栞子さんと6冊の文庫~2017年2月25日購入記録から~

「文庫1冊を買うつもりが、気が付いたら7冊買っていた」

何を言っているのか、わからないかもしれませんが、 
私も何が起きたかわかりませんでした…

いえね。昨日(2月25日)はビブリア古書堂の事件手帖7」を買いに出かけただけだったんですよ。

書く書くといいつつ、ほったらかしにしている感想記事がたまりにたまっている状況ですし(「かくかく詐欺」と言われても仕方ありません…)、積読本もたまりにたまる一方ですから、しばらくは“新規開拓”もお休みして、新刊狩りは控えようと心に決めていたところでした。

だから、本当に「ビブリア」1冊だけのつもりだったんです。

ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~


前作「ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~」から実に2年と2か月ぶり、しかもシリーズ最終巻となれば、
さすがにこれだけは発売日当日に買わないわけにはまいりません。
「My Favorite商品」にも挙げているように、私にとってこの「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズはまさに「めぞん一刻」の再来といっても過言ではないくらいに大切な作品ですからね。

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tag : 三上延 河野裕 山本弘 初野晴

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「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~消えない絆~」感想~ビブリア古書堂の事件手帖6からの再読~

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
(2012/06/21)
三上 延

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2巻の感想から、かなり時間が空いてしまいましたが、「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ再読、ようやく第3回目です。

前巻のあとがきにあったように、この巻から「物語はようやく本編」に入ります。
なので、1巻、2巻とは少し雰囲気も変わってきます。
単なる五浦くんのバイト物語ではなく、二世代三世代にわたる、家族の物語といった側面を帯びてくる訳です。

本人には言っていないけど、ここには書いておく。
あたしの見たところ、五浦さんは自分より立場が上の人、特に目上の女に振り回されやすいタイプだ。戦士みたいな体つきのくせに、性格はなんか侍従っぽい。(本文6ページより引用)


冒頭からいきなり篠川文香の日記(?)で始まることからもその辺は伺えますよね。
それまで一貫して、五浦くんの一人称形式だった「ビブリア」ワールドが、別の視点が入ることによって、五浦くんからは見えなかった事件の裏側が見えてくるわけです。

それに加えて、人物像というか、五浦大輔や篠川栞子が他人からどう見えているのかが伺えて、
この辺はなんだか他人の日記を盗み見しているような面白さがありますね。(実際、そうなんですけど)
いっきに世界観が複眼的になった気がします。

まあなんにせよ、五浦くんの気持ちが端から見るとバレバレなのが、微笑ましいですw

※例のごとく6巻まで読んでからの再読なので、ある程度のネタバレはご容赦ください。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~謎めく日常~」感想~ビブリア古書堂の事件手帖6からの再読~

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
(2011/10/25)
三上 延

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そう、ここは古本屋だ。北鎌倉で何十年も前から営業している老舗。俺は夏からここで働いている――。
(中略)
色々あって一言では説明しにくい。そのことをまともに語ると、一冊の本になってしまいそうだ。(本文6ページより引用)


プロローグからこんな記述があったりして、思わずにんまりしてしまいます。
メタ視点を装いつつ、「本は人と物語とで繋がっている」というテーマそのものも語らせているわけで、これまた三上さんのドヤ顔が浮かんできそうですw

というわけで、「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ再読、第2回目です。

2巻からは栞子さんもお店のほうに戻り、そこで相談事を依頼され、推理していくことになります。その分、話の幅も広がって行きます。

※なるべくネタばれは避けるようにしていますが、6巻まで通読してからの再読なので、うっかりしている部分もあるかもしれません。ご了承を。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」感想~ビブリア古書堂の事件手帖6からの再読~

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)
(2013/02/25)
三上 延

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今でこそ、累計600万部とかTVドラマ化とか、とんでもないベストセラー作品として有名になってしまいましたが、
4年前にこのシリーズ第1巻が出たときは、それほど派手な宣伝もなく、ひっそりと書店の新刊コーナーに積まれていただけでした。
メディアワークス文庫自体もライトノベルと一般エンタメ、どっちつかずのイメージでしたし、当初はそれほど期待されていなかったように思います。

それがあれよあれよと言う間に、この売れ行き。本当になにがどうなるかわからないものですね。

で、今回あらためて読み直してみたわけですが、意外なほどに、違和感なくすんなり読めたことに驚きました。
この本が出たばかりのころの三上延さんは、まだ大きなヒット作もない中堅のラノベ作家で、この「ビブリア古書堂」だって、続巻が出ることもはっきり決まっていなかったはずなんですよね。売上次第では、この巻で終わっていてもおかしくなかったわけですよ。

でも、今読むと、まるで最初からシリーズ物として想定しているかのような書き方なんですね。最新巻のネタもすでにこのころから考えていたのではないかと思うくらいです。

もちろん、最初から6巻のネタを考えていたわけではなく、あくまで後付けなんでしょうけど、ほとんど違和感なく、1巻と6巻で整合性が取れている構成力には驚嘆するしかありません。

さて、「ビブリア」シリーズは基本、一話完結型の短編ミステリのスタイルです。
が、例えばホームズとワトソンのように、始めから探偵役と助手の関係が確立しているお話ではありません。
ミステリであると同時に、全体を通して、登場人物たちが成長していく過程を描いたストーリーでもあります。
なので、やはり1話から順々に読んでいって、栞子さんと五浦くんの関係に一喜一憂するのが正しい楽しみ方と言えます。

というわけで、まずは1話から見ていきましょう。

※大きなネタばれは避けていますが、なにぶん、6巻まで読んだ後の感想ですので、どこかでポロっとばらしている部分もあるかもしれません。まあ多少のことはご容赦ください。

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tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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「ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~」プレ感想~ミステリは二度読むべし~

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
(2014/12/25)
三上 延

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物語が終わりに近づくと、原点回帰というか、
物語開始当初のエピソードが再び語られるパターンが多く見られます。

うる星やつら」しかり、「奇面組」しかり。
きっと物語全体を総括するという点で、一番わかりやすい方法なのでしょう。

というわけで、前巻「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」を最後まで読まれた方にはもうおわかりかとは思いますが、
四年前、東日本大震災直後から始まったこの「ビブリア」シリーズも、いよいよ完結に向かって走り出しました。
そう、今回の“古書”はまるごと「太宰治」がテーマです。

ところで、昔、推理作家の横溝正史がエッセイで「ミステリは二度読むべし」と言っていたのですが、「ビブリア」を読んでいると本当にその通りだと思いますね。
前巻も読み終わった後、まっさきに冒頭のシーンを再読しましたが、
今回も読了後には、最初の病室の場面を読み返したくなること必至ですw

というか、6巻まで読むと、シリーズ第1巻「~栞子さんと奇妙な客人たち~」からもう一度、読み直したくなるんですよ、間違いなく。
だって、1巻の伏線が今さら回収されたりするんですから。

あれ、あのシーンはどうだったっけ? とか、
そもそも田中ってどういういきさつでこのことを知ったんだ? とか、
もう1巻を片手にでないと一向に読み進めない感じでしたw

なので、6巻の感想も、シリーズ最初からざっと振り返らないと書けないかな、と思っています。
最新巻で問われているテーマも、1巻から一貫して提示されているものですしね。

古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。

ビブリア古書堂の事件手帖」という作品は、まさにその物語を追い求めて行く物語です。
シリーズ完結まであとわずか。それまでに一度、全体を俯瞰してみたいと思います。

というわけで、しばらく「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズを振り返ってゆくエントリを書いていくつもりです。
よろしくおつきあいのほどを。

tag : ビブリア古書堂の事件手帖

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ぬるく切なくだらしなく。 オタクにも一般人にもなれなかった、昭和40年代生まれの「なりそこない」がライトノベルや漫画を主観丸出しで書きなぐるところです。 滅びゆくじじいの滅びゆく日々。 ブログポリシーはこちら

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