私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪131~最後まで気を抜くな。遠足はまだ終わっていなかった~
3月22日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪131に更新されました。
今回はまず、タイトルで笑ってしまいましたねw
「帰るまでが遠足」。
「モテないし遠足が終わる」の次がこれって、もう完全におちょくってるでしょw
小学校の校長先生じゃないんだからw
(余談ですけど、今でも解散時に「家に帰るまでが遠足ですよ」って言うんでしょうかね?「バナナはおやつに入りますか」と並んで昭和時代からの“遠足あるある”の定番ですけど、もはや「ネタ」の世界にしか存在しない決まり文句のような気がします)
前回のあの感動的なフィナーレは、今回への“前フリ”だったと言わんばかりのネタじゃないですかw
まあ、前回の感想でも、
もしかすると、次はバレンタインや卒業式のように「遠足の裏側」で、そこで回収する可能性もありますしw
と書いていたように、ちらっと頭によぎったパターンではありましたが、本当にやるとは思いませんでしたよ。
いくら二度ある事は三度あるとはいえ、ねえ……?
ただ、単純に「裏側」というわけでも、はたまた単行本おまけ漫画のようなものではなかったように思います。
内容的にはかなり興味深いものになっていましたね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
「モブとサブキャラと主人公」
いきなりモブキャラ盗撮シーンから始まるとは、これまた随分斬新な導入シーンですねw
鬱系のダーク青春ものが始まるのかと勘違いしそうですw
それはさておき、しょっぱなからサブタイトルが付いていたのには心底驚きました。なんと、まさかのオムニバス回!
「遠足編」の“おかわり”はまあ、予想できなくもありませんでしたが、これはまったくの想定外でしたね。
何しろ、ついこの間オムニバス回(喪128)をやったばかりですし、ずっと「11話に1回」のローテーションで回ってきたじゃないですか。
しかも、前回は「遠足編」の最中だったわけです。同じ「遠足編」でオムニバスを二つも入れてくるとは……
そして気になるのが、この「モブとサブキャラと主人公」というサブタイ。
なんとも意味深な感じがするじゃないですか。
単純に別視点からの「裏側」で遠足編を補完するだけが目的とは思えません。
ある意味、メタ的な視点も感じられますし、何か重要なポイントが隠されているような気がしますね。
ところで、柱のキャッチの「遠足編クライマックス!!」にはなんだか違和感がありませんでしたか?
“クライマックス”(最高潮)は、どう考えても前回だったでしょw
今回のは“エピローグ”というか、後日談に近いんじゃないかなあ。
まさかここで初芝が再登場とはw
確かに、3年生編がスタートした時には彼のレギュラー化にも期待はしていましたが、よりによって、このタイミングかよw
それにしても、初芝少し痩せましたかね?
こうしてみると、それほどキモメンでもないかも…?(つーか、彼の場合、鼻が全体の造形を台無しにしてるんだよなあ)
他の漫研部員は「モブ」として顔が描かれていませんが、なんとなくイケメンもしくはフツメンの雰囲気があります。
まあ、やってること(盗撮)と言っていること(みんな写真撮ってるから全然怪しまれない)は、不審人物そのものですがw
初芝はクラスメイトの友達はいなさそうですが、部活仲間とは普通に行動を共にしていたようですね。
ただ、相変わらず何を考えているかよくわからない佇まいというか、全然楽しそうでもないのが少々不気味ですらあります。こいつは笑ったこととかあるんでしょうか?
遊び行くかとの誘いも断り、ここで絵描いているから好きにしてくれという初芝。
漫研部員じゃないですけど、「まじかよ……」と言いたくなりますよね。
ネズミーランドに来て、ただずっとベンチで絵を描いているって、どんな苦行だよw
ある意味、すごくストイックなんでしょうか。
絵を描く以外のことには一切興味がないのかもしれません。
いわゆる、典型的なオタクとはまたちょっと違ったタイプのようにも見えます。
こうしてみると、なんだか神々しく見えなくもないかも?(いや、デ●ズニーでこんなん見かけたらやっぱり怖いなw)
うまいな、おいWWW
あたりを取っていたり、パースも考えている感じで、けっこう基礎ができている感じですよね。(いや、絵のことはわからないのでテキトーに言ってますがw)
冒頭のうさぎ耳娘たちの姿が、しっかり頭のイメージに入っていたのがなんともきしょい(笑)ですが、
なぜか、喪127で出てきた「田舎のパンダ」が一緒に描かれているのがまた妙におかしいw
ひょっとして、あれだけは見たんでしょうかw吉田さんが喜びそうw
というわけで、今回は「帰るまでが遠足」。
冒頭でも言いましたが、一目見た瞬間笑いましたねwタイトル自体がネタかよってw
そして、一通り笑った後、「ん?」と違和感を覚えました。
そう、なんといつもの「モテないし」が付いていないのです!
いや~正直、思わず興奮しましたね。
すわ、これはわたモテ始まって以来の事件だと、勢い勇んでああでもないこうでもないと深読みをしまくりましたよ。だって、こんなの感想ブログの格好のネタですからw
今までもタイトルからあれこれ考察したことはありましたが、これはもう決定打でしょうと思いつくままにあれこれメモっていたわけです。
と・こ・ろ・が。
念のため、谷川さんのツイッターを確認して、もう脱力しましたよ…
サブタイトルのモテないしつけるの忘れた
(https://twitter.com/harimoguni/status/976728695124541440)
なんじゃそりゃw
まあ、見当違いのことを描いてよけいな恥をさらさずに済んだ分、かえってよかったですけどね。ほんと、危ないところでしたw(負け惜しみ)
やれ、3年生編スタートの時ではなく遠足編のエピローグというこのタイミングで外したことに大きな意味があるとか、
でも単行本の目次ではどうするんだろうとか、ほんと今思うと、恥ずかしいことをメモってましたからw
ただ、タイトルからして「ネタ」ぽかっただけに、この「忘れた」ツイートもネタの一環なんじゃないかという疑念は拭いきれません。
今までそんなこと一回もなかったのに、ここでいきなり「忘れる」ってなんだか怪しいじゃないですか。変な深読みをされないためにあえて先回り防波線を張った可能性も無きにしもあらずではないかと。(さらなる負け惜しみw)

ここは、遠足編が始まった時(「喪125」)のこのシーンでしょうか。
あの最強パーティ結成時のすぐそばに、まさか初芝がいたとは……w
もこっちのビビり具合とか、うっちーの視線とか(笑)、時系列的にほぼあの直後のようですね。まだ、遠足は始まったばかりなのでしょう。
「女子」言うなw
ていうか、2年時に図書室で会ったこと(コミックス6巻:喪48「モテないし低地で争う」参照)はまったく覚えていないのね…
いや、そもそも同じクラスになったんじゃねーかw
もっと言うならあの6人、一人を除いて(笑)みんなお前と同じクラスの子だぞw
クラスメイトの顔一人も覚えていないとか、本当に絵を描く以外はどうでもいいと考えていそうです。
うーん、意外とこういうタイプが将来売れっ子マンガ家になるのだろうか…
うめええwwwww
ニコよりうまいんじゃないか、おいw(いや、そもそも、この絵もニコが描いているわけですがw)
でも、この時の初芝のモノローグはすごく心に残りましたね。
「あの時は似顔絵を描く自信がなかったからモブ顔を描いて逃げた……」
「あれから2年……今ならモブ顔に逃げない ちゃんと描けるはずだ」
え、あの時は「どうでもいい(モブ)キャラ」だからというオチじゃなかったっけ…という気もしますが、
まあ、2年という月日が彼の記憶を都合よく解釈(?)してくれたのかもしれません。
それはさておき、タイトルの「モブとサブキャラと主人公」から考えると、この初芝の言葉はすごく意味深に感じられます。
まさか、もこっちが彼の中で「モブ」から「サブキャラ」もしくは「主人公」に格上げになったという暗示なのでしょうか?
というか、2年前のほんのひと時、たまたま一緒になった女子(笑)をパッと見で覚えているということは、彼なりにあの出来事はけっこうな印象に残る思い出だったのかもしれませんね。
と同時に、彼のこの2年間での成長ぶりもこの絵には込められているような気がしました。
あの「モブ顔」を「逃げ」と認めたことに、ちょっと感動すら覚えましたよ。
だから「女子」いうなってのw
なんかオタク特有の変な慇懃さを感じてしまってこっちが恥ずかしくなりますよ。「~氏」とかw
しかし、もこっちをモブではなくちゃんとした姿で描くことに夢中で、
他の子は頭に入ってこなかったということなんでしょうか。
なんだかんだ言って、けっこう彼の中でもこっちの存在が大きくなっているということなのか…
それはそうと、「一人だけ覚えられた」のはいったい誰なんでしょう?
WWWWW
「モブ」ってそういうことかよwww
まあ、確かにうっちーは元々“モブ”キャラだったけどさあw
ネモとゆりちゃんの「うっちー顔」だけに“あたり”が入っているところとか、細かいですよねw
ていうか、こうして見るとちょっと怖いですよ。
得体のしれない異星人たちに連行されるいたいけな少女像と見えなくもないw
でもこうしてみると、「うっちー」がなんでかわいく見えるのか逆に不思議になってきますね。
ゆりちゃんやネモは不気味に感じるのに、うっちーはうっちーのまんまに見えるのはなぜなんだろう?
これが「不気味の谷」というやつなのか…(全然違う)
ここで、南さん&真子!
ということは、前のページからけっこう時間が経ったということなのでしょうか。(けっきょく初芝は、遠足の時間をあのベンチだけで過ごしたのか…)
つーか、けっきょくなんで南さんの機嫌が直っているのか、よくわからないんだがw
でもまあ、南さんの耳の件はこれで伏線回収となったようなので、一応「遠足の裏側」としての役割はあったようですね。
ただ、これだと、真子と南さんの間に今後の伏線になるような重要なやり取りがあったとはちょっと思えないかもw
この南さんを見ていると、「泣いたカラスがもう笑った!」とからかいたくなりますw(ああ、昭和…)
南さんって、本当に嬉しそうにディスりますよねw
普通は多少なりとも、嫌悪感を表に出しつつ言うものだと思うのですがw
彼女にとっての「悪口」って、本心からというより、あくまで会話のネタとしてのものでしかないのでしょうね。
でもまあ、確かにこの南さんのいうことにも一理ありますね。
絵云々はともかくとしても、遠足でネズミーに来て、ずっと一日中ベンチでスケッチしてるってそれはやっぱりヤバいですよw
(まあ、だからといって、本人に聞こえるように陰口叩くことはありませんが)
それにしても「女の絵」という言い方がすごくリアルで、なんとも南さんらしいw
まこっちwwww
いつもの南さんに戻ったことがうれしくもありつつも、少し複雑でもあるんでしょうね。
困ったような笑顔にその微妙なニュアンスがにじみ出ています。
つーか、上手かったってそれはフォローのつもりなんだろうかw
妙に上手いほうが、かえってよけいにキモイと思うんだがw
そして、絵の描けるデブがクラスメイトだと気づく南さんw
さすが、初芝とは違って、ちゃんとクラスのことを覚えているんですね。(悪口のネタをチェックしているだけかもしれませんがw)
WWWどうしたらいい子になるんだろうwwwww
やべえ、真子面白すぎwww
同級生への言葉とは思えないw保護者の考えだぞ、それw
それにしても、南さん、わざと聞こえるように言っていたわけじゃなかったんでしょうか。
てっきり、初芝にわかるような声で話していたのかと思っていましたw
(つーか、そういう輩っていますよね?わざと聞こえるように何あれクスクスとやる子を今まで何人も見てきましたよ…)
うーん、本当に天然なのか、それとも逃げるスリルも込みで楽しんでいるのか…
WWWWWいいのか、これwwwそれこそ、「同人誌かよ」じゃねーかwww
ていうか、妙にしっくりくるから怖いw小宮山さんじゃないですけど、まさに「メスブタ」w
でも、かえって安心した面もありますね。
あの冷たいメガネの奥では、怒りの炎がちゃんと燃えていたことになんだかほっとしましたよ。
ああ、彼にも人間らしい感情があったんだとw
それはそうと、この「モブとサブキャラと主人公」というエピソードは大変面白い構造になっていましたね。
もともと、オムニバスって、小ネタ集というか、1ページ単位が基本だったじゃないですか。たまにあっても2ページくらいだったと思うんです。
それが今回、一つの話が3ページ分くらいの話の集まりになっているんですよ。
ショートショート集というより、短編集に近い感じなんですね。
でも、よく読んでみると、1ページごとに“オチ”があるんです。
このエピソードも、1ページごとに初芝の絵でオトすという形が三段オチみたいな感じになっていて、
その分、この絵の大オチがすごく効果的になっているんです。
そういえば、喪128の「一緒に撮る」も1ページ目にうっちーオチがあっての2ページ目にゆりちゃんオチでしたし、
スタイルは変わっても、基本は1ページ単位の話の集まりという枠組みは残したい気持ちがあるのかもしれませんね。
「つながり」
ここからは正真正銘の「後日談」ですね。
まさに前回からの続きになるわけです。
それにしても、これまた随分意味深なサブタイトルですね。
「つながり」とは…
「うっちー!!どこーーー!?」の声を聴いて戻ろうとするうっちーに声をかけるもこっち。
「内…さん?」に不思議な感動を覚えるのは私だけでしょうかw
(まあ、「え 絵文字…さん?」と呼び止めたらそれはそれで爆笑したでしょうけどw)
地味にもこっちの成長ぶりが感じられて、なんとも感慨深いシーンですね。
卒業式でのあの最後の独白、「最初から最後まで与えられてばかりか…」
あの言葉をもこっちは忘れていなかったのです。
まあ、もちろん、そんな大げさなつもりは全くなく、
なんとなくキーホルダーをプレゼントする流れ(笑)が続いているからということなんでしょうが、
それでもこういうのが自然に出てくるようになったというのは、やっぱり、もこっち変わったなという気がしますね。
WWWWWWW
なるほど、あのコピーはこのことを言っていたのかwww確かにこれは「クライマックス」だわwww
それにしても、本来なら感動の名シーンなはずなのに、笑いを抑えきれないのはいったいなぜなんだろうwww
(もちろん、ここが今回一番笑ったシーンアーンド、個人的今回のベストシーン!)
最後の花火が実にいい仕事をしています!

WWWWWやばい、これだけでもう笑えるwww
おっかしいなあ、本来なら甘酸っぱくも切ないたそがれシーンなはずなのになあw
なんでうっちーだとギャグに転化されてしまうのでしょうかw
(それにしても、随分間近に雲が広がってるんだな…)
WWWああ、やっぱり宮崎さんたちもツッコミたくなるかw
ぱっつんが手をひらひらさせているのがこれまた、じわじわきますwww
(今、リアルでこういう仕草をして確かめる人ってそうそういないですよねw)
WWWなるほど、「つながり」ってそういうことかw
本来ならバッグについているMILK牛と相まって、なんとも切ないシーンであるはずなのに、
なぜかうっちーだと、おかしさが先に立つんですよねえ。まあ、そういうところが好きな理由でもあるんですけど。
それはさておき、なんか気持ち的に安心したというか、落ち着いてしまったようで、
うっちーの暴走ぶりはもう見れないのかとちょっぴり寂しい気持ちもなきにしもあらずだったのですが……
…もうこの時点で、なんとなくオチが見えたんですけどねw
それにしても、加藤さんはどこにいても花があるなあ。
このちょっと太め(失礼w)のそばかすっ子は、確か修学旅行の新幹線の中でも加藤さんと一緒に話していた子ですよね。(コミックス8巻:喪71「モテないし出発する」P51参照)
クラスが別々になっても、普通に物の貸し借りするような仲のようです。
(この辺も、うっちーの“落ち着き”ぶりへのいいカウンターになっているようなw)
やっぱり、気付いてしまったかw
もこっちも罪な女よw
それはそうと、加藤さん、うっちーとも交流があったんですね。もこっちと違って、ちゃんと名前も覚えているしw(まあ元クラスメイトですし、当たり前とも言えますが)
彼女の顔の広さが窺えます。
うわあw
なぜか、3つも持っているしwww
これは、うっちーを殺しにきてるとしか思えないw
WWWWWなんだ、この顔wwwもはや別人にしか見えないwww
ていうか、こんな風に目を見開くことができるんだwそのこと自体に驚きですよw
かつて、体育祭の時に
こんな表情を見せたこともありましたが、
今回はしっかり目にハイライトが入っているからか、この時と比べてもまったく印象が違いますね。(なんか猫娘ぽくもあるんだよなあ)
おいおい、そこまで話しておいてお預けかよwそれはちょっと酷いと思うぞw
……って、どっちにせよ、うっちーの耳には入ってきていないかw
ここで、3つのキーホルダーの謎を読者にも投げかけて去っていくところが、なんともニクイ演出ですね。
WWWWWそして再びたそがれる、とw
ていうか、この演出は夭折したかのようにも見えるからやめろってw
ところで、一部には「これでうっちーは脱落したのか?」という声もあるようですけど、
私はむしろ逆のニュアンスを感じましたね。
いったん、「離れていてもつながっている」と妙に落ち着いたかのように見せかけての、このどんでん返し(笑)ですから、
まだまだ終わらんよ!的なオチだと思うんですよ。
そもそも、うっちーって、ちょこちょこ加藤さんに気持ちをへし折られていますよねw
体育祭のこの時とか、単行本おまけの「喪109その後…」とか。
この程度のことで目が覚めるようでしたら、そもそもここまでこじらせていませんよw
「のめりこむ」
最後にタイトル通りの、「帰る」途中のエピソードを持ってきましたね。
前の「つながり」が、花火の後からの文字通りの「後日談」でしたが、
遠足編は時系列が時々前後するのがひとつの特徴にもなっていたような気がします。
ここでは、加藤さんの3つのキーホルダーの種明かしをする形になるわけです。
(こういうミステリ的な組み立ては、ちょっと、喪127の吉田さんケガの真相の流れも思い出させますね)
それはそうと、疲れて睡魔に襲われているもこっちがむちゃくちゃかわいいですね。
某ライトな姉妹の妹を彷彿とさせますw(個人的今回のベストもこっち)
隣の優しい目をした加藤さんがまた某お姉さんみたいですしw
(耳を付けたままなのがまた可愛いw)
なんか不思議なポジションですね。
岡田、もこっち、加藤さんが座ってて、ゆりちゃんネモが立っているわけですか。
この立ち位置からすると、ネモは岡田にゆりちゃんはもこっちに、「私はいいから座って」と勧めた感じかもしれませんね。
岡田がネモのリトルグリーンメンをいじっているのが地味にほのぼのしますね。
「あんたいつまでこれ付けてるの」「かわいいでしょ」といった会話が交わされているのでしょうかw
正直言うと、「ねむ…」からの「黒木さん」は一瞬、“夢オチ”かと思ってビビりました。
暗転する演出もなんだかいかにもという感じでしたし。
だからよけいに、この加藤さんが天使に見えましたねw
(いや、天使というよりお母さんと言ったところですがw)
それにしても、ここまでがっつり寝るかw
終電近くの酔っ払いじゃねーかw
仮にもうら若き女子高生がこんなはしたない恰好を公共の場でさらすのはいかがなものかと思いますよ!
最後の最後で“BUKKAKE”かよw
相変わらず、谷川さんは特殊な性癖をぶち込んでくるなあ…
(嘔吐ネタとかあれ絶対原作の趣味ですよねw)
まあでも、確かにこれは最悪です。
そもそも人の膝の上で熟睡してる時点で終わってますがw
でも、「今…すぐふくんで ごめんなさい」と慌ててるもこっちを見ていると、なぜか憎めない気持ちになるから不思議です。
加藤さんもこういうところに「蠱惑さ」を感じているのかもしれませんねw
WWWWWもこっち、本当にキャバ嬢が好きだなw(つーか、やっぱり“お母さん”というイメージもあったんだw)
かつて、キャバ嬢に憧れたこともありましたが(コミックス4巻:喪28「モテないし夜の世界に行く」参照)、今でもどこかでそういう気持ちがあるのかもしれませんね。
でももこっちの場合、貢がせる立場よりも貢ぐほうが似合ってるからなあw
ほらw
一つが三つになって、どんどん泥沼にはまっていくパターンですよ、これは。
将来、悪い男に騙されなければいいのですが…
それはそうと、けっきょく「三牛士」いくつ買ったんだよw
マジで転売するほど買い占めたわけじゃないだろうなw
あと、もこっちの後ろにパイナップルが見えるのが地味に笑えますwお前、いたのかよw
もこっちが寝ている間は少しスペースを空けていたんでしょうか。
これで、「3つのキーホルダー」の謎は解けたわけですが、
そんなことより、前のふたりが怖いw
でも、ゆりちゃんは半ば呆れた感じになっていますね。
最初に加藤さんにあげたときは、「!?」と驚いていましたが、さすがにもうもこっちのパターンがわかってきたようです。
前回、ネモと「……バカだな」と話しあった時に、何か思うことがあったのかもしれませんね。
その反面、ネモの瞳は光を失くしていますw
どうやら、彼女がもこっちと本当の意味で打ち解けるのにはまだまだ時間がかかりそうです。
ということで、今回を持って、正真正銘「遠足編」完結となったわけですが、
「裏側」とか「番外編」という範疇には収まり切れない何かを感じずにはいられませんでしたね。
そして、なんといっても「帰るまでが遠足」という今回のタイトル。
そもそも、なぜ学校側は「帰るまでが遠足ですよ」と言うのでしょう。
あまりに形骸化されたために、もはや誰の心にも届かなくなってしまっていますが、
本来は、羽目を外しがちな生徒への「釘をさす」意味があった言葉なのではないでしょうか。
要するに、「お前ら最後まで気を抜くなよ」ということだと思うんです。
それは、読者に向けての言葉でもあるでしょうし、各キャラクターたちへのメッセージでもあるのでしょう。
はたまた、谷川さん自身に向けての戒め的な意味合いもあるのかもしれません。
いずれにせよ、前回ですべてが終わったわけじゃないんだぞ、ということなんです。
うっちーの話がその最たるものじゃないですか。
「離れていてもつながってる」とかぬるいこといってんじゃねーぞ、みたいなw
ある意味、前回のあのキラキラ目へのツッコミですよ。
モブからレギュラーに昇進(?)した彼女だからこそ、こんなことで気を抜くなよという叱咤激励の意味もあったのではないでしょうか。
(まあ、贔屓目なのは百も承知ですが、ここからまたうっちーの新たな暴走が始まると私は睨んでいますw)
冒頭の「モブとサブキャラと主人公」にしても、
南さんがそう簡単に改心したと思ったら大間違いだぞ、という牽制であると同時に、南さん自身への警告的な内容でもあると思うんですよ。
いつかその悪口癖が誰かの逆鱗に触れかねないぞという。
もこっちの「気のゆるみ」で締めくくっているのも、そう考えるとなんだか象徴的なものを感じますね。
次回以降の伏線につながっていく可能性もあるような気がします。
もちろん、ゆりちゃんやネモもそこに関わってくるでしょうし。
「遠足編」はある意味、大団円で幕を下ろしました。
でも、決して何もかも終わったわけではありません。
むしろ、ここから始まることもたくさんあるはずなんです。
南さんの件はそのひとつでしょうけど、そこからまたいろんな問題が派生していってもおかしくありません。
彼女はいまや真子としかつながりを持たなくなっていますが、その真子と仲が良いように描かれていたのが、吉田さんであり、うっちーです。
そして、うっちーは隣のクラスに行きましたが、そこにはかつての南さんグループサチノリマキもいるのです。
加藤さんの交友関係の広さもポイントですね。
今回も加藤さんをかなり推していましたが、今後の展開のカギを握る存在になりそうです。
まあ、「モテないし」みたいな件(笑)もありますし、あまり深読みするのもちょっとどうかとも思います。半分はそうなったら面白いなという願望みたいなものですね。
ただ、「モブとサブキャラと主人公」というサブタイトルも含めて、初芝のあの絵が妙に気にかかります。
ここでもこっちが「主人公」であることを強調したかのようなこのエピソードには、何か重要な意味が隠されているように思えてならないんです。(それ自体が谷川さんの罠に嵌っているのかもしれませんがw)
いずれにしても、かつてないほどキャラたちの人間関係が広くそして深くなってきた今、
「遠足」を経た後の次回こそが、今後の試金石になりそうな気がします。
(…とかいって、単なるゆうちゃんへのお土産回だったらどうしようw)
卒業式でのもこっちの独白は、いつ読んでも胸を打つものがありますね。
もこっちと初芝の出会い(?)は1巻で読めます!
もこっちがNo.1キャバ嬢を目指す(?)話は4巻で!
今回はまず、タイトルで笑ってしまいましたねw
「帰るまでが遠足」。
「モテないし遠足が終わる」の次がこれって、もう完全におちょくってるでしょw
小学校の校長先生じゃないんだからw
(余談ですけど、今でも解散時に「家に帰るまでが遠足ですよ」って言うんでしょうかね?「バナナはおやつに入りますか」と並んで昭和時代からの“遠足あるある”の定番ですけど、もはや「ネタ」の世界にしか存在しない決まり文句のような気がします)
前回のあの感動的なフィナーレは、今回への“前フリ”だったと言わんばかりのネタじゃないですかw
まあ、前回の感想でも、
もしかすると、次はバレンタインや卒業式のように「遠足の裏側」で、そこで回収する可能性もありますしw
と書いていたように、ちらっと頭によぎったパターンではありましたが、本当にやるとは思いませんでしたよ。
いくら二度ある事は三度あるとはいえ、ねえ……?
ただ、単純に「裏側」というわけでも、はたまた単行本おまけ漫画のようなものではなかったように思います。
内容的にはかなり興味深いものになっていましたね。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
「モブとサブキャラと主人公」

いきなりモブキャラ盗撮シーンから始まるとは、これまた随分斬新な導入シーンですねw
鬱系のダーク青春ものが始まるのかと勘違いしそうですw
それはさておき、しょっぱなからサブタイトルが付いていたのには心底驚きました。なんと、まさかのオムニバス回!
「遠足編」の“おかわり”はまあ、予想できなくもありませんでしたが、これはまったくの想定外でしたね。
何しろ、ついこの間オムニバス回(喪128)をやったばかりですし、ずっと「11話に1回」のローテーションで回ってきたじゃないですか。
しかも、前回は「遠足編」の最中だったわけです。同じ「遠足編」でオムニバスを二つも入れてくるとは……
そして気になるのが、この「モブとサブキャラと主人公」というサブタイ。
なんとも意味深な感じがするじゃないですか。
単純に別視点からの「裏側」で遠足編を補完するだけが目的とは思えません。
ある意味、メタ的な視点も感じられますし、何か重要なポイントが隠されているような気がしますね。
ところで、柱のキャッチの「遠足編クライマックス!!」にはなんだか違和感がありませんでしたか?
“クライマックス”(最高潮)は、どう考えても前回だったでしょw
今回のは“エピローグ”というか、後日談に近いんじゃないかなあ。

まさかここで初芝が再登場とはw
確かに、3年生編がスタートした時には彼のレギュラー化にも期待はしていましたが、よりによって、このタイミングかよw
それにしても、初芝少し痩せましたかね?
こうしてみると、それほどキモメンでもないかも…?(つーか、彼の場合、鼻が全体の造形を台無しにしてるんだよなあ)
他の漫研部員は「モブ」として顔が描かれていませんが、なんとなくイケメンもしくはフツメンの雰囲気があります。
まあ、やってること(盗撮)と言っていること(みんな写真撮ってるから全然怪しまれない)は、不審人物そのものですがw
初芝はクラスメイトの友達はいなさそうですが、部活仲間とは普通に行動を共にしていたようですね。
ただ、相変わらず何を考えているかよくわからない佇まいというか、全然楽しそうでもないのが少々不気味ですらあります。こいつは笑ったこととかあるんでしょうか?

遊び行くかとの誘いも断り、ここで絵描いているから好きにしてくれという初芝。
漫研部員じゃないですけど、「まじかよ……」と言いたくなりますよね。
ネズミーランドに来て、ただずっとベンチで絵を描いているって、どんな苦行だよw
ある意味、すごくストイックなんでしょうか。
絵を描く以外のことには一切興味がないのかもしれません。
いわゆる、典型的なオタクとはまたちょっと違ったタイプのようにも見えます。
こうしてみると、なんだか神々しく見えなくもないかも?(いや、デ●ズニーでこんなん見かけたらやっぱり怖いなw)

うまいな、おいWWW
あたりを取っていたり、パースも考えている感じで、けっこう基礎ができている感じですよね。(いや、絵のことはわからないのでテキトーに言ってますがw)
冒頭のうさぎ耳娘たちの姿が、しっかり頭のイメージに入っていたのがなんともきしょい(笑)ですが、
なぜか、喪127で出てきた「田舎のパンダ」が一緒に描かれているのがまた妙におかしいw
ひょっとして、あれだけは見たんでしょうかw吉田さんが喜びそうw
というわけで、今回は「帰るまでが遠足」。
冒頭でも言いましたが、一目見た瞬間笑いましたねwタイトル自体がネタかよってw
そして、一通り笑った後、「ん?」と違和感を覚えました。
そう、なんといつもの「モテないし」が付いていないのです!
いや~正直、思わず興奮しましたね。
すわ、これはわたモテ始まって以来の事件だと、勢い勇んでああでもないこうでもないと深読みをしまくりましたよ。だって、こんなの感想ブログの格好のネタですからw
今までもタイトルからあれこれ考察したことはありましたが、これはもう決定打でしょうと思いつくままにあれこれメモっていたわけです。
と・こ・ろ・が。
念のため、谷川さんのツイッターを確認して、もう脱力しましたよ…
サブタイトルのモテないしつけるの忘れた
(https://twitter.com/harimoguni/status/976728695124541440)
なんじゃそりゃw
まあ、見当違いのことを描いてよけいな恥をさらさずに済んだ分、かえってよかったですけどね。ほんと、危ないところでしたw(負け惜しみ)
やれ、3年生編スタートの時ではなく遠足編のエピローグというこのタイミングで外したことに大きな意味があるとか、
でも単行本の目次ではどうするんだろうとか、ほんと今思うと、恥ずかしいことをメモってましたからw
ただ、タイトルからして「ネタ」ぽかっただけに、この「忘れた」ツイートもネタの一環なんじゃないかという疑念は拭いきれません。
今までそんなこと一回もなかったのに、ここでいきなり「忘れる」ってなんだか怪しいじゃないですか。変な深読みをされないためにあえて先回り防波線を張った可能性も無きにしもあらずではないかと。(さらなる負け惜しみw)

ここは、遠足編が始まった時(「喪125」)のこのシーンでしょうか。
あの最強パーティ結成時のすぐそばに、まさか初芝がいたとは……w
もこっちのビビり具合とか、うっちーの視線とか(笑)、時系列的にほぼあの直後のようですね。まだ、遠足は始まったばかりなのでしょう。

「女子」言うなw
ていうか、2年時に図書室で会ったこと(コミックス6巻:喪48「モテないし低地で争う」参照)はまったく覚えていないのね…
いや、そもそも同じクラスになったんじゃねーかw
もっと言うならあの6人、一人を除いて(笑)みんなお前と同じクラスの子だぞw
クラスメイトの顔一人も覚えていないとか、本当に絵を描く以外はどうでもいいと考えていそうです。
うーん、意外とこういうタイプが将来売れっ子マンガ家になるのだろうか…

うめええwwwww
ニコよりうまいんじゃないか、おいw(いや、そもそも、この絵もニコが描いているわけですがw)
でも、この時の初芝のモノローグはすごく心に残りましたね。
「あの時は似顔絵を描く自信がなかったからモブ顔を描いて逃げた……」
「あれから2年……今ならモブ顔に逃げない ちゃんと描けるはずだ」
え、あの時は「どうでもいい(モブ)キャラ」だからというオチじゃなかったっけ…という気もしますが、
まあ、2年という月日が彼の記憶を都合よく解釈(?)してくれたのかもしれません。
それはさておき、タイトルの「モブとサブキャラと主人公」から考えると、この初芝の言葉はすごく意味深に感じられます。
まさか、もこっちが彼の中で「モブ」から「サブキャラ」もしくは「主人公」に格上げになったという暗示なのでしょうか?
というか、2年前のほんのひと時、たまたま一緒になった女子(笑)をパッと見で覚えているということは、彼なりにあの出来事はけっこうな印象に残る思い出だったのかもしれませんね。
と同時に、彼のこの2年間での成長ぶりもこの絵には込められているような気がしました。
あの「モブ顔」を「逃げ」と認めたことに、ちょっと感動すら覚えましたよ。

だから「女子」いうなってのw
なんかオタク特有の変な慇懃さを感じてしまってこっちが恥ずかしくなりますよ。「~氏」とかw
しかし、もこっちをモブではなくちゃんとした姿で描くことに夢中で、
他の子は頭に入ってこなかったということなんでしょうか。
なんだかんだ言って、けっこう彼の中でもこっちの存在が大きくなっているということなのか…
それはそうと、「一人だけ覚えられた」のはいったい誰なんでしょう?

WWWWW
「モブ」ってそういうことかよwww
まあ、確かにうっちーは元々“モブ”キャラだったけどさあw
ネモとゆりちゃんの「うっちー顔」だけに“あたり”が入っているところとか、細かいですよねw
ていうか、こうして見るとちょっと怖いですよ。
得体のしれない異星人たちに連行されるいたいけな少女像と見えなくもないw
でもこうしてみると、「うっちー」がなんでかわいく見えるのか逆に不思議になってきますね。
ゆりちゃんやネモは不気味に感じるのに、うっちーはうっちーのまんまに見えるのはなぜなんだろう?
これが「不気味の谷」というやつなのか…(全然違う)

ここで、南さん&真子!
ということは、前のページからけっこう時間が経ったということなのでしょうか。(けっきょく初芝は、遠足の時間をあのベンチだけで過ごしたのか…)
つーか、けっきょくなんで南さんの機嫌が直っているのか、よくわからないんだがw
でもまあ、南さんの耳の件はこれで伏線回収となったようなので、一応「遠足の裏側」としての役割はあったようですね。
ただ、これだと、真子と南さんの間に今後の伏線になるような重要なやり取りがあったとはちょっと思えないかもw
この南さんを見ていると、「泣いたカラスがもう笑った!」とからかいたくなりますw(ああ、昭和…)

南さんって、本当に嬉しそうにディスりますよねw
普通は多少なりとも、嫌悪感を表に出しつつ言うものだと思うのですがw
彼女にとっての「悪口」って、本心からというより、あくまで会話のネタとしてのものでしかないのでしょうね。
でもまあ、確かにこの南さんのいうことにも一理ありますね。
絵云々はともかくとしても、遠足でネズミーに来て、ずっと一日中ベンチでスケッチしてるってそれはやっぱりヤバいですよw
(まあ、だからといって、本人に聞こえるように陰口叩くことはありませんが)
それにしても「女の絵」という言い方がすごくリアルで、なんとも南さんらしいw

まこっちwwww
いつもの南さんに戻ったことがうれしくもありつつも、少し複雑でもあるんでしょうね。
困ったような笑顔にその微妙なニュアンスがにじみ出ています。
つーか、上手かったってそれはフォローのつもりなんだろうかw
妙に上手いほうが、かえってよけいにキモイと思うんだがw
そして、絵の描けるデブがクラスメイトだと気づく南さんw
さすが、初芝とは違って、ちゃんとクラスのことを覚えているんですね。(悪口のネタをチェックしているだけかもしれませんがw)

WWWどうしたらいい子になるんだろうwwwww
やべえ、真子面白すぎwww
同級生への言葉とは思えないw保護者の考えだぞ、それw
それにしても、南さん、わざと聞こえるように言っていたわけじゃなかったんでしょうか。
てっきり、初芝にわかるような声で話していたのかと思っていましたw
(つーか、そういう輩っていますよね?わざと聞こえるように何あれクスクスとやる子を今まで何人も見てきましたよ…)
うーん、本当に天然なのか、それとも逃げるスリルも込みで楽しんでいるのか…

WWWWWいいのか、これwwwそれこそ、「同人誌かよ」じゃねーかwww
ていうか、妙にしっくりくるから怖いw小宮山さんじゃないですけど、まさに「メスブタ」w
でも、かえって安心した面もありますね。
あの冷たいメガネの奥では、怒りの炎がちゃんと燃えていたことになんだかほっとしましたよ。
ああ、彼にも人間らしい感情があったんだとw
それはそうと、この「モブとサブキャラと主人公」というエピソードは大変面白い構造になっていましたね。
もともと、オムニバスって、小ネタ集というか、1ページ単位が基本だったじゃないですか。たまにあっても2ページくらいだったと思うんです。
それが今回、一つの話が3ページ分くらいの話の集まりになっているんですよ。
ショートショート集というより、短編集に近い感じなんですね。
でも、よく読んでみると、1ページごとに“オチ”があるんです。
このエピソードも、1ページごとに初芝の絵でオトすという形が三段オチみたいな感じになっていて、
その分、この絵の大オチがすごく効果的になっているんです。
そういえば、喪128の「一緒に撮る」も1ページ目にうっちーオチがあっての2ページ目にゆりちゃんオチでしたし、
スタイルは変わっても、基本は1ページ単位の話の集まりという枠組みは残したい気持ちがあるのかもしれませんね。
「つながり」

ここからは正真正銘の「後日談」ですね。
まさに前回からの続きになるわけです。
それにしても、これまた随分意味深なサブタイトルですね。
「つながり」とは…

「うっちー!!どこーーー!?」の声を聴いて戻ろうとするうっちーに声をかけるもこっち。
「内…さん?」に不思議な感動を覚えるのは私だけでしょうかw
(まあ、「え 絵文字…さん?」と呼び止めたらそれはそれで爆笑したでしょうけどw)

地味にもこっちの成長ぶりが感じられて、なんとも感慨深いシーンですね。
卒業式でのあの最後の独白、「最初から最後まで与えられてばかりか…」
あの言葉をもこっちは忘れていなかったのです。
まあ、もちろん、そんな大げさなつもりは全くなく、
なんとなくキーホルダーをプレゼントする流れ(笑)が続いているからということなんでしょうが、
それでもこういうのが自然に出てくるようになったというのは、やっぱり、もこっち変わったなという気がしますね。

WWWWWWW
なるほど、あのコピーはこのことを言っていたのかwww確かにこれは「クライマックス」だわwww
それにしても、本来なら感動の名シーンなはずなのに、笑いを抑えきれないのはいったいなぜなんだろうwww
(もちろん、ここが今回一番笑ったシーンアーンド、個人的今回のベストシーン!)
最後の花火が実にいい仕事をしています!

WWWWWやばい、これだけでもう笑えるwww
おっかしいなあ、本来なら甘酸っぱくも切ないたそがれシーンなはずなのになあw
なんでうっちーだとギャグに転化されてしまうのでしょうかw
(それにしても、随分間近に雲が広がってるんだな…)

WWWああ、やっぱり宮崎さんたちもツッコミたくなるかw
ぱっつんが手をひらひらさせているのがこれまた、じわじわきますwww
(今、リアルでこういう仕草をして確かめる人ってそうそういないですよねw)

WWWなるほど、「つながり」ってそういうことかw
本来ならバッグについているMILK牛と相まって、なんとも切ないシーンであるはずなのに、
なぜかうっちーだと、おかしさが先に立つんですよねえ。まあ、そういうところが好きな理由でもあるんですけど。
それはさておき、なんか気持ち的に安心したというか、落ち着いてしまったようで、
うっちーの暴走ぶりはもう見れないのかとちょっぴり寂しい気持ちもなきにしもあらずだったのですが……

…もうこの時点で、なんとなくオチが見えたんですけどねw
それにしても、加藤さんはどこにいても花があるなあ。
このちょっと太め(失礼w)のそばかすっ子は、確か修学旅行の新幹線の中でも加藤さんと一緒に話していた子ですよね。(コミックス8巻:喪71「モテないし出発する」P51参照)
クラスが別々になっても、普通に物の貸し借りするような仲のようです。
(この辺も、うっちーの“落ち着き”ぶりへのいいカウンターになっているようなw)

やっぱり、気付いてしまったかw
もこっちも罪な女よw
それはそうと、加藤さん、うっちーとも交流があったんですね。もこっちと違って、ちゃんと名前も覚えているしw(まあ元クラスメイトですし、当たり前とも言えますが)
彼女の顔の広さが窺えます。

うわあw
なぜか、3つも持っているしwww
これは、うっちーを殺しにきてるとしか思えないw

WWWWWなんだ、この顔wwwもはや別人にしか見えないwww
ていうか、こんな風に目を見開くことができるんだwそのこと自体に驚きですよw
かつて、体育祭の時に

こんな表情を見せたこともありましたが、
今回はしっかり目にハイライトが入っているからか、この時と比べてもまったく印象が違いますね。(なんか猫娘ぽくもあるんだよなあ)

おいおい、そこまで話しておいてお預けかよwそれはちょっと酷いと思うぞw
……って、どっちにせよ、うっちーの耳には入ってきていないかw
ここで、3つのキーホルダーの謎を読者にも投げかけて去っていくところが、なんともニクイ演出ですね。

WWWWWそして再びたそがれる、とw
ていうか、この演出は夭折したかのようにも見えるからやめろってw
ところで、一部には「これでうっちーは脱落したのか?」という声もあるようですけど、
私はむしろ逆のニュアンスを感じましたね。
いったん、「離れていてもつながっている」と妙に落ち着いたかのように見せかけての、このどんでん返し(笑)ですから、
まだまだ終わらんよ!的なオチだと思うんですよ。
そもそも、うっちーって、ちょこちょこ加藤さんに気持ちをへし折られていますよねw
体育祭のこの時とか、単行本おまけの「喪109その後…」とか。
この程度のことで目が覚めるようでしたら、そもそもここまでこじらせていませんよw
「のめりこむ」

最後にタイトル通りの、「帰る」途中のエピソードを持ってきましたね。
前の「つながり」が、花火の後からの文字通りの「後日談」でしたが、
遠足編は時系列が時々前後するのがひとつの特徴にもなっていたような気がします。
ここでは、加藤さんの3つのキーホルダーの種明かしをする形になるわけです。
(こういうミステリ的な組み立ては、ちょっと、喪127の吉田さんケガの真相の流れも思い出させますね)
それはそうと、疲れて睡魔に襲われているもこっちがむちゃくちゃかわいいですね。
某ライトな姉妹の妹を彷彿とさせますw(個人的今回のベストもこっち)
隣の優しい目をした加藤さんがまた某お姉さんみたいですしw
(耳を付けたままなのがまた可愛いw)

なんか不思議なポジションですね。
岡田、もこっち、加藤さんが座ってて、ゆりちゃんネモが立っているわけですか。
この立ち位置からすると、ネモは岡田にゆりちゃんはもこっちに、「私はいいから座って」と勧めた感じかもしれませんね。
岡田がネモのリトルグリーンメンをいじっているのが地味にほのぼのしますね。
「あんたいつまでこれ付けてるの」「かわいいでしょ」といった会話が交わされているのでしょうかw

正直言うと、「ねむ…」からの「黒木さん」は一瞬、“夢オチ”かと思ってビビりました。
暗転する演出もなんだかいかにもという感じでしたし。
だからよけいに、この加藤さんが天使に見えましたねw
(いや、天使というよりお母さんと言ったところですがw)
それにしても、ここまでがっつり寝るかw
終電近くの酔っ払いじゃねーかw
仮にもうら若き女子高生がこんなはしたない恰好を公共の場でさらすのはいかがなものかと思いますよ!

最後の最後で“BUKKAKE”かよw
相変わらず、谷川さんは特殊な性癖をぶち込んでくるなあ…
(嘔吐ネタとかあれ絶対原作の趣味ですよねw)
まあでも、確かにこれは最悪です。
そもそも人の膝の上で熟睡してる時点で終わってますがw
でも、「今…すぐふくんで ごめんなさい」と慌ててるもこっちを見ていると、なぜか憎めない気持ちになるから不思議です。
加藤さんもこういうところに「蠱惑さ」を感じているのかもしれませんねw

WWWWWもこっち、本当にキャバ嬢が好きだなw(つーか、やっぱり“お母さん”というイメージもあったんだw)
かつて、キャバ嬢に憧れたこともありましたが(コミックス4巻:喪28「モテないし夜の世界に行く」参照)、今でもどこかでそういう気持ちがあるのかもしれませんね。
でももこっちの場合、貢がせる立場よりも貢ぐほうが似合ってるからなあw

ほらw
一つが三つになって、どんどん泥沼にはまっていくパターンですよ、これは。
将来、悪い男に騙されなければいいのですが…
それはそうと、けっきょく「三牛士」いくつ買ったんだよw
マジで転売するほど買い占めたわけじゃないだろうなw
あと、もこっちの後ろにパイナップルが見えるのが地味に笑えますwお前、いたのかよw
もこっちが寝ている間は少しスペースを空けていたんでしょうか。

これで、「3つのキーホルダー」の謎は解けたわけですが、
そんなことより、前のふたりが怖いw
でも、ゆりちゃんは半ば呆れた感じになっていますね。
最初に加藤さんにあげたときは、「!?」と驚いていましたが、さすがにもうもこっちのパターンがわかってきたようです。
前回、ネモと「……バカだな」と話しあった時に、何か思うことがあったのかもしれませんね。
その反面、ネモの瞳は光を失くしていますw
どうやら、彼女がもこっちと本当の意味で打ち解けるのにはまだまだ時間がかかりそうです。
ということで、今回を持って、正真正銘「遠足編」完結となったわけですが、
「裏側」とか「番外編」という範疇には収まり切れない何かを感じずにはいられませんでしたね。
そして、なんといっても「帰るまでが遠足」という今回のタイトル。
そもそも、なぜ学校側は「帰るまでが遠足ですよ」と言うのでしょう。
あまりに形骸化されたために、もはや誰の心にも届かなくなってしまっていますが、
本来は、羽目を外しがちな生徒への「釘をさす」意味があった言葉なのではないでしょうか。
要するに、「お前ら最後まで気を抜くなよ」ということだと思うんです。
それは、読者に向けての言葉でもあるでしょうし、各キャラクターたちへのメッセージでもあるのでしょう。
はたまた、谷川さん自身に向けての戒め的な意味合いもあるのかもしれません。
いずれにせよ、前回ですべてが終わったわけじゃないんだぞ、ということなんです。
うっちーの話がその最たるものじゃないですか。
「離れていてもつながってる」とかぬるいこといってんじゃねーぞ、みたいなw
ある意味、前回のあのキラキラ目へのツッコミですよ。
モブからレギュラーに昇進(?)した彼女だからこそ、こんなことで気を抜くなよという叱咤激励の意味もあったのではないでしょうか。
(まあ、贔屓目なのは百も承知ですが、ここからまたうっちーの新たな暴走が始まると私は睨んでいますw)
冒頭の「モブとサブキャラと主人公」にしても、
南さんがそう簡単に改心したと思ったら大間違いだぞ、という牽制であると同時に、南さん自身への警告的な内容でもあると思うんですよ。
いつかその悪口癖が誰かの逆鱗に触れかねないぞという。
もこっちの「気のゆるみ」で締めくくっているのも、そう考えるとなんだか象徴的なものを感じますね。
次回以降の伏線につながっていく可能性もあるような気がします。
もちろん、ゆりちゃんやネモもそこに関わってくるでしょうし。
「遠足編」はある意味、大団円で幕を下ろしました。
でも、決して何もかも終わったわけではありません。
むしろ、ここから始まることもたくさんあるはずなんです。
南さんの件はそのひとつでしょうけど、そこからまたいろんな問題が派生していってもおかしくありません。
彼女はいまや真子としかつながりを持たなくなっていますが、その真子と仲が良いように描かれていたのが、吉田さんであり、うっちーです。
そして、うっちーは隣のクラスに行きましたが、そこにはかつての南さんグループサチノリマキもいるのです。
加藤さんの交友関係の広さもポイントですね。
今回も加藤さんをかなり推していましたが、今後の展開のカギを握る存在になりそうです。
まあ、「モテないし」みたいな件(笑)もありますし、あまり深読みするのもちょっとどうかとも思います。半分はそうなったら面白いなという願望みたいなものですね。
ただ、「モブとサブキャラと主人公」というサブタイトルも含めて、初芝のあの絵が妙に気にかかります。
ここでもこっちが「主人公」であることを強調したかのようなこのエピソードには、何か重要な意味が隠されているように思えてならないんです。(それ自体が谷川さんの罠に嵌っているのかもしれませんがw)
いずれにしても、かつてないほどキャラたちの人間関係が広くそして深くなってきた今、
「遠足」を経た後の次回こそが、今後の試金石になりそうな気がします。
(…とかいって、単なるゆうちゃんへのお土産回だったらどうしようw)
卒業式でのもこっちの独白は、いつ読んでも胸を打つものがありますね。
もこっちと初芝の出会い(?)は1巻で読めます!
もこっちがNo.1キャバ嬢を目指す(?)話は4巻で!
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