私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!8巻 感想~改めて「修学旅行編」を読み直す~
8月22日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」8巻と「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。」のコミックスが同時発売されました。
「わたモテ」のほうは7巻から約10ヶ月ぶり、「友モテ」は約2年半の雑誌連載を経て待望の単行本ということで、
なんか久々にもこっち関係の商品を買ったなという感じがしていますw
(普段はweb連載なので、お金を落とすことがほとんどないんですよね)
で、以下の各ショップで同時購入すると、特典がもらえるコラボフェアをやっています。(すでに終了している場合があります)
いや~、どれも魅力的で、すべてほしくなりますね。
ただ私は、すべての特典ほしさに何冊も購入するような余裕はありませんので、
ここは泣く泣くひとつに絞ることにしました。
いろいろ悩みましたが、最終的にこれに決定。
「わたモテ」のもこっちと「友モテ」のもこっちが鏡合わせで見つめ合っているデザインのしおりセット。
これいいですよねえ。すごく気に入っています。今回のコラボ企画の趣旨にぴったりですしね。
さて、「友モテ」はまだじっくり読み進めている途中ですので、
ここはまず、「わたモテ」8巻の感想でも書こうかなと思っています。
といっても、「わたモテ」8巻の各話、喪67から喪77および特別編4は、すでにもうレビューしているんですよね。
喪67「モテないし姫になる」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-67.html
喪68「2学期をだらだら過ごす」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
喪69「モテないし班決めする」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-77.html
喪70「モテないし一人で買い物する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
喪71「モテないし出発する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-93.html
喪72「モテないし京都に着く」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-96.html
喪73「モテないし整えない」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-99.html
喪74「モテないし班行動する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-101.html
喪75「モテないしおみやげを買う」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-103.html
喪76「モテないし頂上を目指す」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-105.html
喪77「モテないし二日目の夜を迎える」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
特別編4
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-83.html
なので、各話の感想はそれぞれのエントリーを参照していただくとして、
ここでは、全体を読み通しての印象などを綴っていこうかなと思います。
まず、表紙のデザインがいいですよね。
吉田さん、もこっち、シャカ子、そしてスマイル(うっちー)。
4人の関係性や空気感が、それぞれの表情や仕草によく表れています。
単行本派の人も、これだけで「修学旅行編」の雰囲気が少し感じ取れることでしょう。
むしろこの表紙を見て、あれこれ想像を膨らませつつ初めて読む人がちょっと羨ましくもありますね。
web連載で一話ごとに読むのとは、また違った楽しみがありますし。
それにしても、作中ではあまり気にしていなかったのですが、吉田さんってけっこう背が高いんですね。
猫背ぎみのもこっちに比べて背筋もシャッキとしているしw
迷いもなくみんなを先導していますし、これだと吉田さんが班長としか見えませんw
あと、表紙を見ていて気付いたのですが、
今回って、今まで以上にもこっちが表紙を占める割合が少ないんですよね。
もこっちが実質1/4というか「4班」が主役、という感じに見えます。
考えてみれば、
コミックス1巻から4巻までの“一年生”編の表紙は見事に「ぼっち表紙」だったのに対して、
コミックス5巻以降の“二年生”編では、必ずもこっち以外の誰かが一緒にいるんですよね。
こうして見てみると、5巻あたりからもこっちの世界が大きく広がっていったことを改めて感じます。
さて、今回はほとんど「修学旅行」編オンリーです。
一見、修学旅行と関係がないように思える最初の2話についても、
喪67では冒頭に
こんなつぶやきがあったり、
喪68ではネモが
こんな話題をしていたりと、実質、修学旅行の予告編的なニュアンスがあったりしますからね。
改めて「修学旅行編」の流れで読んでみると、
喪67や68で描かれているクラスの環境の変化や、もこっちの形にならない寂しさなどが、
実は前フリにもなっていたんだなあと今更ながら気付かされます。
そしてさらに、その前フリと「修学旅行」本編に挟まれた喪69「班決め」と喪70「買い物」が、
いかに重要なエピソードであったががよくわかりますね。
喪69で班で一緒になる人に思い切って声をかけるシーン。

喪70で班長として計画表をひとり作成しているシーン。

こういうもこっちの健気な(?)努力があったからこそ、「修学旅行」本編での爆笑と感動のハーモニーに繋がったんです。
今回の中では、私はとくに喪74「モテないし班行動する」と喪77「モテないし二日目の夜を迎える」が好きなのですが、
今読むと、喪69「モテないし班決めする」のあの重苦しさがあってこその、これらの爆笑回だったんだなあと再認識しましたね。
「修学旅行編」はある意味、これまでの「わたモテ」の集大成といってもいいくらい重要なイベントです。
思えば1巻のころから恐怖のイベントとしてもこっちに恐れられていたのですから。
そりゃそうですよね、何しろぼっちが他人と「寝食共にする」わけですよ?
ぼっちにとってこれほどの地獄はそうそうないでしょう。
それが二日目の夜にはこんなことを思ったりするまでになるんです。
喪69の班決め回から考えると、本当にこのシーンは感慨深いですね。
なぜ、もこっちは「当初思っていたよりマシ」と感じたのか。
その答えは喪74「モテないし班行動する」以降にあります。そこには喪73までとは違う何かがあるんです。
ぜひ、その辺も踏まえながら読むと、また新たな面白さを発見できますよ。
もちろん、「修学旅行編」はこの巻で終わったわけではありません。
さらなる難関、「三日目の自由行動」が残っています。
この旅行が最終的にどんなところに着地するのか。単行本派の人はその辺も想像しつつ、9巻を楽しみに待っていてください。
きっと、想像を上回る驚きの展開がまっていますよ!
それにしても、改めて読み直すと本当に吉田さんっていいですねえ。
シャカ子もスマイルも好きですが、吉田さんはなんか特別です。
なんというか、「わたモテ」の中で一番異質なキャラというか、別のマンガから移籍してきたような感じがするんですね。
彼女の“ピュアヤンキー”ぶりは「わたモテ」の世界に新鮮な空気を送り込んでくれた気がします。
あと、恒例の巻末おまけマンガは喪76と喪77の間のお話なんですが、
これがまたいろんな方面に喧嘩を売っているようなひどいネタでw
さらには、その後のあとがきマンガが二段落ち的な感じにもなっているんですよ。
こういう遊びココロ満載な部分もわたモテの魅力ですよね。
というわけで、webですでに全話を読んでいる人にも単行本派の人にも、絶対にオススメの今回の「修学旅行編」8巻。
わたモテの新たな魅力に出会えること、うけあいです!

「わたモテ」のほうは7巻から約10ヶ月ぶり、「友モテ」は約2年半の雑誌連載を経て待望の単行本ということで、
なんか久々にもこっち関係の商品を買ったなという感じがしていますw
(普段はweb連載なので、お金を落とすことがほとんどないんですよね)
で、以下の各ショップで同時購入すると、特典がもらえるコラボフェアをやっています。(すでに終了している場合があります)

いや~、どれも魅力的で、すべてほしくなりますね。
ただ私は、すべての特典ほしさに何冊も購入するような余裕はありませんので、
ここは泣く泣くひとつに絞ることにしました。
いろいろ悩みましたが、最終的にこれに決定。

「わたモテ」のもこっちと「友モテ」のもこっちが鏡合わせで見つめ合っているデザインのしおりセット。
これいいですよねえ。すごく気に入っています。今回のコラボ企画の趣旨にぴったりですしね。
さて、「友モテ」はまだじっくり読み進めている途中ですので、
ここはまず、「わたモテ」8巻の感想でも書こうかなと思っています。
といっても、「わたモテ」8巻の各話、喪67から喪77および特別編4は、すでにもうレビューしているんですよね。
喪67「モテないし姫になる」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-67.html
喪68「2学期をだらだら過ごす」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
喪69「モテないし班決めする」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-77.html
喪70「モテないし一人で買い物する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
喪71「モテないし出発する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-93.html
喪72「モテないし京都に着く」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-96.html
喪73「モテないし整えない」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-99.html
喪74「モテないし班行動する」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-101.html
喪75「モテないしおみやげを買う」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-103.html
喪76「モテないし頂上を目指す」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-105.html
喪77「モテないし二日目の夜を迎える」
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
特別編4
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-83.html
なので、各話の感想はそれぞれのエントリーを参照していただくとして、
ここでは、全体を読み通しての印象などを綴っていこうかなと思います。

まず、表紙のデザインがいいですよね。
吉田さん、もこっち、シャカ子、そしてスマイル(うっちー)。
4人の関係性や空気感が、それぞれの表情や仕草によく表れています。
単行本派の人も、これだけで「修学旅行編」の雰囲気が少し感じ取れることでしょう。
むしろこの表紙を見て、あれこれ想像を膨らませつつ初めて読む人がちょっと羨ましくもありますね。
web連載で一話ごとに読むのとは、また違った楽しみがありますし。
それにしても、作中ではあまり気にしていなかったのですが、吉田さんってけっこう背が高いんですね。
猫背ぎみのもこっちに比べて背筋もシャッキとしているしw
迷いもなくみんなを先導していますし、これだと吉田さんが班長としか見えませんw
あと、表紙を見ていて気付いたのですが、
今回って、今まで以上にもこっちが表紙を占める割合が少ないんですよね。
もこっちが実質1/4というか「4班」が主役、という感じに見えます。
考えてみれば、

コミックス1巻から4巻までの“一年生”編の表紙は見事に「ぼっち表紙」だったのに対して、

コミックス5巻以降の“二年生”編では、必ずもこっち以外の誰かが一緒にいるんですよね。
こうして見てみると、5巻あたりからもこっちの世界が大きく広がっていったことを改めて感じます。
さて、今回はほとんど「修学旅行」編オンリーです。
一見、修学旅行と関係がないように思える最初の2話についても、
喪67では冒頭に

こんなつぶやきがあったり、
喪68ではネモが

こんな話題をしていたりと、実質、修学旅行の予告編的なニュアンスがあったりしますからね。
改めて「修学旅行編」の流れで読んでみると、
喪67や68で描かれているクラスの環境の変化や、もこっちの形にならない寂しさなどが、
実は前フリにもなっていたんだなあと今更ながら気付かされます。
そしてさらに、その前フリと「修学旅行」本編に挟まれた喪69「班決め」と喪70「買い物」が、
いかに重要なエピソードであったががよくわかりますね。
喪69で班で一緒になる人に思い切って声をかけるシーン。

喪70で班長として計画表をひとり作成しているシーン。

こういうもこっちの健気な(?)努力があったからこそ、「修学旅行」本編での爆笑と感動のハーモニーに繋がったんです。
今回の中では、私はとくに喪74「モテないし班行動する」と喪77「モテないし二日目の夜を迎える」が好きなのですが、
今読むと、喪69「モテないし班決めする」のあの重苦しさがあってこその、これらの爆笑回だったんだなあと再認識しましたね。
「修学旅行編」はある意味、これまでの「わたモテ」の集大成といってもいいくらい重要なイベントです。
思えば1巻のころから恐怖のイベントとしてもこっちに恐れられていたのですから。
そりゃそうですよね、何しろぼっちが他人と「寝食共にする」わけですよ?
ぼっちにとってこれほどの地獄はそうそうないでしょう。
それが二日目の夜にはこんなことを思ったりするまでになるんです。

喪69の班決め回から考えると、本当にこのシーンは感慨深いですね。
なぜ、もこっちは「当初思っていたよりマシ」と感じたのか。
その答えは喪74「モテないし班行動する」以降にあります。そこには喪73までとは違う何かがあるんです。
ぜひ、その辺も踏まえながら読むと、また新たな面白さを発見できますよ。
もちろん、「修学旅行編」はこの巻で終わったわけではありません。
さらなる難関、「三日目の自由行動」が残っています。
この旅行が最終的にどんなところに着地するのか。単行本派の人はその辺も想像しつつ、9巻を楽しみに待っていてください。
きっと、想像を上回る驚きの展開がまっていますよ!
それにしても、改めて読み直すと本当に吉田さんっていいですねえ。
シャカ子もスマイルも好きですが、吉田さんはなんか特別です。
なんというか、「わたモテ」の中で一番異質なキャラというか、別のマンガから移籍してきたような感じがするんですね。
彼女の“ピュアヤンキー”ぶりは「わたモテ」の世界に新鮮な空気を送り込んでくれた気がします。
あと、恒例の巻末おまけマンガは喪76と喪77の間のお話なんですが、
これがまたいろんな方面に喧嘩を売っているようなひどいネタでw
さらには、その後のあとがきマンガが二段落ち的な感じにもなっているんですよ。
こういう遊びココロ満載な部分もわたモテの魅力ですよね。
というわけで、webですでに全話を読んでいる人にも単行本派の人にも、絶対にオススメの今回の「修学旅行編」8巻。
わたモテの新たな魅力に出会えること、うけあいです!
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