私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!喪71~ついに修学旅行編へ~

1月22日にようやく、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が喪71に更新されました。

タイトルは「モテないし出発する」
つまりは、ついに「修学旅行」本編が始まったということです。

よっしゃああああああ、ついにきたあああああ

……といいたいところなのですが、うーん、これはなんでしょうね。
うまく感想が言えないというか、いまいち考えがまとまらないというか、なかなか難しい回でしたね。

まあ、そんなことを言っても始まりませんし、とりあえず、まずはひとつひとつ見ていくことにしましょう。あらためて読み返せば、なにか見えてくるかもしれませんし。

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1ページ目からなんともヘヴィな構図を持ってきますね。

海浜幕張駅まで両親が送迎しているシーンも含めて、
今回は「笑える」回ではなく、「切ない」「痛い」回なのではないかと予感させます。


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で、この表紙。
正直、一瞬最終回かと思いましたよ。今までの表紙の中でも、これほど「暗い」空気のものはちょっとなかったのではないでしょうか。

しかもキャッチが「ついに旅立ちます。」

おいやめろ! もこっちとも、これでもうお別れなのかと勘違いしてしまうだろ!(え、わたしだけですか?)

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よくあるパターンだと、全然別の場所について行ってしまうのでしょうが、ここでは同じ制服の子たちですし、そんなことはありませんでしたね。

あるあるネタにしても弱すぎますし、この時点では、まるまる1ページ分を使ってまで、集合場所を求めて他の子についていくシーンを描く意味がわからなかったのですが……

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だから、なんで隠れる必要があるんだ……
クリスマス会のときならまだしも、基本全員参加の「修学旅行」なんだから別に居てもいいでしょうに。

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えっと、つまりは、3ページ目のアレは、「ついていく」ことが重要なんじゃなくって、
示し合わせたようにみんな「ゴロゴロのバッグ」にしている、というところがポイントだったんですね。わかりづらいわ!
「バッグのチョイスでも私の孤独感煽ってくるの?」はちょっと笑いましたが。

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今回特に気になったシーン。

この喪71は全体通して、淡々としながらもどこか暗いムードが続くだけに、
どうしてもあの「喪69 モテないし班決めする」と比べてしまうのですが、
ここでの荻野先生は、班決めの時の「黒木が組んであげるってー!!」と“対”になっているようにも思えるのですよ。

要するに今回は、喪69と同じような「重苦しいトーン」を保ちながらも、どこか微妙にずらしてきているというか、わずかに「追いつめすぎない部分」を用意しているような気がするんですね。

まあ、そんな邪推はともかく、もこっちの「やればできんじゃねーか」には笑いましたけどねw

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それでも、出席番号順だと「岡田」と「黒木」が近くの席になるわけで。

岡田の隣の子は前のページでの「今みんなでどこ座るか決めててー」の子ですね。
なんともイヤな構図です…
つーか、ふたりのこの会話はもこっちには拷問でしょう。そのくらい察しろや!

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なにげない、こんなシーンもこの後の伏線になっているんですよね。
「この調子」では済まないんだよ……

今回、テンポがすごくゆっくりというか、一見無駄とも思えるような場面もじっくり描いている感じがしますね。

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今回で個人的に一番「くる」シーン。

セリフがいっさいなく、“想像”だけで見せるフキダシに、なんとも胸が苦しくなります。
初期のわたモテならこんなシーンでも“笑える”場面だったかもしれませんが、とてもそんな気分にはなれませんでした。

また、「自撮り棒」といい、さきほどの「コロコロバッグ」といい、ちょっとしたアイテムの出し方が卑怯ですよね…

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当然、席に戻れるわけもなく……
だめだ、何度見ても泣きそうです。

このまま、喪69のラストのように救いがないまま進むのかと思いきや……

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そう、ここで小宮山さんの登場です。
この展開こそ、喪69とは違うところですよね。

いったん通り過ぎてから、戻ってくるところなんて、もう!

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富士山をふたり同時に目で追っていくシーン。(ちょっと並べてみました)

まるで、ひとつひとつの動作をすべてコマとして表現しようとしているというか、
こういったところもちょっと異色ですよね。

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ふたりの距離感がすばらしいですね。

小宮山さんの写メでは、たまたま私も入っちゃったんだと言わんばかりの、ハジからそっと寄り添うスタイル。
そして、少し紅潮しつつも「じゃあ…」と立ち去ろうとする小宮山さんに「私も一応撮っとくわ」と、呼び止めるもこっちw
“一応”ってww

こうしてみると、もこっちがずっとスマホを見ているふりをしていたのも、さきほどの「自撮り棒」も、ここへの伏線だった気もします。
岡田たちと同席していたあの場面も、そう考えると、また違った意味に見えてくるのではないでしょうか。

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たとえば、ここのシーンとか。

このときは「何やってんだ?」とだれも声をかけてくれなかったわけですね。
でも、もこっちには、たとえ同じクラスにはいなくても、
少なくとも声をかけてはくれる小宮山さんがいる。
そしてなにより、「写メ送って」と言ってくれたゆうちゃんがいる。

ひとりでスマホを見ているシーンもそんなことへの対比としてだったのかもしれません。

ところで、もこっちはこの時何を見ていたんでしょうね?
えーと、

……
…………

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ドラゴンヘッド」のノブオかよ!

なんでよりにもよって、そんなものを修学旅行で見ているんだ……w
変なフラグが立ちそうだからやめてほしいんですが。

まあ、それはさておき、小宮山さんと別れたもこっちですが、
mo71-16.png 
この調子ならすぐに京都に着くかな…?」のときと構図が似ていることに注目。

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えー、ごめん、もこっちのモノローグが切なすぎて笑えません。

「班決め回」ほどではないですが、やっぱり、いつもに比べると「笑い」が少ないように思いますね。

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同じ構図を連続して見せることで、もこっちの心情がまるでリアルタイムで伝わってくるようです。“ぴく”とか、もうね……
小宮山さんのときもそうですが、こういう「秒単位」の描写が今回目立った気がしますね。それにしても、

「汚ねー寝てんのはナシだろー」「それにもうちょっとよー…」

もうちょっとって、なんだよ! ちょっとは「寝たフリ」していることも想定して気をつかってやれよ!

ところで、オチはなんで「大地震がきて脱線事故が起きないかなー」じゃないんですかね?
ノブオを見ていたのは、てっきりそのフリかと思っていたのですが…
まあいいですけど。



というわけで、ざっと見てきたわけですが、
どうにもモヤモヤしたものが残りますね。なんなんでしょうかこれは。

ただよく考えてみると、まだ「班行動」に入っていないんですよね。

つまり、未だ吉田さんの素性がわからないんですよ。そもそも修学旅行に参加しているのかもわかりませんが。
……なんだか、腑に落ちない原因はこれのような気がしてきました。
さすがに、次は京都に着きますよね? ホント、頼みますよ。

さて今回、喪69の班決め回なみに、どこか重苦しい雰囲気が漂っていたわけですが、
これで「修学旅行編」全体がこのトーンになるとは思っていません。

谷川ニコさんは、すごくバランス感覚を大事にする方で、
公式ガイドブックのインタビューでも「ぼっちネタが続いたから今回は女の子っぽい話にしようとか、構成のバランスも考えたりはします」と答えています。

なので今回の暗いトーンも、前回の「喪70」、そして「特別編4」が、
かなり「笑える」話だっただけに、バランスをとったのではないかと思うんですね。

それに、荻野先生の場面や小宮山さんなど、喪69とは違った面も見せてきています。
ひょっとすると、意図的に喪69と雰囲気を合わせつつ、違った部分を際立たせようとする意図があったのかもしれません。

うーん、やっぱり、断片的な感想になってしまいますね、今回は。
こういった感じもいいですが、やっぱり次は、何も考えずに笑える話がいいかなー。

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No title

こんにちは

自分はもう20年以上前になりますが、中学の修学旅行の時に「運びやすいから」って理由でこういうの持って行ったら

http://store.shopping.yahoo.co.jp/alpen-group/7210010414.html

みんなダッフルバッグ持ってて(ノ∀`)アチャーってなった記憶があります。

まあ、普段ダッフルも使わないし持ってもいなかったのですが、これはちょっと身につまされてしまいました・・・。


それにしても最近の子って普通にこんなキャスターコロコロのバッグ使ってるんですかね?

No title

>(・∀・)さん、コメントありがとうございます。

なるほど……
周りがダッフルバッグの中、一人だけそれだとかなり目立ちますよね。
自分が中学や高校の修学旅行の時は、どうだったかなあ。
もうあんまり覚えていないんですよねw
うーんでもリュックではなかったとは思うんで
やっぱり今回もこっちが持ってきているようなバッグだったような気がします。

コロコロはどうなんでしょうね。
私なんかは、どうしても海外旅行のバッグというイメージがあるんですが、
今の十代がどうなのかはまったくわかりませんw

でもまあ、谷川さんも、ある程度今時の流行を調べて描いているんでしょうから、
やっぱりそういう傾向があるのかもしれません。。
一応、今の十代に向けて描いている部分があるでしょうし。
(その割にはわたモテ読者層ってわりと高め?な印象もありますが)
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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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