私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪153~谷川ニコが彼女のために用意したかったこと~
3月21日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪153に更新されました。
雫ちゃんとのお昼から始まった「球技大会編」も早5回目。
思いのほか長期シリーズとなりましたね。当初はまさかここまで続く話になるとは思いもしませんでしたが、まだ続きそうな気配です。
「修学旅行編」「体育祭編」「遠足編」、そして「GW編」と、イベントを主題においたシリーズはこれまでもありました。
ただ、今回のシリーズは今までのそれとは、ちょっと毛色が違いますよね。
なにせ「球技大会編」にもかかわらず、ほとんど試合のシーンが出てこないんですから!はたしてこれを「球技大会編」と呼んでいいのかどうかも悩んでしまいそうですよw
普通、連載もので「トーナメント編」みたいなものを長期にわたってやる場合、どことどこがぶつかるのかとか、誰が勝って誰が敗退するのかみたいな話を延々続けるパターンが多いじゃないですか。たとえギャグやコメディでも、そこは「対決」を中心において話を展開していくのが定番だと思うんですよ。意外な組み合わせや勝敗でメリハリはつけられますし、毎回の引きも盛り上がりますよね。
ところがどうでしょう、今回の「球技大会編」。
喪149は大会が始まる前のいわば「特訓編」(?)ですし、喪150は前半こそソフトボールの話でしたが(それも主人公たちは応援もせずにただ見ているだけ)、後半は単に虫や花と戯れているだけですからねw
喪151にいたっては放課後寄り道して遊んだだけですし、前回の喪152だって、女の子同士の友情のもつれ話ですから。“球技”なんて一切関係ありません。
そして特筆すべきことに、毎回一話完結型なんですよ。これまで一切“引き”の演出をしていないんです。(前回の終わり方を“オチ”ととらえていない見方もあるようですが、あれはあれで話としてしっかりまとまっていると思います)
それゆえに、シリーズ物でありながら次に何がくるのか予想できないんです。だって、試合とか関係ないんだもんw
予想できるのは、どうやらこの「球技大会」はまだ続きそうだということだけ。
前回のコメントではもう予想は止めたという声もあったくらいでしたが、今回の話もさすがに当たった人はいなかったんじゃないでしょうか。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
このサムネ自体かなり意表を突かれたというか、ソフトに話が戻るかあという驚きがありますね。
まあ確かに、喪150だけでは消化不良気味でしたし、あり得る話ではあるのですが……
ただ、これだけだったらまだ予想できた人もいるかと思うんですよ。GWの勉強会以来、小宮山さんメインの話はしばらくありませんし、そろそろ来るだろうという向きがあってもおかしくはありません。
でも、このサムネだけでそう判断するのは早計だったんですねえ…
今回は比較的ショート回ということで、いわゆる“表紙”というのはありませんでした。
が、ある意味、このシーンが“表紙”的な役割を果たしていたのかもしれませんね。
みんなで昼食タイムということでは、前回の表紙と繋がっている面もありますし。
というわけで、今回は「モテないし2度目の球技大会」。
またしても「ん?」と一瞬思わせるタイトルになっています。この段階ではなんのことやらさっぱりですよね。
この「球技大会編」では、ずっと一貫してタイトルへのこだわりが感じられます。
決して奇をてらっているわけではないのですが、ただほんの少しひとひねりしていて、話の最後でその意図が読者に伝わるように工夫されているわけです。
もちろん、今回も例外ではありません。
タイトルの意味を考えながら読むというのも、「球技大会編」の隠れた面白さだと思いますね。
それにしても、卓球組とソフトボール組が一堂に会するとは思いませんでした。
上手と下手で綺麗に卓球とソフトに分かれているのが面白いですね。やっぱり、メインの卓球組は読者に顔を見せる側かw
しかし、南さんはともかく(おそらくサチノリマキのところに行っているのでしょう)、なんで二木さんはいないんでしょうね?彼女をハブにするような子たちではないでしょうから、たぶん彼女の方に何か理由があるのでしょう。次が準決勝ということらしいので、ご飯も食べずに一人鍛錬にいそしんでいるのでしょうか。
各キャラのお昼事情も興味深いですね。
加藤さんは、以前サラダチキンでしたが、今回もなんだかコンビニのサラダ系っぽい感じです。…にしても、数が多いなwこれでダイエットになるんだろうかw
読者目線で髪を梳いている姿が妙におかしいw
もしかして、こちらの視線に気づいているとか?
もこっちは普通のおにぎり、小宮山さんと伊藤さんも持参のお弁当かな?まあ、小宮山さんは母子家庭ということもありますし、経済的にあまりお金を使わないようにしているのかもしれません。
ネモと岡田はハンバーガー的なもの、ゆりちゃんはドーナツ系ですね。まこっちはお茶しかないようですけど、こちらもダイエット中というか、お昼を抜くつもりなんでしょうか。正直あまり感心しませんが…
そんな中、吉田さんはどうやら、さぼてんのとんかつ弁当のようw 彼女らしいチョイスでなんだか安心します。
岡田が小宮山さんたちのことを何やら気にしているのがまた興味深いところです。
弁当の中身が気になるのかな?
もしくは、二人仲良くお弁当を交換している様(?)に興味を惹かれているのでしょうか。
彼女はあぐらで、もこっちの方はきっちり正座というのも面白いw
もこっちったら、また猫被っちゃってw
そういや、吉田さんと小宮山さんが何ごともなかったかのように同席しているところも注目ポイントですよね。
学食の件は、あれからどう収まったのでしょう?
やっぱり、4回戦勝って、まだ準決勝なのか…
うーん、64チームってことは、女子半分でのべ320人いるってことだぞwこの少子化の時代にとんでもないマンモス校だなw(まあ、実際にはけっこう掛け持ちも多いんでしょうけど)
なにげにソフトも勝ち進んでいるようですね。バスケはどうなったかわかりませんけど、女子と男子の差がひどいなw
この球技大会が終わったら、3-5の女子がすごいと伝説になるかもしれない…
しかし、お昼でも岡田は変なジャージの着方をしてんじゃねーかw
これ、肩がどうとかじゃなくって、単純に気に入っているだけなんじゃないの?w
また、ゆりちゃんはいらんことを…w
晴天下に一人だけジャージを脱がないところも含めて、良くも悪くも彼女らしいなと思ってしまいます。
らしいといえば、お昼にドーナツというのもそうですね。こんなことを言うと彼女の気を損ねそうですけど、やっぱり南さんに似ているような気がする…w
そんな二人の会話を「もちゃもちゃ」と聞いているもこっちw
なんか近所のおばさんぽい感じですねw(今回の個人的ベストもこっち!)
ここで真子が、さりげなく「一年生時の球技大会」に触れているのも、ある意味伏線になっていましたね。
同じことを思っていても口には出さないのが、もこっちのいい所ですねw
それにしても、「やることがあるのはいい」には実感がこもっています。
何しろ、一年の時は「2日間全くやることなくて」だったわけですから。
この、優勝とかはどうでもいいけど暇じゃないのはいいという呟きに、「球技大会編」の本質があるような気がします。
小宮山さんがまず岡田に話しかけるところが興味深いですね。
まあ隣だし、同じソフトの人ということで声を掛けやすかったのでしょうけど、「みんな、ちょっといい?」という感じでグループに向けるのではなく、まず岡田に許可を得ようとするところに小宮山さんなりのコミュニケーションの取り方があるのかなという気がしました。
彼女にとって、岡田はソフト組のリーダー格的な認識だったのではないでしょうか。
南さんを降板させて岡田に引き継がせたさせた引け目もあるのかもしれませんし、吉田さんには声を掛けずらいのも確かでしょうけどw、それ以上に岡田をまとめ役として一目置いているようにも見えるんですね。
もしかしたら、今回の卓球ソフトの合同ランチ(?)は小宮山さんからの提案だったのかもしれません。
もこっちや吉田さんにはその旨を伝えるのは難しいでしょうが、岡田なら適格でしょう。先ほど岡田が小宮山さんの方を向いていたのも、「いったい何の話があるんだろう」という意味の視線だった可能性もあるのではないでしょうか。
…まあ、「こいつ、よく吉田と同席できるな…」という半ば呆れの意味だったりもする可能性もなきにしもあらずですがw
で、先ほどのサムネのシーンからここに繋がるわけですが、こうして見ると、まるで伊藤さんは助手ですねw
スマホの画面をみんなに向けているだけなのに、妙なおかしさがあります。無表情だしw
ていうか、この位置からだと、けっきょく岡田にしか見えないんじゃなかろうかw
吉田さんも真子も、もっと近くに寄ってやれよw
おお、次の準決勝の相手ピッチャーですか。なんか、むちゃくちゃかっこいいですね。
ていうか、この子、喪148「モテないし短くする」で、もこっちの前に立っていたポニーテールの子じゃないですか!
まったく、忘れたころにこんな形で再登場してくるんですから、ホント油断なりませんよね。
次の相手だとすると次回以降もまだ出番がありそうですし、今後も目が離せなくなりそうです。
あのグルグル回す投げ方って、ウィンドミル投法というんですね。さすが小宮山さん、蘊蓄だけはプロ並みだw
しかも「うちの打線」ってw 監督気取りかよw
この後も、「上位打線の吉田 岡田あたりならあるいは…」とか言ってましたねw
呼び捨てであれこれ語るとか、なんかロッテの選手と勘違いしていないか?w
WWWWW伊藤さん、けっこう辛辣だなw
いつもそばにいるからこそ言えることでしょうけどw
でも確かに相手チームの偵察って、スポ根やバトルマンガでは必ずと言っていいほど出てきますよね。あれは憧れるw
そうでなくってもテレビの中継を見ながら、選手の起用や戦法をあれこれ文句を言うのって誰もが経験あることですよね。素人だからこそ、口にしたくなるんです。特に野球やサッカーは、誰もが解説者気取りになりたがる魔力みたいなものがあると思います。みんなで偉そうにやり合うのがすごく楽しいんですよね。まあ、あまり度が過ぎると、すごく険悪な空気になるので注意が必要ですけどw
ただ、小宮山さんとはあまりそういう場に一緒にいたくはないかなあ。
最初は面白いとは思うんですけど、ロッテあるある的な自虐ネタばかり聞かされても言葉に困りますし、ロッテが負けたら機嫌も悪くなりそうですしねw
フォローするのがめんどくさそうw
伊藤さん、いい子だなあw
でも、実は伊藤さん本人も楽しんでいるようにも思えますね。
こうやって、隣で「やれやれ」的な存在でいるのが好きなんでしょう。
スマホを構える姿を見ていると、そんな気がしてきます。
小宮山さん曰く経験者というキャッチャーの存在も少し気になりますね。
あのするどいウィンドミルから放たれる速球を捕球できる子とはどんな子なのでしょう。
久々の井口さんですが、彼女もここ最近、小宮山さんの“助手”的な立場になりつつありますね。
個人的には、まだ智貴のことは諦めて欲しくない気持ちがあります。
まあ、紗弥加がしゃしゃり出てくると話が進まないのでw、そこは少し控えてもらって、できればもう一度恋のバトルを繰り広げてほしいところです。
そういえば智貴って、2年になってからはフォワードを任されていましたね。
さすがにサッカー部員としてはハンデをつけようということなんでしょうか。それにしては、卓球部は普通にやっていたような…これを見たら、うっちー辺りがまた文句をつけそうw
それはそうと、伊藤さんと井口さんが一緒にいるって、けっこうレアですね。実は今回が初めてかも。
伊藤さんは二人の関係をどう思っているのかなあ。一応、恋のライバルということはわかっているんでしょうか。
小宮山さんと伊藤さんのフキダシのあしらいがwww
でも、その“一瞬”の切り替えを瞬時に気付いた伊藤さんもさすがですよね。
そう、どちらのモードも手加減一切なしの全力投球なのが、小宮山さんのいいところでもあり、また困ったところでもあるわけですw
当たってるwwwww
しかし、ど変態はひどいなw間違ってはないけどw
ていうか、ピュアな目でピュアな思考は普通だろwそこは突っ込んでやるなよw
まあ、私も人のことは言えないですけどね。
「どうしよう ボールを追うはずが…」というモノローグを見て、なぜか「ああ、またこみさんが変態全開なことを」と思ってしまったんですからw
我ながら、何をどう勘違いしたのかよくわからんw
恥ずかしながら、ここでようやく気付いたのですが、なんと今回の主役は小宮山さんではなく、伊藤さんだったんですよね。このコマを見て、思わず「ああ!」と叫びそうになりましたよ。
しかも、ここでいとこみの出会いがくるとは!
いつかは描かれるだろうとは思っていましたけど、まさかこんなタイミングとはねえ。
今回はお昼休みよろしく“箸休め”だろうと思っていただけに、油断していました。
これだから、わたモテはこわいんですよね。
そうそう、回想の中での「回想」とか、喪110「モテないし受験者を応援する」を思い出しましたよ。
あの話もネモとの意外な過去が明らかになったり、かなり重要な回だったわけですが、
今思うと、「伊藤さん」というキャラの存在がクローズアップされるきっかけになった話でもあったんですよね。そう考えると、なんだか不思議なめぐりあわせを感じます。
あ、あとこれはどうでもいいことですけど、彼女の“バッテン”って、横から見るとこうなっていたんですねw
ヘアピンを二つ重ねているようですけど、なんでこんな形にしてるんだw
というわけで、ここからはさらに回想が進んで、2年前の「球技大会」までさかのぼります。
一年の伊藤さんはいかにもついこないだまで中学生という感じですが、それとはまた別の意味でなんだか周りから浮いているようですね。
お互いのぬるい空気を保つための心にもない取り繕った会話。
そういうことで繋がっているように見せかける関係にどうしてもなじめないようです。
どこか、1年時のもこっちや中学時代のネモと通じるものがあるような気がしますね。
ただ、「……」の感じからすると、彼女たちとはまたどこか違った立ち位置にいるように見えなくもありません。
一本筋の通った「ぼっち」というか、彼女なりの行動理念があってのことのように思えます。
わたモテには色んな「ぼっち」がいますが、みんなそれぞれタイプが違うんですよね。
そこがまた面白いところです。
一本筋の通った「ぼっち」といえば、この人もそうですねw
彼女も、ある種誇りをもって「ぼっち」を選んでいるというか、自分の価値観にその行動を合わせているところがあるように感じます。
一人花壇に座って、本を読んでいる小宮山さんに声を掛ける伊藤さん。
最初は伊藤さんのほうからのアプローチだったんですね。
ちょっと意外な気もしましたが、なるほど考えてみれば、小宮山さんからというよりはこちらの方がなんだかしっくりくるような気がします。
伊藤さんはコミュニケーションに難があるタイプでもないんですよね。
やろうと思えば誰とでもそれなりにうまくやれるけれども、彼女自身がそれをよしとしない感じでしょうか。
ただ一方、自分の中に閉じ籠って他者を拒絶するような子でもなさそうです。
おそらく、小宮山さんにも同じような匂いを感じたからこそ、声を掛けたのではないでしょうか。
なんかこのシーンはいいですね。
隣いい?といいながらも、小宮山さんの読書の邪魔をすることなく、ただそばでおなじ時を過ごす。
伊藤さんなりの気の配り方になんだか優しい空気に触れたような気持ちにさせられます。
今回は、ここを個人的ベストシーンにあげたいですね。
このぎこちないながらも、少しずつ距離を推し量ろうとする小宮山さんも好きですね。
先ほどは、「隣に座りたければ別にどうぞ」みたいなそっけない感じだったのに、本当は少し気まずさも感じていたところとか、すっごく可愛いなと思ってしまいますw
名前を知らないことを謝るところから入る感じもいいですよね。
なんだか、この二人らしいきっかけだなという気がします。
伊藤さんのほうは、知ってたw
やっぱり、どこか通じるところがあると、最初からわかっていたんですね。
人嫌いというわけではなく、わかりあえる人とは仲良くなりたいという気持ちは持っていたんです。
休み時間に声を掛けるタイミングを見計らっている伊藤さんは、想像するとなんだかいじらしいものがありますw
しかし、休み時間になると教室から離れて一人読書とか、なんだか薄幸の文学少女のようじゃないですかw
きっと、この段階では伊藤さんもそういう認識だったんだろうなあw
本当は違うんですけどねw
本好きなの?という問いに対しての
「昼は読書 夜は野球」
この答えがそれを物語っていますw
なんか言い方がいやらしく感じるのは、私だけでしょうかw
(お前だけだと言われれば返す言葉もありませんが)
ここの小宮山さんにはちょっとドキッとしてしまいますね。女の子の物憂げな横顔というのは、それだけで魅力的なものです。
それにしても、なんだか意味ありげな「……」ですよね。何か深いわけでもあるのかと勘ぐってしまうじゃないですか。
伊藤さんも少し心配そうです。
WWWWW読書に夢中になっていただけかよwww
伊藤さんの「ああ…」の後の一瞬の間がまたおかしいw
表情は変わらないにせよ、思わずずっこけたくなったんだろうなあw
とは言いつつ、しっかり話は聞いてんじゃねーかw
だったら、ああとか、うんとかでもいいから答えようがあるだろうがw
てか、いろいろすっ飛ばして、いきなり「ロッテ」かw
ロッテを知っているってことは野球を好きなことと一緒WWWWW
マジかwwwww俺一応ロッテ知ってはいるんだけど、それってもう野球ファンの一人と数えられてしまうんだろうかwwww
てか、観たらロッテファンになってしまうのだろうかwそれはちょっと怖いwww
というわけで、ここが今回の一番笑ったシーンになります!
小宮山さんネタはどうしても暴走系が多くなりがちですけど、こういう割と静かなパターンもいいですよね。
WWWWW変わってなかったwww
あの頃はもっととか、いい話になるんじゃなかったのかよw
でも、小宮山さんが「吉田さん」「岡田さん」とさん付けで彼女らを呼ぶところは、なんか不思議な感慨さえ覚えますね。
…まあ、かつて伊藤さんが言っていたように、「他人の名前を呼ぶ時には名字にさん付け」という、彼女の他人との距離の取り方に過ぎないわけですが。それでも、いやだからこそ、一歩進んだのかなという気もします。
それまでは、距離を取るほどの仲ですらなかったわけですからね。
それにしても吉田さんは、この小宮山さんの話をいったいどんな顔で聞いているんだろうなあw
岡田の引きようw
でも、当の小宮山さんは意に介していないようですね。
確かに「好きなことになると周りが見えなくなる」のは、ずっと変わっていないようです。
ネモが一切興味を示していない感じなのがまた面白いw
WWWあっ逆かwww
伊藤さん、わざとじゃないんだろうけど、タイミング良すぎw
ていうか、それは別フォルダにまとめとけよwソフトの話とは関係ないんだからw
でも、考えてみれば、みんなに見えるように構えていたわけですからね。左右の向きを間違えてしまうのも仕方ないのかも。
それまでほとんど興味を示さなかったもこっちが、真っ先に反応するのもおかしいですねw
ほんの一瞬だろうに、智くんセンサー凄すぎw小宮山さん以上の感度なんじゃなかろうかw
ああ、もこっちにしてみれば、なんで伊藤さんが、ということになるのかw
あまりにも意外な組み合わせだっただけに、思わず声を荒げてしまったんでしょうね。
「なぜそれを!?」の後、少しトーンを抑えて「撮ってるの?」と聞くところに、彼女の慌てぶりが垣間見れてなんだか逆に微笑ましくもあります。
単なる「コオロギの友」という認識から、少しステップアップした瞬間なのかもしれません。
夜は映像を分析精査する必要wwwww
人に盗撮させるとかのレベルじゃないwww
いったい、何を分析して精査するんだか…
こういう時は必ずメガネが光る(?)ところがまた怖いですよねw
目が見えないと、何を考えているのか見えない怖さがありますw
しかし、これ、他の子たちにはどう見えているんだろうなあ。
特に、吉田さんの反応は気になりますよね。
てか、彼女は小宮山さんが智貴のことが好きなのかという以前に、まだ智貴がもこっちの弟だということすら知らないんでしたっけ。
恋沙汰には疎そうな彼女のことですから、このやり取りもなんのことやらまったく理解していない可能性もありそうですね。
伊藤さんに少し同情気味の岡田w
口元を隠して「コソ」というところがまた可愛いというかおかしいというかw
でも、ここの伊藤さんのモノローグは、なんだかグッときました。
話しかけてくるといっても、上辺だけの言葉ではないんですよね。
この岡田のように相手のことをちゃんと見て話しかけてくれる人なのでしょう。
だからこそ、「ちょっと変わった」といっているわけです。
ん?一瞬いいこと言っているような気がしたけど、なんかおかしいぞ?w
「ことがおかしくなってる時は」ってw
人が暴走しているのをお前は楽しんでいたのかよw さらっと怖いことを言ってるんだがw
…でもまあ、ここは「ことも」と言っているところがポイントなんでしょうね。
周りが見えなくなるほど彼女が好きなことに夢中になっている時は、自分もなんだか楽しいということなんでしょう。うん、そういうことにしておきますw
それより、
「色んな人と話すのは好きじゃなかったけど…」
という〆のモノローグが重要ではないでしょうか。
今回の球技大会を通じて、色んな人たちがこうして一緒に話を交わすようになったということこそが、このシリーズを象徴しているような気がしてなりません。
なんだか、しみじみ噛みしめたくなるような回でしたね。
前回のような派手な衝撃もなく、前々回のような巧みなストーリー構成があったわけではありませんが、こういういい意味で“何もなかった”話というのも、じんわり心に染みていくような味わい深さがあっていいなと感じました。
ただ、“何もなかった”といっても、いわゆる「箸休め」ととらえたくない面もあるんですよね。もちろん、伊藤さんと小宮山さんの出会いが語られたという意味でも重要ではあるんですけど、それを抜きにしても、この「球技大会編」のテーマがここには隠れているような気がしたんです。
伊藤さんが色んな人と話すのが好きじゃなかった理由。
そして、今は「ちょっと変わった」理由。
それこそが、今回の話で描きたかったことなんじゃないでしょうか。
ゆりちゃんの時にも書きましたが、「球技」そのものはどうでもいい話なんです。
この「球技大会」を経て、伊藤さんにどんな変化が生まれ、そして周りの人たちにどういう影響を及ぼしたか。それこそが、このシリーズの「目的」なんです。
なにより、ラストの伊藤さんの“笑顔”。
あれを見たら、とても今回の話を「箸休め」なんて呼べやしません。
一人のキャラクターが輝き出す瞬間があそこには刻み込まれているのですから。
考えてみれば、伊藤さんもうっちーと似ているところがあるような気がします。
彼女も元々は、小宮山さんの唯一の友達という「記号」でしかありませんでした。
おそらく最初は、ここまで掘り下げるつもりもなかったんだと思います。
それがいつしか、彼女にしか出せないこんな独特な世界を生み出すまでになったんです。ギャグキャラとしてだけではなく、生きている一人の女の子として少し変わった世界を。
そんなところになんだか共通点があるような気がします。
うっちーの回の次に伊藤さん回というのも、そう考えるとなんだか不思議と腑に落ちるものがありますね。
今回は、喪148以来の「ショート回」だったわけですが、特に意図してそうなったわけでもないでしょう。おそらく、単行本15巻の発売が5月11日に決まったということで、そちらの作業とかち合った結果だとは思います。(実際、ツイッターでもそのようなことを呟いておられました)
ただ、なるべくしてなった「ショート回」という気もするんですよね。特に伊藤さん回はこういう形でしかできなかったでしょうから。
そして、どうしても彼女の「昔と今」について語らせたかった。
そのために、あえて用意された場だったような気がしてならないのです。
荒ぶる小宮山さんをかっこよく(?)止める伊藤さんの勇姿(?)も拝める14巻は絶賛発売中です!
伊藤さんともこっちの初顔合わせ?の話も読める喪110「モテないし受験者を応援する」は12巻で!
雫ちゃんとのお昼から始まった「球技大会編」も早5回目。
思いのほか長期シリーズとなりましたね。当初はまさかここまで続く話になるとは思いもしませんでしたが、まだ続きそうな気配です。
「修学旅行編」「体育祭編」「遠足編」、そして「GW編」と、イベントを主題においたシリーズはこれまでもありました。
ただ、今回のシリーズは今までのそれとは、ちょっと毛色が違いますよね。
なにせ「球技大会編」にもかかわらず、ほとんど試合のシーンが出てこないんですから!はたしてこれを「球技大会編」と呼んでいいのかどうかも悩んでしまいそうですよw
普通、連載もので「トーナメント編」みたいなものを長期にわたってやる場合、どことどこがぶつかるのかとか、誰が勝って誰が敗退するのかみたいな話を延々続けるパターンが多いじゃないですか。たとえギャグやコメディでも、そこは「対決」を中心において話を展開していくのが定番だと思うんですよ。意外な組み合わせや勝敗でメリハリはつけられますし、毎回の引きも盛り上がりますよね。
ところがどうでしょう、今回の「球技大会編」。
喪149は大会が始まる前のいわば「特訓編」(?)ですし、喪150は前半こそソフトボールの話でしたが(それも主人公たちは応援もせずにただ見ているだけ)、後半は単に虫や花と戯れているだけですからねw
喪151にいたっては放課後寄り道して遊んだだけですし、前回の喪152だって、女の子同士の友情のもつれ話ですから。“球技”なんて一切関係ありません。
そして特筆すべきことに、毎回一話完結型なんですよ。これまで一切“引き”の演出をしていないんです。(前回の終わり方を“オチ”ととらえていない見方もあるようですが、あれはあれで話としてしっかりまとまっていると思います)
それゆえに、シリーズ物でありながら次に何がくるのか予想できないんです。だって、試合とか関係ないんだもんw
予想できるのは、どうやらこの「球技大会」はまだ続きそうだということだけ。
前回のコメントではもう予想は止めたという声もあったくらいでしたが、今回の話もさすがに当たった人はいなかったんじゃないでしょうか。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

このサムネ自体かなり意表を突かれたというか、ソフトに話が戻るかあという驚きがありますね。
まあ確かに、喪150だけでは消化不良気味でしたし、あり得る話ではあるのですが……
ただ、これだけだったらまだ予想できた人もいるかと思うんですよ。GWの勉強会以来、小宮山さんメインの話はしばらくありませんし、そろそろ来るだろうという向きがあってもおかしくはありません。
でも、このサムネだけでそう判断するのは早計だったんですねえ…

今回は比較的ショート回ということで、いわゆる“表紙”というのはありませんでした。
が、ある意味、このシーンが“表紙”的な役割を果たしていたのかもしれませんね。
みんなで昼食タイムということでは、前回の表紙と繋がっている面もありますし。
というわけで、今回は「モテないし2度目の球技大会」。
またしても「ん?」と一瞬思わせるタイトルになっています。この段階ではなんのことやらさっぱりですよね。
この「球技大会編」では、ずっと一貫してタイトルへのこだわりが感じられます。
決して奇をてらっているわけではないのですが、ただほんの少しひとひねりしていて、話の最後でその意図が読者に伝わるように工夫されているわけです。
もちろん、今回も例外ではありません。
タイトルの意味を考えながら読むというのも、「球技大会編」の隠れた面白さだと思いますね。
それにしても、卓球組とソフトボール組が一堂に会するとは思いませんでした。
上手と下手で綺麗に卓球とソフトに分かれているのが面白いですね。やっぱり、メインの卓球組は読者に顔を見せる側かw
しかし、南さんはともかく(おそらくサチノリマキのところに行っているのでしょう)、なんで二木さんはいないんでしょうね?彼女をハブにするような子たちではないでしょうから、たぶん彼女の方に何か理由があるのでしょう。次が準決勝ということらしいので、ご飯も食べずに一人鍛錬にいそしんでいるのでしょうか。
各キャラのお昼事情も興味深いですね。
加藤さんは、以前サラダチキンでしたが、今回もなんだかコンビニのサラダ系っぽい感じです。…にしても、数が多いなwこれでダイエットになるんだろうかw
読者目線で髪を梳いている姿が妙におかしいw
もしかして、こちらの視線に気づいているとか?
もこっちは普通のおにぎり、小宮山さんと伊藤さんも持参のお弁当かな?まあ、小宮山さんは母子家庭ということもありますし、経済的にあまりお金を使わないようにしているのかもしれません。
ネモと岡田はハンバーガー的なもの、ゆりちゃんはドーナツ系ですね。まこっちはお茶しかないようですけど、こちらもダイエット中というか、お昼を抜くつもりなんでしょうか。正直あまり感心しませんが…
そんな中、吉田さんはどうやら、さぼてんのとんかつ弁当のようw 彼女らしいチョイスでなんだか安心します。
岡田が小宮山さんたちのことを何やら気にしているのがまた興味深いところです。
弁当の中身が気になるのかな?
もしくは、二人仲良くお弁当を交換している様(?)に興味を惹かれているのでしょうか。
彼女はあぐらで、もこっちの方はきっちり正座というのも面白いw
もこっちったら、また猫被っちゃってw
そういや、吉田さんと小宮山さんが何ごともなかったかのように同席しているところも注目ポイントですよね。
学食の件は、あれからどう収まったのでしょう?

やっぱり、4回戦勝って、まだ準決勝なのか…
うーん、64チームってことは、女子半分でのべ320人いるってことだぞwこの少子化の時代にとんでもないマンモス校だなw(まあ、実際にはけっこう掛け持ちも多いんでしょうけど)
なにげにソフトも勝ち進んでいるようですね。バスケはどうなったかわかりませんけど、女子と男子の差がひどいなw
この球技大会が終わったら、3-5の女子がすごいと伝説になるかもしれない…
しかし、お昼でも岡田は変なジャージの着方をしてんじゃねーかw
これ、肩がどうとかじゃなくって、単純に気に入っているだけなんじゃないの?w

また、ゆりちゃんはいらんことを…w
晴天下に一人だけジャージを脱がないところも含めて、良くも悪くも彼女らしいなと思ってしまいます。
らしいといえば、お昼にドーナツというのもそうですね。こんなことを言うと彼女の気を損ねそうですけど、やっぱり南さんに似ているような気がする…w
そんな二人の会話を「もちゃもちゃ」と聞いているもこっちw
なんか近所のおばさんぽい感じですねw(今回の個人的ベストもこっち!)
ここで真子が、さりげなく「一年生時の球技大会」に触れているのも、ある意味伏線になっていましたね。

同じことを思っていても口には出さないのが、もこっちのいい所ですねw
それにしても、「やることがあるのはいい」には実感がこもっています。
何しろ、一年の時は「2日間全くやることなくて」だったわけですから。
この、優勝とかはどうでもいいけど暇じゃないのはいいという呟きに、「球技大会編」の本質があるような気がします。

小宮山さんがまず岡田に話しかけるところが興味深いですね。
まあ隣だし、同じソフトの人ということで声を掛けやすかったのでしょうけど、「みんな、ちょっといい?」という感じでグループに向けるのではなく、まず岡田に許可を得ようとするところに小宮山さんなりのコミュニケーションの取り方があるのかなという気がしました。
彼女にとって、岡田はソフト組のリーダー格的な認識だったのではないでしょうか。
南さんを降板させて岡田に引き継がせたさせた引け目もあるのかもしれませんし、吉田さんには声を掛けずらいのも確かでしょうけどw、それ以上に岡田をまとめ役として一目置いているようにも見えるんですね。
もしかしたら、今回の卓球ソフトの合同ランチ(?)は小宮山さんからの提案だったのかもしれません。
もこっちや吉田さんにはその旨を伝えるのは難しいでしょうが、岡田なら適格でしょう。先ほど岡田が小宮山さんの方を向いていたのも、「いったい何の話があるんだろう」という意味の視線だった可能性もあるのではないでしょうか。
…まあ、「こいつ、よく吉田と同席できるな…」という半ば呆れの意味だったりもする可能性もなきにしもあらずですがw

で、先ほどのサムネのシーンからここに繋がるわけですが、こうして見ると、まるで伊藤さんは助手ですねw
スマホの画面をみんなに向けているだけなのに、妙なおかしさがあります。無表情だしw
ていうか、この位置からだと、けっきょく岡田にしか見えないんじゃなかろうかw
吉田さんも真子も、もっと近くに寄ってやれよw

おお、次の準決勝の相手ピッチャーですか。なんか、むちゃくちゃかっこいいですね。
ていうか、この子、喪148「モテないし短くする」で、もこっちの前に立っていたポニーテールの子じゃないですか!
まったく、忘れたころにこんな形で再登場してくるんですから、ホント油断なりませんよね。
次の相手だとすると次回以降もまだ出番がありそうですし、今後も目が離せなくなりそうです。

あのグルグル回す投げ方って、ウィンドミル投法というんですね。さすが小宮山さん、蘊蓄だけはプロ並みだw
しかも「うちの打線」ってw 監督気取りかよw
この後も、「上位打線の吉田 岡田あたりならあるいは…」とか言ってましたねw
呼び捨てであれこれ語るとか、なんかロッテの選手と勘違いしていないか?w

WWWWW伊藤さん、けっこう辛辣だなw
いつもそばにいるからこそ言えることでしょうけどw
でも確かに相手チームの偵察って、スポ根やバトルマンガでは必ずと言っていいほど出てきますよね。あれは憧れるw
そうでなくってもテレビの中継を見ながら、選手の起用や戦法をあれこれ文句を言うのって誰もが経験あることですよね。素人だからこそ、口にしたくなるんです。特に野球やサッカーは、誰もが解説者気取りになりたがる魔力みたいなものがあると思います。みんなで偉そうにやり合うのがすごく楽しいんですよね。まあ、あまり度が過ぎると、すごく険悪な空気になるので注意が必要ですけどw
ただ、小宮山さんとはあまりそういう場に一緒にいたくはないかなあ。
最初は面白いとは思うんですけど、ロッテあるある的な自虐ネタばかり聞かされても言葉に困りますし、ロッテが負けたら機嫌も悪くなりそうですしねw
フォローするのがめんどくさそうw

伊藤さん、いい子だなあw
でも、実は伊藤さん本人も楽しんでいるようにも思えますね。
こうやって、隣で「やれやれ」的な存在でいるのが好きなんでしょう。
スマホを構える姿を見ていると、そんな気がしてきます。
小宮山さん曰く経験者というキャッチャーの存在も少し気になりますね。
あのするどいウィンドミルから放たれる速球を捕球できる子とはどんな子なのでしょう。

久々の井口さんですが、彼女もここ最近、小宮山さんの“助手”的な立場になりつつありますね。
個人的には、まだ智貴のことは諦めて欲しくない気持ちがあります。
まあ、紗弥加がしゃしゃり出てくると話が進まないのでw、そこは少し控えてもらって、できればもう一度恋のバトルを繰り広げてほしいところです。

そういえば智貴って、2年になってからはフォワードを任されていましたね。
さすがにサッカー部員としてはハンデをつけようということなんでしょうか。それにしては、卓球部は普通にやっていたような…これを見たら、うっちー辺りがまた文句をつけそうw
それはそうと、伊藤さんと井口さんが一緒にいるって、けっこうレアですね。実は今回が初めてかも。
伊藤さんは二人の関係をどう思っているのかなあ。一応、恋のライバルということはわかっているんでしょうか。

小宮山さんと伊藤さんのフキダシのあしらいがwww
でも、その“一瞬”の切り替えを瞬時に気付いた伊藤さんもさすがですよね。
そう、どちらのモードも手加減一切なしの全力投球なのが、小宮山さんのいいところでもあり、また困ったところでもあるわけですw

当たってるwwwww
しかし、ど変態はひどいなw間違ってはないけどw
ていうか、ピュアな目でピュアな思考は普通だろwそこは突っ込んでやるなよw
まあ、私も人のことは言えないですけどね。
「どうしよう ボールを追うはずが…」というモノローグを見て、なぜか「ああ、またこみさんが変態全開なことを」と思ってしまったんですからw
我ながら、何をどう勘違いしたのかよくわからんw

恥ずかしながら、ここでようやく気付いたのですが、なんと今回の主役は小宮山さんではなく、伊藤さんだったんですよね。このコマを見て、思わず「ああ!」と叫びそうになりましたよ。
しかも、ここでいとこみの出会いがくるとは!
いつかは描かれるだろうとは思っていましたけど、まさかこんなタイミングとはねえ。
今回はお昼休みよろしく“箸休め”だろうと思っていただけに、油断していました。
これだから、わたモテはこわいんですよね。
そうそう、回想の中での「回想」とか、喪110「モテないし受験者を応援する」を思い出しましたよ。
あの話もネモとの意外な過去が明らかになったり、かなり重要な回だったわけですが、
今思うと、「伊藤さん」というキャラの存在がクローズアップされるきっかけになった話でもあったんですよね。そう考えると、なんだか不思議なめぐりあわせを感じます。
あ、あとこれはどうでもいいことですけど、彼女の“バッテン”って、横から見るとこうなっていたんですねw
ヘアピンを二つ重ねているようですけど、なんでこんな形にしてるんだw

というわけで、ここからはさらに回想が進んで、2年前の「球技大会」までさかのぼります。
一年の伊藤さんはいかにもついこないだまで中学生という感じですが、それとはまた別の意味でなんだか周りから浮いているようですね。
お互いのぬるい空気を保つための心にもない取り繕った会話。
そういうことで繋がっているように見せかける関係にどうしてもなじめないようです。
どこか、1年時のもこっちや中学時代のネモと通じるものがあるような気がしますね。
ただ、「……」の感じからすると、彼女たちとはまたどこか違った立ち位置にいるように見えなくもありません。
一本筋の通った「ぼっち」というか、彼女なりの行動理念があってのことのように思えます。
わたモテには色んな「ぼっち」がいますが、みんなそれぞれタイプが違うんですよね。
そこがまた面白いところです。

一本筋の通った「ぼっち」といえば、この人もそうですねw
彼女も、ある種誇りをもって「ぼっち」を選んでいるというか、自分の価値観にその行動を合わせているところがあるように感じます。

一人花壇に座って、本を読んでいる小宮山さんに声を掛ける伊藤さん。
最初は伊藤さんのほうからのアプローチだったんですね。
ちょっと意外な気もしましたが、なるほど考えてみれば、小宮山さんからというよりはこちらの方がなんだかしっくりくるような気がします。
伊藤さんはコミュニケーションに難があるタイプでもないんですよね。
やろうと思えば誰とでもそれなりにうまくやれるけれども、彼女自身がそれをよしとしない感じでしょうか。
ただ一方、自分の中に閉じ籠って他者を拒絶するような子でもなさそうです。
おそらく、小宮山さんにも同じような匂いを感じたからこそ、声を掛けたのではないでしょうか。

なんかこのシーンはいいですね。
隣いい?といいながらも、小宮山さんの読書の邪魔をすることなく、ただそばでおなじ時を過ごす。
伊藤さんなりの気の配り方になんだか優しい空気に触れたような気持ちにさせられます。
今回は、ここを個人的ベストシーンにあげたいですね。

このぎこちないながらも、少しずつ距離を推し量ろうとする小宮山さんも好きですね。
先ほどは、「隣に座りたければ別にどうぞ」みたいなそっけない感じだったのに、本当は少し気まずさも感じていたところとか、すっごく可愛いなと思ってしまいますw
名前を知らないことを謝るところから入る感じもいいですよね。
なんだか、この二人らしいきっかけだなという気がします。

伊藤さんのほうは、知ってたw
やっぱり、どこか通じるところがあると、最初からわかっていたんですね。
人嫌いというわけではなく、わかりあえる人とは仲良くなりたいという気持ちは持っていたんです。
休み時間に声を掛けるタイミングを見計らっている伊藤さんは、想像するとなんだかいじらしいものがありますw
しかし、休み時間になると教室から離れて一人読書とか、なんだか薄幸の文学少女のようじゃないですかw
きっと、この段階では伊藤さんもそういう認識だったんだろうなあw
本当は違うんですけどねw
本好きなの?という問いに対しての
「昼は読書 夜は野球」
この答えがそれを物語っていますw
なんか言い方がいやらしく感じるのは、私だけでしょうかw
(お前だけだと言われれば返す言葉もありませんが)

ここの小宮山さんにはちょっとドキッとしてしまいますね。女の子の物憂げな横顔というのは、それだけで魅力的なものです。
それにしても、なんだか意味ありげな「……」ですよね。何か深いわけでもあるのかと勘ぐってしまうじゃないですか。
伊藤さんも少し心配そうです。

WWWWW読書に夢中になっていただけかよwww
伊藤さんの「ああ…」の後の一瞬の間がまたおかしいw
表情は変わらないにせよ、思わずずっこけたくなったんだろうなあw

とは言いつつ、しっかり話は聞いてんじゃねーかw
だったら、ああとか、うんとかでもいいから答えようがあるだろうがw
てか、いろいろすっ飛ばして、いきなり「ロッテ」かw

ロッテを知っているってことは野球を好きなことと一緒WWWWW
マジかwwwww俺一応ロッテ知ってはいるんだけど、それってもう野球ファンの一人と数えられてしまうんだろうかwwww
てか、観たらロッテファンになってしまうのだろうかwそれはちょっと怖いwww
というわけで、ここが今回の一番笑ったシーンになります!
小宮山さんネタはどうしても暴走系が多くなりがちですけど、こういう割と静かなパターンもいいですよね。

WWWWW変わってなかったwww
あの頃はもっととか、いい話になるんじゃなかったのかよw
でも、小宮山さんが「吉田さん」「岡田さん」とさん付けで彼女らを呼ぶところは、なんか不思議な感慨さえ覚えますね。
…まあ、かつて伊藤さんが言っていたように、「他人の名前を呼ぶ時には名字にさん付け」という、彼女の他人との距離の取り方に過ぎないわけですが。それでも、いやだからこそ、一歩進んだのかなという気もします。
それまでは、距離を取るほどの仲ですらなかったわけですからね。
それにしても吉田さんは、この小宮山さんの話をいったいどんな顔で聞いているんだろうなあw

岡田の引きようw
でも、当の小宮山さんは意に介していないようですね。
確かに「好きなことになると周りが見えなくなる」のは、ずっと変わっていないようです。
ネモが一切興味を示していない感じなのがまた面白いw

WWWあっ逆かwww
伊藤さん、わざとじゃないんだろうけど、タイミング良すぎw
ていうか、それは別フォルダにまとめとけよwソフトの話とは関係ないんだからw
でも、考えてみれば、みんなに見えるように構えていたわけですからね。左右の向きを間違えてしまうのも仕方ないのかも。
それまでほとんど興味を示さなかったもこっちが、真っ先に反応するのもおかしいですねw
ほんの一瞬だろうに、智くんセンサー凄すぎw小宮山さん以上の感度なんじゃなかろうかw

ああ、もこっちにしてみれば、なんで伊藤さんが、ということになるのかw
あまりにも意外な組み合わせだっただけに、思わず声を荒げてしまったんでしょうね。
「なぜそれを!?」の後、少しトーンを抑えて「撮ってるの?」と聞くところに、彼女の慌てぶりが垣間見れてなんだか逆に微笑ましくもあります。
単なる「コオロギの友」という認識から、少しステップアップした瞬間なのかもしれません。

夜は映像を分析精査する必要wwwww
人に盗撮させるとかのレベルじゃないwww
いったい、何を分析して精査するんだか…
こういう時は必ずメガネが光る(?)ところがまた怖いですよねw
目が見えないと、何を考えているのか見えない怖さがありますw
しかし、これ、他の子たちにはどう見えているんだろうなあ。
特に、吉田さんの反応は気になりますよね。
てか、彼女は小宮山さんが智貴のことが好きなのかという以前に、まだ智貴がもこっちの弟だということすら知らないんでしたっけ。
恋沙汰には疎そうな彼女のことですから、このやり取りもなんのことやらまったく理解していない可能性もありそうですね。

伊藤さんに少し同情気味の岡田w
口元を隠して「コソ」というところがまた可愛いというかおかしいというかw
でも、ここの伊藤さんのモノローグは、なんだかグッときました。
話しかけてくるといっても、上辺だけの言葉ではないんですよね。
この岡田のように相手のことをちゃんと見て話しかけてくれる人なのでしょう。
だからこそ、「ちょっと変わった」といっているわけです。

ん?一瞬いいこと言っているような気がしたけど、なんかおかしいぞ?w
「ことがおかしくなってる時は」ってw
人が暴走しているのをお前は楽しんでいたのかよw さらっと怖いことを言ってるんだがw
…でもまあ、ここは「ことも」と言っているところがポイントなんでしょうね。
周りが見えなくなるほど彼女が好きなことに夢中になっている時は、自分もなんだか楽しいということなんでしょう。うん、そういうことにしておきますw
それより、
「色んな人と話すのは好きじゃなかったけど…」
という〆のモノローグが重要ではないでしょうか。
今回の球技大会を通じて、色んな人たちがこうして一緒に話を交わすようになったということこそが、このシリーズを象徴しているような気がしてなりません。
なんだか、しみじみ噛みしめたくなるような回でしたね。
前回のような派手な衝撃もなく、前々回のような巧みなストーリー構成があったわけではありませんが、こういういい意味で“何もなかった”話というのも、じんわり心に染みていくような味わい深さがあっていいなと感じました。
ただ、“何もなかった”といっても、いわゆる「箸休め」ととらえたくない面もあるんですよね。もちろん、伊藤さんと小宮山さんの出会いが語られたという意味でも重要ではあるんですけど、それを抜きにしても、この「球技大会編」のテーマがここには隠れているような気がしたんです。
伊藤さんが色んな人と話すのが好きじゃなかった理由。
そして、今は「ちょっと変わった」理由。
それこそが、今回の話で描きたかったことなんじゃないでしょうか。
ゆりちゃんの時にも書きましたが、「球技」そのものはどうでもいい話なんです。
この「球技大会」を経て、伊藤さんにどんな変化が生まれ、そして周りの人たちにどういう影響を及ぼしたか。それこそが、このシリーズの「目的」なんです。
なにより、ラストの伊藤さんの“笑顔”。
あれを見たら、とても今回の話を「箸休め」なんて呼べやしません。
一人のキャラクターが輝き出す瞬間があそこには刻み込まれているのですから。
考えてみれば、伊藤さんもうっちーと似ているところがあるような気がします。
彼女も元々は、小宮山さんの唯一の友達という「記号」でしかありませんでした。
おそらく最初は、ここまで掘り下げるつもりもなかったんだと思います。
それがいつしか、彼女にしか出せないこんな独特な世界を生み出すまでになったんです。ギャグキャラとしてだけではなく、生きている一人の女の子として少し変わった世界を。
そんなところになんだか共通点があるような気がします。
うっちーの回の次に伊藤さん回というのも、そう考えるとなんだか不思議と腑に落ちるものがありますね。
今回は、喪148以来の「ショート回」だったわけですが、特に意図してそうなったわけでもないでしょう。おそらく、単行本15巻の発売が5月11日に決まったということで、そちらの作業とかち合った結果だとは思います。(実際、ツイッターでもそのようなことを呟いておられました)
ただ、なるべくしてなった「ショート回」という気もするんですよね。特に伊藤さん回はこういう形でしかできなかったでしょうから。
そして、どうしても彼女の「昔と今」について語らせたかった。
そのために、あえて用意された場だったような気がしてならないのです。
荒ぶる小宮山さんをかっこよく(?)止める伊藤さんの勇姿(?)も拝める14巻は絶賛発売中です!
伊藤さんともこっちの初顔合わせ?の話も読める喪110「モテないし受験者を応援する」は12巻で!
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