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「クズとメガネと文学少女(偽)」2巻感想~彼らの毎日は続いていく~

今年の5月に惜しまれつつ終了した「クズとメガネと文学少女(偽)」。
その最終巻となるコミックス2巻が7月12日に発売になりました。

終わってしまったことは本当に残念でした。
同時期に「ライト姉妹」も終了してしまったのですが、そちらの最終2巻は8月27日発売予定だそうです。



なんだかこう立て続けだと、谷川ニコはこれからどうなるんだろうと不安にもなってきますが、今回のあとがきを読むと「またお会いできるかもしれません」とあったので、少しほっとしました。どうやら、わたモテ以外にもまだ描く意欲はあるようです。
ホント、お願いしますよ、谷川さん!

なお、1巻の感想はこちらからどうぞ↓
「クズとメガネと文学少女(偽)」1巻感想~縦スクロールだけでは味わえない面白さ~
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-239.html

さて、まずは今回の表紙を見ていきましょう。
kuzumegane2_hyoushi.jpg 
『乙一、大推薦!』
綾辻行人の次は乙一かよw
相変わらず、帯だけは豪華なんだよなあ。
もうどうせなら、又吉直樹氏に推薦文をお願いしてもらいたかったですね。(作中で「火花」も取り上げられています)
今の出版界において、彼に取り上げてもらえばまず売れることは間違いないですから。(ゲス発想)

おーりが持っているのはわたモテ喪136でも出てきた「GOTH」ですね。
作中で取り上げた「夏と花火と私の死体」でないところが、かえって印象的です。


それはさておき、どうやら完結に対しては乙一氏もお怒りのようですね。
一体どういうことかというと……


裏表紙
kuzumegane2_ura.jpg 
やっかみかよw

でもまあ、わかりますけどね。
何しろ彼は、16歳の時に「夏と花火と私の死体」でデビューしているわけですから、
高校生の夏はすでに作家としての多忙な日々に追われて普通の甘酸っぱい青春など無縁だったのでしょう。

今回の最終巻はほぼ、高校1年の夏という人生で最も輝いている季節の話になっています。そりゃあ、あまりに眩し過ぎて「ふざけんなよ」と言いたくなりますよねw
一番いい時を見せて終わるって、ある意味青春の勝ち逃げじゃないですか。
できれば、彼女たちのこれからの3年間を一緒に過ごしてみたかったです。

まあそれはさておき今回の内容ですが、最終巻とはいえ基本的には1巻とそれほど変わりません。限られた人間関係の中で繰り広げられるラブコメテイストの青春4コマギャグ、といったところですね。

ただ、1巻と比べて大きな違いがひとつあります。
1巻最後に突如登場した「文学少女(パクリ)」。この子が全体を通して、作品に新たな風を吹き込むことになるわけです。

今回も掲載月ごとに話がまとまっています。
2巻は第八部から第十五部の8部に分けられますね。

100話から109話までが「おーり不登校」編
110話から123話までが「おーり復活」編
124話から135話までが「いないものたち」編
136話から147話までが「衣替え」編
148話から159話までが「ここにいる理由」編
160話から173話までが「期末テスト」編
174話から185話までが「夏休み」編
そして、186話から195話までが最終章の「毎日は続く」編でしょうか。

というわけで前回同様、ここからは各部ごとにざっと見ていこうと思います。

第八部「おーり不登校」編(100話~109話)

1巻のラストでいきなり登場した「文学少女(パクリ)」w
ここでは、彼女の正体は実は「図書委員長」で、一学年上の先輩だということが守谷の口から語られます。

なんか、当初のイメージと違い、割と普通の先輩キャラだったのが意外でしたね。もう少し何を考えているかわからないミステリアスなタイプだと思っていたので。
ズバズバ遠慮のない語りというのもえっちゃんと被る気がしますし、この頃はまだキャラがこなれていない印象は否めません。(8部と9部の間にあるおまけマンガのえっちゃんの方がむしろ笑えましたw彼女もいいキャラだったのになあ…)

一番笑ったシーン
kuzu0109.jpg 
やっぱり、おーりのアホ可愛さには敵いませんw

まあこのメール、もしかしたらP.S以外は図書委員長が書いたものなのかもしれませんがw
ていうか、「ノルウェイの森」に出てくる手紙もこんな内容なのかw

というわけで、ここで取り上げられている本はもちろんこれ。
「ノルウェイの森 下」村上春樹


村上春樹については、1巻の感想の時にある程度触れましたのでここでは割愛。

最近では、
「村上春樹の100曲」栗原裕一郎編著)

こんなガイドブック(?)が出ています。

なんと、村上春樹作品に登場する全音楽リスト付きですよ!
読書ガイドであると同時にディスクガイドでもあるという画期的な本です。
クラシックやジャズだけでなく、意外にポップスやロックにも造詣が深いことに改めて驚かされますよ。

村上春樹と音楽は切っても切れない重要な要素です。
もちろん、「ノルウェイの森」というタイトルはザ・ビートルズの名曲からきていますし、村上自身、あるインタビューで「音楽は僕に強い影響を与えてきました。(中略)僕は本当はミュージシャンになりたかったんだろうと思う」と答えているくらいなのですから。
村上ファンでなくとも、実に興味深い内容になっている一冊だと思います。

あ、あと、
「バーナード嬢曰く。2巻」施川ユウキ

「バーナード嬢曰く。」の2巻では、「村上春樹をどーいうスタンスで読んだらいいか」が分かりますので、気になる方は是非w


第九部「おーり復活」編(110話~123話)

一週間にもおよぶ不登校からようやく脱したおーりですけど、すっかり心が病んでしまい、「人がいっぱい死ぬ本が読みたい」と云うようになります(笑)。
そんな彼女がいつもアホ可愛さを取り戻すまでの、ちょっぴり感動の話になっているのですが、おーりと守谷がちょっといい雰囲気になるのがここでの大きなポイントですね。その反動で、古河と図書委員長の仲も気になりだした頃でした。

というわけで、一番笑ったシーンはこちら。
kuzu0121.jpg 
妙にかっこいいw(ていうか、クマがあると、ちょっともこっちっぽいw)

ここで取り上げられた本は、けっこう多いんですよね。

「「心が凹んだとき」に読む本」心屋仁之助


「ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法システマ・ブリージング」北川貴英


でもまあ、以上の2冊は書名が出てきただけのようなものですからあまり関係ありませんw(少なくとも、おーりにはあまり効かなかったようですしw)

で、
「悪の教典〈上〉」貴志祐介

「人がいっぱい死ぬ本が読みたい」というおーりが選んだ本がこれ。

京極夏彦並に厚くてしかも上下巻ということで、はじめは
「インシテミル」澤穂信

こちらを選ぶつもりだったのですが、高校生が死ぬ方がいいということで却下されましたw(「インシテミル」は大学生が主人公)

正直、よねぽファンとしてはインシテミルを選んでほしい気持ちもありましたw
でもまあ、こちらはメタミステリ的な構造もあるので、ちょっと題材的にずれるかもしれませんね。

「悪の教典」は未読。ていうか、なんかグロそうでなかなか読めないですね。
でも、おーりの反応を見ていたらなんだか興味が湧いてきましたw(谷川さんもバトルロワイヤルを初めて読んだときと同じ興奮を覚えたと書いていました。わたモテのもこっちがバトロワ好きなのはイッコゆずりなのねw)


第十部「いないものたち」編(124話~135話)

古河とおーり、そして守谷の心情に微妙な変化が生じてきます。そしてここにきて、図書委員長のキャラクターもしっかり見え始めて、ようやく4人の関係性も固まってきましたね。

図書委員長の「リアルいないもの状態よ」は笑いながらも胸が痛みました…

一番笑ったシーンは
kuzu0129.jpg 
これですねwやっぱり、勘違いおーりはアホ可愛いw

ここで登場するのは、その図書委員長が古河に勧めた「人が大量に死ぬ話」の
「Another(上)」綾辻行人

と、
「Another エピソードS」(綾辻行人)

これw
谷川さん、ホント綾辻さん好きだなw

「Another」はそのうち読もうと思っているので、アニメも実写もあえて見てません。ネタバレを喰らいたくないので。
前回の「十角館の殺人」同様、ここでも「映像不可能」なネタを使っているそうなのですが、実際どういう内容になっているのか気になりますね。守谷によると、アニメはよくできていたという話ですが……


第十一部「衣替え」編(136話~147話)

ここはもう、おーりの可愛さばかりが際立っていましたねw
もう、一番笑ったシーンも選びきれないくらいですよ。

kuzu0139.jpg 
定番のわき毛ネタも捨てがたいですし、

kuzu0140.jpg 
ここなんか、図書委員長のツッコミも冴えまくっていて最高ですねwww

でもやっぱり、最後の
kuzu0147.jpg 
これかなあw
(なんとなく、バーナード嬢のさわ子っぽいネタだけどw)

あと、「図書室で漫画読んでたらバカだと思われるじゃない」(その発想がバカっぽいw)は、「ライト姉妹」のおねいちゃんぽかったですし、
kuzu0144.jpg 
このおーりは、奏愛ぽいw

ここでの本は、
「漫画 君たちはどう生きるか」吉野源三郎(原作), 羽賀翔一(漫画))

と、

「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎)


これ。おーりたちが読んだのは、漫画版のほうですね。

これはもう、売れすぎちゃって逆に読みづらいってやつですね。
ブームが過ぎ去った後にこっそり読んでみたいなあと考えていますw


第十二部「ここにいる理由」編(148話~159話)

ある意味、最終章より感動的でしたね。
図書委員長の「なぜ文学少女がここにいるのかわからないの?」はマジで名セリフ!
実は2巻でこの12部が一番すきかもしれません。

でも、一番笑ったシーンはこんなのw
kuzu0157.jpg 
まあなんにせよ、笑えるけど泣けるシーンということでw

「火花」又吉直樹


今、出版界においてもっとも影響力があると言っても過言ではないでしょう。
お笑いコンビ「ピース」の…というより、もはや芥川賞作家といったほうがいいでしょうか、又吉直樹氏のデビュー作になります。

谷川さんのコラムによると、「面白いとしか言いようがなかった」とのことで、本当に笑えて泣ける作品になっているようです。
(余談ですがイッコさんは若いころお笑い芸人を目指していて、オーディションにも行ったことがあるそうです)

まあ、又吉さんに限らず、お笑いの人って元々お話を作るのがうまいとは思うんですよね。漫才やコントのネタを書いている人は特にそうだと思います。
最近では、インパルスの板倉俊之さんの小説がすごく気になっていますね。
最新作の「月の炎」なんかは重松清氏も絶賛していますし、道尾秀介氏も当初から一目を置いていたそうです。

なんか、どちらも相方がどっか行っちゃっているところも似ているかも……w


第十三部「期末テスト」編(160話~173話)

学園漫画の定番ですね、「期末テスト」。
もう、おーりのバカ可愛さだけでお腹いっぱいですw
あとこの辺から、おーりと図書委員長がなんだかんだで仲良くなり始めているのがいい感じw

一番笑ったシーンは
kuzu0162.jpg 
これですねwww確かに某芸人をほうふつとさせますwww(でもネタよりも「美人過ぎる芸人」という扱いしかされなさそうw)

あと、
kuzu0166.jpg 
これも「ライト姉妹」の奏愛ぽくって好きw

ここでの本は、
「こころ」夏目漱石

こちらは「青空文庫」にて無料で読めます。
もちろん、おーりが言っていたような「マンガよめるやつの小説版」みたいなやつではありませんので、安心してお読みくださいw
(スマホでもPCでもプラットフォームに依存しない形で読むことができますよ)


第十四部「夏休み」編(174話~185話)

季節は夏休み。でも、舞台はずっと学校wしかもほとんど図書室というのがポイントですね。
ここにこの作品の最大のテーマが隠されているといってもいいでしょう。

個人的には補習にいた塩崎という女の子がけっこう好きでしたね。
秋以降も話が続けば、彼女の出番もあったのではと想像してしまいます。

一番笑ったシーンは
kuzu0175.jpg 
はこれかなw
ていうか、単純にかわいいw
おーりも図書委員長もツンデレというか、素直じゃない体(てい)ではあるんだけど根が素直、という感じがたまらなく好きですね。

かわいいといえば、こちらも捨てがたいw
kuzu0181.jpg 

というわけで、おーりが死体の真似をしていた本はこれ
「夏と花火と私の死体」乙一


今回、私が唯一読んでいる本ですね。(他に「インシテミル」と「こころ」は読んでいますが別枠みたいものですしね)
まあ、とはいっても、この話から興味を持って初めて読んだわけですがw

おーりも言っていましたが、まず設定が斬新というか、要するに殺された女の子の「死体」が主人公なんですね。
「死体」が主人公といってもピンときます?幽霊目線でもないんですよ。本当に死体の一人称で、自分の死体が見つからないように右往左往する兄妹(妹は殺した犯人)を描写していくんです。もうこれだけでも尋常じゃない物語設定です。しかもそれを書いたのが当時16歳の高校生だったというのですから、そりゃあセンセーショナルだったでしょう。
とにかく、不思議な読後感が味わえる面白い作品だと思います。

描き下ろしコラムによると、谷川さんは相当の乙一ファンのようですね。
彼が作るキャラの中にも何人か影響を受けているそうなので、わたモテファンにとっても要チェックかと。
(コラムでやたら妹キャラが苦手だと書いていたのには笑いましたw奏愛の立場は?w ていうか、おーりにも妹いたよね?w)


第十五部「毎日は続く」編(186話~195話)

これが最終章になるわけですが、正直、まったく最終回っぽくありません。
え、本当にこれで終わり?と思われた方も多いことでしょう。
まさに「なにもなく毎日は続く」という最後のタイトル通りの内容でしたね。

ここではあまり笑ったシーンはなかったのですが、強いてあげるならこれでしょうか。
kuzu0194.jpg 
いつの間にか、委員長とおーりの立場が逆転しているのがおかしいですが、さりげなく、「おみやげなにがいい?」と聞いているところがなんかいいですよねw

あと、
kuzu0193.jpg 
委員長のこの強がりっぷりも好きw
素直じゃないなあと言いたいところだけど、よく見ると実は素直というw

なお、最終章で取り上げられている本はなし。
なんともすっきりしない終わり方ではありましたね。



ただ、単行本としては、前回同様おまけは充実しています。

特に巻末の描き下ろしは素晴らしい内容になっていて、ある意味、これこそが最終話と言えるものになっています。
これだけでも、買う価値はありますよ!

後は何といっても谷川さんの読書コラムですね。この人、エッセイなんかも面白いと思うので、文章ももっと書けばいいのになあと思いますよ。(取り上げた本すべてのコラムがあるわけじゃないのが唯一の不満)

乙一氏についてのコラムは特に興味深い内容になっています。
わたモテ喪136でも出てきた「GOTH」に出てくる主人公と森野夜に影響を受けたキャラが自分の漫画に何人かいるそうですし、
乙一の中でも一番好きなのは、「失はれる物語」という短編集内の「しあわせは子猫のかたち」なんだそうです。(いつかパクリにならない程度に思いっきり影響を受けた漫画を描くかもとまで言っていますw)
わたモテ喪136を読んだファンにとっては、これまたいろいろ考えたくなる情報ですよねw

「GOTH 夜の章」(乙一)


「失はれる物語」(乙一)


私もようやく「GOTH 夜の章」を読み始めたのですが、むちゃくちゃ面白くってあっという間に読んでしまいました。
元々はラノベレーベルから出ていたようですごく読みやすいですし、これは本当にお勧めですね。猟奇殺人を扱っているとはいえ、それほどキツイ描写はないのでそういうのが苦手な人でも大丈夫だと思いますよ。(かな?)
森野夜に影響受けたキャラは確かに何人かいそうだなあw

それにしても、返す返す残念です。
もっと面白くなるはずだったのに、すごく消化不良感がしてしまいますね。
そもそも、4コマで毎日更新という連載スタイルが向かなかったんじゃないかと今更ながら感じてしまいます。
4コマという制約がキャラクターたちの世界を狭くし過ぎていたような気がするんですよ。
そのせいで、田岡とかえっちゃんというキャラも活かせなかったように思えてならないんです。
図書委員長のキャラも4コマという括りではなく、普通の連載形式ならもっとはじけたキャラになりえたんじゃないかなあ。
巻末の描き下ろしが素晴らしい出来だっただけに、よけいにそんな気がしてしまうんですよね。最初からああいう5~6ページくらいの読み切り連載だったら、また違った展開もあり得たかもと考えてしまいます。

なんにせよ、まだ彼らの毎日は続いているんです。
いつかまたどこかで彼らと彼女に出会えることを願ってやみません。
ホント、「完結って嘘だろ!?」「ふざけんなよ!」ですよ!




そうそう、「クズメガネ」と違って、真っ当な読書コメディ(笑)である「バーナード嬢曰く。」の4巻が7月27日に発売になったので、こちらも是非!

「バーナード嬢曰く。4巻」施川ユウキ


今回のクズメガネにも登場した「君たちはどう生きるか」も取り上げられています。
クズメガネとはまた違った切り口の笑いが楽しめますよ。


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tag : 谷川ニコ

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comment

管理者にだけ表示を許可する

更新お疲れ様です
確かにイッコさんのエッセイ集とか読んでみたいですね
しかしMさんとの下りはあんなぶっちゃけて大丈夫なんでしょうかw
プライベートでも色々と大変だったようですが重くならずに笑いを取りにいけるというのはやはり稀有な才能だな、と
私もじじいさんと同じくクリエイターは吐き出し先が複数あるのが望ましい派なので次回作も楽しみに待ちたいと思います

うぇーい!やったね

ノルウェ「ー」の森と書いてしまったばかりにハルキスト達に閉鎖に追い込まれる書評ブログを見るのはこれで何度目だろうか・・・

冗談はさておき、2巻は泣ける漫画に仕上がったね。話し相手が後輩しかいない委員長のことを考えると、真子か南(タッチ)ばりに嗚咽してしまうよ。

(偽)に泣かされた委員長は、クロに泣かされたゆりと裏表だね。

「読書コメディ」で思い出したけど、第2弾が出てるんだね。
https://www.bookbang.jp/article/543683

Re: タイトルなし

>一番目の方コメントありがとうございます

あとがき漫画もいいですが、コラムやエッセイなどの文章もいけそうですよね。クズメガネはそれを証明してくれたという面でも谷川ニコの代表作となるべき作品だと思います。
重い題材にも関わらず、ちゃんと笑いになっているんですよね。それでいてブラックなものにもなっていないので、読んでいてもやもやした気持ちも残りませんから。この辺は漫画同様みごとなバランス感覚だと感心してしまいます。

次回作は是非お願いしたいですよね。クリエイターにもいろんなタイプがいるとは思いますけど、谷川さんは表現の場が複数あった方が活きる作家さんだと思うので。

Re: うぇーい!やったね

>コミ・ヤーマ図書館さん、コメントありがとうございます

「ノルウェイ」の件、ご指摘ありがとうございます。
いや、冗談じゃなく、書名を間違えるなど絶対にあってはならないことですので、本当に感謝です。
早急に記事内の表記を訂正しておきます。
どうしても一人でぽちぽち文字を打っていると、こういうミスを見逃しかちなんですよね。
今後も何か気づいたことがありましたら、遠慮なくご教示いただけると幸いです。(もちろん自分としても、推敲を怠らないよう心がけます)

けっきょく、委員長のクラスでの様子は描かれじまいでしたね。ほんと、ようやくキャラが動き出したところでしたので、余計に残念ですよ。彼女の抱えた闇はもう二度と描かれることはないのだろうか…

> 第2弾
おお、まさかのシリーズ化ですか。前回のあれは相当売れたんですね。この手のネタで15万部はけっこうな数字でしょう。ネット上のネタがリアルなヒット作になる流れは未だ続いているんですね。まあそれはともかく、一部「文豪」じゃない人がいるのはどうも違和感が…w

コミ・ヤーマ図書館さん、再びご指摘ありがとうございました

>コミ・ヤーマ図書館さん

その文面を見て、もしや!と思いましたよ……ふたりモノローグでご指摘された苦い記憶が蘇りましたから…(あれ以来、いまだふたモノの感想が書けないでいます)
なんとまた、1巻の感想から時からやらかしていたんですね…一年近くも放置だったなんて。
ああ、もう本当に恥ずかしい。

ということで、クズメガネ1巻の感想でもこっそり直しておきました。
本当にありがとうございました。

認知行動療法

>あれ以来、いまだふたモノの感想が書けないでいます
ふむ、それは良くないですね・・・一刻も早く何か手を打たなければ。
ここは一つ視点を変えて、ぶたモノの感想を書くところから始めてみては如何でしょうか。
https://bookmeter.com/books/39845

Re: 認知行動療法

>コミ・ヤーマ図書館さん

ありがとうございます。
私はコージ苑世代ですので、彼の深遠なるギャグの数々にはかなり影響を受けましたね。かってにシロクマ、ムジナ、そしてサル漫……。どれも忘れえぬ名作でした。
その本も発売当初に買ったはずです。懐かしさ半分のつもりだったのですが、かなりガチに哲学を語っていて予想外に面白かった記憶がありますね。あれはどこにやったかなあ…読みなおそうと思ったら見つからないものなんですねえこれが。(年を取ったせいか最近は物忘れもひどい)まあ買いなおすのもなんですし、探すのをやめたとき見つかることもよくある話と言いますから、そのうちまた見つかることを期待することにします。
でも、「認知行動療法」になるのかどうかはよくわかりませんが、そのうち相原コージについても語りたいですね。

……にしても「ぶたモノ」ってw

ワタモテを最近になってハマった時1〜12巻の単行本を読むだけでは熱が静まらず他の谷川ニコ作品を買ったのですが
文学少女の方は1巻読んだ時は正直楽しめなかったんですが2巻になってから委員長の追加もありキャラのやり取りもこなれて来てすごく楽しく感じました
そしたら終わりだと ふざけんなよ星○社!(笑)

GOTHって最初はハードカバーで売られててラノベレーベルでは発売されてなかったようなーと思って調べたら最初は今は亡きザ・スニーカーで連載されてたんですね
10年以上たって始めて知りました

Re: タイトルなし

>みさん、コメントありがとうございます。

ホント、ふざけんなよですよね。これからますます面白くなってくるところで終了ってほとんど生殺しですよ。これから秋、冬と季節は移りゆき、人間関係にも深みが増してくるところだったのにと考えると、本当に悔しい限りです。
最初のハードカバーではどうかわかりませんが、文庫版のGOTHのあとがきに乙一氏がそう記していたんですよ。だから私も知ったんですけどね。今のラノベ界ではGOTHのような作品はもう出てこれないんだろうなあと思うとちょっと切ないです。

単行本後書きが相変わらずクズで安心しましたw

お疲れ様です。

インシテミルはずいぶん前の記事でも言及されてましたよね。実写映画はキャストは豪華なんですが,犯人の動機の説明がイマイチだったんですよね。原作は一応そこのところの説明がちゃんとされてたんですけど。私は映画から原作に入ったので,「原作すごいええやん!あの映画なんやったん!?」ってなりましたよw

「君たちは・・・」は私も読みましたが,この記事を見てド嬢の最新刊をどうしても読みたくなり,おととい(土曜)の夜あちこち書店を回ってようやく4巻を買いました。なりそこないさんのせいで大変な目にあったー(ゆりちゃんばりの責任転嫁)。進藤くんのウザい逆張り好きですwwこういうひねくれた奴いますよねwww

クズメガがド嬢のパクりとか言ってる奴はほんと何もわかってないですよね。何もわかってない(念押し)。どちらの作品もそれぞれのいいところがありますからね。

たった2巻で終わったのが本当に悔やまれる。色んなキャラの掘り下げして欲しかったですねホント(守谷の家族とか補講に出てた女子とかも)。

私が個人的に名言だと思ったのは「本読んでるやつ友達いないやつばかりね」ですねwwwこれはぐうの音も出なかったwwww

Re: 単行本後書きが相変わらずクズで安心しましたw

>マコスキーさん、コメントありがとうございます。

え、い、が…?
なんですかそれ、「インシテミル」は映画化なんかしていないですよ?

……まあ、それは冗談ですけど、ファンの間ではあれはなかったことになっていますねw米澤さんの作品は、どうも実写には恵まれていないようです。作風的に映像には向いてないのかもしれませんね。

バーナード嬢の件、それは失礼いたしましたw
何もそこまで必死にならなくても……(笑)という気もしますが、でもどうしても今読みたい!という衝動に駆られることってありますよね。

し、ん、ど、う?
誰ですかそれ、「バーナード嬢」にそんなキャラいましたっけ?

……まあ、それは冗談ですけど、遠藤くんですよね?
ジャスティス・エンドーってリングネームがあったでしょw
遠藤君と長谷川さんが少しずついい雰囲気になってきているのもいいですよね。
図書室の机の下の話がすごく好きです。

守谷はけっきょく家庭環境もよくわからず仕舞いでしたよね。かなり重い過去を匂わせていたのですが……
補習の子・塩崎なんかは絶対いいキャラになりましたよ。返す返すももったいない!

> 「本読んでるやつ友達いないやつばかりね」
やめろーーーーー!w
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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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