただ悔しいのは、この作品が「なかった」ことになりそうだということなんですよね。
ここまでのストックはたったの6話。到底、単行本が出せるような分量はありません。
まさに「幻の消えた作品」になろうとしているのです。それがもうたまらなく悔しい。
もう叶くんや星くん、そして棗さんに二度と会えないのかと思うと、本当に胸がはりさけそうになります。
彼らは幻なんかじゃない。
確かに存在したんだということを証明するために、この記事を書きました。
どうか、シロイハルのことを忘れないでください。
時々は思い出してあげてください。
私が言いたいことはそれだけです。
12月12日追記
「シロイハル」ですが、この度マンガワン様から来年2021年4月に電子版単行本が発売されることが発表になりました!
幻なんかじゃなく、ちゃんと作品として後世まで残ります!
小学館様、想像で大変失礼な憶測をしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
一応、わたモテ以外の谷川ニコ作品を貼っておきます。
志半ばで終了を余儀なくされた作品群ですが、これらはちゃんと今でも読むことができます。
以下は、一応予定通りに(?)完結を迎えられた幸せな作品たち。
最初見たときはピンときませんでした。
心の中に鉛が抱えたような気分のまま本編を読み終えた後、最後に「お知らせ」というそっけない言葉を見ても、それを自分の中で咀嚼することすら難しかったです。
正直、なんでこんなに落ち込むのか、なんでここまで引きずるのかもよくわからない状態のまま、今に至っています。
でも、いつまでもこんな気持ちのままだといいかげん生活にも支障が出かねませんからね。けじめをつけるためにも、なんとか無理やりに文章を綴っているような状態です。
はっきり言うと、あまり気が乗らないんですよね。どうやっても楽しいものにはなり得ませんから。
特に「シロイハル」のような作品は、できればあまり真面目なことを書きたくないんですよ。それこそ、WWWWWの連投でツッコミを入れるだけに終始したいんです。それがこの作品に対する最大の敬意だとも思うので。
でもさすがに、今はそんな気分にはなれません。もちろん「最終章」も最高の内容だったんですけど、読みながらもどうしても「最終章」という言葉がちらついて素直に楽しむこともなかなかできませんでしたから。もう少し時が経てばそれこそ「笑い話」として受け入れられるかもしれませんけど、今は無理ですね。
というわけで、何を書こうかと考えたんですけど、やっぱり「なんで?」「何があったの?」という思いばかりなんですよ。それを押しとどめながら体のいいことを述べていくよりは、心の思うがままにグチグチ言うほうが精神衛生的にいいかなという判断になりました。まったく生産性のない内容になりますが、どうかご容赦いただけると幸いです。
まずは今回の「お知らせ」全文を以下に引用してみます。
お知らせ
本作品は諸般の事情により、今回で連載を終了いたします。
ご愛読いただいていた皆さまにはご迷惑をおかけいたします。
谷川ニコ先生のさらなるご活躍をご期待ください。
マンガワンの掲載は12月31日までです。
※作品公開終了後の読み返しはできませんのでご注意ください。
これだけでは何があったのかまったくわかりませんよね。しかも文章からは、これ以上触れてくれるなという雰囲気がビンビン伝わってきます。大人の事情か何かは知りませんけど、なんとも嫌な感じです。
まあ連載当初からそう長くは続かないだろうとは正直思ってましたよ。あまりにニッチな題材ですし、ネタも相当に人を選びます。この内容で何年も続けられると思える方がおかしいでしょう。
しかも谷川さんはこれまでも打ち切りを何度か喰らってますからね。
「クズとメガネと文学少女(偽)」と「ライト姉妹 ~ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹~」は明らかに打ち切りでしたから。
でも、これらの作品はちゃんと単行本を出してくれたんですよね。
ていうか、「通常」の打ち切りだったら、10回程度、コミックスがまとまるくらいまではやってもらえるのが普通じゃないですか。ジャンプだって10週は続くんだし。
要は「諸般の事情」というからには、単なる打ち切りじゃないんですよね。何か大きな問題が生じたと考えるのが自然でしょう。
では、いったい何があったのかという話なんですけど、まあはっきり言ってそれはもうわからないと思います。編集部側が明かさない以上、部外者が何をいっても邪推の域を出ないでしょう。
しかも谷川さん自身もこれについては一切言及していませんからね。口外しないという了解の元、こういう措置に至っているわけです。なら、単なる読者が何を言っても真相は闇の中でしょう。
なので、以下より私があれこれ推測はしますけど、結論はあえて出しません。あくまで単なる愚痴の一環だと考えてください。そこに「答え」があってもなくてももはや私にとってはどうでもいいことです。ただ、こうしないと気が済まないというか、気持ちに区切りがつかないというだけです。
さて、ネットでもいろんな噂が飛び交っていました。
大きく分けるとだいたい以下の5つでしょうか。
1.どこか圧力団体からのクレーム。
2.モデル校からのクレーム。
3.編集内部で何か問題になった。
4.内容を巡っての原作と原画の仲間割れ
5.単なるネタ切れによるギブアップ。
このうち、4と5はあり得ないと私は考えます。4に関していえばまさに今更で、そんなことで揉めるならそもそも最初から連載を始めていないでしょう。
5は正直、あってもおかしくはありませんが、それなら谷川さん自身がネタにするはずです。
ていうか4もそうですけど、作者側の問題だったら黙っている必要がないんですよね。自虐ネタなんてかっこうのおいしいネタなんですから。あんな「お知らせ」なんてやらずに、本人の言葉で「ごめんなさい」でいいはずなんですよ。
となると、どこからかのクレームということになるわけなんですけど、これも考えづらいところがあるんですよね。
だってそれなら、「最終章」が普通に公開されるのも変じゃないですか。しかも年内までは掲載を続けるわけですからね。もし、あの2か月の期間にその苦情側への対応を審議していたのなら、こんな落としどころはあまりにゆる過ぎます。それで納得するような相手って何なんだという感じですよね。普通なら、「最終章」もなしにいきなり掲載終了ですよ。
ていうか団体でも個人でもいいですけど、問題化した側の「声」が一切表に出ないという時点でそもそもおかしいんです。彼らは事を大きくしたいわけですから、編集部がいかになあなあで済まそうとしても絶対に騒ぐはずなんですよ。少なくとも、何らかの声明は発表するでしょう。それでもって、「連載中止」に追い込んだ“成果”を誇るはずです。でもそんな話は一切聞きません。ネットニュースでもそんなことを騒いでいるのは見たことがありません。
そう考えると、1や2のような外部からのクレームというのもまずあり得ないと思ってしまうんですね。
だとすれば、残るのは「内部」からのクレームしかないんです。
ただ、少なくともマンガワン編集部はこのあまりに攻めた連載に対して一度ゴーサインを出しているわけですよね。
それを今になって、やっぱり駄目というのはどうも腑に落ちないものがあります。
となると編集部サイドではなく、元締めである「小学館」の意向が関わっているのではないかという考えに行きつくわけです。
つまり、どこからも何も言われてもいないのに親会社が勝手に「自主規制」を強制してきたのではと、邪推してしまうわけですね。
はっきり言って、あまり考えたくない結論です。できればハズレであって欲しい。私自身、この結論に納得いってませんし。
ていうかこれがアウトなら、他にいくらでもあるだろうと思ってしまうんですよ。けっこう過激なエログロもありますからね。(誤解ないように言っておきますが、それらを規制するべきだとはまったく思っていません)
シロイハルなんて、至って平和で心温まる(?)ネタだろうが!と。
でも、何かはあったはずなんですよね。何も問題ないのに、こんな結末になるというのは考えられないんです。そうなると……なんていうか、ジレンマですね。
まあ今更どうこういってもどうしようもないことはわかっています。
これまでも不当な扱いを受けて終了を余儀なくされた作品なんて山ほどありますし、運悪くシロイハルもその一員になってしまったに過ぎません。
ただ悔しいのは、この作品が「なかった」ことになりそうだということなんですよね。
ここまでのストックはたったの6話。到底、単行本が出せるような分量はありません。
まさに「幻の消えた作品」になろうとしているのです。それがもうたまらなく悔しい。
もう叶くんや星くん、そして棗さんに二度と会えないのかと思うと、本当に胸がはりさけそうになります。
彼らは幻なんかじゃない。
確かに存在したんだということを証明するために、この記事を書きました。
どうか、シロイハルのことを忘れないでください。
時々は思い出してあげてください。
私が言いたいことはそれだけです。
12月12日追記
「シロイハル」ですが、この度マンガワン様から来年2021年4月に電子版単行本が発売されることが発表になりました!
幻なんかじゃなく、ちゃんと作品として後世まで残ります!
小学館様、想像で大変失礼な憶測をしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
一応、わたモテ以外の谷川ニコ作品を貼っておきます。
志半ばで終了を余儀なくされた作品群ですが、これらはちゃんと今でも読むことができます。
以下は、一応予定通りに(?)完結を迎えられた幸せな作品たち。
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