「なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う」感想~縁は切れるもの~
![]() | なにかのご縁 (2) ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う (メディアワークス文庫) (2014/09/25) 野崎まど 商品詳細を見る |
1巻目の感想はこちら。
野崎まどらしからぬ(?)“ほっこり”エンタメ、「なにかのご縁」シリーズ。
1年半ぶりの続刊でも変わることなく、「人と人との“こころのつながり”を描いた、ハートウォーミング・ストーリー」を貫き通しています。
やはり“野崎まど”なので、どうしても最後に「ちゃぶ台返し」があるのではないかと身構えてしまうのですが、この作品に限っては心配無用かと思いますね。
それで、えー2巻のあらすじですか。
まあ今回に限っては一言でいいでしょう。
ゆかりくんとうさぎさんに「ライバル」出現!
これで十分ですね。
しかも、そのライバルというのが、
碧い瞳のフランス貴族出身の留学生とそのお目付役の茶色いうさぎだというのですから、
まあある意味、メタフィクションならぬ「ベタ」フィクションといってもいいくらいの展開です。
というわけで今回は、彼らのおかげで、1巻以上によりコメディ色が強い作風になっています。
前回同様、全4話の連作短編となっていますので、まずは各1話ずつ見ていきましょう。
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