私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪177(後編)~よりシリアスな印象になったブラウザ版~
7月23日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪177(後編)に更新されました。
前回のぶつ切り方があまりに唐突な印象を残したため、今回は(後編)といえども、あまり続きものという感じは持っていませんでした。少なくとも喪175後編の時のようなワクワク感はあまりありませんでしたね。
ていうか、単行本に収録される時には、ほぼ間違いなく一つの話にまとまるじゃないですか。要は本来一話のものをむりやり分割されているから違和感があるんですよね。
喪175とか喪130の時は、むしろ単行本で一つにまとまった時の方が変な感じがしたものでしたが、今回の喪177は逆に単行本で読む方がしっくりくるような気がするんです。
なので、本当の意味での感想はその時まで書けないかなと思っていました。
ところがです。
今回のブラウザ版での更新では、これまた前代未聞の事態が起こっていたんです。
それにより、アプリで読んだ時の私の中のちぐはぐさはかなり低減されることになりました。
正直ページを開いたときには思わず「あっ」と叫んでしまいましたね。それほど私にとっては驚きでした。
なぜなら、今回の前編後編形式がそれまでのそれとは明らかに違うということの何よりの証左となっていたからです。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
さて、いつものようにひとつひとつ見ていくわけですが、その前にまず私が何に驚いたかをお話ししなければなりません。
今回のweb更新で起こった前代未聞の出来事。
それは「見開き」状態から始まっていたことでした。
これって、おそらくweb上の更新では初めてだと思うんですよね。だからまずびっくりしたわけです。
しかしまあ、考えてみれば当たり前のことです。前回は突然のぶつ切りで「左ページ終わり」だったのですから。
喪130や喪175のような前編後編という構成なら、本来「前編」は「右ページ」終わりでなければならないんです。そうすることで、次の更新時で「左ページ」(単独ページ)から始めることができるんですね。
だからこそ単行本で一つにまとまる際に、ブランクを挟まず左から右へと流れることができるのですから。
なので、前編が「左ページ終わり」になると、どうしても「右ページ」(左右見開き状態)から始めざるを得ないのです。
これは1ページごとに読むアプリでは意識しないことですが、web上では大きな問題です。なぜならweb更新は単行本時のシミュレーションも兼ねているからなんですね。そのための見開き形式なんです。
そう、単行本では必ず話は「左ページ」から始まるんですよ。
直前の話が偶数終わり(左ページ)だろうが奇数終わり(右ページ)だろうが、ブランクを挟むことでそうなるように調整しているわけです。(唯一の例外はコミックス3巻所収の喪21「モテないし文化祭に参加する」)
これは日本独特の「右開き」に関係しているかと思います。
つまり、目次が右ページにくる以上、一話目の始まりは必ず左から始まるんですね。そのリズムを保つために他の話も左から始まるようにしているわけです。
つまり、あらかじめ前編後編という構成を考えていたなら、こんなことにはなるわけがないんですよ。最終的には単行本で一つになるとはいえ、web上で右ページから読ませるようなことは話のリズムとしておかしいんです。
逆に言えば、あれを「ぶつ切り」と考えずに、次のページをめくる感覚で今回の冒頭につなげると、ほとんど違和感がなくなるんですよ。
こうすることで、喪177は単行本を待たずに(完全にとまでは言えないまでも)一つの話として読めるようになったのではないでしょうか。
今回の話は本来分けるつもりはなかったのかもしれません。ただ、スケジュール的にどうしてもそうせざるを得なくなってしまった。
だからこそ、あえて見開きから読んでもらえるようにしたのかなと、そんなふうに思いましたね。
さて、話はコスプレ会場から再開するわけですが、もこっちの「プロか……」というセリフがすごく印象的ですよね。
仁美さんや初芝の姿を見て、彼女なりに何か思うことがあったのでしょうか。
ここで思い出すのは、喪176での二木さん。
彼女は「プロゲーマーになる」という夢を実際に実現するために動いていましたよね。
おそらくもこっちの頭には、彼女の姿も浮かんでいたに違いありません。
広場で腰を下ろし、改めて先ほど初芝君からもらった紙を開いてみると、そこにはこんな絵が描かれていました。
これはもちろん、かつて彼がネズミーランドでもこっちたちを見かけた時にスケッチしたものですが、
比べてみると、どこか違っていますよね。
そう、ネモが「モブ」からレギュラーに昇格(?)しているんです。
あの時の絵は彼の中でまだ不完全だったんですね。
今回、正面から彼女たちをしっかり認めることで、過去の逃げた自分に対するけじめをつけたかったのでしょう。
顔に似合わず、律儀な性格のようですね。
正直、前編を見た段階では何を渡したのか見当がつかなかったのですが、見た瞬間になるほどなあと感心しましたよ。
まあ、その場でシャッシャッでしたから、一から描いたわけはないんですけどねw
それにしても、あれだけの間でここまで描けるというのはたいしたものです。
…ゆりちゃんだけは不完全なままというのはちょっとひっかかりますけどw
当然のことながら、ネモたちはあの場で初芝がスケッチしていたとは知りません。でもすぐにわかりましたね。
それは単に絵がうまいからではなく、その場の空気を伝える力があったからなんだと思います。
それはすなわち、初芝の絵に人の心を動かす何かがあるということに他ならないのではないでしょうか。
まあそれはさておき、「…田村さん?」のタイムラグがちょっと面白いw
そんなネモの言葉とはうらはらに、もこっちはどうしてか2年前のあの時を思い浮かべます。
それはネモが知らない彼の歴史を知ってるから。
初芝が最初から上手かったわけではなく、2年という月日の中でどれだけ彼が地道に努力を重ねていったかが、渡された絵を見ればすぐにわかります。彼女はそこに彼なりのメッセージを受け取ったわけです。
初芝がもこっちにあの絵を渡した真意はわかりません。
ただ、この美術室の時の光景を思い浮かべるにつけ、なんとなく想像することはできます。
彼にとって、もこっちは「逃げた自分の象徴」だったのではないでしょうか。
だから、過去の自分にけじめをつけるためにも、どうしても「今の自分」をもこっちに見てもらいたかった。
遠足時のスケッチブックを今でも肌身離さず持っていたのは、そういうことのような気がするんです。
それはいわゆるロマンス的な感情とは違いますが、まったく違うものとも言い難いようにも思えます。
喪131におけるサブタイトル「モブとサブキャラと主人公」がまたなんとも意味深なものに感じられてきますね。
…もっとも、あの美化された方が好きだったというもこっちのモノローグも意味深ですけどw
春の遠足くらいからみんなで遊ぶようになったというネモに、もこっちは何やら思案顔を浮かべます。
初芝の上達から比べれば、私はあの時から何も変わっていない。
でも確かにネモの言う通り、1年の頃にはこんな風に友達と一緒に遊ぶ日々がやってくるとは夢にも思わなった。
そんなどこかかみ合わない、ふわふわした現実に思いを馳せているのかもしれませんね。
今回の個人的ベストもこっちは、この表情にあげたいと思います。
このネモのセリフもちょっと意味深ではありますけど、まさかこれも伏線になっていったりするのでしょうかw
まあそれはさておき、当のもこっちはあまりピンときていないようですね。
それよりは、果たしてこの先自分に何ができるだろうという思いの方がリアルなのかもしれません。
もこっちが語るこの「夢」は、前回私が妄想したものとほぼ同じですが、当の本人はあまり本気で言っているようには思えません。
ちょっとした照れ隠しというか、会話を交わす上での軽口っぽい響きですね。
でも、一方のネモはけっこうマジに取っているようで……
夏空に広がる大きな雲がそんな二人を包み込んでいるかのようです。
さて「コミケ編」はここで終わり、舞台は秋葉原へと移るのですが……
ネモならぬ、「Nemm」w
まさか自分の名前に似てるということで選んだんじゃなかろうなw
これはどうやら秋葉原に実際にある
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/remm/akihabara
このホテルがモデルのようですね。
ていうか、ロゴもほとんど同じなんですけど、いいんでしょうかw
サイトを見てみればわかりますが、けっこう値の張るおしゃれなホテルですよね。
それはコミケをあまりに甘く見ていますねw むしろ帰りの方が混雑したりするものなんですがw
しかし、本当にいい部屋ですね。ダブルのベッドもゆったりとしていますし、広い窓も眺めがよさそうです。
まったく高校生にはもったいないですよw
ネモのお母さんがくれたという話ですが、彼女の家もかなり裕福そうな感じですね。
うーん、わたモテはけっこうみんないい家庭なんだよなあ…あの小宮山さんですら、夏合宿に参加できるくらいですからね。
実にうらやましい限りですw
これもびっくりしたのですが、本当にこういう作りらしいんですよね。ラブホでもないのに、今はこれが普通なんでしょうか。
ていうか、外からしか開閉できないって、やっぱ、そういうプレイ前提だろうがw
なんだ、このダチョウ倶楽部感はw
言われた当の本人はあまりピンときていない感じが地味に好きw
WWWすでに想定済みwwwというか、もはや確定事項扱いwww
しかしこうして見ても、やっぱりこういうじゃれ合いを見込んでの構造としか思えない…
ネモも半ばこういうやり取りを期待している感じですよねw
WWWこれまた、随分かわいらしい計画だことw
しかし、じゃがみながら洗うって、けっこうキツイですよね。頭はともかく、体の方は下手すると関節を痛めてしまいそう……
ていうか、単純に間抜けだw
そもそも、こういうことならもこっちの方が一枚上手ですよねw
たぶん、ネモがしゃがんでいることをあらかじめ分かったうえで、上からニヤニヤ見下ろしていたりするんじゃないでしょうかw
WWWWW
それどころじゃなかったwwwエロ音声に負けてしまう現役女子高生ってw
シャワーの「シャー」が勝俣的な気合っぽく見えて、ちょっと面白いですねw
それにしても、さっそくサイトをチェックとは、もこっちは仁美さんのことがかなり気になっているようです。
前回の時もそうでしたが、内容以上に仕事として興味がある感じですね。
まあ、1300×7000とか単純に計算しているところは、まだまだ子どもだなと思ってしまいましたがw
経費とかそういうことは一切考えないんでしょうかw
WWWWWシャワーwwwww
ここは今回、唯一声に出して笑ってしまったところですねw
「つーかシャワーうるせーな」てwwwwww
この場合の「ザーコ」は、シャワーの向こう側にいる彼女に向けてのセリフにしか聞こえんw
というわけで、必然的にここが今回一番笑ったシーンになります!
これがじらしプレイじゃなくって天然だというのですから、まったくもこっちも罪な女ですw
ネモは本当にわかりやすいですねw すぐに目に出るw
「さっぱりしたー」が棒読みなのがまるわかりですw
しかし、もこっちが聞いてたサンプルはひどいな。
谷川さんはこういうのがお好みなんだろうか…(私もどちらかというとM系ですけど、ここまでのはさすがに萎えます)
ドライヤーをかけているネモが、なんかあーちゃんぽくて好き。
ていうか、もこっちも変にごまかさないのね…そこは素直にまんま言うんだ。
この辺はもう、昔からの気兼ねない親友という感じでなんだかほんわかしますね。
…
「ふーん……」が妙に怖いけどw
WWWWW私のクラスwwwいったい、何自慢だよwww
もはや、完全にモテモテ野郎の戯言ですよね。「女の裸見飽きた」とかw
ていうか、曲がりなりにも同じ女子なんだから、夏合宿で見るのは普通の話だと思うんだが……
ネモの「へーーーーー」がこれまたちょっと怖いw
たぶん、半分呆れてますよねw
見せつけてきたwwwなんだその痴女はw
ネモもいちいち真面目に反論することないのにw
ときどきこの話が出てきますけど、もこっちの中ではよっぼど強烈な印象だったんでしょうねw
淫乱ピンクのイメージはここから生まれたのかもw
もしかしなくても、そうでしょうw
ていうか、みんな下半身も気を使ってることを知ったのもあれがきっかけですしw
そんなネモを尻目に、もこっちは仁美さんたちのサークルの方がよっぽど気になるようですが……
昼間に語っていた「夢」をあっさり否定するもこっち。
仁美さんたちの“一年”、そして初芝の“二年”という重みに対して、自分のそれがあまりに軽いことを実感させられたのでしょう。
そしてそれは同時に、本気で声優という夢を追いかけているネモに対しての後ろめたさもあったんだろうと想像します。
だから、安藤いうなってのw せっかくの真面目なシーンが台無しだろうがw
まあそれはさておき、ここはネモに注目ですね。
もどかしいような、苛立っているような、はたまた元気づけたいような、いろんな気持ちが混じりあった表情をしています。
今からやればいいというネモの言葉に、今まで何もやってきてない奴ができるもんじゃないと応えるもこっち。
これを逃げというか、何かと理由をつけて結局やらない人間の言い訳だという意見もあるでしょう。
でも、私はこのもこっちの気持ちがよくわかります。
何かを成し遂げた人はいきなりそれができたわけではありません。それは積み上げた地道な日々があったからこそ辿りつけた場所なんです。
そして、もこっちはそのことを誰よりも知っているんですよ。
彼女はコミケの広場でネモの言葉に浮かない顔をしていました。
それはたぶん、なんとも言い難い違和感があったからだと思うんですね。
だって、もこっちが彼女たちと仲良くなったのは決して偶然ではないじゃないですか。遠足にせよ修学旅行にせよ、それがたまたま運よく功を奏したということじゃないはずなんですよ。
彼女もまた、2年間頑張ってきた日々があるんです。「人間強度」をひたすら高め、幾千もの恥と修羅場をくぐり抜けた結果が今の仲間なんです。それを知ってるから簡単に「今から」なんて言ってほしくなかったんだろうと思うんですね。
ネモとこんな風に胸の内を飾らずに語り合える仲になったからこそ、そんな簡単じゃないことを誰よりも知っているもこっちだからこそ、言えるセリフなんだと思います。
ここは正直、え?と思ってしまいました。
いや、マジで押し倒して唇でも奪うのかとw
それ以外の絵が浮かんでこなかったので、本当に焦りました。
今思うと、そういう反応さえも想定した「引っかけ」だったのかなという気もしますね。
ネモの反撃というか、先ほどのもこっちの言葉に焚きつけられた面もあるんでしょう。声優という夢をあまく見られたことで意地になっているところもあるのかもしれません。
……それにしたって、ちょっとやり過ぎじゃない?とは思いましたね。ここまで濃厚なものは望んじゃいないと。
でも何度も見てるうちになんだか慣れてきてしまった自分もいます。
よく見るとセリフなんか先輩ボイスのトレスっぽいし、これはこれでネモなりに必死の元気づけだったのかなと生暖かい目で見られるようになりました。
まあ、耳舐めしなかっただけでも良しとしますかw
アプリの時はそうでもなかったんですけど、ブラウザ版で改めて読んでいくうちに妙に印象に残ったシーンですね。
今回、もこっちは全体を通してずっと辛気臭い表情をしてるんですけど、唯一この時だけ素に戻った感じがするんですよ。
ネモの捨て身(?)のエロボイスが、彼女の凝り固まった気持ちをほぐしてくれたのかもしれませんね。
表向きは堂々としていていても、いざ自分の将来のことになると途端に弱気になってしまうもこっちのことを、彼女はちゃんと見抜いていたのですから。
今回の個人的ベストシーンはここにしたいと思います。
ここのやり取りは、喪159のこのシーンをちょっと思い出してしまったんですけどw
まあそれはともかく、ここは見れば見るほど深いですね。
その中でも、ネモの言う「もっと難しいこと」の意味はいろんな見方があるかと思います。
何も変わらないまま気取らないまま、そのままの自分でいられること。
それはかつてのネモにとってはものすごく難しいことだったでしょうし、ひょっとしたら今でもそうなのかもしれません。
そして当のもこっちは、そんなすごいことをなんとも思っていないこと。それが何より彼女にとって「難しいこと」なのかなとも感じました。
まあでも、けっきょく人のことはなんでも難しいことのように見えるものなんです。もこっちに言わせれば、ネモのやったことのほうがよっぽど「難しいこと」でしょう。
難しいかどうかなんて、所詮は見方しだい。そんなものに囚われるより、いつものもこっちのままで突っ走ればいいんじゃない?
「簡単だよ クロにもできるよ」には、そんな思いも込められているような気がしました。
やはり、アプリで見たときとは少し印象が変わりましたね。
見開きから始まることによって、前回のセーブポイントからリロードするという感覚になりました。要は、挟んでおいた栞から再開するという感じでしょうか。
それによって、(前編)(後編)という区切りもあまり意識しなくなりました。前回と合わせて「喪177」全体を見通せたと思います。
結果として後半の「お泊り編」も含めて“コミケ”の範疇に入ったというか、当初思ったバラバラ感はかなり減ったような気はしましたね。
またそれによって、よりシリアスな感想になりました。
これは次の喪178を読んでしまったこともあるのでしょうか、濃厚なエロネタに免疫ができちゃったんですよねw まあぶっちゃけ慣れたというか。
なので、そのエロを隠れ蓑にしていたシリアスなテーマがよりダイレクトに伝わってきた感がありました。
もこっちが今回ネモのシャワーを覗かなかったのも、あまりギャグとは思えなかったんですよね。
むしろそんなことに思いが寄らないほど、仁美さんたちや初芝のことが気になっているように見えたんです。
ネモの嫉妬(?)もそんなもこっちへの苛立ちからきているようにも感じました。
今回のもこっちって、どこか影があるんですよね。ずっと何かを内に秘めている感じがするんです。
彼女が将来や夢に対して弱気になる気持ちはよくわかるだけに、よけいにもどかしく思ってしまうところがありました。
だからこそ、最後のネモに「!?」と身を引いてしまうもこっちには、逆に奇妙な安心感すら覚えましたね。
いや本当、もこっちの「難しい」という言葉はよくわかるんですよ。
私自身、けっきょくその日々の積み重ねを疎かにしたために何者にもなれなかったわけですから。
多くの天才と呼ばれる人たちがどれだけ一日一日を大切に生きてきたかを知っていれば、とてもじゃないけど「簡単」なことは言えないんです。
でも、それでも。
それでも、もし本気でやりたいことがあるなら。
将来、今の自分のことを悔やみたくないなら。
やっぱり、今からでも動くしかないんです。それしか他に方法はないんです。
ネモはもこっちを一年の時からずっと見ていたので、彼女が「もっと難しいこと」をやってきたことを知っています。
だからこそ、「簡単だよ」と言えたんですね。
もこっちはまだ気づいていないかもしれませんが、ここまでの2年半で何よりもかけがえのないものを手に入れました。
それは彼女だからできたこと。間違いなく胸を張ってもいいことだと思います。
そこに至るまで道が決して平坦なものでなかったことを知っている彼女なら、「難しい」こともやってくれるんじゃないか。
最後にはなぜか、ネモと同じような期待をしている自分がいましたね。
(ていうか暗い顔ばかりしてないで、もっと笑わせてくれよもこっち!)
18巻特装版、アマゾンでも通常価格で買えるようになったようです!
通常版はこちら!
遠足の時のスケッチ初期バージョンは13巻で確認しましょう。
初芝との運命的な出会い(?)は1巻で!
前回のぶつ切り方があまりに唐突な印象を残したため、今回は(後編)といえども、あまり続きものという感じは持っていませんでした。少なくとも喪175後編の時のようなワクワク感はあまりありませんでしたね。
ていうか、単行本に収録される時には、ほぼ間違いなく一つの話にまとまるじゃないですか。要は本来一話のものをむりやり分割されているから違和感があるんですよね。
喪175とか喪130の時は、むしろ単行本で一つにまとまった時の方が変な感じがしたものでしたが、今回の喪177は逆に単行本で読む方がしっくりくるような気がするんです。
なので、本当の意味での感想はその時まで書けないかなと思っていました。
ところがです。
今回のブラウザ版での更新では、これまた前代未聞の事態が起こっていたんです。
それにより、アプリで読んだ時の私の中のちぐはぐさはかなり低減されることになりました。
正直ページを開いたときには思わず「あっ」と叫んでしまいましたね。それほど私にとっては驚きでした。
なぜなら、今回の前編後編形式がそれまでのそれとは明らかに違うということの何よりの証左となっていたからです。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
さて、いつものようにひとつひとつ見ていくわけですが、その前にまず私が何に驚いたかをお話ししなければなりません。
今回のweb更新で起こった前代未聞の出来事。
それは「見開き」状態から始まっていたことでした。
これって、おそらくweb上の更新では初めてだと思うんですよね。だからまずびっくりしたわけです。
しかしまあ、考えてみれば当たり前のことです。前回は突然のぶつ切りで「左ページ終わり」だったのですから。
喪130や喪175のような前編後編という構成なら、本来「前編」は「右ページ」終わりでなければならないんです。そうすることで、次の更新時で「左ページ」(単独ページ)から始めることができるんですね。
だからこそ単行本で一つにまとまる際に、ブランクを挟まず左から右へと流れることができるのですから。
なので、前編が「左ページ終わり」になると、どうしても「右ページ」(左右見開き状態)から始めざるを得ないのです。
これは1ページごとに読むアプリでは意識しないことですが、web上では大きな問題です。なぜならweb更新は単行本時のシミュレーションも兼ねているからなんですね。そのための見開き形式なんです。
そう、単行本では必ず話は「左ページ」から始まるんですよ。
直前の話が偶数終わり(左ページ)だろうが奇数終わり(右ページ)だろうが、ブランクを挟むことでそうなるように調整しているわけです。(唯一の例外はコミックス3巻所収の喪21「モテないし文化祭に参加する」)
これは日本独特の「右開き」に関係しているかと思います。
つまり、目次が右ページにくる以上、一話目の始まりは必ず左から始まるんですね。そのリズムを保つために他の話も左から始まるようにしているわけです。
つまり、あらかじめ前編後編という構成を考えていたなら、こんなことにはなるわけがないんですよ。最終的には単行本で一つになるとはいえ、web上で右ページから読ませるようなことは話のリズムとしておかしいんです。
逆に言えば、あれを「ぶつ切り」と考えずに、次のページをめくる感覚で今回の冒頭につなげると、ほとんど違和感がなくなるんですよ。
こうすることで、喪177は単行本を待たずに(完全にとまでは言えないまでも)一つの話として読めるようになったのではないでしょうか。
今回の話は本来分けるつもりはなかったのかもしれません。ただ、スケジュール的にどうしてもそうせざるを得なくなってしまった。
だからこそ、あえて見開きから読んでもらえるようにしたのかなと、そんなふうに思いましたね。

さて、話はコスプレ会場から再開するわけですが、もこっちの「プロか……」というセリフがすごく印象的ですよね。
仁美さんや初芝の姿を見て、彼女なりに何か思うことがあったのでしょうか。
ここで思い出すのは、喪176での二木さん。
彼女は「プロゲーマーになる」という夢を実際に実現するために動いていましたよね。
おそらくもこっちの頭には、彼女の姿も浮かんでいたに違いありません。

広場で腰を下ろし、改めて先ほど初芝君からもらった紙を開いてみると、そこにはこんな絵が描かれていました。
これはもちろん、かつて彼がネズミーランドでもこっちたちを見かけた時にスケッチしたものですが、

比べてみると、どこか違っていますよね。
そう、ネモが「モブ」からレギュラーに昇格(?)しているんです。
あの時の絵は彼の中でまだ不完全だったんですね。
今回、正面から彼女たちをしっかり認めることで、過去の逃げた自分に対するけじめをつけたかったのでしょう。
顔に似合わず、律儀な性格のようですね。
正直、前編を見た段階では何を渡したのか見当がつかなかったのですが、見た瞬間になるほどなあと感心しましたよ。
まあ、その場でシャッシャッでしたから、一から描いたわけはないんですけどねw
それにしても、あれだけの間でここまで描けるというのはたいしたものです。
…ゆりちゃんだけは不完全なままというのはちょっとひっかかりますけどw

当然のことながら、ネモたちはあの場で初芝がスケッチしていたとは知りません。でもすぐにわかりましたね。
それは単に絵がうまいからではなく、その場の空気を伝える力があったからなんだと思います。
それはすなわち、初芝の絵に人の心を動かす何かがあるということに他ならないのではないでしょうか。
まあそれはさておき、「…田村さん?」のタイムラグがちょっと面白いw

そんなネモの言葉とはうらはらに、もこっちはどうしてか2年前のあの時を思い浮かべます。
それはネモが知らない彼の歴史を知ってるから。
初芝が最初から上手かったわけではなく、2年という月日の中でどれだけ彼が地道に努力を重ねていったかが、渡された絵を見ればすぐにわかります。彼女はそこに彼なりのメッセージを受け取ったわけです。
初芝がもこっちにあの絵を渡した真意はわかりません。
ただ、この美術室の時の光景を思い浮かべるにつけ、なんとなく想像することはできます。
彼にとって、もこっちは「逃げた自分の象徴」だったのではないでしょうか。
だから、過去の自分にけじめをつけるためにも、どうしても「今の自分」をもこっちに見てもらいたかった。
遠足時のスケッチブックを今でも肌身離さず持っていたのは、そういうことのような気がするんです。
それはいわゆるロマンス的な感情とは違いますが、まったく違うものとも言い難いようにも思えます。
喪131におけるサブタイトル「モブとサブキャラと主人公」がまたなんとも意味深なものに感じられてきますね。
…もっとも、あの美化された方が好きだったというもこっちのモノローグも意味深ですけどw

春の遠足くらいからみんなで遊ぶようになったというネモに、もこっちは何やら思案顔を浮かべます。
初芝の上達から比べれば、私はあの時から何も変わっていない。
でも確かにネモの言う通り、1年の頃にはこんな風に友達と一緒に遊ぶ日々がやってくるとは夢にも思わなった。
そんなどこかかみ合わない、ふわふわした現実に思いを馳せているのかもしれませんね。
今回の個人的ベストもこっちは、この表情にあげたいと思います。

このネモのセリフもちょっと意味深ではありますけど、まさかこれも伏線になっていったりするのでしょうかw
まあそれはさておき、当のもこっちはあまりピンときていないようですね。
それよりは、果たしてこの先自分に何ができるだろうという思いの方がリアルなのかもしれません。

もこっちが語るこの「夢」は、前回私が妄想したものとほぼ同じですが、当の本人はあまり本気で言っているようには思えません。
ちょっとした照れ隠しというか、会話を交わす上での軽口っぽい響きですね。
でも、一方のネモはけっこうマジに取っているようで……
夏空に広がる大きな雲がそんな二人を包み込んでいるかのようです。
さて「コミケ編」はここで終わり、舞台は秋葉原へと移るのですが……

ネモならぬ、「Nemm」w
まさか自分の名前に似てるということで選んだんじゃなかろうなw
これはどうやら秋葉原に実際にある
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/remm/akihabara
このホテルがモデルのようですね。
ていうか、ロゴもほとんど同じなんですけど、いいんでしょうかw
サイトを見てみればわかりますが、けっこう値の張るおしゃれなホテルですよね。

それはコミケをあまりに甘く見ていますねw むしろ帰りの方が混雑したりするものなんですがw
しかし、本当にいい部屋ですね。ダブルのベッドもゆったりとしていますし、広い窓も眺めがよさそうです。
まったく高校生にはもったいないですよw
ネモのお母さんがくれたという話ですが、彼女の家もかなり裕福そうな感じですね。
うーん、わたモテはけっこうみんないい家庭なんだよなあ…あの小宮山さんですら、夏合宿に参加できるくらいですからね。
実にうらやましい限りですw

これもびっくりしたのですが、本当にこういう作りらしいんですよね。ラブホでもないのに、今はこれが普通なんでしょうか。
ていうか、外からしか開閉できないって、やっぱ、そういうプレイ前提だろうがw

なんだ、このダチョウ倶楽部感はw
言われた当の本人はあまりピンときていない感じが地味に好きw

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しかしこうして見ても、やっぱりこういうじゃれ合いを見込んでの構造としか思えない…
ネモも半ばこういうやり取りを期待している感じですよねw

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しかし、じゃがみながら洗うって、けっこうキツイですよね。頭はともかく、体の方は下手すると関節を痛めてしまいそう……
ていうか、単純に間抜けだw
そもそも、こういうことならもこっちの方が一枚上手ですよねw
たぶん、ネモがしゃがんでいることをあらかじめ分かったうえで、上からニヤニヤ見下ろしていたりするんじゃないでしょうかw

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それどころじゃなかったwwwエロ音声に負けてしまう現役女子高生ってw
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それにしても、さっそくサイトをチェックとは、もこっちは仁美さんのことがかなり気になっているようです。
前回の時もそうでしたが、内容以上に仕事として興味がある感じですね。
まあ、1300×7000とか単純に計算しているところは、まだまだ子どもだなと思ってしまいましたがw
経費とかそういうことは一切考えないんでしょうかw

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この場合の「ザーコ」は、シャワーの向こう側にいる彼女に向けてのセリフにしか聞こえんw
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ネモは本当にわかりやすいですねw すぐに目に出るw
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しかし、もこっちが聞いてたサンプルはひどいな。
谷川さんはこういうのがお好みなんだろうか…(私もどちらかというとM系ですけど、ここまでのはさすがに萎えます)

ドライヤーをかけているネモが、なんかあーちゃんぽくて好き。
ていうか、もこっちも変にごまかさないのね…そこは素直にまんま言うんだ。
この辺はもう、昔からの気兼ねない親友という感じでなんだかほんわかしますね。
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「ふーん……」が妙に怖いけどw

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ていうか、曲がりなりにも同じ女子なんだから、夏合宿で見るのは普通の話だと思うんだが……
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たぶん、半分呆れてますよねw

見せつけてきたwwwなんだその痴女はw
ネモもいちいち真面目に反論することないのにw
ときどきこの話が出てきますけど、もこっちの中ではよっぼど強烈な印象だったんでしょうねw
淫乱ピンクのイメージはここから生まれたのかもw

もしかしなくても、そうでしょうw
ていうか、みんな下半身も気を使ってることを知ったのもあれがきっかけですしw
そんなネモを尻目に、もこっちは仁美さんたちのサークルの方がよっぽど気になるようですが……

昼間に語っていた「夢」をあっさり否定するもこっち。
仁美さんたちの“一年”、そして初芝の“二年”という重みに対して、自分のそれがあまりに軽いことを実感させられたのでしょう。
そしてそれは同時に、本気で声優という夢を追いかけているネモに対しての後ろめたさもあったんだろうと想像します。

だから、安藤いうなってのw せっかくの真面目なシーンが台無しだろうがw
まあそれはさておき、ここはネモに注目ですね。
もどかしいような、苛立っているような、はたまた元気づけたいような、いろんな気持ちが混じりあった表情をしています。

今からやればいいというネモの言葉に、今まで何もやってきてない奴ができるもんじゃないと応えるもこっち。
これを逃げというか、何かと理由をつけて結局やらない人間の言い訳だという意見もあるでしょう。
でも、私はこのもこっちの気持ちがよくわかります。
何かを成し遂げた人はいきなりそれができたわけではありません。それは積み上げた地道な日々があったからこそ辿りつけた場所なんです。
そして、もこっちはそのことを誰よりも知っているんですよ。
彼女はコミケの広場でネモの言葉に浮かない顔をしていました。
それはたぶん、なんとも言い難い違和感があったからだと思うんですね。
だって、もこっちが彼女たちと仲良くなったのは決して偶然ではないじゃないですか。遠足にせよ修学旅行にせよ、それがたまたま運よく功を奏したということじゃないはずなんですよ。
彼女もまた、2年間頑張ってきた日々があるんです。「人間強度」をひたすら高め、幾千もの恥と修羅場をくぐり抜けた結果が今の仲間なんです。それを知ってるから簡単に「今から」なんて言ってほしくなかったんだろうと思うんですね。
ネモとこんな風に胸の内を飾らずに語り合える仲になったからこそ、そんな簡単じゃないことを誰よりも知っているもこっちだからこそ、言えるセリフなんだと思います。

ここは正直、え?と思ってしまいました。
いや、マジで押し倒して唇でも奪うのかとw
それ以外の絵が浮かんでこなかったので、本当に焦りました。
今思うと、そういう反応さえも想定した「引っかけ」だったのかなという気もしますね。

ネモの反撃というか、先ほどのもこっちの言葉に焚きつけられた面もあるんでしょう。声優という夢をあまく見られたことで意地になっているところもあるのかもしれません。
……それにしたって、ちょっとやり過ぎじゃない?とは思いましたね。ここまで濃厚なものは望んじゃいないと。
でも何度も見てるうちになんだか慣れてきてしまった自分もいます。
よく見るとセリフなんか先輩ボイスのトレスっぽいし、これはこれでネモなりに必死の元気づけだったのかなと生暖かい目で見られるようになりました。
まあ、耳舐めしなかっただけでも良しとしますかw

アプリの時はそうでもなかったんですけど、ブラウザ版で改めて読んでいくうちに妙に印象に残ったシーンですね。
今回、もこっちは全体を通してずっと辛気臭い表情をしてるんですけど、唯一この時だけ素に戻った感じがするんですよ。
ネモの捨て身(?)のエロボイスが、彼女の凝り固まった気持ちをほぐしてくれたのかもしれませんね。
表向きは堂々としていていても、いざ自分の将来のことになると途端に弱気になってしまうもこっちのことを、彼女はちゃんと見抜いていたのですから。
今回の個人的ベストシーンはここにしたいと思います。

ここのやり取りは、喪159のこのシーンをちょっと思い出してしまったんですけどw
まあそれはともかく、ここは見れば見るほど深いですね。
その中でも、ネモの言う「もっと難しいこと」の意味はいろんな見方があるかと思います。
何も変わらないまま気取らないまま、そのままの自分でいられること。
それはかつてのネモにとってはものすごく難しいことだったでしょうし、ひょっとしたら今でもそうなのかもしれません。
そして当のもこっちは、そんなすごいことをなんとも思っていないこと。それが何より彼女にとって「難しいこと」なのかなとも感じました。
まあでも、けっきょく人のことはなんでも難しいことのように見えるものなんです。もこっちに言わせれば、ネモのやったことのほうがよっぽど「難しいこと」でしょう。
難しいかどうかなんて、所詮は見方しだい。そんなものに囚われるより、いつものもこっちのままで突っ走ればいいんじゃない?
「簡単だよ クロにもできるよ」には、そんな思いも込められているような気がしました。
やはり、アプリで見たときとは少し印象が変わりましたね。
見開きから始まることによって、前回のセーブポイントからリロードするという感覚になりました。要は、挟んでおいた栞から再開するという感じでしょうか。
それによって、(前編)(後編)という区切りもあまり意識しなくなりました。前回と合わせて「喪177」全体を見通せたと思います。
結果として後半の「お泊り編」も含めて“コミケ”の範疇に入ったというか、当初思ったバラバラ感はかなり減ったような気はしましたね。
またそれによって、よりシリアスな感想になりました。
これは次の喪178を読んでしまったこともあるのでしょうか、濃厚なエロネタに免疫ができちゃったんですよねw まあぶっちゃけ慣れたというか。
なので、そのエロを隠れ蓑にしていたシリアスなテーマがよりダイレクトに伝わってきた感がありました。
もこっちが今回ネモのシャワーを覗かなかったのも、あまりギャグとは思えなかったんですよね。
むしろそんなことに思いが寄らないほど、仁美さんたちや初芝のことが気になっているように見えたんです。
ネモの嫉妬(?)もそんなもこっちへの苛立ちからきているようにも感じました。
今回のもこっちって、どこか影があるんですよね。ずっと何かを内に秘めている感じがするんです。
彼女が将来や夢に対して弱気になる気持ちはよくわかるだけに、よけいにもどかしく思ってしまうところがありました。
だからこそ、最後のネモに「!?」と身を引いてしまうもこっちには、逆に奇妙な安心感すら覚えましたね。
いや本当、もこっちの「難しい」という言葉はよくわかるんですよ。
私自身、けっきょくその日々の積み重ねを疎かにしたために何者にもなれなかったわけですから。
多くの天才と呼ばれる人たちがどれだけ一日一日を大切に生きてきたかを知っていれば、とてもじゃないけど「簡単」なことは言えないんです。
でも、それでも。
それでも、もし本気でやりたいことがあるなら。
将来、今の自分のことを悔やみたくないなら。
やっぱり、今からでも動くしかないんです。それしか他に方法はないんです。
ネモはもこっちを一年の時からずっと見ていたので、彼女が「もっと難しいこと」をやってきたことを知っています。
だからこそ、「簡単だよ」と言えたんですね。
もこっちはまだ気づいていないかもしれませんが、ここまでの2年半で何よりもかけがえのないものを手に入れました。
それは彼女だからできたこと。間違いなく胸を張ってもいいことだと思います。
そこに至るまで道が決して平坦なものでなかったことを知っている彼女なら、「難しい」こともやってくれるんじゃないか。
最後にはなぜか、ネモと同じような期待をしている自分がいましたね。
(ていうか暗い顔ばかりしてないで、もっと笑わせてくれよもこっち!)
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