やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11への覚書~アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」第13話ファーストインプレッション~
TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の最終話を見ました。
先日、ようやく原作の11巻が出て、そちらはまだ読んでいる途中なのですが、読了する前に見てしまいました……。
で、やはり、どうやらアニメ12話13話は原作11巻のダイジェストのようです。
今まで、原作既読者としてアニメを見てきただけに、
原作よりも先にアニメで展開を知るというのは初めての経験になりますが、なんだか変な感覚ですね。
ただ、今、原作は100ページぐらいまで読んでいるのですが、
現時点でも、アニメ12話を見たときの印象とはだいぶ違いますから、
最終的にアニメと原作とでは感想がかなり変わる可能性が高いです。
なので今回は、原作を読み終えて感想が変わる前に、現時点での自分の気持ちをここに書き留めておこうと思います。
つまり、原作「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11」を読む上で、現時点での覚書みたいなものですね。
原作を読んだ後に、自分の中での評価がどこまで変わるか、ちょっと楽しみですw
さて、13話を見終えてまず感じたのは、12話との雰囲気の違いですね。
前回は最終回ひとつ前ということで、ほとんどオールキャスト総出演という感じで、それは賑やかな回でした。
それが、どうでしょう、今回はほぼ奉仕部3人だけしか登場せず、後は、はるのんと由比ヶ浜母、小町がおまけ程度。
ストーリー展開的にも比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜の3人の関係に絞られていましたし、随分と思い切った構成だなあというのが、まず最初の印象ですね。
けっきょく、雪ノ下が抱えている問題というのもうやむやですし、どうにも中途半端です。
まあ、原作が未完なんですから当たり前なんでしょうが、
まさに「俺たちのラブコメはこれからだ!エンド」でしたね。
あとなんだか、決めた由比ヶ浜さんと、決められない雪ノ下さんという対比が強調されていた気がしますね。
ガハマさんちで泊まると連絡をする時のゆきのんは笑いましたw
しかも、思いっきりはるのんにヒッキーの入れ知恵だというのがバレているしw
ゆきのんって、こんなに何もできないような子だったっけ?と思ってしまいましたね。
まあ、子供というか、ヒッキーなしでは何も決められない雪ノ下さん、て感じですか。
その反面、ガハマさんの賢さというか、彼女の確かな意志みたいなものしっかり描かれていて、それがなんとも対照的でした。
特に「あたし、ヒッキーが思っているほど優しくないんだけどな」というセリフが印象に残りましたね。
これってどう考えてもいつかの葉山のセリフと被るじゃないですか。
そう、「僕は君が思っているほど、いいやつじゃない」ってアレです。
ガハマさんの欲しがった答えは、葉山が出した答えと同じだったのではないかと、ここでは感じてしまいますね。
それに、このあと彼女は「あたしはずるい」と言いつつ、「ずっとこのままでいたい」と訴えることから考えると、「優しくない」イコール「ずるい」となりますから。
自らの意志で“選ばない”ことを選んだのかなと、この時点では思いました。
ただ。
「優しさは嘘だ」だから「優しい女の子は嫌いだ。」
これは2巻の比企谷のセリフでしたが、
ガハマさんのあのセリフはこれに呼応しているようにも思えるんですよね。
つまり、「あたしは嘘なんかじゃない」という意志。
そう考えると、ここを言葉通りに受け取っていいのかは微妙かなという気がします。
あと、「あたしは全部欲しい」というセリフも耳に残りました。
ここも言葉だけをみると、単純に欲深いから「ずるい」なのかもしれませんが、
どうもこの辺、意図的に強い言葉を選んでいる感があるんですよね。
それは、ヒッキーへの「ただのお礼だよ」というセリフも同じです。なんというか変にあからさま過ぎるんですよ。
私は前回をみて、彼女は単純に、大好きなゆきのんのために身を引こうとしているのかな、と想像していたわけですが、
今回を見た限りではどうも、そんな簡単なことではなさそうですね。
最後のゆきのんを見るガハマさんの瞳。
あの瞳をみると彼女の真意がどこにあったのか、よくわからなくなります。
「ヒッキーならそう言うと思った」は後出しジャンケンというか、それこそ卑怯ですが、
ゆきのんへのあの瞳をみると、あながち嘘ではないのかなという気にもなるんですよ。
なんというか、何かを“試している”眼差しですよね。
やっぱりガハマさんは、わざと「欺瞞」というか間違った答えをあの二人にぶつけて、
その反応を確かめようとしたんじゃないでしょうかねえ。
(まさかの泣いた赤鬼メソッド?)
だとすれば、確かに彼女は「ずるい」ですね。
でも、そのずるさはきっと、自分のずるさを知りつつも、逆に知っているが故に相手に「あたしはずるい」と伝えてしまうところにある気がします。
本当にずるい人は自分のずるさを隠しますからね。
「具体的なことをスルーして全部欲しがる」ずるさを装う、「ずるさ」という感じでしょうかね。
(いかん、自分で書いていてよくわからなくなってきた…)
それにしても、こうしてみるとつくづく、ガハマさんのためのお話だったような気がしますねえ。
ずっと、彼女が話を引っ張っているというか、動かしているんですよね。
「これからどうしようか」なんてあの場面でよく言えたものですよ。
ゆきのんじゃないけど、ほんと“すごい”です。
ヒッキーの真似でなく、まさに「自分なりのやり方で」やってみたわけですから。
というわけで、とにかく、ガハマさんの言動ばかりに目がいってしまった最終回でした。
ていうか、これが最終回かい!
こんなに露骨な「続きは原作でねハート」を見せられてもねえ…
まあとりあえず、今回はこんな取り留めもない感じで。
11巻を読了後、改めて感想はアップするつもりです。
先日、ようやく原作の11巻が出て、そちらはまだ読んでいる途中なのですが、読了する前に見てしまいました……。
で、やはり、どうやらアニメ12話13話は原作11巻のダイジェストのようです。
今まで、原作既読者としてアニメを見てきただけに、
原作よりも先にアニメで展開を知るというのは初めての経験になりますが、なんだか変な感覚ですね。
ただ、今、原作は100ページぐらいまで読んでいるのですが、
現時点でも、アニメ12話を見たときの印象とはだいぶ違いますから、
最終的にアニメと原作とでは感想がかなり変わる可能性が高いです。
なので今回は、原作を読み終えて感想が変わる前に、現時点での自分の気持ちをここに書き留めておこうと思います。
つまり、原作「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11」を読む上で、現時点での覚書みたいなものですね。
原作を読んだ後に、自分の中での評価がどこまで変わるか、ちょっと楽しみですw
さて、13話を見終えてまず感じたのは、12話との雰囲気の違いですね。
前回は最終回ひとつ前ということで、ほとんどオールキャスト総出演という感じで、それは賑やかな回でした。
それが、どうでしょう、今回はほぼ奉仕部3人だけしか登場せず、後は、はるのんと由比ヶ浜母、小町がおまけ程度。
ストーリー展開的にも比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜の3人の関係に絞られていましたし、随分と思い切った構成だなあというのが、まず最初の印象ですね。
けっきょく、雪ノ下が抱えている問題というのもうやむやですし、どうにも中途半端です。
まあ、原作が未完なんですから当たり前なんでしょうが、
まさに「俺たちのラブコメはこれからだ!エンド」でしたね。
あとなんだか、決めた由比ヶ浜さんと、決められない雪ノ下さんという対比が強調されていた気がしますね。
ガハマさんちで泊まると連絡をする時のゆきのんは笑いましたw
しかも、思いっきりはるのんにヒッキーの入れ知恵だというのがバレているしw
ゆきのんって、こんなに何もできないような子だったっけ?と思ってしまいましたね。
まあ、子供というか、ヒッキーなしでは何も決められない雪ノ下さん、て感じですか。
その反面、ガハマさんの賢さというか、彼女の確かな意志みたいなものしっかり描かれていて、それがなんとも対照的でした。
特に「あたし、ヒッキーが思っているほど優しくないんだけどな」というセリフが印象に残りましたね。
これってどう考えてもいつかの葉山のセリフと被るじゃないですか。
そう、「僕は君が思っているほど、いいやつじゃない」ってアレです。
ガハマさんの欲しがった答えは、葉山が出した答えと同じだったのではないかと、ここでは感じてしまいますね。
それに、このあと彼女は「あたしはずるい」と言いつつ、「ずっとこのままでいたい」と訴えることから考えると、「優しくない」イコール「ずるい」となりますから。
自らの意志で“選ばない”ことを選んだのかなと、この時点では思いました。
ただ。
「優しさは嘘だ」だから「優しい女の子は嫌いだ。」
これは2巻の比企谷のセリフでしたが、
ガハマさんのあのセリフはこれに呼応しているようにも思えるんですよね。
つまり、「あたしは嘘なんかじゃない」という意志。
そう考えると、ここを言葉通りに受け取っていいのかは微妙かなという気がします。
あと、「あたしは全部欲しい」というセリフも耳に残りました。
ここも言葉だけをみると、単純に欲深いから「ずるい」なのかもしれませんが、
どうもこの辺、意図的に強い言葉を選んでいる感があるんですよね。
それは、ヒッキーへの「ただのお礼だよ」というセリフも同じです。なんというか変にあからさま過ぎるんですよ。
私は前回をみて、彼女は単純に、大好きなゆきのんのために身を引こうとしているのかな、と想像していたわけですが、
今回を見た限りではどうも、そんな簡単なことではなさそうですね。
最後のゆきのんを見るガハマさんの瞳。
あの瞳をみると彼女の真意がどこにあったのか、よくわからなくなります。
「ヒッキーならそう言うと思った」は後出しジャンケンというか、それこそ卑怯ですが、
ゆきのんへのあの瞳をみると、あながち嘘ではないのかなという気にもなるんですよ。
なんというか、何かを“試している”眼差しですよね。
やっぱりガハマさんは、わざと「欺瞞」というか間違った答えをあの二人にぶつけて、
その反応を確かめようとしたんじゃないでしょうかねえ。
(まさかの泣いた赤鬼メソッド?)
だとすれば、確かに彼女は「ずるい」ですね。
でも、そのずるさはきっと、自分のずるさを知りつつも、逆に知っているが故に相手に「あたしはずるい」と伝えてしまうところにある気がします。
本当にずるい人は自分のずるさを隠しますからね。
「具体的なことをスルーして全部欲しがる」ずるさを装う、「ずるさ」という感じでしょうかね。
(いかん、自分で書いていてよくわからなくなってきた…)
それにしても、こうしてみるとつくづく、ガハマさんのためのお話だったような気がしますねえ。
ずっと、彼女が話を引っ張っているというか、動かしているんですよね。
「これからどうしようか」なんてあの場面でよく言えたものですよ。
ゆきのんじゃないけど、ほんと“すごい”です。
ヒッキーの真似でなく、まさに「自分なりのやり方で」やってみたわけですから。
というわけで、とにかく、ガハマさんの言動ばかりに目がいってしまった最終回でした。
ていうか、これが最終回かい!
こんなに露骨な「続きは原作でねハート」を見せられてもねえ…
まあとりあえず、今回はこんな取り留めもない感じで。
11巻を読了後、改めて感想はアップするつもりです。
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