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ひとまずの終了から1ヶ月、そろそろ落ち着いてきたので新TVアニメ「うる星やつら」第1期について改めて総括してみる

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、ここまで視聴した感想を総括して語ります。
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

令和版新「うる星やつら」の第1期目が終了を迎えて早1ヶ月。そろそろ「うる星ロス」も落ち着いたころではないでしょうか。
というわけで今回は、23話感想記事で予告した通り「第1期」を私の独断と偏見で総括してみたいと思います。

まあぶっちゃけ、次の第2期が始まるまでの「つなぎ」的な感じですけどね。そんなに突っ込んだ内容にはならないでしょう。
何しろ1年余り間が空くわけですから、それまでみなさんが「うる星やつら」を忘れないようにというのが主な趣旨ですw
なので、これから1年間、月1から月2くらいのペースで定期的に「うる星記事」を発信していくつもりですので、そこんとこよろしくお願いいたします!

さて、「第1期」の総括といっても、基本的には1クール目終了時に語った感想と変わらないですね。あそこで語った以上に付け加えることはあまりありません。
「OP/EDが素晴らしい」のは2クール目も同様でしたし(特にやっぱりOPが見事!)、「声優さんがぴったり」なのもテンちゃんや竜之介を挙げるまでもないでしょう。
「原作愛」は毎回のように感じていましたし、「アニオリの面白さ」も23話などを挙げるまでもなく健在です。
一方、これは改善してほしいというところも変わりなかったですけどねw 擬音を口にする演出とか。

まあこれに一つ付けくわえるとするなら、明らかに2クール目からより面白くなってきているということでしょうか。テンポがよくなっているのはもちろんのこと、ギャグの演出やキャラの見せ方一つとっても1クール目に比べて良くなってきている印象ですね。

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tag : うる星やつら高橋留美子

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新TVアニメ「うる星やつら」第23話の意味のないことに意味があるライト&ヘビーのハイブリッド感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

いやあ、楽しかったですね。
気持ちがいいまでにくだらなくて、ひたすらハチャメチャに徹している感じが心地よかったです。
いったん区切りを付ける上で、この上ない「最終回」だったと思います。

これが本当の「最終回」だったら、評価していません。
あくまで「仮」の最終回だからいいんですよ。
次への「つなぎ」として、とことん意味のないお祭り騒ぎに終始したことに意味があったんです。
なんだか矛盾した言い回しですが、本当にそう思います。
この時点で「答え」や「道筋」は必要ありませんから。

点数は大盤振る舞いで、9.8点をあげちゃいましょう!
本当は満点にしてもよかったのですが、そこは第2期への期待も込めて残しておきますw

とにかく、最終回じゃない最終回というのがよかったなと思いますね。
「仮」だからこそ好き放題やれたというか、ナンセンスなままで一区切りついたことが次へのステップを軽やかにしてくれることでしょう。
第2期が今から楽しみです。

というわけで、まずは「うる星やつら」第23話のライト仕様感想から始めましょう!

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新TVアニメ「うる星やつら」第22話のどこかチグハグなライト&ヘビーのハイブリッド感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

今回はどちらもいわゆる「いい話」でしたね。前回がいろんな意味でエグい回だったのでバランスを取ったのでしょうかw
でも、バイオレンスなドタバタも心温まる愛の物語も、どちらも同列で成り立つのが「うる星やつら」の面白さでもあります。
令和版アニメが一期目の区切りを迎える前に、対照的なテイストの話を並べることでその魅力の幅広さを提示する意味があったのかもしれません。

ただ同じ「いい話」でも、受ける印象はそれぞれ違っていたように思います。特にAパート「大ビン小ビン」は基本原作通りだったのにもかかわらず、微妙な調整がなされていたように感じました。
そしてその調整は、思いのほか作品に大きな影響を与えていたように見えたんですよね。それによって、22話全体の印象さえも変わったような気がしたんです。
前回のヘビー仕様感想では、あたるとラムの「ラブコメ」を22話前半に持ってきたことには何か仕掛けがあるのではないかと書きましたが、あながち見当はずれでもなかったかなと。

全体的な雰囲気というか、演出的な面ではわりとあっさりしていたように思います。
1クール目における「ラブ回」だった、「君待てども…」「君去りし後」の叙情的な感じとはかなり違っていましたよね。

それも当然でしょう。あの二つはなんといっても世界そのものの始まりであり、また大きな転換期でもあったのですから。あのドラマチックな見せ方にもちゃんと意味があったんです。後期うる星の数ある「いい話」の一編に過ぎない今回の話とは、重みも重要性もまったく異なります。
そういった意味で、過剰な感傷に浸ることなく、ごく普通の「ちょっといい話」に終始していたことには好感を持ちました。

ただ、今回はいつものように点数をつけるのはやめておきます。
AパートBパート共にほぼ原作通りでしたし、それぞれ単体では高得点をあげられるかとは思うんですけど、先ほど述べた「微妙な調整」が全体に及ぼした影響が私を戸惑わせるんですよ。そしてそれは今も答えが出ていないんです。

それに加えて、13話のヘビー仕様感想で触れた「大ビン小ビン」問題が大きくのしかかってきますからね。
たぶんほとんどの人にってはどうでもいいことだろうとは思いますが、私にとっては絶対に避けては通れない重要な問題なんです。
しかも、今回の「微妙な調整」によって私の中の定義がすこし揺らぎ始めてるんですよ。この期に及んで、うる星とは何かという根本的な問題に直面しているような状態なんです。

……とまあ、その辺のなんとも面倒くさい話は後でゆっくり、「ヘビー仕様」の方で語ることにいたしましょう。

まずは「うる星やつら」第22話のライト仕様感想からどうぞ!

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新TVアニメ「うる星やつら」第21話の常識的なモラルに囚われては見えてこないライト&ヘビーのハイブリッド感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

今回はどちらも割とひどい話というか、14話のトンちゃん並に過激なネタのオンパレードだったわけですが、意外なほどに後味は悪くなかったと思います。むしろさわやか印象を覚えたくらいw
特にBパートの「あな恐ろしや、ワラ人形」は最高でしたね。一部の面あた勢(笑)にも大満足の内容だったのではないでしょうか。

まあうる星だからこそ成り立つネタではあったでしょう。教師置き去りにせよ呪いのワラ人形にせよ、それをギャグとして笑いにできるのはこの作品がそういうことを普通に受け入れている世界だからです。他の作品だったらホラーか人間の暗黒面をえぐり出す嫌ミスものになっていますよw
おユキさんや了子のヤバさがむしろそれを明るく楽しいものに変えてくれていましたね。

点数としては、Aパート「惑星教師CAO-2」9.3点Bパート「あな恐ろしや、ワラ人形」9.7点かな。トータルとしては9.5点になりますでしょうか。

実は事前の予想では、今回は少し評価が落ちるかなと思っていたんですよね。というのも、これまでの私の評価を見てみると、偶数話が比較的高い一方、奇数話になるとなぜか点数が辛めになる傾向があったからなんです。

1クール目終了記念!新TVアニメ「うる星やつら」のこれまでを振り返ってみる
https://horobijiji.blog.fc2.com/blog-entry-495.html
ここで挙げられている1クール目の個人的ランキングを見ても、7話4話だけを例外としてほぼ偶数話が上位に来ています。
2クール目からはさらにその傾向は強まっていますね。14話とか16話18話に前回の20話にはことごとく9点以上を付けている一方、13話15話は8点台ですからね。17話にいたってはAパートに6点台をつけています。比較的高得点だった19話さえBパートに8.5点をつけていることからすると、とても偶然とは思えません。
意識していたわけではありませんが、こうなるともうジンクスと言ってもいいのではないでしょうか。

ただそれに気づいてしまうと、途端にジンクスじゃなくなってしまうのもまたジンクスというやつです。どうやら今回を持ってそれも終わりのようですね。間違いなく21話はこれまで以上に面白かったのですから。

というわけで、まずは「うる星やつら」第21話のライト仕様感想から行ってみましょう!


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tag : うる星やつら高橋留美子

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新TVアニメ「うる星やつら」第20話の別々の視点から見てみたライト&ヘビーのハイブリッド感想

※このたび36年ぶりに新しくTVアニメ化された「うる星やつら」。自他共に認める高橋留美子主義者である私なりそこないが、これから毎週視聴した感想をざっくり語っていこうと思います。アニメの感想は慣れていないのであまり深堀はしません。基本原作ガチ勢ですw
(私の新アニメ「うる星やつら」への思いはこちらこちらで。)

今回は4話のクラマ姫以来の30分1本ものでした。
でも、まったく間延びした印象はなく、非常にテンポのよい内容になっていたと思います。
それもそのはず、原作の「失われたモノを求めて」は3話に渡る話なんです。
むしろ、1本でやるのが当然と言えるでしょう。

元々原作1話分を15分パートでまとめるのは少し長いような気はしていました。
14話「トLOVEル・レター」17話「あこがれを胸に!!」なんかは、実質2話分を15分でうまくまとめていましたからね。少し詰め気味なほうがちょうどいいのかもしれません。
そういった意味で、3話を30分ものとして構成した今回はまさに理想的なバランスだったように感じました。

点数としては9.5点ぐらいにしようかな。
ほぼ満点と言ってもいいくらいに面白かったんですけど、一部デザイン変更を余儀なくされた部分が気になって減点せざるを得ませんでしたw

今回はいわゆる「幼なじみ回」ですね。
意外にも、弁天とおユキさんは2クール目初登場だったりします。
11話「面倒邸新年怪」は顔見せみたいなものでしたし、がっつり話に関わるのは初登場だった6話以来になりますでしょうか。
特に弁天は大活躍でしたね。

実は原作でもラムの幼なじみである彼女たちが主役を張る話は中期以降だったりするんですよ。それまで宇宙人たちだけで終始する話というのはほとんどなかったんです。
この「失われたモノを求めて」は、まさにその「幼なじみ回」のはしりといってもいいでしょう。うる星やつらという作品がいろんな意味で変わりつつあった時期を象徴する回でもありました。

というわけで、まずは「うる星やつら」第20話のライト仕様感想からスタート!

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tag : うる星やつら高橋留美子

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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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