私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪118~一度気になってしまったら、もう戻れない~
7月20日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪118に更新されました。
前回でついに「2年生の終わり」を迎え、いよいよ最終ステージ「3年生編」への期待は膨らむ一方ですが、
いつもの谷川ニコさんなら、ここで一発「肩すかし」を食らわすところなんですよね。
それこそ、もこっちオンリーの日常回や春休みに遊びに来たきーちゃん回とか、そんな感じで一度“熱”を冷ますかのような展開を一回挟むのではないでしょうか。
ただここ最近は意外なほどにドラマを動かしてくるので、あえて足踏みすることなく話を前に進めてくるかもという気もしていました。
これは個人的な印象かもしれませんが、どうも2年の3学期になってから若干作風が変わったようにも思えるんですよ。
あえて王道路線というか、奇をてらわず素直に物語を進めていこうという方向性が感じられるんです。
そんな中、前回が「モテないし2年生の終わり」で、まさに2年生編の総集編といった感じの話になっていたわけですから、
このまま素直に3年生編へと突入するのではという考え方もできるわけです。
でもひとつ気になることがあったんですよね。
コメントでも指摘されている方がいましたが、前回吉田さんがまったく登場しなかったんですよ。
あれは確かに不自然でした。2年生編を総括する上で吉田さんを外せるわけがありません。
そう考えると、「3年生編」に入る前になんらかの形で吉田さんフォロー回が入るような予感も一方ではしていたんです。
だから、
このサムネを見たときには我が意を得たりとばかりに思わず膝を叩いてしまったんですw
やっぱり、前回吉田さんがいなかったのはこのためだったんだと。
今回はいわば「2年生の終わり(裏側)」。
二度あることは三度あるとばかりにバレンタイン、卒業式でやったあの方式をここでもぶつけてきたんだと思ったんですね。
以前の谷川さんなら、こちらのそういった予想や期待をあえて裏切ってきたかもしれません。
でもここ最近のわたモテを見ていると、それにきちんと応えてくれるような気もしていたんですね。
今のわたモテはそういう「王道路線」なんじゃないかと。
あの「肩すかし」の谷川ニコはもういない。
それはそれで少しさみしい気もするけれど(笑)、今後は読者の期待にしっかり応えてくれるニュー谷川ニコがこれからのわたモテを作っていくんだ!と、ひとり盛り上がっていたわけなんですよ。
……この時点では。
そう、私はまだわかっていませんでした。
谷川ニコという漫画家の本当の恐ろしさを……
すみません、前置きが長くなってしまいました。
いったい、谷川ニコは変わったのか変わっていないのか。さっそく見てまいりましょう!
……もうね。この外し方はもはや神業ですね。
あのサムネで、しかもタイトルが「モテないしオラつく」で、誰が今回の“岡田回”を予想できます?
そう、今回はがっつり「岡田回」なんですよ。
しかも完全“岡田主観”仕様ですからね。
確かに初期のわたモテからずっと出ていた古参(?)キャラではありますが、まさか今さら、その人間性にスポットが当たるとは!
しかも別に「肩すかし」ではないんですよね。
確かに前回吉田さんがいなかったことを踏まえて、ちゃんと吉田さんフォロー回という性格も備えてはいるんです。
以前、「期待は外してはくるけど、肝心のところは外さない」と書いたことがありましたが、今回はそんなもんじゃないですからね。
言うなれば「期待には応えつつ、その上で意表を突いた構成で驚かせ、なおかつ本筋は決して見失わない」といったところでしょうか。もう何が何だかよくわからなくなっていますがw
それにしても、こうして岡田の正面アップを改めて見るとすごく新鮮ですね。
ここまで決してもこっちの物語に関わることがなかった、いわば「モブレギュラー」みたいな存在だったわけですよ。
冒頭を飾るのも初めてならば、ひとコマに単体で収まるのも初めて、ましてや正面アップで大きく描かれることなんて今まで皆無でしたからね。なんか変にドキドキしてしまいますw
しっかし、改めて見ても本当に変な髪型ですねw
でもまあ考えてみれば、ずっと変えずに2年以上もこのパイナップル頭を貫いているわけですから、本人的にはよっぽどのお気に入りなのかもしれません。
…いやむしろ、このパイン頭こそが「岡田本体」なのかも?
あの髪型を解いたら、全く別人格になったりしたらちょっと怖いですねw
そんな彼女が、ここで初めてもこっちを認識します。
そう、“認識”なんですよ。
まさに岡田はここで初めて「黒木智子」という人間を知ったんです。
リア充4人組がもこっちと絡む話はあの学食回をはじめ何度かありましたが、岡田だけはなぜか一切関わろうとしませんでした。
嫌悪とか軽蔑といった、そういうマイナス的な感情すらそこには見ることができませんでしたからね。
まるでもこっちの姿が見えていないかのごとく「無関心」そのものだったんです。
まあ強いていえば、体育でバスケをやっている時、もこっちのポカに対して「ちょっと何やってんの!」と叫んだことはありましたが、あれだって「黒木さん」と認識しての発言ではなかったような気がするんですね。(コミックス7巻所収喪56「モテないし匂いを気にする」参照)
誰だかよく知らないけど真面目にやってよ、というスポーツ好き少女の正義感(?)から出た言葉だと思うんです。
もちろん、クラスメイトに「黒木智子」という人がいることは知っているでしょうし、清田やネモが時々話しかけているのも意識はしていたことでしょう。
でも、そのことに対して彼女がどう感じていることすらこれまでまったく描かれてこなかったんですよね。
否定的な感情も肯定的な感情も何一つ伝わってはこなかったんです。
そういった意味では、このシーンは歴史的なひとコマですよ。
果たして、岡田はもこっちをどういう風に見ていて、どう思っているのか?
いよいよ彼女の口から語られる時がきたのかもしれないのですから。
ああ、やっぱり、ネモ(陽菜)とたまに話している人という感じなんだ。
しかし、彼女はいつでも「陽菜」なんですね。
こんなところでぼーっとしているのもネモと待ち合わせをしているからですし、前回の「クラス替え」といい、どうも彼女の方がネモに依存しているような気がします。
逆にネモは表向きとは裏腹に、どこかドライな感じですよね。
声優志望の件を岡田に隠そうとするところからして、心許していないところがあるはずです。
唯一無二の親友のように見えながら、この温度差がなんともリアルで面白いですね。
このシーンは妙に心に残りますね。表情をあえて見せないでストローを咥える口元だけで語らせる演出が実にうまいです。(今回の個人的ベストシーン)
このモノローグは本音なんでしょう。
「陽菜」が時々話しているからなんとなく気には留めていたけど、それ以外にはなんの思いはまったく何もないわけで、それはつまり「どうでもいい」(無関心)ということです。
…ただ、「まあ……別にいいけど」のところはなんとなく、
修学旅行(喪77)でのうっちーの「いや別にそこまで気にならないけどね…」を思い出させますがw
WWWW
そういえば、岡田に気に取られていたけど、もこっちは一体何をやっているんだwww
なんだかまるで、一人でサイレントコントをしているかのようですよねw
こうしてみると、表情や仕草が実に豊かで見ていて飽きません。
待たされている岡田にもいい暇つぶしになったのではないでしょうかw
(どうでもいいけど、フキダシ内のミニ岡田がすごくかわいい♡)
ああ、やっぱりこれ、コントだわw
白目を剥いて引きずられていくもこっちの「ギャグマンガ」感が素晴らしいですw
絵に合わせての「?」「!?」「…………」がまたいい味出していますよね。
さて、ようやく陽菜と合流したというのに岡田はなんだか思案中。
陽菜の言葉も頭に入ってこないようです。
というか、ネモには今見たことを「ああ別に」とごまかしてしまうんですね。
ここはちょっと意外でした。
ネモには一切の隠し事はしないし、ネモにもそれを求めているような気がしていましたから。
逆に言えば、ここではじめて岡田のキャラが立ったようにも感じますね。
そう、ネモが声優志望という夢を岡田に隠していたときと同様に、なんだか人間的な奥行きをそこに見ることができるんです。
この時点では、なぜネモに話題の種にしないのか定かではありませんが、この岡田のまっすぐな眼に彼女の本質が隠れているに違いありません。
あと、そうか、これって「終業式」前日なんですね。
となると、次回あたりに「終業式」の話を持ってくる可能性もありますね。
(てか、まだ「2年生の終わり」じゃないじゃんw)
やばい、かっこいいw
ここだけ見ればまるで彼女が主人公ですよw
ネモには話さず、自分一人で乗り込もうというところに「ヒーロー属性」的なものを感じざるを得ません。
もともと、バスケをやっていたり、クリスマス会を企画主催したりと、みんなのリーダー的な活発少女風には描かれてきていましたが、心意気まで「漢」気質なんですね。
少なくとも、ネモや清田がもこっちと仲良くしようとしていることに対して含むところは一切なかったことがこれではっきりしました。
ただ、あまりに自分とは違う世界を持っている「黒木智子」という人間に興味が持てないだけだったのでしょう。
WWWはい、ようやくサムネの画像に到達ですw
この吉田ネックハンギングは、喪92「モテないし突然ゲームに巻きこまれる」のオチを髣髴とさせますね。(後にわかりますが、実際にあのゲーム回からのつながりという面もあります)
しかし、穏やかでないセリフといい、吉田さんの鬼気迫る表情と言い、本来なら緊張感が走る場面だと思うんですけど、なんでしょう、このコミカル感w
まあ、今までの二人の関係性を知っているからこその安心感なんでしょうね。
もこっち可哀想という気がまったく起こりませんw
ああ、ますます「吊り」がオチっぽくw
なんとなく間が抜けた「おらー!!」もさることながら、
もこっちの足wwwマスコット人形みたいになってるじゃねーかw
その一方でゆりちゃんの「黒幕」感は一体何なんだw
これじゃあ、主導権はゆりちゃんが握っている風にしか見えんw
自分は手を汚さずに手下の吉田さんに指示している裏番的ポジションじゃねーかwww(ポケットに手を突っ込んで背中しか見せない演出がまた絶妙にはまってるwww)
さて、そんな中、あの人が近づいてきます……
いやあ、最高にいい場面ですね。読んでいて高揚感を抑えることができませんでしたよ。
緊張感もさることながら、ついにもこっちグループと岡田が直接対峙するというこのワクワク感!
ここだけみると、完全に岡田がヒロインで吉田さんが小悪党、ゆりちゃんがラスボスという感じですけどねw
(で、もこっちが一話限りのモブか?w)
岡田、かっこいいですね。
昔、それこそ今はいじられキャラになっている前園が「いじめ、カッコ悪い」とかやっていましたけど、
ああいう体育会系的な正義漢タイプなんですね、彼女は。
いじめは良くないとか間違っている、とかじゃなくって、
「かっこ悪い」とか「ダサい」という言い方で否定するのもなんだか今時の感覚でリアリティがあります。
「そっちのも見てるだけでそいういうの一番ムカつくんだけど」というセリフがまた、彼女の価値観がうかがえるいい言葉ですね。
まあ、このシーンだけ見れば、だれだって吉田さん以上にゆりちゃんに嫌悪感を抱くことでしょう。
普段の彼女の言動もこういう誤解を受けやすいことがあるのかもしれませんね。
本人は自覚がないのに、「なんか感じ悪い」と思われてしまう人っているじゃないですか。ゆりちゃんもそういう“天然系”なのかもしれませんよ。(実際はまったく天然ではないんですけどね)
岡田のここの返しはなかなか興味深いですね。
あっさり「知らないよあんたのことなんか」と言えるところに揺るがない自我みたいなものを感じさせます。
例えば、まこっちなら「確かになんの事情も知らないのに私の感情だけで否定していいのだろうか…」と逡巡してしまうのではないでしょうか。
「荻野に伝える」というのも印象的です。
荻野はもこっちやネモにとって最悪の先生ですが、彼女にとっては意外と頼りになる担任なのかもしれませんね。
考えてみれば、7月に体育館でバスケとか頭おかしいのかともこっちがいっていたときも、岡田は楽しそうにバスケにいそしんでいましたし、同じ体育会系としてむしろ荻野にシンパシーを感じるところもあるのかも?
ただ、彼女のこの正義然とした感じは荻野のそれとはどこか違うようにも思えます。
もちろん、井口さんの友達、紗弥加のようなタイプとも違うんですよね。
変に気負っていないというか、もっと自然な感情から出てきている行動のような気がします。
うんwまあそうだろうなw
吉田さんのあせった表情に、もうその答えが透けて見えますよねw
てか、なんでゆりちゃんが言い訳するんだw
やっぱり「黒幕」感がハンパないw
(まあ、彼女はすべてわかっていて、いざという時には修学旅行のときのように仲裁に入るつもりだったんでしょうけどwそれにしても、これは誤解されるよなあ)
あと、岡田の睨む視線があまりに凛々しいですよね。
“ノリ”だけを重視するような子ではないことがこの顔でわかります。
ここで彼女への見方を変えた人も多いのではないでしょうか。
まったく予想もしなかった人からの助けに、戸惑いながらもたどたどしくお礼を言うもこっちに庇護欲をかき立てられますね。(今回の個人的ベストもこっち)
それはさておき、ここは岡田の言い訳に注目。
「どうでもいいけど」「陽菜の友達でしょ」
もこっちのほうを見ずにまるで自分に言い聞かせているかのように語るんですよ。
きっと、あれがもこっちでなくって他の誰かでも、彼女は同じように行動をしたんだと思います。
でも、そんな「正義の味方」みたいなことをことさらさらけ出すのも照れくさいし、なんかそれも違う。
善悪の問題じゃなくって私は単に大切な友達のためにやっただけなんだと、自分自身を納得させたかったような気がするんですね。(そのためにネモの名前をあえて出すところがまた彼女らしい!)
険しい表情を崩さずに「それだけ」と言い張る彼女に、やっぱり荻野や紗弥加とは違う何かがあるように思えてなりません。
ネモに秘密にしていたこともなんとなくわかるような気がします。
白か黒かだけではなく、実はいろんなことを考えていたのでしょう。
あの場面を見たときのネモの心情などにも慮っていたに違いありません。
その辺の複雑な思いが「陽菜の友達でしょ」につながったのではないでしょうか。
WWWWWやっぱりそんなことかwwww
てか、こいつ学習ということを知らんのかw
あの時、なんで吊るされたのかがまったくわかっていねーw
でも、こんなことをべらべらしゃべるってことは本当にわかっていないんでしょうね。
本気で岡田に「ねえ?理不尽だよねえ?わかるでしょ」と同意を求めているとしか思えませんからw
WWWWW生理なの?wwwww切れられて当然だわwww
てか、完全に喧嘩売ってるだろwww
いや、むしろこれって、もこっちが吉田さんをいじめている構図にも見えますよねw
修学旅行の時からこの手のやり取りを散々繰り返しているにもかかわらず、一向にやめる気配がありませんからねw
もはや、好きな子をイジメてしまう男子小学生だろこれw
て、「みんなダサいパンツ履いてるの知ってる」って!それは修学旅行4班しか知らんはずだろw
なにさらっと、岡田にばらしてんだよ!!www
(え?みんな言ってるよ?とかの“みんな”って、せいぜい3~4人だったりしますよねw)

WWWWW
素直に自分の間違いを認めて戻ってくるバツが悪そうな岡田wwなぜ急に裏切ったとばかりに口を開けて唖然とするもこっちwww
もうなにもかもが最高の笑いを創りだすための最高のハーモニーと化していますw
そしてなんと!ここが「今回一番笑ったシーン」!
ついにうっちーが持っていた記録、「6連続一番笑ったシーン」がようやくここでストップされました!(喪115「モテないし二年目の卒業式(後編)」 は例外的に除く)
まあ、今回はうっちーはお休みだったわけで、厳密にいえばまだ保留といった部分もありますけどね。
うっちーが出てくる回でもこれを他が阻止できるかで本当の真価が問われることでしょう。(なんの話やら…)
しかし、まさか、うっちーを止めたのが「岡田」とはwww
改めて底が知れないというか、わけがわからないマンガだわ、わたモテってw
本日2回目の「おらー!!」www
てか、戻っていた岡田の「ごめん……」でもう悟っちゃったのね…
去っていく岡田の背中がなんともシュールw
WWWWWそりゃ恥ずかしいわなw
すべては自分の一人相撲だったわけですからね。
あまりの恥ずかしさに「ごめん」しか言えなかったわけですし、あの後彼女らが自分の行動をどう思うかとか考えだすと、もう顔を上げることすらできませんよねw
でも、こういう袖口に手が隠れる感じで顔を覆う仕草ってすごくかわいいですね。
普段の岡田からは想像できないからこそ、余計にかわいく見えるのかもしれません。
ついに、岡田がもこっちに興味を示しだしたwww
これはうっちー化のフラグか?w
まあ実際にはそんなふうにはならないと思いますけど、
でも、これではじめて、岡田もわたモテのレギュラーになったんだという気がします。
このモノローグもとらえ方は人によって違うかもしれませんが、
私には喪77の
このうっちーを思い出さずにはいられませんw
さすがに岡田が「きもいきもい…」となるはずもありませんが(当たり前だw)、
やっぱりここは、同じクラスになる“フリ”だと思うんですよね。
(てか、そうなってこそ、はじめてこのオチが成立するような気がします)
それにしても、ネモはこの岡田の急な問いかけをどう考え、どう答えたのでしょうね?
そこもすごく気になります。
話のタイプというか、雰囲気は全く違いますが、喪107「モテないし気にかけられている」をちょっと思い出しましたね。
あの時も最初は荻野回かと思わせて、実はネモとの駆け引きに焦点を合わせた話でしたが、
今回も吉田さん回かと思いきや(いや、吉田さん回ではあるんですけど)、岡田のパーソナリティについての話になっていましたからね。
しかも、5ページとは思えないその奥の深さ!
それぞれのキャラクターの心の内や行動原理を考えていくと、もういくらでも語れそうな気がしますね。
あとはやっぱりラスト。
ネモに「ねぇ黒木ってどんな奴?」と尋ねる岡田の心情には一言で表せないくらい、いろんな感情が混じっているように思えてなりません。
まあ一度、もこっちと関わってしまった者は、二度とその蠱惑さ(笑)から逃れることはできませんからねw
吉田さんもゆりちゃんもなんだかんだいっても、けっきょくはもこっちと一緒にいるわけですし。
もこっちと吉田さんのなんとも言えない関係も岡田にとっては理解の範疇外なのでしょう。
だからこそ、「めちゃめちゃ気になる」んですねw
これからもネモを介してでも、それとなく探ろうとするのではないでしょうか。
もこっちの魅力はそれこそ無限大です。
馬鹿でクズでゲスなくせに、小心者で義理堅い面もあり、虚栄心の塊だったりするのに一方ではすごく内省的なところもあって、自分と言うものをしっかりと見つめていたりもします。妄想癖があって自意識過剰な面もあるかと思いきや、人を思いやる優しさも持ち合わせています。
吉田さんもゆりちゃんもそんなもこっちのことをわかっているからこそ、時にはあきれつつも一緒にいるのですよね。
まこっちもそうですし、うっちーもきっとそうです。
みんなもこっちに夢中なのです。
岡田も今回で、晴れてわたモテのレギュラーとなったことでしょう。
それは「クラス替え」がどうなろうと、決して揺るがない事実だと思います。
一度気になってしまったら、もう戻れない。
何より私たちこそが、そんなわたモテワールドにこんなにも夢中なのですから。
※すみません、ここからはどうでもいい余談ですので、読み流しても結構です
…ところで、谷川ニコは変わったんでしょうかね?それとも変わっていないんでしょうか。
今回の話を見る限りではやっぱり変わったというか、変に焦らさず、しっかりと人間ドラマを進めていく方向にシフトしているように思えます。
ただねえ。
今回が5ページで次回がまた一か月後だったりするんですよねえ。
ここ最近、更新ペースが落ちてきているような気がしません?
今年に入ってから、ひと月に一回のケースが1月、2月、5月とあって、さらに来月ですからね。(第一・第三木曜日更新ですから、8/17更新の次は9/7になるでしょう)
しかも毎回のページ数が少なくなっていている感じもするんですよね。
かつてのような16ページとか本当にありませんし。
ひょっとすると、余計な話を挟まない代わりに物理的な連載ペースをセーブしようという考えなんじゃないでしょうか?
話はどんどん進めるけど、それじゃあすぐに終わってしまうから、断続的に少しずつ少しずつやっていけばいいや、みたいな。
まあ私の杞憂であってくれればいいんですが、内容自体にはまったく不満がないだけに余計その辺が気になってしまうんですよね。
かつてのような「肩すかし」回がちょっぴり恋しいこの頃ですw(ファンというのは勝手なものです…)
岡田とネモ、もこっちと吉田さんの組み合わせで準備運動をしているマラソン回、喪107「モテないし気にかけられている」 も読めるコミックス11巻は絶賛発売中です!
前回でついに「2年生の終わり」を迎え、いよいよ最終ステージ「3年生編」への期待は膨らむ一方ですが、
いつもの谷川ニコさんなら、ここで一発「肩すかし」を食らわすところなんですよね。
それこそ、もこっちオンリーの日常回や春休みに遊びに来たきーちゃん回とか、そんな感じで一度“熱”を冷ますかのような展開を一回挟むのではないでしょうか。
ただここ最近は意外なほどにドラマを動かしてくるので、あえて足踏みすることなく話を前に進めてくるかもという気もしていました。
これは個人的な印象かもしれませんが、どうも2年の3学期になってから若干作風が変わったようにも思えるんですよ。
あえて王道路線というか、奇をてらわず素直に物語を進めていこうという方向性が感じられるんです。
そんな中、前回が「モテないし2年生の終わり」で、まさに2年生編の総集編といった感じの話になっていたわけですから、
このまま素直に3年生編へと突入するのではという考え方もできるわけです。
でもひとつ気になることがあったんですよね。
コメントでも指摘されている方がいましたが、前回吉田さんがまったく登場しなかったんですよ。
あれは確かに不自然でした。2年生編を総括する上で吉田さんを外せるわけがありません。
そう考えると、「3年生編」に入る前になんらかの形で吉田さんフォロー回が入るような予感も一方ではしていたんです。
だから、

このサムネを見たときには我が意を得たりとばかりに思わず膝を叩いてしまったんですw
やっぱり、前回吉田さんがいなかったのはこのためだったんだと。
今回はいわば「2年生の終わり(裏側)」。
二度あることは三度あるとばかりにバレンタイン、卒業式でやったあの方式をここでもぶつけてきたんだと思ったんですね。
以前の谷川さんなら、こちらのそういった予想や期待をあえて裏切ってきたかもしれません。
でもここ最近のわたモテを見ていると、それにきちんと応えてくれるような気もしていたんですね。
今のわたモテはそういう「王道路線」なんじゃないかと。
あの「肩すかし」の谷川ニコはもういない。
それはそれで少しさみしい気もするけれど(笑)、今後は読者の期待にしっかり応えてくれるニュー谷川ニコがこれからのわたモテを作っていくんだ!と、ひとり盛り上がっていたわけなんですよ。
……この時点では。
そう、私はまだわかっていませんでした。
谷川ニコという漫画家の本当の恐ろしさを……
すみません、前置きが長くなってしまいました。
いったい、谷川ニコは変わったのか変わっていないのか。さっそく見てまいりましょう!

……もうね。この外し方はもはや神業ですね。
あのサムネで、しかもタイトルが「モテないしオラつく」で、誰が今回の“岡田回”を予想できます?
そう、今回はがっつり「岡田回」なんですよ。
しかも完全“岡田主観”仕様ですからね。
確かに初期のわたモテからずっと出ていた古参(?)キャラではありますが、まさか今さら、その人間性にスポットが当たるとは!
しかも別に「肩すかし」ではないんですよね。
確かに前回吉田さんがいなかったことを踏まえて、ちゃんと吉田さんフォロー回という性格も備えてはいるんです。
以前、「期待は外してはくるけど、肝心のところは外さない」と書いたことがありましたが、今回はそんなもんじゃないですからね。
言うなれば「期待には応えつつ、その上で意表を突いた構成で驚かせ、なおかつ本筋は決して見失わない」といったところでしょうか。もう何が何だかよくわからなくなっていますがw
それにしても、こうして岡田の正面アップを改めて見るとすごく新鮮ですね。
ここまで決してもこっちの物語に関わることがなかった、いわば「モブレギュラー」みたいな存在だったわけですよ。
冒頭を飾るのも初めてならば、ひとコマに単体で収まるのも初めて、ましてや正面アップで大きく描かれることなんて今まで皆無でしたからね。なんか変にドキドキしてしまいますw
しっかし、改めて見ても本当に変な髪型ですねw
でもまあ考えてみれば、ずっと変えずに2年以上もこのパイナップル頭を貫いているわけですから、本人的にはよっぽどのお気に入りなのかもしれません。
…いやむしろ、このパイン頭こそが「岡田本体」なのかも?
あの髪型を解いたら、全く別人格になったりしたらちょっと怖いですねw

そんな彼女が、ここで初めてもこっちを認識します。
そう、“認識”なんですよ。
まさに岡田はここで初めて「黒木智子」という人間を知ったんです。
リア充4人組がもこっちと絡む話はあの学食回をはじめ何度かありましたが、岡田だけはなぜか一切関わろうとしませんでした。
嫌悪とか軽蔑といった、そういうマイナス的な感情すらそこには見ることができませんでしたからね。
まるでもこっちの姿が見えていないかのごとく「無関心」そのものだったんです。
まあ強いていえば、体育でバスケをやっている時、もこっちのポカに対して「ちょっと何やってんの!」と叫んだことはありましたが、あれだって「黒木さん」と認識しての発言ではなかったような気がするんですね。(コミックス7巻所収喪56「モテないし匂いを気にする」参照)
誰だかよく知らないけど真面目にやってよ、というスポーツ好き少女の正義感(?)から出た言葉だと思うんです。
もちろん、クラスメイトに「黒木智子」という人がいることは知っているでしょうし、清田やネモが時々話しかけているのも意識はしていたことでしょう。
でも、そのことに対して彼女がどう感じていることすらこれまでまったく描かれてこなかったんですよね。
否定的な感情も肯定的な感情も何一つ伝わってはこなかったんです。
そういった意味では、このシーンは歴史的なひとコマですよ。
果たして、岡田はもこっちをどういう風に見ていて、どう思っているのか?
いよいよ彼女の口から語られる時がきたのかもしれないのですから。

ああ、やっぱり、ネモ(陽菜)とたまに話している人という感じなんだ。
しかし、彼女はいつでも「陽菜」なんですね。
こんなところでぼーっとしているのもネモと待ち合わせをしているからですし、前回の「クラス替え」といい、どうも彼女の方がネモに依存しているような気がします。
逆にネモは表向きとは裏腹に、どこかドライな感じですよね。
声優志望の件を岡田に隠そうとするところからして、心許していないところがあるはずです。
唯一無二の親友のように見えながら、この温度差がなんともリアルで面白いですね。

このシーンは妙に心に残りますね。表情をあえて見せないでストローを咥える口元だけで語らせる演出が実にうまいです。(今回の個人的ベストシーン)
このモノローグは本音なんでしょう。
「陽菜」が時々話しているからなんとなく気には留めていたけど、それ以外にはなんの思いはまったく何もないわけで、それはつまり「どうでもいい」(無関心)ということです。
…ただ、「まあ……別にいいけど」のところはなんとなく、
修学旅行(喪77)でのうっちーの「いや別にそこまで気にならないけどね…」を思い出させますがw

WWWW
そういえば、岡田に気に取られていたけど、もこっちは一体何をやっているんだwww
なんだかまるで、一人でサイレントコントをしているかのようですよねw
こうしてみると、表情や仕草が実に豊かで見ていて飽きません。
待たされている岡田にもいい暇つぶしになったのではないでしょうかw
(どうでもいいけど、フキダシ内のミニ岡田がすごくかわいい♡)

ああ、やっぱりこれ、コントだわw
白目を剥いて引きずられていくもこっちの「ギャグマンガ」感が素晴らしいですw
絵に合わせての「?」「!?」「…………」がまたいい味出していますよね。

さて、ようやく陽菜と合流したというのに岡田はなんだか思案中。
陽菜の言葉も頭に入ってこないようです。
というか、ネモには今見たことを「ああ別に」とごまかしてしまうんですね。
ここはちょっと意外でした。
ネモには一切の隠し事はしないし、ネモにもそれを求めているような気がしていましたから。
逆に言えば、ここではじめて岡田のキャラが立ったようにも感じますね。
そう、ネモが声優志望という夢を岡田に隠していたときと同様に、なんだか人間的な奥行きをそこに見ることができるんです。
この時点では、なぜネモに話題の種にしないのか定かではありませんが、この岡田のまっすぐな眼に彼女の本質が隠れているに違いありません。
あと、そうか、これって「終業式」前日なんですね。
となると、次回あたりに「終業式」の話を持ってくる可能性もありますね。
(てか、まだ「2年生の終わり」じゃないじゃんw)

やばい、かっこいいw
ここだけ見ればまるで彼女が主人公ですよw
ネモには話さず、自分一人で乗り込もうというところに「ヒーロー属性」的なものを感じざるを得ません。
もともと、バスケをやっていたり、クリスマス会を企画主催したりと、みんなのリーダー的な活発少女風には描かれてきていましたが、心意気まで「漢」気質なんですね。
少なくとも、ネモや清田がもこっちと仲良くしようとしていることに対して含むところは一切なかったことがこれではっきりしました。
ただ、あまりに自分とは違う世界を持っている「黒木智子」という人間に興味が持てないだけだったのでしょう。

WWWはい、ようやくサムネの画像に到達ですw
この吉田ネックハンギングは、喪92「モテないし突然ゲームに巻きこまれる」のオチを髣髴とさせますね。(後にわかりますが、実際にあのゲーム回からのつながりという面もあります)
しかし、穏やかでないセリフといい、吉田さんの鬼気迫る表情と言い、本来なら緊張感が走る場面だと思うんですけど、なんでしょう、このコミカル感w
まあ、今までの二人の関係性を知っているからこその安心感なんでしょうね。
もこっち可哀想という気がまったく起こりませんw

ああ、ますます「吊り」がオチっぽくw
なんとなく間が抜けた「おらー!!」もさることながら、
もこっちの足wwwマスコット人形みたいになってるじゃねーかw
その一方でゆりちゃんの「黒幕」感は一体何なんだw
これじゃあ、主導権はゆりちゃんが握っている風にしか見えんw
自分は手を汚さずに手下の吉田さんに指示している裏番的ポジションじゃねーかwww(ポケットに手を突っ込んで背中しか見せない演出がまた絶妙にはまってるwww)
さて、そんな中、あの人が近づいてきます……

いやあ、最高にいい場面ですね。読んでいて高揚感を抑えることができませんでしたよ。
緊張感もさることながら、ついにもこっちグループと岡田が直接対峙するというこのワクワク感!
ここだけみると、完全に岡田がヒロインで吉田さんが小悪党、ゆりちゃんがラスボスという感じですけどねw
(で、もこっちが一話限りのモブか?w)

岡田、かっこいいですね。
昔、それこそ今はいじられキャラになっている前園が「いじめ、カッコ悪い」とかやっていましたけど、
ああいう体育会系的な正義漢タイプなんですね、彼女は。
いじめは良くないとか間違っている、とかじゃなくって、
「かっこ悪い」とか「ダサい」という言い方で否定するのもなんだか今時の感覚でリアリティがあります。
「そっちのも見てるだけでそいういうの一番ムカつくんだけど」というセリフがまた、彼女の価値観がうかがえるいい言葉ですね。
まあ、このシーンだけ見れば、だれだって吉田さん以上にゆりちゃんに嫌悪感を抱くことでしょう。
普段の彼女の言動もこういう誤解を受けやすいことがあるのかもしれませんね。
本人は自覚がないのに、「なんか感じ悪い」と思われてしまう人っているじゃないですか。ゆりちゃんもそういう“天然系”なのかもしれませんよ。(実際はまったく天然ではないんですけどね)

岡田のここの返しはなかなか興味深いですね。
あっさり「知らないよあんたのことなんか」と言えるところに揺るがない自我みたいなものを感じさせます。
例えば、まこっちなら「確かになんの事情も知らないのに私の感情だけで否定していいのだろうか…」と逡巡してしまうのではないでしょうか。
「荻野に伝える」というのも印象的です。
荻野はもこっちやネモにとって最悪の先生ですが、彼女にとっては意外と頼りになる担任なのかもしれませんね。
考えてみれば、7月に体育館でバスケとか頭おかしいのかともこっちがいっていたときも、岡田は楽しそうにバスケにいそしんでいましたし、同じ体育会系としてむしろ荻野にシンパシーを感じるところもあるのかも?
ただ、彼女のこの正義然とした感じは荻野のそれとはどこか違うようにも思えます。
もちろん、井口さんの友達、紗弥加のようなタイプとも違うんですよね。
変に気負っていないというか、もっと自然な感情から出てきている行動のような気がします。

うんwまあそうだろうなw
吉田さんのあせった表情に、もうその答えが透けて見えますよねw
てか、なんでゆりちゃんが言い訳するんだw
やっぱり「黒幕」感がハンパないw
(まあ、彼女はすべてわかっていて、いざという時には修学旅行のときのように仲裁に入るつもりだったんでしょうけどwそれにしても、これは誤解されるよなあ)
あと、岡田の睨む視線があまりに凛々しいですよね。
“ノリ”だけを重視するような子ではないことがこの顔でわかります。
ここで彼女への見方を変えた人も多いのではないでしょうか。

まったく予想もしなかった人からの助けに、戸惑いながらもたどたどしくお礼を言うもこっちに庇護欲をかき立てられますね。(今回の個人的ベストもこっち)
それはさておき、ここは岡田の言い訳に注目。
「どうでもいいけど」「陽菜の友達でしょ」
もこっちのほうを見ずにまるで自分に言い聞かせているかのように語るんですよ。
きっと、あれがもこっちでなくって他の誰かでも、彼女は同じように行動をしたんだと思います。
でも、そんな「正義の味方」みたいなことをことさらさらけ出すのも照れくさいし、なんかそれも違う。
善悪の問題じゃなくって私は単に大切な友達のためにやっただけなんだと、自分自身を納得させたかったような気がするんですね。(そのためにネモの名前をあえて出すところがまた彼女らしい!)
険しい表情を崩さずに「それだけ」と言い張る彼女に、やっぱり荻野や紗弥加とは違う何かがあるように思えてなりません。
ネモに秘密にしていたこともなんとなくわかるような気がします。
白か黒かだけではなく、実はいろんなことを考えていたのでしょう。
あの場面を見たときのネモの心情などにも慮っていたに違いありません。
その辺の複雑な思いが「陽菜の友達でしょ」につながったのではないでしょうか。

WWWWWやっぱりそんなことかwwww
てか、こいつ学習ということを知らんのかw
あの時、なんで吊るされたのかがまったくわかっていねーw
でも、こんなことをべらべらしゃべるってことは本当にわかっていないんでしょうね。
本気で岡田に「ねえ?理不尽だよねえ?わかるでしょ」と同意を求めているとしか思えませんからw

WWWWW生理なの?wwwww切れられて当然だわwww
てか、完全に喧嘩売ってるだろwww
いや、むしろこれって、もこっちが吉田さんをいじめている構図にも見えますよねw
修学旅行の時からこの手のやり取りを散々繰り返しているにもかかわらず、一向にやめる気配がありませんからねw
もはや、好きな子をイジメてしまう男子小学生だろこれw
て、「みんなダサいパンツ履いてるの知ってる」って!それは修学旅行4班しか知らんはずだろw
なにさらっと、岡田にばらしてんだよ!!www
(え?みんな言ってるよ?とかの“みんな”って、せいぜい3~4人だったりしますよねw)

WWWWW
素直に自分の間違いを認めて戻ってくるバツが悪そうな岡田wwなぜ急に裏切ったとばかりに口を開けて唖然とするもこっちwww
もうなにもかもが最高の笑いを創りだすための最高のハーモニーと化していますw
そしてなんと!ここが「今回一番笑ったシーン」!
ついにうっちーが持っていた記録、「6連続一番笑ったシーン」がようやくここでストップされました!(喪115「モテないし二年目の卒業式(後編)」 は例外的に除く)
まあ、今回はうっちーはお休みだったわけで、厳密にいえばまだ保留といった部分もありますけどね。
うっちーが出てくる回でもこれを他が阻止できるかで本当の真価が問われることでしょう。(なんの話やら…)
しかし、まさか、うっちーを止めたのが「岡田」とはwww
改めて底が知れないというか、わけがわからないマンガだわ、わたモテってw

本日2回目の「おらー!!」www
てか、戻っていた岡田の「ごめん……」でもう悟っちゃったのね…
去っていく岡田の背中がなんともシュールw

WWWWWそりゃ恥ずかしいわなw
すべては自分の一人相撲だったわけですからね。
あまりの恥ずかしさに「ごめん」しか言えなかったわけですし、あの後彼女らが自分の行動をどう思うかとか考えだすと、もう顔を上げることすらできませんよねw
でも、こういう袖口に手が隠れる感じで顔を覆う仕草ってすごくかわいいですね。
普段の岡田からは想像できないからこそ、余計にかわいく見えるのかもしれません。

ついに、岡田がもこっちに興味を示しだしたwww
これはうっちー化のフラグか?w
まあ実際にはそんなふうにはならないと思いますけど、
でも、これではじめて、岡田もわたモテのレギュラーになったんだという気がします。
このモノローグもとらえ方は人によって違うかもしれませんが、
私には喪77の

このうっちーを思い出さずにはいられませんw
さすがに岡田が「きもいきもい…」となるはずもありませんが(当たり前だw)、
やっぱりここは、同じクラスになる“フリ”だと思うんですよね。
(てか、そうなってこそ、はじめてこのオチが成立するような気がします)
それにしても、ネモはこの岡田の急な問いかけをどう考え、どう答えたのでしょうね?
そこもすごく気になります。
話のタイプというか、雰囲気は全く違いますが、喪107「モテないし気にかけられている」をちょっと思い出しましたね。
あの時も最初は荻野回かと思わせて、実はネモとの駆け引きに焦点を合わせた話でしたが、
今回も吉田さん回かと思いきや(いや、吉田さん回ではあるんですけど)、岡田のパーソナリティについての話になっていましたからね。
しかも、5ページとは思えないその奥の深さ!
それぞれのキャラクターの心の内や行動原理を考えていくと、もういくらでも語れそうな気がしますね。
あとはやっぱりラスト。
ネモに「ねぇ黒木ってどんな奴?」と尋ねる岡田の心情には一言で表せないくらい、いろんな感情が混じっているように思えてなりません。
まあ一度、もこっちと関わってしまった者は、二度とその蠱惑さ(笑)から逃れることはできませんからねw
吉田さんもゆりちゃんもなんだかんだいっても、けっきょくはもこっちと一緒にいるわけですし。
もこっちと吉田さんのなんとも言えない関係も岡田にとっては理解の範疇外なのでしょう。
だからこそ、「めちゃめちゃ気になる」んですねw
これからもネモを介してでも、それとなく探ろうとするのではないでしょうか。
もこっちの魅力はそれこそ無限大です。
馬鹿でクズでゲスなくせに、小心者で義理堅い面もあり、虚栄心の塊だったりするのに一方ではすごく内省的なところもあって、自分と言うものをしっかりと見つめていたりもします。妄想癖があって自意識過剰な面もあるかと思いきや、人を思いやる優しさも持ち合わせています。
吉田さんもゆりちゃんもそんなもこっちのことをわかっているからこそ、時にはあきれつつも一緒にいるのですよね。
まこっちもそうですし、うっちーもきっとそうです。
みんなもこっちに夢中なのです。
岡田も今回で、晴れてわたモテのレギュラーとなったことでしょう。
それは「クラス替え」がどうなろうと、決して揺るがない事実だと思います。
一度気になってしまったら、もう戻れない。
何より私たちこそが、そんなわたモテワールドにこんなにも夢中なのですから。
※すみません、ここからはどうでもいい余談ですので、読み流しても結構です
…ところで、谷川ニコは変わったんでしょうかね?それとも変わっていないんでしょうか。
今回の話を見る限りではやっぱり変わったというか、変に焦らさず、しっかりと人間ドラマを進めていく方向にシフトしているように思えます。
ただねえ。
今回が5ページで次回がまた一か月後だったりするんですよねえ。
ここ最近、更新ペースが落ちてきているような気がしません?
今年に入ってから、ひと月に一回のケースが1月、2月、5月とあって、さらに来月ですからね。(第一・第三木曜日更新ですから、8/17更新の次は9/7になるでしょう)
しかも毎回のページ数が少なくなっていている感じもするんですよね。
かつてのような16ページとか本当にありませんし。
ひょっとすると、余計な話を挟まない代わりに物理的な連載ペースをセーブしようという考えなんじゃないでしょうか?
話はどんどん進めるけど、それじゃあすぐに終わってしまうから、断続的に少しずつ少しずつやっていけばいいや、みたいな。
まあ私の杞憂であってくれればいいんですが、内容自体にはまったく不満がないだけに余計その辺が気になってしまうんですよね。
かつてのような「肩すかし」回がちょっぴり恋しいこの頃ですw(ファンというのは勝手なものです…)
岡田とネモ、もこっちと吉田さんの組み合わせで準備運動をしているマラソン回、喪107「モテないし気にかけられている」 も読めるコミックス11巻は絶賛発売中です!
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