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映画「砕け散るところを見せてあげる」を見た~感想にもならない簡単な雑記~

※ネタバレはありませんので、安心してお読みください。

kudakechiru-panfu.jpg 
映画「砕け散るところを見せてあげる」を見てきました。

まず最初に言ってしまうと、泣きました。
映画を観て涙を流したのは「ボヘミアンラプソディ」以来、2回目ですね。
もちろん号泣ではなくって、目から熱いものがとどめなく流れ落ちてくる感じだったのですが、自分の意志とは関係なく勝手にあふれてくるので、少し困りましたw

まあ原作を読んだ時も泣いたので、この作品でも2回目になりますね。ていうか、今こうして思い出してもうるっとくる感じでやばいです。

ただ、この涙は感動の涙かというと、そうでもないような気がします。
いうなれば、「衝動の涙」ですね。
そう、ゆゆこ作品にはいつも衝動に駆られるのですが、この映画にもまさに魂を揺さぶられるような衝動が走ったんですよ。
それはすなわち、この映画「砕け散るところを見せてあげる」が竹宮ゆゆこの作品を見事に映像化してくれたことに他ならないことでもあるわけです。

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tag : 竹宮ゆゆこ

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これはピストルスターをめぐる物語~映画「いなくなれ、群青」を見て~

映画「いなくなれ、群青」を見てきました。
inakunare_pamfu.jpg

感想を一言で述べるなら、良かったです。
映像化はある意味「サクラダリセット」以上に難しいのではないかと思っていた部分もあったのですが、全然そんなことはなかったですね。
まさに心を穿つ作品になっていたと思います。

そういえば、「サクラダリセット」が映画化することが決まった際に、
> 映像化があるとしても、現在進行形である「いなくなれ、群青」から始まる「階段島」シリーズのほうだと思い込んでいた
と書いていたことを思い出しました。

で、その後に、
> やっぱりKADOKAWAの力も大きいのかな?
> 考えてみれば「階段島」シリーズは新潮社ですからねえ。メディアミックスにはそれほど前向きでもないでしょうし。

とも、ぼやいていたんですよね。

あの頃は、まさか本当に「いなくなれ、群青」が映画化されるとは思いもしませんでした。で、今回の映画の配給が思いっきり「KADOKAWA」というw
いやあ、ホント感慨深いw

というわけで、今から感想を綴っていくわけですが、私は普段あまり映画を見ないタチなので、「映画」論みたいなことは語れません。
あくまで原作ファンの立場から、「いなくなれ、群青」としてどうだったかを思いつくまま述べていく形になります。基本、ネタバレはありませんので、未見の方も大丈夫かと。
ただ、「階段島」とは何かみたいな話は出てきますので、その辺も含めてまったくの予備知識がないまま見たい人はご注意ください。

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tag : いなくなれ、群青

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2017年を適当に振り返る~ラノベ・ライト文芸を中心とした個人的回顧録~

いつの間にやら2017年ももう終わりですが、
今年は昨年以上に後悔ばかりが募るというか、何もできなかった年だったなあという気がしています。
けっきょく、昨年暮れにあれこれ述べたこともほとんど書けず仕舞いでしたし、かろうじて『いまさら翼といわれても』の感想を形にしたくらいだけだったのがなんともはがゆいですね。

というわけで今回は、ライトノベルやライト文芸を中心にしたエンタメ界を個人的な思いとともに振り返っていきます。
要するに去年もやったような簡易感想集……いや、あれよりももっと個人的な感じかな?
まあ言ってみれば、本来の意味での「Web-log」(ウェブログ)でしょうか。まさにWeb日記ですね。
自分への戒めも込めた備忘録という形で、思うがままに進めていこうかと思います。

そんなチラシの裏的なものをネット上に挙げるとか、我ながらどうなのかという気もしないでもないのですが、「公共」の場にさらけ出した「個」の思いというのは、また違ったものになるはずだと思うんですね。
ネット上に乗せた段階でそれは自分ではない、また別の何かなんです。

それに、自分の恥ずかしい部分を世間に晒すことである種のセラピー(?)にもなるはずなので、どうか笑ってご容赦ください。

さて、今年をざっと振り返るとまず思うのが、シリーズものばかり追いかけていたなあということです。
特に心に残るのは、「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズですね。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖ハルチカシリーズ河野裕やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。北村薫竹宮ゆゆこ

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実写映画「氷菓」を見て〜折木奉太郎は関谷純にはならない〜

※原作および映画のネタバレがあります。

実写映画「氷菓」を見に行きました。
jissha_hyouka_pamph.jpg


10月半ば、米澤穂信関連の記事を書いた時はまだ見るかどうか悩んでいたのですが、結局は足を運ぶことになりましたね。

まあ好きな作品が実写化して本当の意味で成功した例はほとんどありませんし、けっこうギリギリまで見なくてもいいかなとは思っていたんですよ。テレビドラマ版「ビブリア古書店の事件手帖」や実写映画「ハルチカ」なんかは結局見ませんでしたし。
ただ、後からやっぱり見たくなっても、いきなり上映期間が短縮されていて見れないとなったら後悔しそうだなと思ったんですね。実際、映画「サクラダリセット」は「後編」をみるのにけっこう苦労しましたから。(「サクラダリセット」は「後編」でかなりがっかりしたものの、全体的には見てよかった作品だったと思っています)

で、少なくとも「ハルチカ」のような、世界観そのものの改変はないように思えたんです、今回の実写化は。ならば、映画のスタッフはこの「氷菓」という作品をどうとらえたのかという点において、原作ファンとして見るのもアリかなと。
そんな感じで、それほど期待せずに軽い気持ちで見に行ったわけなんですね。

で、どうだったかと言うと……
mo70_katakata.png 
一言でいうと、こんな感じでしょうかw

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tag : 米澤穂信

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『米澤穂信と古典部』ほか2冊を紹介~週末(10/14)米澤穂信関連購入備忘録を兼ねて~

しばらくぐずついた天気が続いていて、休みの日も外出するのが億劫になりがちなのですが、
先週末はどうしても出かけないわけにはいきませんでした。

というのも、10月13日に米澤穂信関連の雑誌・書籍が続けさまに発売になったからです。

yonepo171015_01.jpg 
左から、「小説野性時代Vol.168 2017年11月号」、「米澤穂信と古典部」(KADOKAWAムック)、「太宰治の辞書」(北村薫著)。
3冊とも米澤ファンなら買わずにはいられない必読の書です。

いやあ、雨も降っているしどうしようかなあと一瞬頭をよぎったんですけど、買いに行ってよかったです。

なにしろ、私が書店に着いたころにはもう、「米澤穂信と古典部」がラス2となっていましたからね。
あともう少し遅かったら売り切れているところでしたよ。

しかも、かえって来てからamazonで確認したら、すでに在庫切れで「2017年10月18日入荷予定」となっていましたから!
あやうく1週間待ちを覚悟しなければならないところでした。

そういえば、以前も「古典部シリーズ」が掲載された「小説野性時代」を入手するのに苦労したっけなあ……。
あらかじめ、ネット予約しておけばいいんでしょうけど、タイミングによってはamazonさんも当てにできない時がありますからね。
都内にいると、けっきょくは買いに行ったほうが早いことも多々あるんで、判断に悩むところですよ。

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tag : 米澤穂信

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プロフィール
ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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