私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪179~ネモの言葉に込められた思い~
9月3日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪179に更新されました。
さあ、いよいよネモ編の本番ですね。
前回でようやく本来の調子を取り戻した二人が、果たしてどこに向かうのか気になるところです。
思えば、喪164(ちょうど一年前!)の
このシーンから話は始まったんですよね。いや~長かったw
ホント、どんだけ引っ張るんだよといった感じですよ。
よっぽど予想外の所なのかと思ってしまうじゃないですか、これだけ思わせぶりだと。
喪177(前編)でも
まだこんなこと言ってるしw
しかし実際に始まってみれば、そこは誰もが予想できる場所でした。
ただ、だからといって、拍子抜けしたとかそういう印象は皆無だったんです。
むしろ、「待ってました!」と言いたくなるような高揚感溢れる回になっていたと思います。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
二日目の朝。ネモのお目ざめシーンから始まるのはいいとして、目覚め方が面白いですね。仰向けで行儀よくというより、寝た時の姿勢そのままで目を開けたという感じ。
ていうか、なんだか少し怖い雰囲気もあります。相手が起きる前にアレを片付けておかないと、みたいなw(変なミステリを読み過ぎ)
一方のもこっちはいまだ深い眠りの中といったところですが、こちらはけっこうリラックスした寝相ですね。寝返りなんか打ってるし、太ももの曲げ具合がなんとも悩ましいw
夏合宿の時はすごく行儀よく眠っているなあと思ったのですが、やはりあの時は緊張していたのかもしれませんね。
今はネモと二人だけですし、遊びで来てるわけですから、気持ちも緩んでいるのかもしれません。
まあいつぞやのように、アニメを見ながら寝てしまわなかっただけでもよしとしますかw
というわけで、今回は「モテないし演技(アフレコ)する」。
タイトルに(アフレコ)というルビがあったんですね。アプリの時は気づきませんでした。(ていうか、今Twitter見てみたら、「演じる」だと勘違いしてたし……)
タイトルですでに「ネタバレ」してるスタイルはここ最近とトレンド(?)と化してる感がありますが、今回はその最たるものかもしれません。
目は開いたものの、まだ状況をうまく認知出来ていないようです。
まあ寝起き直後というのはそういうものですよね。まだ夢の中に半分浸かっているような状態なのでしょう。ましてや普段とは違う、ホテルの一室でのお目ざめですからね。
こういうリアリティを入れることによって、彼女のこの日への思いみたいなものがくっきりと読者に伝わってくるんだと思います。
一拍あいた後、現状を理解して慌てるネモは見てて微笑ましいくらいですけど、ここは一瞬ビビったところでもあるんですよね。
ていうか、この後の「学校だよ!!」というセリフも含めて冒頭の1ページって、なんかふわふわしてる印象もあったんです。
だから、もしかしてこれはもこっちの夢の中なのか?と、ほんのちょっとだけ思いました。ページをめくるとそこは「原幕高校」に急ぐネモともこっちの姿が飛び込んでくるんじゃないかとw
Twitterで「夢オチ?」と言ったのはまあそういうわけですw
ただある意味、これが「正夢」になる可能性もあるんですよね。
この後、もこっちも言ってましたが、大学落ちたら一緒に通うことになったりしてw
WWWWWナイスつっこみwww
ていうか、ここまで揃うと逆になんか怖いわw 何かのカルト集団かよw
逆にもこっちが浮いてますよねw
ひょっとして、ツインテにすると声優として成功するみたいなジンクスでもあるんでしょうかw
誰も被ったことを気にしてすらいないしw
というわけで、二人がやってきたのは「アキバアニメーションアカデミー声優学科」の体験授業。
わかってしまえばなんだと言いたくなるようなオチですが、ただ、ネモがこれまで口を濁していたのもなんとなくわかりますね。
たぶん直接、「声優学校の体験授業を受けに行こう」と言えば、それこそ「なんで私が声優目指さなきゃなんねーんだよ」と断られるのを見通していたのでしょう。だからこそ、ギリギリまで名前を伏せていたわけです。まさに計画的犯行w
一応もこっちの意向も汲んで(?)、「ラノベ学科」の体験も申し込んでいるあたり用意周到ですねw
本当は専門(こっち)も行きたかった。
さらっと言ってますが、なにげに重要発言ですよね。
もしかして、ギリギリまで大学か専門か悩んでいたのでしょうか。そんな情報は今まで描かれていませんでしたし、どういう経緯で「こっち」を諦めたのかも気になります。
「進路決まっちゃったから」という言い回しも少し気になるんですよね。ひょっとすると親に反対されたりしたとか?
まあその割には養成所に2年の頃から週二で通ってるという話(コミックス15巻;喪144「モテないし名前を呼び合う」参照)ですし、単純に声優の勉強はそっちだけでいいかという軽い感じなのかもしれませんが。(ていうか、専門と養成所の違いがイマイチよくわからん。どっちが将来的にいいのかとかあるんでしょうか)
もこっちのネモを見つめる姿も印象的ですね。
この後の「大学落ちたら…」という冗談めいた言葉も、彼女なりの気遣いだったのかもしれません。
そこにだけ食いつくなwwwていうか、特殊な例かもと言ってただろうがw
こういうところは昔から本当に変わりませんね。目つきも急に変わってるしw
ある意味、学校側としてはいいカモなのかもしれませんw
夢は数日前に敗れたwwwww
何、綺麗な思い出にしようとしてるんだwww
あれは夢というより、単なる気の迷いじゃねーかw
ていうか、ゲーム実況で全然喋れなかったやつがキャラデザで流暢に話せるとは思えないんだがw
絶対「へへへ……」と笑ってばかりのキモキャラ動画になるぞw(まあそれはそれで需要がありそうだけどw)
これはヒドいwwwww(一応褒め言葉)
実際、こういう見た目可憐で中身鬼畜なキャラって、逆にウケそうですけどね。もこっちもノッてくればうまくこなせそうな気がします。(まあどこかで炎上してBANされるのが関の山だとは思いますがw)
しかし、V●uberって、実際こういう感じで配信してるんですかね?
こんな絵を見せられると、なんかまさに「虚業」といった感じがしてしまいますw
売れないアイドルwwwww
知らんけど、なんか普通にいそうだからやめろw
ていうか、隣でネモが無邪気な笑顔を見せてるのが逆に辛いわw
ところで、ツインテール軍団の一人がネモの方を振り返って何やら意味ありげに微笑んでいるんですけど、これも何かの伏線なんでしょうかね?
これ、私もよく知らなかったんですけど、歌舞伎の十八番の一つで、声優に限らず発声練習には必ずと言っていいほど欠かせない教材らしいですね。
要は営業トークみたいなものですから、ビジネスマンにもけっこう役に立つ代物なのかもしれません。
見た瞬間に「外郎売(ういろうう)り」かと納得するネモと、「げろううり?」となるもこっちの対比が実にわかりやすいw
それぞれの熟練度が一発でわかる構図が素晴らしいですね。声がなくても彼女たちのセリフが頭の中で再現できます。
ひらがなと漢字でどれだけなめらかに発音しているかを表現しているのもさることながら、表情や仕草でもわかるんですよね。ネモなんて紙を見ないでソラで言ってますし。
まあネモ的にはすでに何度もやっていることでしょうし、ちゃんと頭に入っているかどうかの確認の意味もあるんでしょうね。
前の3人の中では左の子が一番うまいんでしょうけど、ちょっと恥ずかしそうな表情を見せているのが印象的です。
逆に右の子はすべてひらがなのくせに、妙に堂々としてますw
もしかして、こういう子の方が大成したりしてw
そんな中、もこっちは手元の紙すら見ずに隣のネモの追っかけをしてる始末www
まあ単純に彼女に感心しているんでしょうけど、この中に入ると逆に目立つ感じが面白いw
いやホント、ここは何度見ても飽きませんね。今回の「楽しさ」を象徴しているようなシーンだと思います。(今回のベストシーンにしようかと一瞬迷ったくらい)
この落差www
もこっちが完全に引き立て役ですね。なんかスポットライト浴びてるしw
でもまあ、「らんかんばし とらやとうえもん」もけっこうかわいくていいかもw 舌っ足らずな幼児みたいでw
もこっちとネモの会話よりも、ここは後ろのツインテコンビに目が行きますね。
果たして彼女たちは、目配せしながらいったい何を話しているのでしょうか。
「ここのみんなも練習すればすぐに出来るようになるし」
このネモのセリフが妙に心の中でリフレインしてしまいます。
やっぱり、声に特徴あるんだw
まあうっちー曰く、「声低そうで高くて暗くてキモイ」だそうですからねw
おまけにその中に“蠱惑”さがあるというw(あれ?それって橘田いずみさんのことじゃね?w)
でもまあ、声に特徴あるだけじゃ厳しい世界だとは思いますけどね。
橘田いずみさんだって、もこっちの声(地声はあれに近いんだとか)だけでやっているわけじゃなくって、実にいろんなキャラを演じているようですし。百合営業(おい!)をそつなくこなせるからなれたわけじゃないはずです!
本家がネモクロ言ってどうするwwwwww
もはや公認かよwww
ていうか、やりきるも何も、お前の場合は素でできるんじゃないの?w
ネモのわかってるのかすっとぼけてるのか微妙なラインな感じがまたおかしいw
この辺のやり取りも、前回の喪178があるからこそ安心して見れる感がありますよね。
ここはやはり、「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(通称「友モテ」)のP106~107あたりを思い浮かべてしまいますw
ていうか、こういう“偏見”のおかげでその手のアニメも見れるようになったんだっけw
もこっちはあの、文字通りの中二時代を今もおぼえているだろうか……
この後の二人の会話も中々微笑ましいものがありましたよね。
昔の芸人と今の芸人の違いとかw
「確かに……」と、簡単に納得してしまうもこっちがチョロインぽいなと思ってしまいましたw
なんだこれwww 先ほどの「ドライな感じ」のまま重ねただけじゃねーかw
仲良いとかレ●とか、もはやそういう次元じゃないと思うんだがw
ネモじゃないですけど本当なんの話だという感じですね。
ただ、ここ(専門)にいるとそういう妄想話(たわごと)をしたくなるというのもわかります。
もこっちも彼女なりにこの状況を楽しんでいるんですよね。
それがわかってるからこそ、ネモも笑いながらこんな話に付き合ってるんだと思います。
というわけで、ここからはアフレコ体験。今回のメインイベントになりますね。
男子がいたのもそうですが、一応ツインテじゃない女子がいることに妙に安心してしまいましたw
もしかしてカップルで登録したのかな?声優体験デートとは、なかなか斬新ですね。
それはそうと、ここは「台本10Pのシーン50」が実はちょっとした伏線になってますので要チェックです!
キモい言うなw
ていうか、気にするところはそこかよw
まあ気持ちはわかりますけどね。感情が欠落している主人公とか、なんかいかにもだしw(でも谷川さんって、けっこうこの手のキャラが好きそうな気がするw)
一方、ネモは目を輝かせて食い入るように見ていますねw
素人の体験とはいえ、実際のアフレコ現場を見られてうれしいんだろうなあ。
これは実際に商業的に放映している作品を題材にしてるんでしょうか。
それとも、卒業生が作った自主制作ものなのかな?
うわw これは見てる方が恥ずかしいやつだw
こういうセリフを衒いもなく、ごく自然に言えるんだから声優さんってすごいですよね。
この時点でだいたいどういう作品に声をあてるのかわかってくるわけですが、これがまたこの後の展開に意味を持ってくるんですよね。
本人の同意なしかよwww
これは確かに直前までどこに行くか言えないわなw
要するにもこっちはまんまとハメられたというわけですw
もこっちにかぶさるように発せられている「要するにオレには感情というのが欠落している」というセリフが、なんとも言えないおかしさを醸し出していますw
というわけで、いよいよ本番。
ネモの堂々たる態度に比べて、もこっちは緊張しているのが丸わかり。見ているこちら側にも伝わってきそうですよね。
こういうところにも本来の生真面目さがにじみでています。どうせこの日限りなわけですし、もっと適当にやればいいだけなはずなのですが、彼女の性分的にそれはできないのでしょう。また、衆人環視という状況も彼女の緊張感を高める要因になっているんでしょうね。
WWWいや、むしろ感情ありまくりだろwwwむちゃくちゃ動揺してる喋りじゃねーかw
いやあ、このキョドりぶり!
これぞもこっちという感じがしますね。
悪態ついてるもこっちや冷めてるもこっちもいいですけど、やっぱりこういう感情出まくりな彼女が一番見ていて飽きないなと思ってしまいます。
今回の個人的ベストもこっちはここですね。
一方のネモ。なんかもう、手慣れた感じがビンビンに伝わってきます。
もこっちもなんだこいつ…みたいな顔をしてますね。
それはイラつきというより、もはや純粋な驚きに近い気がします。
なんでこんなにスラスラ言えるんだ?みたいな。
ネモがどのくらいのレベルなのかはわかりませんが、2年の時からレッスンを重ねてるわけですし、それなりに聞かせるくらいの演技ではあるのかもしれませんね。
さて、台本のシーンナンバーをよく見てみましょう。
なんと「195」となってますよね?
つまり何をどう間違えたかはよくわかりませんが、もこっちははるか先の場面までページを飛ばしてしまってるわけです。たぶん緊張しすぎて、「10P」とか「シーン51榊原の台詞から」という指示が頭に入ってこなかったんでしょうね。
つーか、「たけし榊原を見て興奮を隠しきれず」ってどんなシーンだよw
そもそも「たけし」て誰だw
なんか、元々この作品自体にも問題があるような気もしますw
WWWWWこんなん笑うわwww
ていうか、なんで急に関西弁になってんだよwwwたけしは大阪から来たんかw
いやあ、こういうアンジャッシュ(あ、今はもうこう言っちゃダメなんだっけ?w)的な笑いにはホント勝てません。
勘違いというかむしろ古典的コントっぽいパターンですけど、でもだからこそ、いつまでも通用する強い笑いでもあるんですよね。
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
さっきまで余裕しゃくしゃくだったネモが急に焦るところがまた笑えますねw
ネモの動揺っぷりwwwww 実はアドリブに弱いタイプかw
ていうか、ネモも気づいてよさそうなものですけどね。
相手が慌ててページをガサガサめくってるんだしw
しかし、たけしっていったいどんな奴なんだ……
ちょっとこのアニメを最初から最後まで見て見たくなりましたよw
WWWWW
こいつはこいつでア●ジャッシュだしwww
そうくるか!じゃねーよw
ていうか、なんかやってくると思ってたんかw
むしろネモもそれを期待してたとかw
「いいよ!クロのってあげる!!」とか、こいつ本当にアニメみたいな人生送ってんなw
これまた、ベタな返しをwww
まあネモが好きそうなパターンではありますけどw
もこっちが小さな画面みたいな感じになってるのも面白い演出ですよね。
まさにターンが切り替わったという構図のように見えてきます。
WWWWWいやいや、お前のやらかしに乗っかっただけだぞw
さすが声優志望、くそイタい奴だなはねーだろw
まあ確かに、ネモのこの表情からは相当なくそイタさは感じられるけれどもwww
WWWどう返すのってwww
こいつ、完全にこのアドリブの応酬を楽しんでやがるw
アフレコ画面も二人の後ろ姿になっているところがまた面白いですね。
アニメと演技(アフレコ)がシンクロしてきている感じがします。
WWWWW
気持ち悪いというか、むしろホラーだわwww
ここまで絵と声が合ってないと、なんかマネキンが喋り出したみたいな不気味さがあるw
いやあまさか、ここでもこっちの「へへへ」笑いが出てくるとは思いませんでしたね。
ていうか、「へへへ」ときて、気持ち悪っとくれば、
修学旅行最後の夜でのあのシーンを思い出さずにはいられませんよw
ホントもこっちって、窮地に立たされるとなぜか卑屈な笑いでごまかそうとするから面白いとしか言いようがありません!
ネモ、乗ってきてるw
もはや、この新たな物語を楽しんでいますよね。自分もこの会話の行き先を知りたいみたいなw
こういう掛け合いはまさに「ネモクロ」の真骨頂ですからね。
前回の喪178の会話劇がここにも生かされているわけです。
WWWWWなんだ、もこっち、即興(アドリブ)上手いじゃんw
いやでも真面目な話、この状況でこのセリフが出るのは本当にすごいですよ。
瞬時にこういう設定を考えられる引き出しがあるというのは、それだけで使いようのある武器だと思います。
一方のネモは単に本心で「誰それ!?」と言ってるとしか思えませんがw
WWWもはや、いつものネモクロの会話www
特にネモはこれ、まったく「演技」してないだろw
完全に「クロ」相手に突っ込んでるだけというw
いやあ、笑えると同時になんだか感動すら覚える場面ですね。
彼女たちの“妄想話(たわごと)”が、大きなうねりをもって周りの人たちに影響を与えていく。
この瞬間、「ネモクロ」というひとつのエンターテインメントが生まれたんだと思います。
みんな笑ってたよーってw
この講師も苦言を呈するどころか、一緒に面白がっていたわけかw
まあ所詮は一日限りの遊びみたいなものだし、堅苦しい感じより楽しい思い出になった方がいいだろうという判断なのかもしれませんね。技術的なことを教えるわけではなく、あくまでアフレコの楽しさを体験してもらうことが目的なのですから。
彼女たちのおかげでそれを改めて体感することが出来た。その感謝の気持ちがこの拍手には込められているような気がします。
ところで、一人のツインテの子が妙に熱い視線を送ってるように見えるんですけど……これも何かの伏線になったりするんでしょうか。
WWW今さら気づくのかよwww
まあ、それだけ無我夢中だったということなんでしょうw
ていうか、また「へへへ…」笑いしてるしw
ネモの強気の「ありがとうございます」もちょっとふてぶてしくて、それでこそネモという感じがしていいですね。
彼女はなぜかこういう「糸目笑顔」が似合いますw
改めて客観的に見ると逆に自分に置き換えてしまう感じはよくわかります。
スタジオのアフレコ風景自体はすでに何組も見ているはずなのに、自分の後だとまた違ったものに見えるんでしょうね。
もこっちの後に入った二人が例のツインテコンビっぽいというところも、またなんとも意味深に思えます。
WWWWWもはや、中二設定大喜利みたいな展開www
もこっちたちが扉を開いたことで、あんなノリで私達もやっていいんだとなったんでしょうねw
ちょっとズルい気もしますけど、これはこれで楽しいからまあいいかという気にもなります。
きっと、彼女たちにとっても忘れられない経験になったことでしょう。
しかし、こうして赤面したもこっちたちを見てみると、エロビデオでも流れてるのかと勘違いしてしまいそうw
もこっちはもとより、ネモの赤らめ方がなんかエロいしw
楽しかった時間はあっという間に過ぎ、赤みがかった空を背に二人は帰りの電車の中。
ここはなぜか、ゆりちゃんと二人で大学見学に行ったあの日のことを思い出してしまいます。
二人の手の置き方とか、ちょっとあの時の表紙と重なるんですよね。もこっちの帽子も同じだし。
ただ、帰りの車内の風景と比べると、
やはり違いますね。夕暮れの色合いとか二人の目線とか。
もちろん、季節感ということもあるでしょうが、ここにはネモとゆりちゃんのパーソナリティの違いも出ているような気がします。
あと、全体の構図も少し気になりますね。二人が不自然なまでに右側に寄っているのは、いったい何を象徴しているのでしょうか。
確かにこれは地獄w
ていうか、これはもはやアドリブでもないような気がするw
これなら台本ももう要らないだろw 手ぶらでいけやw
二人が呆然と目の前の惨状(笑)を眺めているのに比べて、手前の男(?)がすごく楽しそうに見つめているのがなんだか印象的ですね。
私たちがあの地獄を作った。
これがネモにとって、今回一番うれしかったことだったのでしょう。
そして、これこそがネモの「目的」だったのかもしれません。
この彼女の笑顔を見ていると、なんだかそんな気がしてくるのです。
この場合の「人の目」というのは、物理的な他人の視線だけではないような気がします。
もっと広い意味でのしがらみ、もっと言うなら、自分自身の内に秘めている“目”も含まれているのではないでしょうか。
ネモのこの、遥か遠くを見据えるような瞳を見ているとそんなことを考えてしまいます。
もこっちも何だか思うことがあるようですね。
ネモの突然とも言える提案。
もこっちもちょっと意表を突かれたかのようですね。
ただ、私はふと思い出したのですが、ひょっとしてネモは球技大会が終わった後の打ち上げでゆりちゃんがぼそっと口にしたあの言葉、「このクラスならこれからもまたみんなで何かをやったりすると思うよ」が頭にあったのではないでしょうか。
実はあの時、ネモの表情だけが描かれてなかったんですよね。
それもあっての、ここに来ての提案のような感じを受けました。
あ、一応ラノベ学科も一緒に受けたんだw
ていうかもこっち、忘れてたって……w
こちらは普通の模擬授業をやっただけのようですね。
地味な男しかいなかったということですが、今のラノベ界って、女性の方はあまりいないんでしょうかね?
まあ逆にそれはもこっちにとってはチャンスかもしれませんけど。
確かに地獄だわなw
特にもこっちは、自己紹介でもいろいろやらかしてるしw
(しかも一つはネモにも責任があったような……w)
でもまあ作家になるなら、それよりはるかに大きな“地獄”を覚悟しなければならないわけですからね。この程度で二の足を踏んでしまうようでは到底務まらないでしょう。
ていうか、谷川ニコだって、その“地獄”を毎回味わってるんだぞw
ネモの「糸目笑顔」が夕焼けのグラデーションと相まって、なんとも言えない怪しさを放っていますが、読者としてはこれほど楽しみな展開はありませんねw
満面の笑みを浮かべて手を振るネモと、どこか憂いの表情を含みながら晩夏の匂いのする帰路をてくてく歩くもこっちとのコントラストが印象的です。
なんでしょうね、この「祭りの後」のような切なさは。
楽しければ楽しかっただけ、その分よけいにぽっかり穴があいたかのような欠落感が身に染みます。
「これで夏の予定は全て終わった」
「夏休みも終わりか……」
合宿から帰ってきた直後のカレンダーの印からすると、この日はまだ8月11日。本来ならまだ20日ほど残っているはずです。
でも、もこっちがこうしみじみ思ってしまうのもよくわかります。
予定がなければ、あとはひたすら勉強の日々ですからね。
季節を感じることもないわけです。
もこっちにとっての「夏休み」はこの日で最後を迎えたと言ってもいいのかもしれません。
今回の個人的ベストシーンはここにしたいと思います。
WWWもう少し続きそうw
逆にこういうオチは少し安心しますね。
これはネモグッジョブと言わざるを得ませんw
なにげに、みんなのLINEが繋がってるのもいいですよね。
ゆりちゃんはもとより、加藤さんにも即連絡が行って、さらに直でもこっちに戻ってくる感じがなんだかうれしくなってしまいます。
ていうか、ゆりちゃんはまだ夏休み始まった直後のあの件を根に持ってるのかw
それにしても、もこっちの家でネモゆり加藤さんが集まって映画(or演劇?)の打ち合わせとは!(まあ建前としては勉強会のついでらしいけどw)
いったい彼女たちにどんな「夏休み」が待っているのか、もう今から待ちきれませんね!
陽ざしが強ければ強いほど影も濃くなるように、楽しければ楽しいほどより寂しさも募る回だったような気がします。
ページをめくるたびに、まだ終わってくれるなと祈りながら読み進めていった感じでした。
長いようで短い夏休みをそのまま体現化したような回でしたね。
今回はまるで彼女たちと一緒に体験授業を受けているかのような感覚があって、それがよけいに終わった後のむなしさまでシミュレートしていた面もあったのかもしれません。
ところで今回、改めて読み返す中でふと怖い考え(笑)が浮かんでしまったんですよね。
もしかしてですけどこれ、文化祭の話も含めてすべてはネモの計画通りだったという線はないでしょうか。
私は今まで、ネモが頑なに「社会勉強」の中身を言わないことや喪177の「モテないしまずは夏コミに行く」の“まずは”について、メタ目線というか作者の意向がどこにあるかで考えてきました。
しかし、なかなかこれはという答えが見つからずにここまで来たわけですが、これを「ネモ目線」で考えると、なんかすべてがつながるような気がしてきたんですよ。
球技大会の打ち上げでのゆりちゃんの言葉。
あれがきっかけかどうかはわかりませんが、二木さんの「優勝したかった」というセリフも含めて彼女の心に何らかの思いが刻まれたことは想像に難くありません。
そして、七夕のあの日。ネモはなぜかもこっちに「ライトノベル作家になりたい」と半ば強引に書かせました。
その後、夏休みが近づく中、なぜか急に「社会勉強」に誘うわけです。その時はすでに「夏合宿」の話も出ていたにも関わらず。
そう考えると、「まずは夏コミに行く」という意味も見えてくるんですよ。この「まずは」というのは、メタ的な意味のネタではなくって、実はネモの意図が隠された言葉だったのではないでしょうか。
いきなり「声優の体験授業」なんてことを口に出したらまずクロは乗ってこない。だから最初はコミケで警戒心を解いておく。もちろん単なる遊びじゃなくって、ラノベ作家にしても声優目指すにしても一度行っといたほうがいいよねとそれとなく匂わす(笑)ことも欠かさない。
で、当日になってしまえば今さら逃れられないし登録もしちゃってるし、こっちのもんだ、みたいな。
……うーん、なんて怖い考えにたどり着いてしまったんだw
まあ要するに、最初から「みんなを巻き込む」ためのネモの壮大な計画だったのではということなんですよ。
この二日間はもこっちの中の「創作意欲」を引き出すために策を練った結果だったのかなと。
ていうか、そう考えると「モテないし演技する」もなんだか意味深に思えてくるから不思議です。
そもそも「最後の思い出」という言葉も引っかかるんですよね。それと「本当は専門(こっち)も行きたかった」という話にも。
もしかしたらネモとしては、このままただ受験一色モードになるのが怖かったんじゃないでしょうか。
だって、今、彼女がいるのは「うまく演る」ことを辞めると決意した初めてのクラスなわけですよ。
それでせっかくみんなと仲良くなれたのに、何も成し遂げることなくなんとなく卒業してしまうのがどうしても嫌だった。
だからこそ、もう一度だけみんなと一緒に何かを作り上げるタイミングを探していたんじゃないかとも考えられるわけです。
まあ実際は、そこまで綿密に考えられたことでもないとは思うんですけどね。さすがにあの“アドリブ”までは想定してなかったでしょうしw
でも「なんかやる」とは思ってたわけですから、どういう流れになるにせよ最後には「文化祭で何かやろう」と提案するつもりだったんじゃないかという気はします。
「みんな巻き込んじゃおうよ」
ネモが最後に発したこの言葉には、彼女のそんな切なる思いが込められているように思えてなりません。
18巻ってネモがほとんど登場しないんですけど、意外と今回の話と連動している部分もあったりするんですよね。
思えば、喪164から長きに渡って続いた話だったわけですが……
ネモが大学進学という進路を決めたのはいつの頃なんでしょう。
球技大会からの流れも重要だったり。
さあ、いよいよネモ編の本番ですね。
前回でようやく本来の調子を取り戻した二人が、果たしてどこに向かうのか気になるところです。
思えば、喪164(ちょうど一年前!)の

このシーンから話は始まったんですよね。いや~長かったw
ホント、どんだけ引っ張るんだよといった感じですよ。
よっぽど予想外の所なのかと思ってしまうじゃないですか、これだけ思わせぶりだと。
喪177(前編)でも

まだこんなこと言ってるしw
しかし実際に始まってみれば、そこは誰もが予想できる場所でした。
ただ、だからといって、拍子抜けしたとかそういう印象は皆無だったんです。
むしろ、「待ってました!」と言いたくなるような高揚感溢れる回になっていたと思います。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

二日目の朝。ネモのお目ざめシーンから始まるのはいいとして、目覚め方が面白いですね。仰向けで行儀よくというより、寝た時の姿勢そのままで目を開けたという感じ。
ていうか、なんだか少し怖い雰囲気もあります。相手が起きる前にアレを片付けておかないと、みたいなw(変なミステリを読み過ぎ)
一方のもこっちはいまだ深い眠りの中といったところですが、こちらはけっこうリラックスした寝相ですね。寝返りなんか打ってるし、太ももの曲げ具合がなんとも悩ましいw
夏合宿の時はすごく行儀よく眠っているなあと思ったのですが、やはりあの時は緊張していたのかもしれませんね。
今はネモと二人だけですし、遊びで来てるわけですから、気持ちも緩んでいるのかもしれません。
まあいつぞやのように、アニメを見ながら寝てしまわなかっただけでもよしとしますかw
というわけで、今回は「モテないし演技(アフレコ)する」。
タイトルに(アフレコ)というルビがあったんですね。アプリの時は気づきませんでした。(ていうか、今Twitter見てみたら、「演じる」だと勘違いしてたし……)
タイトルですでに「ネタバレ」してるスタイルはここ最近とトレンド(?)と化してる感がありますが、今回はその最たるものかもしれません。

目は開いたものの、まだ状況をうまく認知出来ていないようです。
まあ寝起き直後というのはそういうものですよね。まだ夢の中に半分浸かっているような状態なのでしょう。ましてや普段とは違う、ホテルの一室でのお目ざめですからね。
こういうリアリティを入れることによって、彼女のこの日への思いみたいなものがくっきりと読者に伝わってくるんだと思います。

一拍あいた後、現状を理解して慌てるネモは見てて微笑ましいくらいですけど、ここは一瞬ビビったところでもあるんですよね。
ていうか、この後の「学校だよ!!」というセリフも含めて冒頭の1ページって、なんかふわふわしてる印象もあったんです。
だから、もしかしてこれはもこっちの夢の中なのか?と、ほんのちょっとだけ思いました。ページをめくるとそこは「原幕高校」に急ぐネモともこっちの姿が飛び込んでくるんじゃないかとw
Twitterで「夢オチ?」と言ったのはまあそういうわけですw
ただある意味、これが「正夢」になる可能性もあるんですよね。
この後、もこっちも言ってましたが、大学落ちたら一緒に通うことになったりしてw

WWWWWナイスつっこみwww
ていうか、ここまで揃うと逆になんか怖いわw 何かのカルト集団かよw
逆にもこっちが浮いてますよねw
ひょっとして、ツインテにすると声優として成功するみたいなジンクスでもあるんでしょうかw
誰も被ったことを気にしてすらいないしw
というわけで、二人がやってきたのは「アキバアニメーションアカデミー声優学科」の体験授業。
わかってしまえばなんだと言いたくなるようなオチですが、ただ、ネモがこれまで口を濁していたのもなんとなくわかりますね。
たぶん直接、「声優学校の体験授業を受けに行こう」と言えば、それこそ「なんで私が声優目指さなきゃなんねーんだよ」と断られるのを見通していたのでしょう。だからこそ、ギリギリまで名前を伏せていたわけです。まさに計画的犯行w
一応もこっちの意向も汲んで(?)、「ラノベ学科」の体験も申し込んでいるあたり用意周到ですねw

本当は専門(こっち)も行きたかった。
さらっと言ってますが、なにげに重要発言ですよね。
もしかして、ギリギリまで大学か専門か悩んでいたのでしょうか。そんな情報は今まで描かれていませんでしたし、どういう経緯で「こっち」を諦めたのかも気になります。
「進路決まっちゃったから」という言い回しも少し気になるんですよね。ひょっとすると親に反対されたりしたとか?
まあその割には養成所に2年の頃から週二で通ってるという話(コミックス15巻;喪144「モテないし名前を呼び合う」参照)ですし、単純に声優の勉強はそっちだけでいいかという軽い感じなのかもしれませんが。(ていうか、専門と養成所の違いがイマイチよくわからん。どっちが将来的にいいのかとかあるんでしょうか)
もこっちのネモを見つめる姿も印象的ですね。
この後の「大学落ちたら…」という冗談めいた言葉も、彼女なりの気遣いだったのかもしれません。

そこにだけ食いつくなwwwていうか、特殊な例かもと言ってただろうがw
こういうところは昔から本当に変わりませんね。目つきも急に変わってるしw
ある意味、学校側としてはいいカモなのかもしれませんw

夢は数日前に敗れたwwwww
何、綺麗な思い出にしようとしてるんだwww
あれは夢というより、単なる気の迷いじゃねーかw
ていうか、ゲーム実況で全然喋れなかったやつがキャラデザで流暢に話せるとは思えないんだがw
絶対「へへへ……」と笑ってばかりのキモキャラ動画になるぞw(まあそれはそれで需要がありそうだけどw)

これはヒドいwwwww(一応褒め言葉)
実際、こういう見た目可憐で中身鬼畜なキャラって、逆にウケそうですけどね。もこっちもノッてくればうまくこなせそうな気がします。(まあどこかで炎上してBANされるのが関の山だとは思いますがw)
しかし、V●uberって、実際こういう感じで配信してるんですかね?
こんな絵を見せられると、なんかまさに「虚業」といった感じがしてしまいますw

売れないアイドルwwwww
知らんけど、なんか普通にいそうだからやめろw
ていうか、隣でネモが無邪気な笑顔を見せてるのが逆に辛いわw
ところで、ツインテール軍団の一人がネモの方を振り返って何やら意味ありげに微笑んでいるんですけど、これも何かの伏線なんでしょうかね?

これ、私もよく知らなかったんですけど、歌舞伎の十八番の一つで、声優に限らず発声練習には必ずと言っていいほど欠かせない教材らしいですね。
要は営業トークみたいなものですから、ビジネスマンにもけっこう役に立つ代物なのかもしれません。
見た瞬間に「外郎売(ういろうう)り」かと納得するネモと、「げろううり?」となるもこっちの対比が実にわかりやすいw

それぞれの熟練度が一発でわかる構図が素晴らしいですね。声がなくても彼女たちのセリフが頭の中で再現できます。
ひらがなと漢字でどれだけなめらかに発音しているかを表現しているのもさることながら、表情や仕草でもわかるんですよね。ネモなんて紙を見ないでソラで言ってますし。
まあネモ的にはすでに何度もやっていることでしょうし、ちゃんと頭に入っているかどうかの確認の意味もあるんでしょうね。
前の3人の中では左の子が一番うまいんでしょうけど、ちょっと恥ずかしそうな表情を見せているのが印象的です。
逆に右の子はすべてひらがなのくせに、妙に堂々としてますw
もしかして、こういう子の方が大成したりしてw
そんな中、もこっちは手元の紙すら見ずに隣のネモの追っかけをしてる始末www
まあ単純に彼女に感心しているんでしょうけど、この中に入ると逆に目立つ感じが面白いw
いやホント、ここは何度見ても飽きませんね。今回の「楽しさ」を象徴しているようなシーンだと思います。(今回のベストシーンにしようかと一瞬迷ったくらい)

この落差www
もこっちが完全に引き立て役ですね。なんかスポットライト浴びてるしw
でもまあ、「らんかんばし とらやとうえもん」もけっこうかわいくていいかもw 舌っ足らずな幼児みたいでw

もこっちとネモの会話よりも、ここは後ろのツインテコンビに目が行きますね。
果たして彼女たちは、目配せしながらいったい何を話しているのでしょうか。
「ここのみんなも練習すればすぐに出来るようになるし」
このネモのセリフが妙に心の中でリフレインしてしまいます。

やっぱり、声に特徴あるんだw
まあうっちー曰く、「声低そうで高くて暗くてキモイ」だそうですからねw
おまけにその中に“蠱惑”さがあるというw(あれ?それって橘田いずみさんのことじゃね?w)
でもまあ、声に特徴あるだけじゃ厳しい世界だとは思いますけどね。
橘田いずみさんだって、もこっちの声(地声はあれに近いんだとか)だけでやっているわけじゃなくって、実にいろんなキャラを演じているようですし。百合営業(おい!)をそつなくこなせるからなれたわけじゃないはずです!

本家がネモクロ言ってどうするwwwwww
もはや公認かよwww
ていうか、やりきるも何も、お前の場合は素でできるんじゃないの?w
ネモのわかってるのかすっとぼけてるのか微妙なラインな感じがまたおかしいw
この辺のやり取りも、前回の喪178があるからこそ安心して見れる感がありますよね。

ここはやはり、「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(通称「友モテ」)のP106~107あたりを思い浮かべてしまいますw
ていうか、こういう“偏見”のおかげでその手のアニメも見れるようになったんだっけw
もこっちはあの、文字通りの中二時代を今もおぼえているだろうか……
この後の二人の会話も中々微笑ましいものがありましたよね。
昔の芸人と今の芸人の違いとかw
「確かに……」と、簡単に納得してしまうもこっちがチョロインぽいなと思ってしまいましたw

なんだこれwww 先ほどの「ドライな感じ」のまま重ねただけじゃねーかw
仲良いとかレ●とか、もはやそういう次元じゃないと思うんだがw
ネモじゃないですけど本当なんの話だという感じですね。
ただ、ここ(専門)にいるとそういう妄想話(たわごと)をしたくなるというのもわかります。
もこっちも彼女なりにこの状況を楽しんでいるんですよね。
それがわかってるからこそ、ネモも笑いながらこんな話に付き合ってるんだと思います。

というわけで、ここからはアフレコ体験。今回のメインイベントになりますね。
男子がいたのもそうですが、一応ツインテじゃない女子がいることに妙に安心してしまいましたw
もしかしてカップルで登録したのかな?声優体験デートとは、なかなか斬新ですね。
それはそうと、ここは「台本10Pのシーン50」が実はちょっとした伏線になってますので要チェックです!

キモい言うなw
ていうか、気にするところはそこかよw
まあ気持ちはわかりますけどね。感情が欠落している主人公とか、なんかいかにもだしw(でも谷川さんって、けっこうこの手のキャラが好きそうな気がするw)
一方、ネモは目を輝かせて食い入るように見ていますねw
素人の体験とはいえ、実際のアフレコ現場を見られてうれしいんだろうなあ。
これは実際に商業的に放映している作品を題材にしてるんでしょうか。
それとも、卒業生が作った自主制作ものなのかな?

うわw これは見てる方が恥ずかしいやつだw
こういうセリフを衒いもなく、ごく自然に言えるんだから声優さんってすごいですよね。
この時点でだいたいどういう作品に声をあてるのかわかってくるわけですが、これがまたこの後の展開に意味を持ってくるんですよね。

本人の同意なしかよwww
これは確かに直前までどこに行くか言えないわなw
要するにもこっちはまんまとハメられたというわけですw
もこっちにかぶさるように発せられている「要するにオレには感情というのが欠落している」というセリフが、なんとも言えないおかしさを醸し出していますw

というわけで、いよいよ本番。
ネモの堂々たる態度に比べて、もこっちは緊張しているのが丸わかり。見ているこちら側にも伝わってきそうですよね。
こういうところにも本来の生真面目さがにじみでています。どうせこの日限りなわけですし、もっと適当にやればいいだけなはずなのですが、彼女の性分的にそれはできないのでしょう。また、衆人環視という状況も彼女の緊張感を高める要因になっているんでしょうね。

WWWいや、むしろ感情ありまくりだろwwwむちゃくちゃ動揺してる喋りじゃねーかw
いやあ、このキョドりぶり!
これぞもこっちという感じがしますね。
悪態ついてるもこっちや冷めてるもこっちもいいですけど、やっぱりこういう感情出まくりな彼女が一番見ていて飽きないなと思ってしまいます。
今回の個人的ベストもこっちはここですね。

一方のネモ。なんかもう、手慣れた感じがビンビンに伝わってきます。
もこっちもなんだこいつ…みたいな顔をしてますね。
それはイラつきというより、もはや純粋な驚きに近い気がします。
なんでこんなにスラスラ言えるんだ?みたいな。
ネモがどのくらいのレベルなのかはわかりませんが、2年の時からレッスンを重ねてるわけですし、それなりに聞かせるくらいの演技ではあるのかもしれませんね。

さて、台本のシーンナンバーをよく見てみましょう。
なんと「195」となってますよね?
つまり何をどう間違えたかはよくわかりませんが、もこっちははるか先の場面までページを飛ばしてしまってるわけです。たぶん緊張しすぎて、「10P」とか「シーン51榊原の台詞から」という指示が頭に入ってこなかったんでしょうね。
つーか、「たけし榊原を見て興奮を隠しきれず」ってどんなシーンだよw
そもそも「たけし」て誰だw
なんか、元々この作品自体にも問題があるような気もしますw

WWWWWこんなん笑うわwww
ていうか、なんで急に関西弁になってんだよwwwたけしは大阪から来たんかw
いやあ、こういうアンジャッシュ(あ、今はもうこう言っちゃダメなんだっけ?w)的な笑いにはホント勝てません。
勘違いというかむしろ古典的コントっぽいパターンですけど、でもだからこそ、いつまでも通用する強い笑いでもあるんですよね。
というわけで、今回一番笑ったシーンはここになります!
さっきまで余裕しゃくしゃくだったネモが急に焦るところがまた笑えますねw

ネモの動揺っぷりwwwww 実はアドリブに弱いタイプかw
ていうか、ネモも気づいてよさそうなものですけどね。
相手が慌ててページをガサガサめくってるんだしw
しかし、たけしっていったいどんな奴なんだ……
ちょっとこのアニメを最初から最後まで見て見たくなりましたよw

WWWWW
こいつはこいつでア●ジャッシュだしwww
そうくるか!じゃねーよw
ていうか、なんかやってくると思ってたんかw
むしろネモもそれを期待してたとかw
「いいよ!クロのってあげる!!」とか、こいつ本当にアニメみたいな人生送ってんなw

これまた、ベタな返しをwww
まあネモが好きそうなパターンではありますけどw
もこっちが小さな画面みたいな感じになってるのも面白い演出ですよね。
まさにターンが切り替わったという構図のように見えてきます。

WWWWWいやいや、お前のやらかしに乗っかっただけだぞw
さすが声優志望、くそイタい奴だなはねーだろw
まあ確かに、ネモのこの表情からは相当なくそイタさは感じられるけれどもwww

WWWどう返すのってwww
こいつ、完全にこのアドリブの応酬を楽しんでやがるw
アフレコ画面も二人の後ろ姿になっているところがまた面白いですね。
アニメと演技(アフレコ)がシンクロしてきている感じがします。

WWWWW
気持ち悪いというか、むしろホラーだわwww
ここまで絵と声が合ってないと、なんかマネキンが喋り出したみたいな不気味さがあるw
いやあまさか、ここでもこっちの「へへへ」笑いが出てくるとは思いませんでしたね。
ていうか、「へへへ」ときて、気持ち悪っとくれば、
修学旅行最後の夜でのあのシーンを思い出さずにはいられませんよw
ホントもこっちって、窮地に立たされるとなぜか卑屈な笑いでごまかそうとするから面白いとしか言いようがありません!

ネモ、乗ってきてるw
もはや、この新たな物語を楽しんでいますよね。自分もこの会話の行き先を知りたいみたいなw
こういう掛け合いはまさに「ネモクロ」の真骨頂ですからね。
前回の喪178の会話劇がここにも生かされているわけです。

WWWWWなんだ、もこっち、即興(アドリブ)上手いじゃんw
いやでも真面目な話、この状況でこのセリフが出るのは本当にすごいですよ。
瞬時にこういう設定を考えられる引き出しがあるというのは、それだけで使いようのある武器だと思います。
一方のネモは単に本心で「誰それ!?」と言ってるとしか思えませんがw

WWWもはや、いつものネモクロの会話www
特にネモはこれ、まったく「演技」してないだろw
完全に「クロ」相手に突っ込んでるだけというw

いやあ、笑えると同時になんだか感動すら覚える場面ですね。
彼女たちの“妄想話(たわごと)”が、大きなうねりをもって周りの人たちに影響を与えていく。
この瞬間、「ネモクロ」というひとつのエンターテインメントが生まれたんだと思います。

みんな笑ってたよーってw
この講師も苦言を呈するどころか、一緒に面白がっていたわけかw
まあ所詮は一日限りの遊びみたいなものだし、堅苦しい感じより楽しい思い出になった方がいいだろうという判断なのかもしれませんね。技術的なことを教えるわけではなく、あくまでアフレコの楽しさを体験してもらうことが目的なのですから。
彼女たちのおかげでそれを改めて体感することが出来た。その感謝の気持ちがこの拍手には込められているような気がします。
ところで、一人のツインテの子が妙に熱い視線を送ってるように見えるんですけど……これも何かの伏線になったりするんでしょうか。

WWW今さら気づくのかよwww
まあ、それだけ無我夢中だったということなんでしょうw
ていうか、また「へへへ…」笑いしてるしw
ネモの強気の「ありがとうございます」もちょっとふてぶてしくて、それでこそネモという感じがしていいですね。
彼女はなぜかこういう「糸目笑顔」が似合いますw

改めて客観的に見ると逆に自分に置き換えてしまう感じはよくわかります。
スタジオのアフレコ風景自体はすでに何組も見ているはずなのに、自分の後だとまた違ったものに見えるんでしょうね。
もこっちの後に入った二人が例のツインテコンビっぽいというところも、またなんとも意味深に思えます。

WWWWWもはや、中二設定大喜利みたいな展開www
もこっちたちが扉を開いたことで、あんなノリで私達もやっていいんだとなったんでしょうねw
ちょっとズルい気もしますけど、これはこれで楽しいからまあいいかという気にもなります。
きっと、彼女たちにとっても忘れられない経験になったことでしょう。
しかし、こうして赤面したもこっちたちを見てみると、エロビデオでも流れてるのかと勘違いしてしまいそうw
もこっちはもとより、ネモの赤らめ方がなんかエロいしw

楽しかった時間はあっという間に過ぎ、赤みがかった空を背に二人は帰りの電車の中。
ここはなぜか、ゆりちゃんと二人で大学見学に行ったあの日のことを思い出してしまいます。
二人の手の置き方とか、ちょっとあの時の表紙と重なるんですよね。もこっちの帽子も同じだし。
ただ、帰りの車内の風景と比べると、

やはり違いますね。夕暮れの色合いとか二人の目線とか。
もちろん、季節感ということもあるでしょうが、ここにはネモとゆりちゃんのパーソナリティの違いも出ているような気がします。
あと、全体の構図も少し気になりますね。二人が不自然なまでに右側に寄っているのは、いったい何を象徴しているのでしょうか。

確かにこれは地獄w
ていうか、これはもはやアドリブでもないような気がするw
これなら台本ももう要らないだろw 手ぶらでいけやw
二人が呆然と目の前の惨状(笑)を眺めているのに比べて、手前の男(?)がすごく楽しそうに見つめているのがなんだか印象的ですね。

私たちがあの地獄を作った。
これがネモにとって、今回一番うれしかったことだったのでしょう。
そして、これこそがネモの「目的」だったのかもしれません。
この彼女の笑顔を見ていると、なんだかそんな気がしてくるのです。

この場合の「人の目」というのは、物理的な他人の視線だけではないような気がします。
もっと広い意味でのしがらみ、もっと言うなら、自分自身の内に秘めている“目”も含まれているのではないでしょうか。
ネモのこの、遥か遠くを見据えるような瞳を見ているとそんなことを考えてしまいます。
もこっちも何だか思うことがあるようですね。

ネモの突然とも言える提案。
もこっちもちょっと意表を突かれたかのようですね。
ただ、私はふと思い出したのですが、ひょっとしてネモは球技大会が終わった後の打ち上げでゆりちゃんがぼそっと口にしたあの言葉、「このクラスならこれからもまたみんなで何かをやったりすると思うよ」が頭にあったのではないでしょうか。
実はあの時、ネモの表情だけが描かれてなかったんですよね。
それもあっての、ここに来ての提案のような感じを受けました。

あ、一応ラノベ学科も一緒に受けたんだw
ていうかもこっち、忘れてたって……w
こちらは普通の模擬授業をやっただけのようですね。
地味な男しかいなかったということですが、今のラノベ界って、女性の方はあまりいないんでしょうかね?
まあ逆にそれはもこっちにとってはチャンスかもしれませんけど。

確かに地獄だわなw
特にもこっちは、自己紹介でもいろいろやらかしてるしw
(しかも一つはネモにも責任があったような……w)
でもまあ作家になるなら、それよりはるかに大きな“地獄”を覚悟しなければならないわけですからね。この程度で二の足を踏んでしまうようでは到底務まらないでしょう。
ていうか、谷川ニコだって、その“地獄”を毎回味わってるんだぞw
ネモの「糸目笑顔」が夕焼けのグラデーションと相まって、なんとも言えない怪しさを放っていますが、読者としてはこれほど楽しみな展開はありませんねw

満面の笑みを浮かべて手を振るネモと、どこか憂いの表情を含みながら晩夏の匂いのする帰路をてくてく歩くもこっちとのコントラストが印象的です。
なんでしょうね、この「祭りの後」のような切なさは。
楽しければ楽しかっただけ、その分よけいにぽっかり穴があいたかのような欠落感が身に染みます。
「これで夏の予定は全て終わった」
「夏休みも終わりか……」
合宿から帰ってきた直後のカレンダーの印からすると、この日はまだ8月11日。本来ならまだ20日ほど残っているはずです。
でも、もこっちがこうしみじみ思ってしまうのもよくわかります。
予定がなければ、あとはひたすら勉強の日々ですからね。
季節を感じることもないわけです。
もこっちにとっての「夏休み」はこの日で最後を迎えたと言ってもいいのかもしれません。
今回の個人的ベストシーンはここにしたいと思います。

WWWもう少し続きそうw
逆にこういうオチは少し安心しますね。
これはネモグッジョブと言わざるを得ませんw
なにげに、みんなのLINEが繋がってるのもいいですよね。
ゆりちゃんはもとより、加藤さんにも即連絡が行って、さらに直でもこっちに戻ってくる感じがなんだかうれしくなってしまいます。
ていうか、ゆりちゃんはまだ夏休み始まった直後のあの件を根に持ってるのかw
それにしても、もこっちの家でネモゆり加藤さんが集まって映画(or演劇?)の打ち合わせとは!(まあ建前としては勉強会のついでらしいけどw)
いったい彼女たちにどんな「夏休み」が待っているのか、もう今から待ちきれませんね!
陽ざしが強ければ強いほど影も濃くなるように、楽しければ楽しいほどより寂しさも募る回だったような気がします。
ページをめくるたびに、まだ終わってくれるなと祈りながら読み進めていった感じでした。
長いようで短い夏休みをそのまま体現化したような回でしたね。
今回はまるで彼女たちと一緒に体験授業を受けているかのような感覚があって、それがよけいに終わった後のむなしさまでシミュレートしていた面もあったのかもしれません。
ところで今回、改めて読み返す中でふと怖い考え(笑)が浮かんでしまったんですよね。
もしかしてですけどこれ、文化祭の話も含めてすべてはネモの計画通りだったという線はないでしょうか。
私は今まで、ネモが頑なに「社会勉強」の中身を言わないことや喪177の「モテないしまずは夏コミに行く」の“まずは”について、メタ目線というか作者の意向がどこにあるかで考えてきました。
しかし、なかなかこれはという答えが見つからずにここまで来たわけですが、これを「ネモ目線」で考えると、なんかすべてがつながるような気がしてきたんですよ。
球技大会の打ち上げでのゆりちゃんの言葉。
あれがきっかけかどうかはわかりませんが、二木さんの「優勝したかった」というセリフも含めて彼女の心に何らかの思いが刻まれたことは想像に難くありません。
そして、七夕のあの日。ネモはなぜかもこっちに「ライトノベル作家になりたい」と半ば強引に書かせました。
その後、夏休みが近づく中、なぜか急に「社会勉強」に誘うわけです。その時はすでに「夏合宿」の話も出ていたにも関わらず。
そう考えると、「まずは夏コミに行く」という意味も見えてくるんですよ。この「まずは」というのは、メタ的な意味のネタではなくって、実はネモの意図が隠された言葉だったのではないでしょうか。
いきなり「声優の体験授業」なんてことを口に出したらまずクロは乗ってこない。だから最初はコミケで警戒心を解いておく。もちろん単なる遊びじゃなくって、ラノベ作家にしても声優目指すにしても一度行っといたほうがいいよねとそれとなく匂わす(笑)ことも欠かさない。
で、当日になってしまえば今さら逃れられないし登録もしちゃってるし、こっちのもんだ、みたいな。
……うーん、なんて怖い考えにたどり着いてしまったんだw
まあ要するに、最初から「みんなを巻き込む」ためのネモの壮大な計画だったのではということなんですよ。
この二日間はもこっちの中の「創作意欲」を引き出すために策を練った結果だったのかなと。
ていうか、そう考えると「モテないし演技する」もなんだか意味深に思えてくるから不思議です。
そもそも「最後の思い出」という言葉も引っかかるんですよね。それと「本当は専門(こっち)も行きたかった」という話にも。
もしかしたらネモとしては、このままただ受験一色モードになるのが怖かったんじゃないでしょうか。
だって、今、彼女がいるのは「うまく演る」ことを辞めると決意した初めてのクラスなわけですよ。
それでせっかくみんなと仲良くなれたのに、何も成し遂げることなくなんとなく卒業してしまうのがどうしても嫌だった。
だからこそ、もう一度だけみんなと一緒に何かを作り上げるタイミングを探していたんじゃないかとも考えられるわけです。
まあ実際は、そこまで綿密に考えられたことでもないとは思うんですけどね。さすがにあの“アドリブ”までは想定してなかったでしょうしw
でも「なんかやる」とは思ってたわけですから、どういう流れになるにせよ最後には「文化祭で何かやろう」と提案するつもりだったんじゃないかという気はします。
「みんな巻き込んじゃおうよ」
ネモが最後に発したこの言葉には、彼女のそんな切なる思いが込められているように思えてなりません。
18巻ってネモがほとんど登場しないんですけど、意外と今回の話と連動している部分もあったりするんですよね。
思えば、喪164から長きに渡って続いた話だったわけですが……
ネモが大学進学という進路を決めたのはいつの頃なんでしょう。
球技大会からの流れも重要だったり。
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