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「実は私は」アニメ化決定

増田英二「実は私は」TVアニメ化決定!チャンピオン発の人外ラブコメ 

増田英二「実は私は」が今年TVアニメ化されると、本日1月29日発売の週刊少年チャンピオン9号(秋田書店)にて発表された。

つづきを読む…


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このブログでも名前だけはちょこちょこ触れてきた「実は私は」が、TVアニメ化決定だそうです。

「実は私は」に関しては、二言目には“平成のうる星やつら”と言ってきたような気がします。

ただ、それはあくまでテイストだけの問題というか、はまった理由を一言で説明しやすいから言っているだけで、本質的にはまったく別物だと思っているんですね。
うる星やつら」は「ギャグマンガ」でしたが、「実は私は」はやっぱり、「ラブコメ」ですから。

まあ確かに、最近はほぼギャグマンガ化しつつありますが(笑)、それでも要所要所、ラブコメディとしての在り様を忘れずにやっているとは思います。
この辺は後期「うる星やつら」が「ラブコメ」路線に振れつつも、最後まで“ギャグ”が根幹としてあったことと通じますね。
(わたしのギャグマンガへの考え方はこちらにあります)

しかし、ついにアニメ化ですか。

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tag : 実は私は

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「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~謎めく日常~」感想~ビブリア古書堂の事件手帖6からの再読~

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
(2011/10/25)
三上 延

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そう、ここは古本屋だ。北鎌倉で何十年も前から営業している老舗。俺は夏からここで働いている――。
(中略)
色々あって一言では説明しにくい。そのことをまともに語ると、一冊の本になってしまいそうだ。(本文6ページより引用)


プロローグからこんな記述があったりして、思わずにんまりしてしまいます。
メタ視点を装いつつ、「本は人と物語とで繋がっている」というテーマそのものも語らせているわけで、これまた三上さんのドヤ顔が浮かんできそうですw

というわけで、「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ再読、第2回目です。

2巻からは栞子さんもお店のほうに戻り、そこで相談事を依頼され、推理していくことになります。その分、話の幅も広がって行きます。

※なるべくネタばれは避けるようにしていますが、6巻まで通読してからの再読なので、うっかりしている部分もあるかもしれません。ご了承を。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪71~ついに修学旅行編へ~

1月22日にようやく、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪71に更新されました。

タイトルは「モテないし出発する」
つまりは、ついに「修学旅行」本編が始まったということです。

よっしゃああああああ、ついにきたあああああ

……といいたいところなのですが、うーん、これはなんでしょうね。
うまく感想が言えないというか、いまいち考えがまとまらないというか、なかなか難しい回でしたね。

まあ、そんなことを言っても始まりませんし、とりあえず、まずはひとつひとつ見ていくことにしましょう。あらためて読み返せば、なにか見えてくるかもしれませんし。

mo71-01.png 
1ページ目からなんともヘヴィな構図を持ってきますね。

海浜幕張駅まで両親が送迎しているシーンも含めて、
今回は「笑える」回ではなく、「切ない」「痛い」回なのではないかと予感させます。

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tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」感想~ビブリア古書堂の事件手帖6からの再読~

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)
(2013/02/25)
三上 延

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今でこそ、累計600万部とかTVドラマ化とか、とんでもないベストセラー作品として有名になってしまいましたが、
4年前にこのシリーズ第1巻が出たときは、それほど派手な宣伝もなく、ひっそりと書店の新刊コーナーに積まれていただけでした。
メディアワークス文庫自体もライトノベルと一般エンタメ、どっちつかずのイメージでしたし、当初はそれほど期待されていなかったように思います。

それがあれよあれよと言う間に、この売れ行き。本当になにがどうなるかわからないものですね。

で、今回あらためて読み直してみたわけですが、意外なほどに、違和感なくすんなり読めたことに驚きました。
この本が出たばかりのころの三上延さんは、まだ大きなヒット作もない中堅のラノベ作家で、この「ビブリア古書堂」だって、続巻が出ることもはっきり決まっていなかったはずなんですよね。売上次第では、この巻で終わっていてもおかしくなかったわけですよ。

でも、今読むと、まるで最初からシリーズ物として想定しているかのような書き方なんですね。最新巻のネタもすでにこのころから考えていたのではないかと思うくらいです。

もちろん、最初から6巻のネタを考えていたわけではなく、あくまで後付けなんでしょうけど、ほとんど違和感なく、1巻と6巻で整合性が取れている構成力には驚嘆するしかありません。

さて、「ビブリア」シリーズは基本、一話完結型の短編ミステリのスタイルです。
が、例えばホームズとワトソンのように、始めから探偵役と助手の関係が確立しているお話ではありません。
ミステリであると同時に、全体を通して、登場人物たちが成長していく過程を描いたストーリーでもあります。
なので、やはり1話から順々に読んでいって、栞子さんと五浦くんの関係に一喜一憂するのが正しい楽しみ方と言えます。

というわけで、まずは1話から見ていきましょう。

※大きなネタばれは避けていますが、なにぶん、6巻まで読んだ後の感想ですので、どこかでポロっとばらしている部分もあるかもしれません。まあ多少のことはご容赦ください。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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平井和正さんの訃報に際して

ウルフガイ」や「幻魔大戦」で有名な作家の平井和正氏が、
1月17日、お亡くなりになりました。

私にとって平井和正さんというのは、どうしても高橋留美子とセットになってしまいます。

「うる星やつら」の初めての劇場版である「オンリーユー」と「幻魔大戦」が、同時期の公開でしたし、
何より、高橋留美子自身が平井和正の大ファンでした。初期のシリアス短編の「笑う標的」や「忘れて眠れ」、そして「人魚シリーズ」などを読めば、その影響力の大きさは明らかですね。

あれは「幻魔大戦」公開前だったか後だったかよく覚えていませんが、今は亡き「SFアドベンチャー」というSF専門誌にて「平井和正と高橋留美子特集」が組まれたことがありました。
何を隠そう、私はこの特集号で具体的に“平井和正”という人を知ったんですね。

そこでは、平井和正氏の「高橋留美子論」と高橋留美子との対談が載っていたのですが、これがもう衝撃的な内容だったんですよ。

これらは後に「語り尽くせ熱愛時代」(対談集)、「高橋留美子の優しい世界」(作家論)というタイトルで単行本にもなりましたので、興味のある方は探してほしいんですが、とにかく平井氏ののめりこみぶりが異常なんです。

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tag : 平井和正高橋留美子

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「ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~」プレ感想~ミステリは二度読むべし~

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
(2014/12/25)
三上 延

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物語が終わりに近づくと、原点回帰というか、
物語開始当初のエピソードが再び語られるパターンが多く見られます。

うる星やつら」しかり、「奇面組」しかり。
きっと物語全体を総括するという点で、一番わかりやすい方法なのでしょう。

というわけで、前巻「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」を最後まで読まれた方にはもうおわかりかとは思いますが、
四年前、東日本大震災直後から始まったこの「ビブリア」シリーズも、いよいよ完結に向かって走り出しました。
そう、今回の“古書”はまるごと「太宰治」がテーマです。

ところで、昔、推理作家の横溝正史がエッセイで「ミステリは二度読むべし」と言っていたのですが、「ビブリア」を読んでいると本当にその通りだと思いますね。
前巻も読み終わった後、まっさきに冒頭のシーンを再読しましたが、
今回も読了後には、最初の病室の場面を読み返したくなること必至ですw

というか、6巻まで読むと、シリーズ第1巻「~栞子さんと奇妙な客人たち~」からもう一度、読み直したくなるんですよ、間違いなく。
だって、1巻の伏線が今さら回収されたりするんですから。

あれ、あのシーンはどうだったっけ? とか、
そもそも田中ってどういういきさつでこのことを知ったんだ? とか、
もう1巻を片手にでないと一向に読み進めない感じでしたw

なので、6巻の感想も、シリーズ最初からざっと振り返らないと書けないかな、と思っています。
最新巻で問われているテーマも、1巻から一貫して提示されているものですしね。

古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。

ビブリア古書堂の事件手帖」という作品は、まさにその物語を追い求めて行く物語です。
シリーズ完結まであとわずか。それまでに一度、全体を俯瞰してみたいと思います。

というわけで、しばらく「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズを振り返ってゆくエントリを書いていくつもりです。
よろしくおつきあいのほどを。

tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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ここが正念場~わたモテ 掲載延期に際して~

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くっそお! やりやがったな!

えー、本来なら本日1月15日に喪71が更新されるはずだった、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」ですが、“掲載延期”だそうです。要するに原稿を落としたということですね。

まあそれ自体は、以前からあったといえばあったことなので、どうってことはないのですが(よくはありませんが)、
どうしてもタイミングがねー。

考えてみれば喪69から2ヶ月、あれからずっと「修学旅行」本編がお預け状態なわけですよ。
吉田さんも“シャカ子”もあれからずっとほったらかしなわけですよ。
悪態のひとつもつきたくなりますよ!

「修学旅行」というのは当初から、高校生活最大の恐怖イベントとして今までも何回か触れられてきました。それこそ、もこっちが一年のときから気分が悪くなるほどに恐れていたわけです。
ある意味、わたモテ最大のクライマックスといってもいいわけですよ。

今回の休載の理由は公示されていないので、邪推するしかないわけですが、
このタイミングですから、やっぱり「ひょっとして展開にいきづまっている?」と思ってしまうんですね。なにしろ、喪69でいろいろとハードルをあげてしまいましたからねえ。

「修学旅行」編はわたモテという作品の“これから”を占う上で、最重要ポイントでしょうから、確かに準備期間が必要なこともわかります。ファンの過剰な期待もプレッシャーになっているかもしれません。

でも、そこを乗り越えて欲しいんですよね。ここが正念場なんですよ。
谷川さんはそれができる漫画家だと信じています。

なので。
1月22日、期待して待っています!(さらにハードルをあげていくスタイル)

tag : 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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「死にたくなるしょうもない日々(以下略)」感想~つまりは「死にたくない」日々~

死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )
(2014/12/10)
阿部共実

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阿部共実。

以前、触れた時にもちらっと書きましたが、この人の作品って「ジャンル分け不可能」ですよね。

本人のインタビューを読むと、あずまきよひこさんや施川ユウキさんに影響を受けているそうですが、確かに「萌え」の文脈を使って人間のリアルな部分をあぶり出していく姿勢は通じる部分があります。

ただ、私はこの作者を知ってからまだ時が浅いというか、「ちーちゃんはちょっと足りない」から入った“にわか”なので、どうしても「ちーちゃん」を基準に考えてしまう部分があるのですが、読み終わった後、なんとも形容しがたいもやもや感が残るんですね。
単なる鬱でも絶望感でもないし、かといって希望でもない。こういった「ちゅうぶらりんな感覚」を残して行く作風というのは、やっぱり、ちょっと他にはない才能かと思います。

空が灰色だから」などを読んでも(まあオムニバスということもあるのでしょうが)、本当にテイストが様々で、安易なカテゴライズを許さない強い空気があるんですよね。

で、現時点での最新作である「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 第1巻」。

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tag : 阿部共実

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この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- 感想~三月三日である意味~

この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)
(2014/11/29)
森橋 ビンゴ

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※この恋と、その未来。 -一年目 春-の感想はこちら。
http://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-38.html


ああ、次巻が怖い!でも早く読みたい!

……と、いうわけで今回、
最後の一行を読み終えてからの最初の感想は「とりあえず、この続きを読ませろ!」でしたね。

前巻はサブタイトルで「春」と銘打って、5月末ぐらいまでのお話でしたが、
今回は「夏秋」の名の通り、季節は11月末、「広島えびす講」まで進みます。

-一年目 春-が2014年6月末発売で、
今回が11月末ですから、刊行時期に時系列を合わせている感じですね。
次は“-一年目 冬-”でしょうか。響きからして、不穏な匂いがぷんぷんしてきますが…

それはさておき、今回は季節が一気にふたつも流れるわりには、基本的には平穏というか、四郎と未来の関係自体に大きな変化はないんですよ。
約300ページの本編中、だいたい230ページぐらいまでは、高校生らしいイベントをはさみつつも、四郎の悶々とした屈託を描いていくだけで、ほぼ“春”と雰囲気は変わらずに進んでいきます。

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tag : この恋と、その未来。

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仕事始め。

新年あけまして、おめでとうございます。

本日1月5日から仕事始めという方も多いかと思いますが、
当ブログも本日より始めてまいります。
といっても、だいたい週1、2ぐらいのペースになるかと思いますが。

今年も、だらだらと、拙くても嘘偽りのない文章を続けていこうかと思っていますので、
どうぞ、よろしくお願いします。
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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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