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私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。 感想~「わたモテ」とは違った「わたモテ」らしさ~

前回の「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」8巻の感想に続いて、
今回は「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。」の感想を。

まず、軽く紹介しますと、「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。」(通称:友モテ)とは「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」のスピンオフで、もこっちの「中学時代」を描いた作品です。

まあ簡単に言えば、もこっちとゆうちゃん、そして小宮山さんとの仲良し(?)三人組が繰り広げる“日常四コマ”なわけですが、いやあ、予想以上に面白かったですね。

本編と違って、1ページ四コマ形式の日常系ですし、
正直、ぬる~い感じのニュアンスで笑ってください的なよくある類のものかもと思っていたのですが、
そんなことはまったくなく、「わたモテ」らしさは健在でした。

でも、やっぱり「切ない」系や「痛い」系はほぼ皆無ですねw
ほとんど、もこっちの“くずっち”っぷりを笑うスタイルといっていいでしょう。

ただ、それも当たり前というか、中学時代のもこっちは「喪女」でも「ぼっち」でもないんですよね。
ゆうちゃんも小宮山さんも同じ学校のクラスメイトなわけで、普通に「何をするにも一緒」状態なんです。
だから、「ぼっち」ゆえのエピソードは描けなくてむしろ当然といってもいいかもしれません。

要するに、
tommomote-hyoushi.png 
この表紙のデザインがすべてを物語っているように「友モテ」って、
この3人の関係がメインなんですよね。


もこっちのゲスさも、一人で空回りするような展開ではなく、あくまで女の子同士の掛け合いの中で笑わせる形なんです。
そういった意味では、「わたモテ」本編とはまた違った“らしさ”になっていますね。

あと、販促用帯には「喪女とびっちの友情秘話」とありますが、
内容的には小宮山さんも含めた、女子中学生3人組の日常を描いた話と捉えたほうがよいかと思います。

「わたモテ」5巻にも掲載されていた「喪01」こそ、もこっちとゆうちゃんとの出会いを描いた話でしたが、
それはいわば、プロローグにすぎないんですね。

本番は小宮山さんと知り合う「喪02」からなんです。
何しろ小宮山さん、本編以上に存在感ありまくりで、もはや第二の主人公といってもいいくらいに大活躍しています。
そして、改めて小宮山さんってもこっちと似たもの同士なんだなあと再認識させられますw

出会ってから最後までこの二人、ずーと仲が悪いままなのになぜか険悪な印象がないんですが、
それってゆうちゃんという存在もさることながら、けっきょくこの二人、どっちも「何考えているかわからねえイカれた奴」だからなんですねw
基本はもこっちやゆうちゃんへのツッコミ役ですけど、時折、なんとも言えないイカれ具合を見せてくるんですよ。
本編以上に「ロ●テ」押しなのがまた、いい味を出していますw

きっと「仲が良くならないままずっと一緒にいる」というのがポイントなんです。
よくある、ふとしたことで相手のいいところを知ってそこから少しずつお互いを認め合う……みたいな展開もいっさいないんですよw
ずっとお互い“クズ”呼ばわりしたまま、それでもいつも一緒にいる。
この感じがいいんですよね。仲が悪いまま仲良くなっている、というか。(我ながらよくわかりませんがw)

そして、その微妙な関係も「ゆうちゃん」あってのことなんですよね。

裏表紙の三人にしても
tommomote-ura.png 
必ず、ゆうちゃんが二人の間にいるわけです。
この辺もすごくいいバランスだなあと感心します。

tomomote-nakabyoushi.jpg 
それと、この中表紙のイラストはやばいですね。

三人が座っている構図からして、表紙の直後といったところなんでしょうけど、
表紙ではゆうちゃん以外目が死んでいた二人がこんな笑顔みせているなんて……
これははっきり言って、ずるいですよ!こんなのキュンとするに決まっているじゃないですか!

さて、最後に特に好きな話でもピックアップしておきましょうか。
(すみません、本からスキャンする余裕もないので画像はなしで)

喪02
「3人組」P11
小宮山さんと友達になる予兆の回。
ある意味、「友モテ」のテーマそのものといった重要な話かと。
2人組ではなく3人組に意味があるんですよね。

喪02
「友達の友達」P15
こみもこがまだ初々しいときの一コマ。とにかく二人がかわいいです!

喪04
「上の人間」P23
「卑屈」P24

もこっちと小宮山さんが仲は悪いくせに仲良しなのがよくわかる名作ですねw
どうして急に敬語に!?
大丈夫じゃないよ!

ゆうちゃんのツッコミも冴えています!

喪04
「ヒエラルキー」P26
「友モテ」ではこれが初めての「ロ●テ」ネタw
もう小宮山さんのぶっ飛びっぷりが最高ですね。
最初のコマで二人のバックがほんわかしているのも妙におかしいw

喪05
「聞くだけ聞く」P31
喪06
「みんなの言葉」P37
もこっちって中学のときから一貫して「こみなんとかさん」て呼んでいるんですねw これは名前を思い出せないというレベルじゃないだろw
小宮山さんがツッコミも抗議もせず、普通に受け入れているのがまた面白いですねw
これはむしろ「もこっち」「ゆうちゃん」的な“あだ名”と捉えるべきなんだろうか……。

喪07
「同じ穴のムジナ」P43
変態3人組www

喪09
「勝った」P54
体育祭ネタ。こういう、もこっちと小宮山さんの気持ちが変にシンクロしているネタがけっこう好きなんですよね。
「わたモテ」本編のほうでも最近、体育祭の話はでてきましたが、今度は小宮山さんともこっちは敵同士になるんでしょうか?

喪10
「言って良いことと悪いこと」P57
「間」というかタメが素晴らしいですね。ネタそのものはたいしたことないのですが、
見せ方ひとつでこんなにも笑えるものになる、というお手本みたいなものだと思います。
「クリスマスの予定」P58
ある意味、前のページからの“天丼”ネタ。前振りが見事にハマっていますw

喪11
「初詣の装い」P59
以前も言いましたが、このネタは卑怯www
「センス」P60
これも前ページからの流れですが、
とにかく、もこっちと小宮山さんの会話、そしてゆうちゃんのツッコミ(?)が最高のトライアングルを醸し出していますw

喪12
「そっとしない」P66
「こいつが初めて」P67

本編でも出てこない小宮山さんの家庭の事情が判明する重要回ですね。
もこっちがとにかくサイテーwなのですが、妙に読後感が良いというか、
少し感動にも似た感情がうまれてくるから不思議ですw

喪14
「仲間はずれ」P73
悪いな こみ太
この傘二人用なんだ

wwwwwwww
これは、もう爆笑しましたw
ひょっとすると「友モテ」で一番好きなエピソードかもしれません。(ドラ●もんネタには弱いんです)

喪15
「密着」P82
「お裾分け」P83

もこっちと小宮山さんがすごく仲が良い話w
でもむしろ、この話はゆうちゃんのモノローグがあって初めて成り立つ話でもありますね。
二人が遠慮がちにゆうちゃんの反応をうかがうパターンというのもこの3人組の関係性をよく表していています。
これが進んで高校2年生になると、逆にゆうちゃんのほうが二人の仲に嫉妬じみた感情を抱いていくわけですw

喪16
「毎日が夏休み」P87
たまにあるゆうちゃんが「ボケ」に回るパターン。
もこっち、小宮山さんのWツッコミが見事な相乗効果になっていますw

喪17
「気づく」P91
「不自然」P92

まさに二人が似た者同士であることを如実に表しているエピソードですね。
こんな感じで、高校2年になってもきっと同じことをやっているような気がしますw

喪17
「夏の花火」P93
あるでしょって…知らねーよww

喪18
「まつたけ」P97
「夏の花火」に続いてもこっちの小宮山さんへのツッコミが絶妙ですw

喪21
「代用品」P111
これまた、小宮山さんがもこっちと同類なのがよくわかる名作。
四コマ目、もこっちが目をキラキラしているシーンは何度見ても笑えますw

喪23
「競争」P119
「本気」P120

喪30「モテないし走る」(「わたモテ」4巻)とリンクしているエピソード。
「わたモテ」では完全にモブキャラだった小宮山さんですが、ここではちゃんと“瞳”も描かれた主要キャラとなっていますw
それにしても、はじめからもこっちの「裏切り」をわかっているとか、気持ち通じ過ぎだろw

喪24
「涙」P126
よかった いつも通り クズだった
もう、この小宮山さんの一言に尽きますね。
「よかった」ってwww

最終話
「日常」「刺激的」「高校生になって…」「変わらない」P139~142
この「最終話」にはやられました。
まさか、こんな綺麗な締め方をするとは……
ある意味、これを「友モテ」でやっちゃって「わたモテ」本編どうすんのよ、と思わせるくらいに素晴らしいラストでしたよ。
…いや、マジで「わたモテ」はこういう終わり方するんだろうなあと思っていたんですがw


というわけで、「わたモテ」ファンにはもちろんおすすめの番外編ですが、「わたモテ」を知らない人にも是非読んでほしいですね。
逆にこっちを先に読んでみて、興味を持ったら「わたモテ」本編へ、という順番もありかもしれませんよ。
時系列的には「友モテ」の高校生編が「わたモテ」ですしね。



あ、あと最後にひとつだけ。

川本さんってどこいったの?

 
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