私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪97~もこっちが成長したのも、ネモが人間だったからこそ~
6月2日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪97に更新されました。
やべえ。すげえ、すげえ、もうホントにすげえよ、これ。
いやあ、思わず小並感バリバリの感想から始めてしまいましたが、
もう読んでいて、むちゃくちゃ興奮しながらそんな言葉ばかりを口にしていました。
今回はある意味、“きーちゃん回”のような「怖さ」もあるので、
ひょっとすると賛否両論になるのかもしれませんが、
私個人としては、もうここ最近でも1位2位を争う超名作だったと、ここで表明しておきます。
(マジで喪91「モテないし邂逅する」に匹敵するくらい好きです。方向性はちょっと違いますけどねw)
それにしても、やはり前回の「息抜き」がうまくいきましたね。
うまく間を空けたことで、今回見事な力作を持ってきてくれました。
なんというか、「ワタモテ-2年目冬-」の第1章といった空気を感じたんです。
ああ、ついに次の章に移ったな、と実感させられましたよ。
人間関係の機微の深いところを描きながらも、
それでいて、しっかりワタモテらしいネタで笑わせてもくれましたし、
谷川さんの「本気出せばこんなもんよ」というドヤ顔が目に浮かんできますw
というわけで、それではさっそく見てまいりましょうか!
お母さんがお弁当を用意できないということで、
お昼ご飯をどうするかと思案するもこっち。
じゃあ、たまには自分で作ろうかという発想はないのね……(喪63のときは楽しそうにおにぎり作ってましたけどね)
にしても、もこっちのコンビニフードチョイスが、
あまりに私の普段のお昼とかぶっていてビビるんですけど…w
(つぶあんホイップドーナツとかランチパックとかちょーうまいよね!)
まあ、こんなんばっかり食べてたら糖分摂り過ぎになるんですけどね。(一応ちゃんと野菜や魚も摂ってますよw)
はい、というわけで、今回は「モテないし学食で食べる」。
この毎日のお昼をどうするかって問題は社会人になってもずーと続きますよね。
今日はたまにはあそこの蕎麦屋にするかとか、こういう本当に些細な逡巡がけっこう楽しかったりするんですよ。
このもこっちのモノローグもなんだか微笑ましく感じてしまいますね。
「いや待てよ」とか、ああなんか小さな幸せはこんなところにあるんだよなあと思ってしまいます。
あとやっぱり、“てく てく”が妙にツボですw
喪90のこのシーンもそうでしたが、なんか笑えるんですよねw
実に絵になる、いい表紙ですよね。
もうずっと眺めていたいくらいです。
「勇気を出してまず一歩」
毎度のことながらキャッチが秀逸ですし、なにより構図が最高です。
この位置だからこそ、ゆりちゃんのちょっと俯いた顔とかもこっちの後ろ姿とかが読者の心に残るわけですよ。
セリフなんてここではいらないんです。
また、奥に見える教室の様子が素晴らしいですね。音はなくても「ざわめき」が見えるじゃないですか。
で、なにより興味深いのが、うっちーと真子!
この二人がこんな風に会話している姿なんてかなりのレアシーンですよね。
どんな話をしているのかすごく気になります。
学食に誘うもこっち。
なるほど、登校中の逡巡はこれだったのですね。
視線をそらしつつ、どもりながらも自ら「提案」する姿にはちょっと感動すら覚えます。
「嫌だったらいいけど」とエクスキューズを付け加えるところもなんだか、らしくていいですよね。
あと、ずっとスカートを握っている仕草に萌えますw
すっごく緊張しているんだろうなあ。
ゆりちゃんとのこのやり取りも不思議にほんわかします。
ああ、まだこんな感じなのね、ていうかw
もこっちのエクスキューズにそのまま「いや嫌じゃないけど」と返すのが、すごく彼女っぽいですw
それにしてももこっちのセリフのフォントが……w
いったいどんな声を出しているんでしょうw
いや、そんなこともないんじゃないか?w
それに明日のお昼は学食にしない?って誘うのもけっこう恥ずかしいでしょw
何こいつ、そんなに学食で食べたくてしょうがなかったんだ、と思われてしまうんだぞw
ていうか、普通にゆりちゃんも学食で弁当食べればいいんじゃないのと思いましたけどね。
(もこっちも後で気づいたようですが)
だから考えすぎだってw
まあ校風にもよるでしょうし、今の十代の感じをよく知らないんで、はっきりとは言えませんけど、
学食でぼっち飯なんて普通だと思うけどなあ。
「あっそう言えばこの前 私 弁当ここで食ったよな?」
これは喪91「モテないし邂逅する」の
このシーンですよねw
(この時は妙にガラガラだったんですねw)
でもここで思い出すってことは、別にあの時のことがあっての「学食」選択ってことではなかったんですね。
単純にゆりちゃんメンツといつもと違う場所でランチしたかったということなのかな?
これはすごくわかりますw
私なんかすごく優柔不断なんで、けっこうどれにしようか迷うタイプなんですよ。
もちろん、券売機に行く前にある程度の方向性は決めてはいるんですが、
実際に「季節限定!」とか「今人気です!」とかのボタンをみてしまうと、心が揺らいでしまうんですw
で、後ろの列のプレッシャーに耐えきれずに、
もうどれでもいいから何か押さないと!となってしまうんですね。
で、「月見そば」とか、もうなんでよりによってそれ?みたいなものをチョイスしてしまうこともしばしばなんですw
こういう、群衆のなかで彷徨いつつひとり物思う主人公、という構図が昔からすごく好きです。
ひとりぼっちの絵面よりもより孤独感が引き立ちますよね。
つい慌てて 注文してしまった 帰りたい
またこの妙に淡々としたフレーズが、逆にじわじわくるんですよねw
で、ここでも“てく てく”がw(2コマ目)
うわあw これはきついw
ていうか、なんでど真ん中だけ空いていたんだよw
それにしても喪91のときも感じましたが、
今の学食って、どこもこんなおしゃれなカフェみたいな感じなんでしょうかね?
私の頃は無骨な長机と丸椅子が並んでいたようなところだったので、ぼっちにもすごく優しい空間でしたけどねw
少なくとも私にはこんなテーブルにひとりで座れませんよw
これだけ混んでいるんだから絶対に相席になるでしょうし。
ホントもこっちってけっこうメンタル強いですよね。よくここに座れるよなあと感心してしまいますよ。
なんつー顔だよw これじゃあ“怪人蜂女”だろw
教室以上にぼっち感が際立つ…!
まさにその通りですよねw
教室よりも“不特定多数”の集まりですからそりゃ目立ちます。
カップル限定イベントにひとり迷い込んだようなものですよ。
さて、「セルフイメージを変えなくては」とはいったい……
WWWWW黒の淑女www
二つ名とか、もうむちゃくちゃ「中二」ぽくっていいですねw
初期の頃、「無口キャラ」を目指していたことを思い出しましたw
「それゆえに」www
どんなに混んでいても相席にならずにwww
いいなその設定w
こういう妄想できるってすごくポジティブでいいわw
もこっち、マジでラノベ作家目指せばいいのにw
ていうか、“なりきればいける”んだw
この状況をそんなイメージトレーニングで乗り越えられるって、ほんとメンタル強すぎるw
元祖・リア充グループキタ━━━
なるほど、今回はこういう話なんですね。
このまま学食ぼっちあるあるで終始してしまうのかと、ここまでちょっと方向性が見えていなかっただけに、
このシーンはすごく興奮しました。
この4人が揃ったのも随分久しぶりですからね。2年になってからあったかなあ。
WWWWW
おいw セルフイメージが実体化してるじゃねーかw
これをネモが見つけたかと思うと、2倍増しで笑えますねw
ここはいつもの人懐っこい「天使」のネモですね。
この屈託のない笑顔がもこっちを苦しませるわけですが、
少なくともここでのネモに悪意はまったくありません。
まあでも、この展開は「痛い」ですよねw
もこっちの胸の痛さが読み手にも伝わってきそうないたたまれなさです。
ちょWWWWW黒の淑女さんwwwww
鼻からうどんを出しながらも、なんとかセルフイメージを保とうとしている感じが最高に笑えますw
ていうか「それゆえに近寄り難い存在」じゃなかったのかよw
まだ「黒の淑女」のままwww
普通に相席にされているし、もはや完全に設定崩壊なんだがw
それにしても清田って何かにつけ、もこっちを気にかけていますよね。
1年の時の席替えで一緒になった時にも最初に声かけたのもこいつだったし。(コミックス3巻所収「喪19モテないし二学期が始まる」)
WWWWW
さすがに、もはやイメージを保てなくなったかwww
にしても、いつもよりさらにひどくなっているんだがw
“蜂女”を通り越して、これじゃあ“蛇女”ですw
イメージの中で生きられないとなったら、こんどは機械になるのかw
てか、それで乗り切れるんだw なんども言うけどメンタルすげえなw
うどんをすする機械と化したもこっちは確かに「ヤバい」ですねw
こんな食べ方だとまたむせるぞw
ただ、清田がいう「ヤバい」はどうもニュアンスが違うようです。
清田って本当に“いいヤツ”なんですよね。
なんともさりげないフォローじゃないですか。
普通だったら、仲間内だけで盛り上がるところを
彼はすごく全体の空気を見ているというか、
おちゃらけつつも常に気配りを怠らないタイプなんでしょう。
まあ相席してもらった手前もあるでしょうが、
もこっちが「うどんをすする機械」になっている様をちゃんとわかっていて、
なるべく彼女が居心地のよい空間になるようにさりげなく話を振ってくれているわけです。
しかも、それが全然不自然じゃないんですよね。
人の好意をそういう捻くれた風にしか取れないからお前はぼっちなんだよwww
……と言いたくなるようなくずっちぷりですよねw
でも、私にはこの気持ちすごくよくわかるんです。
(それはお前もくず思考だからだろと言われると返す言葉もありませんが)
実際、私の周りにも清田みたいな“いいヤツ”がいましたもん。
清田みたいな人ってけっこうリアルな存在なんですよ。私の経験からすると。
実際にこういう誰もが心地よい時間を過ごせるように常に気を使っている聖人みたいな人っているんです。
でもどんなにいろいろフォローしてくれても、話題を振ってくれても
かえってイヤミにしか思えないこともあるんですよ。
もちろん、本人にまったく他意はなく、純粋なやさしさだということは百も承知の上でです。
で、今度はそんな風にしか受け取れない自分に対して自己嫌悪に陥ってしまうんですよ。
もうこれは完全なる悪循環ですね。
例えばここでも、「俺も一人で食いたいけどヘタレだから」という言葉にひっかかってしまうんですよ。
いや、自分は別にポリシーあってのぼっち飯じゃねーんだよ。
ヘタレとかそういうことじゃねーんだよ。そういう崇高な精神あっての行動みたいな言い方すんなよ、よけい自分が惨めになんだろ!
……とまあこう思ってしまうわけなんですよw
性格捻れてんな、と思いますよ。いやなヤツだと思いますよ。
それに比べてあなたはなんていいひとなんでしょう、と思いますよ。
で、そんなことを考えて、さらにいじけた人間になってしまう。
まあ最悪のスパイラルですよねw
だから、このシーンはもうすごく共感できます。
「ハハハ…」という愛想笑いも含めて、この「痛さ」に激しくシンクロしてしまう自分がまたやるせないですけど。
ああ、懐かしいですよね。
1年の2学期の間だけだったし、席替えの話以降、ほとんどクローズアップもされなかったんであまり意識していませんでしたが、
ある意味、これはこれで一つのグループだったんですよね。
なぜか清田の隣のイケメンだけ戦力外(笑)されましたけどw(鈴木でしたっけ)
それにしても、清田のコミュ力はハンパないですね。
会話のコントロールとか完璧ですよ。
大学でもなんか大きなコミュニティ作って、注目浴びそうなタイプですね。
ちゃんと、清田の真意をわかっているもこっちw
そうなんです。気を遣われることがプレッシャーになるんですよ。
この感覚は“いい人”にはなかなか伝わらないかもしれませんね。
ホント、相手がクソみたいなやつのほうが、気が楽なんです。
心の中で見下していればいいんだから。
ここは喪82「モテないし日常に戻る」のこのシーンを思い出しましたね。
あの時も「あいつらが悪い奴らじゃないから」といっていましたが、
本当に今のもこっちには自分以外の存在がちゃんと見え始めているんですよ。
清田の気遣いも理解していて、それゆえに、その優しさが重荷にもなっている。
で、今は一年のように羨んだり恨んだりもできないと悩んでいるわけです。
いつの間にか、もこっちはこんな風に思えるような子に成長していたんですね。
個人的今回のベストもこっち。なんて切ない表情をするんでしょうか、この子は!
思わず喪90「モテないし将来について考える」をもう一度読み直したくなりましたね。
そう、“天然ロボット天使”だったネモが、はじめて人間的な一面を見せてくれたあの記念すべき話を。
あの話があったからこそ、彼らに対しての「今はなんの思いもないな」が説得力を持って響くんですよね。
で、ここでもこっちがネモのことを慮ることが、この後のちょっとした伏線にもなってくるわけです。
必ず、一度は聞かれる質問ですよね、これ。
普段何してんのって、そんなアバウトさで聞かれても返答に困りますよw
私もこういう質問にいつも悩まされるんですけど、
けっきょく、「本読んだり音楽聴いたりまあそんな感じ」としか答えられない自分に落ち込むんです。
面接で「趣味は読書」っていうようなもんじゃないですか。私は何も考えていません、というようなものですからね。
で、「へえ、今は何読んでんの?」と続けられて、さらに追い詰められるんですよw
まさか、初対面の人に「今は『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』が面白いね」って言えるわけないじゃないですか!
「声優希望」=「アニオタ」というのはちょっと乱暴だと思いますけどねw
中には洋画吹き替えとかナレーションに憧れて、という人もいるでしょうし。
でも現実問題として、今声優を目指そうというのは、
普通に考えたら、そういう「裏方」ではなく、華々しい「アイドル」系なんでしょうけどね。
まあそれはともかく、ここまでの流れが素晴らしいですね。
もこっちの心の動きが、すごくわかりやすい形で描かれています。
なんというか自然なんですよね。唐突感がないというか。
「リアルが充実」しているやつらに「ネット アニメ 漫画 ゲーム」の話をしても無駄だろう。
でも、彼らだって何も考えずにただ楽しく毎日を過ごしているわけじゃなさそうだ。
そうだ、あのときのネモだって……
本当に手に取るように見えてきますよ。
ここでネモに対して“カマ”をかけるもこっち。
彼女もいろいろ考えていますよね。
こういったところにも彼女の成長の跡がうかがえます。ちょっと読みが甘いですがw
で、それに対するネモがw
「へーーー…」www
まあ、これは予想通りの反応ですよねw
三者面談の話の時にあれだけ「声優希望」を隠そうとしていたネモなんですから。
逆に、ここで変に食いつかれて「本当に?私もアニメ大好きー」とかやられたら彼女にちょっと幻滅してしまいますよ。
だって、それだったらネモは「人間」じゃなくって、意志のない、単なる「天然天使」ロボットだったということになってしまいますからね。
ほらw
絶対こういう話の流れになるんだってw
ていうか、俺の「面白さ」とお前の「面白さ」は必ずしも一致しないだろ!
なんで初対面のお前に俺の嗜好を暴露しなくちゃいけないんだよ!
その前にお前の嗜好を聞かせろよ!それに合わせた答えを考えるから!
……あれ? なんだかすみません、なんか私情が混じってしまいました……
まあ、なんだ、人に自分の趣味を話すときには、
まず相手の指向性を探ってからにしましょう!
WWWWW
もこっちも気づけやw
あんまりこの話題に深入りしたくないんだよw
この反応をみて、会話の方向転換ができるようになれば
もこっちも立派なコミュマスターになれるんだけどなあ。(そうか?)
ほら、止めないから話が余計にまずい方向に進んじゃったじゃないかw
清田も「いい奴」すぎて引くわ!
「夢いっぱいで」ってwww
これが“皮肉”じゃないってんだからピュアすぎんだろ……
どうもこの辺は、ネモのほうに感情移入して「痛く」なってしまいます。
にしても荻野って「オギー」って呼ばれていたんですね。
もこっちはそんな呼び名したことないですから、
ひょっとするとこのグループ界隈のみのマイナーネーミングなのかもしれませんが。
どうもネモは、みんなにバレたくないというより、「岡田に知られたくない」のような気がしますね。
結果的に岡田にバレてしまうから、クラスのみんなにも内緒という感じがします。
ネモは岡田と特につるんでいますが、
ひょっとすると、彼女に対して何かコンプレックスがあるのかもしれません。
ていうか、岡田がここまでもこっちに一切無反応というのも怖いなあw
清田の空気の読めなさ加減w
ネモの「困ったような笑顔」で少しは察しろや!
それにしても、彼女も荻野には困っているようです。
これはもこっちと思いを共にするひとつのきっかけになるかもしれませんね。
WWWWW
まあ、きっかけを作ったのはどう考えてもお前だろうなw
直接アタックしたわけじゃないけど、絶妙なトスだったわけだしw
このときのネモも、ちょっともこっちに対してイラとしていたのかもしれませんw
え?どういうこと? もこっちいったい何をするつもりなんだ?
正直、ここはかなりドキドキしました。
「私はネモと違って」
主語こそ自分になっていますが、ここでのもこっちは明らかに「ネモのグループ内での立ち位置」を心配しているわけですよね?
要するに、主語を入れ替えて訳してみると、
「ネモは私と違って、これからもこいつらと絡んでいくんだから」
こうなるわけですよ。
すごくないですか?マジで。
もうこの辺から、読みながらずっと、すげえすげえマジすげえと念仏のように口にしていましたよw
(一応言い訳すると、人前では読んでいませんよw)
もこっちがまさかの「自己犠牲」!
彼女がここまで人間的に成長するとは……
思わず、「俺ガイル」の比企谷八幡か!って思ってしまいましたよw
でも「かもしれないな…」とか「本気じゃないけど」とか付け足しているのが彼女らしくって好きですw
ていうか、そうでなくっちゃもこっちじゃないですよね。
あと、ネモの驚きようも注目ですね。
もこっちが自分をかばってくれたことを気づいたのでしょうか。
あれ? でもネモって、もこっちが自分の声優希望を知っているって知りませんよね?
となると、この驚きはどう捉えたらいいでしょうか?
うーん、この告白を嘘だと思うか本当だと思うか、それによって彼女のもこっちに対する感情も変わりそうな気がします。
WWWWW
ここが個人的今回の一番笑ったシーンですねw
まあ言っていることは間違ってはいませんけどねw かっこ内を言っていないだけでw
それに確かにプロ声優だしなw
でも、あれを「制作」というのはちょっと問題あるだろw
それにしても、咄嗟にこういう切り返しができるのももこっちのすごいところですよね。
こういうところをうまく使えば、マジでこのグループでもやっていけると思うんだけどなあ。
あと、ネモの伺うような表情もなかなか興味深いです。
自分から話題が逸れてホッとしているのと、もこっちの真意を訝しんでいるのと、両方混ざった感じなのでしょうかね?
一応ことわっておきますが、これは「わたモテ」のいちシーンですw
決して、学園ホラーものではありませんw
いやあ、今回の「個人的ベストシーン」はすごく悩んだんですけど、
やっぱり、結局はここですねえ。
もう震えましたよ。
壁へのもたれ方とか
や
この一言とかね。
怖いんじゃないんですよ。むしろ感動したんですね。
なんというか、ネモが初めて本当の姿を見せてくれたことに感動したんです。
きっと彼女は地上に降りた天使で、その正体は誰にも知られてはいけないんですよ。
何かの任務があって、それを達成するまでは「天然キャラ」を貫き通さなくてはいけない。
だけど、ふとしたときに、自分の本当の姿をバラしたくなってしまう衝動にかられてしまう。
そんなときに、自分の正体に気づいたかもしれない「黒の淑女」と周りから避けられている一人の少女に出会う。
天使・ネモは黒の淑女を警戒しながらも少しずつ心を許していく……
……なんかそんな中二丸出しの妄想が暴走しそうなくらい、心に焼き付いたシーンですね。
それにしても、ネモはずっともこっちをここで待ち伏せしていたのか……
そう考えるとやっぱりちょっと怖いかもw
まず、自分のアニメの好みから入るところがすごいですよね。
こういうちょっとした演出をしっかり押さえるのが「わたモテ」のすごさなんですよ。
普通のマンガだったら、まず、もこっちを牽制するようなセリフをいれますよ。
「昼休みのアレってひょっとしてさ…」とかね。
でもネモは、そんなことよりも、何よりアニメの話題に飢えていたんです。
それも取って付けたような共感コメントでお茶を濁すようなものではなく、ちゃんと本音を言い合えるような会話を。
そう、昼間のあの時、実は
「えー私は『進撃の屍』みたいな殺伐としたものより、もっとほんわかした日常系の方が好きだなー」とか語りたかったんですよ。
そう考えると、すごくいじらしく感じませんか?
ここでのネモの第一声が、自分のアニメの嗜好性だったという事実はかなり大きな意味を持っているような気がしますね。
うん、これは怖いw
妙に上目遣いなところも、ネモの顔だけに影が落ちているところも含めてこれは怖いw
ていうか、わかっていたんだ。
もこっちがネモの「声優希望」を知っていたかまではわかっていないかもしれませんが、
少なくともあれは“カマ”掛けだったということはわかっていたんですね。
なんとも意味深なシーンです。
体はほぼ暗がりの中で、足の半分だけ明るい場所にでている
ギャグマンガであまり変な深読みは無粋かもしれませんが、
こんなシーンを描かれたらやっぱりいろいろ考えてしまいますね。
「勇気を出してまず一歩」
表紙のこのキャッチも実はこの辺を意図しているのかな、とか。
昼間のもこっちのアレはその「一歩」だったのかなとか。
でも、まだ体はほとんど闇の中なんだなとか、
もう次から次へと取り留めもない考えが浮かんできてしまいますw
セリフもいろんな解釈ができそうですよね。
「あまり他の人の前でアニメの話をするの好きじゃない」
ということは、昼間のもこっちのこともディスっている?
それとも、自分もかつてそういう話をして何かトラウマにでもなるような反応をされた?
「私が一人の時にしてね」
今度二人だけの時にアニメの話をしようよ、と誘っている?
たまにはリア充グループとは違う関係性も築きたいのかも?
ネモのグループ内での微妙な立場もいろいろ想像してしまうくらい、奥が深いシーンだと思います。
闇から光の方へ去っていくネモ。
この辺もいろいろ考えたくもなりますが、
それにしてもあんなに真っ暗なところで待ち伏せしていたのかよ!
放課後、岡田らともつるまずに一人もこっちをここでただ待っていたかと思うと、
なんかゾクゾクしてきますよw(わりとヤンデレ属性もあるもんでw)
もこっちの呆気にとられた表情もまた魅力的!
というわけで、もこっちはまたここで、ネモにひとつの真実を教わったわけですw
しかし、「今のままが一番」ですか。
これをネガティブにとらえる見方も多分あるでしょうが、
やっぱり私は、これをもこっちなりの「成長」と考えたいですね。
いやあ、いつも以上に長々とここまで語ってきましたが、
もういまだに興奮冷めやらずですね。とにかく、冷静に読めないほど“熱”に当てられっぱなしでした。
ちょっと意外かもしれませんが、わたモテ最大の転換期であった、喪79「モテないし自由行動する」のときを思い出しましたね。
(考えてみれば、喪79の更新日は2015年6月4日、ちょうど1年前だったんですね)
あの時も読んでいて、むちゃくちゃ興奮していたんですよ。
この高揚感は1年前のアレ以来かなという気がしたんです。
それに、今回は本当に久々の「痛い」話でしたからね。
喪79も結末を除けば、基本「痛い」話だったじゃないですか。
そういった意味でもなんだか共通点があるような気がしたんですね。
ただ、あのときは興奮と同時に「不安」も感じていましたが、
今回はそういったのは皆無なんですよ。
「この展開でこれからのわたモテはどうなるんだろう」といった懸念を全く感じないんです。
あるのは、今後への期待とはやる気持ちばかりですね。
今回で注目すべきことはやはり次の二つでしょう。
ひとつはもこっちの人間的な成長。
そしてもうひとつが、ネモの本当の姿。
もこっちの今回の言動はやっぱり驚きとともに感動しましたね。
困っているネモにちゃんと気づいて、自分を犠牲にしてかばったわけですから。
まあこれがコミなんとかさんだったら、暴露合戦になるんでしょうけどw
で、もこっちのそんな一面を引き出してくれたのが「人間」ネモだったわけです。
そう、「天使」のままじゃ、もこっちはあの言葉を口にしなかったでしょう。
ネモのずるいところや弱いところをちゃんと見たからこそ、
そしてそれはどこか自分と似ていたからこそ、
彼女はあんな行動に出たのではないでしょうか。
ラストのネモをどうとらえるかも色んな見方があるでしょう。
もこっちに対して釘を刺しに来た「闇」の部分と、
一緒に好きなことを話したいね、という「光」の部分と両方あるようにも思えます。
でも、それが「人間」ですからね。
全くの善人もいませんが、完全な悪人もそうそういませんから。
単純に割り切れない複雑な要素を持っているのが人間なんですよ。
最後2ページはその辺もすごく印象的に描かれていました。
影が落ちている部分と日が当たっている部分。
これらの描写はもちろん意図的なものでしょう。
もこっちがくずなだけではないように、
ネモも天使なだけじゃない。
きっとそういう意味も込められているのではないでしょうか。
「わたモテ」という作品は今、とてつもない領域に入り込みつつあるのです。
やべえ。すげえ、すげえ、もうホントにすげえよ、これ。
いやあ、思わず小並感バリバリの感想から始めてしまいましたが、
もう読んでいて、むちゃくちゃ興奮しながらそんな言葉ばかりを口にしていました。
今回はある意味、“きーちゃん回”のような「怖さ」もあるので、
ひょっとすると賛否両論になるのかもしれませんが、
私個人としては、もうここ最近でも1位2位を争う超名作だったと、ここで表明しておきます。
(マジで喪91「モテないし邂逅する」に匹敵するくらい好きです。方向性はちょっと違いますけどねw)
それにしても、やはり前回の「息抜き」がうまくいきましたね。
うまく間を空けたことで、今回見事な力作を持ってきてくれました。
なんというか、「ワタモテ-2年目冬-」の第1章といった空気を感じたんです。
ああ、ついに次の章に移ったな、と実感させられましたよ。
人間関係の機微の深いところを描きながらも、
それでいて、しっかりワタモテらしいネタで笑わせてもくれましたし、
谷川さんの「本気出せばこんなもんよ」というドヤ顔が目に浮かんできますw
というわけで、それではさっそく見てまいりましょうか!

お母さんがお弁当を用意できないということで、
お昼ご飯をどうするかと思案するもこっち。
じゃあ、たまには自分で作ろうかという発想はないのね……(喪63のときは楽しそうにおにぎり作ってましたけどね)
にしても、もこっちのコンビニフードチョイスが、
あまりに私の普段のお昼とかぶっていてビビるんですけど…w
(つぶあんホイップドーナツとかランチパックとかちょーうまいよね!)
まあ、こんなんばっかり食べてたら糖分摂り過ぎになるんですけどね。(一応ちゃんと野菜や魚も摂ってますよw)

はい、というわけで、今回は「モテないし学食で食べる」。
この毎日のお昼をどうするかって問題は社会人になってもずーと続きますよね。
今日はたまにはあそこの蕎麦屋にするかとか、こういう本当に些細な逡巡がけっこう楽しかったりするんですよ。
このもこっちのモノローグもなんだか微笑ましく感じてしまいますね。
「いや待てよ」とか、ああなんか小さな幸せはこんなところにあるんだよなあと思ってしまいます。
あとやっぱり、“てく てく”が妙にツボですw
喪90のこのシーンもそうでしたが、なんか笑えるんですよねw

実に絵になる、いい表紙ですよね。
もうずっと眺めていたいくらいです。
「勇気を出してまず一歩」
毎度のことながらキャッチが秀逸ですし、なにより構図が最高です。
この位置だからこそ、ゆりちゃんのちょっと俯いた顔とかもこっちの後ろ姿とかが読者の心に残るわけですよ。
セリフなんてここではいらないんです。
また、奥に見える教室の様子が素晴らしいですね。音はなくても「ざわめき」が見えるじゃないですか。
で、なにより興味深いのが、うっちーと真子!
この二人がこんな風に会話している姿なんてかなりのレアシーンですよね。
どんな話をしているのかすごく気になります。

学食に誘うもこっち。
なるほど、登校中の逡巡はこれだったのですね。
視線をそらしつつ、どもりながらも自ら「提案」する姿にはちょっと感動すら覚えます。
「嫌だったらいいけど」とエクスキューズを付け加えるところもなんだか、らしくていいですよね。
あと、ずっとスカートを握っている仕草に萌えますw
すっごく緊張しているんだろうなあ。

ゆりちゃんとのこのやり取りも不思議にほんわかします。
ああ、まだこんな感じなのね、ていうかw
もこっちのエクスキューズにそのまま「いや嫌じゃないけど」と返すのが、すごく彼女っぽいですw
それにしてももこっちのセリフのフォントが……w
いったいどんな声を出しているんでしょうw

いや、そんなこともないんじゃないか?w
それに明日のお昼は学食にしない?って誘うのもけっこう恥ずかしいでしょw
何こいつ、そんなに学食で食べたくてしょうがなかったんだ、と思われてしまうんだぞw
ていうか、普通にゆりちゃんも学食で弁当食べればいいんじゃないのと思いましたけどね。
(もこっちも後で気づいたようですが)

だから考えすぎだってw
まあ校風にもよるでしょうし、今の十代の感じをよく知らないんで、はっきりとは言えませんけど、
学食でぼっち飯なんて普通だと思うけどなあ。
「あっそう言えばこの前 私 弁当ここで食ったよな?」
これは喪91「モテないし邂逅する」の

このシーンですよねw
(この時は妙にガラガラだったんですねw)
でもここで思い出すってことは、別にあの時のことがあっての「学食」選択ってことではなかったんですね。
単純にゆりちゃんメンツといつもと違う場所でランチしたかったということなのかな?

これはすごくわかりますw
私なんかすごく優柔不断なんで、けっこうどれにしようか迷うタイプなんですよ。
もちろん、券売機に行く前にある程度の方向性は決めてはいるんですが、
実際に「季節限定!」とか「今人気です!」とかのボタンをみてしまうと、心が揺らいでしまうんですw
で、後ろの列のプレッシャーに耐えきれずに、
もうどれでもいいから何か押さないと!となってしまうんですね。
で、「月見そば」とか、もうなんでよりによってそれ?みたいなものをチョイスしてしまうこともしばしばなんですw

こういう、群衆のなかで彷徨いつつひとり物思う主人公、という構図が昔からすごく好きです。
ひとりぼっちの絵面よりもより孤独感が引き立ちますよね。
つい慌てて 注文してしまった 帰りたい
またこの妙に淡々としたフレーズが、逆にじわじわくるんですよねw
で、ここでも“てく てく”がw(2コマ目)

うわあw これはきついw
ていうか、なんでど真ん中だけ空いていたんだよw
それにしても喪91のときも感じましたが、
今の学食って、どこもこんなおしゃれなカフェみたいな感じなんでしょうかね?
私の頃は無骨な長机と丸椅子が並んでいたようなところだったので、ぼっちにもすごく優しい空間でしたけどねw
少なくとも私にはこんなテーブルにひとりで座れませんよw
これだけ混んでいるんだから絶対に相席になるでしょうし。
ホントもこっちってけっこうメンタル強いですよね。よくここに座れるよなあと感心してしまいますよ。

なんつー顔だよw これじゃあ“怪人蜂女”だろw
教室以上にぼっち感が際立つ…!
まさにその通りですよねw
教室よりも“不特定多数”の集まりですからそりゃ目立ちます。
カップル限定イベントにひとり迷い込んだようなものですよ。
さて、「セルフイメージを変えなくては」とはいったい……

WWWWW黒の淑女www
二つ名とか、もうむちゃくちゃ「中二」ぽくっていいですねw
初期の頃、「無口キャラ」を目指していたことを思い出しましたw

「それゆえに」www
どんなに混んでいても相席にならずにwww
いいなその設定w
こういう妄想できるってすごくポジティブでいいわw
もこっち、マジでラノベ作家目指せばいいのにw
ていうか、“なりきればいける”んだw
この状況をそんなイメージトレーニングで乗り越えられるって、ほんとメンタル強すぎるw

元祖・リア充グループキタ━━━
なるほど、今回はこういう話なんですね。
このまま学食ぼっちあるあるで終始してしまうのかと、ここまでちょっと方向性が見えていなかっただけに、
このシーンはすごく興奮しました。
この4人が揃ったのも随分久しぶりですからね。2年になってからあったかなあ。

WWWWW
おいw セルフイメージが実体化してるじゃねーかw
これをネモが見つけたかと思うと、2倍増しで笑えますねw

ここはいつもの人懐っこい「天使」のネモですね。
この屈託のない笑顔がもこっちを苦しませるわけですが、
少なくともここでのネモに悪意はまったくありません。
まあでも、この展開は「痛い」ですよねw
もこっちの胸の痛さが読み手にも伝わってきそうないたたまれなさです。

ちょWWWWW黒の淑女さんwwwww
鼻からうどんを出しながらも、なんとかセルフイメージを保とうとしている感じが最高に笑えますw
ていうか「それゆえに近寄り難い存在」じゃなかったのかよw

まだ「黒の淑女」のままwww
普通に相席にされているし、もはや完全に設定崩壊なんだがw
それにしても清田って何かにつけ、もこっちを気にかけていますよね。
1年の時の席替えで一緒になった時にも最初に声かけたのもこいつだったし。(コミックス3巻所収「喪19モテないし二学期が始まる」)

WWWWW
さすがに、もはやイメージを保てなくなったかwww
にしても、いつもよりさらにひどくなっているんだがw
“蜂女”を通り越して、これじゃあ“蛇女”ですw

イメージの中で生きられないとなったら、こんどは機械になるのかw
てか、それで乗り切れるんだw なんども言うけどメンタルすげえなw
うどんをすする機械と化したもこっちは確かに「ヤバい」ですねw
こんな食べ方だとまたむせるぞw
ただ、清田がいう「ヤバい」はどうもニュアンスが違うようです。

清田って本当に“いいヤツ”なんですよね。
なんともさりげないフォローじゃないですか。
普通だったら、仲間内だけで盛り上がるところを
彼はすごく全体の空気を見ているというか、
おちゃらけつつも常に気配りを怠らないタイプなんでしょう。
まあ相席してもらった手前もあるでしょうが、
もこっちが「うどんをすする機械」になっている様をちゃんとわかっていて、
なるべく彼女が居心地のよい空間になるようにさりげなく話を振ってくれているわけです。
しかも、それが全然不自然じゃないんですよね。

人の好意をそういう捻くれた風にしか取れないからお前はぼっちなんだよwww
……と言いたくなるようなくずっちぷりですよねw
でも、私にはこの気持ちすごくよくわかるんです。
(それはお前もくず思考だからだろと言われると返す言葉もありませんが)
実際、私の周りにも清田みたいな“いいヤツ”がいましたもん。
清田みたいな人ってけっこうリアルな存在なんですよ。私の経験からすると。
実際にこういう誰もが心地よい時間を過ごせるように常に気を使っている聖人みたいな人っているんです。
でもどんなにいろいろフォローしてくれても、話題を振ってくれても
かえってイヤミにしか思えないこともあるんですよ。
もちろん、本人にまったく他意はなく、純粋なやさしさだということは百も承知の上でです。
で、今度はそんな風にしか受け取れない自分に対して自己嫌悪に陥ってしまうんですよ。
もうこれは完全なる悪循環ですね。
例えばここでも、「俺も一人で食いたいけどヘタレだから」という言葉にひっかかってしまうんですよ。
いや、自分は別にポリシーあってのぼっち飯じゃねーんだよ。
ヘタレとかそういうことじゃねーんだよ。そういう崇高な精神あっての行動みたいな言い方すんなよ、よけい自分が惨めになんだろ!
……とまあこう思ってしまうわけなんですよw
性格捻れてんな、と思いますよ。いやなヤツだと思いますよ。
それに比べてあなたはなんていいひとなんでしょう、と思いますよ。
で、そんなことを考えて、さらにいじけた人間になってしまう。
まあ最悪のスパイラルですよねw
だから、このシーンはもうすごく共感できます。
「ハハハ…」という愛想笑いも含めて、この「痛さ」に激しくシンクロしてしまう自分がまたやるせないですけど。

ああ、懐かしいですよね。
1年の2学期の間だけだったし、席替えの話以降、ほとんどクローズアップもされなかったんであまり意識していませんでしたが、
ある意味、これはこれで一つのグループだったんですよね。
なぜか清田の隣のイケメンだけ戦力外(笑)されましたけどw(鈴木でしたっけ)
それにしても、清田のコミュ力はハンパないですね。
会話のコントロールとか完璧ですよ。
大学でもなんか大きなコミュニティ作って、注目浴びそうなタイプですね。

ちゃんと、清田の真意をわかっているもこっちw
そうなんです。気を遣われることがプレッシャーになるんですよ。
この感覚は“いい人”にはなかなか伝わらないかもしれませんね。
ホント、相手がクソみたいなやつのほうが、気が楽なんです。
心の中で見下していればいいんだから。

ここは喪82「モテないし日常に戻る」のこのシーンを思い出しましたね。
あの時も「あいつらが悪い奴らじゃないから」といっていましたが、
本当に今のもこっちには自分以外の存在がちゃんと見え始めているんですよ。
清田の気遣いも理解していて、それゆえに、その優しさが重荷にもなっている。
で、今は一年のように羨んだり恨んだりもできないと悩んでいるわけです。
いつの間にか、もこっちはこんな風に思えるような子に成長していたんですね。

個人的今回のベストもこっち。なんて切ない表情をするんでしょうか、この子は!
思わず喪90「モテないし将来について考える」をもう一度読み直したくなりましたね。
そう、“天然ロボット天使”だったネモが、はじめて人間的な一面を見せてくれたあの記念すべき話を。
あの話があったからこそ、彼らに対しての「今はなんの思いもないな」が説得力を持って響くんですよね。
で、ここでもこっちがネモのことを慮ることが、この後のちょっとした伏線にもなってくるわけです。

必ず、一度は聞かれる質問ですよね、これ。
普段何してんのって、そんなアバウトさで聞かれても返答に困りますよw
私もこういう質問にいつも悩まされるんですけど、
けっきょく、「本読んだり音楽聴いたりまあそんな感じ」としか答えられない自分に落ち込むんです。
面接で「趣味は読書」っていうようなもんじゃないですか。私は何も考えていません、というようなものですからね。
で、「へえ、今は何読んでんの?」と続けられて、さらに追い詰められるんですよw
まさか、初対面の人に「今は『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』が面白いね」って言えるわけないじゃないですか!

「声優希望」=「アニオタ」というのはちょっと乱暴だと思いますけどねw
中には洋画吹き替えとかナレーションに憧れて、という人もいるでしょうし。
でも現実問題として、今声優を目指そうというのは、
普通に考えたら、そういう「裏方」ではなく、華々しい「アイドル」系なんでしょうけどね。
まあそれはともかく、ここまでの流れが素晴らしいですね。
もこっちの心の動きが、すごくわかりやすい形で描かれています。
なんというか自然なんですよね。唐突感がないというか。
「リアルが充実」しているやつらに「ネット アニメ 漫画 ゲーム」の話をしても無駄だろう。
でも、彼らだって何も考えずにただ楽しく毎日を過ごしているわけじゃなさそうだ。
そうだ、あのときのネモだって……
本当に手に取るように見えてきますよ。

ここでネモに対して“カマ”をかけるもこっち。
彼女もいろいろ考えていますよね。
こういったところにも彼女の成長の跡がうかがえます。ちょっと読みが甘いですがw
で、それに対するネモがw
「へーーー…」www
まあ、これは予想通りの反応ですよねw
三者面談の話の時にあれだけ「声優希望」を隠そうとしていたネモなんですから。
逆に、ここで変に食いつかれて「本当に?私もアニメ大好きー」とかやられたら彼女にちょっと幻滅してしまいますよ。
だって、それだったらネモは「人間」じゃなくって、意志のない、単なる「天然天使」ロボットだったということになってしまいますからね。

ほらw
絶対こういう話の流れになるんだってw
ていうか、俺の「面白さ」とお前の「面白さ」は必ずしも一致しないだろ!
なんで初対面のお前に俺の嗜好を暴露しなくちゃいけないんだよ!
その前にお前の嗜好を聞かせろよ!それに合わせた答えを考えるから!
……あれ? なんだかすみません、なんか私情が混じってしまいました……
まあ、なんだ、人に自分の趣味を話すときには、
まず相手の指向性を探ってからにしましょう!

WWWWW
もこっちも気づけやw
あんまりこの話題に深入りしたくないんだよw
この反応をみて、会話の方向転換ができるようになれば
もこっちも立派なコミュマスターになれるんだけどなあ。(そうか?)

ほら、止めないから話が余計にまずい方向に進んじゃったじゃないかw
清田も「いい奴」すぎて引くわ!
「夢いっぱいで」ってwww
これが“皮肉”じゃないってんだからピュアすぎんだろ……
どうもこの辺は、ネモのほうに感情移入して「痛く」なってしまいます。
にしても荻野って「オギー」って呼ばれていたんですね。
もこっちはそんな呼び名したことないですから、
ひょっとするとこのグループ界隈のみのマイナーネーミングなのかもしれませんが。

どうもネモは、みんなにバレたくないというより、「岡田に知られたくない」のような気がしますね。
結果的に岡田にバレてしまうから、クラスのみんなにも内緒という感じがします。
ネモは岡田と特につるんでいますが、
ひょっとすると、彼女に対して何かコンプレックスがあるのかもしれません。
ていうか、岡田がここまでもこっちに一切無反応というのも怖いなあw

清田の空気の読めなさ加減w
ネモの「困ったような笑顔」で少しは察しろや!
それにしても、彼女も荻野には困っているようです。
これはもこっちと思いを共にするひとつのきっかけになるかもしれませんね。

WWWWW
まあ、きっかけを作ったのはどう考えてもお前だろうなw
直接アタックしたわけじゃないけど、絶妙なトスだったわけだしw
このときのネモも、ちょっともこっちに対してイラとしていたのかもしれませんw

え?どういうこと? もこっちいったい何をするつもりなんだ?
正直、ここはかなりドキドキしました。
「私はネモと違って」
主語こそ自分になっていますが、ここでのもこっちは明らかに「ネモのグループ内での立ち位置」を心配しているわけですよね?
要するに、主語を入れ替えて訳してみると、
「ネモは私と違って、これからもこいつらと絡んでいくんだから」
こうなるわけですよ。
すごくないですか?マジで。
もうこの辺から、読みながらずっと、すげえすげえマジすげえと念仏のように口にしていましたよw
(一応言い訳すると、人前では読んでいませんよw)

もこっちがまさかの「自己犠牲」!
彼女がここまで人間的に成長するとは……
思わず、「俺ガイル」の比企谷八幡か!って思ってしまいましたよw
でも「かもしれないな…」とか「本気じゃないけど」とか付け足しているのが彼女らしくって好きですw
ていうか、そうでなくっちゃもこっちじゃないですよね。
あと、ネモの驚きようも注目ですね。
もこっちが自分をかばってくれたことを気づいたのでしょうか。
あれ? でもネモって、もこっちが自分の声優希望を知っているって知りませんよね?
となると、この驚きはどう捉えたらいいでしょうか?
うーん、この告白を嘘だと思うか本当だと思うか、それによって彼女のもこっちに対する感情も変わりそうな気がします。

WWWWW
ここが個人的今回の一番笑ったシーンですねw
まあ言っていることは間違ってはいませんけどねw かっこ内を言っていないだけでw
それに確かにプロ声優だしなw
でも、あれを「制作」というのはちょっと問題あるだろw
それにしても、咄嗟にこういう切り返しができるのももこっちのすごいところですよね。
こういうところをうまく使えば、マジでこのグループでもやっていけると思うんだけどなあ。
あと、ネモの伺うような表情もなかなか興味深いです。
自分から話題が逸れてホッとしているのと、もこっちの真意を訝しんでいるのと、両方混ざった感じなのでしょうかね?

一応ことわっておきますが、これは「わたモテ」のいちシーンですw
決して、学園ホラーものではありませんw
いやあ、今回の「個人的ベストシーン」はすごく悩んだんですけど、
やっぱり、結局はここですねえ。
もう震えましたよ。
壁へのもたれ方とか
や
この一言とかね。
怖いんじゃないんですよ。むしろ感動したんですね。
なんというか、ネモが初めて本当の姿を見せてくれたことに感動したんです。
きっと彼女は地上に降りた天使で、その正体は誰にも知られてはいけないんですよ。
何かの任務があって、それを達成するまでは「天然キャラ」を貫き通さなくてはいけない。
だけど、ふとしたときに、自分の本当の姿をバラしたくなってしまう衝動にかられてしまう。
そんなときに、自分の正体に気づいたかもしれない「黒の淑女」と周りから避けられている一人の少女に出会う。
天使・ネモは黒の淑女を警戒しながらも少しずつ心を許していく……
……なんかそんな中二丸出しの妄想が暴走しそうなくらい、心に焼き付いたシーンですね。
それにしても、ネモはずっともこっちをここで待ち伏せしていたのか……
そう考えるとやっぱりちょっと怖いかもw

まず、自分のアニメの好みから入るところがすごいですよね。
こういうちょっとした演出をしっかり押さえるのが「わたモテ」のすごさなんですよ。
普通のマンガだったら、まず、もこっちを牽制するようなセリフをいれますよ。
「昼休みのアレってひょっとしてさ…」とかね。
でもネモは、そんなことよりも、何よりアニメの話題に飢えていたんです。
それも取って付けたような共感コメントでお茶を濁すようなものではなく、ちゃんと本音を言い合えるような会話を。
そう、昼間のあの時、実は
「えー私は『進撃の屍』みたいな殺伐としたものより、もっとほんわかした日常系の方が好きだなー」とか語りたかったんですよ。
そう考えると、すごくいじらしく感じませんか?
ここでのネモの第一声が、自分のアニメの嗜好性だったという事実はかなり大きな意味を持っているような気がしますね。

うん、これは怖いw
妙に上目遣いなところも、ネモの顔だけに影が落ちているところも含めてこれは怖いw
ていうか、わかっていたんだ。
もこっちがネモの「声優希望」を知っていたかまではわかっていないかもしれませんが、
少なくともあれは“カマ”掛けだったということはわかっていたんですね。

なんとも意味深なシーンです。
体はほぼ暗がりの中で、足の半分だけ明るい場所にでている
ギャグマンガであまり変な深読みは無粋かもしれませんが、
こんなシーンを描かれたらやっぱりいろいろ考えてしまいますね。
「勇気を出してまず一歩」
表紙のこのキャッチも実はこの辺を意図しているのかな、とか。
昼間のもこっちのアレはその「一歩」だったのかなとか。
でも、まだ体はほとんど闇の中なんだなとか、
もう次から次へと取り留めもない考えが浮かんできてしまいますw
セリフもいろんな解釈ができそうですよね。
「あまり他の人の前でアニメの話をするの好きじゃない」
ということは、昼間のもこっちのこともディスっている?
それとも、自分もかつてそういう話をして何かトラウマにでもなるような反応をされた?
「私が一人の時にしてね」
今度二人だけの時にアニメの話をしようよ、と誘っている?
たまにはリア充グループとは違う関係性も築きたいのかも?
ネモのグループ内での微妙な立場もいろいろ想像してしまうくらい、奥が深いシーンだと思います。

闇から光の方へ去っていくネモ。
この辺もいろいろ考えたくもなりますが、
それにしてもあんなに真っ暗なところで待ち伏せしていたのかよ!
放課後、岡田らともつるまずに一人もこっちをここでただ待っていたかと思うと、
なんかゾクゾクしてきますよw(わりとヤンデレ属性もあるもんでw)
もこっちの呆気にとられた表情もまた魅力的!

というわけで、もこっちはまたここで、ネモにひとつの真実を教わったわけですw
しかし、「今のままが一番」ですか。
これをネガティブにとらえる見方も多分あるでしょうが、
やっぱり私は、これをもこっちなりの「成長」と考えたいですね。
いやあ、いつも以上に長々とここまで語ってきましたが、
もういまだに興奮冷めやらずですね。とにかく、冷静に読めないほど“熱”に当てられっぱなしでした。
ちょっと意外かもしれませんが、わたモテ最大の転換期であった、喪79「モテないし自由行動する」のときを思い出しましたね。
(考えてみれば、喪79の更新日は2015年6月4日、ちょうど1年前だったんですね)
あの時も読んでいて、むちゃくちゃ興奮していたんですよ。
この高揚感は1年前のアレ以来かなという気がしたんです。
それに、今回は本当に久々の「痛い」話でしたからね。
喪79も結末を除けば、基本「痛い」話だったじゃないですか。
そういった意味でもなんだか共通点があるような気がしたんですね。
ただ、あのときは興奮と同時に「不安」も感じていましたが、
今回はそういったのは皆無なんですよ。
「この展開でこれからのわたモテはどうなるんだろう」といった懸念を全く感じないんです。
あるのは、今後への期待とはやる気持ちばかりですね。
今回で注目すべきことはやはり次の二つでしょう。
ひとつはもこっちの人間的な成長。
そしてもうひとつが、ネモの本当の姿。
もこっちの今回の言動はやっぱり驚きとともに感動しましたね。
困っているネモにちゃんと気づいて、自分を犠牲にしてかばったわけですから。
まあこれがコミなんとかさんだったら、暴露合戦になるんでしょうけどw
で、もこっちのそんな一面を引き出してくれたのが「人間」ネモだったわけです。
そう、「天使」のままじゃ、もこっちはあの言葉を口にしなかったでしょう。
ネモのずるいところや弱いところをちゃんと見たからこそ、
そしてそれはどこか自分と似ていたからこそ、
彼女はあんな行動に出たのではないでしょうか。
ラストのネモをどうとらえるかも色んな見方があるでしょう。
もこっちに対して釘を刺しに来た「闇」の部分と、
一緒に好きなことを話したいね、という「光」の部分と両方あるようにも思えます。
でも、それが「人間」ですからね。
全くの善人もいませんが、完全な悪人もそうそういませんから。
単純に割り切れない複雑な要素を持っているのが人間なんですよ。
最後2ページはその辺もすごく印象的に描かれていました。
影が落ちている部分と日が当たっている部分。
これらの描写はもちろん意図的なものでしょう。
もこっちがくずなだけではないように、
ネモも天使なだけじゃない。
きっとそういう意味も込められているのではないでしょうか。
「わたモテ」という作品は今、とてつもない領域に入り込みつつあるのです。
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