「坂東蛍子、日常に飽き飽き」 感想~セカイ系を装った日常系~
![]() | 坂東蛍子、日常に飽き飽き (新潮文庫nex し 78-1) (2014/08/28) 神西 亜樹 商品詳細を見る |
今月で創刊100周年を迎えた新潮文庫が新たに立ち上げた「新潮文庫nex」。
さっそく、購入した新潮文庫nex四冊のうち、まずどれから読んでいこうかと考えた末、
神西亜樹氏の「坂東蛍子、日常に飽き飽き」に決めました。
理由としては「新潮nex大賞」第1回受賞者の新人さんという点がひとつあります。
「新潮文庫nex」の衝撃は以前書いた通りでしたが、よくよく考えてみると、
“守り”に入っている感がありありだったんですね。
すでに一般エンタメやライトノベルで名を馳せた人たちばかりを集めて、話題作りには成功しましたが、このままではいずれ行き詰まるでしょう。
というわけで、すでにその実力がわかっている作家さんよりも、まずは、「新潮nex大賞」を受賞された新人さんの作品を読んでみて、レーベルの方向性を占ってみようと思ったんですね。
あと、タイトルからして、いかにも「涼宮ハルヒの憂鬱」の影響がありそうだなーと感じたことも理由のひとつでしょうか。
で、ひととおり読み通した感想ですが、一言でいうと、
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