私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪160~そして、再びわたモテと出会う~
7月4日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪160に更新されました。
前回の感想は大きな反響を呼んだようで、いつも以上に様々なコメントをいただきました。その中には厳しい内容のものもありましたが、どれもしっかりとした反論になっていたので、考えさせられることはあっても不愉快な気持ちになることはありませんでした。
もともと、あの感想をアップした時点で反発されることは覚悟の上だったのですが、意外なほど建設的な意見が多くて逆になんだかうれしかったです。
そんな中、特に私の心に刺さった言葉がひとつありました。
> 好きで読んでいる人の感想に見えないです。
この一言は効きました。
正直、ひとつ前の「もっと気楽に読んでみては」に対しては、「いや言われなくても十分楽しく読んでいるよ」と反論したくなったのですが、これに対して返す言葉は見つからないんです。
私がいくら好きで読んでいるんだよと訴えても、「そうは見えない」と言われればそれまでですから。
で、改めて前回の感想を見直してみたんです。そこで、ひとつ思い当たることがあったんですね。
それは、「いつの間にか、『感想』のためにわたモテを読んでいないか?」という自問でした。
つまり、わたモテが好きで面白いからそれをみんなとも分かち合いたくて感想を書く、というごく当たり前のことが、いつからか感想のための感想に陥っていなかったかということなんです。いわゆる手段が目的化してしまっているというやつですね。ミイラ取りがミイラにというか。(それはちょっと違うw)
試しに、前回の記事の冒頭をいくつか抜粋してみましょう。
> 前回の感想で、加藤さんの動向次第で『謹慎編』全体の評価が決まるなんて書いてしまった手前、なんだか緊張するな…
> この「謹慎編」は外(喪157)と内(喪158)の関係が合わさってこそ名作であると言いきってしまった手前、目の前の現象についてどう理解していいかわからなかった
どうでしょう。以前の自分の感想に縛られている感じがしませんか?
自分の思い込みが、かえってわたモテを見えづらくさせていたところもあったのではないか。そんな気がしてきたんです。
考えてみれば、ここ最近、「ここはどう記事で書こうかな」と思いながら読んでいた自分がいたことに今更ながら気づきました。
あらかじめ、「感想記事」のことを想定しつつ読んでいたのです。
なんだか、それって、少しさみしいですよね?
で、初心忘れるべからずじゃないですけど、一度まっさらな気持ちからわたモテを読んでみたいなと感じたんです。
いったん過去のことは一切忘れて、また再びわたモテという作品に出会いたいと思いました。
なので今回は、読んでいる最中はブログのこともなるべく考えず作品に集中したつもりです。
もちろん、言うほど簡単にはいかないでしょう。無理やり忘れたふりをするのも、それはそれで不自然ですしw で、結局はこうして「感想記事」をアップするわけですからw
…でも、要はそのくらいの気持ちだったということです。
その結果どうなったのかはわかりません。自分の事は自分ではなかなかわからないものですから。面白いものになっていればいいのですが。
前置きが長くなりました。
それでは、さっそく見てまいりましょう!
冒頭からいきなり智貴の登場で驚きました。
彼から話が始まるというのもかなり珍しいのではないでしょうか。
でも「謹慎編」において、彼の反応が一切ないままというのも逆に不自然ですからね。
やっぱりこのまま、彼なくして終わるというのはあり得ないということなのでしょう。
ところで、なんか智くん、少し痩せましたかね?しばらく見ない間になんだかやつれたような印象を受けたのですが。
まあ、あのクラスにいたら気苦労も耐えないでしょうし、彼もいろいろ大変なのかもしれません。
そんな彼を追いかけるかのように、「待って待って」と呼び止めるお姉ちゃんは実に微笑ましいというかなんというかw
考えてみれば、姉弟が朝一緒になるというシチュエーションは今までありませんでしたね。朝食で一緒になることはあっても、智貴のほうがいつも先に朝練に出かけていましたし。
この展開も「謹慎編」ならではという感じでしょうか。しっかり姉を待ってあげている智くんには、思わず頬が緩んでしまいますねw
なんだ、この背丈の差はw 見た目、年の離れた妹じゃねーかw
それはそうと、謹慎最後の日はいつも以上に早いんですね。
そういえば、謹慎といえどもたかだか30分早いだけでしたw
なるほど、今までは時間的に中途半端だからこそ、朝練で登校している生徒とも会わなかったわけです。
それが最終日だけ弟と同じ時間に登校できるとは、「謹慎制度」もなかなか粋な計らいをするものですねw(別にそういう趣旨ではない)
もこっちWWW
久々に弟と無駄話タイムを楽しめると思いこんでいただけにこれは恥ずかしいですねw
この時のもこっちの表情をぜひ見てみたいですよw きっと顔真っ赤なんだろうなあw
とはいえ、智くんの方もたぶん微妙な顔をしているんだろうなと思いますよ。
ったく、みたいな表情を浮かべつつも何とも言えない気まずさから逃れたい一心なんでしょうね。
「スタスタ」にそんな彼の複雑さが表れているような気がします。
ところで確かに、企業って体育会系なノリが好きなところが多いですよね。
きっと、組織としてもその方がまとめやすいんでしょう。理屈じゃなく体に忠誠を誓わせられるわけですから。(で、ある日突然切ることもできると)
ただ、智貴は黙って社畜に甘んじるようなキャラではないと思いますけど。
この二人の足の運び。なんかいいですよね。
追いすがるかのようなもこっちもいいですし、自分のことを「お姉ちゃん」と呼ぶのもこれまたいいw
ていうか、競歩転向ってw
競歩部なんてもちろんないでしょうし、やるなら陸上部ということになるんでしょうけど、あれってけっこう複雑な決まりがあるようですからね。単純に歩くのが速ければいいという競技じゃないはずですよ。
でもなんか、こういう思いついたままのバカ話をしたいんだろうなあ、もこっちはw
そう思うと、なんだか健気にも思えてくるから不思議ですねw
というわけで、今回は「モテないし謹慎最終日」。
謹慎編の終わりはなぜか「謹慎明け」のエピソードだと思いこんでいましたが、考えてみれば最終日を描かなければ本当の意味で「謹慎」は終わらないですよね。それこそ、出所の出迎えもあるでしょうしw
そう、長かった「謹慎編」もいよいよ今回がラスト。
いったいどんな結末が待っているのでしょう。
今回の個人的ベストシーン。
まるで、生き別れになった親を探す旅に出た兄妹を見ているかのような場面じゃないですか。
ここではあえて一言も交わさない二人の佇まいがなんとも心に染み入ります。
ドアに手をつけたまま、何かを探すかのように外の景色を眺めているもこっち。
そんな彼女の横で何も言わずに、ただおなじ景色を一緒に見ている智貴。
なんだかもう、ずっと見てられますね。見るたびにいろんなことを想像してしまいます。
一言も発することなく部室へと向かう智貴w
なんか逆に意識しすぎだろ、とか思ってしまいますねw 普通に「じゃ、おれ部室だから」くらいことわってもいいだろうにw
なんか言おうか言うまいか、しばし躊躇するもこっちw
この一息入れるかのような一コマが、実にいい、ゆったりとした空気を生むんですよね。こういうちょっとしたテンポがわたモテ独特の世界を作り上げているような気がします。
ジミー大西かw
いや~しかし、このやり取りも絶妙ですね。二人の関係性やお互いの言葉にならない心情を見事に浮き上がらせています。
思わずツッコミを入れてしまう智貴が最高w
ていうか、謹慎頑張れっていうのもどうなんだろw
というわけで、サムネでも使われていたシーンですけど、本当に「いつもとやること変わらんな」ですねw
でもまあ、それも当然のことだとは思いますよ。なんたって謹慎期間なんですから。
これが、最後の日くらいパーっとやるか!とばかりに、なんかイベントまがいのことを始めたらびっくりですよwいくらチャラそうな教師だからって、それはないでしょw
最後まで、粛々と反省の思いを深めることが肝要なんだと思います!
あ、この教師ズルいわw
これ、ぜったいギャップ効果を狙ってるだろw
最後の最後で、こんな優しい表情を見せられたら思わずコロッといってしまう生徒も何人かいそうw(どうしても見た目で偏見を持ってしまう…w)
生活指導教師の意外な一面に、思わず心が揺れてしまう生徒がここにも一人…w
脳内ツッコミもいつものキレがあまりないように感じられます。ちょっと照れ隠しっぽいw
吉田さんの「……」がまた印象的ですね。彼女の沈黙はけっこう鋭い思慮が裏にあることが多いような気がするので、ここもどんなことを考えているんだろうと思ってしまいます。
アニメなら、ここでオープニングテーマが重なりそうなシーンですねw
グーっとカメラが俯瞰に引いていって、ロゴがバン!みたいなw
でも、もこっちも言っていたように、この一週間でかなり学力は上がったんじゃないでしょうかね?
いっそのこと、このままずっと謹慎生活を続けていたほうが、受験勉強的にはいいんじゃないでしょうか。一流国立大学も夢じゃないかもしれませんよ?w
やっぱりワンツーマン的な環境のほうが、さぼれない分集中せざるを得ないんでしょうね。
オープニングパートが終わってAパート、といった感じですねw
場面の切り替えのテンポがいつも以上に鮮やかな印象を受けます。
それはともかく、ゆりまこ二人によるお昼というのもなんだか随分久しぶりな気がします。特にこうして机を向かい合って、というのは3年になって初めてなんじゃないでしょうか。
しかし、ゆりちゃんは相変わらずドーナツ?的なお昼なんですね。彼女の健康面が少し心配です…
あと、「吉田さんと黒木さん」という真子のセリフには、何らかの意図を感じずにはいられないw
WWW
こういうゆりちゃん好きw
「どう?」とか「電話かけてきてもいいけど」とか、この手の言葉足らずの不器用さは彼女のキャラをうまく表していると思いますね。爆笑ではなく、思わずクスッとしてしまう笑いが彼女には似合っているような気がします。
これまた珍しいスリーショット。
岡田がネモと加藤さんの間に入ることで、うまく回っている感じなのでしょうか。
でも、構図としては3人の中心にいないところがうまいですよね。
この三人の関係からすると、岡田がセンターに入らないほうがいいんです。
そうしないと岡田は単なる加藤さんとネモの通訳係になってしまいますから。
ここでの岡田のセリフがまたうまい!
「黒木と吉田」w
見事に直前の真子のセリフとの対比になっていますよね。
(でも、あーちゃんも吉田さんとはすごく仲がいいのがポイント)
しかし、岡田が二人の謹慎明けを出迎えるために放課後残るとは…
風夏さん、大人気だなw
まさか謹慎中に再び登場してくるとは思いませんでしたよw
それにしても、成田さんはいつも一緒にいますね。
ていうか、いつもこんな笑みを浮かべているのかw いったい何がそんなに楽しいんだw
でも、ここは、加藤さんのほうから話の場を呼びかけたのはよかったですね。
あーちゃんもなんとなくわかっていたようでしたし、成田さんもちゃんと席を外したということは、その辺の空気はちゃんと察することができる子なのかなという気がしました。
あ、加藤さん、あの時感じ悪い態度を取った自覚があったんですね。
もしかして謝るタイミングを計っていたのでしょうか。
ちょっと意外でしたけど、素直な彼女のことですから後からハッと気付いたんでしょうね。正気(笑)に戻ってから「私ったら風夏になんて態度を…」と反省したのかも?w
まあ、あの時の表情はちょっと尋常じゃなかったですからねw
とても「ちょっと考え事」なんていうレベルじゃありませんでしたよw
いや、まだ蒸し返すのかよw
風夏の言うとおり、いいかげん忘れろw
彼女にとっても、忘れたいことなんだからw
でも、加藤さん的には、ずっと引っかかっていたことだったんでしょうね。
おそらく、親友にあんな態度を取ったのは初めてだったんじゃないでしょうか。
どこかでけじめをつけたかったのかなという感じもしましたね。
WWWWW
何、この一点の曇りもないような笑顔w
もう楽しくてしょうがないっていう感じですよね。
「謹慎明け」というだけで、ここまで人って変われるものなのかw
いきなりの変貌に、風夏さんも少々戸惑い気味のようですw
WWWWW
これこそ「ミイラ取りがミイラに」に近いかwww
でもまあ、なんとなくわからないでもないかな。
別に妖しいことを期待していたわけではなく、「けっきょく何もなかった」ということに対する“ガッカリ”なのかなという気もしましたね。
別に信じているわけでもない超常現象検証番組で、肩すかしをくらったようなものなんじゃないでしょうか。「いや、元からあると思っていたわけじゃないけどさあ…」みたいなw
WWWWW
めっちゃご機嫌だなw
思い出し笑いをしてしまうほどハマっていたのかw
でも女性の「ぷ」と吹き出す姿って、なんか来るものがありますね。(何が?)
口元を抑えるしぐさに品の良さがにじみ出ています。
WWWWWやばい、この感じすっごくリアルw
笑い話を早く一緒に共有したいのに、自分の笑いの方が先に立ってしまって続きをなかなかうまく話せない感じとか、「ねえわかるでしょw」とばかりに、隣の人をパンパン叩いてしまう感じとか、めっちゃくちゃわかるし、むっちゃくちゃ可愛いwww
突然の変貌についていけない真顔の風夏さんがまた妙におかしいw
二人のテンションの差がここの笑いのポイントですね。
WWWWWそんな殺生なwww
そこまで聞かせておいてお預けなんて、いくらなんでも蛇の生殺し状態もいいところですよw
でも、休み時間が終わったとたんに、さっと気持ちを切り替えられるところはなんか加藤さんらしくていいですね。
こういう変に気持ちを引きずらないところが、彼女が素直に謝ることができた理由のひとつなのかなという気がしました。
……それにしても最後のオチくらい、10秒もかからんだろw
wwwそりゃそうなるわなw
ていうか、ようやく頭がついてきたのかw
でもまだ、「単語」がインプットされただけという感じですよねw
で、授業中となるわけですが……
おお、風夏さんの前にいるのは、我らが前2-4の元委員長さんじゃないですか!
これはもう、単なる顔見せじゃないですね。
いずれまた、彼女の出番があることを示唆しているとしか思えません。
思えば風夏さんも、少しずつ顔出ししつつ球技大会を経て一気に花開いたキャラでしたよね。
委員長も同じような道を辿ることになるのでしょうか。
WWWWW
ようやく「意味」が追いついたwww
このタイムラグは、2年秋のもこっちを少し思い出しますねw
でも、この風夏さんのケースはしょうがないかなという気もします。
あんな状態で話を切り上げられたら、状況に頭がついてこれなくても責められませんよw
ただでさえ、理解が追いつかない話ですからね。誰だって、思考停止状態に陥ってしまう案件ですw
しかし、彼女はまたしばらく悶々とした日々を過ごすことになるんでしょうか…
少し不憫にも思いますね。このあとの授業内容も頭に入ってこないだろうしw
いずれにしても、彼女のキャラはここで定着してしまった感がありますw
(ぶっちゃけ、面白ければなんでもいいですけどw)
ここの場面切り替えは正直、意表を突かれました。
まさか、校長先生が登場するとは。
しかも、保護者呼び出しまで!
まあ確かに、「謹慎処分」というのは本来それだけ大事なわけですが、ここまでわりとののほんとした空気だっただけに、この張りつめた雰囲気にはちょっと面食らいましたね。
校長、母親それぞれの視線がなんとも痛いw
校長先生は、生徒指導の先生と目くばせしている感じですかね?
若干笑みすら浮かべている様子がなんだか不気味なんですけど…w
で、なんといっても、吉田さんのお母さん初登場!
これまで何度か、吉田さんの家庭環境が気になると言ってきましたが、こんなに早く家族が登場してくるとは思いもしませんでしたね。
元ヤンぽいというか、クールビューティな感じのかっこいい女性ですよね。
吉田さんの母親のイメージにピッタリです。かなり厳しいそうなタイプに見えますけど。
もこっち、落ち着けw
でもまあ、わかりますけどね。
よくマンガや小説では校長室って出てきますけど、現実にはそうそう入る機会なんてないですよねw
たまに清掃中に校長の大事なツボを割ってしまって…みたいな話も見ますけど、校長室を生徒が掃除するって実際あるのかなあ…
私も、自分の学校の校長室がどうだったかなんてまったく記憶に無いですね。歴代の校長の顔写真が飾ってあるとか、それこそマンガかドラマだけの世界なんじゃないの?と思ってしまいます。
もこっちとは対照的にさすが吉田さんは肝が据わっていますが、横目で自分の母親を見ているんですよね。
自分の為に頭を下げる親を目の当たりにして、果たして彼女の胸中はいかに…
「指導」って、こんな感じなんですね。
ていうか、あの毎日書いていた反省文は校長に読んでもらうためのものだったのか…
目の前に教師がずらっとならんでいて、さらには隣に母親もいる中で、こうして尋問を受けるというのはなかなかきついシチュエーションではあります。
WWWWWWWこれからもバイクでwwwwww
なんだ緊張しているかと思いきや、意外と余裕だなw
でも確かに、この校長は笑顔で人が殺せそうな雰囲気がありそうw
なめるなゴスンのコンボでいつまでも笑っていられそうな気がしますw
ていうか、なんかもう、ツッコミどころ満載なんですけどw
なんでこの状況下で「ふざける」という選択肢が出てくるんだよw
仮に、校長とは以前から親しくしていてジョークが通じるやつだとわかっていたとしても(それもおかしいけどw)、隣に親がいるんだぞw そんな発想が出てくる自体狂ってるわw
でも、漫画やドラマではよく「話のわかる」校長とか、やたらキャラの立っている校長が出てくる場合がありますけど、実際は校長なんて学校生活でそうそう話すこともないですよね。せいぜい、朝礼の話が長いとかそんなネタにされるくらいなものでしょう。
まあさすがに、今時、「校長=善」「教頭=悪」なんて構図の学園ものなんてあるとは思いませんがw(昭和時代でもすでにネタ化されていましたw)
というわけで、もちろんここが今回一番笑ったシーンになります!
うわ、これまた無難というか、下手すると何も考えていないように取られかねない回答w
でも、実はこういうところに本音が出たりするんですよね。
「一週間教室に行けなくてつらかった」
以前、学校に行きたくないと言っていた子が、こんな言葉を発するようになったんです。
おお、何も考えていないように見えて、実はこの校長けっこう鋭いのかも。
そこに黒木智子という生徒を紐解く何かがあると踏んだのかもしれませんね。(まあ、担任などからある程度は話を聞いていたのだとは思いますが)
で、なぜ「教室に行けないのがつらいのか」を自分に考えさせる。
これが「指導」なのかなという気がしました。
自分で考え、自分で答えを出すことが大事なんですよね。
果たして、この昼行燈校長の口からどんな言葉が飛び出てくるのでしょう。
ここはもこっちならずとも、緊張が走る一瞬ですね。
(チャラメガネはなんとなく悟っている感がありますがw)
WWWWW
やっぱり、何も考えていないだけなのかもw
でも、もこっち自身が考え、導き出した答えですからね。
そこに他人がどうのこうの言う必要もないでしょう。
彼の「指導」は、もうすでに済んでいたんだと思いますよ。
しかし、このあと吉田さんとのやり取りがあるものと期待していたんだけどなあ…
この無情ともいえるような場面転換の潔さよw
今回はなんか「変則的オムニバス」みたいな話のテンポがありますね。
ここでサブタイトルが入ってもおかしくないかも。
というわけで、こちらは吉田さんたちの出所(笑)を出迎えるために待っている杏奈ねえさんと麗奈。
ベンチの上であぐらを掻いている姉さんが粋ですねw
つーか、麗奈、覚えてねーのかよw
確か、きーちゃんが来ていたときだからGW中だろ?まだ、一か月ちょっとしか経ってねーぞ…
こいつ、まだいるのかよwww
謹慎明けの日には必ず出現する謎の犬ということで都市伝説化するんじゃないかw
ていうか、普段はどこにいるんだろう…
普通、学校に犬が紛れ込んで来たら大騒ぎになりますよね。
なんか、セキュリティ的にも不安が残る学校だな…
あ、やっぱり、杏奈さんは分かって麗奈に吹き込んでいたなw
それはさておき、やっぱりこの人をなくして、謹慎編は終われませんよね。
今や、雌猫グループでもなかば公認のような感じになっているのが微笑ましいというかなんというか…w
あの「黒木ー!!」ももはやなんてことのないこととして処理されているのでしょうかw
うっちーも、なんか吹っ切れた表情をしていますよね。みんなも応援してる!みたいなw
メガネさんの感じからすると、これはもう「これから謝りに行く」ということでみんなとも話がついているんでしょうね。(宮崎さんの表情だけ若干気になりますが…)
WWW ついにこの二人(?)が邂逅する時が来たwww
まあ、この場合の「キモ!?」は正しいような気がしますけどねw
さすがに加藤さんもこれには“ピク”とはならないでしょうw
それにしても、「じと」ってなんだよw
うっちー、かわいいwww
もこ犬で予行練習かw
ていうか、もう無意識なんですね、「キモい」って。
自分を洗脳しないとダメとか、どれだけ蠱惑化されてんだよという気がしますが。
しかし、「キモかわいい」はまた意味が違うような…w
この二人、杏奈さんたちと面識あったっけ、と思ったのですが、
ゆりちゃんはネズミーランドの時に会っていましたね。(コミックス13巻喪130「モテないし遠足が終わる」参照)
まあ、そうでなくても、雫ちゃんとお昼した時に、一同介していたわけですがw
WWWWW
なんか、うっちー、もこ犬に気に入られたようでよかったですw
(キモいいーは、気持ちいいってことなのかな?w)
なんか変な犬いる…も地味に面白いw
ここで、自習室グループと図書室グループが合流。
なんか、一大イベントの様相を見せてきましたねw
オールスター大集合というか。
ネモの呼びかけもなかなか興味深い。
そういえば、ネモは真子のことを「まこちゃん」と呼んでいたんでしたね。(コミックス13巻所収:喪125「モテないし遠足がはじまる」参照)
始めからそうなのか、どこかで「田中さん」から変わったのか、ちょっと気になります。
この二人の会話もけっこう微妙なところがあってドキドキしますね。
ネモの「あっ…」とかw
なんかこうして並んでいると、線のタッチも違う感じがして面白いなと思います。
ネモはわりと線をはっきり描いている感じですけど、加藤さんはどことなく柔らかいラインのように見えます。
まさかペンを変えているわけではないでしょうけど、どこかで意識しているのかもしれませんね。
出ました、「ぴく」w
これはもう、狙ってやっているのは確定ですね。さすがに3回も立て続けに出てくればたまたまというわけにはいかないでしょう。
しかし、このネモの言い方もまたわかりづらいw
リアルな女子高生会話を再現しようという意図はわかるんですけど、
これだけだと、したんだかしなかったんだかよくわからないw
まあこの場合は真子のセリフがあるから、かろうじて「連絡した?」というニュアンスは伝わりますけどね。
それにしてもネモがあーちゃんにこう聞くくらい、岡田と吉田さんの仲はすでに認知されているんですね。
WWW真子のこの笑顔www
そっか、真子はすでにこういうキャラとして確立しつつあるんですね。
つーか、お前、初日からずっと吉田さんとは連絡とってたろw
「今日は最後だし」ってw
でも、ゆりちゃんにはもうお見通しという感じがしますね。
「……」がいい具合にフックとして効いていますw
前回のオチはなんか唐突な印象が否めなかったのですが、
こうして誰かがツッコミ的な反応をしめすことで、これはこれとして笑いとして成立していますね。
元々真子は風見鶏的な面がありましたけど、彼女がキャラとして笑いを提供するにあたっては、誰かのアシストが必要な気がします。こうもあっけらかんとされると、単独ではなんか痛々しい感じで素直に笑えないところがあるんですよ。喪99「モテないし友達の友達」(単行本11巻所収)のように、一人相撲を取ってくれればまた違ったおかしさが出てくるのですが…
しかし、加藤さんといい真子といい、「謹慎最終日」はこうも人を変えてしまうものなのか…w
なんか結局、もこっちと吉田さんがいなかったから、みんなおかしくなっていただけだったような気がしてきましたよw
このシーンがまたいいですね。
というか、この後の二人のやり取りがすごく好きです。
「まあ よかったよなー」
「あー?よくねーだろ 謹慎してんだから」
「まあ そうだけどよー」
杏奈姉さんの間延びしたかのような「ー」が、妙な余韻を残すんですよね。
ああ、よかったなあと、意味もなくしみじみしてしまうんです。
なんかホント、謹慎してよかったなあとw(ホントはよくないw)
再び場面は戻ります。
ようやく謹慎も解け、後は帰るだけとなった彼女たちですが、
吉田さんのお母さんは、これ以上ないというくらいに謝りまくっています。
「うちのバカのせいで」という言い方がなんか懐かしいというか、今時こんな親がいるかなあという気がしましたね。
でも、なんか安心しました。吉田さんも実にいい家族に恵まれているじゃないかって。
そして、やっぱりここでも吉田さんの「……」が印象的ですね。
この後、「先行ってるわ」と早々とこの場を去ってしまうのですが、母親のあんな姿をこれ以上見たくなかったのか、それとももこっちの手前、気恥しい気持ちがあったのか…
ここのフォントはちょっと珍しいですね。吉田さんの母親はいったいどんな調子で茉咲と呼び止めたのでしょうか。
それとは対照的に、何も語らずただ一言「帰るわよ」と声をかけるもこママ。
関わり方はそれぞれ違いますが、どちらも本当にいい母親だと思います。
なんだか不思議な印象を与える一コマですね。
妙に生々しいというか、逆に現実感が希薄というか、とにかく変な感じがしますw
この感覚は、喪90「モテないし将来について考える」(単行本10巻所収)を髣髴とさせました。
学校という場に親がいるって、なんか色々考えてしまうものがあるんですよね。
ネモたちからの連絡を見て、彼女たちの元に急ごうとするもこっち。
でも少し離れてから、ふと母親のほうを振り返ります。
ここは次のページをめくるのに少し躊躇した人もけっこういたのではないでしょうか。
少なくとも私は、若干の気持ちの整理が必要でした。
もちろん、ここで「ふざける」という選択肢は彼女の頭の中にはないでしょう。(当たり前だ)
だからこそこの瞬間は、しっかりとこの目で確認しなければならないと思いました。
そうしないと、彼女たちの謹慎は何の意味もなかったことになってしまうから。
そう、この次のシーンこそ、この謹慎編のすべてがあると言っても過言ではないはずだからです。
謝ることは当然のことです。それは誰もがわかっていることでしょう。
でも彼女はいったい何を謝るのでしょう?
「謹慎になって」
それは当たり前です。この大事な時に何やってんだという話ですよね。
でも、それはけっきょく自分のことじゃないですか。自分がそのツケを払う羽目になるだけです。
本当に謝ることはもっと他にあるんじゃないですか?
「それで学校に来させて…」
この一言こそが、今回の、そして「謹慎編」の意味するところだったんだと私は思います。
このセリフが聞けたことでなんかホッとしてしまった自分がいましたね。
加藤さんのこととか真子のこととか、今はまあいいかと素直に思えたんです。(え?単純もいいところだって?)
とにかく、このもこっちが見れた段階で、私にとっての「謹慎編」は終わりました。
変な言い方ですが、この時こそ、ギャグマンガの特性の素晴らしさが身に染みたことはなかったですね。
そう、いろいろ気になることはあるけどそれはそれ、なかったことにしようよってやつですw
というわけで、ここが今回の個人的ベストもこっちになります。
やっぱり、このお母さんはしっかり娘のことを見守っているんですね。
だからこそ、「ご飯いらない時は」なんて言ったのでしょう。
そう、ちゃんと智子を心配してくれる仲間がいることを母親はすでに知っていたのです。
えーすみません。
おそらく、今回の話を読み終えた人のほぼ100%が思ったことでしょうけど、
あえて、私もこう言わせていただきます。
「最終回かよ!」と。
いやマジで、一旦トップページに戻って次の更新日があることを確認しましたからね。
昔と違って今は柱に「次回に続く」とかないんで、なんか不安になるじゃないですか。
これ、「ご愛読ありがとうございました!」なんて隣にあってもなんら違和感ないですよ。
まあ逆に、隣のアンケートページの「あせるな…本当のゴールはここじゃない…」がむちゃくちゃ嵌っていましたけどw(狙っていたとしたら、すごいセンスw)
謹慎編は右ページ終わりが多かったですけど、まさかこの効果を狙っていたとしたらスゴイw
まあ、それはともかく、なんか「大団円」といった感じのラストでしたね。
これ、仮に16巻の最終話になるんなら、単行本派の人はマジでビビりそう…
担当者はちゃんと、次の単行本の予告も入れてあげてくださいねw
それにしても、ホントオールスターて感じですね。
杏奈麗奈もちゃんといるところが、またいい。
二人のためにコーラ?を用意している姉さんはさすがですwこういう気配りができる子は他にいないからなあ。
あれ?そういえば、うっちーは?(まさか、いまだもこ犬から離れられないとかw)
「謹慎編」完結というより、やっぱり、なんだか「わたモテ」という作品にひとつの区切りがついたような気がします。
でもそれは、ラストが最終回ぽいからとか、キャラクター総登場だからとか、そういうことじゃないような感じがしました。
「わたモテ」を黒木智子の物語とするなら、やっぱり節目には家族の姿があるべきだと思うんです。もともとは、ヒロインの周りには親と弟しかいない状態でこのマンガは始まったのですから。
冒頭で弟と一緒に登校して、最後には母親に見送られる。
この流れだったからこそ、「大団円」といった感じになったのではないでしょうか。
実際、なんかもう「ゴールしてもいいよね…」的な気分になってしまいましたよw
これが本当の最終回でもなんかいいかなという気持ちにさせられました。
でも逆に考えれば、いったんこのパターンはもう使ってしまったということでもあるんですよね。
つまりは、こういう終わり方はしないよ、という谷川さんなりのメッセージでもあったのかもしれません。
まだまだ気になることはたくさんありますし、いろいろ伏線を匂わせているところもあります。
何より、今回ではなんとなく「なかったこと」になっている不穏な要素をそのままにして終わるなんてことはあってはならないでしょう。
でも、なんかいい区切りがついたなという気がしたんですね。
次からまた新たな「わたモテ」と出会えるようなそんな気がしたんです。
そういった意味では、確かに「最終回」的な意味もあったのかもしれません。
そして私たちはまた再び「わたモテ」と出会える。
そんな気がしてならないのです。
まだまだ伏線を回収していない話が目白押し!最新15巻は絶賛発売中です!
謹慎編は意外と、遠足編と通じるものがあるような気がします。
原点回帰で、1巻から読み返してみるというのもいいかもしれませんよ?
なんか、原画展で先行販売していたグッズの数々も一般販売がはじまったようです。
前回の感想は大きな反響を呼んだようで、いつも以上に様々なコメントをいただきました。その中には厳しい内容のものもありましたが、どれもしっかりとした反論になっていたので、考えさせられることはあっても不愉快な気持ちになることはありませんでした。
もともと、あの感想をアップした時点で反発されることは覚悟の上だったのですが、意外なほど建設的な意見が多くて逆になんだかうれしかったです。
そんな中、特に私の心に刺さった言葉がひとつありました。
> 好きで読んでいる人の感想に見えないです。
この一言は効きました。
正直、ひとつ前の「もっと気楽に読んでみては」に対しては、「いや言われなくても十分楽しく読んでいるよ」と反論したくなったのですが、これに対して返す言葉は見つからないんです。
私がいくら好きで読んでいるんだよと訴えても、「そうは見えない」と言われればそれまでですから。
で、改めて前回の感想を見直してみたんです。そこで、ひとつ思い当たることがあったんですね。
それは、「いつの間にか、『感想』のためにわたモテを読んでいないか?」という自問でした。
つまり、わたモテが好きで面白いからそれをみんなとも分かち合いたくて感想を書く、というごく当たり前のことが、いつからか感想のための感想に陥っていなかったかということなんです。いわゆる手段が目的化してしまっているというやつですね。ミイラ取りがミイラにというか。(それはちょっと違うw)
試しに、前回の記事の冒頭をいくつか抜粋してみましょう。
> 前回の感想で、加藤さんの動向次第で『謹慎編』全体の評価が決まるなんて書いてしまった手前、なんだか緊張するな…
> この「謹慎編」は外(喪157)と内(喪158)の関係が合わさってこそ名作であると言いきってしまった手前、目の前の現象についてどう理解していいかわからなかった
どうでしょう。以前の自分の感想に縛られている感じがしませんか?
自分の思い込みが、かえってわたモテを見えづらくさせていたところもあったのではないか。そんな気がしてきたんです。
考えてみれば、ここ最近、「ここはどう記事で書こうかな」と思いながら読んでいた自分がいたことに今更ながら気づきました。
あらかじめ、「感想記事」のことを想定しつつ読んでいたのです。
なんだか、それって、少しさみしいですよね?
で、初心忘れるべからずじゃないですけど、一度まっさらな気持ちからわたモテを読んでみたいなと感じたんです。
いったん過去のことは一切忘れて、また再びわたモテという作品に出会いたいと思いました。
なので今回は、読んでいる最中はブログのこともなるべく考えず作品に集中したつもりです。
もちろん、言うほど簡単にはいかないでしょう。無理やり忘れたふりをするのも、それはそれで不自然ですしw で、結局はこうして「感想記事」をアップするわけですからw
…でも、要はそのくらいの気持ちだったということです。
その結果どうなったのかはわかりません。自分の事は自分ではなかなかわからないものですから。面白いものになっていればいいのですが。
前置きが長くなりました。
それでは、さっそく見てまいりましょう!

冒頭からいきなり智貴の登場で驚きました。
彼から話が始まるというのもかなり珍しいのではないでしょうか。
でも「謹慎編」において、彼の反応が一切ないままというのも逆に不自然ですからね。
やっぱりこのまま、彼なくして終わるというのはあり得ないということなのでしょう。
ところで、なんか智くん、少し痩せましたかね?しばらく見ない間になんだかやつれたような印象を受けたのですが。
まあ、あのクラスにいたら気苦労も耐えないでしょうし、彼もいろいろ大変なのかもしれません。
そんな彼を追いかけるかのように、「待って待って」と呼び止めるお姉ちゃんは実に微笑ましいというかなんというかw
考えてみれば、姉弟が朝一緒になるというシチュエーションは今までありませんでしたね。朝食で一緒になることはあっても、智貴のほうがいつも先に朝練に出かけていましたし。
この展開も「謹慎編」ならではという感じでしょうか。しっかり姉を待ってあげている智くんには、思わず頬が緩んでしまいますねw

なんだ、この背丈の差はw 見た目、年の離れた妹じゃねーかw
それはそうと、謹慎最後の日はいつも以上に早いんですね。
そういえば、謹慎といえどもたかだか30分早いだけでしたw
なるほど、今までは時間的に中途半端だからこそ、朝練で登校している生徒とも会わなかったわけです。
それが最終日だけ弟と同じ時間に登校できるとは、「謹慎制度」もなかなか粋な計らいをするものですねw(別にそういう趣旨ではない)

もこっちWWW
久々に弟と無駄話タイムを楽しめると思いこんでいただけにこれは恥ずかしいですねw
この時のもこっちの表情をぜひ見てみたいですよw きっと顔真っ赤なんだろうなあw
とはいえ、智くんの方もたぶん微妙な顔をしているんだろうなと思いますよ。
ったく、みたいな表情を浮かべつつも何とも言えない気まずさから逃れたい一心なんでしょうね。
「スタスタ」にそんな彼の複雑さが表れているような気がします。
ところで確かに、企業って体育会系なノリが好きなところが多いですよね。
きっと、組織としてもその方がまとめやすいんでしょう。理屈じゃなく体に忠誠を誓わせられるわけですから。(で、ある日突然切ることもできると)
ただ、智貴は黙って社畜に甘んじるようなキャラではないと思いますけど。

この二人の足の運び。なんかいいですよね。
追いすがるかのようなもこっちもいいですし、自分のことを「お姉ちゃん」と呼ぶのもこれまたいいw
ていうか、競歩転向ってw
競歩部なんてもちろんないでしょうし、やるなら陸上部ということになるんでしょうけど、あれってけっこう複雑な決まりがあるようですからね。単純に歩くのが速ければいいという競技じゃないはずですよ。
でもなんか、こういう思いついたままのバカ話をしたいんだろうなあ、もこっちはw
そう思うと、なんだか健気にも思えてくるから不思議ですねw
というわけで、今回は「モテないし謹慎最終日」。
謹慎編の終わりはなぜか「謹慎明け」のエピソードだと思いこんでいましたが、考えてみれば最終日を描かなければ本当の意味で「謹慎」は終わらないですよね。それこそ、出所の出迎えもあるでしょうしw
そう、長かった「謹慎編」もいよいよ今回がラスト。
いったいどんな結末が待っているのでしょう。

今回の個人的ベストシーン。
まるで、生き別れになった親を探す旅に出た兄妹を見ているかのような場面じゃないですか。
ここではあえて一言も交わさない二人の佇まいがなんとも心に染み入ります。
ドアに手をつけたまま、何かを探すかのように外の景色を眺めているもこっち。
そんな彼女の横で何も言わずに、ただおなじ景色を一緒に見ている智貴。
なんだかもう、ずっと見てられますね。見るたびにいろんなことを想像してしまいます。

一言も発することなく部室へと向かう智貴w
なんか逆に意識しすぎだろ、とか思ってしまいますねw 普通に「じゃ、おれ部室だから」くらいことわってもいいだろうにw

なんか言おうか言うまいか、しばし躊躇するもこっちw
この一息入れるかのような一コマが、実にいい、ゆったりとした空気を生むんですよね。こういうちょっとしたテンポがわたモテ独特の世界を作り上げているような気がします。

ジミー大西かw
いや~しかし、このやり取りも絶妙ですね。二人の関係性やお互いの言葉にならない心情を見事に浮き上がらせています。
思わずツッコミを入れてしまう智貴が最高w
ていうか、謹慎頑張れっていうのもどうなんだろw

というわけで、サムネでも使われていたシーンですけど、本当に「いつもとやること変わらんな」ですねw
でもまあ、それも当然のことだとは思いますよ。なんたって謹慎期間なんですから。
これが、最後の日くらいパーっとやるか!とばかりに、なんかイベントまがいのことを始めたらびっくりですよwいくらチャラそうな教師だからって、それはないでしょw
最後まで、粛々と反省の思いを深めることが肝要なんだと思います!

あ、この教師ズルいわw
これ、ぜったいギャップ効果を狙ってるだろw
最後の最後で、こんな優しい表情を見せられたら思わずコロッといってしまう生徒も何人かいそうw(どうしても見た目で偏見を持ってしまう…w)

生活指導教師の意外な一面に、思わず心が揺れてしまう生徒がここにも一人…w
脳内ツッコミもいつものキレがあまりないように感じられます。ちょっと照れ隠しっぽいw
吉田さんの「……」がまた印象的ですね。彼女の沈黙はけっこう鋭い思慮が裏にあることが多いような気がするので、ここもどんなことを考えているんだろうと思ってしまいます。

アニメなら、ここでオープニングテーマが重なりそうなシーンですねw
グーっとカメラが俯瞰に引いていって、ロゴがバン!みたいなw
でも、もこっちも言っていたように、この一週間でかなり学力は上がったんじゃないでしょうかね?
いっそのこと、このままずっと謹慎生活を続けていたほうが、受験勉強的にはいいんじゃないでしょうか。一流国立大学も夢じゃないかもしれませんよ?w
やっぱりワンツーマン的な環境のほうが、さぼれない分集中せざるを得ないんでしょうね。

オープニングパートが終わってAパート、といった感じですねw
場面の切り替えのテンポがいつも以上に鮮やかな印象を受けます。
それはともかく、ゆりまこ二人によるお昼というのもなんだか随分久しぶりな気がします。特にこうして机を向かい合って、というのは3年になって初めてなんじゃないでしょうか。
しかし、ゆりちゃんは相変わらずドーナツ?的なお昼なんですね。彼女の健康面が少し心配です…
あと、「吉田さんと黒木さん」という真子のセリフには、何らかの意図を感じずにはいられないw

WWW
こういうゆりちゃん好きw
「どう?」とか「電話かけてきてもいいけど」とか、この手の言葉足らずの不器用さは彼女のキャラをうまく表していると思いますね。爆笑ではなく、思わずクスッとしてしまう笑いが彼女には似合っているような気がします。

これまた珍しいスリーショット。
岡田がネモと加藤さんの間に入ることで、うまく回っている感じなのでしょうか。
でも、構図としては3人の中心にいないところがうまいですよね。
この三人の関係からすると、岡田がセンターに入らないほうがいいんです。
そうしないと岡田は単なる加藤さんとネモの通訳係になってしまいますから。
ここでの岡田のセリフがまたうまい!
「黒木と吉田」w
見事に直前の真子のセリフとの対比になっていますよね。
(でも、あーちゃんも吉田さんとはすごく仲がいいのがポイント)
しかし、岡田が二人の謹慎明けを出迎えるために放課後残るとは…

風夏さん、大人気だなw
まさか謹慎中に再び登場してくるとは思いませんでしたよw
それにしても、成田さんはいつも一緒にいますね。
ていうか、いつもこんな笑みを浮かべているのかw いったい何がそんなに楽しいんだw
でも、ここは、加藤さんのほうから話の場を呼びかけたのはよかったですね。
あーちゃんもなんとなくわかっていたようでしたし、成田さんもちゃんと席を外したということは、その辺の空気はちゃんと察することができる子なのかなという気がしました。

あ、加藤さん、あの時感じ悪い態度を取った自覚があったんですね。
もしかして謝るタイミングを計っていたのでしょうか。
ちょっと意外でしたけど、素直な彼女のことですから後からハッと気付いたんでしょうね。正気(笑)に戻ってから「私ったら風夏になんて態度を…」と反省したのかも?w
まあ、あの時の表情はちょっと尋常じゃなかったですからねw
とても「ちょっと考え事」なんていうレベルじゃありませんでしたよw

いや、まだ蒸し返すのかよw
風夏の言うとおり、いいかげん忘れろw
彼女にとっても、忘れたいことなんだからw
でも、加藤さん的には、ずっと引っかかっていたことだったんでしょうね。
おそらく、親友にあんな態度を取ったのは初めてだったんじゃないでしょうか。
どこかでけじめをつけたかったのかなという感じもしましたね。

WWWWW
何、この一点の曇りもないような笑顔w
もう楽しくてしょうがないっていう感じですよね。
「謹慎明け」というだけで、ここまで人って変われるものなのかw
いきなりの変貌に、風夏さんも少々戸惑い気味のようですw

WWWWW
これこそ「ミイラ取りがミイラに」に近いかwww
でもまあ、なんとなくわからないでもないかな。
別に妖しいことを期待していたわけではなく、「けっきょく何もなかった」ということに対する“ガッカリ”なのかなという気もしましたね。
別に信じているわけでもない超常現象検証番組で、肩すかしをくらったようなものなんじゃないでしょうか。「いや、元からあると思っていたわけじゃないけどさあ…」みたいなw

WWWWW
めっちゃご機嫌だなw
思い出し笑いをしてしまうほどハマっていたのかw
でも女性の「ぷ」と吹き出す姿って、なんか来るものがありますね。(何が?)
口元を抑えるしぐさに品の良さがにじみ出ています。

WWWWWやばい、この感じすっごくリアルw
笑い話を早く一緒に共有したいのに、自分の笑いの方が先に立ってしまって続きをなかなかうまく話せない感じとか、「ねえわかるでしょw」とばかりに、隣の人をパンパン叩いてしまう感じとか、めっちゃくちゃわかるし、むっちゃくちゃ可愛いwww
突然の変貌についていけない真顔の風夏さんがまた妙におかしいw
二人のテンションの差がここの笑いのポイントですね。

WWWWWそんな殺生なwww
そこまで聞かせておいてお預けなんて、いくらなんでも蛇の生殺し状態もいいところですよw
でも、休み時間が終わったとたんに、さっと気持ちを切り替えられるところはなんか加藤さんらしくていいですね。
こういう変に気持ちを引きずらないところが、彼女が素直に謝ることができた理由のひとつなのかなという気がしました。
……それにしても最後のオチくらい、10秒もかからんだろw

wwwそりゃそうなるわなw
ていうか、ようやく頭がついてきたのかw
でもまだ、「単語」がインプットされただけという感じですよねw
で、授業中となるわけですが……

おお、風夏さんの前にいるのは、我らが前2-4の元委員長さんじゃないですか!
これはもう、単なる顔見せじゃないですね。
いずれまた、彼女の出番があることを示唆しているとしか思えません。
思えば風夏さんも、少しずつ顔出ししつつ球技大会を経て一気に花開いたキャラでしたよね。
委員長も同じような道を辿ることになるのでしょうか。

WWWWW
ようやく「意味」が追いついたwww
このタイムラグは、2年秋のもこっちを少し思い出しますねw
でも、この風夏さんのケースはしょうがないかなという気もします。
あんな状態で話を切り上げられたら、状況に頭がついてこれなくても責められませんよw
ただでさえ、理解が追いつかない話ですからね。誰だって、思考停止状態に陥ってしまう案件ですw
しかし、彼女はまたしばらく悶々とした日々を過ごすことになるんでしょうか…
少し不憫にも思いますね。このあとの授業内容も頭に入ってこないだろうしw
いずれにしても、彼女のキャラはここで定着してしまった感がありますw
(ぶっちゃけ、面白ければなんでもいいですけどw)

ここの場面切り替えは正直、意表を突かれました。
まさか、校長先生が登場するとは。
しかも、保護者呼び出しまで!
まあ確かに、「謹慎処分」というのは本来それだけ大事なわけですが、ここまでわりとののほんとした空気だっただけに、この張りつめた雰囲気にはちょっと面食らいましたね。
校長、母親それぞれの視線がなんとも痛いw
校長先生は、生徒指導の先生と目くばせしている感じですかね?
若干笑みすら浮かべている様子がなんだか不気味なんですけど…w
で、なんといっても、吉田さんのお母さん初登場!
これまで何度か、吉田さんの家庭環境が気になると言ってきましたが、こんなに早く家族が登場してくるとは思いもしませんでしたね。
元ヤンぽいというか、クールビューティな感じのかっこいい女性ですよね。
吉田さんの母親のイメージにピッタリです。かなり厳しいそうなタイプに見えますけど。

もこっち、落ち着けw
でもまあ、わかりますけどね。
よくマンガや小説では校長室って出てきますけど、現実にはそうそう入る機会なんてないですよねw
たまに清掃中に校長の大事なツボを割ってしまって…みたいな話も見ますけど、校長室を生徒が掃除するって実際あるのかなあ…
私も、自分の学校の校長室がどうだったかなんてまったく記憶に無いですね。歴代の校長の顔写真が飾ってあるとか、それこそマンガかドラマだけの世界なんじゃないの?と思ってしまいます。
もこっちとは対照的にさすが吉田さんは肝が据わっていますが、横目で自分の母親を見ているんですよね。
自分の為に頭を下げる親を目の当たりにして、果たして彼女の胸中はいかに…

「指導」って、こんな感じなんですね。
ていうか、あの毎日書いていた反省文は校長に読んでもらうためのものだったのか…
目の前に教師がずらっとならんでいて、さらには隣に母親もいる中で、こうして尋問を受けるというのはなかなかきついシチュエーションではあります。

WWWWWWWこれからもバイクでwwwwww
なんだ緊張しているかと思いきや、意外と余裕だなw
でも確かに、この校長は笑顔で人が殺せそうな雰囲気がありそうw
なめるなゴスンのコンボでいつまでも笑っていられそうな気がしますw
ていうか、なんかもう、ツッコミどころ満載なんですけどw
なんでこの状況下で「ふざける」という選択肢が出てくるんだよw
仮に、校長とは以前から親しくしていてジョークが通じるやつだとわかっていたとしても(それもおかしいけどw)、隣に親がいるんだぞw そんな発想が出てくる自体狂ってるわw
でも、漫画やドラマではよく「話のわかる」校長とか、やたらキャラの立っている校長が出てくる場合がありますけど、実際は校長なんて学校生活でそうそう話すこともないですよね。せいぜい、朝礼の話が長いとかそんなネタにされるくらいなものでしょう。
まあさすがに、今時、「校長=善」「教頭=悪」なんて構図の学園ものなんてあるとは思いませんがw(昭和時代でもすでにネタ化されていましたw)
というわけで、もちろんここが今回一番笑ったシーンになります!

うわ、これまた無難というか、下手すると何も考えていないように取られかねない回答w
でも、実はこういうところに本音が出たりするんですよね。
「一週間教室に行けなくてつらかった」
以前、学校に行きたくないと言っていた子が、こんな言葉を発するようになったんです。

おお、何も考えていないように見えて、実はこの校長けっこう鋭いのかも。
そこに黒木智子という生徒を紐解く何かがあると踏んだのかもしれませんね。(まあ、担任などからある程度は話を聞いていたのだとは思いますが)
で、なぜ「教室に行けないのがつらいのか」を自分に考えさせる。
これが「指導」なのかなという気がしました。
自分で考え、自分で答えを出すことが大事なんですよね。

果たして、この昼行燈校長の口からどんな言葉が飛び出てくるのでしょう。
ここはもこっちならずとも、緊張が走る一瞬ですね。
(チャラメガネはなんとなく悟っている感がありますがw)

WWWWW
やっぱり、何も考えていないだけなのかもw
でも、もこっち自身が考え、導き出した答えですからね。
そこに他人がどうのこうの言う必要もないでしょう。
彼の「指導」は、もうすでに済んでいたんだと思いますよ。
しかし、このあと吉田さんとのやり取りがあるものと期待していたんだけどなあ…

この無情ともいえるような場面転換の潔さよw
今回はなんか「変則的オムニバス」みたいな話のテンポがありますね。
ここでサブタイトルが入ってもおかしくないかも。
というわけで、こちらは吉田さんたちの出所(笑)を出迎えるために待っている杏奈ねえさんと麗奈。
ベンチの上であぐらを掻いている姉さんが粋ですねw
つーか、麗奈、覚えてねーのかよw
確か、きーちゃんが来ていたときだからGW中だろ?まだ、一か月ちょっとしか経ってねーぞ…

こいつ、まだいるのかよwww
謹慎明けの日には必ず出現する謎の犬ということで都市伝説化するんじゃないかw
ていうか、普段はどこにいるんだろう…
普通、学校に犬が紛れ込んで来たら大騒ぎになりますよね。
なんか、セキュリティ的にも不安が残る学校だな…

あ、やっぱり、杏奈さんは分かって麗奈に吹き込んでいたなw
それはさておき、やっぱりこの人をなくして、謹慎編は終われませんよね。
今や、雌猫グループでもなかば公認のような感じになっているのが微笑ましいというかなんというか…w
あの「黒木ー!!」ももはやなんてことのないこととして処理されているのでしょうかw
うっちーも、なんか吹っ切れた表情をしていますよね。みんなも応援してる!みたいなw
メガネさんの感じからすると、これはもう「これから謝りに行く」ということでみんなとも話がついているんでしょうね。(宮崎さんの表情だけ若干気になりますが…)

WWW ついにこの二人(?)が邂逅する時が来たwww
まあ、この場合の「キモ!?」は正しいような気がしますけどねw
さすがに加藤さんもこれには“ピク”とはならないでしょうw
それにしても、「じと」ってなんだよw

うっちー、かわいいwww
もこ犬で予行練習かw
ていうか、もう無意識なんですね、「キモい」って。
自分を洗脳しないとダメとか、どれだけ蠱惑化されてんだよという気がしますが。
しかし、「キモかわいい」はまた意味が違うような…w

この二人、杏奈さんたちと面識あったっけ、と思ったのですが、
ゆりちゃんはネズミーランドの時に会っていましたね。(コミックス13巻喪130「モテないし遠足が終わる」参照)
まあ、そうでなくても、雫ちゃんとお昼した時に、一同介していたわけですがw

WWWWW
なんか、うっちー、もこ犬に気に入られたようでよかったですw
(キモいいーは、気持ちいいってことなのかな?w)
なんか変な犬いる…も地味に面白いw

ここで、自習室グループと図書室グループが合流。
なんか、一大イベントの様相を見せてきましたねw
オールスター大集合というか。
ネモの呼びかけもなかなか興味深い。
そういえば、ネモは真子のことを「まこちゃん」と呼んでいたんでしたね。(コミックス13巻所収:喪125「モテないし遠足がはじまる」参照)
始めからそうなのか、どこかで「田中さん」から変わったのか、ちょっと気になります。

この二人の会話もけっこう微妙なところがあってドキドキしますね。
ネモの「あっ…」とかw
なんかこうして並んでいると、線のタッチも違う感じがして面白いなと思います。
ネモはわりと線をはっきり描いている感じですけど、加藤さんはどことなく柔らかいラインのように見えます。
まさかペンを変えているわけではないでしょうけど、どこかで意識しているのかもしれませんね。

出ました、「ぴく」w
これはもう、狙ってやっているのは確定ですね。さすがに3回も立て続けに出てくればたまたまというわけにはいかないでしょう。
しかし、このネモの言い方もまたわかりづらいw
リアルな女子高生会話を再現しようという意図はわかるんですけど、
これだけだと、したんだかしなかったんだかよくわからないw
まあこの場合は真子のセリフがあるから、かろうじて「連絡した?」というニュアンスは伝わりますけどね。
それにしてもネモがあーちゃんにこう聞くくらい、岡田と吉田さんの仲はすでに認知されているんですね。

WWW真子のこの笑顔www
そっか、真子はすでにこういうキャラとして確立しつつあるんですね。
つーか、お前、初日からずっと吉田さんとは連絡とってたろw
「今日は最後だし」ってw
でも、ゆりちゃんにはもうお見通しという感じがしますね。
「……」がいい具合にフックとして効いていますw
前回のオチはなんか唐突な印象が否めなかったのですが、
こうして誰かがツッコミ的な反応をしめすことで、これはこれとして笑いとして成立していますね。
元々真子は風見鶏的な面がありましたけど、彼女がキャラとして笑いを提供するにあたっては、誰かのアシストが必要な気がします。こうもあっけらかんとされると、単独ではなんか痛々しい感じで素直に笑えないところがあるんですよ。喪99「モテないし友達の友達」(単行本11巻所収)のように、一人相撲を取ってくれればまた違ったおかしさが出てくるのですが…
しかし、加藤さんといい真子といい、「謹慎最終日」はこうも人を変えてしまうものなのか…w
なんか結局、もこっちと吉田さんがいなかったから、みんなおかしくなっていただけだったような気がしてきましたよw

このシーンがまたいいですね。
というか、この後の二人のやり取りがすごく好きです。
「まあ よかったよなー」
「あー?よくねーだろ 謹慎してんだから」
「まあ そうだけどよー」
杏奈姉さんの間延びしたかのような「ー」が、妙な余韻を残すんですよね。
ああ、よかったなあと、意味もなくしみじみしてしまうんです。
なんかホント、謹慎してよかったなあとw(ホントはよくないw)

再び場面は戻ります。
ようやく謹慎も解け、後は帰るだけとなった彼女たちですが、
吉田さんのお母さんは、これ以上ないというくらいに謝りまくっています。
「うちのバカのせいで」という言い方がなんか懐かしいというか、今時こんな親がいるかなあという気がしましたね。
でも、なんか安心しました。吉田さんも実にいい家族に恵まれているじゃないかって。
そして、やっぱりここでも吉田さんの「……」が印象的ですね。
この後、「先行ってるわ」と早々とこの場を去ってしまうのですが、母親のあんな姿をこれ以上見たくなかったのか、それとももこっちの手前、気恥しい気持ちがあったのか…

ここのフォントはちょっと珍しいですね。吉田さんの母親はいったいどんな調子で茉咲と呼び止めたのでしょうか。
それとは対照的に、何も語らずただ一言「帰るわよ」と声をかけるもこママ。
関わり方はそれぞれ違いますが、どちらも本当にいい母親だと思います。

なんだか不思議な印象を与える一コマですね。
妙に生々しいというか、逆に現実感が希薄というか、とにかく変な感じがしますw
この感覚は、喪90「モテないし将来について考える」(単行本10巻所収)を髣髴とさせました。
学校という場に親がいるって、なんか色々考えてしまうものがあるんですよね。

ネモたちからの連絡を見て、彼女たちの元に急ごうとするもこっち。
でも少し離れてから、ふと母親のほうを振り返ります。
ここは次のページをめくるのに少し躊躇した人もけっこういたのではないでしょうか。
少なくとも私は、若干の気持ちの整理が必要でした。
もちろん、ここで「ふざける」という選択肢は彼女の頭の中にはないでしょう。(当たり前だ)
だからこそこの瞬間は、しっかりとこの目で確認しなければならないと思いました。
そうしないと、彼女たちの謹慎は何の意味もなかったことになってしまうから。
そう、この次のシーンこそ、この謹慎編のすべてがあると言っても過言ではないはずだからです。

謝ることは当然のことです。それは誰もがわかっていることでしょう。
でも彼女はいったい何を謝るのでしょう?
「謹慎になって」
それは当たり前です。この大事な時に何やってんだという話ですよね。
でも、それはけっきょく自分のことじゃないですか。自分がそのツケを払う羽目になるだけです。
本当に謝ることはもっと他にあるんじゃないですか?
「それで学校に来させて…」
この一言こそが、今回の、そして「謹慎編」の意味するところだったんだと私は思います。
このセリフが聞けたことでなんかホッとしてしまった自分がいましたね。
加藤さんのこととか真子のこととか、今はまあいいかと素直に思えたんです。(え?単純もいいところだって?)
とにかく、このもこっちが見れた段階で、私にとっての「謹慎編」は終わりました。
変な言い方ですが、この時こそ、ギャグマンガの特性の素晴らしさが身に染みたことはなかったですね。
そう、いろいろ気になることはあるけどそれはそれ、なかったことにしようよってやつですw
というわけで、ここが今回の個人的ベストもこっちになります。

やっぱり、このお母さんはしっかり娘のことを見守っているんですね。
だからこそ、「ご飯いらない時は」なんて言ったのでしょう。
そう、ちゃんと智子を心配してくれる仲間がいることを母親はすでに知っていたのです。

えーすみません。
おそらく、今回の話を読み終えた人のほぼ100%が思ったことでしょうけど、
あえて、私もこう言わせていただきます。
「最終回かよ!」と。
いやマジで、一旦トップページに戻って次の更新日があることを確認しましたからね。
昔と違って今は柱に「次回に続く」とかないんで、なんか不安になるじゃないですか。
これ、「ご愛読ありがとうございました!」なんて隣にあってもなんら違和感ないですよ。
まあ逆に、隣のアンケートページの「あせるな…本当のゴールはここじゃない…」がむちゃくちゃ嵌っていましたけどw(狙っていたとしたら、すごいセンスw)
謹慎編は右ページ終わりが多かったですけど、まさかこの効果を狙っていたとしたらスゴイw
まあ、それはともかく、なんか「大団円」といった感じのラストでしたね。
これ、仮に16巻の最終話になるんなら、単行本派の人はマジでビビりそう…
担当者はちゃんと、次の単行本の予告も入れてあげてくださいねw
それにしても、ホントオールスターて感じですね。
杏奈麗奈もちゃんといるところが、またいい。
二人のためにコーラ?を用意している姉さんはさすがですwこういう気配りができる子は他にいないからなあ。
あれ?そういえば、うっちーは?(まさか、いまだもこ犬から離れられないとかw)
「謹慎編」完結というより、やっぱり、なんだか「わたモテ」という作品にひとつの区切りがついたような気がします。
でもそれは、ラストが最終回ぽいからとか、キャラクター総登場だからとか、そういうことじゃないような感じがしました。
「わたモテ」を黒木智子の物語とするなら、やっぱり節目には家族の姿があるべきだと思うんです。もともとは、ヒロインの周りには親と弟しかいない状態でこのマンガは始まったのですから。
冒頭で弟と一緒に登校して、最後には母親に見送られる。
この流れだったからこそ、「大団円」といった感じになったのではないでしょうか。
実際、なんかもう「ゴールしてもいいよね…」的な気分になってしまいましたよw
これが本当の最終回でもなんかいいかなという気持ちにさせられました。
でも逆に考えれば、いったんこのパターンはもう使ってしまったということでもあるんですよね。
つまりは、こういう終わり方はしないよ、という谷川さんなりのメッセージでもあったのかもしれません。
まだまだ気になることはたくさんありますし、いろいろ伏線を匂わせているところもあります。
何より、今回ではなんとなく「なかったこと」になっている不穏な要素をそのままにして終わるなんてことはあってはならないでしょう。
でも、なんかいい区切りがついたなという気がしたんですね。
次からまた新たな「わたモテ」と出会えるようなそんな気がしたんです。
そういった意味では、確かに「最終回」的な意味もあったのかもしれません。
そして私たちはまた再び「わたモテ」と出会える。
そんな気がしてならないのです。
まだまだ伏線を回収していない話が目白押し!最新15巻は絶賛発売中です!
謹慎編は意外と、遠足編と通じるものがあるような気がします。
原点回帰で、1巻から読み返してみるというのもいいかもしれませんよ?
なんか、原画展で先行販売していたグッズの数々も一般販売がはじまったようです。
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