私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪111~自分の痛さを冗談にできる“強さ”~
3月2日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪111に更新されました。
いやあ、3月ですね。
まだまだ肌寒い日は続きますけど、それでも少しずつ春の息吹を感じるようになってきたかなと思います。
春といえば、別れと出会いの季節。
学生さんには卒業、入学、そして進級が待っています。
そして、前回が入試の話だったように、わたモテの世界にも少しずつ春が近づいてきているようです。
まあ、9月更新時には正月の話だったわけですし、
特に現実の時間と作中時間がリンクしているわけではないんですけど、それでもやっぱり色々考えてしまいますよね。
3学期に話が移ってからしんみり系が目立ちますし、
この春最大のイベントである3年進級をどう描いていくのか、気にするなという方が無理な注文というものです。
さすがにいきなり卒業式ということはないでしょうが、
そろそろ新たなステージへのプレリュードが始まってもおかしくはないでしょう。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!
正直、ああ今回ゲームネタかあ…と思ってしまいました。
いや、ゲームには本当に疎いんですよ。
まあ、じゃあ他のジャンルは詳しいのかと言われればそうでもないんですけどw
特にゲーム系は一般常識的なこともわからないこともしばしばなんです。
ただでさえオタ系ネット系のパロが多いマンガにおいて、元ネタがわからないのってはやっぱりきついですよ。
で、今回のタイトルが「モテないし周回プレーをする」。
“周回プレー”って、もう完全にゲーム用語じゃないですか。
果たして、自分に今回の話が楽しめるだろうかとちょっと不安に感じたことは否めませんね。
でもまあ考えてみれば、プロ野球ネタ(特にロッテネタとかw)もわかりませんし、アニメもそれほど知らない方ですが、それでも毎回わたモテを楽しめているわけで、そんなに気にすることもないのかもしれません。
さて、そんな私とは違い、ゲーマーなもこっちはゲームをしていてなにか思いついたようで、さっそく弟の部屋を訪ねます。
訪ねるやいなや、胡座をかくもこっちw
居座るつもり満々ですねw
かわいいというか、こうしてみるとなんだか姉というより妹みたいです。
どうやら、「強くてニューゲーム」を現実でできる方法を語りにきたようなのですが……
はあ?
ちょっと何言ってるかよくわかりませんねw
一瞬、「サザエさん時空」的なメタネタなのかと思ってしまいましたよw
てか、「留年」って「強くてニューゲーム」なのか?
弱かったからダブっていると思うんだがw
でもなるほど、今回はこういう話なのですね。
もこっちの想像斜め上のどこかずれた発想で笑わせるというパターンで、
ある意味、初期のわたモテ的というか、
たとえば、喪67「モテないし姫になる」みたいな感じなのかなとこの時点では思っていました。(同じゲームネタですしね)
WWWWWいやいや、絶対にバレるに決まっているだろw
どこの誰がダブりとか、そういう情報はすぐに拡散するぞw
1年生をニューゲームならまだわかるんですよ。
入学したての彼らなら、まだ学校内の事情にも疎いでしょうし、顔もみんな知らないわけですから。
2年ともなればそうはいきませんよ。
「また同じクラスだねー」というセリフどおり、すでに顔見知りがいるわけです。
そんな中、まったく見たことがない人がいたら、逆に「あれ誰?」と注目を浴びるに決まっているじゃないですかw
今は少子化でクラスの数も少ないでしょうし、去年まではいなかったことくらいすぐばれます。
てか、そもそも井口さんとか紗弥加もいるだろうがw
1年前ならともかく、今や下の学年にも知り合いがいる状況で「私を知っている奴はほとんどいない」というのには無理がありますよw
そういえば、体育祭の騎馬戦で組んだ地味な3人組もいましたよねwけっこう1年の間でも知られているぞw
イケメン先輩とゴールしたり、なにげにもこっちって、学校内でもけっこう有名な方なんじゃないの?
WWWWW
前回の記憶を引きついでって、すでに3回目じゃねーかw
2回も失敗しているくせになに言ってんだよw
2度あることは3度あるって知らないのか?(まさか3度目の正直でもあるまいにw)
というかこれ、1回目2回目を知っているだけに、逆に笑えますよw
「…」の部分とか「趣味は読書」とかw
いやいや、学力を引きつげなかったからこそ「留年」なんだろうがw
しかも妄想のくせに満点じゃなく「98点」とかちょっとリアル感だそうとしてんじゃねーw
それにしてもこのもこっち、変に艶ぽいというか、むしろちょっと気持ち悪いw
また「うぇーい」かよw
もこっちのこの“仲良し”イメージは一体なんなんでしょうね。
絶対変な偏った情報に毒されていると思うんだがw
そもそも「精神的に優位に立てる」ことが仲良くなれる条件という考えが、あまりにも歪んでいますよ。
そういうのって、絶対相手に見透かされるはずなんですけどね。
しかし妄想とはいえ、なんともひどいシミュレーションです。
そもそも3学期のこの時期になって、急に留年が決まるはずもないですし、
あまりに不毛な思いつきとしか言いようがありません。
これではさすがに発展性がないというか、一発ネタの域を出ないわけですが、
どうやらもこっちの妄想には続きがあるようです。
「せっかくの強くてニューゲームなんだし、もっと主人公っぽいふるまいをしたほうがいいか」
うん?主人公っぽいふるまいとは一体なんでしょう。
(てか、すでに“主人公”なんですけどねw)
なるほどwwwwこれは確かに“主人公”だわwww
というか、完全に発想が「中二」というかなんというか……
学食のときの「黒の淑女」といい、こういうタイプに憧れがあるんでしょうね。
つまりは今の自分のままで実はすごいとみんなに認められたいんでしょう。
で、こういうパターンですかw
ラノベやマンガでよくありますよね。
こういう「成績上位者ランキング」を廊下とかに貼り出すイベント。
こういうシーンを見るたびに思うんですが、
実際にこういうのって現実でもやっているでしょうかね?
もちろん、私が高校生のときも成績上位者って名前は出ていたはずなんですけど、
いちいち、貼り出すっていうのはなかったような気がするんですよね。
まあ、地域というか学校の方針にも寄るんでしょうか。
絵にもなりますし、使い勝手もいい構図なのでよく使われるのはわかるんですが、
なんていうか、ちょっと「テンプレ」感は否めませんよねw
シリアスな場面では使いづらいというか、
もはや、こういうあるあるネタの餌食になるしかないような気がします。
なんだこいつw
なんとなく元ネタがありそうなキャラではありますけど、逆にそれがかえって、いそうでいないような気もw
てか、ハートの耳飾り?がすっげえださいw
あと、こういうキャラって、必ずこうやって人を指差しますよね。(エヴァのアスカあたりがルーツでしょうか)
むやみに人を指で指してはいけないって躾けられなかったのか?と咎めたくなるくらい失礼な行為だと思うんですが。
てか、現実では面と向かって指さすなんてまずありえませんw
学年一位云々といってるところからして、
この子が2位の「酒居真希」なんでしょう。(いかにもな名前w)
WWWWW
「やれやれ系主人公」って、こういうことじゃないと思うんだがwww
これじゃあ、喧嘩売ってるとしか思えんwww
そもそも、「やれやれ」って、モノローグとかでいうから様になるんであって、
目の前にいる人間に使うようなセリフじゃねーだろw
学年三位wwwああ、やっぱり元ネタがありそうな気がするw
「黒木にからむんじゃない」というセリフもなんだかそれっぽいしw
やっぱり、あいつが絡むといつもろくなことにならないんだ……的なやつでしょうかw
そう考えると、この学年三位くんのほうこそ「やれやれ系」ぽいなw
それにしてもこのもこっちの表情、すげえむかつくw
何者もくそもあるかw
実は単なるダブりでした…って、そんなオチ仮にラノベでやったら、大炎上間違いなしですねw
もこっちの「やれやれ主人公」ぶりがすっげえおかしいw
見れば見るほど、じわじわきますよw
というか、これ、単にこういう口癖なのか?
主人公っぽいふるまいw要するに「黒の淑女」的なラノベ主人公ということですね。
でもまあ、こうしているぶんにはちょっとミステリアスというか、
何やら事情がありそうなヒロインに見えなくもないかも?
周りのクラスメイトもなにやらヒソヒソ噂をしているようですが……
だから、何者もくそもあるかってのwww
単に留年しているだけだってwww
たかだか1年ダブっただけで「大人っぽい視点」ってwww
まあ、これは要するにもこっちの頭の中での絵空事なわけですけど、
それにしても設定がガバガバというか、けっきょくなんの中身もない話ばかりで、ちょっと切なくなってきてしまいますよw
なんだよ「為になるアドバイス」ってw抽象的すぎるわw
ていうか、そもそも本人に聞こえるように噂してんなよw本人からけっこう距離あるのに気づかれてるしw
WWW
最初は単に「強くてニューゲーム」のシミュレーションを妄想するだけだったはずなんですが、
だんだんストーリーが進んできているというか、ラノベのプロット的な感じになってきたなw
実力を隠しきれない主人公ですかw もこっちって「やれやれ系」に憧れている面があるんでしょうかね。
WWWWW私の正体(留年)wwww
なんかいろいろとおかしすぎるwww
もう、どこからどう突っ込んでいいやら、もはやわからなくなってしまいますよねw
留年生が「劣等生を演じないと……!!」ってwww
そもそも、留年とばれたくないからみんなと仲良くできないって、それいろんな意味で終わってるだろw
モノローグと凛々しいもこっちとの落差もいい味だしていますし、
やっぱりここが個人的今回一番笑ったシーンになりますかね。
この「やれやれ」も捨て難いですがw
そういえば「文化祭と体育祭は毎年交互に行う」なんて話もありましたから、新2年生は初めての文化祭になるんですね。
別に保健所云々なんて、やったことなくってもわかりそうなものですけどねw
先輩経由でも聞けるでしょうし、そもそも、最初に学校側からそういう注意事項もあるでしょう。
しかしこれ、もこっちはどういう立場なんだ?
www言葉の使い方がおかしいwwwうっかりってwww
というより、全部暗記できるようならそもそも留年しないだろwたははじゃねーよw
さらっと、ふざけたことをwww
「精神年齢」なんて自分に使うような言葉じゃねーだろw
それにしてもこの三連発、
なんだかわたモテコミックス裏表紙の「理想」パートのように見えてきますね。
WWW
で、これが「現実」パートという感じかなw
なんかこの3人がこんな感じでつるんでいるという図式も面白いですね。
真子と吉田さんの組み合わせなんてかなり新鮮です。
吉田さん、真子の後ろをついていく感じなんだw
というか、そもそもこの世界にもゆりちゃんたちはいるんですねw
あまりに都合のいい妄想だったんで、現実とはまったく違う時空設定なのかと思っていましたよw
こんな感じで、かつてのクラスメイトをずっと避けていくって、かなりの難ゲーだろw
どこが「強くてニューゲーム」なんでしょうかw
よくあるラノベならここは屋上とかなんでしょうけど、わたモテだとここになるんですね。
喪45「モテないし暇潰し」(コミックス5巻参照)を思い出しました。
あの時も弟の部屋にちょっかい出しに行って、「南校舎と北校舎の間に目立たないけど通り道があって……」なんて語っていたんですよね。
現実でも、もこっちにとって本当に落ち着ける場所はここなのかも。
なんか「地獄のミサワ」みたいなキャラになってきたw
しつけーなwわかったってのw
いつまでやれやれやってるつもりだよw
というか、「実力者」じゃなくって「留年者」だろうがw
うぜえwww
やれやれやれやれってうるせーってのw
まるで読者に同意を求めるかのような目線がムカつきますが、
その分、いつもよりも美少女成分マシマシになっているところがまた逆に笑えますw
ここまで延々、こんな与太話を聞かされていたのか、智貴はw
辛抱強いというか、姉バカというか……w
途中、一切のツッコミもありませんでしたからね。
やはり、姉耐性が以前にもましてついているような気がしますw
つーかこれ、TUEE系っていうのだろうか?
ん?どういうこと?
ゲームに疎いのでイマイチぴんとこないんですが、隠れ設定解禁みたいなものなんでしょうか。
それにしても「絶対仲間にならないような奴」とは……
WWWWW
そういうことかよw
けっきょく、姉弟いちゃいちゃのノロケ回じゃねーかwww
右の智貴が妙にかっこいいというか、普通にもこっちを受け入れている感がまた腹立つw
でも修学旅行では別に仲間にはなっていないようですけどねw
てか、隣に誰もいないしこれハブられているんじゃないの?
見ようによっては弟のストーカーなんだがw
WWWWW最後のオチまでなんかノロケっぽいwww
本気でビビッているもこっちがなんともかわいいですね。(個人的今回のベストもこっち)
けっきょく、弟にかまってほしかっただけというw
冒頭の「んだよ?」以外、一切無言だったの智くんがいい味だしていますw
えー、確かに新たな季節へのプレリュードにはなっていましたけど、まさかの「留年」ネタw
前回の「入試」といい、こういう根幹は保ったまま少しひねくれたずらし方をしてくるのは、まさにわたモテの真骨頂ですね。
新たな展開を匂わせつつも、あえて初期のテイストぽい感じを持ってくるのがまたニクイ!
でも、一見すると、初期のわたモテぽいというか、都合のいい妄想を延々エスカレートさせただけの回のように見えますが、それでもやっぱり、かつてのパターンとはどこか違っていたように思えます。
昔だったら思いついた段階で、まずは自分一人でいろいろやってみたと思うんですね。
無口キャラとか食いしん坊キャラとかキャバ嬢とか、まさか本気で考えているとは思えないような発想でも、いったんは実行してみて痛い目にあうのが初期のパターンだったわけですよ。
それが今回は、単に弟に自分の妄想を語っているだけですからね。
思考回路自体は変わっていなくっても、自分の中だけで完結するんじゃなくって、まずはそれを他人に話すという点で以前のもこっちとは違うような気がするんです。
で、ラスト。
『え…? 冗談なのに』
そう、もこっちにとって、これは弟と親睦(?)を図るための単なる“ネタ”に過ぎなかったんですよ。
本気じゃなかったんです。
だからこそ、以前のように実際にはやってみなかったのではないでしょうか。(まあ、実行と言ってもネタが「留年」ですし今更やりようがないわけですがw)
きっともこっちにとって、この1年は自分でも「強くなった」と感じることができた一年だったんですよ。
だからこそ、「強くてニューゲーム」なんです。
ちゃんと自分自身の成長を認識しているからこその今回の“妄想”なんですね。
それは高校入学の時の「女子高生になったらモテる」となんの根拠もなく信じていたころとは違うものなんです。
もちろん、「仲間」が増えて1年前よりはぼっちじゃなくなったという周りの変化もあるでしょうが、
私にはそれ以上にもこっちの内面のほうが大きいような気がします。
最後に自分の妄想を「冗談」と言った彼女。
自分の“痛さ”を弟とのコミュニケーションにも使えるようになったわけです。
これこそが、この一年でもこっちが“強く”なった何よりの証ではないでしょうか。
ところで、ついに11巻の表紙が公開になりましたね。
10巻同様、今回も「キャラの関係性」をフィーチャーする構図になっていて、中々興味深いです。
それにしてもこうしてみると、10巻のときの特典ペーパー、
これの別バージョンのようにも見えます。
私は前回のコメント欄で、この特典イラストを「10巻の表紙にしてもいいくらいの印象的なショット」と書いたばかりだったので、ちょっと驚きましたw
でもこの時は、どちらもまだ様子見というか、お互いの出方をうかがっている状態のように思えましたが、
今回のネモはなにか含みを持たせた笑みを浮かべながら、岡田の元へ向かっていますし、もこっちはそれに背を向けながらの“グルグル目”と、かなり印象が変わっています。
岡田と清田の誌面に対してのそのあまりの扱いの小ささ(笑)もなんだか意味深ではありますね。
10巻の表紙以上に関係性に「奥行き」が出てきたということなのかな?
正直、この表紙の意味するところはまだよくわかりません。
まさか、二人の決別を表しているわけではないとは思いますが……
ていうか、これ、むしろ10巻の表紙にふさわしいんじゃないでしょうかね?
喪97「モテないし学食で食べる」 を象徴している構図でしょ、どう見ても。
11巻であえて当てはまる話といえば、喪107「モテないし気にかけられている」 ということになるんでしょうけど、清田は関係ないしなあ。
うーん、ひょっとすると10巻のときの没パターンを引っ張ってきたとかw
10巻は「変態シスターズ」以外にも、今江さんの話とか、他にも表紙候補になりそうなエピソードが満載でしたからね。ネモバージョンもすで候補としてあったしても不思議ではないような気がします。
キャッチコピーからはやっぱり3学期以降の展開がポイントのようですが、
正直、今はまだその変化の「予兆」を描いているだけで、別段取り立てるような話でもないように思えます。
クラスメイトが「イジってきた」っていうのも、むしろ12巻以降の内容にも感じますね。
これから、加藤さんや南さん、委員長なんかが、さらに話に深く関わってくるはずなんですから。
…あれ?そう考えると、まだまだ今のクラスでやることがいっぱい残っているし、
ひょっとすると、3年生編はもうちょっと先のような気もしてきましたね…
前回の「入試」、そして今回の「留年」は、その辺りを示唆したものなのかもしれません。
コミックス11巻は3月22日に発売です!
いやあ、3月ですね。
まだまだ肌寒い日は続きますけど、それでも少しずつ春の息吹を感じるようになってきたかなと思います。
春といえば、別れと出会いの季節。
学生さんには卒業、入学、そして進級が待っています。
そして、前回が入試の話だったように、わたモテの世界にも少しずつ春が近づいてきているようです。
まあ、9月更新時には正月の話だったわけですし、
特に現実の時間と作中時間がリンクしているわけではないんですけど、それでもやっぱり色々考えてしまいますよね。
3学期に話が移ってからしんみり系が目立ちますし、
この春最大のイベントである3年進級をどう描いていくのか、気にするなという方が無理な注文というものです。
さすがにいきなり卒業式ということはないでしょうが、
そろそろ新たなステージへのプレリュードが始まってもおかしくはないでしょう。
というわけで、さっそく見てまいりましょう!

正直、ああ今回ゲームネタかあ…と思ってしまいました。
いや、ゲームには本当に疎いんですよ。
まあ、じゃあ他のジャンルは詳しいのかと言われればそうでもないんですけどw
特にゲーム系は一般常識的なこともわからないこともしばしばなんです。
ただでさえオタ系ネット系のパロが多いマンガにおいて、元ネタがわからないのってはやっぱりきついですよ。
で、今回のタイトルが「モテないし周回プレーをする」。
“周回プレー”って、もう完全にゲーム用語じゃないですか。
果たして、自分に今回の話が楽しめるだろうかとちょっと不安に感じたことは否めませんね。
でもまあ考えてみれば、プロ野球ネタ(特にロッテネタとかw)もわかりませんし、アニメもそれほど知らない方ですが、それでも毎回わたモテを楽しめているわけで、そんなに気にすることもないのかもしれません。
さて、そんな私とは違い、ゲーマーなもこっちはゲームをしていてなにか思いついたようで、さっそく弟の部屋を訪ねます。

訪ねるやいなや、胡座をかくもこっちw
居座るつもり満々ですねw
かわいいというか、こうしてみるとなんだか姉というより妹みたいです。
どうやら、「強くてニューゲーム」を現実でできる方法を語りにきたようなのですが……

はあ?
ちょっと何言ってるかよくわかりませんねw
一瞬、「サザエさん時空」的なメタネタなのかと思ってしまいましたよw
てか、「留年」って「強くてニューゲーム」なのか?
弱かったからダブっていると思うんだがw
でもなるほど、今回はこういう話なのですね。
もこっちの想像斜め上のどこかずれた発想で笑わせるというパターンで、
ある意味、初期のわたモテ的というか、
たとえば、喪67「モテないし姫になる」みたいな感じなのかなとこの時点では思っていました。(同じゲームネタですしね)

WWWWWいやいや、絶対にバレるに決まっているだろw
どこの誰がダブりとか、そういう情報はすぐに拡散するぞw
1年生をニューゲームならまだわかるんですよ。
入学したての彼らなら、まだ学校内の事情にも疎いでしょうし、顔もみんな知らないわけですから。
2年ともなればそうはいきませんよ。
「また同じクラスだねー」というセリフどおり、すでに顔見知りがいるわけです。
そんな中、まったく見たことがない人がいたら、逆に「あれ誰?」と注目を浴びるに決まっているじゃないですかw
今は少子化でクラスの数も少ないでしょうし、去年まではいなかったことくらいすぐばれます。
てか、そもそも井口さんとか紗弥加もいるだろうがw
1年前ならともかく、今や下の学年にも知り合いがいる状況で「私を知っている奴はほとんどいない」というのには無理がありますよw
そういえば、体育祭の騎馬戦で組んだ地味な3人組もいましたよねwけっこう1年の間でも知られているぞw
イケメン先輩とゴールしたり、なにげにもこっちって、学校内でもけっこう有名な方なんじゃないの?

WWWWW
前回の記憶を引きついでって、すでに3回目じゃねーかw
2回も失敗しているくせになに言ってんだよw
2度あることは3度あるって知らないのか?(まさか3度目の正直でもあるまいにw)
というかこれ、1回目2回目を知っているだけに、逆に笑えますよw
「…」の部分とか「趣味は読書」とかw

いやいや、学力を引きつげなかったからこそ「留年」なんだろうがw
しかも妄想のくせに満点じゃなく「98点」とかちょっとリアル感だそうとしてんじゃねーw
それにしてもこのもこっち、変に艶ぽいというか、むしろちょっと気持ち悪いw

また「うぇーい」かよw
もこっちのこの“仲良し”イメージは一体なんなんでしょうね。
絶対変な偏った情報に毒されていると思うんだがw
そもそも「精神的に優位に立てる」ことが仲良くなれる条件という考えが、あまりにも歪んでいますよ。
そういうのって、絶対相手に見透かされるはずなんですけどね。
しかし妄想とはいえ、なんともひどいシミュレーションです。
そもそも3学期のこの時期になって、急に留年が決まるはずもないですし、
あまりに不毛な思いつきとしか言いようがありません。
これではさすがに発展性がないというか、一発ネタの域を出ないわけですが、
どうやらもこっちの妄想には続きがあるようです。
「せっかくの強くてニューゲームなんだし、もっと主人公っぽいふるまいをしたほうがいいか」
うん?主人公っぽいふるまいとは一体なんでしょう。
(てか、すでに“主人公”なんですけどねw)

なるほどwwwwこれは確かに“主人公”だわwww
というか、完全に発想が「中二」というかなんというか……
学食のときの「黒の淑女」といい、こういうタイプに憧れがあるんでしょうね。
つまりは今の自分のままで実はすごいとみんなに認められたいんでしょう。

で、こういうパターンですかw
ラノベやマンガでよくありますよね。
こういう「成績上位者ランキング」を廊下とかに貼り出すイベント。
こういうシーンを見るたびに思うんですが、
実際にこういうのって現実でもやっているでしょうかね?
もちろん、私が高校生のときも成績上位者って名前は出ていたはずなんですけど、
いちいち、貼り出すっていうのはなかったような気がするんですよね。
まあ、地域というか学校の方針にも寄るんでしょうか。
絵にもなりますし、使い勝手もいい構図なのでよく使われるのはわかるんですが、
なんていうか、ちょっと「テンプレ」感は否めませんよねw
シリアスな場面では使いづらいというか、
もはや、こういうあるあるネタの餌食になるしかないような気がします。

なんだこいつw
なんとなく元ネタがありそうなキャラではありますけど、逆にそれがかえって、いそうでいないような気もw
てか、ハートの耳飾り?がすっげえださいw
あと、こういうキャラって、必ずこうやって人を指差しますよね。(エヴァのアスカあたりがルーツでしょうか)
むやみに人を指で指してはいけないって躾けられなかったのか?と咎めたくなるくらい失礼な行為だと思うんですが。
てか、現実では面と向かって指さすなんてまずありえませんw
学年一位云々といってるところからして、
この子が2位の「酒居真希」なんでしょう。(いかにもな名前w)

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「やれやれ系主人公」って、こういうことじゃないと思うんだがwww
これじゃあ、喧嘩売ってるとしか思えんwww
そもそも、「やれやれ」って、モノローグとかでいうから様になるんであって、
目の前にいる人間に使うようなセリフじゃねーだろw

学年三位wwwああ、やっぱり元ネタがありそうな気がするw
「黒木にからむんじゃない」というセリフもなんだかそれっぽいしw
やっぱり、あいつが絡むといつもろくなことにならないんだ……的なやつでしょうかw
そう考えると、この学年三位くんのほうこそ「やれやれ系」ぽいなw
それにしてもこのもこっちの表情、すげえむかつくw

何者もくそもあるかw
実は単なるダブりでした…って、そんなオチ仮にラノベでやったら、大炎上間違いなしですねw
もこっちの「やれやれ主人公」ぶりがすっげえおかしいw
見れば見るほど、じわじわきますよw
というか、これ、単にこういう口癖なのか?

主人公っぽいふるまいw要するに「黒の淑女」的なラノベ主人公ということですね。
でもまあ、こうしているぶんにはちょっとミステリアスというか、
何やら事情がありそうなヒロインに見えなくもないかも?
周りのクラスメイトもなにやらヒソヒソ噂をしているようですが……

だから、何者もくそもあるかってのwww
単に留年しているだけだってwww
たかだか1年ダブっただけで「大人っぽい視点」ってwww
まあ、これは要するにもこっちの頭の中での絵空事なわけですけど、
それにしても設定がガバガバというか、けっきょくなんの中身もない話ばかりで、ちょっと切なくなってきてしまいますよw
なんだよ「為になるアドバイス」ってw抽象的すぎるわw
ていうか、そもそも本人に聞こえるように噂してんなよw本人からけっこう距離あるのに気づかれてるしw

WWW
最初は単に「強くてニューゲーム」のシミュレーションを妄想するだけだったはずなんですが、
だんだんストーリーが進んできているというか、ラノベのプロット的な感じになってきたなw
実力を隠しきれない主人公ですかw もこっちって「やれやれ系」に憧れている面があるんでしょうかね。

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なんかいろいろとおかしすぎるwww
もう、どこからどう突っ込んでいいやら、もはやわからなくなってしまいますよねw
留年生が「劣等生を演じないと……!!」ってwww
そもそも、留年とばれたくないからみんなと仲良くできないって、それいろんな意味で終わってるだろw
モノローグと凛々しいもこっちとの落差もいい味だしていますし、
やっぱりここが個人的今回一番笑ったシーンになりますかね。

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そういえば「文化祭と体育祭は毎年交互に行う」なんて話もありましたから、新2年生は初めての文化祭になるんですね。
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先輩経由でも聞けるでしょうし、そもそも、最初に学校側からそういう注意事項もあるでしょう。
しかしこれ、もこっちはどういう立場なんだ?

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というより、全部暗記できるようならそもそも留年しないだろwたははじゃねーよw

さらっと、ふざけたことをwww
「精神年齢」なんて自分に使うような言葉じゃねーだろw
それにしてもこの三連発、
なんだかわたモテコミックス裏表紙の「理想」パートのように見えてきますね。

WWW
で、これが「現実」パートという感じかなw
なんかこの3人がこんな感じでつるんでいるという図式も面白いですね。
真子と吉田さんの組み合わせなんてかなり新鮮です。
吉田さん、真子の後ろをついていく感じなんだw
というか、そもそもこの世界にもゆりちゃんたちはいるんですねw
あまりに都合のいい妄想だったんで、現実とはまったく違う時空設定なのかと思っていましたよw
こんな感じで、かつてのクラスメイトをずっと避けていくって、かなりの難ゲーだろw
どこが「強くてニューゲーム」なんでしょうかw

よくあるラノベならここは屋上とかなんでしょうけど、わたモテだとここになるんですね。
喪45「モテないし暇潰し」(コミックス5巻参照)を思い出しました。
あの時も弟の部屋にちょっかい出しに行って、「南校舎と北校舎の間に目立たないけど通り道があって……」なんて語っていたんですよね。
現実でも、もこっちにとって本当に落ち着ける場所はここなのかも。

なんか「地獄のミサワ」みたいなキャラになってきたw

しつけーなwわかったってのw
いつまでやれやれやってるつもりだよw
というか、「実力者」じゃなくって「留年者」だろうがw

うぜえwww
やれやれやれやれってうるせーってのw
まるで読者に同意を求めるかのような目線がムカつきますが、
その分、いつもよりも美少女成分マシマシになっているところがまた逆に笑えますw

ここまで延々、こんな与太話を聞かされていたのか、智貴はw
辛抱強いというか、姉バカというか……w
途中、一切のツッコミもありませんでしたからね。
やはり、姉耐性が以前にもましてついているような気がしますw
つーかこれ、TUEE系っていうのだろうか?

ん?どういうこと?
ゲームに疎いのでイマイチぴんとこないんですが、隠れ設定解禁みたいなものなんでしょうか。
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けっきょく、姉弟いちゃいちゃのノロケ回じゃねーかwww
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でも修学旅行では別に仲間にはなっていないようですけどねw
てか、隣に誰もいないしこれハブられているんじゃないの?
見ようによっては弟のストーカーなんだがw

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本気でビビッているもこっちがなんともかわいいですね。(個人的今回のベストもこっち)
けっきょく、弟にかまってほしかっただけというw
冒頭の「んだよ?」以外、一切無言だったの智くんがいい味だしていますw
えー、確かに新たな季節へのプレリュードにはなっていましたけど、まさかの「留年」ネタw
前回の「入試」といい、こういう根幹は保ったまま少しひねくれたずらし方をしてくるのは、まさにわたモテの真骨頂ですね。
新たな展開を匂わせつつも、あえて初期のテイストぽい感じを持ってくるのがまたニクイ!
でも、一見すると、初期のわたモテぽいというか、都合のいい妄想を延々エスカレートさせただけの回のように見えますが、それでもやっぱり、かつてのパターンとはどこか違っていたように思えます。
昔だったら思いついた段階で、まずは自分一人でいろいろやってみたと思うんですね。
無口キャラとか食いしん坊キャラとかキャバ嬢とか、まさか本気で考えているとは思えないような発想でも、いったんは実行してみて痛い目にあうのが初期のパターンだったわけですよ。
それが今回は、単に弟に自分の妄想を語っているだけですからね。
思考回路自体は変わっていなくっても、自分の中だけで完結するんじゃなくって、まずはそれを他人に話すという点で以前のもこっちとは違うような気がするんです。
で、ラスト。
『え…? 冗談なのに』
そう、もこっちにとって、これは弟と親睦(?)を図るための単なる“ネタ”に過ぎなかったんですよ。
本気じゃなかったんです。
だからこそ、以前のように実際にはやってみなかったのではないでしょうか。(まあ、実行と言ってもネタが「留年」ですし今更やりようがないわけですがw)
きっともこっちにとって、この1年は自分でも「強くなった」と感じることができた一年だったんですよ。
だからこそ、「強くてニューゲーム」なんです。
ちゃんと自分自身の成長を認識しているからこその今回の“妄想”なんですね。
それは高校入学の時の「女子高生になったらモテる」となんの根拠もなく信じていたころとは違うものなんです。
もちろん、「仲間」が増えて1年前よりはぼっちじゃなくなったという周りの変化もあるでしょうが、
私にはそれ以上にもこっちの内面のほうが大きいような気がします。
最後に自分の妄想を「冗談」と言った彼女。
自分の“痛さ”を弟とのコミュニケーションにも使えるようになったわけです。
これこそが、この一年でもこっちが“強く”なった何よりの証ではないでしょうか。
ところで、ついに11巻の表紙が公開になりましたね。

10巻同様、今回も「キャラの関係性」をフィーチャーする構図になっていて、中々興味深いです。
それにしてもこうしてみると、10巻のときの特典ペーパー、

これの別バージョンのようにも見えます。
私は前回のコメント欄で、この特典イラストを「10巻の表紙にしてもいいくらいの印象的なショット」と書いたばかりだったので、ちょっと驚きましたw
でもこの時は、どちらもまだ様子見というか、お互いの出方をうかがっている状態のように思えましたが、
今回のネモはなにか含みを持たせた笑みを浮かべながら、岡田の元へ向かっていますし、もこっちはそれに背を向けながらの“グルグル目”と、かなり印象が変わっています。
岡田と清田の誌面に対してのそのあまりの扱いの小ささ(笑)もなんだか意味深ではありますね。
10巻の表紙以上に関係性に「奥行き」が出てきたということなのかな?
正直、この表紙の意味するところはまだよくわかりません。
まさか、二人の決別を表しているわけではないとは思いますが……
ていうか、これ、むしろ10巻の表紙にふさわしいんじゃないでしょうかね?
喪97「モテないし学食で食べる」 を象徴している構図でしょ、どう見ても。
11巻であえて当てはまる話といえば、喪107「モテないし気にかけられている」 ということになるんでしょうけど、清田は関係ないしなあ。
うーん、ひょっとすると10巻のときの没パターンを引っ張ってきたとかw
10巻は「変態シスターズ」以外にも、今江さんの話とか、他にも表紙候補になりそうなエピソードが満載でしたからね。ネモバージョンもすで候補としてあったしても不思議ではないような気がします。
キャッチコピーからはやっぱり3学期以降の展開がポイントのようですが、
正直、今はまだその変化の「予兆」を描いているだけで、別段取り立てるような話でもないように思えます。
クラスメイトが「イジってきた」っていうのも、むしろ12巻以降の内容にも感じますね。
これから、加藤さんや南さん、委員長なんかが、さらに話に深く関わってくるはずなんですから。
…あれ?そう考えると、まだまだ今のクラスでやることがいっぱい残っているし、
ひょっとすると、3年生編はもうちょっと先のような気もしてきましたね…
前回の「入試」、そして今回の「留年」は、その辺りを示唆したものなのかもしれません。
コミックス11巻は3月22日に発売です!
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