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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪81~笑いと危うさは紙一重~

7月23日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪81に更新されました。

前回で、一応「修学旅行」編もほぼ終わりを迎えましたが、
最後はやっぱり「帰路」編で〆ることになるんでしょうか?
そして、吉田さんやシャカ子たちとどんな別れ方をするのでしょう?
いやあ、楽しみですね。

それでは、さっそく見ていきましょう!

mo81-01.png 
なるほど、最後はここ、1日目の集合場所でもあった「東京駅」で解散ですか。

修学旅行って、私が高校生時分だったころは学校まで戻ってきたような気がするんですが、
今はどうなんでしょうね、駅で解散って普通なんでしょうか?

それにしても「モテないし出発する」(喪71)からちょうど半年、
あのころはまさかこんな大長編になるとは夢にも思っていなかったなあ……

当初は、わたモテならぬ不穏な空気というか、重苦しい雰囲気を心配していただけに、
再びこうして戻ってきたことに感慨もひとしおですね。

……色々ありましたが
4日間 無事修学旅行を
終えることができました


この挨拶もなんだか作者の心の声を反映しているかのようです。

さあて、4班の仲間とはどんな感じかな、っと。


mo81-02.png

……

…え? もこっち、一人?

いやいや、たとえ帰り道が別でも、普通挨拶くらいするでしょ!

まあ、もちろん4班メンツとも「じゃあね」くらいのことは交わしたんでしょうけど、
話的に広がらないからカットということなんでしょうか。

それはともかく、「帰り何線?」という会話の後ろで、
真正面を見据えてひたすら淡々と歩いているもこっちはなんなんだw
それでいて、帰りの状況もしっかり分析しているしw

ていうか、2時前に解散かよ。
じゃあこれからどこか遊びにいく?って感じになってもいい時間だと思うんですけど…

mo81-03.png 
というわけで今回は「モテないし秋葉原に寄り道する」

そういえば意外ですが、今までアキバネタはありませんでしたね。
確かに今はオタ系の店も全国展開をしていますし、昔ほど秋葉原ってオタクの聖地でもないのかも。

ちなみに私が高校生だったころはオタクの街ではなく、「家電」と「マイコン」の街でしたw(マイコンて言ってもわからないだろうなあ)

mo81-04.png 
赤面しているもこっちがかわいいw
でもまあ、これは男の子だったら、誰もが経験することですよね。(あ、もこっちは男じゃないか)

そういえば中坊のとき、近所の本屋でエロ本立ち読みしてて
店主から「そういうのは遠慮してね」って、肩叩かれたことを思い出しました……

mo81-05.png 
眉間のシワがww
先ほどとは微妙に表情が違うのがポイント高いですね。

ていうか、もこっち、少しは学習しようよ……

mo81-06.png 
えっと、これは逆です。
アキバはそれ系の店が多い故に、厳しくならざるを得ないのですよ。

特に、児童ポルノ法改正やら都条例問題やらの時には、秋葉原がまるで無法地帯かのように目の敵にされましたからね。
ひと昔はゾーニングもしていない店もけっこうあったりしましたが、
今では18禁フロアもしっかり別になったりと、店のほうも表現規制の波に敏感になっています。

というわけで、未成年のみなさんも、アキバにくれば簡単にエロが手に入ると思わないように。
(つーか今はネットでエロ補給し放題だからなー)

まあ完全にそういうものから遠ざけるのは間違っていると思いますが、
若いうちは、ある程度社会的な障害はあったほうがいい気もします。(おやじ的日和見主義)

mo81-07.png 
えっと、右の子が怖いんですけど… 目が死んでるしw
もこっちの“ちょーん…”もよくわかりませんねw

それはさておき、JK散歩って今はもう営業できないんじゃなかったかなあ。
まあ手に変え品を変え、抜け道探してやっているところはあるのかもしれないけど、

でも、少なくともこんな露骨に街中でチラシはもう配れないと思います。

ていうか、「お散歩いかがですかー?」はないだろww

mo81-08.png 
声をかけられて、きょどりまくっているもこっちがかわいいですが、同時になんだかいたたまれない気持ちにもされられます。
手の位置も妙にリアルですよね。

つーか、この男、チラシ持っているほうじゃなく、もこっちのほうに声をかけるとか本気でやばいやつなんじゃないでしょうか……

mo81-09.png 
変に自虐的なもこっちww
「まさか私相手に」って……

ただ真面目な話、もし本物のJKならかえってその店はやばいですね。
未成年を風俗まがいな仕事に従事させていることになるわけですから。
なんちゃってJKのほうが、まだ安心して「散歩」できるでしょう。

mo81-10.png 
はい、すみません、その通りですw

…って、このコマはちょっとメタが入っていて面白いシーンですねw

mo81-11.png 
うっわ。もこっちマジで危ないわ。

さっきも「私みたいのが人気があるのか?」とか、
こんなあからさまに怪しいやつを「結構見た目いいのに」とか、ちょっと今回は本気で心配してしまいます。
(じじい的に、どうしても娘を見守る親の目線になってしまうんですよ…)

mo81-12.png 
いかん、「ちょっと散歩すれば…」とか完全に危ない思考に走っているぞw
こういう軽い気持ちで道を踏み外してしまう子も多いんだろうなあ……
(今回はどこか、啓発的な内容にも思えますね)

それにしても、「ここまで人に求められるの秋葉を出たら今後ないかもしれないし…」というセリフが悲しすぎる……
リアルJKならなんでもいいと思っているような野郎や詐欺まがいの男でも「求められたい」のか……

ところで、話は変わりますが、
危なくなっても、人がいっぱいいようがけっして誰も助けてくれません。
オタ狩りの被害とか普通にありますけど、その時も日中堂々だったりするんですよ?
世間なんてそんなものです。誰だって、自分の身がかわいいですから。

というわけで、もこっちの真似はしちゃだめ!絶対!

mo81-13.png 
もこっちの顔www
今回の個人的ベストもこっちシーンでしょうかw

いやあでも、男の正体が「エウリアン」ぐらいでよかったですよ。
「少しだけ」でついていって、とんでもない事件に巻きこまれたりしたらどうしようかと。

まあギャグマンガなんだからオチがあるのはわかってはいたんですが、
それにしても今回のもこっちは危うすぎて見ていてハラハラしてしまいますw

ちなみに「エウリアン」というと女性のイメージが強いですが、男のエウリアンも確かにいます。
何を隠そう、私も20年くらい前にアキバで引っかかりそうになったことがありました。

あの時は「攻殻機動隊」の原画展か何かが開催されていて、暇だったのでふらりと入ったら、
ずっと隣についてくる男が「押井守のファンなんですか、僕もなんですよ」と話しかけてきたんです。
で、適当に話を合わせていたら、急に実はここに展示されているパネルは購入することができるんですよと言い出して、
隅のテーブル席のほうに連れて行かれそうになったんで、もう慌てて逃げ出しましたね。

今はアキバも取り締まりが強化されて、露骨なものはそうそうないとは思いますが、
それでも今回で描かれているような「日常の中の危険」はまだまだ溢れています。
特に、オタはどうしても好きなものには金をつぎ込むことに抵抗がないと思われがちなので、カモにされやすいんですね。

でもまあ、このラッセン男はまだ良心的ですね。
世の中には、学生さん用のローンもありますよって、月賦で買わせようとする業者もありますからね。本当気をつけてくださいね。

mo81-14.png 
うん、やっぱり最後は、こうでなければ「修学旅行編」ではないですよねw
今回ほとんど修学旅行とは関係ない「もこっち街へ行く」的エピでしたが、このオチで少し安心しましたw

なにげに喪75でのGUN土産があるのも微笑ましい!



というわけで、今回で「修学旅行」編も終了とあいなったわけですが、
まあ率直にいって、これがラストエピかよ!という気持ちもなくはないですw

ページ数も久々の6ページ「ショート回」でしたし、
なんというか「おまけ」回、TVアニメでいえば「Cパート」的な感じだった気がします。

やっぱり「修学旅行」編は喪79「モテないし自由行動する」がクライマックスというか、
あれが実質上のラストだったのかもしれませんね。
前回のうっちー回と今回は「後日談」的なニュアンスなのかもしれません。

それにしても、今回のもこっちの行動は見ていてハラハラしっぱなしでした。

「制服のままエロ補給」「JK散歩」「エウリアン」。
ネタとしてはこの3つの話でしたが、実際はこんなもんじゃないですからね。
「JK散歩」にせよ「エウリアン」にせよ、怪しい業者とつながっていたりもするでしょうし。

もこっちが繁華街の中で狼狽する展開といえば、
キャバ嬢の下見で新宿歌舞伎町へ行く、喪28「モテないし夜の世界に行く」(コミックス4巻所収)がありますが、
あのときに比べても、今回のもこっちはあまりに無防備すぎて、
なんだか笑いよりも先に心配のほうが前に出てしまう部分がありました。

もこっちって、臆病なくせに「押しに弱い」んですよね。
しかも、危険な目にあっても「逃げれば大丈夫」とか都合のいい解釈ばかりするし。
なんというか、お父さんは心配ですよ……

わたモテは「笑い」と「痛さ」のバランスの上に立っている作品ですが、
ひとつ間違えると、すぐにその均衡は壊れます。
そういう危うさも魅力ではありますが、絶妙なバランス感覚こそがわたモテの本質なのだということを、
これからも忘れないでほしいですね。

まあ、今回は最後の智くんでほっこりしたんでよしとしましょう!

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No title

意外に思ったのが男から声をかけられても戸惑うだけで喜んでいないんですよね。ちょっとイケメンなラッセン売りに声かけられても別に喜んでいる感じでもないですし、モテたいけどやっぱり男は怖いってのが本音なんでしょうか

No title

コメントありがとうございます。
うーん、どうでしょうね。男が怖いというより、やっぱり本能的に危険を察したと思いたいですね。
初芝のときとかまんざらでもない感じでしたし、あと一年のときの小坂くんとかにも結構ときめいていたりしていましたから、男性恐怖症というわけでもない気がします。
やっぱり、秋葉原という場所が大きいのではないでしょうか?
ああいうところで声をかけてくる男は絶対何か下心というか裏がある、という感じで、もこっちの頭の中に図式が出来上がっているのかもしれません。
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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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