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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪90~二部構成が光った重要情報満載回~

さて、1月7日に更新された「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」ですが、「特別編6」などではもちろんなく、普通に喪90として公開されました。(当たり前だ)

それ自体は予想通りというか、むしろ当然の流れなのですが、
いくつか、注目すべき重要な情報が見受けられましたよね。

今回はその辺も踏まえながら、ひとつひとつ見ていきたいと思います。

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まず、ここでのポイントは作中の時期ですね。

「11月に三者面談あるから」
荻野のセリフから、この時点で季節はまだ11月になっていない、ということがわかります。つまり今は10月末、体育祭が行われたのもたぶん、10月初旬から中旬くらいだったわけですね。

長かった修学旅行編も終わって、現実の季節と作中の時系列が重なってきましたし、
前回の「特別編5」で2年目のクリスマスに突入したこともあって、
なんとなく今回の更新も、現実に合わせて「正月」編かな、漠然と予想していたのですが、こうなると、基本的にリアルタイムとは関係なく話が進んでいくことになりそうです。



しかし、考えてみると、2年の2学期が始まった喪67「モテないし姫になる」から、まだ2か月弱しか経っていないんですよね。ちょっとびっくりですよw
作中ペースが「よつばと!」化してきたというか、下手すると1話で1日ペースになりかねませんねw

あと、もこっちが言及している“1年の時”ていうのは、喪31「モテないし中二病でも…」(コミックス4巻所収)のことですよね。
あの時は文系理系という話だけで、具体的な話はありませんでしたが、
今回は「希望の学部」だの「三者面談」だのと、なんだか“生々しさ”を帯びてきたのが印象的です。

ああ、いよいよ、高校生活も後半戦突入かと、ちょっと感傷的にさせられますね。

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リア充の会話の後ろには、いっつも彼女がいますよねw

なんていうか、“てく てく”が実にいい味わいを醸し出しています。
『別に気にしてなんかいないよ~、ただ歩いているだけだよ~』というニュアンスがこちらにも伝わってくるんですよねw

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まあ、ネタだと思いますよね、普通は。
「おヨメさん」って幼稚園児くらいの子が言いそうなイメージですよ。

オムニバス回の喪84『すっきり』でも触れましたが、ネモって本当にどこまで天然でどこからが計算なのか、いまだにキャラがよくわかりません。
いくらなんでも気のおけない仲である岡田に対して「将来はおヨメさん」って、これじゃあ単なる頭の弱い子じゃねーか、と正直この段階では思ってしまいましたw

ところが、このネモの受け答えはこの後の大きな伏線になってくるんですよね。
本当に一筋縄ではいかないというか、とらえどころが難しいキャラです。

それにしてもネモって、1年のときは単なるリア充グループのひとりという感じで、モブ扱いに近い感じだったと思うのですが、
2年生進級一発目の喪39「モテないし自己紹介する」(コミックス5巻所収)から一気に重要なポジションになった感じがあります。そして、あの時からもこっちの環境が徐々に変わっていったわけですよね。(荻野とかw)

今回の話もひょっとすると、あの自己紹介のような意味を持つというか、
今後の大きな変化の布石になってくるのかもしれません。

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というわけで、今回は「モテないし将来について考える」
ネモの発言がきっかけになって、もこっちは「自分の将来像」について考え始めます。

確かに「結婚」とか「出産」とかそういった方向の発想は今までなかったですよね。
喪63とかでは、「弟に一生養ってもらう」ニート姿を想像したりしていましたがw

ここで、「恋愛」ではないにしろ、まず相手ありきの将来像を描き始めたというのは、さらに話が動き始めたなという気にさせられます。

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いつもの“おめめキラキラ”系の美化じゃない分、妙にリアルに感じられてドキッとさせられる“人妻もこっち”。

前回の「特別編」に出てきた5年後の想像図よりも、ちょっぴり大人の色香があるというか、正直エロいですw

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うーん、世の鬼女に反感を呼びそうな想像図ですねw

つーか、今時専業主婦で、姑問題やママ友問題とも無縁の気楽な毎日って、それこそ「武器商人になる」レベルの絵空事だと思うんだけどなあw

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「主婦の仕事に対して想像力がないだけで」
うん、ちゃんと自己分析できているだけ、もこっちは偉い!

けっきょく、モデルになるケースが自分の親しか知らないというのが、すべてですよね。
例えば小宮山さんの家庭事情とかも彼女にはピンとこないのでしょう。

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おお、武器商人やら弟に養ってもらうやら、そんないわゆる中二病的なアレから随分進歩したじゃないか、もこっちw
子育ての不安なんて、そんな地に足がついたことを考え始めるとは!

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wwwww
もこっちの血、濃すぎるだろw

ほとんど、マスコットキャラみたいな左右対称なデザインが笑えますw

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この巨乳情報、いるかあ?w

でも、やっぱり胸のことを気にしているんですね、もこっちも。
ゆうちゃんへの異常な欲情とかもその辺のコンプレックスも影響しているのかもしれません。

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けっきょく、子どもがいてもいなくてもやっていることは同じじゃねーかw

赤ちゃんがなすがままというか、泣きもしないし、ほとんどぬいぐるみみたいな扱いなのが、またもこっちらしいですね。
要するに、「子育て」のイメージがないんですよ。
リアルな問題として、自分の子どもを育てる、という実感がまだ持てないんでしょうね。

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想像の中でも叱られるもこっちw

自分のイメージが「子育て」として間違っている、ということはなんとなくわかってはいるんですよね。その辺ももこっちらしいというか、憎めないところです。
(それにしても、結婚してもお母さんに頼りっぱなしがデフォなのね……)

まあ、それはともかく、ここはなんといっても
「オギャー オギャー ウギャー」でしょうねw
想像の枠を超えて、あきらかに現実から聴こえてきているぞwww

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絵面だけみると、秋のさなかに一人物思いにふける少女といった感じで、ちょっとキュンとさせられるシーンではあるのですが、
とにかく思っていることがひどすぎるwww 三者面談でニート宣言ってwww

廊下を行き交う人たちも、まさかこの子がこんなことを考えているとは思いもしないだろうなあ……

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えーと『夢いっぱい』っていうんでしょうか、こういうのもw

あと、「大人になって実現可能な現実的な夢」というのがもういろいろと凄すぎる……
まあ確かに「武器商人」「傭兵」に比べれば相対的にはそうなのかもしれませんが……

うーん、やっぱりあんまり進歩していないというか、いまだ「中二病」発症中な気もしますね。

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わたしも「高校生の将来の夢ランキング」で検索してみたのですが、これマジのやつなんですね。
本当に今の高校生って安定志向というか、基本守りの姿勢なのがよくわかります。

まあこういうのも、評論家が分析すれば「先が見えない不透明な社会で希望が持てない今の若者」とか言いそうですが、所詮はこれ、いち民間企業のアンケートサンプルですからね。
真面目に答えているとは限りませんし、こういう数字だけで世代をどうのこうのと斬る姿勢こそが、若い人の「希望を失わせる」理由にもなるんじゃないの、とも思ってしまいます。

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久々のもこっちゲロw
そういえば、初期のもこっちってゲロ属性がありましたよねw

しかし、傭兵とか言っている割にグロ耐性がないとか、もうへなちょこ過ぎて笑ってしまいますね。

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なんか薬剤師のことを単なる「薬店の販売員」と勘違いしていないか?
一応、資格制度のある専門家だし、それなりにやりがいもある仕事だと思うんですけどね。

この辺はやっぱり、まだリアルに「仕事」に対する意識が持てない今の高校生を象徴しているなとは思います。

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えーすみません、これが今回の個人的ベストシーンですw

しょぼーんプリントの「ともこせんせい」が、幼児とただ無言で無表情に見つめあっているだけなのに、なんだか妙なおかしみがあるんですよねw
「好きでも嫌いでもない」というのもちょっとわかるというか、もこっちならそうかもと思わせます。



さて、ここから時は流れて、話は一週間後に飛びます。

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はい、ここからがいわば『第二部・三者面談編』の始まりです。

それにしても、とにかくリア充・加藤のお母さんがむちゃくちゃ美人ですねw
モデルさんみたいじゃないですか、これ。
まあ、この親にしてこの子ありというか、こういうお母さんだとおしゃれにも敏感になるんだろうなと思わせますね。

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さて、このシーンですよ。

“学校”という舞台で、もこっちの母親がいるというこのシチュエーション。
ちょっと不思議な感じがするというか、正直びっくりしましたね。

まあ「三者面談」なんですから当然の場面なわけですが、どうにも現実感がないんですよ。ショックというわけでもないんですが、「ああ、わたモテの世界でもこういうリアルな段取りが存在するんだな」としみじみ感じてしまった一コマでした。

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そして、さらにこのシーン!

そう、母親と荻野の初対面ですよ!!もう、初めてこのコマを見たときには思わず叫びそうになってしまいましたw
それこそ、「うわああああやめてくれええええ」って、あの喪69の悪夢がまた蘇りそうになりましたよ。

そりゃ、冒頭で「三者面談」という言葉が出てきた段階で、当然予想されるべき展開なのは百も承知なんですが、それでも実際にこういう場面を目にしてしまうと、すごくドキドキしてしまうんですね。

だって、あの荻野ですよ? 2年の始め、「あいさつ運動」(喪42「モテないし何気ない日常を送る(2年生)」コミックス5巻所収)で、公開処刑をしたあの荻野ですよ?
喪69の班決めで、「黒木が組んであげるってー!!」とやったあの荻野ですよ?

いったい今度は母親の前で何を言い出すのかとどうしても身構えてしまうじゃないですか。(でもよく考えてみれば、子どもの担任と親が、これまでに一度も顔を合わせていないというのも変な気もしますけどね)

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見てくださいよ、この何も考えていなさそうな笑顔!
もし、母親に対してもああいうデリカシーのない発言をされた日にゃ、もこっちはもう立ち直れませんよ、きっと。

というわけで、ここまで読んだ時点ではもう不安しかありませんでしたね。あれ以上の「痛さ」は勘弁してくれと。

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娘の頼りなさを焦れたように心配するお母さんが印象的です。
本当に普通のいい母親なんですよね。わたモテの中の数少ないの良心、という気がします。(両親だけに)

さて、そんな「将来のことについて何も考えていない」もこっちを目の前にしても、
母親の手前でしょうか、荻野はいつものように、もこっちを追い詰めるような言動はしません。

それどころか、「声優になりたい」というある具体例をあげて、的確な選択の仕方を指南するわけです。

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ポンコツwww まあ否定はしないけどw
(もこっちが本気で驚愕しているのが笑えますw)

ここは意外な荻野の一面を見た気がしましたね。
「演劇を勉強できる学部やそういったサークルが盛んな大学を薦める」とか、体育教師とは思えない(失礼!)いいアドバイスだと思います。
精神論を振りかざしたり、頭ごなしに否定するのではなく、生徒の自主性を尊重しながら、人生の先輩として現実的な道筋を提示する。

お母さんも「この先生は信頼できる」といった感じの表情をしていますよね。

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まだ驚くかw つーか、「なりたい仕事1位」って別に荻野は知らないと思いますけどねw

ただ、ここからですよ、問題は!

「続いて、学校での生活ですが……」

進路指導だけかと思いきや、やっぱり!と思うじゃないですか!
もうここから次のページを見るのが本当に怖かったというか、勇気が要りましたね。

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「真面目で授業態度などは特に問題ない」のか……
確か、“ち●こに詳しい黒木さん”と一部女子に一目置かれたきっかけって、荻野の時だったと思うんだがw

まあそれはともかく、、やっぱりもこっちも何を言い出すかと心配してしまいますよね。いつも余計なことばかり言ってばかりですしね。

で、そんなもこっちの視線に気付いたかのような荻野……。

正直ここは、今回で一番緊張が走るシーンでした。


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WWWWW ブッフォッォwwwww

……いやあもうね。

喪88の「黒木智子となかまたち」のときに、もう電車の中でわたモテを見るのはやめようと決意したのにもかかわらず、またもや電車内でリアルに吹き出してしまいましたよ……(それも盛大に!)

だって、今回はあまりに時間がなかったんでしょうがなかったんですよ。
木曜日はネットを見る暇もなく、寝落ちしてしまいましたし。
更新されたわたモテを一日半もほっとけるような自制心は私にはないんです!
家に帰るまで我慢できなかったんです!
そんな私をだれが責めることができようか!(いやできない)

……まあ、それはともかく、ここが今回、一番「爆笑」したシーンに間違いないです。
もう、見るたびに、ずっと笑っていられますねw
(しかし、見れば見るほどムカつく表情だなw)

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はい、ここでまた一つ、重要情報が出てきましたね。

『え!? そうなの智子?』ですよ。

今まで、もこっちの“ぼっち”境遇について親はどう感じているのかという話題が、けっこうファンの中でも議論されてきたかと思いますが、ここで一つの結論が出ました。

そう、「そもそもぼっちであることを知らなかった」です。

個人的には正直、ちょっと無理があるというか、あまりに節穴すぎないか?という気もします。
特にお母さんはもこっちのことを優しく時に厳しく見守っている、本当にいい母親だけに、本当に気づいていなかったのか?という疑念は残ります。

まあそれはともかく、やっぱり「余計なこと」を言ってきましたね、荻野は。

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これはつらいですよね。
ここで担任の言葉を否定するのもおかしな話ですし、なんていったらいいのか、言葉が出てこないのもしょうがないと思います。

さて、荻野の話にはまだ続きがあるようです。
さきほどの“アイコンタクト”(笑)から考えても、何かありそうですが……

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うっわwww

もこっちの青ざめた表情がもうすべてを物語っていますねw
やっぱり荻野は荻野だなあw

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WWWWW

自分からもやめろと言わせてくれ、マジで笑いが止まらないwwwww

もう、荻野のこの「バチン」は、うっちーのアンジャッシュネタばりに外れ知らずの定番ネタになりそうですw


……さて、そんな「三者面談」も終わり、話は翌日に飛びます。

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この頬杖ついているもこっちはいいなあ。今回のベストもこっちですね。

将来のことよりも現在のことを心配された、というセリフも印象的です。
やっぱりいいお母さんだなあw
もこっちがどうごまかしたのかもちょっと気になりますねw

あと、「私の将来よりも声優目指している奴のほうが気になる」というのが、もこっちらしくてまたw
「このオタクじゃないよな…」ってお前それ声に出してるだろwww聞こえるぞwww

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ここで再び、冒頭と同じシーン。
そして、またしても“てく てく”がw

まあこの時点で、あれもしかしたらと思いますよね。

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うっわwww 

もこっちだけじゃないんだ、こういう空気の読めなさ加減ってww

ネモのこんな表情、初めてなんじゃないでしょうか?

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はい、ここでまたしても重要情報。

そう、冒頭の「おヨメさん」発言に、カモフラージュの可能性が出てきたわけです!

これは本当にすごい展開ですよ。
ついにネモの本性が露呈するかもというところですからね。

つまり、彼女は単なる天然でも「天使」でもなく、リア充グループに身を隠す“隠れオタク”的なメンタリティーをもったキャラなのかもしれないわけです。
(だって、岡田に対してのこの表情!)
ずっと、その正体がよく見えてこなかった“ネモ”というキャラが、ここにきてようやく肉付けされてきたというか、すごく親近感を抱きましたね。

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このネモはいいですね。なんか、「天使」なんかじゃない「人間」としての彼女を初めて見たような気がします。

こういう困ったような怒ったような笑顔って好きなんですよ。
ちょっと竹中直人の往年のネタ「笑いながら怒る人」を彷彿とさせますw

後ろでさりげなく、一部始終を眺めているもこっちも興味深いですね。
このやり取りをどういった気持ちで聞いているのでしょうか?

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だからそれやめろってwwwww

いやあ、すげえな荻野と本気で思いました。
ここまで周りが見えないというか、自分のやり方にとにかく絶対的な自信を持っているというのはある意味尊敬します。
ネモももう何も言えないわなw

つーかなんだ、その「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」みたいな言い回しはw
けっきょく言っちゃっているじゃねーかwww

きっと自分は、生徒の気持ちが理解できて融通も利く教師(でも締めるときは締める)的な感じで、イケていると思っているんだろうなあ……(ああ腹立つw)

もうなんというか、逆にちょっと、荻野というキャラが好きになってきましたよw

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「みんな結局人には言えない夢を持っているんだな」

今回の話で、もこっちはネモにいろんなことを教わりましたね。
本当にそうなんです。誰だって、人には言えない秘密をひとつやふたつは持っているものなんです。
それはリア充と言われる人たちも同じで、傍目は何の悩みも屈託もないように見えても、
一皮向けばそれはもう、カオスというかなんだかよくわからないドロドロしたものを抱えているものなんです。そしてきっと、それが「人間」というものなんです。

あと、荻野にもいろんなことを教えてもらいましたよねw
「やっぱり学校の先生はクソ」とかw

ひょっとすると、今回のネタって、高校生の将来の夢ランキング」を見た谷川さんが、「なりたい職業1位が学校の先生?嘘だろ」と感じたところから思いついたネタなのかもしれませんw



はい、というわけで、「将来について考える」回だったわけですが、
もうチェックポイントがあまりにも多すぎて、何から語ればいいのか悩むほどでしたw

作中内の時間の流れの問題。
初めて現実的で地に足のついた将来像を想像してみるもこっち。
母親と荻野の初対面。
荻野の意外な進路指導方法と定番ギャグの誕生(笑)。
もこっちの「現在」を知らなかった母親。
そして、ネモの本当のパーソナリティー(?)。

はっきり言って、これらそれぞれ単独エントリーとして、ひとつひとつ考察していきたいほどですよw

あと、面白いなと感じたのは、
前半と後半で2部構成になっていたことですね。

1P~5Pまでが「もこっちの将来想像」パート
6P~11Pまでが「三者面談」パートと、すごくわかりやすい構成になっていたのが興味深かったです。

で、前半後半ともに、ネモの行動にもこっちは振り回されるわけですよ。
最初は「おヨメさん」発言を踏まえて、中学の時のような夢じゃなくもっと現実的な将来を、と考えるわけですが、
後半には「声優になりたい」で、「なんだ人には言えないような夢も持っていいんだ」となるわけです。

この構造がネモの自身のキャラクターとしての肉付けと相まって、すごく奥深い内容になっていたという気がしますね。
彼女がもこっちにやたら興味をしめしていたのも、そう考えるとちょっと意味がありそうですし、今後もネモには要注目でしょう。

あとはもう、荻野ですねw
教師としては最悪だと今でも思いますが、わたモテのキャラとしてはすごく魅力的になりました。もう彼女が「バチン」とやるだけで笑えそうですw

今回は登場しませんでしたが、シャカ子や吉田さん、うっちーに小宮山さんの進路も気になりますし、
今後、話が進んで3年に進級したりすれば、今度は「進路編」といった大きな物語がまた始まるのかもしれません。


 
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No title

更新お疲れ様です。
今回、個人的に一番印象的だった所は「最近までぼっちだったことバラされただけ」というもこっちの台詞でした。
実際は今でもぼっちと感じていて、荻野のフォローに対してのみ言っている可能性もありますが、もしかしたら、単にもこっちが今の自分をぼっちじゃないと思っている可能性もあるので。
ネモとの会話、小宮山さんとの再会、修学旅行で仲良くなったクラスメイトと、段々ぼっちを卒業してきている感じがしますが、最近はもこっちの台詞上にもそれが現れてきている気がします。
前回特別編の「一人でいる奴って人間的に問題あるんじゃねーの」という台詞も一見ただのギャグですが、1年生時のもこっちからは出なかった台詞だと思います。

ネット上ではもこっちが成長していないという感想をよく見掛けますが、私はそうは思いません。
ぼっち関係以外にも、以前は雲の上の存在だと思っていたリア充達を理解しようとしたり(今回のネモもその材料になるかと)、他人に感謝の心を持たなかったのに前々回小宮山さんを弟の部屋に入れてあげたり。
ゆっくりだから気付き難いだけで、着実に成長していっているのではないでしょうか。

No title

忙しい中での更新お疲れ様です
自分はネモ大好きなんでもう今回それだけで狂喜です

ゆうちゃんはもこっちの言動が理解できない、
もしくは理解できないけど面白がってる、ってキャラですけど
思えばネモは最初からもこっちの自己紹介の面白さを理解してて、
なおかつその後スベった空気もちゃんと理解してるんですよね

だから単なる天然とか不思議キャラじゃなければいいのになー、
でも最近ちょっと不思議ちゃん方向に行ってんなー、
と勝手に色々思ってたら、
もう今回自分の想像以上のキャラを「バチン」とハメてきてもう大満足です

てか
>もこっちの母親がいるというこのシチュエーション。ちょっと不思議な感じがする
自分も同じ感じしましたw
実際自分が高校生のとき学校に親が来たらなんか不思議な感じがしましたからね
比較的リアルで大げさなネタのない漫画だけに、
それに近い感覚を受けるんでしょうかね

No title

まさかネモさんがコミュ力のある隠れオタとは思いませんでしたね。
もこっちも男性声優が好きですけど、スクールカーストの差がすごいです。

ところで私、荻野はマイナス面もあるけどたくましい教師だと思います。
もこっちに対して間違った形ではあるけど気にかけてますし、
ネモさんに対しても面談の翌日に即資料持ってきてますからね。この行動力の高さ。
ネモさんに釘さされてるのに、もこっちにさらっと言ってるあたりこいつマジかって感じは否めませんが。
遠くから見てる分には人間味があって、ビジネス的な教師よりはマシかなと思いました。

No title

荻野は基本的にはデリカシーのないダメ教師というのは
間違いないと思いますが、面談の件に関しては仕方ないですね。
三者面談で教師が親御さんに生徒の生活態度を報告するのは
当然の業務ですから。
過去にも、ぼっちのもこっちを職員室に呼んで
友達を作るように言ったり、もこっちの携帯を拾って激怒したのも
教師として正しいと思いました。

もこっちに限らず、多くの生徒にとって熱心で正しい教師なんて
ウザいだけなので、荻野もそう見えて損してる部分があるかと。
言うことやることが正しくても、
もうちょいやり方を考えろとは思いますが。

No title

みなさん、コメントどうもありがとうございます。

本当はそれぞれに返信したいのですが、
まとめてお返しする失礼をお許しください。


>1月10日のコメントの方
なるほど、「ぼっちだった」確かに過去形になっていますね。荻野の「バチン」があまりに強烈すぎて見過ごしていましたw

まあ彼女の中で意識の変化があったことは間違いないと思いますね。
「成長」をどう考えるかによって変わってくるでしょうが、少なくとも1年のときと2年のときでは周りの環境が大きく変わりました。
ネモから始まって、荻野、小宮山さん、そして修学旅行4班の人たちと、彼女に関わってくる外的要素が着実に増えてきていますからね。
彼女自身の内的要因というより、外からの変化によって変わってきているように見えるので、それを彼女自身の「成長」と考えない人もいるのではないでしょうか。

でも実際、何もないのに「成長」なんてなかなかできないものですけどね。だいたいは、必要に迫られて仕方なく適応していくものではないかとも思います。


>Oo様
ネモというキャラは個人的にずっと不思議でしたね。彼女の行動の意図が読めなかったというか、「天然」ロボットにしか見えなかった面も否めませんでした。
1年の時はそれほどではなかったのに、2年の自己紹介で急になれなれしくなったのもよくわかりませんでしたし。

でも今回で彼女の「バックボーン」というか、人間的な一面が垣間見れたことで、なんとなく彼女のことを少し理解できたような気がします。
ネモが自己紹介のときにもこっちに声をかけてきたことにも彼女なりの想いがあるとするなら、ちょっとうれしいですね。

それと、やっぱり母親が学校にいるって、なんか変な感じを受けますよねw
学校と家庭という別の空間が交わったようななんとも言えない居心地の悪さがあるんだと思います。


>すぶた様
現時点でネモを「隠れオタク」認定していいかどうかは、まだちょっと保留にしたい部分もありますが、まあほぼ確定でしょうね。
でもこれによって、今までの彼女の“不思議ちゃん”ぶりに意味を与えてくれました。何も考えていないように見えて、実はいろんなことを抱えているキャラなのではないかと思わせますよね。

荻野はまあ評価が分かれるタイプでしょうね。個人的にはどうしても好きになれませんが、彼女なりの熱意と真面目さは認めざるを得ないところではあります。
ただ、やっぱり「情熱」とか「正義」とかを無条件に信奉する人ってどうしても怖いなと思ってしまうんですよ。
彼女は自分の「熱意」や「行動」に対して盲信している感があるんで、一歩間違うと独裁者とまでは言いませんが「裸の王様」に陥る危険性がある人だなあと思います。
要するに客観性が皆無なんですね。もこっちでさえ、自分を冷静に見つめる視点があるのに。


>通りすがり様
なるほど、いろんな見方があって荻野問題はなかなか難しいですね。
別にやり方が間違ってもいいんですよ。人間なんだから、熱意のあまり暴走したり、独善に走ったりもするでしょう。それによって、生徒を傷つけることもあるでしょう。
でも、一度でいいからちょっと振りかえってほしいんですよね。彼女は「やり方を考える」ことをしないから怖いんです。

ある意味荻野って、もこっち以上に「コミュニケーション力」がない気がするんですよ。人の顔色を見ることさえできないというか。
もこっちだったらネモの困ったような笑顔の意味に気が付くでしょうけど、荻野はそういったことさえ見えないわけです。
おそらく彼女には、今のもこっちが「中のいい友達も出来て楽しく学校生活を送っている」としか見えていないのでしょう。
もこっちが今も胸の内に抱えている悩みにはずっと気づかないまま。

No title

更新お疲れ様です
最近のワタモテはもこっち以外のキャラも話の中心になっているので次は誰がメインになるのかな~っと楽しみにしていましたが、まさかの荻野先生メイン回ということで荻野先生好きの自分としては嬉しかったですね
初期のワタモテってもこっちの絶妙な感覚のズレを楽しむ漫画だったと思うんですが、もこっちが成長していくにつれてそういった面での笑いが少なくなり、ズレた笑いに関しては小宮山さんと荻野先生が引き継いでいる気がします。教育者としては良くも悪くも真剣過ぎる先生なんだと思います、野球で例えるなら150㎞のストレートしか投げられない投手というか・・・
だから、ネモやもこっちみたいな何かを隠していたい生徒にとっては敬遠したい先生でしょうし、勉強や部活をひたむきに頑張っている生徒にとっては良い先生なんじゃないでしょうか?
あともこっちの母親はもこっちが夏休みに友達と海や山やイベント(コミケ)に行ったのを知っていると思うので、友達が普通にいるもんだと思ってたんじゃないかと思います(クラス会のことも知らないでしょうし)
まあそういう考察を抜きにしても今回の話は本当に笑えました、「オギャー オギャー ウギャー」って最後はもこっちの叫びだろw
それにしても吉田さんの三者面談が凄い気になります

No title

コメントどうもありがとうございます。

なるほど……。自分も昔から後ろめたさの塊みたいな人間だからなあw やっぱりどう考えても、もこっち側の人間なんですよね。だからどうしても荻野みたいなタイプは天敵と思ってしまうのかもしれません。
ただ、「バチン」は初めて彼女が見せてくれた“隙”みたいなものを感じました。だからすごく笑えたんです。あの感じが今後彼女のスタイルになっていけば、私も少しは荻野を好きになっていくかも?

まああの夏休みのことを考えれば普通の高校生とそう変わらない生活でしたからね。この間も小宮山さんが部屋へ遊びに(?)来ていましたしw
そこだけを見れば、わからなくて無理もないのかもしれません。でも母親って、変なところで勘が鋭いものだと思うんですよね。特にもこっちのお母さんはもこっちのことをよく見ているので、娘のちょっとした言動からなんとなく把握できなかったのかなあと。

「特別編5」はちょっと笑いが少なかった感があったので、心配な面もあったのですがまったく杞憂でしたねwまだまだ、わたモテ黄金期は続きそうです!
あとは吉田さんがもうちょっと活躍してくれれば、言うことないんですけどねw
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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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