私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪181~単独で読む面白さと全体で読む面白さと~
10月8日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪181に更新されました。
アプリ版(喪183)のネタバレなし記事でも少し触れましたが、今回はなんかいい具合に忘れかけていたおかげで初見に近い感じで読むことができました。
いや、忘れかけていたというと、ちょっと語弊があるかw アプリ版で読んだ時の困惑をあまり引きずらずに楽しめたというほうが正しいかも。同時更新のアプリ版とはかなり雰囲気も違っていたので、逆に新鮮だったんですよね。ああこんな楽し気な感じだったんだ、みたいな。
夏合宿編が終わってからというものの、もこっちのソロ回や二人メイン話が続いていただけに、今回のような賑やかなものはけっこう久しぶりな気がしたんですよ。そんな空気というか、気分を忘れていたんだと思います。
最初に読んだときは後半4ページの展開が衝撃的過ぎて、そんな楽しさもあまり満喫できなかったんですね。いやあもったいないことをしましたw
とはいえ、後半の件に納得できたというわけではありません。次の喪182を読んだうえでも、まだどこかわだかまりが残っているのは事実です。そこは変にごまかしたくはないですね。
ただ同時に、もはやそれほどこだわっていない自分も確実にいます。
そんなに気になることかね?と呆れ気味に問いかける自分と、いややっぱりどこか引っかかると首を傾げる自分。
どちらもまごうことなき己自身なんです。うーん、実にうっとおしいw
いずれにしても、今回の話は次の喪182を読んだ後だと、受け止め方がかなり変わると思います。
今はもう次の話を読んでしまっているので、その辺の揺らぎみたいなものはどう繕っても出てしまうような気がします。
まあそれも楽しみながら感想を書ければいいかなとは思いますけど。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
一瞬、デジャヴかと思いましたw あまりに前回の始まり方と似てたのでw
ていうか今回に限らず、夏休みに入ってからというものの、本当に勉強するシーンがデフォルト化してますよね。井口さんたちが智貴の部屋にやってきた回とネモ編以外は、ほぼ勉強シーンがあるんじゃないかなあ。なんか受験マンガみたいw
思えば、あの野球応援から彼女はずっと不言実行を貫いているのかもしれません。「最後の夏だもんな」というあの思いを。
台詞もモノローグもなしに、ただペンを走らせる音だけを響かせている姿が実に印象的ですね。
そんな彼女に呼び出しがかかります。
その相手は「吉田さん」。
以前だったら、「ヤンキー」からかと言っていたところでしょう。今は彼女一人ですしね。誰かに気を遣う必要もありません。
それなのに、ひとり言でも「吉田さん」と出てしまうのは、もう普段からそういう認識なんでしょうね。おそらく、あの「謹慎」の時を通じて彼女の心に何か変化があったのでしょう。喪147の頃はまだヤンキー呼ばわりでしたしね。(ていうか、パチンカスとか言ってたわw)
まあしかし、確かに吉田さんからLINEとか珍しい気はしますね。あまりそういうやり取りとかしないタイプに感じますし。
それにしても、「ちょっと外に出ろ」はなんか怖いw
ヤンキーの友達からそんな呼び出し喰らったら、私ならむちゃくちゃビビりますよw
WWWWWこれはもっと怖いwww
ていうか、杏奈姉さんのこわもてっぷり、ヤバいだろw気合入りまくりじゃねーかw
まあ、逆に隣の吉田さんはインテリヤクザっぽくって、それはそれで怖いけどw
WWWWWまあ、当然の反応だわなw
なんの事前連絡もなしにいきなり外出ろでこれじゃあ、そう考えるのも無理はないw
……で、
実際、拉致されちゃうしwww
この辺りの小気味よいテンポは本当最高ですねw
導入からもう楽しさ全開という感じで、これから始まる夏のドライブへの期待に読んでるこちらも胸が躍ります。
……しっかし、この杏奈姉さんの悪そうなオーラはいったいなんなんだw
むしろウシ●マくんに出てきそうなキャラじゃねーかw
ここで「表紙」がくるという構成がまたワクワク感を呼ぶんですよね。アニメのオープニングっぽいというか、始まった!という感じ。
実は表紙があるのって、けっこう久しぶりなんですよね。合宿編の喪175以来かな。あの時は冒頭を飾るまさに「表紙」でしたけど、今回のような作中に挿入される形というのはさらに久しぶりでしょう。通常の表紙とはまた違って、ストーリーのワンシーンをクローズアップするような演出がまた普段とは違う印象を残します。(今調べてみたら、こういう形式のものは喪156「モテないし噂になる」以来のようです)
今回の個人的ベストシーンはここですね。表紙がベストシーンというのもけっこう久しぶりかも。
というわけで、今回は「モテないしドライブする」。
ここで一緒にドライブするメンツがわかるのもいい演出ですよね。
麗奈と吉田さんは飲み物系で、杏奈さんと二木さんはスナック系というのもなんとなくわかるw
で、その間に挟まって両手でしっかりコーヒー?を握りしめるもこっちw
マンション下のコンビニという舞台がまた実にわかりみがありますw こんな光景、よく見るわ~
これはどうなんでしょうね。
ついでとは言ってますけど、本当は何よりまずもこっちを乗せたかったんじゃないかなあ。
だって、そもそも吉田さんが免許を取ろうと思ったのって、謹慎してた時の
これがきっかけじゃないですか。
それに、夏休みに真子さんと会ってた時も「黒木に言われてよ~」とか言ってましたよねw
まあなんにせよ、もこっちの言う通りヤンキーの行動力ってすごいですw
思い立ったらすぐ実行というか、そういう積極性があるから意外と社長になって成功するヤンキーもいたりするのかもしれませんね。
しかし、謹慎してた頃は確か、「バイクで謹慎してるのに車乗ってんのバレたら退学になるわ」とか言っていたような…w
確かにw
シルバー系というか、なんかごっつい飾りがついたものが好きですよね。いざとなれば、武器に使えるとでも思っているのかw
そうでなくてもイメージ的にゴージャスなものに魅かれる傾向があるような気がしますね。
WWWWWここからなぜか、もこっちによるヤンキー車あるあるが続きますw
ていうか、なんかこの立て続けに疑問を投げかける感じはどこか「赤ずきん」っぽいなあと思ってしまうw
「なんでヤンキーのお耳はそんなに大きいの?」「なんでヤンキーの口はそんなに大きいの?」みたいなw で、しまいに「お前を食べるためだよ!!」となったりしてw
まあしかし、「白くてふわふわなのに威圧感ある」って、すごくわかりますねw あれはいったいなんなんでしょうw
まるで真綿で首を締め付けられるような感じw
麗奈さんはまた、「マダム」感がありますねw 普段はあまり表に出ないのに妙に威圧感があるという意味で、白いふわふわに似てるのかもw
ていうか、そのサングラスは果たして必要なのだろうか……普段からしてるようなものだと思うんだがw
しかしまあ、曲が古いのは考えてみれば当たり前ですよね。
親の車に入っていたCDなんですから、それは吉田さんの親の趣味でしょう。
ていうか、吉田さん自体はあまり音楽とかこだわりがなさそうな気がします。
WWWWWイケメン声とダミ声の奴www
完全に「湘南●風」じゃねーかwwwつーか、ダミ声言うなw
もう、あるあるがピンポイント過ぎるw
そもそも夏!て感じが、なんかヤンキーの香りがしますよね。さらに、レゲエの緩くて心地よいリズムもそれにちょうどうまくマッチするのでしょう。ほら、ヤンキーって基本ダルそうですしw
それにしても、ここまであるあるネタをやたら連発してくるもこっちですけど、さすがにずっと脳内ツッコミに徹してますね。2年の頃ならうっかり声に出してしまいそうなところですけど、こういうところにも成長の跡が見受けられますw
それと同時に、鋭い洞察力と批評精神もうかがえますね。
免許取り立てのヤンキー車に対する不安もそこから生まれたものなのでしょう。
そんな矢先、横断歩道をなかなか渡れずにいる母娘を目にします。
信号もないところですし、ここはドライバーさんのちょっとした心配りがあってしかるべきところなのですが……
さすがはイケメンヤンキーw
心意気も本当にピュアなんですよね。
ペコっとお辞儀するお母さんに愛想を振る舞うわけではなく、だるそうに頬杖をつきながら見送る姿が実に吉田さんらしいなあと思います。
杏奈さんたちもごく当たり前のようにしているのがまたいいですよね。
てててと歩く女の子がむちゃくちゃかわいい!
きっと、吉田さんも内心微笑ましく見ているに違いないw
この一連の動作を「こなれ過ぎ」「中学生の時から乗ってたのか?」「ヤンキーの運転技術なんなの!?」とツッコミを入れるもこっちも、半分は照れ隠しのような気がします。
ここで麗奈がまさかのものを発見!
そう、あれはまだ吉田さんとの距離感を計りかねていた「秋の終わり」の頃、吉田さんはこの「UFO」をなんの建物だろうなと純粋な思いを抱いていましたよねw
あの時はゆりちゃんがせっかく夢を壊さないようにと気を遣ってくれたのに、その直後、杏奈姉さんがあっけなくぶち壊したんだよなあw
麗奈さんもある意味共犯者(?)だったはずなので、よけいに印象深い建物だったのかもしれませんね。
(そういえば当時、このモデルになったホテルがツイッターで反応してくれたことがありましたwいい宣伝になったのかな?)
こいつはw
吉田さんの前で何聞いてんだw
ていうか、二木さんのことをウブな子だと思っていた感じが逆に微笑ましいですねw
たぶん見た目の幼さだけでからかおうと思ったんだろうなあ。一緒に遊ぶようになってまだ日が浅いですし、その辺は手探り状態なのかもしれません。ただでさえ、何を考えているかわかりづらいキャラですしw
それにしても、吉田さんの表情がなんとも切ないですね。
きっと、まだUFOの夢を信じていた頃に思いを馳せつつ、この世の無常を儚んでいるのでしょう。
ああ、ありますよね。ていうか、けっこうその手のホテルってあるような気がします。少なくともUFOよりはポピュラーでしょうw
しかしまあ、これは子供なら当然ですよね。小学生くらいならむしろそうであって欲しいですよ。
ていうか、杏奈姉さんにもガキの頃があったですねw
もちろん当たり前なんですけど、なんかそっちの方に違和感があるw
まあそれでも、中学生くらいまでならそういう人もいるでしょう。
さすがに高校生にもなって本当のお城と思ってる人はいないでしょうけど……って、
WWWWWまだ信じていた人がいたwww
UFOの件があっても、まだそんな夢を持ち続けられるとは逆に鋼の精神の持主なのかもしれないw
無邪気な子供の頃のネタで盛り上がるヤンキーBとCですけど、二木さんも一緒になってクスクスと笑っているのはよけいに吉田さんにとってはきついでしょうね。
そんな吉田(ピュア)さんを一人思いやるもこっちの心が切ないと同時になんだかうれしくもなります。
この場で吉田さんの傷ついたハートに気が付いた存在が一人でもいることが、何かの救いになるような気すらしますね。
今回の個人的ベストもこっちは、この「吉田(ピュア)さん……」にあげたいと思います!
というわけで、街を抜ければそこはもう海。
こういうところは千葉らしくていいですね。いかにも地元愛あふれるヤンキーたちのドライブという雰囲気がありますw
すっかり心が汚れてしまった(笑)杏奈さんも、さすがに夏の海の開放感を味わう気持ちくらいは持っているようですねw
さて、向こう側に見える車のシルエットが何やら気になりますが……
WWWWWク●ニク●ニうるせーwww
なんつー下品な集団なんだw
それぞれの呼び名が微妙に違ってるのもなんかおかしいですよねw
ていうか、麗奈の「ク●ニ犬」ともこっちの「ク●ニーヌ」はまだいいとして(よくないけど)、杏奈の「ク●ニ」ってなんだよwww
まんまというか、単に性行為の一種の名前を叫んでるだけじゃねーかw
知らない人が聞いたら、白昼堂々そういう行為に及んでいるカップルがいるのかと勘違いするわw
で、そんな中、表情一つ変えずにひたすら運転に専念している吉田さんw
ク●ニ主wwwww
だから、その言い方はいろいろ誤解を招くからやめろってのw
まったく、ケツつけろだのつきとめるだの、やっぱりなんだかんだ言ってもヤンキーなんだなあと再認識させられますね。
バックにキラキラと輝く海がまぶしいくらいに広がってるだけに、よけいに会話の下品さが際立ちます。
「……バカだろ お前ら」という吉田さんの言葉には100%同意しますねw ホントバカだ、こいつらw
単行本を読んでいる人は当然わかっていることですが、本編ではここで初めてク●ニ主が判明する形になります。
そう、きーちゃんが学校にやってきた時に初登場したこのク●ニーヌ。
その後、もこっちたちが謹慎明けを迎える日にも学校にいたりして、その飼い主の正体が気になるところでしたけど、実は17巻の巻末おまけマンガで今江さんでしたと明かされていたのでした。
今思うと、私が海に出てからの展開に戸惑いを感じたのは、今江さん再登場ということ以上に、このおまけマンガと本編がリンクし始めたという点が大きかったような気がします。仮に今江さんじゃなくても、おまけマンガのみにしか出てこない設定や情報が本編で当たり前のように出てきたらすごく混乱したんじゃないかと思いますね。
要するに、私個人のこだわりに帰する話なんです。本編の話は基本本編のみで語られるべきであって、スピンオフやおまけに属するものはあくまでファンサービスの一環であるべきだという思いからの違和感だったんでしょうね。
確かに、卒業式の感動に水を差されたような気持ちもなくはないのですが、今江さんをそこまで聖域化する部分は自分の中ではそれほど大きな位置を占めていたわけではなかったんだと、今回改めて読んでみて気づきました。
仮に17巻のおまけがなくて、もしここで初めてク●ニ主が今江さんだとわかったとしてもそれほどおかしくはないような気がするんですよ。むしろ、そっちの方がよかったかなくらいに感じたんです。その方がよりインパクトもありますからね。あのおまけこそ、実はよけいだったんじゃないかとw(もちろん、あれはあれで面白かったのであった方がよかったとは思いますけどw)
それにしてもク●ニク●ニからの「マロ」呼びはなんか笑っちゃいますねwギャップがすごいw
もう少しで着くからと言ってますけど、いったいどこに行くつもりなんでしょう?海岸で散歩させるためにわざわざ車でやってきたのかな。
こっちの車内でも何やら音楽を流していますけど、今江さんがいったいどんな曲を聴いているのか少し気になりますね。
WWWWWWそりゃそう思うわなw
ていうか、杏奈姉さんがスマホを向けてるのはホントやばいw
動画とって、何かゆする気満々だとしか思えないw
(まあ杏奈さんのことだからそんな気はさらさらなくて、単にク●ニ主遭遇記念のつもりなんだろうけどw)
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
吉田さんの顔はサングラスでよくわからなかったのかな?
…ていうかこれ、なんか違和感あると思ったら、左ハンドルになってるじゃねーかw
ミラー反転を勘違いしたんだろうか…これはさすがに単行本修正案件かな。
もこっちはさすがに恥ずかしそうに顔を伏せてますよねw うん、当然の反応だw
先ほどのを一番笑ったシーンと言っておきながらなんですけど、これはマジで通報されても文句が言えないと思うんですよね。
杏奈さんたちにとっては、ク●ニーヌは顔見知り(笑)みたいなもので、その飼い主も仲間みたいな感じなのかもしれませんけど、そんなのつけられてる方にとっては関係ないですから。ただひたすら怖いですよ。
ちょっとシャレになってない印象もなくはないです。
初読時に感じた戸惑いというか違和感はこういう部分にもあったのかなと、今となっては思いますね。次の喪182を読んでしまうと、そんな感じはどうでもよくなってしまうんですけどw
WWWまさか、こんな形で再会することになろうとはw
本当にこちらが普通に想定する感動的展開をことごとくつぶしてくるマンガだw
ていうか、二木さんがもはや電撃ネットワークの南部さんにしか見えんwww
髪型も逆モヒカンに見えてくるわw
飼い主は学校のOBだという噂があったんですね。なるほど、だから躊躇なくケツをつけられたのかもしれません。
ヤンキーにとっては地元民とかOBとかは仲間意識が強かったりしますからね。もっともその分、よそ者には容赦ないイメージがありますけど。
それにしても、もこっちの人間観察力はさすがですね。
麗奈の発想は浅薄ですけど、一般的な見方のようにも思います。いったいもこっちがそう考える根拠はどこにあったんでしょう。
こいつらw
ホント浅薄というか、考えがゲスいw
でも、そんな彼女たちの話で「え…!!?」となってしまうんですね、今江さんはw
やっぱり本人的にもその辺わかってるんだw
(まあ17巻のおまけで散々言われてたしねー)
このシーン、地味に好きw
さすがにやっぱり、あからさまにジロジロ見るのは憚られるんですね、彼女たちでもw
そんな気の遣いようがあるくせに、おおっぴらにあおり運転はしてくるというアンバランスさが彼女たちの面白さなんでしょう。
ていうか、ここまで来ておいて、「そーーーーーー」もないもんですけどねw
もこっちが一番後ろでこそこそしてる感じもおかしいですけど、吉田さんが横目で窺っているのがすごく好き。
こいつらは……と思いつつ、本人も興味がなくはないんですよねw
WWWWW今江さんに何やらせてるんだwwwww
ていうか、このネタをやりたいがためのドライブ回だったんじゃないのかw
しかしまあ、麗奈のセリフが実にひどいw
想像以上にドスケベそうとか、当人は関係なくこの絵面がその手のやつっぽいてことだろうがw
(喪1でのもこっちのポーズを少し思い出したw)
隣のク●ニーヌがまたいい具合にとぼけた味を出していますw
アプリで読んだ際はここで終わった方が余韻が残っていいと感じたのですが、やはり今見るとそれはあんまりかなという気もしますね。
もっとも、それは次の喪182を読んでしまっているからであって、あれがなかったらそうは思っていないはずです。
ていうか、これはこれでしっかりオチていますからね。
もこっちと吉田さんの反応も含めて、今回の話はここで完結しているんです。後を引かないカラッとした爽やかさがあるんですよ。
だからこそ、戸惑いや違和感はあったものの、それが決定的な作品への評価につながらなかったのかなと思います。
今読むと、いや~夏だなあという感想がまず最初に来ましたw
アプリ時では9月3日更新で、まだ夏真っ盛りという感じが残ってましたけど、今となっては眩し過ぎるほどの過去の思い出ですからね。
喪180とはまた違う、アッパーなムードの夏がなんだか恋しくもなった回でした。
今江さん再登場の件についてはいろいろ思うこともあるのですが、それは次の喪182の感想時に機会を譲りましょう。
というか、次を踏まえてでないと語ることができないんですよねこれが。
ところで、今回改めてク●ニーヌの話を中心に読み返していたんですけど、ある意味、彼がもこっちと杏奈さん麗奈さんを結び付けたようなものだったんだと、今さらながら気づきました。
麗奈にいたっては、その話がきっかけでよく話すようになったものですしw(コミックス16巻所収;喪156「モテないし噂になる」を参照)
そう考えると、ヤンキードライブ回に彼は欠かすことのできない存在だったのかもしれません。
しかしまあ、ク●ニーヌ初登場が14巻で今江さんのおまけマンガも14巻だったことを踏まえると、最初からこういう設定と展開を考えていたんでしょうね。
それに対する評価はまだ保留にしておきますけど、いずれにせよ、単なる思いつきで描いたことではないことは明らかでしょう。あらかじめちゃんと計算されての今回の再登場だったんだと思います。
今回はこれ単独で見ると、肩すかしというか、「箸休め」回という印象になるかと思います。
ただ、全体の流れからトータル的に見ると、すごく真っ当な話にもなるんですよ。
もちろん、次の喪182を読めばそれは誰の目にも明らかになるんですけど、そうじゃなくてもこれまでに提示されてきたひとつひとつを照らし合わせれば自然と見えてくるものがあるんです。
それが、「車の免許」だったり、「ク●ニーヌ」だったりするわけですね。
一話ごと単独で楽しむのもいいですけど、大きな流れを俯瞰的に読んでみるとまた違った面白さが見えてくるかと思います。
喪173は今回の話につながっていたのですね。そうなると、あの子の動向がますます気になります!
車乗ってるのバレたら……とか言ってましたけど、また「近隣の住民」が見ていないことを祈るばかりです…
喪147って、二木さんがヤンキーグループ入りする伏線でもあったのかも?w
こうなると、14巻のおまけをどう考えるかという問題に向き合わずにはいられないなあ。
逆に17巻のおまけはこれでよかったのかもしれないw
アプリ版(喪183)のネタバレなし記事でも少し触れましたが、今回はなんかいい具合に忘れかけていたおかげで初見に近い感じで読むことができました。
いや、忘れかけていたというと、ちょっと語弊があるかw アプリ版で読んだ時の困惑をあまり引きずらずに楽しめたというほうが正しいかも。同時更新のアプリ版とはかなり雰囲気も違っていたので、逆に新鮮だったんですよね。ああこんな楽し気な感じだったんだ、みたいな。
夏合宿編が終わってからというものの、もこっちのソロ回や二人メイン話が続いていただけに、今回のような賑やかなものはけっこう久しぶりな気がしたんですよ。そんな空気というか、気分を忘れていたんだと思います。
最初に読んだときは後半4ページの展開が衝撃的過ぎて、そんな楽しさもあまり満喫できなかったんですね。いやあもったいないことをしましたw
とはいえ、後半の件に納得できたというわけではありません。次の喪182を読んだうえでも、まだどこかわだかまりが残っているのは事実です。そこは変にごまかしたくはないですね。
ただ同時に、もはやそれほどこだわっていない自分も確実にいます。
そんなに気になることかね?と呆れ気味に問いかける自分と、いややっぱりどこか引っかかると首を傾げる自分。
どちらもまごうことなき己自身なんです。うーん、実にうっとおしいw
いずれにしても、今回の話は次の喪182を読んだ後だと、受け止め方がかなり変わると思います。
今はもう次の話を読んでしまっているので、その辺の揺らぎみたいなものはどう繕っても出てしまうような気がします。
まあそれも楽しみながら感想を書ければいいかなとは思いますけど。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

一瞬、デジャヴかと思いましたw あまりに前回の始まり方と似てたのでw
ていうか今回に限らず、夏休みに入ってからというものの、本当に勉強するシーンがデフォルト化してますよね。井口さんたちが智貴の部屋にやってきた回とネモ編以外は、ほぼ勉強シーンがあるんじゃないかなあ。なんか受験マンガみたいw
思えば、あの野球応援から彼女はずっと不言実行を貫いているのかもしれません。「最後の夏だもんな」というあの思いを。
台詞もモノローグもなしに、ただペンを走らせる音だけを響かせている姿が実に印象的ですね。

そんな彼女に呼び出しがかかります。
その相手は「吉田さん」。
以前だったら、「ヤンキー」からかと言っていたところでしょう。今は彼女一人ですしね。誰かに気を遣う必要もありません。
それなのに、ひとり言でも「吉田さん」と出てしまうのは、もう普段からそういう認識なんでしょうね。おそらく、あの「謹慎」の時を通じて彼女の心に何か変化があったのでしょう。喪147の頃はまだヤンキー呼ばわりでしたしね。(ていうか、パチンカスとか言ってたわw)
まあしかし、確かに吉田さんからLINEとか珍しい気はしますね。あまりそういうやり取りとかしないタイプに感じますし。
それにしても、「ちょっと外に出ろ」はなんか怖いw
ヤンキーの友達からそんな呼び出し喰らったら、私ならむちゃくちゃビビりますよw

WWWWWこれはもっと怖いwww
ていうか、杏奈姉さんのこわもてっぷり、ヤバいだろw気合入りまくりじゃねーかw
まあ、逆に隣の吉田さんはインテリヤクザっぽくって、それはそれで怖いけどw

WWWWWまあ、当然の反応だわなw
なんの事前連絡もなしにいきなり外出ろでこれじゃあ、そう考えるのも無理はないw
……で、

実際、拉致されちゃうしwww
この辺りの小気味よいテンポは本当最高ですねw
導入からもう楽しさ全開という感じで、これから始まる夏のドライブへの期待に読んでるこちらも胸が躍ります。
……しっかし、この杏奈姉さんの悪そうなオーラはいったいなんなんだw
むしろウシ●マくんに出てきそうなキャラじゃねーかw

ここで「表紙」がくるという構成がまたワクワク感を呼ぶんですよね。アニメのオープニングっぽいというか、始まった!という感じ。
実は表紙があるのって、けっこう久しぶりなんですよね。合宿編の喪175以来かな。あの時は冒頭を飾るまさに「表紙」でしたけど、今回のような作中に挿入される形というのはさらに久しぶりでしょう。通常の表紙とはまた違って、ストーリーのワンシーンをクローズアップするような演出がまた普段とは違う印象を残します。(今調べてみたら、こういう形式のものは喪156「モテないし噂になる」以来のようです)
今回の個人的ベストシーンはここですね。表紙がベストシーンというのもけっこう久しぶりかも。
というわけで、今回は「モテないしドライブする」。
ここで一緒にドライブするメンツがわかるのもいい演出ですよね。
麗奈と吉田さんは飲み物系で、杏奈さんと二木さんはスナック系というのもなんとなくわかるw
で、その間に挟まって両手でしっかりコーヒー?を握りしめるもこっちw
マンション下のコンビニという舞台がまた実にわかりみがありますw こんな光景、よく見るわ~

これはどうなんでしょうね。
ついでとは言ってますけど、本当は何よりまずもこっちを乗せたかったんじゃないかなあ。
だって、そもそも吉田さんが免許を取ろうと思ったのって、謹慎してた時の

これがきっかけじゃないですか。
それに、夏休みに真子さんと会ってた時も「黒木に言われてよ~」とか言ってましたよねw
まあなんにせよ、もこっちの言う通りヤンキーの行動力ってすごいですw
思い立ったらすぐ実行というか、そういう積極性があるから意外と社長になって成功するヤンキーもいたりするのかもしれませんね。
しかし、謹慎してた頃は確か、「バイクで謹慎してるのに車乗ってんのバレたら退学になるわ」とか言っていたような…w

確かにw
シルバー系というか、なんかごっつい飾りがついたものが好きですよね。いざとなれば、武器に使えるとでも思っているのかw
そうでなくてもイメージ的にゴージャスなものに魅かれる傾向があるような気がしますね。

WWWWWここからなぜか、もこっちによるヤンキー車あるあるが続きますw
ていうか、なんかこの立て続けに疑問を投げかける感じはどこか「赤ずきん」っぽいなあと思ってしまうw
「なんでヤンキーのお耳はそんなに大きいの?」「なんでヤンキーの口はそんなに大きいの?」みたいなw で、しまいに「お前を食べるためだよ!!」となったりしてw
まあしかし、「白くてふわふわなのに威圧感ある」って、すごくわかりますねw あれはいったいなんなんでしょうw
まるで真綿で首を締め付けられるような感じw

麗奈さんはまた、「マダム」感がありますねw 普段はあまり表に出ないのに妙に威圧感があるという意味で、白いふわふわに似てるのかもw
ていうか、そのサングラスは果たして必要なのだろうか……普段からしてるようなものだと思うんだがw
しかしまあ、曲が古いのは考えてみれば当たり前ですよね。
親の車に入っていたCDなんですから、それは吉田さんの親の趣味でしょう。
ていうか、吉田さん自体はあまり音楽とかこだわりがなさそうな気がします。

WWWWWイケメン声とダミ声の奴www
完全に「湘南●風」じゃねーかwwwつーか、ダミ声言うなw
もう、あるあるがピンポイント過ぎるw
そもそも夏!て感じが、なんかヤンキーの香りがしますよね。さらに、レゲエの緩くて心地よいリズムもそれにちょうどうまくマッチするのでしょう。ほら、ヤンキーって基本ダルそうですしw
それにしても、ここまであるあるネタをやたら連発してくるもこっちですけど、さすがにずっと脳内ツッコミに徹してますね。2年の頃ならうっかり声に出してしまいそうなところですけど、こういうところにも成長の跡が見受けられますw
それと同時に、鋭い洞察力と批評精神もうかがえますね。
免許取り立てのヤンキー車に対する不安もそこから生まれたものなのでしょう。

そんな矢先、横断歩道をなかなか渡れずにいる母娘を目にします。
信号もないところですし、ここはドライバーさんのちょっとした心配りがあってしかるべきところなのですが……

さすがはイケメンヤンキーw
心意気も本当にピュアなんですよね。
ペコっとお辞儀するお母さんに愛想を振る舞うわけではなく、だるそうに頬杖をつきながら見送る姿が実に吉田さんらしいなあと思います。
杏奈さんたちもごく当たり前のようにしているのがまたいいですよね。
てててと歩く女の子がむちゃくちゃかわいい!
きっと、吉田さんも内心微笑ましく見ているに違いないw
この一連の動作を「こなれ過ぎ」「中学生の時から乗ってたのか?」「ヤンキーの運転技術なんなの!?」とツッコミを入れるもこっちも、半分は照れ隠しのような気がします。

ここで麗奈がまさかのものを発見!
そう、あれはまだ吉田さんとの距離感を計りかねていた「秋の終わり」の頃、吉田さんはこの「UFO」をなんの建物だろうなと純粋な思いを抱いていましたよねw
あの時はゆりちゃんがせっかく夢を壊さないようにと気を遣ってくれたのに、その直後、杏奈姉さんがあっけなくぶち壊したんだよなあw
麗奈さんもある意味共犯者(?)だったはずなので、よけいに印象深い建物だったのかもしれませんね。
(そういえば当時、このモデルになったホテルがツイッターで反応してくれたことがありましたwいい宣伝になったのかな?)

こいつはw
吉田さんの前で何聞いてんだw
ていうか、二木さんのことをウブな子だと思っていた感じが逆に微笑ましいですねw
たぶん見た目の幼さだけでからかおうと思ったんだろうなあ。一緒に遊ぶようになってまだ日が浅いですし、その辺は手探り状態なのかもしれません。ただでさえ、何を考えているかわかりづらいキャラですしw
それにしても、吉田さんの表情がなんとも切ないですね。
きっと、まだUFOの夢を信じていた頃に思いを馳せつつ、この世の無常を儚んでいるのでしょう。

ああ、ありますよね。ていうか、けっこうその手のホテルってあるような気がします。少なくともUFOよりはポピュラーでしょうw
しかしまあ、これは子供なら当然ですよね。小学生くらいならむしろそうであって欲しいですよ。
ていうか、杏奈姉さんにもガキの頃があったですねw
もちろん当たり前なんですけど、なんかそっちの方に違和感があるw
まあそれでも、中学生くらいまでならそういう人もいるでしょう。
さすがに高校生にもなって本当のお城と思ってる人はいないでしょうけど……って、

WWWWWまだ信じていた人がいたwww
UFOの件があっても、まだそんな夢を持ち続けられるとは逆に鋼の精神の持主なのかもしれないw
無邪気な子供の頃のネタで盛り上がるヤンキーBとCですけど、二木さんも一緒になってクスクスと笑っているのはよけいに吉田さんにとってはきついでしょうね。
そんな吉田(ピュア)さんを一人思いやるもこっちの心が切ないと同時になんだかうれしくもなります。
この場で吉田さんの傷ついたハートに気が付いた存在が一人でもいることが、何かの救いになるような気すらしますね。
今回の個人的ベストもこっちは、この「吉田(ピュア)さん……」にあげたいと思います!

というわけで、街を抜ければそこはもう海。
こういうところは千葉らしくていいですね。いかにも地元愛あふれるヤンキーたちのドライブという雰囲気がありますw
すっかり心が汚れてしまった(笑)杏奈さんも、さすがに夏の海の開放感を味わう気持ちくらいは持っているようですねw
さて、向こう側に見える車のシルエットが何やら気になりますが……

WWWWWク●ニク●ニうるせーwww
なんつー下品な集団なんだw
それぞれの呼び名が微妙に違ってるのもなんかおかしいですよねw
ていうか、麗奈の「ク●ニ犬」ともこっちの「ク●ニーヌ」はまだいいとして(よくないけど)、杏奈の「ク●ニ」ってなんだよwww
まんまというか、単に性行為の一種の名前を叫んでるだけじゃねーかw
知らない人が聞いたら、白昼堂々そういう行為に及んでいるカップルがいるのかと勘違いするわw
で、そんな中、表情一つ変えずにひたすら運転に専念している吉田さんw

ク●ニ主wwwww
だから、その言い方はいろいろ誤解を招くからやめろってのw
まったく、ケツつけろだのつきとめるだの、やっぱりなんだかんだ言ってもヤンキーなんだなあと再認識させられますね。
バックにキラキラと輝く海がまぶしいくらいに広がってるだけに、よけいに会話の下品さが際立ちます。
「……バカだろ お前ら」という吉田さんの言葉には100%同意しますねw ホントバカだ、こいつらw

単行本を読んでいる人は当然わかっていることですが、本編ではここで初めてク●ニ主が判明する形になります。
そう、きーちゃんが学校にやってきた時に初登場したこのク●ニーヌ。
その後、もこっちたちが謹慎明けを迎える日にも学校にいたりして、その飼い主の正体が気になるところでしたけど、実は17巻の巻末おまけマンガで今江さんでしたと明かされていたのでした。
今思うと、私が海に出てからの展開に戸惑いを感じたのは、今江さん再登場ということ以上に、このおまけマンガと本編がリンクし始めたという点が大きかったような気がします。仮に今江さんじゃなくても、おまけマンガのみにしか出てこない設定や情報が本編で当たり前のように出てきたらすごく混乱したんじゃないかと思いますね。
要するに、私個人のこだわりに帰する話なんです。本編の話は基本本編のみで語られるべきであって、スピンオフやおまけに属するものはあくまでファンサービスの一環であるべきだという思いからの違和感だったんでしょうね。
確かに、卒業式の感動に水を差されたような気持ちもなくはないのですが、今江さんをそこまで聖域化する部分は自分の中ではそれほど大きな位置を占めていたわけではなかったんだと、今回改めて読んでみて気づきました。
仮に17巻のおまけがなくて、もしここで初めてク●ニ主が今江さんだとわかったとしてもそれほどおかしくはないような気がするんですよ。むしろ、そっちの方がよかったかなくらいに感じたんです。その方がよりインパクトもありますからね。あのおまけこそ、実はよけいだったんじゃないかとw(もちろん、あれはあれで面白かったのであった方がよかったとは思いますけどw)
それにしてもク●ニク●ニからの「マロ」呼びはなんか笑っちゃいますねwギャップがすごいw
もう少しで着くからと言ってますけど、いったいどこに行くつもりなんでしょう?海岸で散歩させるためにわざわざ車でやってきたのかな。
こっちの車内でも何やら音楽を流していますけど、今江さんがいったいどんな曲を聴いているのか少し気になりますね。

WWWWWWそりゃそう思うわなw
ていうか、杏奈姉さんがスマホを向けてるのはホントやばいw
動画とって、何かゆする気満々だとしか思えないw
(まあ杏奈さんのことだからそんな気はさらさらなくて、単にク●ニ主遭遇記念のつもりなんだろうけどw)
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
吉田さんの顔はサングラスでよくわからなかったのかな?
…ていうかこれ、なんか違和感あると思ったら、左ハンドルになってるじゃねーかw
ミラー反転を勘違いしたんだろうか…これはさすがに単行本修正案件かな。
もこっちはさすがに恥ずかしそうに顔を伏せてますよねw うん、当然の反応だw

先ほどのを一番笑ったシーンと言っておきながらなんですけど、これはマジで通報されても文句が言えないと思うんですよね。
杏奈さんたちにとっては、ク●ニーヌは顔見知り(笑)みたいなもので、その飼い主も仲間みたいな感じなのかもしれませんけど、そんなのつけられてる方にとっては関係ないですから。ただひたすら怖いですよ。
ちょっとシャレになってない印象もなくはないです。
初読時に感じた戸惑いというか違和感はこういう部分にもあったのかなと、今となっては思いますね。次の喪182を読んでしまうと、そんな感じはどうでもよくなってしまうんですけどw

WWWまさか、こんな形で再会することになろうとはw
本当にこちらが普通に想定する感動的展開をことごとくつぶしてくるマンガだw
ていうか、二木さんがもはや電撃ネットワークの南部さんにしか見えんwww
髪型も逆モヒカンに見えてくるわw

飼い主は学校のOBだという噂があったんですね。なるほど、だから躊躇なくケツをつけられたのかもしれません。
ヤンキーにとっては地元民とかOBとかは仲間意識が強かったりしますからね。もっともその分、よそ者には容赦ないイメージがありますけど。
それにしても、もこっちの人間観察力はさすがですね。
麗奈の発想は浅薄ですけど、一般的な見方のようにも思います。いったいもこっちがそう考える根拠はどこにあったんでしょう。

こいつらw
ホント浅薄というか、考えがゲスいw
でも、そんな彼女たちの話で「え…!!?」となってしまうんですね、今江さんはw
やっぱり本人的にもその辺わかってるんだw
(まあ17巻のおまけで散々言われてたしねー)

このシーン、地味に好きw
さすがにやっぱり、あからさまにジロジロ見るのは憚られるんですね、彼女たちでもw
そんな気の遣いようがあるくせに、おおっぴらにあおり運転はしてくるというアンバランスさが彼女たちの面白さなんでしょう。
ていうか、ここまで来ておいて、「そーーーーーー」もないもんですけどねw
もこっちが一番後ろでこそこそしてる感じもおかしいですけど、吉田さんが横目で窺っているのがすごく好き。
こいつらは……と思いつつ、本人も興味がなくはないんですよねw

WWWWW今江さんに何やらせてるんだwwwww
ていうか、このネタをやりたいがためのドライブ回だったんじゃないのかw
しかしまあ、麗奈のセリフが実にひどいw
想像以上にドスケベそうとか、当人は関係なくこの絵面がその手のやつっぽいてことだろうがw
(喪1でのもこっちのポーズを少し思い出したw)
隣のク●ニーヌがまたいい具合にとぼけた味を出していますw
アプリで読んだ際はここで終わった方が余韻が残っていいと感じたのですが、やはり今見るとそれはあんまりかなという気もしますね。
もっとも、それは次の喪182を読んでしまっているからであって、あれがなかったらそうは思っていないはずです。
ていうか、これはこれでしっかりオチていますからね。
もこっちと吉田さんの反応も含めて、今回の話はここで完結しているんです。後を引かないカラッとした爽やかさがあるんですよ。
だからこそ、戸惑いや違和感はあったものの、それが決定的な作品への評価につながらなかったのかなと思います。
今読むと、いや~夏だなあという感想がまず最初に来ましたw
アプリ時では9月3日更新で、まだ夏真っ盛りという感じが残ってましたけど、今となっては眩し過ぎるほどの過去の思い出ですからね。
喪180とはまた違う、アッパーなムードの夏がなんだか恋しくもなった回でした。
今江さん再登場の件についてはいろいろ思うこともあるのですが、それは次の喪182の感想時に機会を譲りましょう。
というか、次を踏まえてでないと語ることができないんですよねこれが。
ところで、今回改めてク●ニーヌの話を中心に読み返していたんですけど、ある意味、彼がもこっちと杏奈さん麗奈さんを結び付けたようなものだったんだと、今さらながら気づきました。
麗奈にいたっては、その話がきっかけでよく話すようになったものですしw(コミックス16巻所収;喪156「モテないし噂になる」を参照)
そう考えると、ヤンキードライブ回に彼は欠かすことのできない存在だったのかもしれません。
しかしまあ、ク●ニーヌ初登場が14巻で今江さんのおまけマンガも14巻だったことを踏まえると、最初からこういう設定と展開を考えていたんでしょうね。
それに対する評価はまだ保留にしておきますけど、いずれにせよ、単なる思いつきで描いたことではないことは明らかでしょう。あらかじめちゃんと計算されての今回の再登場だったんだと思います。
今回はこれ単独で見ると、肩すかしというか、「箸休め」回という印象になるかと思います。
ただ、全体の流れからトータル的に見ると、すごく真っ当な話にもなるんですよ。
もちろん、次の喪182を読めばそれは誰の目にも明らかになるんですけど、そうじゃなくてもこれまでに提示されてきたひとつひとつを照らし合わせれば自然と見えてくるものがあるんです。
それが、「車の免許」だったり、「ク●ニーヌ」だったりするわけですね。
一話ごと単独で楽しむのもいいですけど、大きな流れを俯瞰的に読んでみるとまた違った面白さが見えてくるかと思います。
喪173は今回の話につながっていたのですね。そうなると、あの子の動向がますます気になります!
車乗ってるのバレたら……とか言ってましたけど、また「近隣の住民」が見ていないことを祈るばかりです…
喪147って、二木さんがヤンキーグループ入りする伏線でもあったのかも?w
こうなると、14巻のおまけをどう考えるかという問題に向き合わずにはいられないなあ。
逆に17巻のおまけはこれでよかったのかもしれないw
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