私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪178~つなぎはつなぎでも、なくてはならない大切な“つなぎ”~
8月20日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪178に更新されました。
私はブラウザ版を読む際、アプリで読んだ時との印象の違いを意識します。
大きく変わる場合もあれば、それほど変わらないこともあるんですけど、大体は何か変わっている場合がほとんどです。
その理由としては、やはりブラウザ版は「見開き形式」であるということが大きいでしょう。前回なんかはその最たるものでしたよね。喪175 前編の時の冒頭でも言いましたが、前後のページを見渡せるということは作品世界を味わう上でかなり影響があるんだと思います。
ただそれとは別に、もう一つ何か要素があるような気がします。
今回ももちろん一ヶ月前にアプリで読んだ時とは印象が違っていたんですけど、どうも見開きだけの問題じゃないと思うんですね。喪178はむしろ、その何かの方が大きく左右しているように思えてならないんです。
で、それは何かと考えた時に、ふと「時間」かなと気づいたんですよ。
特に今はアプリとブラウザで1ヶ月以上のタイムラグがありますからね。「先読み機能」が思わぬところで影響を及ぼしているわけです。
この場合の「時間」は、単に“時の流れ”という意味だけではありません。
アプリによって2話分も先に読んでしまっていることが大きいんですよ。つまり、タイムマシンによって既に「未来」を見てきてしまっているわけです。
こうなると、初読時と後の展開を知っているのでは印象が変わってくるのはむしろ当然といえるでしょう。
特に喪178の初読時ではその「肩透かし」っぷりがすごく印象深かったんですけど、既にネモ編の全体像を知っている身としては、もはやそんな感じは全然しないんです。逆にこれは当たり前の流れじゃないかと思ってしまいましたよw いったい私はなんであの時「やられた」とか言っていたのかw
まあ、そんなこんなで、さっそく見てまいりましょう!
Twitterでは当時、「お泊まり会」で前後編にすればよかったのではと言いましたが、やはりここからが「お泊まり会」という感じがします。
ていうか前回、ネモはシャワーを浴びてパジャマっぽいものに着替えたはずなのに、コミケファッションにまた着替え直したのかw
というわけで、今回は「モテないしお泊まり会してアニメを観る」。
今見ると、ネモのお着替えで一旦リセットされたような印象を受けますね。ここから本当の意味での「お泊り会」が始まる感じ。
実際、ネモ的にはここからが本番といったところなのでしょう。当初は随分「説明調」だなと思ったタイトルも、ネモと被っているとその辺のことを示唆しているようにも思えてしまいますw
スマホに気を取られて「んーー」と気のない返事をするもこっちとの対比が、かえって女子高生同士のリアルさを醸し出していますね。
今思うと、この夏コミ帰りの男子を巡っての二人の会話も、この後の展開を示唆していたのかもしれません。
会話のきっかけって、意外にもこっちの方からなんですよね。
単純に気づいたこと、気になったことを口に出しているだけなのかもしれませんが、ネモはあまりそういうところに目がいかない感じがします。
もこっちは普段から人間観察を日課にしている面がありますけど、ネモはわりと自分のことで頭がいっぱいなのかも。
確かにもこっちって、なにかとアイスコーヒーを飲んでいるイメージがありますね。
喪167「モテないし無駄に過ごさない」の印象が強いからかな?あと、1年の時、ゆうちゃんがフェラペチーノ(笑)を頼んだのに対して、びびりながらアイスコーヒーと注文していたこともありましたよねw(コミックス1巻;喪3「モテないし昔の友達に会う」)
こうして、作中で言及されるのは初めてかと思いますが、特別好きと言うわけじゃなく、「なんとなく」というのがもこっちらしいですね。確かに無難なチョイスというか基本間違いがないですし、わかるような気がします。
ネモ的にはもっと熱い答えを期待していたのかもしれませんがw
帰りのエレベータで、何やらわけありのお姉さんと一緒になるもこっちたち。
ネモは全然気に留めていない感じですが、もこっちは何やら気になるご様子。
ここは先に乗っていたとか、中で待っていたわけじゃないところがポイントだと思います。
この女性は後から来たので、自然ともこっちたちに続いてエレベータ内に入ることになるわけですが、そうなると必然的に彼女の姿が目に入ってくる形になるんですね。
だからよけいにもこっちとしては、彼女のファッションや持っているバッグ、カードキーの番号をチェックしている姿が気になってしまうのでしょう。
部屋に入るまでずっと目で追いかけているもこっちと、まったく関知しないネモw
この二人の関心の対比が面白いですね。
でもネモも、まったく彼女のことが目に入らなかったわけでもないんですよね。
実際、エレベータを降りるときには、彼女に対して「どうぞ」と譲っているわけですし。
つまり、ネモにとっては、普通にたまたま一緒になった女性という認識でしかなく、彼女の素性とか目的とかにはまったく意識が向いてないんでしょう。
この辺に、二人の性格の違いというか、前回の「普段堂々としてくるくせに創作とか将来のことになると…」につながってくるような気がします。
もこっちは常に周りを意識しているがゆえに、かえって自分のことも変に客観的に見てしまうところがあるんですよね。
逆にネモは、いい意味でも悪い意味でも「人は人、自分は自分」という姿勢で振り切っているように見えます。
部屋に入っても、ずっとアイスコーヒーを握りしめたままのもこっちw
これは、あれからずっとデリヘル嬢を気にしていることを暗示しているのかな?いや、さすがにそれは穿ちすぎかw
一方のネモはもはやお菓子の方であたまが一杯w
この辺も彼女の意外な子供っぽさというか、初心な一面が表れていますね。
ウー●ーイーツwww
もはや、カマトトぶってるとしか思えんw
アイドル声優としての受け答えのシミュレーションでもしてるんじゃないかw
女の子座りをしてさっそくお菓子に手をつけてるネモと、あぐらをかいていまだコーヒーを握りしめたままのもこっちの対比がまた面白いw(ていうか、アイスコーヒーもうぬるくなってるんじゃないの?w)
改めて「デリヘルって何」と言われると、思わずくちごもってしまうもこっちw
こういうところが、なんだかんだいってもまだ子供なんだなあと妙に安心させられますw
夏合宿で加藤さんを待っていた時に、「デリヘル感!」と言っていたことを思い出しました。(コミックス18巻;喪172「モテないし夏合宿初日の夜」)
あれもけっきょく、「デリヘルこんなんか知らんけど」イメージでそう考えてるだけなんですよねw
ホント、耳年増というかなんというかw
もはや定番の「ぴよぴよバック」ですけど、この場合はイメージとぴったりですね。まさにウブで間抜けな感じがよく出ていますw
でももこっちはなんか、エロ同人買うことと一緒にしてましたけど、全然違いますよね。
作品を売るのと、自分を売るのとを同列で扱われてもねー。
ファンタジーとリアルの線引きはしっかりしておかないと、いろいろ大変なことになると思います。いろいろとね。
その場でスマホで調べ出すもこっちwww
その辺、あっけらかんとしてるというか、もはやネモに見栄を張らない感じが逆にすがすがしいですねw
けっきょく、もこっちの話って、すべてがネット経由なんだよなあ。
WWWそりゃまあねw
全身リップとか69なんてのは、ある意味「風俗用語」だから知らなくても当然かなという気はしますけどw
でもD(ディープ)キスくらいはわかるだろw キスだぞキスwディープも高三の英語力ならわかるはずだぞw
ていうか、どうでもいいことですけど、今は全身リップという言い方が普通なんですね。
昔は「オーラルセックス」というような言い方をしていたかと思うんですけど、最近は「オーラル」ってあまりその界隈では聞かれなくなったような気がします。(本当にどうでもいい)
WWWおっぱいwww
これまた随分かわいい風俗だことw 一揉みいくらって感じなんでしょうかw
仮にそんなデリヘルがあったら、逆に繁盛するかも?超ライトな風俗として、値段によっては需要があるんじゃないかなあ。
でも、トラブルも頻発しそうですけどね。おっぱいだけで満足できる客がそれほどいるとは思えないし。
うん、やっぱり「そんなわけねーだろ」ですねw
もこっちの表情www
前回、してやられた感がありましたから、ここぞとばかりに反撃に出たんでしょうかw
でもまあ、ネモが意外とエロ耐性がないということは、これまでもそれとなく描かれていましたよね。
夏コミだけでなく、GWでのアキバめぐりでもそうでしたし、彼女の中では「エロ」というよりいまだ「エッチ」というイメージなんでしょう。
…まあデリヘルは別に知らなくてもいいとは思いますがw
一方、ネモの方も言われっぱなしというわけにはいきません。
実はけっこう負けん気が強いタイプな彼女のことですから、意外と口が立つんですよね。
もこっちの言うことが“頭でっかち”なことはとっくにお見通しです。
あれこれ理屈をつけて二の足を踏んでしまう彼女の姿を、前回で目の当たりにしているわけですからね。
ここは皮肉も込めて言い返したくもなるでしょう。
思わぬ反撃を受けたもこっちは、うろたえながらも「一般常識だし」と返しますが、それが「ネット世界の常識」にすぎないことをネモはちゃんと知ってるんですよね。
WWWWWネクラむっつりwwwwww
超ド級変態wwwwww
これはゆりちゃん、こみさん、とんだとばっちりwww
でも、ここでとっさの反論として、この二人が一緒に出てくるというところがなんだか胸アツですよね。
言うまで本人も気づいてなかったようですが、どこかで同胞意識みたいなものがあったんでしょう。だから思わず口をついたんだと思います。
ゆりちゃん呼びはもはや今さらという感じですが、「小宮山さん」にまたなんだかグッときますよね。
ネモと小宮山さんって、ほとんど接点がないというか、それこそ、春先の食堂での喧嘩騒動くらいしかないと思うんですけど、それで話が通じると思っている感じがなんかいいなと思ってしまいますw
ていうか、こみさんはともかく(おいw)、ゆりちゃんはデリヘルとか知ってるかなあw むっつりなのは認めるけど(だから、おいw)、そっち方面は特に興味ないような気がする…
まあとにかく、今回はここが一番笑ったシーンですね。
二人の会話のやり取りの面白さが目立った中で、突如放り込まれたキャラネタということで虚を突かれたというところもありますがw
急にトーンダウンするもこっちw
でも、さすがにこれは藪蛇というか、ちょっとまずかったですね。
いくらなんでも本音で言い合える仲がいいとはいえ、越えてはいけないラインというものはあります。
下ネタがどうのという以前に、これは声優を目指している人にとっては侮辱ですからね。
さすがにこれには、ネモも真顔になるってもんです。
先ほどの皮肉とは明らかに違う“マジトーン”での忠告。
瞳の光が消えているのはもちろん、セリフ自体に冷ややかさを感じさせるシーンになっていますね。
もこっちが一瞬にして、何も言えなくなる感じがよくわかります。
別に自分の目で見たわけじゃないでしょ、という言葉が身に染みますね。
(ただ、たまに悪徳プロデューサーに騙されたみたいなニュースがあったりするから難しいんですけど)
一転して、なんとも息苦しい雰囲気に。
ついさっきまで和気あいあいとやっていただけに、よけい空気が重く感じられるんですよね。
仲がよければいいほど、この感じは身につまされます。
まさに、友達あるあるですね。
さすがにもこっちもこの空気の中ではスマホをいじる気分にもなれず、たまらずシャワーへと向かいます。
(ていうか、着いたときにシャワー浴びなかったんだw)
普通こういうシーンだと、残った方は「んだよ」とばかりに苛立った表情を見せたりするものですが、ネモは意外なほど冷静さを保っている感じですね。
実際この後、
「他の人ならイラッとすることあっても言い返さないでながすんだけどなークロだからかなー……」と、後悔の念に囚われるわけです。
いつもは自分は自分人は人と割り切っている彼女が、クロ相手だとどうしても意地になってしまう。
またそれを本人がちゃんと認識している。
そんな構図がなんだか面白いなあと感じましたね。
シャーというシャワーの音が、彼女を潜思の奥底へといざなっているようにも思えました。
残ったお菓子をそれとなく眺めながら、一緒にアニメを見ているシーンを思い浮かべるところがなんともいじらしいですね。
これは喪167「モテないし無駄に過ごさない」の時からの彼女の夢だったのかな?(あの時はもこっちが先に寝落ちしてしまったしw)
大量のお菓子を買い出しに行ったところからすると、最初からそういう予定だったのかもしれませんね。
ネモの怪獣?みたいなパジャマはともかく、なんでもこっちは作画さんTシャツなんだw
そういうの着てるのを見たことがあるんでしょうかw
このシーン、いいですね。
ふと我に帰ったというか、何をうじうじ考えていたんだろうという感じが表情によく表れています。
「仲直りすればいいだけじゃん」
「別にたいしたことないんだから」
「私が動けばいいだけだよ!」
こういうフットワークの軽さ、アクティブさは彼女のすごくいいところだと思いますね。
一方のもこっち。
こちらもシャワーを浴びながら、自分がしでかしたことを省みているようです。
彼女も「声優目指してる奴に枕営業ネタ」の無神経さはわかってるんですよね。
シャワーの音がお互いのしでかしたことを考えるように促しているようで、その辺もなんだか面白く感じられます。
「私から謝ったほうが」
ここは先ほどの「私が動けば」とつながっているんですよね。
どちらも自分が先に動かなければ埒が明かないことをちゃんと知ってるんです。
シャカシャカと頭を洗うさまが、まるで自分の頭の中までウオッシュしようとしているかのように見えてしまうのは私だけでしょうか。(あ、私だけですか)
WWWWW
サムネで使われたシーンでもありますけど、見れば見るほどじわじわきますねw
特にネモの目w
もこっちと目が合ってるんだろうに、彼女の目には映っていないんだろうなあ…
「私から動く」ことに頭がいっぱいだからw
今回の個人的ベストシーンはここですね。
別にもこっちの入浴シーンだからというわけじゃないですよ?
いろんな意味で、今回を象徴している構図だからです!
WWW口パクかよwww
一音ごとに口を動かしていたかと思うと、バカっぽくって笑えるw
ていうか、わざわざカーテン開けてやることですかね?
別に出てくるのを待ってもよかったんじゃ…
まあ、この辺は前回の仕返し的な意味もあるんでしょうね。
(普通は覗かれた仕返しとなるところを、覗かなかった仕返しになるところがネモらしいw)
WWWWW謝る前に気付けやwww
ていうか、もこっちも都合よく目をつぶってんじゃねーw
(でも普通、頭洗う時は目をつぶりますよねw)
WWWWWまさか、ここでまたあの“お毛々”が掘り下げられるとはw
まあ考えてみれば、同じ部屋に泊まるんですから当然あり得る流れなんですけどね。
でもすでに合宿で一度ありましたから、ここはちょっと油断していました。
つーか、「流すまで待ってようかな」というのもなんかすごいですよねw
もこっちにしてみれば、目を開けていきなりネモが視界に入るほうがよっぽどビビると思いますけどw
さっきとはまた別の意味で変な空気にw
お互いまだ気まずいわけですが、ネモが感じているのはまた違う気まずさというねw
もこっちとしては、「自分から謝ろう」と勇気を振り絞ろうという場面なだけに、よけいにそのかみ合わなさがおかしいw
この後、訥々とながら謝るもこっちに対して、ネモが急に人が変わったかのように「あっ うん!いいよ」とあっさり受け入れるんですよねw
元々謝るつもりだったとはいえ、その食いつきぶりにはちょっと笑ってしまいましたw
そんなことはもはやどうでもいいってかw
彼女の関心はすでにもこっちの下半身に釘付けのようですw
この辺の一連の流れはもうニヤニヤしっぱなしですね。
一発ギャグとかじゃなく会話そのものの流れがおかしいという感じで、ネモクロの面白さがよく出ているなという気がします。
夢にまで見た、お菓子を食べながらもこっちと一緒にアニメを見るという構図なのに、なんか思ったのと違う…とでも言いたそうなネモw
それほどまでに、さきほどの光景は衝撃的だったのでしょうかw
そんなネモの思いも知ってか知らずか、足を放り出してアイスを頬張りながらアニメを見ているもこっちの無邪気ぶりw
今回はここのもこっちが一番かわいく見えましたね、いろんな意味でw(今回の個人的ベストもこっち!)
WWWWW
そんな、ようやくとっかかりを見つけたみたいな食いつき方はやめろw
もう頭の中は「銀一色」になっている感じですね。
たぶん話なんかまったく入ってこないんだろうなあw
WWWWW下手くそすぎるwww
もうちょっと、他にやり方はなかったものかw
そりゃ、もこっちも急になんだとなるわw
ていうか、こんな不自然な会話をするくらいなら単刀直入に聞いた方がかえっていいだろw
もこっちにしてみれば、逆に恐縮してしまいますよねw
つーか、「気にしてるのはクロの裸」ってw
そんなことを直接言ってきたら、別の意味でビビるわw
なんじゃ、この二人w
どういう目線でアニメ語ってんだw
同じ構図が三つ続くことで、時間の経過が一緒に流れている感じが出てますよね。
読者にも入浴シーンが目に浮かんできそうな演出がうまいなと思います。
ていうか、パイパン言うなw
そっちの方が引くわw
WWW急に我に帰ったwww
当たり前のように会話してたんで、もはやそういう見方が普通なんかと思ってたわw
しかし、ハッとする理由がかわいいw「クロと一緒に観るアニメで」ってw
怪獣?パジャマがまたいい味だしてます。
まさに喧嘩するほど……やつですねw
まあもこっちにしてみれば、ネモがふってきた話題に受け答えしてるだけですから、理不尽に思うのもいかしかたないかと。
ていうか、さすがにネモの怒りは八つ当たりに近いw
なんで銀色なのとキレられてもなあw
しかしまあ、もこっちも鈍感無自覚系主人公過ぎるw
普通、ここまで話を振ってこられたら、なんとなく察しておかしくないだろw
「なぜそれを……!!?」とか、完全にそれ系主人公ばりのクサさですよw
けっきょく、この回が「ネモ編」の要だったんだと思います。
正直、読んだ当初は次の二日目へのつなぎの回という印象だったんですけど、今全体を改めて見直してみると、この「お泊り会」こそがこのシリーズでやりたかったことだったのかなという気がしました。
少なくとも、この回なくして次の「喪179」は成り立たなかったでしょう。喪177後編のラストから続く形だと、もこっちの気持ちがほぐれてない分、ああいう展開にはならなったと思うんですよ。もっとシリアスよりの考え込むような話になっていたはずなんです。
そういった意味では、「つなぎ」はつなぎに違いないんですけど、すごく重要な意味をもっている“つなぎ回”だったなという印象を持ちました。
あと感じたのは、ネモクロの面白さはやっぱりこれだなという確信にも似た思いですねw
きわどいエロネタとか強烈なギャグとかよりも、二人の屈託のないやり取りこそが最大の魅力なんだなと改めて認識しました。自分が喪177にイマイチのり切れなかったのは、その辺二人のどこかぎくしゃくした感じもあったんだと思うんですよ。
今回はその少し滞っていた気分をほぐす意味もあったのかなという気がしましたね。
二人劇って、けっこう難しいと思うんです。
単純に物語が平坦になりやすいですし、漫才のようなしゃべくりだけで話をひっぱるのもマンガというフォーマットではうまくはまらない場合が多いんですね。それぞれのキャラが立っているとなおさらやりづらい面もあるでしょう。類型化して飽きられるのが関の山です。
だからこそ、キャラを増やして群像劇的な広げ方をするわけですが、でもその中では逆にうまく味を出せないものもあるんですよね。それがこの二人の関係性なのかなと。
これがゆりちゃんや小宮山さんなら、どんな形でもいけるはずだと思うんですけどw
今回の他愛ない喧嘩?とその仲直りの過程を見せつけられるにつけ、そんな風に感じました。
逆に言えば、彼女が夏合宿に参加しなかった理由もなんとなくわかったような気もしたりして。
まあとにかく、この回は本当に大切な回だったと思いますよ。それは次の話を読めばすぐにわかるでしょう。
そして、それは、秋以降の展開にも大きな意味を持ってくるはずです。
なんで銀色なの!?というネモの疑問は18巻にその答えがありますw
一緒にアニメを…という夢は、すでに17巻で「オンライン視聴」という形で実現されていました!
今読むと、13巻で「エロゲーくらいで」とか言っていたネモがむしろ微笑ましく感じられますw
わたモテ小説アンソロジー電子書籍版が8月31日より配信開始!
私はブラウザ版を読む際、アプリで読んだ時との印象の違いを意識します。
大きく変わる場合もあれば、それほど変わらないこともあるんですけど、大体は何か変わっている場合がほとんどです。
その理由としては、やはりブラウザ版は「見開き形式」であるということが大きいでしょう。前回なんかはその最たるものでしたよね。喪175 前編の時の冒頭でも言いましたが、前後のページを見渡せるということは作品世界を味わう上でかなり影響があるんだと思います。
ただそれとは別に、もう一つ何か要素があるような気がします。
今回ももちろん一ヶ月前にアプリで読んだ時とは印象が違っていたんですけど、どうも見開きだけの問題じゃないと思うんですね。喪178はむしろ、その何かの方が大きく左右しているように思えてならないんです。
で、それは何かと考えた時に、ふと「時間」かなと気づいたんですよ。
特に今はアプリとブラウザで1ヶ月以上のタイムラグがありますからね。「先読み機能」が思わぬところで影響を及ぼしているわけです。
この場合の「時間」は、単に“時の流れ”という意味だけではありません。
アプリによって2話分も先に読んでしまっていることが大きいんですよ。つまり、タイムマシンによって既に「未来」を見てきてしまっているわけです。
こうなると、初読時と後の展開を知っているのでは印象が変わってくるのはむしろ当然といえるでしょう。
特に喪178の初読時ではその「肩透かし」っぷりがすごく印象深かったんですけど、既にネモ編の全体像を知っている身としては、もはやそんな感じは全然しないんです。逆にこれは当たり前の流れじゃないかと思ってしまいましたよw いったい私はなんであの時「やられた」とか言っていたのかw
まあ、そんなこんなで、さっそく見てまいりましょう!

Twitterでは当時、「お泊まり会」で前後編にすればよかったのではと言いましたが、やはりここからが「お泊まり会」という感じがします。
ていうか前回、ネモはシャワーを浴びてパジャマっぽいものに着替えたはずなのに、コミケファッションにまた着替え直したのかw
というわけで、今回は「モテないしお泊まり会してアニメを観る」。
今見ると、ネモのお着替えで一旦リセットされたような印象を受けますね。ここから本当の意味での「お泊り会」が始まる感じ。
実際、ネモ的にはここからが本番といったところなのでしょう。当初は随分「説明調」だなと思ったタイトルも、ネモと被っているとその辺のことを示唆しているようにも思えてしまいますw
スマホに気を取られて「んーー」と気のない返事をするもこっちとの対比が、かえって女子高生同士のリアルさを醸し出していますね。

今思うと、この夏コミ帰りの男子を巡っての二人の会話も、この後の展開を示唆していたのかもしれません。
会話のきっかけって、意外にもこっちの方からなんですよね。
単純に気づいたこと、気になったことを口に出しているだけなのかもしれませんが、ネモはあまりそういうところに目がいかない感じがします。
もこっちは普段から人間観察を日課にしている面がありますけど、ネモはわりと自分のことで頭がいっぱいなのかも。

確かにもこっちって、なにかとアイスコーヒーを飲んでいるイメージがありますね。
喪167「モテないし無駄に過ごさない」の印象が強いからかな?あと、1年の時、ゆうちゃんがフェラペチーノ(笑)を頼んだのに対して、びびりながらアイスコーヒーと注文していたこともありましたよねw(コミックス1巻;喪3「モテないし昔の友達に会う」)
こうして、作中で言及されるのは初めてかと思いますが、特別好きと言うわけじゃなく、「なんとなく」というのがもこっちらしいですね。確かに無難なチョイスというか基本間違いがないですし、わかるような気がします。
ネモ的にはもっと熱い答えを期待していたのかもしれませんがw

帰りのエレベータで、何やらわけありのお姉さんと一緒になるもこっちたち。
ネモは全然気に留めていない感じですが、もこっちは何やら気になるご様子。
ここは先に乗っていたとか、中で待っていたわけじゃないところがポイントだと思います。
この女性は後から来たので、自然ともこっちたちに続いてエレベータ内に入ることになるわけですが、そうなると必然的に彼女の姿が目に入ってくる形になるんですね。
だからよけいにもこっちとしては、彼女のファッションや持っているバッグ、カードキーの番号をチェックしている姿が気になってしまうのでしょう。

部屋に入るまでずっと目で追いかけているもこっちと、まったく関知しないネモw
この二人の関心の対比が面白いですね。
でもネモも、まったく彼女のことが目に入らなかったわけでもないんですよね。
実際、エレベータを降りるときには、彼女に対して「どうぞ」と譲っているわけですし。
つまり、ネモにとっては、普通にたまたま一緒になった女性という認識でしかなく、彼女の素性とか目的とかにはまったく意識が向いてないんでしょう。
この辺に、二人の性格の違いというか、前回の「普段堂々としてくるくせに創作とか将来のことになると…」につながってくるような気がします。
もこっちは常に周りを意識しているがゆえに、かえって自分のことも変に客観的に見てしまうところがあるんですよね。
逆にネモは、いい意味でも悪い意味でも「人は人、自分は自分」という姿勢で振り切っているように見えます。

部屋に入っても、ずっとアイスコーヒーを握りしめたままのもこっちw
これは、あれからずっとデリヘル嬢を気にしていることを暗示しているのかな?いや、さすがにそれは穿ちすぎかw
一方のネモはもはやお菓子の方であたまが一杯w
この辺も彼女の意外な子供っぽさというか、初心な一面が表れていますね。

ウー●ーイーツwww
もはや、カマトトぶってるとしか思えんw
アイドル声優としての受け答えのシミュレーションでもしてるんじゃないかw
女の子座りをしてさっそくお菓子に手をつけてるネモと、あぐらをかいていまだコーヒーを握りしめたままのもこっちの対比がまた面白いw(ていうか、アイスコーヒーもうぬるくなってるんじゃないの?w)

改めて「デリヘルって何」と言われると、思わずくちごもってしまうもこっちw
こういうところが、なんだかんだいってもまだ子供なんだなあと妙に安心させられますw
夏合宿で加藤さんを待っていた時に、「デリヘル感!」と言っていたことを思い出しました。(コミックス18巻;喪172「モテないし夏合宿初日の夜」)
あれもけっきょく、「デリヘルこんなんか知らんけど」イメージでそう考えてるだけなんですよねw
ホント、耳年増というかなんというかw

もはや定番の「ぴよぴよバック」ですけど、この場合はイメージとぴったりですね。まさにウブで間抜けな感じがよく出ていますw
でももこっちはなんか、エロ同人買うことと一緒にしてましたけど、全然違いますよね。
作品を売るのと、自分を売るのとを同列で扱われてもねー。
ファンタジーとリアルの線引きはしっかりしておかないと、いろいろ大変なことになると思います。いろいろとね。

その場でスマホで調べ出すもこっちwww
その辺、あっけらかんとしてるというか、もはやネモに見栄を張らない感じが逆にすがすがしいですねw
けっきょく、もこっちの話って、すべてがネット経由なんだよなあ。

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全身リップとか69なんてのは、ある意味「風俗用語」だから知らなくても当然かなという気はしますけどw
でもD(ディープ)キスくらいはわかるだろw キスだぞキスwディープも高三の英語力ならわかるはずだぞw
ていうか、どうでもいいことですけど、今は全身リップという言い方が普通なんですね。
昔は「オーラルセックス」というような言い方をしていたかと思うんですけど、最近は「オーラル」ってあまりその界隈では聞かれなくなったような気がします。(本当にどうでもいい)

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これまた随分かわいい風俗だことw 一揉みいくらって感じなんでしょうかw
仮にそんなデリヘルがあったら、逆に繁盛するかも?超ライトな風俗として、値段によっては需要があるんじゃないかなあ。
でも、トラブルも頻発しそうですけどね。おっぱいだけで満足できる客がそれほどいるとは思えないし。
うん、やっぱり「そんなわけねーだろ」ですねw

もこっちの表情www
前回、してやられた感がありましたから、ここぞとばかりに反撃に出たんでしょうかw
でもまあ、ネモが意外とエロ耐性がないということは、これまでもそれとなく描かれていましたよね。
夏コミだけでなく、GWでのアキバめぐりでもそうでしたし、彼女の中では「エロ」というよりいまだ「エッチ」というイメージなんでしょう。
…まあデリヘルは別に知らなくてもいいとは思いますがw

一方、ネモの方も言われっぱなしというわけにはいきません。
実はけっこう負けん気が強いタイプな彼女のことですから、意外と口が立つんですよね。
もこっちの言うことが“頭でっかち”なことはとっくにお見通しです。
あれこれ理屈をつけて二の足を踏んでしまう彼女の姿を、前回で目の当たりにしているわけですからね。
ここは皮肉も込めて言い返したくもなるでしょう。
思わぬ反撃を受けたもこっちは、うろたえながらも「一般常識だし」と返しますが、それが「ネット世界の常識」にすぎないことをネモはちゃんと知ってるんですよね。

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でも、ここでとっさの反論として、この二人が一緒に出てくるというところがなんだか胸アツですよね。
言うまで本人も気づいてなかったようですが、どこかで同胞意識みたいなものがあったんでしょう。だから思わず口をついたんだと思います。
ゆりちゃん呼びはもはや今さらという感じですが、「小宮山さん」にまたなんだかグッときますよね。
ネモと小宮山さんって、ほとんど接点がないというか、それこそ、春先の食堂での喧嘩騒動くらいしかないと思うんですけど、それで話が通じると思っている感じがなんかいいなと思ってしまいますw
ていうか、こみさんはともかく(おいw)、ゆりちゃんはデリヘルとか知ってるかなあw むっつりなのは認めるけど(だから、おいw)、そっち方面は特に興味ないような気がする…
まあとにかく、今回はここが一番笑ったシーンですね。
二人の会話のやり取りの面白さが目立った中で、突如放り込まれたキャラネタということで虚を突かれたというところもありますがw

急にトーンダウンするもこっちw
でも、さすがにこれは藪蛇というか、ちょっとまずかったですね。
いくらなんでも本音で言い合える仲がいいとはいえ、越えてはいけないラインというものはあります。
下ネタがどうのという以前に、これは声優を目指している人にとっては侮辱ですからね。
さすがにこれには、ネモも真顔になるってもんです。

先ほどの皮肉とは明らかに違う“マジトーン”での忠告。
瞳の光が消えているのはもちろん、セリフ自体に冷ややかさを感じさせるシーンになっていますね。
もこっちが一瞬にして、何も言えなくなる感じがよくわかります。
別に自分の目で見たわけじゃないでしょ、という言葉が身に染みますね。
(ただ、たまに悪徳プロデューサーに騙されたみたいなニュースがあったりするから難しいんですけど)

一転して、なんとも息苦しい雰囲気に。
ついさっきまで和気あいあいとやっていただけに、よけい空気が重く感じられるんですよね。
仲がよければいいほど、この感じは身につまされます。
まさに、友達あるあるですね。
さすがにもこっちもこの空気の中ではスマホをいじる気分にもなれず、たまらずシャワーへと向かいます。
(ていうか、着いたときにシャワー浴びなかったんだw)

普通こういうシーンだと、残った方は「んだよ」とばかりに苛立った表情を見せたりするものですが、ネモは意外なほど冷静さを保っている感じですね。
実際この後、
「他の人ならイラッとすることあっても言い返さないでながすんだけどなークロだからかなー……」と、後悔の念に囚われるわけです。
いつもは自分は自分人は人と割り切っている彼女が、クロ相手だとどうしても意地になってしまう。
またそれを本人がちゃんと認識している。
そんな構図がなんだか面白いなあと感じましたね。
シャーというシャワーの音が、彼女を潜思の奥底へといざなっているようにも思えました。

残ったお菓子をそれとなく眺めながら、一緒にアニメを見ているシーンを思い浮かべるところがなんともいじらしいですね。
これは喪167「モテないし無駄に過ごさない」の時からの彼女の夢だったのかな?(あの時はもこっちが先に寝落ちしてしまったしw)
大量のお菓子を買い出しに行ったところからすると、最初からそういう予定だったのかもしれませんね。
ネモの怪獣?みたいなパジャマはともかく、なんでもこっちは作画さんTシャツなんだw
そういうの着てるのを見たことがあるんでしょうかw

このシーン、いいですね。
ふと我に帰ったというか、何をうじうじ考えていたんだろうという感じが表情によく表れています。
「仲直りすればいいだけじゃん」
「別にたいしたことないんだから」
「私が動けばいいだけだよ!」
こういうフットワークの軽さ、アクティブさは彼女のすごくいいところだと思いますね。

一方のもこっち。
こちらもシャワーを浴びながら、自分がしでかしたことを省みているようです。
彼女も「声優目指してる奴に枕営業ネタ」の無神経さはわかってるんですよね。
シャワーの音がお互いのしでかしたことを考えるように促しているようで、その辺もなんだか面白く感じられます。

「私から謝ったほうが」
ここは先ほどの「私が動けば」とつながっているんですよね。
どちらも自分が先に動かなければ埒が明かないことをちゃんと知ってるんです。
シャカシャカと頭を洗うさまが、まるで自分の頭の中までウオッシュしようとしているかのように見えてしまうのは私だけでしょうか。(あ、私だけですか)

WWWWW
サムネで使われたシーンでもありますけど、見れば見るほどじわじわきますねw
特にネモの目w
もこっちと目が合ってるんだろうに、彼女の目には映っていないんだろうなあ…
「私から動く」ことに頭がいっぱいだからw
今回の個人的ベストシーンはここですね。
別にもこっちの入浴シーンだからというわけじゃないですよ?
いろんな意味で、今回を象徴している構図だからです!

WWW口パクかよwww
一音ごとに口を動かしていたかと思うと、バカっぽくって笑えるw
ていうか、わざわざカーテン開けてやることですかね?
別に出てくるのを待ってもよかったんじゃ…
まあ、この辺は前回の仕返し的な意味もあるんでしょうね。
(普通は覗かれた仕返しとなるところを、覗かなかった仕返しになるところがネモらしいw)

WWWWW謝る前に気付けやwww
ていうか、もこっちも都合よく目をつぶってんじゃねーw
(でも普通、頭洗う時は目をつぶりますよねw)

WWWWWまさか、ここでまたあの“お毛々”が掘り下げられるとはw
まあ考えてみれば、同じ部屋に泊まるんですから当然あり得る流れなんですけどね。
でもすでに合宿で一度ありましたから、ここはちょっと油断していました。
つーか、「流すまで待ってようかな」というのもなんかすごいですよねw
もこっちにしてみれば、目を開けていきなりネモが視界に入るほうがよっぽどビビると思いますけどw

さっきとはまた別の意味で変な空気にw
お互いまだ気まずいわけですが、ネモが感じているのはまた違う気まずさというねw
もこっちとしては、「自分から謝ろう」と勇気を振り絞ろうという場面なだけに、よけいにそのかみ合わなさがおかしいw
この後、訥々とながら謝るもこっちに対して、ネモが急に人が変わったかのように「あっ うん!いいよ」とあっさり受け入れるんですよねw
元々謝るつもりだったとはいえ、その食いつきぶりにはちょっと笑ってしまいましたw

そんなことはもはやどうでもいいってかw
彼女の関心はすでにもこっちの下半身に釘付けのようですw
この辺の一連の流れはもうニヤニヤしっぱなしですね。
一発ギャグとかじゃなく会話そのものの流れがおかしいという感じで、ネモクロの面白さがよく出ているなという気がします。

夢にまで見た、お菓子を食べながらもこっちと一緒にアニメを見るという構図なのに、なんか思ったのと違う…とでも言いたそうなネモw
それほどまでに、さきほどの光景は衝撃的だったのでしょうかw
そんなネモの思いも知ってか知らずか、足を放り出してアイスを頬張りながらアニメを見ているもこっちの無邪気ぶりw
今回はここのもこっちが一番かわいく見えましたね、いろんな意味でw(今回の個人的ベストもこっち!)

WWWWW
そんな、ようやくとっかかりを見つけたみたいな食いつき方はやめろw
もう頭の中は「銀一色」になっている感じですね。
たぶん話なんかまったく入ってこないんだろうなあw

WWWWW下手くそすぎるwww
もうちょっと、他にやり方はなかったものかw
そりゃ、もこっちも急になんだとなるわw
ていうか、こんな不自然な会話をするくらいなら単刀直入に聞いた方がかえっていいだろw

もこっちにしてみれば、逆に恐縮してしまいますよねw
つーか、「気にしてるのはクロの裸」ってw
そんなことを直接言ってきたら、別の意味でビビるわw

なんじゃ、この二人w
どういう目線でアニメ語ってんだw
同じ構図が三つ続くことで、時間の経過が一緒に流れている感じが出てますよね。
読者にも入浴シーンが目に浮かんできそうな演出がうまいなと思います。
ていうか、パイパン言うなw
そっちの方が引くわw

WWW急に我に帰ったwww
当たり前のように会話してたんで、もはやそういう見方が普通なんかと思ってたわw
しかし、ハッとする理由がかわいいw「クロと一緒に観るアニメで」ってw
怪獣?パジャマがまたいい味だしてます。

まさに喧嘩するほど……やつですねw
まあもこっちにしてみれば、ネモがふってきた話題に受け答えしてるだけですから、理不尽に思うのもいかしかたないかと。
ていうか、さすがにネモの怒りは八つ当たりに近いw
なんで銀色なのとキレられてもなあw
しかしまあ、もこっちも鈍感無自覚系主人公過ぎるw
普通、ここまで話を振ってこられたら、なんとなく察しておかしくないだろw
「なぜそれを……!!?」とか、完全にそれ系主人公ばりのクサさですよw
けっきょく、この回が「ネモ編」の要だったんだと思います。
正直、読んだ当初は次の二日目へのつなぎの回という印象だったんですけど、今全体を改めて見直してみると、この「お泊り会」こそがこのシリーズでやりたかったことだったのかなという気がしました。
少なくとも、この回なくして次の「喪179」は成り立たなかったでしょう。喪177後編のラストから続く形だと、もこっちの気持ちがほぐれてない分、ああいう展開にはならなったと思うんですよ。もっとシリアスよりの考え込むような話になっていたはずなんです。
そういった意味では、「つなぎ」はつなぎに違いないんですけど、すごく重要な意味をもっている“つなぎ回”だったなという印象を持ちました。
あと感じたのは、ネモクロの面白さはやっぱりこれだなという確信にも似た思いですねw
きわどいエロネタとか強烈なギャグとかよりも、二人の屈託のないやり取りこそが最大の魅力なんだなと改めて認識しました。自分が喪177にイマイチのり切れなかったのは、その辺二人のどこかぎくしゃくした感じもあったんだと思うんですよ。
今回はその少し滞っていた気分をほぐす意味もあったのかなという気がしましたね。
二人劇って、けっこう難しいと思うんです。
単純に物語が平坦になりやすいですし、漫才のようなしゃべくりだけで話をひっぱるのもマンガというフォーマットではうまくはまらない場合が多いんですね。それぞれのキャラが立っているとなおさらやりづらい面もあるでしょう。類型化して飽きられるのが関の山です。
だからこそ、キャラを増やして群像劇的な広げ方をするわけですが、でもその中では逆にうまく味を出せないものもあるんですよね。それがこの二人の関係性なのかなと。
これがゆりちゃんや小宮山さんなら、どんな形でもいけるはずだと思うんですけどw
今回の他愛ない喧嘩?とその仲直りの過程を見せつけられるにつけ、そんな風に感じました。
逆に言えば、彼女が夏合宿に参加しなかった理由もなんとなくわかったような気もしたりして。
まあとにかく、この回は本当に大切な回だったと思いますよ。それは次の話を読めばすぐにわかるでしょう。
そして、それは、秋以降の展開にも大きな意味を持ってくるはずです。
なんで銀色なの!?というネモの疑問は18巻にその答えがありますw
一緒にアニメを…という夢は、すでに17巻で「オンライン視聴」という形で実現されていました!
今読むと、13巻で「エロゲーくらいで」とか言っていたネモがむしろ微笑ましく感じられますw
わたモテ小説アンソロジー電子書籍版が8月31日より配信開始!
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