私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪162~あの七夕を超えていけ~
8月1日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪162に更新されました。
今回ははたして感想が書けるかどうか不安でした。
といっても、喪134の時のようなカオス状態とは違うんですよ。別に言葉が出て来ないわけじゃないんです。
まあどちらかといえば、喪150の時に近いんでしょうけど、それでも「絶賛」「苦言」どっちのモードで行こうかと悩んでいるわけでもないんですよね。そもそも選ぶようなモードさえ見当たらないといった感じですし。
どういうことかというと、まず初読の段階ではかなりのハイテンションだったんです。「今回もいいな、最高だわ」と、ページをめくりながら興奮状態でした。
ところが読み終えてみると、なにか物足りないなという気持ちがこみ上げてきたんですね。これといった読後感が残らないんです。満足とか不満とかではなく、無難かなという気持ちだけがなんとなく胸にこびりつくというか……
で、ここがまた困ったところなんですけど、再読するとその時はすごく面白いんですよこれが。「なんだよ、やっぱ最高じゃんか、さっきのは俺の勘違いだったか」とまで思うくらいなんです。
ところが読み終わったら、またうーんと首を傾げてしまうわけなんですよ。もう何度確認しても変わらないんですね。読むたびに「面白い」「イマイチ」が交互にやってくるので、頭がおかしくなったのかと自分が怖くなったくらいです。
要するに読んでいる時の面白さが蓄積されないんですよ。その場その場で消費されてしまうんです。
これは別に底が浅いとかそういうことでもないでしょう。読んでいる最中は、その濃厚な世界を十分に堪能できているわけですから。単にその時の深さ面白さを読んだ後まで持ち越せないというだけなんです。
果たしてこの感覚がどれほど伝わるか不安ではありますが、他に言葉が見つかりません。
で、これはどうしたものかと悩んでいたわけですが、ふと思ったんですよ。
この話を味わうには「あの回」をもう一度しっかり読み直さないとダメだな、と。
そうすることで、何か見えてくるような予感がしたんですね。
実際、「あの回」を手元に置きながら今回の更新を読むと、自分の中の澱みたいなものがゆっくりと溶解していくのを感じました。同時に、ようやく「読み終えた」という感覚がじんわりと広がってきたわけです。
というわけで、ようやく感想が書けるような気がしますw
では、さっそく見てまいりましょう!
この表紙を見れば、もうおわかりですよね。
そう、今回は「モテないし願う」。
「あの七夕」からちょうど一年がたったというわけです。(現実的にはあの回から5年半以上(!)経っているんですけどねw)
それにしても、改めてみると壮観ですね。こんな派手なイベントだったのかw
今時、高校でこんなのやるところあるのかなあ。
描かれているキャラも賑やかというか、華やかですね。色とりどりに飾られたそれぞれの“願い”を見つめるみんなの顔も輝いて見えます。
手前の「黒木グループ」と、その向こうの「小宮山グループ」の対比も面白いですねw
ネモとかあーちゃんは実に爽やかな、邪心のない表情をしていますよね。もこっちとゆりちゃんは、ふーんといった感じですけどw(ゆりちゃんの顔は見えないけど多分そうw)
一方の小宮山さんと井口さんの顔w笹を見上げて頬を赤らめるとかウブすぎて笑うwてか、かわいいw
そんな小宮山さんをずっと見つめている伊藤さんもいいですね。で、なぜかドヤ顔の紗弥加w
そんな二つのグループの間を裂くように、まこっちの手を引く南さんがこれまた、憎たらしいほどかわいいったらありゃしないw
短冊に願いごと書こうよと誘っているのかな?まこっちも楽しそうですよね。こうして見る分には、普通に仲良しに思えます。
なぜ、こういう構図を表紙に持ってきたのかはよくわかりませんが、なんとなく今後の展開を示唆しているかのような気もしますね。(もしかすると、ゆりちゃんの視線は南さんのほうにも向いているのかな?)
というわけで、今回の話はコミックス6巻所収の喪55「モテないし七夕」と合わせて読んでいくと、新たな発見があると思います。ここから先は、6巻をお手元に用意しながら読むことをお薦めしたいですね。
この表紙も、一年前の今江さんの表紙と比べると実に面白いです。
ここでは、左右をベタでコントラストを強調したデザインになっていますが、今江さんが表紙の喪55では、グレーのアミが上下を押さえているんですよね。飾られた華やかさよりも、生徒会のみんなが楽しく準備をする様子がふんわり柔らかな空気とともに伝わって来るんです。手作り感というか。
翻ってこの表紙に戻ると、一年経ってここまで大きなイベントに成長したことも伺えて感慨もひとしおですよ。

さて、そんな七夕祭りを廊下の窓から眺めているゆりちゃんともこっち。
一年前はもこっち一人で「くだらねえ…」と思いつつ見ていたわけですが、あれから考えると、随分状況が変わりましたよね。もこっちの表情もなんだか穏やかに見えます。もっとも、窓枠に肘をのっけている感じは相変わらずですけどw(それでもけっこう背は伸びたかな?)
ゆりちゃんが去年もやってたねという七夕まつりですが、よく見ると「第2回」なんですね。
ちなみに一年前はこんな感じ。

かなり質素というか、いかにもハンドメイド企画といった印象です。この時が「第1回」だったわけですね。どこか自信なさげというか、まだ手探り状態といった感じがします。
それと比べると、今年の言葉のなんと力強いこと!
同じ文言でもなんていうか、自信に満ちあふれていますよね。
きっと、去年の生徒会会長が残してくれたこの行事を、みんな大切に思っているのでしょう。これから第3回、4回と、新たな伝統として残していくんだという気概すら感じられます。
いきなり決めつけるゆりちゃんw
まあわかりますけどね。熱に浮かされたように「ワイワイ」やっている連中を見ると、自分たちは違うということを確認したくなる気持ちはよくわかります。(アニメ主題歌の「わいわいは嫌いなの 一緒にされたくないし」という歌詞を思い出しました)
一方のもこっちも、一年前だったら興味ないアピールどころか、ボロクソ言っていたでしょうね。「願い事書くだけのつまらんイベント」と称していましたし。(…と言いつつ、むちゃくちゃ気にしていたわけですがw)
ところが今は、「いや別に興味なくはない」なんて、ゆりちゃんの言葉をやんわり否定するかのような返事をするわけです。
もともと、興味ないような顔をしつつ、誰よりもその手のイベントに羨望のまなざしを向けていた彼女でしたが、もはやそういう自分を取り繕わなくなってきているのですね。
「つーか去年書いて吊るしたし」
と言ったのも、あの一年前の黒歴史(笑)が彼女の中で思い出として語られるくらいにはなったということなのかもしれません。
(「願いごとあったの?」と返すゆりちゃんがなにげにひどいw)
ゆりちゃんwwwこれはなかなかキツいなwww
ていうか、実はわかってて言ってるんじゃないだろうなw
煽りといえばネモですけど、意外とゆりちゃんもひどいですよねw
それでいてなぜか許されてしまう感じがあるのがまたズルいw
ネモだと、どうしてもあざとさが前に出てきてしまうきらいがありますが、この自然とにじみ出るサイコパス感は彼女にしか出せません!
バックの短冊がみんな真面目な願いごとなのが、また面白いw
今年はなんかつまんないやつらばっかw
WWWWWゆりちゃん、もうやめてあげてwww
でも、この「ウケ」への考え方の違いはなかなか面白いですね。
どうやらゆりちゃんは、誰か具体的な相手がいてはじめて成り立つものだと考えているようです。
もこっちは違いますからね。もっと漠然とした、「みんな」に受けてもらいたい気持ちがあってウケを狙いに行くんです。
喪55での、顔を隠しての「にや~」なんか最高でしたよねw あれがもこっちなんです。(今だったらあのシーンに「ベストもこっち」をあげるかも)
この辺のスタンスの違いは二人の関係性にもつながっていますよね。
2年の頃は、ゆりちゃんがツッコミ役のケースが多かったわけですが、ここ最近はボケとツッコミが逆転していて、いまや、ゆりちゃんのほうがボケに回っている感じですから。
ここでも「いや もういいだろ」なんか、完全に漫才でのツッコミのノリじゃないですかw
この後の二人の会話を見てみても、昔とは立場が逆転したことがうかがえます。
「ゆりちゃんんはないの?願いごととか」
「別に書いても叶わないし」
「まあ そうだけど…」
これなんかもゆりちゃん、身も蓋もないじゃないですかw
これ自体はボケというほど笑えるネタでもありませんが、構造としてはゆりちゃんの発言にもこっちがツッコミを入れる形に近いわけです。
彼女の「ボケ」は基本もこっちに向けられたものだからこそ、こうした掛け合いが成り立つんですね。
真子や南さんもそうですけど、修学旅行前の2年生ゆりちゃんってなかなかレアですよね。あの頃にも彼女たちは確かに存在していたんだと思うと、なんだか不思議な感動に包まれます。
しかしこれ、どういう状況なんでしょうね。
なんでゆりちゃんだけ、離れたところから彼女たちを見つめているんだ…
もしかして、真子を待っている状態なんでしょうか。だったら辛すぎる…
でも、こんな胸が痛い回想シーンの後の二人の会話がまた最高なんですよねw
「あーでも願いごとはあるんだ?」
「誰にだって願望くらいあるでしょ」
なんですか、この言いぐさw
君、さっきはもこっちに「願いごとあったの?」とかひどいことを言ってたろw
まあ、ゆりちゃんに言わせれば、この場合の「願望」と「願いごと」は違うということなんでしょうけどね。だからこそ「別に書いても叶わない」から「私は書いてない」ということなんでしょうし。
…それにしたって、なんか、こう、ね?
「あるんだ 何?金?エロいの?誰かに暴力振るいたいとか?」
WWWこっちははるかにひどいwww
いやあ、もこっちがボケ(?)に回るとやっぱり強烈ですねw
ていうか、金、エロ、暴力って、吉田さんよりもはるかに偏見がひどいじゃねーかwどんな反社的存在だよw
そもそも「誰かに暴力振るいたい」って、単なる危険人物だぞw
そりゃ、ゆりちゃんも「……教えない」となりますよねw
そんな二人の漫才タイムも終わり、ひとり短冊の内容を見に行くもこっち。この辺は去年とあまり変わりませんね。
もっともあの頃は、つまらないネタ系のお願いを見つけては「こんなのより私のが面白いの書ける」と意気込んでいましたがw
今はもう、ああいう変な自己アピールの感情はあまりないんでしょうか。
ちょっと寂しくも感じる場面ではありますね。
WWW声だけでわかるとはさすが「先輩」w
それにしても、今のもこっちは一人で短冊を見るのもなかなか難しいことのようです。
去年までは声をかけてくれる人なんてあの人くらいなものでしたが……(あ、後もうひとり、某体育教師がいたかw)
ほんとだwひとり、男(とりまき)が増えてるw
(※どうでもいいけど、ルビが小さすぎw前にも言ったような気がするけど、ひと文字に4文字はやめろw)
ていうか、前回の表紙の男って、この黒髪のどちらかだったのかも…
なんていうか、見ていて胸が締め付けられるような場面ですね。
もちろん、その「みんな」には彼女は入っていないのでしょう。
「女子全員」とか「女子一同」って、ほぼ嫌がらせに近いじゃないですか。
どういう神経をしているんだ…
そんなこと何とも思っていないかのように話す雫ちゃんを、ただ黙って聞くもこっちが逆に切ないですね。
たまらず、「…一緒になんか書く?」と口にしてしまったのも無理からぬことだと思います。
雫ちゃん、目を大きく見開くとすっごく可愛くなるじゃん!
相変わらず仕草はあざといwですけど、この表情のほうが明るい印象ですし同性受けもよくなりそうな気がしますけどね。
……誘ったもこっちは、若干うんざり気味ですけどw
もはや、面白いことを書いてウケを狙うという選択肢はないんですね…
そうなってしまうと途端に即物的というか、ゆりちゃんなみの発想になってしまうのかw
いや、普通にあるだろw
そこはそれこそ、大学合格とか卒業までいい学校生活が送れますようにといった無難な内容でいいんじゃないの?高校三年生なんだし。
願いなんか叶わないから書かないという発想もなんかやっぱりずれてますよね。
普通の人はそんなの百も承知で、それでも合格祈願とかやってんだよw
まあ逆にこういうところが、なんかもこっちらしいなとも思いますけどw
さて、雫ちゃんの願いはいったいなんなんでしょう?
本来なら、「女子の友達が欲しい」とか書きそうなものなのですが……
うわ…これはあざとかわいい(語彙力が仕事をしない)
そうか…
雫ちゃんにとっては、すでに「女子の友達」ができたつもりなんですね。
こうやって同性同士、きゃっきゃっやっている感じに憧れていたわけです。
それが今、こうした形で願いが叶っている。
うーん、いじらしいですけど、だからこそなんだか切なくもある笑顔ですね。
できれば「同じクラス」の女子の友達も欲しがってもらいたいところですが…
(あれ?これだと、いつかの荻野と同じだぞ…?)
NTRいうなw
ていうか、性別間違えたかってなんだよw全然間違ってねーわw
仮に男だったら、せいぜいあの「とりまき」の一人が関の山だってw
いわゆる「恋人」とは違うんですよね、雫ちゃんが求めているものは。
こんな性格だからわかりづらいですけど、やっぱり彼女が欲しかったのは「友達」なんです。
でもこんな、常に甘えたこびたような態度だと、なかなか同性の友達はできませんよね。むしろあざとくてもエロければOKなもこっちだからこそ、「友達」になり得たわけです。
WWWあざとさを通り越して、なんか怖いわw
「なまえでよばれたいな しずく」って、なんだよそれw
そんなのを当の本人に見せるなwほぼ、脅迫じゃねーかw
しかも、よばれたいな、の後のマークって、「!!」かなと思いきや、よく見るとこれ、「///」ですよね?いわゆる“照れマーク”ってやつですよね?
こんなのゆりちゃんとか見たら、マジで「暴力振るいたい」ってなるんじゃなかろうか…w
WWWWWほら、こんな感じになるしw
もこっちもさることながら、雫ちゃんの顔がまた妙におかしいw
これで作為がないってんだから始末が悪いw
またこれかw(コミックス15巻所収;喪149「モテないし先輩になる」のこのシーン参照)
困ったかのような笑顔がまた、イケメン度を高めますね。
ここぞとばかりに黄色い歓声をあげる雫ちゃんがまた怖いw
呼び捨てでいいですよといいつつ、強要していくスタイルw
こいつ、マジで無自覚な小悪魔だわ…
この誘導ぶりは下手すると、詐欺にも応用できそうですよね。
変なマルチ商法とかに利用されなければいいのですが…
押されっぱなしのもこっちが、泥沼にはまった気弱な男性(カモ)に見えてくるw
本来の七夕は~←いいえ、違いますw
でも、必要以上に顔を近づけて話しかけてくる人って確かにいますよね。パーソナルスペースが狭いというか。
本人にしてみればあまり意識もしたことないんでしょうけど、話しかけられるほうとしては、そっちのほうばかり気になって内容が頭に入ってこないんでちょっと困ります。
「距離感」って人との付き合い方だけじゃなくって、物理的な距離も大事なんだなあと思いますね。
実際、こういうことを男性相手にも無自覚でやっているとすれば、雫ちゃんはかなり危ういと言わざるを得ません。彼氏さんも心休まる暇がないんじゃないでしょうか。(まだ付き合っているかどうかは知らないけどw)
さて、そんなふたりのイチャイチャぶりを上から見つめている子が約一名…
どんな思いで見ているのかここではまだよくわかりませんが、あまり快く思っていない感じはなんとなくうかがえますよね。ほら、微妙に力の入った腕とかw
ところで、雫ちゃんが「素敵」と感激したもこっちの「願いごと」って、いったいどんなものだったんでしょうね?(あからさまな伏線)
なるほど、うっちーだったかwww
かよとメガネさんが談笑している中、宮崎さんだけがうっちーを気にしている様子が微妙な友人関係を象徴しているかのように思えて、興味深いですね。
久々の「鉄仮面」うっちーwww
なんかこれ、もうアゴがしゃくれてないか?w
こういう時のツッコミはメガネさん担当というのも、雌猫グループならばの関係性が見え隠れしているような気がします。
WWWWWWなんだよこれwww
なぜここで、一句詠むw
微妙にちょっとうまいしw少し定型を崩している感じが動きを与えていてなかなか趣がありますよねw(そうか?)
なお余談ですけど、“七夕”って夏の季語かと思いきや、実は秋の季語なんだそうですよ。(ホントに余談)
いやあここ最近、またうっちーの勢いが盛り返しているようでファンとしてはうれしい限りですね。しかも毎回、新ネタ(?)じゃないですか。かつてのようなネタの使いまわしから脱却したようで、ノリにのっている感じがよくわかります。
というわけで、もちろんここが今回一番笑ったシーンとなります!
しかし、「キモビト」ってなんなんでしょうねw
なんか「アガリビト」みたいで、若干怖いんだが…
うっちーの顔が尋常じゃないwww
なんか、目のあたりがあやしくありませんか?まるで霊障を引き起こしているかのような…
それにしても、腕の振り方が本気のダッシュっぽくて笑うw
WWWWW
吊るすのかよwwww
ていうか、なんかおみくじと勘違いしていませんかねえ…
「凶」が出たから厄払いしようみたいなw
吊るしたら「願いごと」として叶えたいことになるんだぞw
「キモビト」がもっとこの上なくキモくあるようにってことにならないか?w(いや、うっちーの場合、それでいいのか…)
宮崎さんのツッコミがまた冴えますw
「うっちー何書いてるの!?」
「うっちーどこ行くの!?」
ときて、
「うっちー!?吊るしてどうするの!?」www
ホント、吊るしてどうすんだといった話ですよねw
走るうっちーを追いかけずに、そのまま上から突っ込んでいるのもなんか面白いw
さて、場面は放課後。
加藤さんに誘われて、けっきょく「願いごと」を吊るすゆりちゃんともこっちですが、まあなんとも“無難”な願いごとですねw
先ほどは無難な内容でいいだろとツッコミを入れましたが、いざ実際にやられると、なんかモヤモヤするわw
でも、二人とも申し合わせたかのように「大学合格」とだけ書いているのがなんかいいですね、仲良くてw(加藤さんに言われて仕方なく書いた感がプンプンw)
一方の加藤さんは真面目というか、随分具体的w
みんなで青学って、否応なしかよw既成事実を重ねようとしているなw
ぎくw なんでそこでビビるかなあw
普通に、「あ、実は一回やってるんだ」と言えばいいだけなのねえ…
こういうところが、加藤さんに痛くもない腹を探られる羽目になるんじゃないかというような気もしますね。
そんなことはすべてお見通しとばかりに見つめるゆりちゃんの視線が冷たいw
WWWそうそう、つかなくてもいい嘘をついてしまうケースってありますよねw
で、今更嘘でしたとも言えずに泥沼にはまっていくパターンw
てか、もこっちの後ろ髪の汗がすごすぎるwww
ホント箸にも引っかからない変なプライドとか、無駄のひとことですね。
さて、ちょうどゆりちゃんの後ろに、さきほど雫ちゃんと一緒に書いた短冊が飾ってあるようですね。
それを見たゆりちゃんは……
WWWWWやさしいwww
ちゃんと、もこっちの「いらん見栄」のことをわかっているんですよね。
自分にはない、理解に苦しむであろう彼女のそんな馬鹿な面も含めて、もこっちという人間を理解しているからこそ、こうした行動ができるのでしょう。
「すす…」っと、本人は自然に隠そうとしているつもりなのがじわじわきますねw
それこそよけいなことというか、何もしないほうがかえって気づかれないで済んだと思うんですけどw でも、この不器用な優しさがあってこそのゆりちゃんですよね!
で、そこに見計らったかのようにいたずらな風が吹くという……w
WWWWWペタwww
「願いごと」がすごくきれいなだけに、よけいにシュールさが増しますねw
いやあ、うっちーの件がなければ、間違いなく今回一番笑ったシーンになったはずなんですが、こればっかりは相手が悪かったですね。
その代わりといってはなんですが、今回はここを個人的ベストシーンにあげたいと思います!
もはやキョンシーと化したゆりちゃんがむちゃかわいいw
そして、ここで先ほどのもこっちの「願いごと」も明らかになりました。
「私とみんなの願いが届くように」
なるほど、雫ちゃんはこれを見て、「素敵です」と言ったわけですね。
…でも、彼女は知りません。この“願い”にはオリジナルがあるということを。
そのオリジナルにそっと「私と」を付け加えたということを彼女はまだ知りません。
ゆりちゃんwwwいつまでキョンシーでいるんだwww
いい加減、短冊取れってのw
まあ、もこっちとしては、ゆりちゃんがわざとやったかのように思ってしまうのも、いかしかたないかな?w 短冊ぶら下げたまんまだしw
しかし加藤さん、なんてことない風を装っていますが、汗をかなり飛ばしていますよね…やっぱり、そうとう気まずいんだろうなあ。
また、黒木さんに気を遣わせてしまった、みたいなことを思っているのでしょうか。
本人たちもまだ意識していないくらいでしょうけど、少しずつ何かが軋みだしているような予感がします。
で、やっぱり出てきました、風夏さん!
前々回で思わぬお預け状態を喰らった彼女ですが、ここでようやく黒木智子の謹慎が終わったことを知ったようです。
ところで、成田美保さんの隣にいる子はいったい誰なんでしょう?また新キャラでしょうか。
なんか成田さんと似たようなタイプというか、同じ糸目なんですけどw
ていうか、成田さんは一体どんな下ネタを書いたんでしょうね?w
確かにシモ系が好きそうな顔をしていますけどw
私のことなんか気にもかけないでって、やっぱり嫉妬かよw
というか、あれから勉強が手につかないのか…
まあ、気持ちはわかりますけど、それは君の責任だろw
3年の今の時期にもなって、そんな言い訳しているようじゃ先が思いやられます。
自分と相手の境遇を比較して勝手に八つ当たりしている感はちょっと否めませんね。(もちろん、加藤さんにもその責任の一端はあるわけですけどw)
WWWなんか、左のモノローグだけ見ると、すごく真っ直ぐな純愛のようにも聞こえますねw
「本当なら 今すぐに追いかけて聞きたい!知りたい!!」とかw
でも実際は、「毛さわりたいってどういうこと?」ですからねw
そんなの、いきなり追いかけられて問い詰められたら、ヤバい人が来たってなるわw
真剣なまなざしで葛藤するようなこっちゃないw
この二人、めっちゃ仲いいな…
左の子はちょっとギャル入っているというか、少し杏奈姉さんぽい感じもありますけど、どうなんでしょうね。凸出しはあーちゃんを髣髴とさせますけどw
大学?彼氏?と、凡庸なことをあげるところを見ると、どこにでもいるごく一般的な女子高生といったところなんでしょうか。
一見すると、風夏とはあまり合いそうもないタイプのようにも思えますが、でもまあ、それを言ったら、成田美保さんも同じだからなあw
WWWWW吊るしたんかいwww
まあうっちーの場合とは違い、確かに「願いごと」ではあるけれどw
否定しているところをみると、本人も無意識に書いて飾ったようですねw
これはかなり重症だ…
それにしても、こんな衝撃的な(?)願いを知っても、「下ネタじゃん!?」のひとことで済ませられるこの二人は、案外大物なのかもしれない…
WWWなんか、各キャラ一発芸披露みたいな感じになってるなw
そもそも、伊藤さんの「注視したい」ってそれは願いごとなのか?w
いや、ご勝手にどうぞって感じじゃないですかw
小宮山さんの「下克上」は、これはもうロッテのことでしょうねw
頑張ればCSから日本シリーズもまだ夢じゃありませんしw
でも、去年はあれだけ乙女な願いをかけていたのに、ちょっと寂しい気もしますね。
まさか、「好きな人」を諦めたということではないとは思いますが…
(まあ、短冊自体はいくらでも吊るせますし、恋の願いは他にあるのかもしれません)
なにげに、三家(ミケ)さんの願いが一番怖いw
死人がでなければいいのですが…w
WWWWWさっそく、もこっちに見つかってるwww
てか、ちゃんと名前を覚えていたのかw
しかし、「剣道少女みたいな奴」ってw
やっぱりそういうイメージで見ていたんだw
それがおっぱいだの、毛だの言ってるのばかり見たら、「ゲスな奴」と思うわなw
でも、元はといえば、全部もこっちが言い始めたことなんですけどw
つまりは、一番ゲスなのはやっぱりもこっちということで!
「プロゲーマーになる」とあるのは、もしかして二木さんでしょうか。
彼女がいそいそと、短冊に願いを込めて吊るしていたかと思うと、ちょっと和みますねw
今のもこっちは、本当に自分を客観的に見ることができるんですよね。
去年までだったら、こんなふうに過去を振り返りながらしみじみ思いにふけることもなかったでしょう。
さて、そんな大人になった(?)もこっちを呼び止める影が……
まさか最後の大トリにネモが登場するとは、ちょっと意外でした。
前回もそうでしたが、ここ最近のネモはアシスト役に徹していた感がありましたから。
もしかすると、前回があまりにゆりちゃんの「なんか最後もってった感」があったので、ネモが逆襲に転じたのかも?w
しかし、登場の仕方といいここでの会話といい、なんか「アニメ」ぽいんですよね、ネモがやると。
いや別に不自然とまでは言えないんですけど、どうも芝居がかっているというか、どこかでカメラが回っているを意識してんじゃね?みたいな印象を受けてしまいますw
もこっちの「あっいや 笹見てるだけ」も、どこか脚本のセリフを読まされている感が漂っているように思えてなりませんw
でも、「願いごと」を一番切実に思っているのは他ならぬ彼女なんですよね。
そう考えると、この七夕まつりを締めくくるパートナーとしては、一番ふさわしいキャラなのかもしれません。
あーちゃんたちと一緒に「声優になる」と書けるようになったネモ。
もしかすると、「クロのお陰で本当の夢を書けるようになった」ことを伝えたくてもこっちを探していたのかもしれませんね。
…まあ、当の本人にはあまり伝わっていませんでしたけどw
(でも実際、もこっちが何かやってあげたわけではないですからね。あの反応はしかたないかと思いますよ)
それにしても、(20才までに)って、どうなんでしょうね、その辺。
これが遅いのか早いのか、私には判断しかねるんですけど。
いずれにせよ、2年くらいあっという間に過ぎますからね。
なんとか夢のとっかかりだけでも早くつかんで欲しいなと思います。
それに比べて他の二人はなんか漠然とし過ぎw
清田の「自由に生きる」ってなんだよw 今はそんなに不自由なのかw(まあ、受験受験で息苦しいのかもしれませんけど)
あーちゃんの「毎日楽しく過ごす」はなんかいいですねw 一見、享楽主義にも見えますけど、きっとそこには世界平和を祈るような崇高な精神が隠れているはずです。だって、岡田だしw
げ、あの時、ふたりに見られてたのかw
しかし今見ても、荻野のやったことって意味不明だな…
「どうせなら目立つ所」「みんなに気付かれるように」とか言ってましたけど、そういうことじゃねーだろw
うーん、やっぱりこの頃の荻野は最悪w
そりゃ、そうだわなw
ホント、荻野は何を考えていたんだ…
むしろ見てもらいたいなら下の方にでかでかと吊るすべきですよねw(それも公開処刑に近いけどw)
でも、今のもこっちはもうあの頃のもこっちではありません。
「大したこと 書いてねーよ」
「ふざけて書いたのを担任に見つかっただけだよ」
と、あっさり告白するのです。
この辺は、先ほどの加藤さんへの違いが見られますね。
もうネモには、何も取り繕うことはないのでしょう。
覚えてないんかいwww
お前の渾身のネタだぞw
そんな味気ないぼんやりした感じじゃ、あのころのもこっちが浮かばれないわw
しかし、「処女捨てたい」とか平気でそういうこと言えるのね…
ネモももはやそのレベルでは驚かないのか、普通に受けているのが何かシュールw
しかも、「ウケ狙いで別に本気じゃない」と言うもこっちに対して、「ふーん」と軽く受け流しているしw
で、「そういう変なところでボケようとするの昔から変わってないね」と、昔なじみアピールしたりするんだw もこっちにはスルーされるの、わかってるくせにw
また、その手の話かw
コミックス13巻所収の喪129「モテないし教えてあげる」でのこれとか、どんだけネットに毒されてんだw
処女=声優って、どんな連想ゲームだよw
でも案外この手の話って、当の女子高生こそがネタ半分で話題にしている感じなのかもしれませんね。
いまどきのアニオタがリアルで語っているとは、ちょっと思えないw
膜いうなw
でも、ネモももはや冷静ですよねw
受け流し方が手慣れたものですw
確かに…ってwww
そこは納得しちゃうんだw
ていうか、そういう問題なのかなあw
彼らに見分ける能力があるかないかというより、真偽がはっきりしないそういう噂を流布されること自体が問題なような気がしますけど…
そういうタイプの人間って、思い込みが激しいですからね。
自分にしか通用しないような理屈で勝手に認定とかしそう。
どうやら、ネモの目的はもうひとつあるようです。
もこっちの作家志望のことを今でもずっと気にかけていたんですね。
同じ夢を追いかける身として、簡単に忘れてほしくないという気持ちがあるのでしょうか。
もっとも、もこっちは「ラノベじゃなくてもいいけど……」程度の熱ですけどw
珍しく本気モードのネモ。
「いや 書いても…」と、あれこれ言い訳をして自分の気持ちに向き合わないもこっちに対して、
「いいから」と促す彼女はかっこいいと思います。
このネモは、決して「アニメ」っぽくはないですね。
もこっち、相変わらず字が綺麗だなw
…まあそれはともかく、ここはなんだか二人の決意という感じがして、なんかグッとくるものがありますね。
そして、ネモは隣に「本当の夢」を吊るすわけです。
二人とも無記名なのが逆にいいですね。
誰かに自己アピールするのではなく、本当に叶えたい願いだけをそっと吊るしたという風情があります。
二人合わせてはじめて叶う夢、ということなのでしょう。
そうそう、ここはネモの言う通りです。願うだけならタダですから。
なんにせよ、形にすることから始まることだってあるのです。
だったら、やらないよりはやった方がいいですよね?
どうやら7月7日が終わり、みんなの願いを託した笹はここでお役御免ということになるようです。
そんな光景を名残惜しそうに見つめているもこっちの横顔が印象的ですね。
もこっちの脚元にひらりと落ちた「願いごと」。
一説(?)には、これがゆりちゃんの本当の願いだったんじゃないかという見方もあるようです。
確かにあの「……教えない」は、いかにもそんな気がしますね。
でも、ここはあえて答えを出すのはやめにしておきましょう。
名前が書いていないということは、きっとそういうことなのです。
それに誰の願いだろうと、「私とみんなの願いが届くように」とともにあるのは変わりないのですから。
そんな誰かの願いごとを、めちゃくちゃ吃りながらも係の人に届けるもこっちを見てなんだか安心しました。
ああ、なんだかんだいっても、やっぱりもこっちはもこっちのまんまなんだなと。
うまく言葉にできませんが、今回はこのもこっちを個人的ベストもこっちとしたいと思います。
前の生徒会長が考えたイベント。
そう、もこっちはそれを誰よりもよく知っているはずです。
だからこそ、今年の願いをあの言葉に託したのですから。
それにしても、この子に顔が描かれていないのがなんだか寂しく思えますね。
去年の七夕を描いた喪55の表紙では、スタッフみんなの顔がいきいきと描かれていただけに、よけいそう感じてしまいます。
このラストは、少し物悲しく響きます。
きっと今のもこっちに、ここまで妙に達観したかのような思いを語って欲しくなかったのでしょう。
できれば去年のように、馬鹿馬鹿しくもいじらしいもこっちのままでいてほしかったのかもしれません。
こうして振り返ってみると、やっぱり面白いですね。
今回は各キャラが次々と持ちネタを披露していくような“爆笑レッドカーペット”形式みたいな趣もあって、意外と賑やかな雰囲気があったかと思います。
特に、ゆりちゃんとうっちーはよかったですね。
他のキャラが、持ちネタの使いまわしに終始していた感があった中、彼女たちは新たなネタ(?)で勝負にきている姿勢がうかがえて、新鮮な笑いを存分に味わうことができたような気がします。
でも、なんでその感想を読み終わった後にも引き継げなかったのか。
今思うと、ラストのもこっちのモノローグにあるような気がします。
あの達観したような変に大人びたもこっちが、それまでの流れをリセットしてしまったかのように思えたんですよ。
もっと言うなら、今回の話には喪55「モテないし七夕」の影がずっとつきまとっていたような気がします。
自分は喪162を読みつつも、知らず知らずのうちに喪55を重ねていたんじゃないかと気付いたわけです。
で、喪55「モテないし七夕」って、今読んでもむちゃくちゃ面白いんですよ。
5巻から7巻くらいまでって、なんか「暗黒の時代」と言われがちですけど、そんなことは絶対にないですね。少なくともこの喪55に関しては、修学旅行編前のわたモテでもベスト5には入りそうな勢いです。(あと、6巻でいえば、喪50「モテないし夕暮れの教室で一人佇む」なんかは絶対のお薦め!)
特に、こみさんや今江さんの真面目な姿を見て自分のふざけた短冊をはずそうとする姿なんて、笑いと切なさと愛おしさのトリプル波状効果がハンパないですよ、ほんとに。
そして最後に、これは自分への罰なんだと甘んじて受けつつも、くっだらない願いを天高く飾ろうとするオチ!
あんなのを見てしまうと、どうしても今回のラストがかすんで見えてしまうのは否めません。
もこっちは確かにこの1年を通して成長しました。
冷静に自分のありさまを省みることもできますし、人を思いやることもできます。
願いが必ずしも叶うわけもないことだって、これまでの経験則から痛いほど思い知っています。
「私とみんなの願いが届くように」
これは、喪55で今江さんが飾った「ここにあるみんなの願いが届きますように」へのアンサーでもあるのでしょう。
その思いはとても尊いものだと思います。
でも、そろそろ今江さんの作った七夕まつりからその先へと進んでもいいんじゃないでしょうか。たぶん、今江さんもそれを望んでいると思うんですね。
ゆりちゃんやうっちーが新ネタに挑戦したように、もこっちも黒木智子としての新たな願い(ネタ)に挑んで欲しい。
そして、喪55の面白さをはるかに超えるような神回を、みずから生み出してほしい。
それこそが、今江さんの願いに応えることになるのではないでしょうか。
あの人の思いを胸に、与える側になろうと必死で頑張るもこっちの姿は最新15巻で!
今回はぜひ、喪55「モテないし七夕」と共にお楽しみください!
ネモとクロが大学見学に行った話は14巻で読めます!
今回ははたして感想が書けるかどうか不安でした。
といっても、喪134の時のようなカオス状態とは違うんですよ。別に言葉が出て来ないわけじゃないんです。
まあどちらかといえば、喪150の時に近いんでしょうけど、それでも「絶賛」「苦言」どっちのモードで行こうかと悩んでいるわけでもないんですよね。そもそも選ぶようなモードさえ見当たらないといった感じですし。
どういうことかというと、まず初読の段階ではかなりのハイテンションだったんです。「今回もいいな、最高だわ」と、ページをめくりながら興奮状態でした。
ところが読み終えてみると、なにか物足りないなという気持ちがこみ上げてきたんですね。これといった読後感が残らないんです。満足とか不満とかではなく、無難かなという気持ちだけがなんとなく胸にこびりつくというか……
で、ここがまた困ったところなんですけど、再読するとその時はすごく面白いんですよこれが。「なんだよ、やっぱ最高じゃんか、さっきのは俺の勘違いだったか」とまで思うくらいなんです。
ところが読み終わったら、またうーんと首を傾げてしまうわけなんですよ。もう何度確認しても変わらないんですね。読むたびに「面白い」「イマイチ」が交互にやってくるので、頭がおかしくなったのかと自分が怖くなったくらいです。
要するに読んでいる時の面白さが蓄積されないんですよ。その場その場で消費されてしまうんです。
これは別に底が浅いとかそういうことでもないでしょう。読んでいる最中は、その濃厚な世界を十分に堪能できているわけですから。単にその時の深さ面白さを読んだ後まで持ち越せないというだけなんです。
果たしてこの感覚がどれほど伝わるか不安ではありますが、他に言葉が見つかりません。
で、これはどうしたものかと悩んでいたわけですが、ふと思ったんですよ。
この話を味わうには「あの回」をもう一度しっかり読み直さないとダメだな、と。
そうすることで、何か見えてくるような予感がしたんですね。
実際、「あの回」を手元に置きながら今回の更新を読むと、自分の中の澱みたいなものがゆっくりと溶解していくのを感じました。同時に、ようやく「読み終えた」という感覚がじんわりと広がってきたわけです。
というわけで、ようやく感想が書けるような気がしますw
では、さっそく見てまいりましょう!

この表紙を見れば、もうおわかりですよね。
そう、今回は「モテないし願う」。
「あの七夕」からちょうど一年がたったというわけです。(現実的にはあの回から5年半以上(!)経っているんですけどねw)
それにしても、改めてみると壮観ですね。こんな派手なイベントだったのかw
今時、高校でこんなのやるところあるのかなあ。
描かれているキャラも賑やかというか、華やかですね。色とりどりに飾られたそれぞれの“願い”を見つめるみんなの顔も輝いて見えます。
手前の「黒木グループ」と、その向こうの「小宮山グループ」の対比も面白いですねw
ネモとかあーちゃんは実に爽やかな、邪心のない表情をしていますよね。もこっちとゆりちゃんは、ふーんといった感じですけどw(ゆりちゃんの顔は見えないけど多分そうw)
一方の小宮山さんと井口さんの顔w笹を見上げて頬を赤らめるとかウブすぎて笑うwてか、かわいいw
そんな小宮山さんをずっと見つめている伊藤さんもいいですね。で、なぜかドヤ顔の紗弥加w
そんな二つのグループの間を裂くように、まこっちの手を引く南さんがこれまた、憎たらしいほどかわいいったらありゃしないw
短冊に願いごと書こうよと誘っているのかな?まこっちも楽しそうですよね。こうして見る分には、普通に仲良しに思えます。
なぜ、こういう構図を表紙に持ってきたのかはよくわかりませんが、なんとなく今後の展開を示唆しているかのような気もしますね。(もしかすると、ゆりちゃんの視線は南さんのほうにも向いているのかな?)
というわけで、今回の話はコミックス6巻所収の喪55「モテないし七夕」と合わせて読んでいくと、新たな発見があると思います。ここから先は、6巻をお手元に用意しながら読むことをお薦めしたいですね。
この表紙も、一年前の今江さんの表紙と比べると実に面白いです。
ここでは、左右をベタでコントラストを強調したデザインになっていますが、今江さんが表紙の喪55では、グレーのアミが上下を押さえているんですよね。飾られた華やかさよりも、生徒会のみんなが楽しく準備をする様子がふんわり柔らかな空気とともに伝わって来るんです。手作り感というか。
翻ってこの表紙に戻ると、一年経ってここまで大きなイベントに成長したことも伺えて感慨もひとしおですよ。


さて、そんな七夕祭りを廊下の窓から眺めているゆりちゃんともこっち。
一年前はもこっち一人で「くだらねえ…」と思いつつ見ていたわけですが、あれから考えると、随分状況が変わりましたよね。もこっちの表情もなんだか穏やかに見えます。もっとも、窓枠に肘をのっけている感じは相変わらずですけどw(それでもけっこう背は伸びたかな?)
ゆりちゃんが去年もやってたねという七夕まつりですが、よく見ると「第2回」なんですね。
ちなみに一年前はこんな感じ。

かなり質素というか、いかにもハンドメイド企画といった印象です。この時が「第1回」だったわけですね。どこか自信なさげというか、まだ手探り状態といった感じがします。
それと比べると、今年の言葉のなんと力強いこと!
同じ文言でもなんていうか、自信に満ちあふれていますよね。
きっと、去年の生徒会会長が残してくれたこの行事を、みんな大切に思っているのでしょう。これから第3回、4回と、新たな伝統として残していくんだという気概すら感じられます。

いきなり決めつけるゆりちゃんw
まあわかりますけどね。熱に浮かされたように「ワイワイ」やっている連中を見ると、自分たちは違うということを確認したくなる気持ちはよくわかります。(アニメ主題歌の「わいわいは嫌いなの 一緒にされたくないし」という歌詞を思い出しました)
一方のもこっちも、一年前だったら興味ないアピールどころか、ボロクソ言っていたでしょうね。「願い事書くだけのつまらんイベント」と称していましたし。(…と言いつつ、むちゃくちゃ気にしていたわけですがw)
ところが今は、「いや別に興味なくはない」なんて、ゆりちゃんの言葉をやんわり否定するかのような返事をするわけです。
もともと、興味ないような顔をしつつ、誰よりもその手のイベントに羨望のまなざしを向けていた彼女でしたが、もはやそういう自分を取り繕わなくなってきているのですね。
「つーか去年書いて吊るしたし」
と言ったのも、あの一年前の黒歴史(笑)が彼女の中で思い出として語られるくらいにはなったということなのかもしれません。
(「願いごとあったの?」と返すゆりちゃんがなにげにひどいw)

ゆりちゃんwwwこれはなかなかキツいなwww
ていうか、実はわかってて言ってるんじゃないだろうなw
煽りといえばネモですけど、意外とゆりちゃんもひどいですよねw
それでいてなぜか許されてしまう感じがあるのがまたズルいw
ネモだと、どうしてもあざとさが前に出てきてしまうきらいがありますが、この自然とにじみ出るサイコパス感は彼女にしか出せません!
バックの短冊がみんな真面目な願いごとなのが、また面白いw
今年はなんかつまんないやつらばっかw

WWWWWゆりちゃん、もうやめてあげてwww
でも、この「ウケ」への考え方の違いはなかなか面白いですね。
どうやらゆりちゃんは、誰か具体的な相手がいてはじめて成り立つものだと考えているようです。
もこっちは違いますからね。もっと漠然とした、「みんな」に受けてもらいたい気持ちがあってウケを狙いに行くんです。
喪55での、顔を隠しての「にや~」なんか最高でしたよねw あれがもこっちなんです。(今だったらあのシーンに「ベストもこっち」をあげるかも)
この辺のスタンスの違いは二人の関係性にもつながっていますよね。
2年の頃は、ゆりちゃんがツッコミ役のケースが多かったわけですが、ここ最近はボケとツッコミが逆転していて、いまや、ゆりちゃんのほうがボケに回っている感じですから。
ここでも「いや もういいだろ」なんか、完全に漫才でのツッコミのノリじゃないですかw
この後の二人の会話を見てみても、昔とは立場が逆転したことがうかがえます。
「ゆりちゃんんはないの?願いごととか」
「別に書いても叶わないし」
「まあ そうだけど…」
これなんかもゆりちゃん、身も蓋もないじゃないですかw
これ自体はボケというほど笑えるネタでもありませんが、構造としてはゆりちゃんの発言にもこっちがツッコミを入れる形に近いわけです。
彼女の「ボケ」は基本もこっちに向けられたものだからこそ、こうした掛け合いが成り立つんですね。

真子や南さんもそうですけど、修学旅行前の2年生ゆりちゃんってなかなかレアですよね。あの頃にも彼女たちは確かに存在していたんだと思うと、なんだか不思議な感動に包まれます。
しかしこれ、どういう状況なんでしょうね。
なんでゆりちゃんだけ、離れたところから彼女たちを見つめているんだ…
もしかして、真子を待っている状態なんでしょうか。だったら辛すぎる…
でも、こんな胸が痛い回想シーンの後の二人の会話がまた最高なんですよねw
「あーでも願いごとはあるんだ?」
「誰にだって願望くらいあるでしょ」
なんですか、この言いぐさw
君、さっきはもこっちに「願いごとあったの?」とかひどいことを言ってたろw
まあ、ゆりちゃんに言わせれば、この場合の「願望」と「願いごと」は違うということなんでしょうけどね。だからこそ「別に書いても叶わない」から「私は書いてない」ということなんでしょうし。
…それにしたって、なんか、こう、ね?
「あるんだ 何?金?エロいの?誰かに暴力振るいたいとか?」
WWWこっちははるかにひどいwww
いやあ、もこっちがボケ(?)に回るとやっぱり強烈ですねw
ていうか、金、エロ、暴力って、吉田さんよりもはるかに偏見がひどいじゃねーかwどんな反社的存在だよw
そもそも「誰かに暴力振るいたい」って、単なる危険人物だぞw
そりゃ、ゆりちゃんも「……教えない」となりますよねw

そんな二人の漫才タイムも終わり、ひとり短冊の内容を見に行くもこっち。この辺は去年とあまり変わりませんね。
もっともあの頃は、つまらないネタ系のお願いを見つけては「こんなのより私のが面白いの書ける」と意気込んでいましたがw
今はもう、ああいう変な自己アピールの感情はあまりないんでしょうか。
ちょっと寂しくも感じる場面ではありますね。

WWW声だけでわかるとはさすが「先輩」w
それにしても、今のもこっちは一人で短冊を見るのもなかなか難しいことのようです。
去年までは声をかけてくれる人なんてあの人くらいなものでしたが……(あ、後もうひとり、某体育教師がいたかw)

ほんとだwひとり、男(とりまき)が増えてるw
(※どうでもいいけど、ルビが小さすぎw前にも言ったような気がするけど、ひと文字に4文字はやめろw)
ていうか、前回の表紙の男って、この黒髪のどちらかだったのかも…

なんていうか、見ていて胸が締め付けられるような場面ですね。
もちろん、その「みんな」には彼女は入っていないのでしょう。
「女子全員」とか「女子一同」って、ほぼ嫌がらせに近いじゃないですか。
どういう神経をしているんだ…
そんなこと何とも思っていないかのように話す雫ちゃんを、ただ黙って聞くもこっちが逆に切ないですね。
たまらず、「…一緒になんか書く?」と口にしてしまったのも無理からぬことだと思います。

雫ちゃん、目を大きく見開くとすっごく可愛くなるじゃん!
相変わらず仕草はあざといwですけど、この表情のほうが明るい印象ですし同性受けもよくなりそうな気がしますけどね。
……誘ったもこっちは、若干うんざり気味ですけどw

もはや、面白いことを書いてウケを狙うという選択肢はないんですね…
そうなってしまうと途端に即物的というか、ゆりちゃんなみの発想になってしまうのかw

いや、普通にあるだろw
そこはそれこそ、大学合格とか卒業までいい学校生活が送れますようにといった無難な内容でいいんじゃないの?高校三年生なんだし。
願いなんか叶わないから書かないという発想もなんかやっぱりずれてますよね。
普通の人はそんなの百も承知で、それでも合格祈願とかやってんだよw
まあ逆にこういうところが、なんかもこっちらしいなとも思いますけどw
さて、雫ちゃんの願いはいったいなんなんでしょう?
本来なら、「女子の友達が欲しい」とか書きそうなものなのですが……

うわ…これはあざとかわいい(語彙力が仕事をしない)
そうか…
雫ちゃんにとっては、すでに「女子の友達」ができたつもりなんですね。
こうやって同性同士、きゃっきゃっやっている感じに憧れていたわけです。
それが今、こうした形で願いが叶っている。
うーん、いじらしいですけど、だからこそなんだか切なくもある笑顔ですね。
できれば「同じクラス」の女子の友達も欲しがってもらいたいところですが…
(あれ?これだと、いつかの荻野と同じだぞ…?)

NTRいうなw
ていうか、性別間違えたかってなんだよw全然間違ってねーわw
仮に男だったら、せいぜいあの「とりまき」の一人が関の山だってw
いわゆる「恋人」とは違うんですよね、雫ちゃんが求めているものは。
こんな性格だからわかりづらいですけど、やっぱり彼女が欲しかったのは「友達」なんです。
でもこんな、常に甘えたこびたような態度だと、なかなか同性の友達はできませんよね。むしろあざとくてもエロければOKなもこっちだからこそ、「友達」になり得たわけです。

WWWあざとさを通り越して、なんか怖いわw
「なまえでよばれたいな しずく」って、なんだよそれw
そんなのを当の本人に見せるなwほぼ、脅迫じゃねーかw
しかも、よばれたいな、の後のマークって、「!!」かなと思いきや、よく見るとこれ、「///」ですよね?いわゆる“照れマーク”ってやつですよね?
こんなのゆりちゃんとか見たら、マジで「暴力振るいたい」ってなるんじゃなかろうか…w

WWWWWほら、こんな感じになるしw
もこっちもさることながら、雫ちゃんの顔がまた妙におかしいw
これで作為がないってんだから始末が悪いw

またこれかw(コミックス15巻所収;喪149「モテないし先輩になる」のこのシーン参照)
困ったかのような笑顔がまた、イケメン度を高めますね。
ここぞとばかりに黄色い歓声をあげる雫ちゃんがまた怖いw

呼び捨てでいいですよといいつつ、強要していくスタイルw
こいつ、マジで無自覚な小悪魔だわ…
この誘導ぶりは下手すると、詐欺にも応用できそうですよね。
変なマルチ商法とかに利用されなければいいのですが…
押されっぱなしのもこっちが、泥沼にはまった気弱な男性(カモ)に見えてくるw

本来の七夕は~←いいえ、違いますw
でも、必要以上に顔を近づけて話しかけてくる人って確かにいますよね。パーソナルスペースが狭いというか。
本人にしてみればあまり意識もしたことないんでしょうけど、話しかけられるほうとしては、そっちのほうばかり気になって内容が頭に入ってこないんでちょっと困ります。
「距離感」って人との付き合い方だけじゃなくって、物理的な距離も大事なんだなあと思いますね。
実際、こういうことを男性相手にも無自覚でやっているとすれば、雫ちゃんはかなり危ういと言わざるを得ません。彼氏さんも心休まる暇がないんじゃないでしょうか。(まだ付き合っているかどうかは知らないけどw)

さて、そんなふたりのイチャイチャぶりを上から見つめている子が約一名…
どんな思いで見ているのかここではまだよくわかりませんが、あまり快く思っていない感じはなんとなくうかがえますよね。ほら、微妙に力の入った腕とかw
ところで、雫ちゃんが「素敵」と感激したもこっちの「願いごと」って、いったいどんなものだったんでしょうね?(あからさまな伏線)

なるほど、うっちーだったかwww
かよとメガネさんが談笑している中、宮崎さんだけがうっちーを気にしている様子が微妙な友人関係を象徴しているかのように思えて、興味深いですね。

久々の「鉄仮面」うっちーwww
なんかこれ、もうアゴがしゃくれてないか?w
こういう時のツッコミはメガネさん担当というのも、雌猫グループならばの関係性が見え隠れしているような気がします。

WWWWWWなんだよこれwww
なぜここで、一句詠むw
微妙にちょっとうまいしw少し定型を崩している感じが動きを与えていてなかなか趣がありますよねw(そうか?)
なお余談ですけど、“七夕”って夏の季語かと思いきや、実は秋の季語なんだそうですよ。(ホントに余談)
いやあここ最近、またうっちーの勢いが盛り返しているようでファンとしてはうれしい限りですね。しかも毎回、新ネタ(?)じゃないですか。かつてのようなネタの使いまわしから脱却したようで、ノリにのっている感じがよくわかります。
というわけで、もちろんここが今回一番笑ったシーンとなります!
しかし、「キモビト」ってなんなんでしょうねw
なんか「アガリビト」みたいで、若干怖いんだが…

うっちーの顔が尋常じゃないwww
なんか、目のあたりがあやしくありませんか?まるで霊障を引き起こしているかのような…
それにしても、腕の振り方が本気のダッシュっぽくて笑うw

WWWWW
吊るすのかよwwww
ていうか、なんかおみくじと勘違いしていませんかねえ…
「凶」が出たから厄払いしようみたいなw
吊るしたら「願いごと」として叶えたいことになるんだぞw
「キモビト」がもっとこの上なくキモくあるようにってことにならないか?w(いや、うっちーの場合、それでいいのか…)
宮崎さんのツッコミがまた冴えますw
「うっちー何書いてるの!?」
「うっちーどこ行くの!?」
ときて、
「うっちー!?吊るしてどうするの!?」www
ホント、吊るしてどうすんだといった話ですよねw
走るうっちーを追いかけずに、そのまま上から突っ込んでいるのもなんか面白いw

さて、場面は放課後。
加藤さんに誘われて、けっきょく「願いごと」を吊るすゆりちゃんともこっちですが、まあなんとも“無難”な願いごとですねw
先ほどは無難な内容でいいだろとツッコミを入れましたが、いざ実際にやられると、なんかモヤモヤするわw
でも、二人とも申し合わせたかのように「大学合格」とだけ書いているのがなんかいいですね、仲良くてw(加藤さんに言われて仕方なく書いた感がプンプンw)
一方の加藤さんは真面目というか、随分具体的w
みんなで青学って、否応なしかよw既成事実を重ねようとしているなw

ぎくw なんでそこでビビるかなあw
普通に、「あ、実は一回やってるんだ」と言えばいいだけなのねえ…
こういうところが、加藤さんに痛くもない腹を探られる羽目になるんじゃないかというような気もしますね。
そんなことはすべてお見通しとばかりに見つめるゆりちゃんの視線が冷たいw

WWWそうそう、つかなくてもいい嘘をついてしまうケースってありますよねw
で、今更嘘でしたとも言えずに泥沼にはまっていくパターンw
てか、もこっちの後ろ髪の汗がすごすぎるwww
ホント箸にも引っかからない変なプライドとか、無駄のひとことですね。
さて、ちょうどゆりちゃんの後ろに、さきほど雫ちゃんと一緒に書いた短冊が飾ってあるようですね。
それを見たゆりちゃんは……

WWWWWやさしいwww
ちゃんと、もこっちの「いらん見栄」のことをわかっているんですよね。
自分にはない、理解に苦しむであろう彼女のそんな馬鹿な面も含めて、もこっちという人間を理解しているからこそ、こうした行動ができるのでしょう。
「すす…」っと、本人は自然に隠そうとしているつもりなのがじわじわきますねw
それこそよけいなことというか、何もしないほうがかえって気づかれないで済んだと思うんですけどw でも、この不器用な優しさがあってこそのゆりちゃんですよね!
で、そこに見計らったかのようにいたずらな風が吹くという……w

WWWWWペタwww
「願いごと」がすごくきれいなだけに、よけいにシュールさが増しますねw
いやあ、うっちーの件がなければ、間違いなく今回一番笑ったシーンになったはずなんですが、こればっかりは相手が悪かったですね。
その代わりといってはなんですが、今回はここを個人的ベストシーンにあげたいと思います!
もはやキョンシーと化したゆりちゃんがむちゃかわいいw
そして、ここで先ほどのもこっちの「願いごと」も明らかになりました。
「私とみんなの願いが届くように」
なるほど、雫ちゃんはこれを見て、「素敵です」と言ったわけですね。
…でも、彼女は知りません。この“願い”にはオリジナルがあるということを。
そのオリジナルにそっと「私と」を付け加えたということを彼女はまだ知りません。

ゆりちゃんwwwいつまでキョンシーでいるんだwww
いい加減、短冊取れってのw
まあ、もこっちとしては、ゆりちゃんがわざとやったかのように思ってしまうのも、いかしかたないかな?w 短冊ぶら下げたまんまだしw
しかし加藤さん、なんてことない風を装っていますが、汗をかなり飛ばしていますよね…やっぱり、そうとう気まずいんだろうなあ。
また、黒木さんに気を遣わせてしまった、みたいなことを思っているのでしょうか。
本人たちもまだ意識していないくらいでしょうけど、少しずつ何かが軋みだしているような予感がします。

で、やっぱり出てきました、風夏さん!
前々回で思わぬお預け状態を喰らった彼女ですが、ここでようやく黒木智子の謹慎が終わったことを知ったようです。
ところで、成田美保さんの隣にいる子はいったい誰なんでしょう?また新キャラでしょうか。
なんか成田さんと似たようなタイプというか、同じ糸目なんですけどw
ていうか、成田さんは一体どんな下ネタを書いたんでしょうね?w
確かにシモ系が好きそうな顔をしていますけどw

私のことなんか気にもかけないでって、やっぱり嫉妬かよw
というか、あれから勉強が手につかないのか…
まあ、気持ちはわかりますけど、それは君の責任だろw
3年の今の時期にもなって、そんな言い訳しているようじゃ先が思いやられます。
自分と相手の境遇を比較して勝手に八つ当たりしている感はちょっと否めませんね。(もちろん、加藤さんにもその責任の一端はあるわけですけどw)

WWWなんか、左のモノローグだけ見ると、すごく真っ直ぐな純愛のようにも聞こえますねw
「本当なら 今すぐに追いかけて聞きたい!知りたい!!」とかw
でも実際は、「毛さわりたいってどういうこと?」ですからねw
そんなの、いきなり追いかけられて問い詰められたら、ヤバい人が来たってなるわw
真剣なまなざしで葛藤するようなこっちゃないw

この二人、めっちゃ仲いいな…
左の子はちょっとギャル入っているというか、少し杏奈姉さんぽい感じもありますけど、どうなんでしょうね。凸出しはあーちゃんを髣髴とさせますけどw
大学?彼氏?と、凡庸なことをあげるところを見ると、どこにでもいるごく一般的な女子高生といったところなんでしょうか。
一見すると、風夏とはあまり合いそうもないタイプのようにも思えますが、でもまあ、それを言ったら、成田美保さんも同じだからなあw

WWWWW吊るしたんかいwww
まあうっちーの場合とは違い、確かに「願いごと」ではあるけれどw
否定しているところをみると、本人も無意識に書いて飾ったようですねw
これはかなり重症だ…
それにしても、こんな衝撃的な(?)願いを知っても、「下ネタじゃん!?」のひとことで済ませられるこの二人は、案外大物なのかもしれない…

WWWなんか、各キャラ一発芸披露みたいな感じになってるなw
そもそも、伊藤さんの「注視したい」ってそれは願いごとなのか?w
いや、ご勝手にどうぞって感じじゃないですかw
小宮山さんの「下克上」は、これはもうロッテのことでしょうねw
頑張ればCSから日本シリーズもまだ夢じゃありませんしw
でも、去年はあれだけ乙女な願いをかけていたのに、ちょっと寂しい気もしますね。
まさか、「好きな人」を諦めたということではないとは思いますが…
(まあ、短冊自体はいくらでも吊るせますし、恋の願いは他にあるのかもしれません)
なにげに、三家(ミケ)さんの願いが一番怖いw
死人がでなければいいのですが…w

WWWWWさっそく、もこっちに見つかってるwww
てか、ちゃんと名前を覚えていたのかw
しかし、「剣道少女みたいな奴」ってw
やっぱりそういうイメージで見ていたんだw
それがおっぱいだの、毛だの言ってるのばかり見たら、「ゲスな奴」と思うわなw
でも、元はといえば、全部もこっちが言い始めたことなんですけどw
つまりは、一番ゲスなのはやっぱりもこっちということで!
「プロゲーマーになる」とあるのは、もしかして二木さんでしょうか。
彼女がいそいそと、短冊に願いを込めて吊るしていたかと思うと、ちょっと和みますねw

今のもこっちは、本当に自分を客観的に見ることができるんですよね。
去年までだったら、こんなふうに過去を振り返りながらしみじみ思いにふけることもなかったでしょう。
さて、そんな大人になった(?)もこっちを呼び止める影が……

まさか最後の大トリにネモが登場するとは、ちょっと意外でした。
前回もそうでしたが、ここ最近のネモはアシスト役に徹していた感がありましたから。
もしかすると、前回があまりにゆりちゃんの「なんか最後もってった感」があったので、ネモが逆襲に転じたのかも?w
しかし、登場の仕方といいここでの会話といい、なんか「アニメ」ぽいんですよね、ネモがやると。
いや別に不自然とまでは言えないんですけど、どうも芝居がかっているというか、どこかでカメラが回っているを意識してんじゃね?みたいな印象を受けてしまいますw
もこっちの「あっいや 笹見てるだけ」も、どこか脚本のセリフを読まされている感が漂っているように思えてなりませんw
でも、「願いごと」を一番切実に思っているのは他ならぬ彼女なんですよね。
そう考えると、この七夕まつりを締めくくるパートナーとしては、一番ふさわしいキャラなのかもしれません。

あーちゃんたちと一緒に「声優になる」と書けるようになったネモ。
もしかすると、「クロのお陰で本当の夢を書けるようになった」ことを伝えたくてもこっちを探していたのかもしれませんね。
…まあ、当の本人にはあまり伝わっていませんでしたけどw
(でも実際、もこっちが何かやってあげたわけではないですからね。あの反応はしかたないかと思いますよ)
それにしても、(20才までに)って、どうなんでしょうね、その辺。
これが遅いのか早いのか、私には判断しかねるんですけど。
いずれにせよ、2年くらいあっという間に過ぎますからね。
なんとか夢のとっかかりだけでも早くつかんで欲しいなと思います。
それに比べて他の二人はなんか漠然とし過ぎw
清田の「自由に生きる」ってなんだよw 今はそんなに不自由なのかw(まあ、受験受験で息苦しいのかもしれませんけど)
あーちゃんの「毎日楽しく過ごす」はなんかいいですねw 一見、享楽主義にも見えますけど、きっとそこには世界平和を祈るような崇高な精神が隠れているはずです。だって、岡田だしw

げ、あの時、ふたりに見られてたのかw
しかし今見ても、荻野のやったことって意味不明だな…
「どうせなら目立つ所」「みんなに気付かれるように」とか言ってましたけど、そういうことじゃねーだろw
うーん、やっぱりこの頃の荻野は最悪w

そりゃ、そうだわなw
ホント、荻野は何を考えていたんだ…
むしろ見てもらいたいなら下の方にでかでかと吊るすべきですよねw(それも公開処刑に近いけどw)
でも、今のもこっちはもうあの頃のもこっちではありません。
「大したこと 書いてねーよ」
「ふざけて書いたのを担任に見つかっただけだよ」
と、あっさり告白するのです。
この辺は、先ほどの加藤さんへの違いが見られますね。
もうネモには、何も取り繕うことはないのでしょう。

覚えてないんかいwww
お前の渾身のネタだぞw
そんな味気ないぼんやりした感じじゃ、あのころのもこっちが浮かばれないわw
しかし、「処女捨てたい」とか平気でそういうこと言えるのね…
ネモももはやそのレベルでは驚かないのか、普通に受けているのが何かシュールw
しかも、「ウケ狙いで別に本気じゃない」と言うもこっちに対して、「ふーん」と軽く受け流しているしw
で、「そういう変なところでボケようとするの昔から変わってないね」と、昔なじみアピールしたりするんだw もこっちにはスルーされるの、わかってるくせにw

また、その手の話かw
コミックス13巻所収の喪129「モテないし教えてあげる」でのこれとか、どんだけネットに毒されてんだw
処女=声優って、どんな連想ゲームだよw
でも案外この手の話って、当の女子高生こそがネタ半分で話題にしている感じなのかもしれませんね。
いまどきのアニオタがリアルで語っているとは、ちょっと思えないw

膜いうなw
でも、ネモももはや冷静ですよねw
受け流し方が手慣れたものですw

確かに…ってwww
そこは納得しちゃうんだw
ていうか、そういう問題なのかなあw
彼らに見分ける能力があるかないかというより、真偽がはっきりしないそういう噂を流布されること自体が問題なような気がしますけど…
そういうタイプの人間って、思い込みが激しいですからね。
自分にしか通用しないような理屈で勝手に認定とかしそう。

どうやら、ネモの目的はもうひとつあるようです。
もこっちの作家志望のことを今でもずっと気にかけていたんですね。
同じ夢を追いかける身として、簡単に忘れてほしくないという気持ちがあるのでしょうか。
もっとも、もこっちは「ラノベじゃなくてもいいけど……」程度の熱ですけどw

珍しく本気モードのネモ。
「いや 書いても…」と、あれこれ言い訳をして自分の気持ちに向き合わないもこっちに対して、
「いいから」と促す彼女はかっこいいと思います。
このネモは、決して「アニメ」っぽくはないですね。

もこっち、相変わらず字が綺麗だなw
…まあそれはともかく、ここはなんだか二人の決意という感じがして、なんかグッとくるものがありますね。
そして、ネモは隣に「本当の夢」を吊るすわけです。

二人とも無記名なのが逆にいいですね。
誰かに自己アピールするのではなく、本当に叶えたい願いだけをそっと吊るしたという風情があります。
二人合わせてはじめて叶う夢、ということなのでしょう。

そうそう、ここはネモの言う通りです。願うだけならタダですから。
なんにせよ、形にすることから始まることだってあるのです。
だったら、やらないよりはやった方がいいですよね?

どうやら7月7日が終わり、みんなの願いを託した笹はここでお役御免ということになるようです。
そんな光景を名残惜しそうに見つめているもこっちの横顔が印象的ですね。

もこっちの脚元にひらりと落ちた「願いごと」。
一説(?)には、これがゆりちゃんの本当の願いだったんじゃないかという見方もあるようです。
確かにあの「……教えない」は、いかにもそんな気がしますね。
でも、ここはあえて答えを出すのはやめにしておきましょう。
名前が書いていないということは、きっとそういうことなのです。
それに誰の願いだろうと、「私とみんなの願いが届くように」とともにあるのは変わりないのですから。
そんな誰かの願いごとを、めちゃくちゃ吃りながらも係の人に届けるもこっちを見てなんだか安心しました。
ああ、なんだかんだいっても、やっぱりもこっちはもこっちのまんまなんだなと。
うまく言葉にできませんが、今回はこのもこっちを個人的ベストもこっちとしたいと思います。

前の生徒会長が考えたイベント。
そう、もこっちはそれを誰よりもよく知っているはずです。
だからこそ、今年の願いをあの言葉に託したのですから。
それにしても、この子に顔が描かれていないのがなんだか寂しく思えますね。
去年の七夕を描いた喪55の表紙では、スタッフみんなの顔がいきいきと描かれていただけに、よけいそう感じてしまいます。

このラストは、少し物悲しく響きます。
きっと今のもこっちに、ここまで妙に達観したかのような思いを語って欲しくなかったのでしょう。
できれば去年のように、馬鹿馬鹿しくもいじらしいもこっちのままでいてほしかったのかもしれません。
こうして振り返ってみると、やっぱり面白いですね。
今回は各キャラが次々と持ちネタを披露していくような“爆笑レッドカーペット”形式みたいな趣もあって、意外と賑やかな雰囲気があったかと思います。
特に、ゆりちゃんとうっちーはよかったですね。
他のキャラが、持ちネタの使いまわしに終始していた感があった中、彼女たちは新たなネタ(?)で勝負にきている姿勢がうかがえて、新鮮な笑いを存分に味わうことができたような気がします。
でも、なんでその感想を読み終わった後にも引き継げなかったのか。
今思うと、ラストのもこっちのモノローグにあるような気がします。
あの達観したような変に大人びたもこっちが、それまでの流れをリセットしてしまったかのように思えたんですよ。
もっと言うなら、今回の話には喪55「モテないし七夕」の影がずっとつきまとっていたような気がします。
自分は喪162を読みつつも、知らず知らずのうちに喪55を重ねていたんじゃないかと気付いたわけです。
で、喪55「モテないし七夕」って、今読んでもむちゃくちゃ面白いんですよ。
5巻から7巻くらいまでって、なんか「暗黒の時代」と言われがちですけど、そんなことは絶対にないですね。少なくともこの喪55に関しては、修学旅行編前のわたモテでもベスト5には入りそうな勢いです。(あと、6巻でいえば、喪50「モテないし夕暮れの教室で一人佇む」なんかは絶対のお薦め!)
特に、こみさんや今江さんの真面目な姿を見て自分のふざけた短冊をはずそうとする姿なんて、笑いと切なさと愛おしさのトリプル波状効果がハンパないですよ、ほんとに。
そして最後に、これは自分への罰なんだと甘んじて受けつつも、くっだらない願いを天高く飾ろうとするオチ!
あんなのを見てしまうと、どうしても今回のラストがかすんで見えてしまうのは否めません。
もこっちは確かにこの1年を通して成長しました。
冷静に自分のありさまを省みることもできますし、人を思いやることもできます。
願いが必ずしも叶うわけもないことだって、これまでの経験則から痛いほど思い知っています。
「私とみんなの願いが届くように」
これは、喪55で今江さんが飾った「ここにあるみんなの願いが届きますように」へのアンサーでもあるのでしょう。
その思いはとても尊いものだと思います。
でも、そろそろ今江さんの作った七夕まつりからその先へと進んでもいいんじゃないでしょうか。たぶん、今江さんもそれを望んでいると思うんですね。
ゆりちゃんやうっちーが新ネタに挑戦したように、もこっちも黒木智子としての新たな願い(ネタ)に挑んで欲しい。
そして、喪55の面白さをはるかに超えるような神回を、みずから生み出してほしい。
それこそが、今江さんの願いに応えることになるのではないでしょうか。
あの人の思いを胸に、与える側になろうと必死で頑張るもこっちの姿は最新15巻で!
今回はぜひ、喪55「モテないし七夕」と共にお楽しみください!
ネモとクロが大学見学に行った話は14巻で読めます!
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