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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪210(前編)~それはきっと、今しか味わえない禁断の味~

11月24日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪210(前編)に更新されました。

今回は喪204以来の「オムニバス」回。
意外と早かったなという気もしますが、ここ最近のオムニバスを振り返ってみると、喪192喪199喪204となっているわけですから、喪210で来るのはむしろ順当な流れと言えます。
それなのにあまり久々な感じがしないのは、喪204からずっと話が続いているからのように思うんですね。

そもそも「モテないし文化祭までもう少し」と銘打った喪204はオムニバスとして少々特殊な作りをしていました。
そう、最後を飾るエピソードである「皮肉と牽制」が、次の喪205に直接続く形で終わっていたんです。
「オムニバス」であって「オムニバス」でないような、なんとも言い難い読後感を与えるものだったんですね。

そして話は、智貴をめぐる恋模様からネモの葛藤、ショートフィルム班の危機から吉田さんらが参加しての「野球」撮影と、ここに至るまで途切れることなく続いています。
そう考えると、実はあの喪204「モテないし文化祭までもう少し」というオムニバスはいまだ継続中なのかもしれません。

私は喪204(後編)の感想で、
> 実際、大きな目で見れば、喪204全体が「前編」なのかもしれませんね。当然文化祭本番が「後編」になるわけです。
こんなことを書いていますが、喪204が「前編」なら今回は「中編」、そして文化祭が始まったその時が「後編」となるのかもしれませんね。

私たちは喪204から続く、大きな「オムニバス」回の真っ只中に今いるのです。

というわけで、さっそく見てまいりましょう!

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tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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新TVアニメ「うる星やつら」第7話の考えてみればライトかどうかなんて読む人が決めることで、自分でいうものじゃないなと今さらながら気付いた感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

ほぼ完璧でしたね。文句のつけようがないくらいに素晴らしかったです。
まさに、これぞうる星!って感じ。
本当「ようやく会えたって感じかな」ですよw

点数もほぼ満点といっていいです。
今回はAパート(住めば都)Bパート(生ゴミ、海へ)合わせて1本のようなものなので、トータルで9.7点あげましょう!(10点はあげちゃうと、もうそれ以上望めなくなるのでつけません)

まあ「プールの妖怪」は数あるエピソードの中でも、もっとも「うる星」らしい話といってもいいですからね。
普通にやっていればまず間違いないはずなんです。
ある意味安全牌といっていい回だったわけですが、それだけに万が一コケられたら目も当てられないところでした。
いやあ本当によかったw

ともかく、これが「うる星やつら」の基本フォーマットです。
私が勝手に“うる星やつら黄金期”と呼んでいる4巻から12巻あたりの雰囲気をもっとも象徴している回といっていいでしょう。(「住めば都」「生ごみ、海へ」は共に9巻所収)
胸がキュンとするようなラブコメを期待していた方は御愁傷様でした。
ドライでハチャメチャ、でもどこかあたたかい(ような気がする)。そんなわけのわからない、シュールで奇妙な味わいこそがうる星やつらの醍醐味なんです。

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tag : うる星やつら高橋留美子

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新TVアニメ「うる星やつら」第6話の長さはともかく内容は若干ライトになったんじゃないかと自負している感想(当社比)

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

そろそろ感想タイトルのネタも尽きそうな今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私としてはタイトルを考えるのもいい加減嫌になってきたので、そろそろ文字通りのライトな感想をお届けしようと思っております。どうぞよろしくお願いします。

今回は今までで一番面白かったです。
すでに5回は見ましたがまったく飽きません。なんかずっとループできそうな勢いですよw

正直、ここまでの出来は予想していませんでした。何しろ3本立てですからね。
内容を詰めに詰めて窮屈になるか、もしくは端折り過ぎて意味不明になるのではとけっこう見る前は不安だったんです。
でも杞憂でしたね。むしろ2本立ての時よりも構成がしっかりしていて中だるみもなかったように感じました。

私は放映が始まる直前
> どれを厳選したのかというより、どの話を端折ったのかが重要かなあ。
こんなことを呟いていたですが、まさにこれでしたね。
必要な要素とそうでないものの取捨選択がうまいというか、全体的にメリハリが利いていたように思います。

いっそのこと、これから3本立てを基本にするのはどうでしょうかね?
うる星やつらの世界もいわゆる「サザエさん時空」なわけですし、サザエさんに倣うのもいいかもしれないw

点数的には
Aパート(いい日旅立ち) 9.5点
Bパート(お雪) 8.5点
Cパート(あたるの引退) 8.5点

こんな感じかな。トータル9点あげてもいいかと思いますね。間違いなくこれまでで一番でしょう。

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tag : うる星やつら高橋留美子

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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪209 後編~「野球回」を撮って、みんなでモーニングを食べよう!~

11月10日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がブラウザ版で喪209 後編に更新されました。

というわけで前回の続きになるわけですが、みなさんはこの「後編」を読んでどう思いました?
え、どこが「野球回」?と感じた方も方もけっこういたのではないでしょうか。
少なくとも私は初読時で思いっきり感じましたよw

何しろ野球そのものは最初の2Pで終わりですからね。その後はみんなでモーニングと来た日にゃ、わざわざ前後編にしなくてもいいだろうとw
今回は「モテないしモーニングに行く」とかにしておけばいいんじゃないかと私も初めはそう思っていました。

でもそうじゃないんですよ。前回と今回とでは切っても切れない関係にあるんです。
なぜなら、今回のブラウザ版が「見開き」で始まっていたのですから。

いやあうっかりしてました。そういえば前回の「前編」は“奇数”終わりだったんですね。つまり、「左ページおわり」だったんです。

これは喪177(後編)喪186(後編)でも起こった問題なのですが、要は前後編の話というのは単行本で一つにまとまる関係上、前編で左ページ終わり(奇数ページ)になった場合は後編はそれを引き継ぐ形で右ページから始まらざるをないということなんです。
そうしないと、前編と後編の間にブランクページが1P挟まる形になってしまいますからね。

ということは、前回のあの終わり方から普通にページをめくることを想定して構成されているわけです。
谷川さんは前編から後編へとシームレスに読み進めてもらうことを意図していたのですね。

それにしても、どうしてこういう形になったのでしょう。
いったい「野球回」の本当の意味は何なんでしょう。

今回はその辺も頭の隅に入れつつ、一つ一つ見て行くことにします。

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tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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新TVアニメ「うる星やつら」第5話のさすがにライトとは言えないけど、今回だけは見逃してください感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

今回ほど、令和アニメからうる星を知った人がうらやましいと思ったことはありませんでした。
原作を知っているとどうしてもあれこれ比べてしまって、純粋にアニメを楽しめないんですよ。それがすごく悔しくも感じた回でしたね。

かといって、いまさら記憶を空っぽにすることなんてできないじゃないですか。自分が感じたままを語るしかないわけです。嘘をついてもしかたないですから。
そこは半ば開き直って書くしかないかなと思っています。

ただやっぱり原作を踏まえて評価すると、「減点方式」になってしまうんです。
原作を10点と仮定してあれがないとかこれをこんな風にしてどうするとか、そういう視点にどうしてもなってしまう。

特に今回は、これまでで一番「アニメオリジナル」要素が多かったんですよ。
まあ原作でも後期にあたる「愛と闘魂~」なんてものを持ってきている以上、そうなるのも当然なんですけどね。やはり設定的にかなりアレンジしないと成立しない部分があったんです。

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tag : うる星やつら高橋留美子

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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪210(中編)簡易感想~基本ネタバレなし~

※これは正規の感想記事ではありません。あくまで“仮の”感想になります。基本ネタバレなしですが、内容についてのおおよその印象を語りますので気になる方はご注意ください。

11月10日に「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がアプリ版で喪210(中編)に、ブラウザ版で喪209 後編に更新されました。
今回は喪210(中編)についての「ネタバレなし」感想になります。お間違いなく。

きましたね、「中編」が。
喪199「モテないし3年秋」喪204喪「モテないし文化祭までもう少し」以来、今回で3回目になるでしょうか。
まあおそらく今回が文化祭本番前最後の長編になるでしょうから、このタイミングも当然かもしれません。
でも今回の「中編」はすごいですよ。わたモテ史上最高の中編(なんじゃそりゃ)と言っていいのではないでしょうか。

普通、中編って「つなぎ」のイメージが強いと思うんですよね。
“つかみ”である前編と“しめ”である「後編」に挟まれる形で、比較的地味な回になりやすいはずなんです。
実際、これまでの喪199(中編)喪204(中編)もメインを張るような内容ではなかったですしね。サチキバのエピソードだったり、美保風夏うっちー参入だったり、本筋から少し外れるものがそこに収まるわけです。

今回の話はちょっと毛色が違います。確かにつかみでもしめでもないんですけど、すごく大切な内容を描いているような気がするんですよ。
はっきりとしたことは言えませんが、喪210全体の“核”になっているような印象を受けました。


というわけで、以下より喪210(中編)のネタバレなし感想を綴っていきますが、ある程度は内容が推測できそうな部分もあるかと思いますので、一切の予備知識がないまま楽しみたい方は正規の感想までまでお待ちください。

なおTwitterでは簡単な「ネタバレ感想」をつぶやいていたりします↓
https://twitter.com/horobijiji/status/1590552161494380544
https://twitter.com/horobijiji/status/1590552197456367616

その他、記事の更新予定やブログで書くまでもない戯言をつぶやいていたりしますので、よかったらフォローのほうをよろしくお願いします。

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tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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新TVアニメ「うる星やつら」第4話のせめて気持ちだけはライトなものを目指している感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

今回はだいたい予想通りでした。
ほぼクラマ再登場回である「クラマ再び!!」「口づけと共に契らん!!」「掟、おさらば」(すべてコミックス14巻所収)の三部作を30分にまとめたものでしたね。

内容も前回「迷路でメロメロ」で奇妙な四角関係になったあたるラム面堂しのぶの元にクラマ姫が飛んでくるというもので、前のCパートを引き継ぐものになっていました。もちろん、あたるたちもクラマとは初対面になっていましたね。(面堂だけは元々初対面)
結果として原作におけるクラマ姫の役割は抹消され、いわゆる1話限りのゲストキャラみたいな形になっていたと思います。(これが本当の一夜限りのあとくされのない関係ってかw)

点数は8点といったところですか。初見ではもうちょっと低くて7点くらいかなと思ったのですが、何度か見ているうちにこれはこれでいいかもと思い直しましたw

元々原作でもそれほど評価が高いエピソードではなかったんですよ。私にとってクラマは面堂が現れる前のうる星だからこそ意味があったキャラで、彼が登場した以上お役御免になったと思っていましたから。クラマ再登場自体に疑問を抱いていたこともあって、当時からそれほど気に入っていたわけじゃなかったんです。

ただ、逆にそれが良かったのかもしれませんね。初期のクラマ回にあったエグみのようなものがすっかり抜けて、見事なまでに内容のない馬鹿馬鹿しい話になっていました。
契るだのやり得だの子作りだの、露骨な言葉が飛び交うわりにはまあリアリティがないことw
いい意味でまったく意味のないバカ話として昇華されていたおかげで、肩の力を抜いて楽しむことができました。

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tag : うる星やつら高橋留美子

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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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