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ラノベと一般の違いはどこにあるのか ~キャラクター文芸の2作を読んでみて感じたこと~

以前、新潮文庫nexのことを取り上げたときにもちらっと書きましたが、
今はライトノベルと一般のエンターテイメントの区別ってあまり意味がないと思うんですね。

最近、角川が「キャラクター文芸編集部」なるツイッターアカウントを取ってまで売り込んでいるのも、
要するに、ラノベと一般エンタの垣根をとっぱらって、
両方の読者が増えるように相乗効果を狙ってのことでしょう。

●キャラクター重視がラノベでストーリー重視が一般?

それにしても、“キャラクター”“文芸”の造語でアピールしているということは、
逆説的に「文芸」には本来“キャラクター”がいないということでしょうかね?

では「文芸」って何でしょう?
よく“キャラクター”重視か“ストーリー”重視かが議論になったりしますが、
そもそもなんで“キャラ”と“物語”が対立しなければならないのかわかりません。
どちらも重要でいいんじゃないかと単純な私は思ってしまうんですが(笑)。

まあ、「文芸」では“キャラ”ではなく、“人間”が描けているかどうかだ、といった議論もあるのかもしれませんが、私にはどうも言葉を弄んでいるだけのように思えます。
“キャラ”を通じても“人間”は表現できるでしょう。「古典部シリーズ」の折木奉太郎千反田えるも明らかに“キャラ”ではありますが、彼らはすごく“人間”くさいですよ。
要は深みのある“キャラ”造形ができているかどうかだけの問題な気がするんですね。

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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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