「おまえのすべてが燃え上がる」購入。〜まずは途中報告を〜

あしたはひとりにしてくれ」から約半年あまり。
竹宮ゆゆこの待望の新作が6月1日に発売になりました。

前作は別冊文藝春秋での連載をまとめたものでしたが、今回は新潮文庫nexでの書き下ろし。
つまり「知らない映画のサントラを聴く」「砕け散るところを見せてあげる」の流れを組む作品ということですね。

正直ここ最近、事前情報をまったくチェックしていなかったので、
4日の日曜日、書店の平台で見つけた時は本気でびびりました。
「やべっ、俺としたことがゆゆぽの新作をチェックし忘れるとか!」と思わず心の中で叫んでしまいましたよw

「砕け散るところを見せてあげる」では浅野いにお氏の表紙が印象的でしたが、
今回は「このマンガがすごい!2017オトコ編」で堂々第2位を獲得した「私の少年」の高野ひと深氏が表紙です。

omaenosubete-hyoushi.jpg 
いや〜、前作に負けないくらいに実にいい表情をしていますね。

正直、新潮文庫nexのプロモーションセンスってどうもイマイチというか、
今回のキャッチコピーにしてもなんだかピンとこないなあという感想しか出てこないのですが、
表紙イラストに限っては文句なしに素晴らしいです。
タイトルとの構図が絶妙なんですよね。
これ、表紙買いする人もけっこういるんじゃないでしょうか。



さて、ゆゆぽ信者を自称している私。
もはやハヤる気持ちを抑えきれずに、買い物帰りの電車の中、我慢できずに読み始めたんですね。

で、その上でひとつ忠告させていただきたいんですけど、
これ、電車の中で読まないほうがいいです。
さもないと、リアルに吹き出してしまって、周りから奇異な視線を浴びせられることになります。

今まで公共の場で吹いてしまった経験なんて、
行け!稲中卓球部」と「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(「わたモテ」の感想記事の中で何度か忠告した記憶も……w)くらいしかありませんでしたが、
まさかその仲間に、新潮文庫が加わるとは思いもしませんでしたよw

いやでも本当に、ここ最近のゆゆこはラノベ時代よりもむしろ破壊力が増しているんですよ。
前作の「あしたはひとりにしてくれ」(実はこれを読んだときにも何度か吹き出しています…)もそうでしたが、マジで不意打ちを食らったかのように笑ってしまうんです。
ラノベレーベルから一般に移ってからさらにネタがキレまくっているとか、いったいどうなっているんでしょうねw

omaenosubete-ura.jpg 
販促帯には「電車の中で泣きました。」なんてありますが、
私なら「電車の中で吹きました。」とコメントを寄せますねw

まあ実はまだ、100ページほどしか読んでいないので、この後どうなるかはわかりませんけど。
もしかしたら今度は電車の中で泣いてしまうはめになってしまうかもしれませんw

でも、本当にどうしようもなく、まごうことなく、何もかも、すべてがもう「竹宮ゆゆこ」ですね。
どうしようもないダメ人間のどうにもならない境遇も、そのヘヴィな心理描写も、それでいて、どのキャラクターも必死でもがき、生きようとしているところも、どれをとっても竹宮ゆゆこそのものです。

しかし、本当にすごいですね。
ライトノベルレーベル電撃文庫を離れて早3年。新潮文庫から三冊。文春文庫で一冊。
普通の越境作家なら、もうそろそろ「文学」気取りをし始めてもおかしくないころですよ。

読めばわかりますが、どう考えても賞狙いとかまったく考えていませんからね。
ネタを仕込まないと文章が書けんのか!って突っ込みたくなってしまうくらい、“ゆゆこ節”は変わっていませんから。

冒頭、ヒロインが包丁持った正妻からの逃亡劇を繰り広げているサスペンス的な描写の中でも、突然、

親父(が)涅槃で待ってる的な状況?

とか、ぶっこんでくるんですよ?
もう勘弁してくれといいたいくらいにおっさん的にはツボにはまってしまうわけですよw
しかも、それでいて、それが物語の邪魔になっていないところがすごいんです。
むしろ、このネタはここで絶対に必要だなと思わせるパワーがありますからね。

まだ、途中なので、感想は書けないんですけど、
1/3ほど読んだ限りでは、これ、「砕け散るところを見せてあげる」よりも「知らない映画のサントラを聴く」と雰囲気に似ていますね。

まあ、20代半ばの女性が主人公ということもありますけど、
ひたすらに走っている導入部分とか、女性が生活していく中での独特の生々しさとか、
今はどうしようもなくただ「生き延びている」だけだけれど、かつて学生時代では青春を謳歌していたところとか、
現段階ではどうしても「知らない映画のサントラを聴く」を彷彿とさせます。

でも、帯にある本屋さんのコメントによると、「思ってもみない地点に」吹き飛ばされるそうなので、今から期待しちゃいますねw

というわけで、今回は感想の途中報告ということで。
読み終えたら、改めてエントリー記事を書こうと思っています。
(あ、その前に「あしたはひとりにしてくれ」の感想も書いていないんだ……)


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tag : 竹宮ゆゆこ

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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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