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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!特別編5~「クリスマス」回じゃない特別編~


さて、クリスマスまであと1週間となりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。(ちなみに私はクリスマスも仕事です。いいですよね、仕事があると言い訳になってw)

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」もクリスマス仕様ということで、12月17日に特別編5が更新されました。

正直、今年は「特別編」あるのかなとちょっと不安な部分もあったのですが、普通にちゃんとやってくれましたね。

去年の特別編4なんか特にそうだったのですが、ここ2年くらいの「特別編」って、ちょっとしたタイムスリップ感覚というか、「過去」をさかのぼっての「クリスマス特別編」だったと思うんですよ。
本編では高校2年生でも、特別編では「高校一年目のクリスマス」という時間感覚がすごく大事だったというか。

本編の流れは高校二年生になって少しずつ周りの環境も変わり始めても、
「クリスマス」は未だあの頃のもこっちのまま、といったほのかな郷愁があった気がするんです。

それが、去年の「特別編4」で無事(?)「クリスマス終了」となったのですから、
今年やるなら当然「二年目のクリスマス」というパターンしかないわけです。
そうすると、今度は「現在」とつながった「クリスマス特別編」になるんですね。
本編の季節感もリアルと重なりつつある今、時の流れが本編と一致してしまうと、“特別”感が薄れてしまうと思うんです。

つまり、あのクリスマス回特有のノスタルジックな空気がもう味わえないというか、
単なる「本編」中のエピソードになってしまうんじゃないかということが、ちょっと気になっていたんですよ。
いずれにせよ、今までの「特別編」とは何かが違ったものになっているはずですよね。

というわけで今年の「特別編」はどんな感じになっているのか、さっそく見てまいりましょう!


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いきなり冒頭からブックオブ。
もう何度こんな光景を見たことでしょうかw

もこっちのマフラーがすごく可愛いですね、キツネ?

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今回のベストもこっち。
アンニュイというか、大人っぽい感じでちょっとドキッっとしますね。
白い息を吐きつつ空を見上げながら歩く女性、っていうのが絵になっています。

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そんな大人の女性からのこのもこっちww
これはこれで絵になるというかまあ可愛いですけどw

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こういう“ぐるぐる目”になると、とたんに男の子ぽくなりますよね、もこっちって。
モノローグの拗ねた感じといい、手を横について足を前に伸ばしたポーズといい、
なんだか「難しい年頃の少年」的な雰囲気があります。

口がへの字になっているのがまたいい!

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これは「特別編1」、通称「バイブ回」のことですねw(コミックス2巻所収)
ここで、1年前のクリスマスを思い出すというのが、なんとも意味深ではあります。

まあそれはともかく、「クリスマスフ●ックきめる」って言い方はやめろw “オラついてる”ぽいだろ!
どうももこっちって、実はヤンキー系に屈折した憧れがあるような気がするんですよね。

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いやいや、「マシ」どころじゃないでしょ、これ。むちゃくちゃベストクリスマスじゃないですか!
しかも弟とはいえ、異性とだって一緒だしw それにこんな豪勢な寿司とかチキンとかケーキとか!

いやほんと、もこっちすごく恵まれていますよ、こんなあったかい家族に囲まれて。
一度でいいから、立ち食いそば屋でクリスマスを過ごしてみろってんだ!(あれなんだろ、目から水が…)

あと、両手でチキン食べる智貴がすごく幸せな空気を醸し出していて、逆に胸が苦しくなるほど切なくなりましたw

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いかん、マジでちょっとムカッとしてきたw
それと、このお札を数えている感じ、カツアゲしたあとみたいで怖いんですけど……

つーか、クリスマスプレゼントが現金ってなんだよそれ……
あの父親、もこっちにむちゃくちゃ甘いんだろうなあ。

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え何、今回は読み手に喧嘩を売っていくスタイルなのw
さすがに平日はやりませんが、自分も休みの日はブックオ●とか定石ルートなんですけど。

ていうか、これいつかブックオ●に怒られるぞw
水曜日のダウンタウンでも問題になったろw(ウィキペディアの「問題になった例」参照)

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あいつらとかでも……って、ちょっと「クリスマスは性なる夜」というイメージに毒されすぎじゃないでしょうかね……。
むしろ、ネモとかって、そういったことよりも気の合う友達同士でわいわいやりたいタイプでしょうに。
でもまあ、さりげなく周りのクリスマス状況を探っている感じはちょっといじらしくもありますね。

ところで、今年は「クラス主催クリスマス会」は開催しないんでしょうか?

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冒頭とまったく同じパターンww
一応、ブックオブは5時までという自分なりのルールがあるのねw

にしても、少年誌系は巻数多いからって、そこで全巻読破するつもりかよ!出版不況の大凶はお前か!

ブックオブ看板の「買え」がいい皮肉になっていますねw

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もこっちには悪いけど、まったく違和感がないわw
つーか実際、こういう人時々見かけるしw
まあ今のままじゃあ、「嫌な未来」じゃなく、「現実の続き」でしょうねw

あと、もこっちもわかっていたようでしたが、
一人ブックオブ通いしている女子高生のほうが、ブックオブ周りの客よりもはるかにヤバいと思いますw

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ブックオブの呪縛WWW

でも、このもこっちは割とイケますけどね。
ちょっと影がある女って雰囲気がいいじゃないですか。

それにしても、あのときのブックオブにいるもこっちは、“影がある”なんてもんじゃなかったですね…
今思い出しても胸が痛くなります……(コミックス4巻「特別編2」参照)

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なんだか妙に「塩対応」ですよね、このシャカ子は。

去年はクラスの子たちと遊んだというのに今年は「家」というのは、
やっぱりクラスが変わって仲がいい子と疎遠になってしまった感じなんでしょうか。
でもなんでソバカス子とは一緒に遊ばないんでしょう?まだわだかまりが残っているのかな?

まあそれはともかく、やっぱり今年のクリスマスは去年とはちょっと違いますよね。
もこっちがクリスマスの話題を誰かに振るとか、よく考えるとすごい進歩だと思います。

あと、なにげにソバカス子の名前がここで判明。真子っていうんですね。(あれでも苗字はまだわからないのか)

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年末年始は忙しいwww
なんかもこっちのヤンキーイメージって古くないですかw(あ、ヤンキー自体がそもそももう古い存在か)

でも吉田さんの予定を聞こうとするもこっちというのもちょっとほんわかしますね。

さて、シャカ子と吉田さんとも予定が合わないもこっち。
あとは誰かいるのかと模索しますが……
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「ゆうちゃんはどうせ彼氏とだろうし……他には…」とつぶやいたあと、小宮山さんの姿に気付いたもこっちのこの表情!
すごくいいシーンですよね。

シャカ子や吉田さんには予定を聞けるのに、小宮山さんには聞けない。
ここに今回の肝があるような気がします。

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今回のベストシーン。

表情をあえて見せない後ろ姿といい、「とぼとぼ」といい、放課後の廊下といった光の加減といい、映画のワンシーンみたいで心に染みるのですが、
何より、「ほら…」から始まるモノローグがいいんですよ。
この自分に語りかける感じがまさに“独白”という気がするじゃないですか。

もしかすると、今回は特別編1や2のような「切な痛い」系かなとちょっとこのときは思いましたね。

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けっきょくブックオブかよwww
なんだこのむなしい「切なさ」はwww

でもなんだか「いいこと」を言っているようなムードを出してはいますが、
よく考えてみると大したことじゃないですよねw
そりゃ、野垂れ死しようが、事故ろうが、どんな日でも「クリスマス」という客観的な事実は変わらないでしょうけど、だからなんだという話ですからねw
それこそ、「人間はみんないつか死ぬ」みたいなものですよw

まあそんなことはともあれ、なんとなくちょっとイイ話系で終わりそうな雰囲気ではありますが……
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この電話はいったい誰からなんでしょうか?


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まさかのゆうちゃん!
ここはちょっと意外な展開でしたね。(てっきり小宮山さんか、修学旅行4班のメンツからかと……)

それにしても、もこっちの「どうだったかな?」とか「一応今のところ」の返しに、なんとも言えないむずかゆさを感じてしまいますw
なんでこんなところで見栄を張っちゃうのかなあ……

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いやいや、どう考えてもお前のほうが人間的に問題あるだろwww

それにしても、こういう「手のひら返しオチ」というのは定番ではありますが、さすがにちょっと笑えませんでしたよw

だって、このもこっちの眼! これ、もこっち史上、最も「邪悪」なもこっちじゃないでしょうか。
何かに精神を乗っ取られているというか、操られている系の邪悪さを感じますねw
で、この眼の怖さがオチよりも上まわっちゃうんですよ。

あと読んでいるこっち側を煽ってくるような感じ?
何、俺に喧嘩売っているんか、といった感じになってしまいましたねw

ていうか、これで特別編終わりなんですかね?この続きがすごく知りたいんですけど。
まさか来年1月にこの続きやるとは思えませんし、来年のクリスマスまでお預けなんでしょうか?

あと、最後の柱のアオリ!
「逆にゆうちゃん、彼氏とは!?」って、これもしかして面白コメントのつもり?
いやいや笑えないって!余計に気になるだけだっつーの!



はい、というわけで、「高校二年目のクリスマス」だったわけですが、
なんとも言えないというか、感想が難しい特別編でしたね。

ここ最近、笑いどころ満載でそれでいて深みもある回が続いただけに、正直ちょっとスカされた感があります。
(まあ期待をちょっとずらしてくるスタイルはいつものワタモテと言えなくもないですがw)
笑える部分も個人的には少なかったですし、最後もオチたようなオチていないような感じで、なんだかもやもやしたものが残りました。

つーか、これ続きは1年後って本当勘弁してくれませんかね……
ゆうちゃんこみもこ3人によるクリスマスパーティーとか、思わせぶりなゆうちゃんの彼氏問題とか、
今年は「クラス主催クリスマス会」はどうなっているのかとか、気になることばかりなんですけど……

あと、シャカ子や吉田さんの動向も気になりますし、季節外れでもいいから是非次回で続きやってほしいですねw

けっこう深い話だったとは思うんですよ。
もこっちがやたら去年のクリスマスを思い出していたところとか、シャカ子や吉田さんと小宮山さんとのアプローチの違いとか。

それと、何よりゆうちゃん!
どう考えても、去年のクリスマス、具体的には特別編3の「ゆうさん回」との対比ですよね。
なぜ、今年になってもこっちを誘ってきたのか?
意味ありげな柱のアオリといい、ここ最近の“恋愛フェーズ”のことを踏まえても何かありそうな匂いがプンプンします。
気になるところをあげていけばキリがありません。そのくらい、重要な回だったような気はするんです。

それなのに読後感も含めて、どうもはっきりしないわだかまりが残ってしまう。

いったいなぜ、今回の「特別編」がこんなにもやもやするのか考えてみたんですが、要するにこれ「クリスマス」回じゃないんですね。
クリスマスイブでもホワイトクリスマスでもイブイブのパーティでもない、単にクリスマス1週間前の話なんですよ。
「クリスマス準備」回というか、むしろ「予告」回ですか、前振りで終わっているような印象を受けてしまうんで、「特別編」という感じがしないんですね。

そもそも吉田さんもシャカ子も1コマ顔出しのみってのが、また思わせぶりじゃないですか!
こちらの期待をわかっていてあえてそっちの絡みに持ってこない感じ!
絶対これ、“フリ”というか狙ってますよね。

というわけで、話はまだ始まったばかり。
来年一発目に「特別編6」を期待しつつ、今回のレビューを終わりたいと思います。(なんだこの締め…)


 
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No title

更新お疲れさまでした
今回はちょっと拍子抜けというか、ここ数話が非常にインパクトのある面白い話の連続だったので物足りなさを感じてしまいました。もこっちの手のひら返しで終わるってワタモテらしいといえばらしいですが、修学旅行以降もこっちが他人と関わることが多かったので、もこっちがアレコレ考えているだけって展開が物足りないのかもしれません
ただ、弟と並んで仲良く食事しているシーンや田村さんに自分から話しかけているシーンはもこっちの新しい一面が見られて好きですね、田村さんに対して「ねぇねぇ」って感じで話しかけていると思うとほっこりします
もこっちの父親ってたまにしか登場しませんが、もこっちに対してちょっと甘いみたいですね、以前もこっちがニートになろうかなぁと妄想していた話で、お母さんはともかくお父さんなら許してくれそうと発言してましたし、もこっちを甘やかし気味なのかもしれません
次回以降のクリスマス、正月話も楽しみです

No title

コメントありがとうございます。
そうですね、まあ、あまりに力作が続いたこともありますし、少しバランスをとった感じもあるのでしょう。
あと、やはり、本編の時系列とほぼ同時期になってしまったという点も大きいような気がします。
「特別編らしさ」を出すのにちょっと苦労した部分もあるのでは?

確かにワンシーンワンシーンでは心に残るというか、微笑ましく感じる場面がけっこうありましたよね。
吉田さんとか1コマしか登場しないのに、なんだかそれだけで安心してしまいますw
次回は……、まあ新年一発目にクリスマスの続きをやるとはさすがに思えませんが、一年後まで待てというのも酷な話ですよね。
まあできれば、春に出るであろうコミックス9巻の書き下ろしとかに期待したいですね。

No title

個人的に今回はちょっとハズしたなー、と思ってましたが
そうか、これクリスマスの話じゃないってのも一つあるんですね

ただ、それを読んで思ったのですが、ここ最近のわたもてって
キャラや世界観が広がったおかげで、重要なイベントは数話かけるパターンが続いていて、
このクリスマスも絶対数話かけるべき話なんですよね
今のもこっちのクリスマスが一話完結で済むわけがない

でも一年に一度しかない特別編、でも数話かけなきゃいけない、
そこらへんで、こんな感じになっちゃったのかなー、と

でも単純にもうちょっと笑いの量が欲しかったですよねw

No title

Ooさん、コメントありがとうございます。
なるほど、それは面白い視点ですね。
確かに修学旅行「編」とか体育祭「編」とか、ここ最近、数話に渡るイベント物が増えました。
それ自体は、魅力的な新キャラが増えたり話の幅が広がったりした結果であって、マンガとしてはより面白くなったとは思いますが、
世界が広がったせいで、かえってその魅力が一話では収まり切れなくなってきている面があるのかもしれません。
かといって、「クリスマス編」を年をまたいでやるわけにはいかないでしょうからねえ……
世界観が広がったせいで「スペシャル」感が出しずらくなってしまったというのは、ちょっと皮肉ではありますね。

後、とにかくここ最近が面白過ぎましたw
で、こちらが求めるレベルがどんどん上がってしまったということもあるのでしょう。
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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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