【わたモテ温故知新】私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪002~「2回目」ですでに見受けられるそのバランス感覚~
※【わたモテ温故知新】とは
うちのブログが始まる前の「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」の話、具体的には喪1から喪55(単行本1巻から6巻まで)の感想を綴っていく企画です。
第1回から2か月近く経ってしまいましたが、今回でようやく2回目。
マンガに限らず何でもそうだと思うんですけど、最初の「次」ってけっこう難しいものがありますよね。音楽でも「一発屋」っているじゃないですか。あれも最初のインパクトが凄すぎて逆にそれが創る側の足枷になってしまっている面があると思うんですよ。
逆に言えば2回目をどう展開していくかで、その作品の真価が決まるといっても過言ではないかもしれません。
果たして、わたモテはどうやってこの「2回目」のハードルを越えたのか。
今回はその辺に注目しつつ紐解いていけたらなと思っています。
それではさっそく見てまいりましょう!
入り方としては、喪1と似ていますね。センターにドンと「喪女」というワードを見せることで、前回から続く流れを意識させます。
ただ、初回と違うのはバックの文字列。
本を読んでいるのかと思いきや、なんと日記を綴っているようです。
普通、教室内でそんなプライベートなものを書きますかね?w
しかもその内容があまりに切な悲しいというかなんというか…
「寂しくない」と虚勢を張るのはまだいいとしても、その後の言い訳が読者の心の柔らかい場所を締めつけてくるじゃないですか。
で、この言い訳が軽い掴みにとどまらないんですよね。
この文章を書きながら彼女が思うことは、
もうすぐ初めての中間テストがある
そこで結果を残せば……
これですから。
最初の「なぜなら高校生の本分は~」と合わせてみると、なんだか悲しくなってきませんか?彼女の本当の気持ちがどこにあるのかが、これだけで丸わかりになってしまうんですから。
いやホント、こんなモノローグをひとりほくそ笑むヒロインの顔と一緒に読まされた方はたまりませんよw
初回と同じナレーションをかぶせつつ、前回のある種のふてぶてしさとは打って変わって、いじらしくも思える導入部分ゆえに、よけい読者に強烈な印象を与えてしまうわけです。
ただ「痛い」だけでないからこそ、ほっとけない感じになってしまうんですよね。
WWWで、この妄想ですよw
この時点で、すでに「切ないのに笑える」というw
想像上のもこっちが心持ち、美少女よりなのがまたおかしいですよねw
「黒木さんって頭いいんだよね?」じゃねーってw
この辺のくだりは、ちょっと喪97「モテないし学食で食べる」(コミックス10巻所収)を思い出しましたw
WWWWWおにぎりを食べながら、クラスメイトの会話を無表情で聞いてるもこっちw
一見、ダメージなしかと思わせておいての前フリがえぐいですねw
この時点では「もちゃもちゃ」がまだ定着していないのか、意外ときれいに食べているもこっちですけど、逆にそれが次のインパクトを際立たせる役目を果たしているような気がします。
WWWWWもう、いかにもな中二願望過ぎて、逆に気持ちがいいですねw
ガ●ツとか寄●獣というチョイスもなんか女子高校生っぽくなくていいw
この段階で「こいつ中身はおっさんなんじゃ…」と微妙に思わせるさじ加減に谷川さんのセンスが光りますw
非日常的な「願望」にかぶさるように、例の「どうでもいい日常の物語」というナレーションが乗っかるのがまたうまいとしかいいようがありません。
というわけで、2回目のタイトルは「モテないし人見知り」。
本来なら、初回でやるようなテーマですよね。ぼっちで「人見知り」ってwそりゃそうでしょうよっていうw
連載第1回はある意味、掴みとしてインパクトのあるネタをもってきたわけですが、ウケを狙って同じようなパターンを持ってくると大概は失敗するものです。
引き継ぐところは引き継ぎながら、しっかり定石に沿った題材を持ってくるところに、この頃からすでに谷川さんのバランス感覚が優れていたことがよくわかります。
「2回目」としては完璧といってもいい導入部分だと思いますね。
……それにしても、もこっち。
教室で日記書くなよw
ここで早くも1年の担任の先生が登場。
身内以外で初めてもこっちに声を掛けた存在なわけですが、この言葉自体は特になんてことないというか、当たり前の挨拶みたいなものですよね。
しかし、それに対するもこっちの反応は尋常じゃありません。
それこそテロリストに出くわしたかのような驚きじゃないですかw
ここで、先ほどの「この学校テロリストに~」とのギャップが読者の心に刻み込まれるわけですよ。
いかにこのマンガの主人公が愛すべきクズ(笑)なのかが、この段階で過不足なく提示されていることに驚きを禁じ得ませんね。
WWWWWまさかの無言www
そこはせめて「あ、ども」くらいは言おう?w
でもまあ、お辞儀ができただけでもこの時のもこっちにしてみれば上出来なのかもしれませんね。精神的に不安定な時は、それさえもできないこともありますから。
もこっちの担任がとてもいい人だということもこの時点ではっきりとわかるところも素晴らしいですね。
普通の教師だったら、「なんだその挨拶は!」と激怒してもおかしくない場面ですよ。
彼は、黒木智子という生徒にとってはこれでも精一杯の挨拶なんだということがちゃんとわかっているんです。たぶん、彼女のことを普段から気にかけていたのでしょう。だからこそ、声を掛けたのではないでしょうか。
この時すでに、もこっちの周りには悪意はないという世界観が成立していることにも今さらながらびっくりしてしまいますね。
「さよなら」が出てこないwww
それはかなり重症ですね…
もこっちの目がもはや落書きレベルなのが、いかにメンタル的にダメージを受けたかをよく表していますw
しかも、ここで冒頭の「もう40日間学校で喋ってない」が大きな意味を持ってくるんですよね。
40日間も喋ってなければもしかしたら忘れることもあるかも…という微妙なリアリティが彼女から目が離せなくなってきてしまうわけですw
ここで、もこママ初登場!
今見ると、なんだか少し老けているように見えますねw
実は本当に初期のころって、智貴以外の家族はほとんど登場しないんですよね。
もこママもキャラとして定着したのは例のきーちゃん回からではないでしょうか。
こうしてみると、本当に最初の頃は「ナイトメアモード」でとことん行くところまでいって2巻あたりで終了するつもりだったのかもという気持ちにさせられますw(コミックス2巻のあとがきマンガ参照)
それにしても、回鍋肉ってwww
今となっては、なんだか懐かしい響きw
(そういえば昔、もこっちの好きな食べ物で「回鍋肉」と記しているサイトか何かを見た記憶が…)
もこママw そこは突っ込まないんだw
ていうか、今のは「普通の会話」なのか?w
こういう微妙な空気が醸し出す笑いは谷川さんの特徴でもありますよね。
声を出して笑うというより、なんとなくクスっとしてしまうような、まさに「どうでもいい日常」の笑いなんです。
「中学時代の私の会話感」というワードがじわじわきてしまうのは私だけでしょうかw
このモノローグを渦巻くコーヒーバックに見せる演出がすごいですよね。
妙に不安を煽るというか、シュールな印象すら覚えます。
さきほどのもこっちのぐるぐる目と左右ページで並んでいるところもなんだか面白いですね。
WWW
ひきこもりだって親とは会話できる、重要なのは他人…
といっていた彼女が出した答えがこれw
思いっきり身内じゃねーかw
でも実際のところ、会話のシミュレーションをする相手は彼しかいないんですよね。
1回目の「男子に見てもらいたい……」と合わせてみると、なんだか胸が切なくなるような場面でもあります。
この頃の智貴はなんだか「生意気な弟」という感じで、今とは少し印象が違いますね。
今よりももこっちに対して冷たくあたっている感があります。
それはそうと、読んでいるマンガに注目!
この時点でかなりのサッカー好きというのがよくわかります。
うーん、紗弥加の想像もあながち間違いではないかも?w
WWWこの間www
カメラを引いて状況のおかしさを誘う演出はベタですけど、意外と見せ方が難しいと思うんですよ。二人のアップからここで笑わせられるのはプロならばの腕ですね。
ていうか、ノックもせずにいきなりこんなことを言われたら、腹立つ前に怖くなるわw
あと、智貴の部屋を喪168・喪169あたりと比べてみるのも一興かと。
このころはテーブル出していなかったんだとか、見ているとなかなか面白いですよ。
ここも絶妙にリアルw
いつの間にか、身内との距離感が変わってたってありますよね。
ちょっと前まで一緒にゲームで遊んだりしてたのに……というモノローグが切なく響きます。(この頃の一年って大きいんだよなあ…とくに中学生くらいには)
WWWWWもはや漫才wwwテンポが良すぎるw
それぞれ言ってることは何一つおかしくないのに、こうして流れの中で見るとなんかおかしんですよねw
もこっちの手の動きもさりげなく面白さを演出していますw
WWWWW
今の喪169を読んだ後だと、また新鮮な気持ちで笑えるw
でも実際問題、家族とはいえ勝手に部屋を漁られるのは嫌ですよね。
それと同時にもこっちの中では、弟はいまだ一緒にゲームをしたかわいい小学生の男の子というイメージなんだなあと、その認識のズレに微妙な気持ちにもさせられます。
普通だったら、スルーしてしまうような「死ね」というよくある罵倒言葉。
でも、二人の間はまだそこまでの冷めきっていた仲ではなかったようです。
この一瞬の間が、口にしてしまってからの「しまった」という思いをよく表していますよね。
実は弟の方も「中二」真っ盛りで姉に冷たく当たっていただけなんだと、このコマだけでもはっきりわかるところが見事です。
この顔WWWギャグマンガじゃなければ、真剣に受け取ってしまうところですw
実際もこっちは、かなりのショックを受けているんですよね。
ついこの間(1年前くらいw)まで一緒に仲良くゲームをしていた弟からこんな言葉を投げかけられてしまうのですから。
目を見開いた彼女の衝撃は「よくある罵倒」で済ましていいわけではありません。
……ただ、それでもなんか笑っちゃうんだよなあw
ここまで見てきただけでもわかる彼女の「愛すべきクズ」っぷりが、そうさせるのかもしれませんねw
まんま真に受けるスタイルw
一応笑えるっちゃあ笑えますけど、なんか笑っていいのかこれ?みたいな微妙なもやもやは残りますね。
だって、この目!シャレじゃない光を放ってる感じがしません?
初見の時もけっこう衝撃でしたけど、今読んでもやっぱり少しびくっとしてしまうところがありますよ。
でも明らかにギャグのつもりで描いていることも伝わるんで読んでて戸惑ってしまうんですよね。
このころからギリギリのラインというか、作者と読者の倫理観の攻め合いが始まったのかなという気もしますw
ベストシーンとは言えませんが、ある意味、喪2を一番象徴している場面なのかもしれません。
いやいや大丈夫だよ、あと2年近く頑張ればイージーモードに入れるからw
……とまあ、それは今のわたモテを知ってるから言えることで、当時はそんなことは到底わかりませんからね。思い詰めてしまう気持ちもわかります。
それにしても目の描き分けが素晴らしいですね。
単純な線なのにここまでキャラの感情を表現できるとは、本当にすごいなと思います。
同じ渦巻きでも微妙に違うんですよね。それによって、うける印象も変わるんです。
智貴、いい奴だなあw
やっぱり先ほどのツンツンしていた感じは、中坊特有のアレなんだなとはっきりわかりますw(コミックス5巻のおまけマンガをちょっと思い出しました。特に「少しずつ仲が悪くなった理由②」)
本当はお姉ちゃんのことが嫌いでは決してないんですよね。
弟の優しい言葉を呆けたような表情で聞くもこっちがおかしいw
WWWホント、何だそれwww
まあ、部屋に入る時と同じことを言ってるだけなんですけどねw
それにしても、もっとなんかこう……ねえ?w
ここで猫の目のごとく、瞳が小さくなるところが実にかわいいw
WWWリハビリってwww
てか、毎日一時間は確かにきついw
ここから完全に攻守交代になるところが面白いですよねw
やっぱりお姉ちゃんのほうが一枚上手のようですw
WWWWWやはり会話感がまだ取り戻せていないようですねwww
でもまあ、友達が一人もいないと打ち明けられるのも彼だからなんですよね。
親にも絶対言えないことなんです。
むしろ相手が彼だからこそ、逆に敬語を使って重い空気をおちゃらけた雰囲気にも変えられるのでしょう。
主導権を握ったとばかりに生き生きとしながら弟を翻弄している姿には、なんだか優しく見守ってあげたくなるような不思議な愛らしさが感じられますよw
WWWWWそんなうらや……けしからん部があってたまるかw(ジャイアン的ツッコミ)
こういう偏見に満ちたスポーツ観も今となっては懐かしいですね。(たぶん谷川さん自身のトラウマが色濃く出ているんだと思いますがw)
サッカー部ってラグビー部の次に性的な事件起こしてるイメージがありますよね?というセリフもひどいwていうか、まさかのラグビー部とばっちりw
それに対する、サッカー部に何か嫌な思い出でもあんの?という智貴のツッコミも面白かったですねwそれこそ、姉弟で漫才やってんのかというノリw
WWWWW脅迫かよwタチ悪いなw
これはさすがに、ぶん殴りたくなりますよね。生死を盾にするとか悪質極まりないですよ。
ホント、もこっちじゃなければ顔面いってるところですw
(この時点で、智貴の複雑なフェミニストぶりが垣間見れるw)
「彼氏ができるまで」(友達から言い換えるところがかわいいw)に対しての智貴の返しもけっこうひどい(笑)ですけど、それに対しての答えが意外にポジティブなところに逆に安心しますねw
先ほどまでの死ぬ死なないが嘘のようw
シリアスになりそうでならない微妙なさじ加減が光るシーンでもあります。
WWWWW見ようによってはホラーだろこんなのwww
目がいっちゃってるというか、ヤンデレキャラそのものですよね。
目の丸さが微妙に角ばっている感じがより狂気を感じさせます。
でも、それでいてセリフが「お姉ちゃんって かわいい?」なんですよねw
このギャップがもこっちですよ。自分のことを「お姉ちゃん」と呼んでいるところも含めて可愛すぎるw
WWWWWWまさに地獄www
でも、律儀に「普通」と答える智貴が最高にいい奴だw
まあこの場合の「普通」って、要するに「そんなの考えたことねー」って意味なんですけどねw
姉や妹がいる人ならわかると思いますけど、身内の顔のレベルってわからないというか、普通ピンときませんよね。そういう次元で考えたことがないんで、答えようがないんですよ。もちろん身内ならばの「照れ」もありますし、この掛け合いは本当に地獄だと思います。
ていうか、普通ったら普通なんだよw上も下もあるか!
もはや言い訳の言葉もなく、ただ日数が増えているだけなのが切ない……
…というか、いつまで学校で日記書いてるんだよw
こんな内容なら、単純に日付だけで計算できるだろw
それでも、3日間のリハビリ(?)は無駄じゃありませんでした。
ありったけの勇気を振り絞って、“彼女の方から”駆け寄ってさよならの挨拶ができたのですから!
吃っていようが「ふふ…へへへ…」と気持ち悪い笑いがあろうが、このもこっちには感動しかありません。
当然、私はここを「個人的ベストもこっち」に選びますね。
谷川さん的には笑いどころだったかもしれない気持ち悪い?笑いでさえ、私には愛おしく感じられます。
WWWWWW普通にもの凄く自然にwwww人と会話www
……ごめんなさい、昔も今もここはやっぱり爆笑してしまいますねw
もうもこっちの痛さや切なさや愛おしさがすべて詰まっているがゆえに、ここはどうしても笑ってしまうしかないんですよw
まあなんにせよ、どう考えてもここが今回一番笑ったシーンですね。
たったったっと躍動感あふれるコマ割りといい、もこっちのラフ(笑)顔といい、見せ方も実に素晴らしい!(同時に今回の個人的ベストシーンでもあります)
コンビニでアイス買って帰るー!!
も女子高校生ぽくて好きw
アイスが自分へのご褒美なんですねw
ここもかわいいなあ、「一応あいつのおかげ」と思ってるところが特にw
(その割にはアイスに差をつけていたような気がしますがw)
あと、細かいところですけど、店員の「しゃっせー」がリアルな空気感を出しているなと思います。
WWWやべえ、これ俺だわw
絶対、返事が「あっは…」となってしまう俺だわw
目を合わせられないところも含めて、なんか自己嫌悪に陥りそうな気分にさせられますw
こういうところが他人とは思えないというか、小さい共感を呼ぶんですよねえ…
この、一点の曇りもない顔w
彼がわたモテ初の「イケメン」になるわけですが、突然こんなさわやか男子が目の前にいたらうれしいより先にびびりますよね。
そりゃ、もこっちも一瞬「!?」となりますよ。
これが逆にすっごく可愛い女の子だったら、男だってきっともこっちと同じ反応をしてしまうことでしょう!
WWWWWあ、さすがにここまではないわw
ていうか、文字が読めねーよw
うん、まだまだリハビリは必要のようですねw
WWW伝わってねーw
まあこの場合、入れておく方が無難だわなw
しかし、ブホという思わず出てしまった一声がひどいw
最後なまってるしw
…でも彼はきっと優しい心の持主だろうから、たぶんすごく内気な子なんだろうなと思っていることでしょうw
で、このポジティブさよw
ネガティブなように見えて実はポジティブでもあるという、もこっちの魅力が前面に出た素晴らしいオチだと改めて思います。
笑いながらもこちら側が勇気づけられるような、見ていて元気の出るような“痛さ”ですね。
というわけで、連載2回目の話を振り返ってきたわけですが、なんだかむしろ、こちらのほうが第1回のようにも思えるようなオーソドックスな話でしたね。初回で「イメチェン」とか攻めた内容だったのでよけいにそんな印象を受けました。
それと、極めて早い段階から「弟」とがっつり絡んだことで、本格的に作品としての土台が生まれたような感じがしましたね。
智貴というキャラの人間性が見えたことで、安心してこの世界を楽しむことができるようになったのではないでしょうか。
そういった意味で、喪2「モテないし人見知り」は、連載第1回のインパクトを維持しながらも安全に進めていこうという作者のバランス感覚がにじみでた回だったとも言えそうです。
もこっちのゲスな部分といじらしい部分のバランスも絶妙でしたよね。
冒頭の「テロリスト願望」と、オチの「イケメンと普通に会話」。
もうこの段階で、もこっちの何たるかが読者にしっかり提示とは驚きですよ。
ていうか、喪1と喪2でセットなのかもしれませんね。
ここまでがわたモテのプロローグで、次から本格的にもこっちの世界が動きだす、という見方もできるんじゃないでしょうか。
……というわけで、これが今年最後の更新となります。
今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
コメントへの返信も相変わらず滞ってしまいがちの中、本当にみなさんの暖かい支えによってなんとか一年続けられたと思っています。
こんなブログですけど、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
それではみなさん、よいお年を!
1巻を読んでから16巻を読むと、一気にタイプスリップしたかのような不思議な感覚を味わえますw
改めて表紙を見ると、もこっちデカいな……
考えてみれば、アニメも第1話と第2話をうまくバランスよく見せていましたね。
うちのブログが始まる前の「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」の話、具体的には喪1から喪55(単行本1巻から6巻まで)の感想を綴っていく企画です。
第1回から2か月近く経ってしまいましたが、今回でようやく2回目。
マンガに限らず何でもそうだと思うんですけど、最初の「次」ってけっこう難しいものがありますよね。音楽でも「一発屋」っているじゃないですか。あれも最初のインパクトが凄すぎて逆にそれが創る側の足枷になってしまっている面があると思うんですよ。
逆に言えば2回目をどう展開していくかで、その作品の真価が決まるといっても過言ではないかもしれません。
果たして、わたモテはどうやってこの「2回目」のハードルを越えたのか。
今回はその辺に注目しつつ紐解いていけたらなと思っています。
それではさっそく見てまいりましょう!

入り方としては、喪1と似ていますね。センターにドンと「喪女」というワードを見せることで、前回から続く流れを意識させます。
ただ、初回と違うのはバックの文字列。
本を読んでいるのかと思いきや、なんと日記を綴っているようです。
普通、教室内でそんなプライベートなものを書きますかね?w
しかもその内容があまりに切な悲しいというかなんというか…
「寂しくない」と虚勢を張るのはまだいいとしても、その後の言い訳が読者の心の柔らかい場所を締めつけてくるじゃないですか。
で、この言い訳が軽い掴みにとどまらないんですよね。
この文章を書きながら彼女が思うことは、
もうすぐ初めての中間テストがある
そこで結果を残せば……
これですから。
最初の「なぜなら高校生の本分は~」と合わせてみると、なんだか悲しくなってきませんか?彼女の本当の気持ちがどこにあるのかが、これだけで丸わかりになってしまうんですから。
いやホント、こんなモノローグをひとりほくそ笑むヒロインの顔と一緒に読まされた方はたまりませんよw
初回と同じナレーションをかぶせつつ、前回のある種のふてぶてしさとは打って変わって、いじらしくも思える導入部分ゆえに、よけい読者に強烈な印象を与えてしまうわけです。
ただ「痛い」だけでないからこそ、ほっとけない感じになってしまうんですよね。

WWWで、この妄想ですよw
この時点で、すでに「切ないのに笑える」というw
想像上のもこっちが心持ち、美少女よりなのがまたおかしいですよねw
「黒木さんって頭いいんだよね?」じゃねーってw
この辺のくだりは、ちょっと喪97「モテないし学食で食べる」(コミックス10巻所収)を思い出しましたw

WWWWWおにぎりを食べながら、クラスメイトの会話を無表情で聞いてるもこっちw
一見、ダメージなしかと思わせておいての前フリがえぐいですねw
この時点では「もちゃもちゃ」がまだ定着していないのか、意外ときれいに食べているもこっちですけど、逆にそれが次のインパクトを際立たせる役目を果たしているような気がします。

WWWWWもう、いかにもな中二願望過ぎて、逆に気持ちがいいですねw
ガ●ツとか寄●獣というチョイスもなんか女子高校生っぽくなくていいw
この段階で「こいつ中身はおっさんなんじゃ…」と微妙に思わせるさじ加減に谷川さんのセンスが光りますw
非日常的な「願望」にかぶさるように、例の「どうでもいい日常の物語」というナレーションが乗っかるのがまたうまいとしかいいようがありません。
というわけで、2回目のタイトルは「モテないし人見知り」。
本来なら、初回でやるようなテーマですよね。ぼっちで「人見知り」ってwそりゃそうでしょうよっていうw
連載第1回はある意味、掴みとしてインパクトのあるネタをもってきたわけですが、ウケを狙って同じようなパターンを持ってくると大概は失敗するものです。
引き継ぐところは引き継ぎながら、しっかり定石に沿った題材を持ってくるところに、この頃からすでに谷川さんのバランス感覚が優れていたことがよくわかります。
「2回目」としては完璧といってもいい導入部分だと思いますね。
……それにしても、もこっち。
教室で日記書くなよw

ここで早くも1年の担任の先生が登場。
身内以外で初めてもこっちに声を掛けた存在なわけですが、この言葉自体は特になんてことないというか、当たり前の挨拶みたいなものですよね。
しかし、それに対するもこっちの反応は尋常じゃありません。
それこそテロリストに出くわしたかのような驚きじゃないですかw
ここで、先ほどの「この学校テロリストに~」とのギャップが読者の心に刻み込まれるわけですよ。
いかにこのマンガの主人公が愛すべきクズ(笑)なのかが、この段階で過不足なく提示されていることに驚きを禁じ得ませんね。

WWWWWまさかの無言www
そこはせめて「あ、ども」くらいは言おう?w
でもまあ、お辞儀ができただけでもこの時のもこっちにしてみれば上出来なのかもしれませんね。精神的に不安定な時は、それさえもできないこともありますから。
もこっちの担任がとてもいい人だということもこの時点ではっきりとわかるところも素晴らしいですね。
普通の教師だったら、「なんだその挨拶は!」と激怒してもおかしくない場面ですよ。
彼は、黒木智子という生徒にとってはこれでも精一杯の挨拶なんだということがちゃんとわかっているんです。たぶん、彼女のことを普段から気にかけていたのでしょう。だからこそ、声を掛けたのではないでしょうか。
この時すでに、もこっちの周りには悪意はないという世界観が成立していることにも今さらながらびっくりしてしまいますね。

「さよなら」が出てこないwww
それはかなり重症ですね…
もこっちの目がもはや落書きレベルなのが、いかにメンタル的にダメージを受けたかをよく表していますw
しかも、ここで冒頭の「もう40日間学校で喋ってない」が大きな意味を持ってくるんですよね。
40日間も喋ってなければもしかしたら忘れることもあるかも…という微妙なリアリティが彼女から目が離せなくなってきてしまうわけですw

ここで、もこママ初登場!
今見ると、なんだか少し老けているように見えますねw
実は本当に初期のころって、智貴以外の家族はほとんど登場しないんですよね。
もこママもキャラとして定着したのは例のきーちゃん回からではないでしょうか。
こうしてみると、本当に最初の頃は「ナイトメアモード」でとことん行くところまでいって2巻あたりで終了するつもりだったのかもという気持ちにさせられますw(コミックス2巻のあとがきマンガ参照)
それにしても、回鍋肉ってwww
今となっては、なんだか懐かしい響きw
(そういえば昔、もこっちの好きな食べ物で「回鍋肉」と記しているサイトか何かを見た記憶が…)

もこママw そこは突っ込まないんだw
ていうか、今のは「普通の会話」なのか?w
こういう微妙な空気が醸し出す笑いは谷川さんの特徴でもありますよね。
声を出して笑うというより、なんとなくクスっとしてしまうような、まさに「どうでもいい日常」の笑いなんです。

「中学時代の私の会話感」というワードがじわじわきてしまうのは私だけでしょうかw
このモノローグを渦巻くコーヒーバックに見せる演出がすごいですよね。
妙に不安を煽るというか、シュールな印象すら覚えます。
さきほどのもこっちのぐるぐる目と左右ページで並んでいるところもなんだか面白いですね。

WWW
ひきこもりだって親とは会話できる、重要なのは他人…
といっていた彼女が出した答えがこれw
思いっきり身内じゃねーかw
でも実際のところ、会話のシミュレーションをする相手は彼しかいないんですよね。
1回目の「男子に見てもらいたい……」と合わせてみると、なんだか胸が切なくなるような場面でもあります。

この頃の智貴はなんだか「生意気な弟」という感じで、今とは少し印象が違いますね。
今よりももこっちに対して冷たくあたっている感があります。
それはそうと、読んでいるマンガに注目!
この時点でかなりのサッカー好きというのがよくわかります。
うーん、紗弥加の想像もあながち間違いではないかも?w

WWWこの間www
カメラを引いて状況のおかしさを誘う演出はベタですけど、意外と見せ方が難しいと思うんですよ。二人のアップからここで笑わせられるのはプロならばの腕ですね。
ていうか、ノックもせずにいきなりこんなことを言われたら、腹立つ前に怖くなるわw
あと、智貴の部屋を喪168・喪169あたりと比べてみるのも一興かと。
このころはテーブル出していなかったんだとか、見ているとなかなか面白いですよ。

ここも絶妙にリアルw
いつの間にか、身内との距離感が変わってたってありますよね。
ちょっと前まで一緒にゲームで遊んだりしてたのに……というモノローグが切なく響きます。(この頃の一年って大きいんだよなあ…とくに中学生くらいには)

WWWWWもはや漫才wwwテンポが良すぎるw
それぞれ言ってることは何一つおかしくないのに、こうして流れの中で見るとなんかおかしんですよねw
もこっちの手の動きもさりげなく面白さを演出していますw

WWWWW
今の喪169を読んだ後だと、また新鮮な気持ちで笑えるw
でも実際問題、家族とはいえ勝手に部屋を漁られるのは嫌ですよね。
それと同時にもこっちの中では、弟はいまだ一緒にゲームをしたかわいい小学生の男の子というイメージなんだなあと、その認識のズレに微妙な気持ちにもさせられます。

普通だったら、スルーしてしまうような「死ね」というよくある罵倒言葉。
でも、二人の間はまだそこまでの冷めきっていた仲ではなかったようです。
この一瞬の間が、口にしてしまってからの「しまった」という思いをよく表していますよね。
実は弟の方も「中二」真っ盛りで姉に冷たく当たっていただけなんだと、このコマだけでもはっきりわかるところが見事です。

この顔WWWギャグマンガじゃなければ、真剣に受け取ってしまうところですw
実際もこっちは、かなりのショックを受けているんですよね。
ついこの間(1年前くらいw)まで一緒に仲良くゲームをしていた弟からこんな言葉を投げかけられてしまうのですから。
目を見開いた彼女の衝撃は「よくある罵倒」で済ましていいわけではありません。
……ただ、それでもなんか笑っちゃうんだよなあw
ここまで見てきただけでもわかる彼女の「愛すべきクズ」っぷりが、そうさせるのかもしれませんねw

まんま真に受けるスタイルw
一応笑えるっちゃあ笑えますけど、なんか笑っていいのかこれ?みたいな微妙なもやもやは残りますね。
だって、この目!シャレじゃない光を放ってる感じがしません?
初見の時もけっこう衝撃でしたけど、今読んでもやっぱり少しびくっとしてしまうところがありますよ。
でも明らかにギャグのつもりで描いていることも伝わるんで読んでて戸惑ってしまうんですよね。
このころからギリギリのラインというか、作者と読者の倫理観の攻め合いが始まったのかなという気もしますw
ベストシーンとは言えませんが、ある意味、喪2を一番象徴している場面なのかもしれません。

いやいや大丈夫だよ、あと2年近く頑張ればイージーモードに入れるからw
……とまあ、それは今のわたモテを知ってるから言えることで、当時はそんなことは到底わかりませんからね。思い詰めてしまう気持ちもわかります。
それにしても目の描き分けが素晴らしいですね。
単純な線なのにここまでキャラの感情を表現できるとは、本当にすごいなと思います。
同じ渦巻きでも微妙に違うんですよね。それによって、うける印象も変わるんです。

智貴、いい奴だなあw
やっぱり先ほどのツンツンしていた感じは、中坊特有のアレなんだなとはっきりわかりますw(コミックス5巻のおまけマンガをちょっと思い出しました。特に「少しずつ仲が悪くなった理由②」)
本当はお姉ちゃんのことが嫌いでは決してないんですよね。
弟の優しい言葉を呆けたような表情で聞くもこっちがおかしいw

WWWホント、何だそれwww
まあ、部屋に入る時と同じことを言ってるだけなんですけどねw
それにしても、もっとなんかこう……ねえ?w
ここで猫の目のごとく、瞳が小さくなるところが実にかわいいw

WWWリハビリってwww
てか、毎日一時間は確かにきついw
ここから完全に攻守交代になるところが面白いですよねw
やっぱりお姉ちゃんのほうが一枚上手のようですw

WWWWWやはり会話感がまだ取り戻せていないようですねwww
でもまあ、友達が一人もいないと打ち明けられるのも彼だからなんですよね。
親にも絶対言えないことなんです。
むしろ相手が彼だからこそ、逆に敬語を使って重い空気をおちゃらけた雰囲気にも変えられるのでしょう。
主導権を握ったとばかりに生き生きとしながら弟を翻弄している姿には、なんだか優しく見守ってあげたくなるような不思議な愛らしさが感じられますよw

WWWWWそんなうらや……けしからん部があってたまるかw(ジャイアン的ツッコミ)
こういう偏見に満ちたスポーツ観も今となっては懐かしいですね。(たぶん谷川さん自身のトラウマが色濃く出ているんだと思いますがw)
サッカー部ってラグビー部の次に性的な事件起こしてるイメージがありますよね?というセリフもひどいwていうか、まさかのラグビー部とばっちりw
それに対する、サッカー部に何か嫌な思い出でもあんの?という智貴のツッコミも面白かったですねwそれこそ、姉弟で漫才やってんのかというノリw

WWWWW脅迫かよwタチ悪いなw
これはさすがに、ぶん殴りたくなりますよね。生死を盾にするとか悪質極まりないですよ。
ホント、もこっちじゃなければ顔面いってるところですw
(この時点で、智貴の複雑なフェミニストぶりが垣間見れるw)

「彼氏ができるまで」(友達から言い換えるところがかわいいw)に対しての智貴の返しもけっこうひどい(笑)ですけど、それに対しての答えが意外にポジティブなところに逆に安心しますねw
先ほどまでの死ぬ死なないが嘘のようw
シリアスになりそうでならない微妙なさじ加減が光るシーンでもあります。

WWWWW見ようによってはホラーだろこんなのwww
目がいっちゃってるというか、ヤンデレキャラそのものですよね。
目の丸さが微妙に角ばっている感じがより狂気を感じさせます。
でも、それでいてセリフが「お姉ちゃんって かわいい?」なんですよねw
このギャップがもこっちですよ。自分のことを「お姉ちゃん」と呼んでいるところも含めて可愛すぎるw

WWWWWWまさに地獄www
でも、律儀に「普通」と答える智貴が最高にいい奴だw
まあこの場合の「普通」って、要するに「そんなの考えたことねー」って意味なんですけどねw
姉や妹がいる人ならわかると思いますけど、身内の顔のレベルってわからないというか、普通ピンときませんよね。そういう次元で考えたことがないんで、答えようがないんですよ。もちろん身内ならばの「照れ」もありますし、この掛け合いは本当に地獄だと思います。
ていうか、普通ったら普通なんだよw上も下もあるか!

もはや言い訳の言葉もなく、ただ日数が増えているだけなのが切ない……
…というか、いつまで学校で日記書いてるんだよw
こんな内容なら、単純に日付だけで計算できるだろw

それでも、3日間のリハビリ(?)は無駄じゃありませんでした。
ありったけの勇気を振り絞って、“彼女の方から”駆け寄ってさよならの挨拶ができたのですから!
吃っていようが「ふふ…へへへ…」と気持ち悪い笑いがあろうが、このもこっちには感動しかありません。
当然、私はここを「個人的ベストもこっち」に選びますね。
谷川さん的には笑いどころだったかもしれない気持ち悪い?笑いでさえ、私には愛おしく感じられます。

WWWWWW普通にもの凄く自然にwwww人と会話www
……ごめんなさい、昔も今もここはやっぱり爆笑してしまいますねw
もうもこっちの痛さや切なさや愛おしさがすべて詰まっているがゆえに、ここはどうしても笑ってしまうしかないんですよw
まあなんにせよ、どう考えてもここが今回一番笑ったシーンですね。
たったったっと躍動感あふれるコマ割りといい、もこっちのラフ(笑)顔といい、見せ方も実に素晴らしい!(同時に今回の個人的ベストシーンでもあります)
コンビニでアイス買って帰るー!!
も女子高校生ぽくて好きw
アイスが自分へのご褒美なんですねw

ここもかわいいなあ、「一応あいつのおかげ」と思ってるところが特にw
(その割にはアイスに差をつけていたような気がしますがw)
あと、細かいところですけど、店員の「しゃっせー」がリアルな空気感を出しているなと思います。

WWWやべえ、これ俺だわw
絶対、返事が「あっは…」となってしまう俺だわw
目を合わせられないところも含めて、なんか自己嫌悪に陥りそうな気分にさせられますw
こういうところが他人とは思えないというか、小さい共感を呼ぶんですよねえ…

この、一点の曇りもない顔w
彼がわたモテ初の「イケメン」になるわけですが、突然こんなさわやか男子が目の前にいたらうれしいより先にびびりますよね。
そりゃ、もこっちも一瞬「!?」となりますよ。
これが逆にすっごく可愛い女の子だったら、男だってきっともこっちと同じ反応をしてしまうことでしょう!

WWWWWあ、さすがにここまではないわw
ていうか、文字が読めねーよw
うん、まだまだリハビリは必要のようですねw

WWW伝わってねーw
まあこの場合、入れておく方が無難だわなw
しかし、ブホという思わず出てしまった一声がひどいw
最後なまってるしw
…でも彼はきっと優しい心の持主だろうから、たぶんすごく内気な子なんだろうなと思っていることでしょうw

で、このポジティブさよw
ネガティブなように見えて実はポジティブでもあるという、もこっちの魅力が前面に出た素晴らしいオチだと改めて思います。
笑いながらもこちら側が勇気づけられるような、見ていて元気の出るような“痛さ”ですね。
というわけで、連載2回目の話を振り返ってきたわけですが、なんだかむしろ、こちらのほうが第1回のようにも思えるようなオーソドックスな話でしたね。初回で「イメチェン」とか攻めた内容だったのでよけいにそんな印象を受けました。
それと、極めて早い段階から「弟」とがっつり絡んだことで、本格的に作品としての土台が生まれたような感じがしましたね。
智貴というキャラの人間性が見えたことで、安心してこの世界を楽しむことができるようになったのではないでしょうか。
そういった意味で、喪2「モテないし人見知り」は、連載第1回のインパクトを維持しながらも安全に進めていこうという作者のバランス感覚がにじみでた回だったとも言えそうです。
もこっちのゲスな部分といじらしい部分のバランスも絶妙でしたよね。
冒頭の「テロリスト願望」と、オチの「イケメンと普通に会話」。
もうこの段階で、もこっちの何たるかが読者にしっかり提示とは驚きですよ。
ていうか、喪1と喪2でセットなのかもしれませんね。
ここまでがわたモテのプロローグで、次から本格的にもこっちの世界が動きだす、という見方もできるんじゃないでしょうか。
……というわけで、これが今年最後の更新となります。
今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
コメントへの返信も相変わらず滞ってしまいがちの中、本当にみなさんの暖かい支えによってなんとか一年続けられたと思っています。
こんなブログですけど、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
それではみなさん、よいお年を!
1巻を読んでから16巻を読むと、一気にタイプスリップしたかのような不思議な感覚を味わえますw
改めて表紙を見ると、もこっちデカいな……
考えてみれば、アニメも第1話と第2話をうまくバランスよく見せていましたね。
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